JP7113130B1 - 鼻腔清掃具 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007113130000001
【課題】ブラシ片に対するブラシ保持部の空転を抑制する。
【解決手段】鼻腔清掃具は、鼻腔に挿入されて鼻腔を清掃するための器具である。鼻腔清掃具は、使用者により把持される把持部と、把持部から延在する軸状のブラシ保持部と、互いに積層されてブラシ保持部により保持される複数のブラシ片30と、を備えている。複数のブラシ片30のそれぞれは、環状に形成された環状部31と、環状部31の外周面に設けられた複数のブラシ毛と、を有している。また、複数のブラシ片30のそれぞれは、環状部31にブラシ保持部の軸部21が挿通されることによりブラシ保持部により保持される。ブラシ保持部は、保持しているブラシ片30の環状部31の内周面31bに対して係止されることによりブラシ片30の回転を抑制する係止部26を有している。
【選択図】図6

Description

本開示は、鼻腔清掃具に関する。
鼻腔内には当該鼻腔からの分泌物又は外部からの侵入物といった異物が蓄積される場合があり、これらの異物は除去されることが望まれる。例えば、鼻腔から鼻汁が分泌された場合には、当該鼻汁を除去することにより不快感が緩和される。また、本開示に係る発明者による鋭意研究の結果によれば、アレルギー反応を引き起こし得るアレルゲン(アレルギー原因物質)が鼻腔に侵入した場合には、当該アレルゲンを十分に除去することによりアレルギー反応の緩和が期待される。
このように鼻腔内の異物を除去するための器具として、例えば特許文献1に開示されるような鼻腔清掃具が知られている。この鼻腔清掃具は、放射状に配置された複数のブラシ毛を有する複数のブラシ片を積層して保持した、いわゆる360度型ブラシである。これら複数のブラシ片のそれぞれは、中央部に円形の開口を有し、当該開口と略同径に形成された円柱軸状のブラシ保持部に嵌装されることにより、鼻腔に挿入されるブラシ部を構成している。
実用新案登録第3232109号公報
上述した鼻腔清掃具は、ブラシ部が鼻腔に挿入された状態においてブラシ保持部の中心軸線回りに回動され、鼻腔内の異物をブラシ毛により除去する。しかし、このような鼻腔清掃具が鼻腔内で中心軸線回りに回動されると、鼻腔内壁とブラシ毛との摩擦によってブラシ保持部がブラシ片を保持しきれなくなり、ブラシ片に対してブラシ保持部が空転するおそれがある。その結果、把持部及びブラシ保持部を回動させても、鼻腔内でブラシ部が回動せずに静止してしまい、鼻腔を効果的に清掃することができなくなる場合がある。
そこで、本開示に係る鼻腔清掃具は、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転を抑制することを目的とする。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具は、鼻腔に挿入されて鼻腔を清掃するための鼻腔清掃具であって、使用者により把持される把持部と、把持部から延在する軸状のブラシ保持部と、互いに積層されてブラシ保持部により保持される複数のブラシ片と、を備え、複数のブラシ片のそれぞれは、環状に形成された環状部と、環状部の外周面に設けられた複数のブラシ毛と、を有し、環状部にブラシ保持部が挿通されることによりブラシ保持部により保持され、ブラシ保持部は、保持しているブラシ片の環状部の内周面に対して係止されることにより中心軸線回りのブラシ片の回転を抑制する係止部を有する。
この鼻腔清掃具によれば、互いに積層された複数のブラシ片の環状部に軸状のブラシ保持部が挿通されることにより、鼻腔に挿入されるブラシ部が構成される。ここで、ブラシ保持部には、ブラシ片の環状部に対して係止される係止部が設けられている。このため、鼻腔清掃具が鼻腔内で中心軸線回りに回動された場合に、鼻腔内壁とブラシ毛との摩擦によってブラシ保持部がブラシ片を保持しきれなくなることが抑制され、ブラシ片をブラシ保持部と一体的に回動させることができる。よって、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転を抑制することが可能となる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、複数のブラシ毛は、環状部の外周面の全周にわたって、環状部の外周面から径方向外側に向かって放射状に設けられていてもよい。これによれば、ブラシ部が鼻腔に挿入された状態で鼻腔清掃具が中心軸線回りに回動されることにより、鼻腔内の異物を効果的に除去することが可能となる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、環状部は、円環状に形成され、ブラシ保持部は、円柱状の基体部と、基体部の外周面に当該ブラシ保持部の中心軸線に沿って延在し、当該ブラシ保持部の中心軸線から頂部までの外径が環状部の内径よりも大きいリブ状の係止部と、を有し、環状部に圧入によって挿通されることにより、係止部を環状部の内周面に対して係止させてもよい。これによれば、ブラシ保持部に対してブラシ片をより強固に係止することができるため、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することが可能となる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、係止部は、ブラシ保持部の中心軸線に垂直な断面において、中心軸線に垂直な少なくとも一方向に見て、当該係止部の頂部が当該係止部と基体部との2箇所の境界部の間に位置していてもよい。これによれば、例えば射出成型によってブラシ保持部を製造する際に、型からブラシ保持部を離脱させることが容易となる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、複数のブラシ片のそれぞれは、環状部にブラシ保持部が挿通された状態において、係止部によって環状部の内周面が押し広げられていてもよい。これによれば、係止部に対応する窪みを環状部の内周面に予め形成しておく必要がないため、ブラシ片の製造が容易になる。また、係止部と環状部の内周面との間で押圧力が生じ、ブラシ保持部に対してブラシ片をより強固に係止することができるため、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することが可能となる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、ブラシ保持部は、環状部に挿通された状態において、環状部の内周面によって係止部を押しつぶされていてもよい。