JP7112441B2 - ガス精製装置管理システム - Google Patents

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本発明は、ガス精製装置管理システムに関し、詳しくは、複数のガス精製装置の運転を管理するシステムに関する。
窒素、酸素、水素、アルゴン、ヘリウム、アンモニア等のガスを精製する装置には、特定の物質を吸着する吸着剤が充填された精製筒を複数備えており、原料ガスを精製筒に流入させ、精製筒内の吸着剤によって不純成分を吸着して除去する精製工程と、精製筒内で吸着した不純成分を精製筒外へ排出する再生工程とを異なる精製筒で交互に繰り返すことで、連続的に、原料ガスから不純成分を分離して精製ガスを得るものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この再生工程では、精製筒に再生ガスを流し、ヒーターで、例えば200℃~350℃に加熱して不純成分を脱離させる加熱再生が行われるため、相応に電力を消費するとともに、再生ガスに不純成分が混ざった排ガスが排出される。
特開2008-212845号公報
このため、同一施設において、複数のガス精製装置が同時運用されているところでは、各装置で再生工程のタイミングが重なることで、電力使用量が増加し停電のリスクが高まったり、排ガスのラインに大量の排ガスが流れて背圧が増加し排ガスが逆流したりするおそれがあるので、各装置の再生工程について、互いにタイミングが重ならない適切な運転スケジュールをあらかじめ設定しておく必要があった。
しかしながら、実際の運転中には、精製工程又は再生工程がイレギュラーな事態によって途中で止まる等、スケジュール通りの運用に支障を来す場合があった。また、精製されたガスの積算流量に応じて吸着工程と再生工程とを切り替える方式をとることもあり、その場合、そもそも、工程切り替えのスケジューリングをあらかじめ組むことが困難であった。
そこで本発明は、複数のガス精製装置のそれぞれについて、再生工程の進行度合いに応じて運転状況を管理し、再生工程の実施タイミングの重複を防止するガス精製装置管理システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のガス精製装置管理システムは、不純成分を吸着する吸着剤が充填された複数の精製筒を有し、前記精製筒内に流入させた原料ガスから不純成分を吸着して精製ガスを生産する精製工程と、前記精製筒内に再生ガスを流入させるとともに筒内を加熱して、筒内に吸着した不純成分を除去する再生工程とを、複数の前記精製筒で交互に又は順繰りに切り替えて行い、連続的にガス精製を行うガス精製装置を2つ以上備えるとともに、前記精製工程及び前記再生工程のそれぞれの実施時間が設定された運転スケジュールに従って運転する各前記ガス精製装置の運転状況を監視する運転調整手段を備えており、前記運転調整手段は、各前記ガス精製装置の運転に応じて生じる前記再生ガスに前記不純成分が混ざった排ガスの排出量を算出し、算出した排ガスの排出量が、あらかじめ設定された限界許容量に達すると判断すると、該限界許容量を超えないように各前記ガス精製装置の前記精製工程及び前記再生工程の運転時間を調整することを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の他のガス精製装置管理システムは、不純成分を吸着する吸着剤が充填された複数の精製筒を有し、前記精製筒内に流入させた原料ガスから不純成分を吸着して精製ガスを生産する精製工程と、前記精製筒内に再生ガスを流入させるとともに筒内を加熱して、筒内に吸着した不純成分を除去する再生工程とを、複数の前記精製筒で交互に又は順繰りに切り替えて行い、連続的にガス精製を行うガス精製装置を2つ以上備えるとともに、前記精製工程及び前記再生工程のそれぞれの実施時間が設定された運転スケジュールに従って運転する各前記ガス精製装置の運転状況を監視する運転調整手段を備えており、前記運転調整手段は、各前記ガス精製装置からそれぞれの前記精製工程及び前記再生工程の運転時間を取得し、前記運転スケジュールに基づいて、前記再生工程を実施している前記ガス精製装置が前記再生工程を完了するまでの残余時間と、前記精製工程を実施している前記ガス精製装置が前記再生工程を開始するまでの猶予時間とを算出して、前記猶予時間が前記残余時間よりも小さいと判定した前記ガス精製装置に対して、実施中の前記再生工程が完了するまで、前記精製工程を実施している前記ガス精製装置の運転を停止させる運転調整を行うことを特徴としている。