これによれば、係止部に対応する窪みを環状部の内周面に予め形成しておく必要がないため、ブラシ片の製造が容易になる。また、係止部と環状部の内周面との間で押圧力が生じ、ブラシ保持部に対してブラシ片をより強固に係止することができるため、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することが可能となる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、環状部は、少なくとも内周面が多角形状を呈する多角形環状に形成され、ブラシ保持部は、環状部に嵌合する多角形柱状に形成され、係止部は、ブラシ保持部の中心軸線に垂直な断面における角部分であってもよい。これによれば、係止部と環状部の内周面との形状が対応しているため、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することが可能となる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、ブラシ保持部は、環状部に遊嵌してもよい。これによれば、環状部にブラシ保持部を挿通させる作業が容易になる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、複数のブラシ片のそれぞれは、互いに積層された状態において隣接する他のブラシ片と、互いの環状部の側面どうしが接触してもよい。これによれば、互いに隣接するブラシ片の環状部の側面どうしに生じる摩擦力により、ブラシ片どうしが中心軸線回りに相対回転することが抑制される。その結果、複数のブラシ片が協働してブラシ保持部に係止されるため、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することができる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、複数のブラシ片のそれぞれは、環状部の側面に凸部が形成されていてもよい。これによれば、互いに隣接するブラシ片の環状部の側面どうしが凸部によって強固に連結され、ブラシ片どうしが中心軸線回りに相対回転することが抑制される。その結果、複数のブラシ片が協働してブラシ保持部に係止されるため、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することができる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、ブラシ保持部は、最初に当該ブラシ保持部に挿通されたブラシ片の環状部が突き当たる把持部側の壁部と、最後に当該ブラシ保持部に挿通されたブラシ片の環状部を中心軸線に沿って把持部側に加圧して保持する加圧蓋部と、を有してもよい。これによれば、ブラシ保持部の壁部と加圧蓋部とによって複数のブラシ片が加圧して保持されるため、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することができる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、加圧蓋部は、超音波溶着により形成されていてもよい。これによれば、上述した構成を備える鼻腔清掃具の製造が容易になる。
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、複数のブラシ片は、少なくとも把持部とは反対側の端部において、把持部側から把持部とは反対側に向かうにつれてブラシ毛の長さが短くなるように形成されていてもよい。これによれば、ブラシ部が先細り形状を呈するため当該ブラシ部が鼻腔に挿入されやすくなる。また、把持部とは反対側の端に位置するブラシ片が小径の蓋部によって支持される場合には、当該ブラシ片の側面と蓋部との摩擦力を確保しにくくなる。ここで、当該ブラシ片のブラシ毛の長さを短くすることで、鼻腔内壁とブラシ毛との摩擦に起因して当該ブラシ片にはたらくトルクが小さくなるため、当該ブラシ片の側面と蓋部との摩擦力を当該トルクが上回ることを抑制することができる。よって、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することができる。
このように、本開示に係る鼻腔清掃具は、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転を抑制することができる。
図1は、第1実施形態に係る鼻腔清掃具を示す図である。 図2は、ブラシ部を設ける前の把持部及びブラシ保持部を示す図である。 図3は、ブラシ片を中心軸線方向に見た図である。 図4は、貝合構造を有する一対のブラシ片の中心軸線を含む断面図である。 図5は、図2のV-V線に沿った断面図であり、係止部を有するブラシ保持部を中心軸線方向に見た図である。 図6は、係止部がブラシ片の内周面に対して係止された状態を示す図である。 図7は、環状部の側面に凸部が形成されたブラシ片の中心軸線を含む断面図である。 図8は、第2実施形態に係る鼻腔清掃具において、係止部がブラシ片の内周面に対して係止された状態を示す図である。 図9は、第3実施形態に係る鼻腔清掃具において、係止部を有するブラシ保持部を中心軸線方向に見た図である。 図10は、第4実施形態に係る鼻腔清掃具において、係止部を有するブラシ保持部を中心軸線方向に見た図である。 図11は、第5実施形態に係る鼻腔清掃具において、係止部がブラシ片の内周面に対して係止された状態を示す図である。 図12は、第6実施形態に係る鼻腔清掃具において、係止部がブラシ片の内周面に対して係止された状態を示す図である。
以下、図面を参照して例示的な実施形態について説明する。なお、各図における同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係る鼻腔清掃具100を示す図である。図2は、ブラシ部3を設ける前の把持部1及びブラシ保持部2を示す図である。図3は、ブラシ片30を中心軸線X方向に見た図である。図4は、貝合構造を有する一対のブラシ片30の中心軸線Xを含む断面図である。以下の説明において、「中心軸線」とは、鼻腔清掃具100のブラシ保持部2の中心を通る仮想的な線である。また、中心軸線Xは、ブラシ保持部2に取り付けられる前のブラシ部3においては、当該ブラシ部3がブラシ保持部2に取り付けられたときにブラシ保持部2の中心を通ることとなる仮想的な線である。
図1~図4に示されるように、鼻腔清掃具100は、鼻腔に挿入されて鼻腔を清掃するために用いられる器具である。具体的には、鼻腔清掃具100は、いわゆる360度型ブラシとして構成されており、鼻腔に挿入されて回動されることで、鼻腔内に蓄積された異物を除去することができる。「鼻腔」とは、鼻の内部空間であり、例えば鼻孔(空気の出入口に相当する開口部)から鼻甲介(鼻の奥の襞状部)までの間の空間であってもよい。「異物」とは、鼻腔内から除去されるべき物体であり、鼻腔からの分泌物又は外部からの侵入物であってもよい。鼻腔からの分泌物は、例えば鼻汁等であってもよい。また、外部からの侵入物は、例えばアレルギー反応を引き起こし得る各種のアレルゲンであってもよい。鼻腔清掃具100は、鼻ブラシ又は鼻腔ブラシ等と称されてもよく、あるいは、鼻洗浄具又は鼻腔洗浄具等と称されてもよい。
まず、鼻腔清掃具100の全体構成について説明する。鼻腔清掃具100は、把持部1、ブラシ保持部2、及びブラシ部3を備えている。
把持部1は、使用者により把持される部分である。「使用者」とは、鼻腔清掃具100を操作する者であり、鼻腔清掃具100による清掃の対象となる鼻腔を有する者(本人)であってもよく、本人以外の者(他人)であってもよい。把持部1は、本体部10を有している。
本体部10は、使用者が手に持つ部分である。本体部10は、中心軸線Xに沿って延在する長尺状の部材である。鼻腔清掃具100の操作性の観点から、本体部10は、好ましくは8cm以上18cm以下の長さであってもよく、より好ましくは10cm以上13cm以下の長さであってもよく、より一層好ましくは11cm以上12cm以下の長さであってもよい。本体部10は、例えば硬質プラスチックによって形成されていてもよい。本体部10は、例えば射出成型によって形成されてもよい。
ここでは、本体部10は、中心軸線Xに沿って直線状に延在し、中心軸線Xに垂直な断面が円形となる形状を呈している。これにより、使用者は、本体部10を把持した状態で中心軸線Xと直交する方向に指を往復動させることにより、手中で鼻腔清掃具100を中心軸線X回りに回動させることが可能となる。換言すると、本体部10は、手中で回転可能な形態を有している。本体部10は、鼻腔清掃具100の先端部(すなわち、中心軸線X方向において、把持部1に対してブラシ保持部2及びブラシ部3側の端部)側に向かうにつれて縮径している。換言すると、本体部10は、鼻腔清掃具100の先端部に向かうにつれて縮径する円錐台形状を呈している。
本体部10は、鼻腔清掃具100の基端部(すなわち、中心軸線X方向において、先端部とは反対側であって、ブラシ保持部2及びブラシ部3に対して把持部1側の端部)付近に、中心軸線Xに垂直な方向に貫通する貫通孔10aを有している。貫通孔10aは、例えば紐等を通すために用いられてもよい。
ブラシ保持部2は、把持部1の本体部10から延在する軸状の部分であり、後述するブラシ片30に挿通されることにより(すなわち、挿入されて通されることにより)ブラシ片30を保持する。ブラシ保持部2は、把持部1と一体に形成されていてもよく、把持部1とは別個に形成された後に任意の手段によって把持部1に連結されてもよい。ブラシ保持部2は、基端ブロック部20、軸部21、及び加圧蓋部22を有している。
基端ブロック部20は、把持部1の本体部10に隣接して設けられている部分である。基端ブロック部20は、例えば硬質プラスチックによって形成されていてもよい。基端ブロック部20は、例えば射出成型によって形成されてもよい。基端ブロック部20は、鼻腔清掃具100の先端部側に、中心軸線Xに垂直な面である壁部20aを含んでいる。壁部20aは、最初に当該ブラシ保持部2に挿通されたブラシ片30の環状部31が突き当たる面である(詳しくは後述する)。ここでは、壁部20aは、中心軸線Xに垂直な面として構成されている。
軸部21は、ブラシ片30に挿通される部分である。つまり、軸部21は、当該軸部21により挿通された複数のブラシ片30によってブラシ部3が構成された場合に、ブラシ部3の中心軸として機能する部分である。軸部21は、中心軸線Xに沿って延在する長尺状の部分である。軸部21は、基端ブロック部20よりも小径に形成されている。軸部21は、鼻腔清掃具100の基端部側における当該軸部21の端部から、鼻腔清掃具100の先端部側における当該軸部21の端部まで、その全長にわたって同径である。軸部21は、例えば硬質プラスチックによって形成されていてもよい。軸部21は、例えば射出成型によって形成されてもよい。
軸部21は、鼻腔清掃具100の製造工程においてブラシ保持部2にブラシ部3が設けられる前には、先端部側には特段の構造が設けられていない(図2参照)。一方で、軸部21は、鼻腔清掃具100の製造工程においてブラシ保持部2にブラシ部3が設けられた後には、鼻腔清掃具100の先端部側の端部が押し潰されて蓋部が形成されている。
加圧蓋部22は、上述した蓋部であって、ブラシ部3のブラシ片30を把持部1側に加圧した状態で固定されている。つまり、加圧蓋部22は、最後に当該ブラシ保持部2に挿通されたブラシ片30の環状部31を中心軸線Xに沿って把持部1側に加圧して保持している(詳しくは後述する)。加圧蓋部22は、ブラシ保持部2が全てのブラシ片30に挿通された後に、鼻腔清掃具100の先端部側から超音波溶着の処理が施されることにより形成される。具体的には、加圧蓋部22は、軸部21の先端部に湾曲凹状の部材を当接させて軸部21を溶かすことによって成形される。加圧蓋部22の外径は、軸部21の外径よりも大きい。なお、加圧蓋部22の外径は、軸部21の外径よりも0.5mm以上2mm以下だけ大きくてもよく、0.7mm以上1.5mm以下だけ大きくてもよく、0.9mm以上1.2mm以下だけ大きくてもよい。加圧蓋部22の外径が軸部21の外径よりも大きいほどブラシ片30の脱落及び空転が抑制される。一方、加圧蓋部22の外径を小さくするほど鼻腔内での引っ掛かり等の違和感が低減される。