また、前記運転調整手段は、前記再生工程が行われている前記ガス精製装置の運転時間と、前記精製工程が行われている前記ガス精製装置の運転時間との時間間隔を算出し、前記精製工程が行われている前記ガス精製装置の前記猶予時間が前記時間間隔よりも小さいことを検出すると、前記運転調整を開始することも特徴としている。
本発明のガス精製装置管理システムによれば、運転調整手段が複数のガス精製装置から生じる電力消費量又は排ガス排出量を算出し、あらかじめ設定された限界許容量を超えないように運転状況を監視するので、最適な運転管理を実施することができる。
また、本発明の他のガス精製装置管理システムによれば、運転調整手段が、複数のガス精製装置のそれぞれについて運転状況を監視して運転調整を行うことで、一のガス精製装置で再生工程が進行している間、その再生工程が完了する前に他のガス精製装置が再生工程を開始しないように、他のガス精製装置の運転を一時的に停止できるので、複数のガス精製装置のそれぞれについて、再生工程の実施タイミングの重複を防止することができ、したがって、複数のガス精製装置で再生工程が同時に実施されることで一時に大量の電力が消費されたり、大量の排ガスが排ガス搬送経路に流されたりすることがない。
また、運転調整を、再生工程開始直後でなく、精製工程中のガス精製装置の再生工程開始までの猶予時間が、精製工程中のガス精製装置の運転時間と再生工程中のガス精製装置の運転時間との時間間隔よりも小さいことを検出してから開始するので、精製工程の運転時間を長くとれ、運転の連続性を十分に保つことができる。
本発明の一形態例であるガス精製装置管理システムの構成を示す系統図。 図1の運転調整手段の構成を示すブロック図。 図1のガス精製装置の運転時において、第一精製筒でガス精製を行い、第二精製筒で加熱再生する際のガスフローを示す系統図。 図1のガス精製装置の運転時において、第二精製筒でガス精製を行い、第一精製筒で加熱再生する際のガスフローを示す系統図。 図1の各ガス精製装置の運転スケジュールを示すタイムチャート。 図5を再生工程の実施の有無のみに注目した再生スケジュールを示すタイムチャート。 図1の運転調整手段における中央制御装置の、各ガス精製装置に対する運転制御を示すフローチャート。 本発明の他の形態例であるガス精製装置管理システムの構成を示す系統図。 図8の運転調整手段の構成を示すブロック図。 図8の運転調整手段における各ガス精製装置の運転制御部による運転制御を示すフローチャート。
図1は、本発明の一形態例であるガス精製装置管理システム11の構成を示す系統図である。図1に示されるように、ガス精製装置管理システム11は、精製筒を有する2つのガス精製装置として第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13を備えている。
また、ガス精製装置管理システム11には、原料ガスを供給する原料ガス供給部14と、精製ガスを外部に送出する精製ガス送出ライン15と、吸着剤から不純成分を除去可能な再生ガスを供給する再生ガス供給部16と、精製筒を再生ガスとともに加熱することで生じる排ガスを外部に排出する排ガス排出ライン17と、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13のそれぞれに対して通信して運転調整の指令を送る中央制御装置18とが設けられている。
第一ガス精製装置12と第二ガス精製装置13との内部構成は共通しており、以下にまとめて説明を行う。
第一ガス精製装置12又は第二ガス精製装置13は、いずれも、原料ガスから不純成分を吸着する吸着剤が充填された2つの精製筒C(第一精製筒Ca、第二精製筒Cb)を備えている。精製筒C(第一精製筒Ca、第二精製筒Cb)の外周には、それぞれ、精製筒Cを所定の温度に加熱するヒーターH(第一ヒーターHa、第二ヒーターHb)が取り付けられている。
また、第一精製筒Caには、上端に上部配管L01aが、下端に下部配管L02aが、それぞれ接続されており、第二精製筒Cbには、上端に上部配管L01bが、下端に下部配管L02bが、それぞれ接続されている。
原料ガス供給経路L1は、原料ガス供給部14から延びており、中途部で分岐経路L1a、L1bに分岐し、分岐経路L1aは上部配管L01aに、分岐経路L1bは上部配管L01bに、それぞれ接続している。