ブラシ部3は、鼻腔に挿入されて鼻腔を清掃するための部分である。ブラシ部3は、いわゆる360度型ブラシのブラシ部分である。具体的には、ブラシ部3は、ブラシ片30のブラシ毛32が中心軸線X回りの全周方向において径方向外側に向かって多数設けられることにより構成されている。鼻腔の清掃の効率の観点から、ブラシ部3には、好ましくは1万本以上のブラシ毛32が設けられていてもよく、より好ましくは3万本以上のブラシ毛32が設けられていてもよく、より一層好ましくは6万本以上のブラシ毛32が設けられていてもよい。ここでは、ブラシ部3には、7万本のブラシ毛32が設けられている。ブラシ部3に設けられたブラシ毛32の本数が多いほど(密度が高いほど)、鼻腔を清掃する性能が向上するため、ブラシ部3が鼻腔に挿入可能なサイズを実現可能な範囲でブラシ毛32の本数を多くする(密度を高くする)ことが好ましい。なお、鼻腔の清掃の効率の観点からはブラシ部3に設けられるブラシ毛32は10万本以上であってもよいが、ブラシ部3に付着した異物を洗い落としやすくする観点からはブラシ部3に設けられるブラシ毛32は10万本より少なくてもよい。
ブラシ部3は、互いに積層されてブラシ保持部2により保持される複数のブラシ片30により構成されている。また、ブラシ部3は、その全体形状において、同径部3a及び縮径部3bを有している。同径部3aは、当該同径部3aの外形が中心軸線X方向に沿って同径の円柱状を呈する部分である。同径部3aを構成する各ブラシ片30は、その外径が共通しており、例えば直径10mm以上21mm以下のいずれかの数値の外径であってもよく、直径16mm以上20mm以下のいずれかの数値の外径であってもよく、直径17mm以上19mm以下のいずれかの数値の外径であってもよい。一方、縮径部3bは、当該縮径部3bの外形が中心軸線X方向に沿って鼻腔清掃具100の先端部側に向かって縮径した円錐台状を呈する部分である。縮径部3bを構成する複数のブラシ片30のうち鼻腔清掃具100の最も先端部側のブラシ片30は、その外径が他のブラシ片30よりも小さく、例えば直径7mm以上14mm以下のいずれかの数値の外径であってもよく、直径10.5mm以上13.5mm以下のいずれかの数値の外径であってもよく、直径11mm以上13mm以下のいずれかの数値の外径であってもよい。中心軸線Xを含む断面において、縮径部3bの外形(ブラシ毛32の先端の包絡線)と中心軸線Xとの角度は、35度以上50度以下であってもよく、40度以上45度以下であってもよい。
各ブラシ片30は、環状部31及び複数のブラシ毛32を含んでいる。各ブラシ片30において、環状部31の形状及び大きさは共通している。一方、各ブラシ片30において、ブラシ毛32の長さは必ずしも共通しておらず、これにより同径部3a及び縮径部3bが実現されている。
環状部31は、ブラシ片30の中心部分である。環状部31は、環状に形成されている。「環」とは、閉じた輪を意味しており、円環、矩形間、多角形環等を含む。具体的には、環状部31は、円環状に形成されている。より具体的には、環状部31は、少なくとも内周面31bが中心軸線X方向に見て円形状である環状に形成されており、ここでは外周面31aも中心軸線X方向に見て円形状に形成されている。環状部31の外径は、加圧蓋部22の外径よりも大きくてもよい。環状部31は、例えばナイロン又はポリブチレンテレフタレート樹脂からなっていてもよい。各ブラシ片30は、環状部31にブラシ保持部2の軸部21が挿通されることによりブラシ保持部2により保持される。
ブラシ毛32は、鼻腔内の異物を掻き出すための部分であり、可撓性及び弾性を有する毛状に形成されている。ブラシ毛32は、環状部31の外周面31aに複数設けられている。各ブラシ毛32は、環状部31の外周面31aの全周にわたって、環状部31の外周面31aから径方向外側に向かって放射状に設けられている。換言すると、複数のブラシ毛32は、環状部31の外周面31aに360度にわたって設けられている。ブラシ毛32は、例えばナイロン又はポリブチレンテレフタレート樹脂からなっていてもよく、これによれば、ブラシ毛32が湯等に浸潤されることによりブラシ毛32の柔軟性が増して使用感が向上する。各ブラシ毛32は、太さが0.05mm程度となるように形成されていてもよい。
同径部3aを構成する各ブラシ片30は、ブラシ毛32の長さが共通している。一方、縮径部3bを構成する各ブラシ片30は、ブラシ毛32の長さが鼻腔清掃具100の先端部側に近づくほど短くなっている。換言すると、各ブラシ片30は、少なくとも把持部1とは反対側の端部(鼻腔清掃具100の先端部側の端部)において、把持部1側から把持部1とは反対側に向かうにつれてブラシ毛32の長さが短くなるように形成されている。これにより、各ブラシ片30はブラシ部3の縮径部3bを構成している。
このように構成された各ブラシ片30は、環状部31の位置が一致するように互いに積層された状態でブラシ保持部2の軸部21により保持される(ブラシ保持部2の軸部21を挿通される)。各ブラシ片30は、互いに積層された状態において隣接する他のブラシ片30と、互いの環状部31の側面31cどうしが接触する。なお、環状部31の側面31cとは、環状部31の中心軸線X方向における両側の面である。
なお、各ブラシ毛32は、中心軸線Xに垂直な面に対して、中心軸線X方向のいずれか一方に微小な傾斜を有して設けられている。すなわち、ブラシ片30は、完全な平面状ではなく、僅かに漏斗状を呈している。そして、各ブラシ片30は、2個ずつ対になって貝合構造をなしている。「貝合構造」とは、漏斗状を呈するブラシ片30の凹面側が互いに向かい合うように、一対のブラシ毛32が組み合わされた構造である(図4参照)。これにより、一対のブラシ片30は、互いに向かい合う側面31cどうしが接触するとともに、ブラシ毛32の先端部どうしが互いに接触又は交差することとなる。ブラシ部3は、貝合構造を有するブラシ片30の組が多数(例えば8組)積層されて構成される。これにより、鼻腔清掃具100が使用された際に、鼻腔内の異物が塊状に集合しながら隣接する貝合構造どうしの隙間に収容されることとなり、鼻腔の清掃の効率が向上する。また、異物がブラシ毛32の根元には入り込みにくくなるため、ブラシ部3に付着した異物を洗い落としやすくなる。また、鼻腔清掃具100においては極細のブラシ毛32が用いられているが、貝合構造が採用されることによって極細のブラシ毛32であっても十分な腰のあるブラシ部3が実現される。
[空転抑制構造]
続いて、鼻腔清掃具100においてブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転を抑制するための構造である空転抑制構造について説明する。
図5は、図2のV-V線に沿った断面図であり、係止部26を有するブラシ保持部2を中心軸線X方向に見た図である。図6は、係止部26がブラシ片30の内周面31bに対して係止された状態を示す図である。図5及び図6に示されるように、鼻腔清掃具100は、ブラシ保持部2に設けられた係止部26によって、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転を抑制している。ブラシ保持部2は、基体部25及び係止部26を有している。