精製ガス送出経路L2は、精製ガス送出ライン15に繋がっており、中途部で分岐経路L2a、L2bに分岐し、分岐経路L2aは下部配管L02aに、分岐経路L2bは下部配管L02bに、それぞれ接続している。
再生ガス供給経路L3は、再生ガス供給部16から延びており、中途部で分岐経路L3a、L3bに分岐し、分岐経路L3aは下部配管L02aに、分岐経路L3bは下部配管L02bに、それぞれ接続している。
排ガス搬送経路L4は、排ガス排出ライン17に繋がっており、中途部で分岐経路L4a、L4bに分岐し、分岐経路L4aは上部配管L01aに、分岐経路L4bは上部配管L01bに、それぞれ接続している。
また、再生ガス供給経路L3と、各分岐経路L1a、L1b、L2a、L2b、L3a、L3b、L4a、L4bとには、それぞれ開閉バルブVが取り付けられている。
なお、精製ガス送出経路L2には、再生ガス供給経路L3に接続する精製ガス流用経路L5が設けられており、精製ガス送出経路L2に流される精製ガスの一部を、再生ガス供給経路L3に送出し、再生ガスとして流用可能に構成されている。精製ガス流用経路L5にも開閉バルブVが取り付けられている。
また、第一ガス精製装置12の排ガス搬送経路L4と第二ガス精製装置13の排ガス搬送経路L4とは、互いに途中で合流し、単一の排ガス排出ライン17を形成している。同様に、第一ガス精製装置12の精製ガス送出経路L2と第二ガス精製装置13の精製ガス送出経路L2とは、互いに途中で合流し、単一の精製ガス送出ライン15を形成している。
第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13のそれぞれには、各装置全体の運転を制御する運転制御部Dが設けられている。運転制御部Dは、再生ガス供給経路L3と、精製ガス流用経路L5と、各分岐経路L1a、L1b、L2a、L2b、L3a、L3b、L4a、L4bに取り付けられた開閉バルブVと、それぞれ電気的に接続されており、各開閉バルブVを開閉制御可能に構成されている。
また、運転制御部Dは、第一ヒーターHa及び第二ヒーターHbとも電気的に接続されており、第一ヒーターHaによる第一精製筒Caの加熱、及び、第二ヒーターHbによる第二精製筒Cbの加熱を、それぞれ制御可能に構成されている。
さらに、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13の運転制御部Dは、中央制御装置18とともに、ガス精製装置管理システム11における第一ガス精製装置12と第二ガス精製装置13との運転の兼ね合いを調整する運転調整手段19を構成している。
図2は、図1の運転調整手段19の構成を示すブロック図である。
第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13とのそれぞれの運転制御部D内には、時間を計測するタイマーD1と、タイマーD1が計測したガス精製装置の運転時間、精製工程と再生工程との切替時間が記録された運転スケジュールの設定、実施している工程等の運転情報を記憶する記憶部D2と、運転制御部Dを外部と通信可能にする通信部D3とが設けられている。
また、中央制御装置18には、取得した情報を処理する演算処理部20と、演算処理部20が処理した情報や取得した情報を記憶する記憶部21と、中央制御装置18外部と通信可能にする通信部22とが設けられている。
中央制御装置18は、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13に対し、通信部22と通信部D3とを介してそれぞれの運転制御部Dと通信し、各運転制御部DのタイマーD1が計測した運転時間を取得でき、各運転制御部Dに対しタイマーD1の計測した時間に応じた精製工程と再生工程との切替や、運転の開始又は停止を行う旨の指令を送信可能に構成されている。
演算処理部20は、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13の各運転制御部Dから取得した運転時間や、運転スケジュール等の情報に基づいて、第一ガス精製装置12と第二ガス精製装置13との運転状況を比較可能に構成されている。
図3は、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13の運転時において、第一精製筒Caでガス精製を行うとともに第二精製筒Cbを加熱再生する際のガスフローを示す系統図であり、図4は、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13の運転時において、第二精製筒Cbでガス精製を行うとともに第一精製筒Caを加熱再生する際のガスフローを示す系統図である。