基体部25は、ブラシ保持部2の軸部21の主体をなす部分である。基体部25は、外径が環状部31の内径と比較して同一又は若干大きい円柱状を呈している。基体部25の外径は、環状部31の内径よりも、例えば0mm以上0.3mm以下だけ大きくてもよく、0.03mm以上0.2mm以下だけ大きくてもよく、0.05mm以上0.1mm以下だけ大きくてもよい。つまり、基体部25は、係止部26が設けられていなかったとしても、環状部31の内周面31bを押し広げながら環状部31に圧入されることとなる。なお、基体部25は、外径が環状部31の内径よりも小さい円柱状を呈していてもよい。この場合、基体部25は、係止部26が設けられていなければ、ブラシ片30の環状部31に遊嵌することとなる。
係止部26は、ブラシ保持部2(軸部21)が保持しているブラシ片30の環状部31の内周面31bに対して係止されることによりブラシ片30の回転(ブラシ保持部2に対する中心軸線X回りの非同期回転)を抑制する。「係止する」とは、構造どうしが係わり合うことであり、ある程度以上中心軸線X回りの非同期回転が制限される状態を意味している。「係止する」とは、例えば、引っ掛かること、食い込むこと、加圧すること等の少なくともいずれかを含んでもよい。
係止部26は、基体部25の外周面25aにブラシ保持部2の中心軸線Xに沿って延在するリブ状の構造部分である。ブラシ保持部2は、ここでは6個の係止部26を有している。係止部26は、中心軸線Xと交差し且つ中心軸線Xに垂直な所定方向(ここでは、図5の基準方向D)に関して対称に設けられている。より詳細には、係止部26は、中心軸線Xと基準方向Dとを含む平面に関して面対称に設けられている。係止部26は、ブラシ保持部2の中心軸線Xから当該係止部26の頂部26a(すなわち、係止部26を構成するリブの最も高い部分)までの外径が環状部31の内径よりも大きくなるように形成されている。係止部26の外径(中心軸線Xから頂部26aまでの外径)は、環状部31の内径よりも、例えば0.05mm以上0.6mm以下だけ大きくてもよく、0.1mm以上0.5mm以下だけ大きくてもよく、0.15mm以上0.4mm以下だけ大きくてもよい。ただし、係止部26の外径は、基体部25の外径よりも大きい値とされる。
このような係止部26を有するブラシ保持部2は、環状部31に圧入によって挿通されることにより、係止部26を環状部31の内周面31bに対して係止させる。各ブラシ片30は、環状部31にブラシ保持部2が挿通された状態において、係止部26によって環状部31の内周面31bが押し広げられている。つまり、係止部26は、環状部31の内周面31bよりも強度が高くなるように形成されている。このように係止部26によって環状部31の内周面31bが押し広げられることで、互いに隣り合う係止部26どうしの間に残った内周面31bの一部によって、係止部26が中心軸線X回りに回転移動することを抑制することができる。また、係止部26によって押し広げられた内周面31bからの反発力によって係止部26と内周面31bとの間にはたらく摩擦力が増大し、係止部26が中心軸線X回りに回転移動することを一層抑制することができる。
なお、係止部26は、ブラシ保持部2の中心軸線Xに垂直な断面において、中心軸線Xに垂直な少なくとも一方向(ここでは、図5中の基準方向D)に見て、当該係止部26の頂部26aが当該係止部26と基体部25との2箇所の境界部26bの間に位置するように、形成されている(図5中に示された3本の平行線の位置関係を参照)。つまり、ブラシ保持部2の中心軸線Xに垂直な断面において、基準方向Dに見ると、一方の境界部26b、頂部26a、そして他方の境界部26bという順序で並んでいる。ここで、「境界部」とは、基体部25と係止部26との境界であり、各係止部26に対して、当該係止部26の両側にそれぞれ存在している。したがって、以上について換言すると、図5に示された3本の平行線のうち、中央の線が指す部分が頂部26aであり、左右の線が指す部分がそれぞれ境界部26bである。そして、一方の境界部26b、頂部26a、そして他方の境界部26bという順序で並ぶような基準方向Dが少なくとも一方向見出される。なお、係止部26は、ブラシ保持部2の中心軸線Xに垂直な断面において、基準方向Dに見ると、一方の境界部26bから頂部26aに向かって単調な傾斜(つまり、基準方向Dの一方向にのみ傾く傾斜)を有している。また、係止部26は、ブラシ保持部2の中心軸線Xに垂直な断面において、基準方向Dに見ると、頂部26aから他方の境界部26bに向かって単調な傾斜を有している。つまり、係止部26は、いわゆる抜き勾配を有しており、例えば射出成型によってブラシ保持部を製造する際に、型からブラシ保持部2を離脱させることが容易となる。
図7は、環状部31の側面31cに凸部31dが形成されたブラシ片30の中心軸線Xを含む断面図である。図7に示されるように、各ブラシ片30は、環状部31の側面31cに凸部31dが形成されている。したがって、各ブラシ片30は、互いに積層された状態において隣接する他のブラシ片30との間で、環状部31の側面31cに形成された凸部31dによって(つまり、凸部31dに起因して摩擦力が増大することによって)中心軸線X回りの相対回転が抑制される。なお、図7においては凸部31dは環状部31の一方の側面31cにのみ形成されているが、凸部31dは環状部31の両方の側面31cに形成されていてもよい。凸部31dは、例えばブラシ片30の製造工程において形成されるバリであってもよい。
各ブラシ片30は、ブラシ保持部2の軸部21に挿通されることによって互いに積層されてブラシ部3を構成する。このとき、最初にブラシ保持部2の軸部21に挿通されたブラシ片30の環状部31は、基端ブロック部20の壁部20aに突き当たる。また、最後にブラシ保持部2の軸部21に挿通されたブラシ片30の環状部31は、加圧蓋部22によって、中心軸線Xに沿って把持部1側に加圧して保持される。これにより、互いに隣接するブラシ片30どうしにおいて、それぞれの環状部31の側面31cどうしに摩擦力が生じる。また、両端のブラシ片30においては、環状部31の側面31cが基端ブロック部20の壁部20a又は加圧蓋部22との間で摩擦力が生じる。その結果、複数のブラシ片30が協働してブラシ保持部2に係止されることとなる。
[作用及び効果]