第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13において、それぞれ、運転が行われている状態では、運転制御部Dによる各開閉バルブVの開閉制御によってガスの流れる経路が決定され、一方の精製筒Cにおいては、筒内に流入させた原料ガスから不純成分を吸着して精製ガスを生産する精製工程が行われ、他方の精製筒Cでは、筒内に再生ガスを流入させるとともに筒内を加熱して、筒内に吸着した不純成分を除去する再生工程が行われている。
図3に示されるように、第一精製筒Caで精製工程が行われ、第二精製筒Cbで再生工程が行われる場合、運転制御部Dは、分岐経路L1aの開閉バルブVを開き、分岐経路L1bの開閉バルブVを閉じて、第一精製筒Caのみを原料ガス供給経路L1に繋げるとともに、分岐経路L2aの開閉バルブVを開き、分岐経路L2bの開閉バルブVを閉じて、第一精製筒Caのみを精製ガス送出経路L2に繋げる。
これにより、原料ガス供給部14から供給される原料ガスが第一精製筒Caに導入されるので、原料ガスから不純成分が除去されて精製ガスとなり、第一精製筒Caから導出されて精製ガス送出ライン15に送出される。
また、運転制御部Dは、再生ガス供給経路L3の開閉バルブVが開いて再生ガスの供給を有効にし、分岐経路L3aの開閉バルブVを閉じ、分岐経路L3bの開閉バルブVを開いて、第二精製筒Cbのみを再生ガス供給経路L3に繋げるとともに、分岐経路L4aの開閉バルブVを閉じ、分岐経路L4bの開閉バルブVを開いて第二精製筒Cbのみを排ガス搬送経路L4に繋げ、さらに、第二ヒーターHbを起動して第二精製筒Cbを加熱する。
これにより、再生ガス供給部16から供給される再生ガスが加熱された第二精製筒Cbに導入されるので、第二精製筒Cbが加熱再生され、第二精製筒Cb内に吸着した不純成分が除去される。また、加熱再生に伴って生じた排ガスが第二精製筒Cbから導出されて排ガス排出ライン17に排出される。
図4に示されるように、第一精製筒Caで再生工程が行われ、第二精製筒Cbで精製工程が行われる場合、運転制御部Dによって、分岐経路L1b、L2b、L3a、L4aの開閉バルブVがそれぞれ開かれ、分岐経路L1a、L2a、L3b、L4bの開閉バルブVがそれぞれ閉じられる。また、再生ガス供給経路L3の開閉バルブVが開かれるのは図3の場合と同様であるが、第一ヒーターHaが起動されて第一精製筒Caが加熱される。
これにより、原料ガス供給部14から原料ガスが供給される第二精製筒Cbに導入されるので、原料ガスから不純成分が除去されて精製ガスが製造され、製造された精製ガスが第二精製筒Cbから導出されて精製ガス送出ライン15に送出される。
また、再生ガス供給部16から供給される再生ガスが加熱された第一精製筒Caに導入されるので、第一精製筒Caが加熱再生され、第一精製筒Ca内に吸着した不純成分が除去されるとともに、加熱再生に伴って生じた排ガスが第一精製筒Caから導出されて排ガス排出ライン17に排出される。
そして、運転制御部Dが各開閉バルブVの開閉パターンを図3の状態から図4の状態に、あるいは、図4の状態から図3の状態に変更することで、精製工程及び再生工程を行う精製筒Cを切り替えることができる。
なお、運転制御部Dが再生工程を行っている精製筒Cへの再生ガス供給経路L3の開閉バルブVを閉じ、加熱しているヒーターHを止めることで、一方の精製筒Cで精製工程が継続中であっても、他方の精製筒Cでは再生工程を終了させ、待機状態にすることができる。
図5は、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13の運転スケジュール23を示すタイムチャートである。
図5に示されるように、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13の各精製筒C(第一精製筒Ca、第二精製筒Cb)では、それぞれ、運転制御部Dの記憶部D2に記憶された同一の運転スケジュール23に従って、次のように装置の運転が実施される。