以上説明したように、鼻腔清掃具100は、鼻腔に挿入されて鼻腔を清掃するための器具である。鼻腔清掃具100は、使用者により把持される把持部1と、把持部1から延在する軸状のブラシ保持部2と、互いに積層されてブラシ保持部2により保持される複数のブラシ片30と、を備え、複数のブラシ片30のそれぞれは、環状に形成された環状部31と、環状部31の外周面31aに設けられた複数のブラシ毛32と、を有し、環状部31にブラシ保持部2の軸部21が挿通されることによりブラシ保持部2により保持され、ブラシ保持部2は、保持しているブラシ片30の環状部31の内周面31bに対して係止されることにより中心軸線X回りのブラシ片30の回転を抑制する係止部26を有する。
鼻腔清掃具100によれば、互いに積層された複数のブラシ片30の環状部31に軸状のブラシ保持部2が挿通されることにより、鼻腔に挿入されるブラシ部3が構成される。ここで、ブラシ保持部2には、ブラシ片30の環状部31に対して係止される係止部26が設けられている。このため、鼻腔清掃具100が鼻腔内で中心軸線X回りに回動された場合に、鼻腔内壁とブラシ毛32との摩擦によってブラシ保持部2がブラシ片30を保持しきれなくなることが抑制され、ブラシ片30をブラシ保持部2と一体的に回動させることができる。よって、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転を抑制することが可能となる。また、鼻腔清掃具100によれば、従来知られているような捻じりブラシ及び植毛ブラシでは実現が困難なブラシ毛32の多大な毛量が容易に実現可能となる。なお、捻じりブラシとは、針金等の部材を捻じって主軸としたブラシであり、当該針金等を捻じる際にブラシ毛が挟み込まれることでブラシ部が形成される。一方、植毛ブラシとは、主軸にブラシ毛が植え込まれることでブラシ部が形成されたブラシである。これらの捻じりブラシ及び植毛ブラシにおいては、毛量を増大させることが困難である一方で、本開示のようなブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転という課題が一般的には生じない。
鼻腔清掃具100では、複数のブラシ毛32は、環状部31の外周面31aの全周にわたって、環状部31の外周面31aから径方向外側に向かって放射状に設けられている。これによれば、ブラシ部3が鼻腔に挿入された状態で鼻腔清掃具100が中心軸線X回りに回動されることにより、鼻腔内の異物を効果的に除去することが可能となる。
鼻腔清掃具100では、環状部31は、円環状に形成され、ブラシ保持部2は、円柱状の基体部25と、基体部25の外周面25aに当該ブラシ保持部2の中心軸線Xに沿って延在し、当該ブラシ保持部2の中心軸線Xから頂部26aまでの外径が環状部31の内径よりも大きいリブ状の係止部26と、を有し、環状部31に圧入によって挿通されることにより、係止部26を環状部31の内周面31bに対して係止させる。これによれば、ブラシ保持部2に対してブラシ片30をより強固に係止することができるため、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転をより確実に抑制することが可能となる。
鼻腔清掃具100では、係止部26は、ブラシ保持部2の中心軸線Xに垂直な断面において、中心軸線Xに垂直な少なくとも一方向(基準方向D)に見て、当該係止部26の頂部26aが当該係止部26と基体部25との2箇所の境界部26bの間に位置している。これによれば、例えば射出成型によってブラシ保持部2を製造する際に、型からブラシ保持部2を離脱させることが容易となる。
鼻腔清掃具100では、複数のブラシ片30のそれぞれは、環状部31にブラシ保持部2が挿通された状態において、係止部26によって環状部31の内周面31bが押し広げられている。これによれば、係止部26に対応する窪みを環状部31の内周面31bに予め形成しておく必要がないため、ブラシ片30の製造が容易になる。また、係止部26と環状部31の内周面31bとの間で押圧力が生じ、ブラシ保持部2に対してブラシ片30をより強固に係止することができるため、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転をより確実に抑制することが可能となる。
鼻腔清掃具100では、複数のブラシ片30のそれぞれは、互いに積層された状態において隣接する他のブラシ片30と、互いの環状部31の側面31cどうしが接触している。これによれば、互いに隣接するブラシ片30の環状部31の側面31cどうしに生じる摩擦力により、ブラシ片30どうしが中心軸線X回りに相対回転することが抑制される。その結果、複数のブラシ片30が協働してブラシ保持部2に係止されるため、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転をより確実に抑制することができる。
鼻腔清掃具100では、複数のブラシ片30のそれぞれは、環状部31の側面31cに凸部31dが形成されている。これによれば、互いに隣接するブラシ片30の環状部31の側面31cどうしが凸部31dによって強固に連結され、ブラシ片30どうしが中心軸線X回りに相対回転することが抑制される。その結果、複数のブラシ片30が協働してブラシ保持部2に係止されるため、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転をより確実に抑制することができる。
鼻腔清掃具100では、ブラシ保持部2は、最初に当該ブラシ保持部2に挿通されたブラシ片30の環状部31が突き当たる把持部1の壁部20aと、最後に当該ブラシ保持部2に挿通されたブラシ片30の環状部31を中心軸線Xに沿って把持部1側に加圧して保持する加圧蓋部22と、を有している。これによれば、ブラシ保持部2の壁部20aと加圧蓋部22とによって複数のブラシ片30が加圧して保持されるため、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転をより確実に抑制することができる。
鼻腔清掃具100では、加圧蓋部22は、超音波溶着により形成されている。これによれば、上述した構成を備える鼻腔清掃具100の製造が容易になる。