まず、一の精製筒C(例えば、第一精製筒Ca)で精製工程が行われている間、他の精製筒C(例えば、第二精製筒Cb)では所定の再生時間(Tc)、再生工程が行われる。所定の切替時間(Tp)が経過すると両精製筒C間で工程が切り替えられ、今度は、一の精製筒C(例えば、第一精製筒Ca)で再生工程が所定時間(Tc)行われ、他の精製筒C(例えば、第二精製筒Cb)では、所定の切替時間(Tp)が経過するまで精製工程が行われる。そして、その後再び、両精製筒C間で工程が切り替えられる。
ここで、精製工程の実施時間であると同時に、精製工程から再生工程に切り替わるまでの時間となる切替時間Tpは、再生工程の実施時間Tcよりも少なくとも2倍以上長くなるように設定されており、本実施例においては、Tp=48h、Tc=12hとなっている。すなわち、再生工程を終えた精製筒Cは、次の切替期間になるまでの待機時間(Tw=Tp-Tc=36h)が経過するまで、次の精製工程に備えた待機状態となる。
タイマー1は、第一ガス精製装置12の運転制御部DにあるタイマーD1によって計測された第一ガス精製装置12の運転継続時間に基づいて運転スケジュール23上の進行度合いを示すものであり、タイマー2は、第二ガス精製装置13の運転制御部DにあるタイマーD1によって計測された第二ガス精製装置13の運転継続時間に基づいて運転スケジュール23上の進行度合いを進行するものである。
したがって、第一ガス精製装置12の運転が継続している間は、タイマー1が(左から右に)進行し、運転が停止すればタイマー1の進行も止まる。同様に、第二ガス精製装置13の運転が継続している間は、タイマー2が(左から右に)進行し、運転が停止すればタイマー2の進行も止まる。
また、タイマー1及びタイマー2は、運転スケジュール23の左端から右端まで進むと、再び左端から右端に向けて進行する。すなわち、各精製筒Cは、精製-再生-待機の一連の工程を繰り返すように設定されている。
図6(a)は、図5の運転スケジュール23に基づき、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13の各精製筒Cの区別を無視して再生工程の実施の有無のみに注目した再生スケジュール24を示すタイムチャートであり、図6(b)は、繰り返される再生スケジュール24を仮想的に繋げて表示したものである。
図6(a)及び(b)に示されるように、再生スケジュール24は、運転スケジュール23を書き直したものであって、各精製筒Cの区別を無視しているので、タイマー1及びタイマー2の再生スケジュール24上の位置関係によって、第一ガス精製装置12又は第二ガス精製装置13が、再生工程にあれば、再生工程が完了するまでの残余時間Reを、再生工程になければ、再生工程が開始されるまでの猶予時間Rsを、それぞれ容易に判定できる。
ここで、再生スケジュール24における第一ガス精製装置12のタイマーD1(タイマー1)の計測時間をt、第二ガス精製装置13のタイマーD1(タイマー2)の計測時間をtと表示しているが、各精製筒Cの区別を無視することで、t及びtは、それぞれ、t’=t+Tp及びt’=t+Tpにあるともみなせる。
この場合におけるタイマー1とタイマー2との間の時間間隔Δtは、一方が再生工程中であって、もう一方が再生工程開始前である場合を前提とすれば、タイマー1が再生工程中の場合、図のように、Δt=t’-t=t-t+Tpと算定される(タイマー2が再生工程中の場合は、Δt=t’-t=t-t+Tpと算定される)。
なお、Δtは、第一ガス精製装置12の再生工程と第二ガス精製装置13の再生工程とが重ならないようにあらかじめTc以上の間隔が空くように設定されている。
ただし、運転中、何らかのインシデントによって、例えば第一ガス精製装置12の運転が一時的に停止したとすると、運転スケジュール23上(又は再生スケジュール24上)、タイマー1も停止するが、第二ガス精製装置13は通常通り運転していれば、タイマー2は進行を続ける。
この場合、第一ガス精製装置12の運転停止時間によっては、第一ガス精製装置12が運転を再開すると、第一ガス精製装置12と第二ガス精製装置13とで同時に再生工程を行うタイミングが生じることとなるので、タイマー1とタイマー2との間隔は必ずしも一定とはならない。
これに対し、図1の運転調整手段19の中央制御装置18は、タイマー1及びタイマー2のそれぞれについて、再生工程が完了するまでの残余時間Reと、再生工程が開始されるまでの猶予時間Rsとを演算処理部20によって算出するとともに比較を行い、第一ガス精製装置12又は第二ガス精製装置13のいずれか一方が再生工程に入った場合であって、再生工程にない、つまり、精製工程を実施中の他方のガス精製装置のRsが、Rs<Δtとなったとき、運転調整を開始する。