鼻腔清掃具100では、複数のブラシ片30は、少なくとも把持部1とは反対側の端部において、把持部1側から把持部1とは反対側に向かうにつれてブラシ毛32の長さが短くなるように形成されている。これによれば、ブラシ部3が先細り形状を呈するため当該ブラシ部3が鼻腔に挿入されやすくなる。また、把持部1とは反対側の端に位置するブラシ片30が小径の蓋部によって支持される場合には、当該ブラシ片30の環状部31の側面31cと蓋部との摩擦力を確保しにくくなる。ここで、当該ブラシ片30のブラシ毛32の長さを短くすることで、鼻腔内壁とブラシ毛32との摩擦に起因して当該ブラシ片30にはたらくトルクが小さくなるため、当該ブラシ片30の環状部31の側面31cと蓋部との摩擦力を当該トルクが上回ることを抑制することができる。よって、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転をより確実に抑制することができる。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態に係る鼻腔清掃具100Aにおいて、係止部26がブラシ片30の内周面31bに対して係止された状態を示す図である。図8に示されるように、第2実施形態に係る鼻腔清掃具100Aは、第1実施形態に係る鼻腔清掃具100と比較して、ブラシ片30の内周面31bと係止部26との接点の状態において主に相違し、その他において共通している。
鼻腔清掃具100Aにおいては、ブラシ保持部2は、環状部31に挿通された状態において、環状部31の内周面31bによって係止部26を押しつぶされている。つまり、係止部26は、環状部31の内周面31bよりも強度が低くなるように形成されている。このように係止部26が環状部31の内周面31bによって押しつぶされることで、押しつぶされた係止部26からの反発力によって係止部26と内周面31bとの間にはたらく摩擦力が増大し、係止部26が中心軸線X回りに回転移動することを一層抑制することができる。なお、ブラシ保持部2が環状部31に挿通された状態において、環状部31の内周面31bによって係止部26を押しつぶされるとともに係止部26によって環状部31の内周面31bが押し広げられていてもよい。
このように、鼻腔清掃具100Aでは、ブラシ保持部2は、環状部31に挿通された状態において、環状部31の内周面31bによって係止部26を押しつぶされている。これによれば、係止部26に対応する窪みを環状部31の内周面31bに予め形成しておく必要がないため、ブラシ片30の製造が容易になる。また、係止部26と環状部31の内周面31bとの間で押圧力が生じ、ブラシ保持部2に対してブラシ片30をより強固に係止することができるため、ブラシ片30に対するブラシ保持部2の空転をより確実に抑制することが可能となる。
[第3実施形態]
図9は、第3実施形態に係る鼻腔清掃具100Bにおいて、係止部26Bを有するブラシ保持部2Bを中心軸線X方向に見た図である。図9に示されるように、第3実施形態に係る鼻腔清掃具100Bは、第1実施形態に係る鼻腔清掃具100又は第2実施形態に係る鼻腔清掃具100Aと比較して、軸部21Bに設けられた係止部26Bの個数において主に相違し、その他において共通している。
鼻腔清掃具100Bにおいては、係止部26Bは、基体部25の外周面25aに4個設けられている。換言すると、ブラシ保持部2Bは、4個の係止部26Bを有している。なお、ブラシ保持部2Bは、4個(あるいは、6個)以外の個数の係止部26Bを有していてもよい。
[第4実施形態]
図10は、第4実施形態に係る鼻腔清掃具100Cにおいて、係止部26Cを有するブラシ保持部2Cを中心軸線X方向に見た図である。図10に示されるように、第4実施形態に係る鼻腔清掃具100Cは、第1実施形態に係る鼻腔清掃具100又は第2実施形態に係る鼻腔清掃具100Aと比較して、係止部26Cの頂部が向く方向において主に相違し、その他の点において共通している。
鼻腔清掃具100Cにおいては、係止部26Cは、ブラシ保持部2Cの中心軸線Xに垂直な断面において、中心軸線Xに垂直な少なくとも一方向に見て、当該係止部26Cの頂部が当該係止部26Cと基体部25との2箇所の境界部の間に位置するように形成されていない。なお、図10においては、係止部26Cは、中心軸線Xを中心とした点対称の位置に設けられている。
[第5実施形態]
図11は、第5実施形態に係る鼻腔清掃具100Dにおいて、係止部26Dがブラシ片30Dの内周面31bDに対して係止された状態を示す図である。図11に示されるように、第5実施形態に係る鼻腔清掃具100Dは、第1実施形態に係る鼻腔清掃具100と比較して、ブラシ片30Dの環状部31Dの形状及びブラシ保持部2Dの軸部21Dの形状において相違し、その他において共通している。
鼻腔清掃具100Dにおいては、環状部31Dは、少なくとも内周面31bDが多角形状を呈する多角形環状に形成されている。ここでは、「多角形環」とは、内周が多角形状を呈する環を意味しており、外周の形状は多角形状であっても円であってもよい。具体的には、環状部31Dの内周面31bDは、四角形状を呈している。また、鼻腔清掃具100Dにおいては、ブラシ保持部2Dの軸部21Dは、環状部31Dに嵌合する多角形柱状に形成されている。具体的には、ブラシ保持部2Dの軸部21Dは、四角柱状を呈している。ブラシ保持部2Dの軸部21Dは、環状部31Dに遊嵌する。すなわち、ブラシ保持部2Dの軸部21Dは、環状部31Dよりも断面が小さく形成されている。ブラシ保持部2Dの軸部21Dと環状部31Dとを同軸に配置したときの(すなわち、周囲の隙間が均等になるように配置したときの)隙間の大きさは、例えば0.01mm以上0.3mm以下であってもよく、0.05mm以上0.2mm以下であってもよく、0.08mm以上0.1mm以下であってもよい。隙間が小さいほど、バックラッシュが小さくなるとともに当該隙間への水等の侵入が抑制される。一方、隙間が大きいほど製造が容易になる。
軸部21Dは、基体部25D及び係止部26Dを含んでいる。基体部25Dは、軸部21Dの中央部の円柱部分に相当する。一方、係止部26Dは、ブラシ保持部2Dの中心軸線Xに垂直な断面(ここでは、四角形状)の4個の角部分に相当する。つまり、中心軸線X方向に見て、ブラシ保持部2Dは多角形状(ここでは、四角形状)であり、ブラシ保持部2Dの角の部分が係止部26Dとみなされる。
このように、鼻腔清掃具100Dでは、環状部31Dは、少なくとも内周面31bDが多角形柱状(ここでは、四角形柱状)に形成され、係止部26Dは、ブラシ保持部2Dの中心軸線Xに垂直な断面の角部分である。これによれば、係止部26Dと環状部31Dの内周面31bDとの形状が対応しているため、ブラシ片30Dに対するブラシ保持部2Dの空転をより確実に抑制することが可能となる。
鼻腔清掃具100Dでは、ブラシ保持部2Dは、環状部31Dに遊嵌している。これによれば、環状部31Dにブラシ保持部2Dを挿通させる作業が容易になる。
[第6実施形態]