運転調整では、中央制御装置18は、精製工程を実施中のガス精製装置のタイマーから見たRsと、再生工程を実施中のガス精製装置のタイマーから見たReとで、Rs<Reとなるか否か、すなわち、一方のガス精製装置で再生工程が完了する前に他方のガス精製装置で再生工程が開始されるか否かを監視し、再生工程が重複しないように第一ガス精製装置12又は第二ガス精製装置13の運転を停止させる。
例えば、運転スケジュール23上(再生スケジュール24上)、タイマー1が再生工程の位置にあって、タイマー2が再生工程にさしかかった状態であって、タイマー1の残余時間Re>タイマー2の猶予時間Rsとなっていると中央制御装置18が判断すると、中央制御装置18は、第二ガス精製装置13に対してRe≦Rsとなるまで運転を停止させる。
図7は、運転調整手段19における中央制御装置18の、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13に対する運転調整の制御を示すフローチャートである。
図7に示されるように、中央制御装置18は、まず、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13のそれぞれの運転制御部Dと通信し、各運転制御部Dについて、記憶部D2から、タイマーD1(タイマー1,2)が計測した運転時間、運転スケジュール23、実施中の工程等の情報を含む運転情報を取得する(ステップS1)
中央制御装置18は、取得した運転情報に基づいて、第一ガス精製装置12に再生工程中の精製筒Cがあるか否かを判断する(ステップS2a)。第一ガス精製装置12に再生工程中の精製筒Cがある場合、中央制御装置18は、演算処理部20によって、再生スケジュール24上、タイマー1とタイマー2の時間間隔Δtと、第二ガス精製装置13の精製筒Cにおける再生工程開始までの猶予時間Rs(Rs2)とをそれぞれ算出し、Rs2<Δtとなるか否かを判定する(ステップS3a)
中央制御装置18は、Rs2<Δtであると判定すると、再度、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13のそれぞれの運転制御部Dと通信して運転情報を取得し(ステップS4a)、演算処理部20によって、改めてRs2を算出するとともに、第一ガス精製装置12の精製筒Cの再生工程完了までの残余時間Re(Re1)を算出し、Rs2<Re1となるか否かを判定する(ステップS5a)。
その後、中央制御装置18は、Rs2<Re1であると判定すると、第二ガス精製装置13の運転制御部Dに対し、運転を停止するように指令を出し、その旨の指令を受け取った第二ガス精製装置13の運転制御部Dは、タイマーD1の計測とともに運転を停止する(ステップS6a)。
中央制御装置18は、第二ガス精製装置13の運転を停止させた後も、継続して第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13からそれぞれ運転情報を取得し続け(ステップS7a)、運転情報を取得するたびに演算処理部20によってRe1≦Rs2となるか否かを判定する(ステップS8a)。
そして、中央制御装置18は、Re1≦Rs2になったと判定したとき、第二ガス精製装置13の運転制御部Dに対し、運転を開始するように指令を出し、その旨の指令を受け取った第二ガス精製装置13の運転制御部Dは、タイマーD1の計測とともに運転を開始する(ステップS9a)。
また、ステップS2aにおいて、第一ガス精製装置12に再生工程中の精製筒Cがなかった場合、今度は、第二ガス精製装置13に再生工程中の精製筒Cがあるか否かを判断する(ステップS2b)。
第二ガス精製装置13に再生工程中の精製筒Cがある場合、中央制御装置18は、演算処理部20によって、再生スケジュール24上、タイマー1とタイマー2の時間間隔Δtと、第一ガス精製装置12の精製筒Cにおける再生工程開始までの猶予時間Rs(Rs1)とを算出し、Rs1<Δtとなるか否かを判定する(ステップS3b)。
中央制御装置18は、Rs1<Δtであると判定すると、再度、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13のそれぞれの運転制御部Dと通信して運転情報を取得し(ステップS4b)、演算処理部20によって、改めてRs1を算出するとともに、第二ガス精製装置13の精製筒Cの再生工程完了までの残余時間Re(Re2)を算出し、Rs1<Re2となるか否かを判定する(ステップS5b)。