図12は、第6実施形態に係る鼻腔清掃具100Eにおいて、係止部26Eがブラシ片30Eの内周面31bEに対して係止された状態を示す図である。図12に示されるように、第6実施形態に係る鼻腔清掃具100Eは、第5実施形態に係る鼻腔清掃具100Dと比較して、ブラシ保持部2Eの軸部21Eに設けられた係止部26Eの個数、及び、当該係止部26Eに対応する環状部31Eの内周面31bEの形状において主に相違し、その他において共通している。
鼻腔清掃具100Eにおいては、環状部31Eは、少なくとも内周面31bEが多角形状を呈する多角形環状に形成されている。具体的には、環状部31Eの内周面31bEは、六角形状を呈している。また、鼻腔清掃具100Eにおいては、ブラシ保持部2Eの軸部21Eは、環状部31Eに嵌合する多角形柱状に形成されている。具体的には、ブラシ保持部2Eの軸部21Eは、六角柱状を呈している。ブラシ保持部2Eの軸部21Eは、環状部31Eに遊嵌する。
ここで、軸部21Eは、基体部25E及び係止部26Eを含んでいる。基体部25Eは、軸部21Eの中央部の円柱部分に相当する。一方、係止部26Eは、ブラシ保持部2Eの中心軸線Xに垂直な断面(ここでは、六角形状)の6個の角部分に相当する。つまり、中心軸線X方向に見て、ブラシ保持部2Eは多角形状(ここでは、六角形状)であり、ブラシ保持部2Eの角の部分が係止部26Eとみなされる。
[変形形態]
上述した各実施形態は、当業者の知識に基づいて変更又は改良が施された様々な形態により実施可能である。
例えば、上述した各実施形態において、鼻腔清掃具100~100Eのいずれかに含まれる構造は、他の鼻腔清掃具100~100Eに含まれる構造に部分的に組み合わされてもよい。
また、上述した各実施形態において、鼻腔清掃具100~100Eは人間の鼻腔に用いられることが前提とされている。しかし、鼻腔清掃具100~100Eは、人間以外の動物の鼻腔に用いられるものであってもよい。この場合、ブラシ部3のサイズ(例えば、ブラシ部3の中心軸線X方向における長さ、ブラシ部3の外径、ブラシ毛32の長さ等)が当該動物の鼻腔に最適化されていることが好ましい。
また、上述した各実施形態において、鼻腔清掃具100~100Eでは、縮径部3bは、当該縮径部3bの外形が中心軸線X方向に沿って鼻腔清掃具100の先端部側に向かって縮径した円錐台状を呈している。しかし、縮径部3bは、傾斜部が曲面によって構成されたドーム状を呈していてもよい。
また、上述した各実施形態において、鼻腔清掃具100~100Eでは、加圧蓋部22は超音波溶着により形成されている。しかし、加圧蓋部22は、超音波溶着以外の手段によって形成されてもよい。
また、上述した各実施形態において、鼻腔清掃具100~100Eは鼻腔の清掃の用途に用いられることが前提とされている。しかし、鼻腔清掃具100~100Eは、鼻腔に限らず歯の清掃等の用途に用いられてもよい。この場合、鼻腔清掃具100~100Eは、形式的に口腔清掃具、口腔ブラシ、又は歯ブラシ等と称されてもよく、単に清掃具又はブラシ等と称されてもよい。
100 鼻腔清掃具
1 把持部
2 ブラシ保持部
3 ブラシ部
10 本体部
20 基端ブロック部
20a 壁部
21 軸部
22 加圧蓋部
25 基体部
26 係止部
26a 頂部
26b 境界部
30 ブラシ片
31 環状部
31a 外周面
31b 内周面
31c 側面
31d 凸部
32 ブラシ毛
D 基準方向
X 中心軸線

Claims (9)

  1. 鼻腔に挿入されて前記鼻腔を清掃するための鼻腔清掃具であって、
    使用者により把持される把持部と、
    前記把持部から延在する軸状のブラシ保持部と、
    互いに積層されて前記ブラシ保持部により保持される複数のブラシ片と、を備え、
    複数の前記ブラシ片のそれぞれは、
    円環状に形成された環状部と、
    前記環状部の外周面に設けられた複数のブラシ毛と、を有し、
    前記環状部に前記ブラシ保持部が挿通されることにより前記ブラシ保持部により保持され、
    前記ブラシ保持部は、
    円柱状の基体部と、
    前記基体部の外周面に当該ブラシ保持部の中心軸線に沿って延在し、当該ブラシ保持部の前記中心軸線から頂部までの外径が前記環状部の内径よりも大きいリブ状に形成され、保持している前記ブラシ片の前記環状部の内周面に対して係止されることにより前記中心軸線回りの前記ブラシ片の回転を抑制する係止部と、を有し、
    前記環状部に圧入によって挿通されることにより、前記係止部を前記環状部の内周面に対して係止させ、
    前記環状部に挿通された状態において、前記環状部の内周面によって前記係止部を押しつぶされている、鼻腔清掃具。
  2. 複数の前記ブラシ毛は、前記環状部の外周面の全周にわたって、前記環状部の外周面から径方向外側に向かって放射状に設けられている、請求項1に記載の鼻腔清掃具。
  3. 前記係止部は、前記ブラシ保持部の前記中心軸線に垂直な断面において、前記中心軸線に垂直な少なくとも一方向に見て、当該係止部の前記頂部が当該係止部と前記基体部との2箇所の境界部の間に位置している、請求項に記載の鼻腔清掃具。
  4. 複数の前記ブラシ片のそれぞれは、前記環状部に前記ブラシ保持部が挿通された状態において、前記係止部によって前記環状部の内周面が押し広げられている、請求項に記載の鼻腔清掃具。
  5. 複数の前記ブラシ片のそれぞれは、互いに積層された状態において隣接する他の前記ブラシ片と、互いの前記環状部の側面どうしが接触する、請求項1~のいずれか一項に記載の鼻腔清掃具。
  6. 複数の前記ブラシ片のそれぞれは、前記環状部の前記側面に凸部が形成されている、請求項に記載の鼻腔清掃具。
  7. 前記ブラシ保持部は、
    最初に当該ブラシ保持部に挿通された前記ブラシ片の前記環状部が突き当たる前記把持部側の壁部と、
    最後に当該ブラシ保持部に挿通された前記ブラシ片の前記環状部を前記中心軸線に沿って前記把持部側に加圧して保持する加圧蓋部と、を有する、請求項1~のいずれか一項に記載の鼻腔清掃具。
  8. 前記加圧蓋部は、超音波溶着により形成されている、請求項に記載の鼻腔清掃具。
  9. 複数の前記ブラシ片は、少なくとも前記把持部とは反対側の端部において、前記把持部側から前記把持部とは反対側に向かうにつれて前記ブラシ毛の長さが短くなるように形成されている、請求項1~のいずれか一項に記載の鼻腔清掃具。
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