中央制御装置18は、Rs1<Re2であると判定すると、第一ガス精製装置12の運転制御部Dに対し、運転を停止するように指令を出し、その旨の指令を受け取った第一ガス精製装置12の運転制御部Dは、タイマーD1の計測とともに運転を停止する(ステップS6b)。
中央制御装置18は、第一ガス精製装置12の運転を停止させた後も、継続して第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13からそれぞれ運転情報を取得し続け(ステップS7b)、運転情報を取得するたびに演算処理部20によってRe2≦Rs1となるか否かを判定する(ステップS8b)。
そして、中央制御装置18は、Re2≦Rs1になったと判定したとき、第一ガス精製装置12の運転制御部Dに対し、運転を開始するように指令を出し、その旨の指令を受け取った第一ガス精製装置12の運転制御部Dは、タイマーD1の計測とともに運転を開始する(ステップS9b)。
このように、本発明のガス精製装置管理システム11によれば、運転調整手段19に含まれる中央制御装置18が、第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13それぞれについて運転調整を行うことで、設定された運転スケジュール23における運転状況を監視して、一のガス精製装置で再生工程が進行している間、その再生工程が完了する前に他のガス精製装置が再生工程を開始しないように、他のガス精製装置の運転を一時的に停止できるので、複数のガス精製装置のそれぞれについて、再生工程の実施タイミングの重複を防止することができる。
したがって、複数のガス精製装置で再生工程が同時に実施されることで一時に大量の電力が消費されたり、大量の排ガスが排ガス搬送経路L4に流されたりすることがない。
また、運転調整を、再生工程開始直後でなく、Rs<Δtとなったときに開始することから、再生工程が重複するようなスケジュール進行であっても、精製工程の運転時間を長くとれるので、運転の連続性を十分に保つことができる。
図8は、本発明の他の形態例であるガス精製装置管理システム31の構成を示す系統図であり、図9は、図8の運転調整手段34の構成を示すブロック図である。
図8に示されるように、ガス精製装置管理システム31は、第一ガス精製装置32と第二ガス精製装置33とを備えている。ガス精製装置管理システム31は、図1のガス精製装置管理システム11と構成がほぼ同じであるが、第一ガス精製装置32及び第二ガス精製装置33は、それぞれ図1の第一ガス精製装置12及び第二ガス精製装置13が有する運転制御部Dに代えて運転制御部D’を有し、図1の中央制御装置18が仲介していた通信を相互に直接行うように構成されている。
したがって、第一ガス精製装置32の運転制御部D’と、第二ガス精製装置33の運転制御部D’とが、第一ガス精製装置32と第二ガス精製装置33との運転の兼ね合いを調整する運転調整手段34を構成している。
ここで、第一ガス精製装置32及び第二ガス精製装置33は、いずれも、前形態例と同様に図5の運転スケジュール23(及び、図6の再生スケジュール24)に従って運転するように設定されている。すなわち、この場合のタイマー1は、第一ガス精製装置32のタイマーD’1に対応し、タイマー2は、第二ガス精製装置33のタイマーD’1に対応している。
図9に示されるように、運転調整手段34は、第一ガス精製装置32及び第二ガス精製装置33の運転制御部D’によって構成されている。
運転制御部D’内には、時間を計測するタイマーD’1と、タイマーD’1が計測したガス精製装置の運転時間、運転スケジュール23の設定、実施している工程等の運転情報を記憶する記憶部D’2と、運転制御部D’を外部と通信可能にする通信部D’3と、取得した情報を処理する演算処理部D’4とが設けられている。また、記憶部D’2は、演算処理部D’4が処理した情報や取得した情報も記憶可能に構成されている。
第一ガス精製装置32の運転制御部D’と、第二ガス精製装置33の各運転制御部D’とは、各自の通信部D’3を介して相互に通信し合い、各自の演算処理部D’4により、通信によって取得した運転情報に基づいて、自他のガス精製装置の運転状況を比較可能に構成されている。
運転調整手段34である、第一ガス精製装置32及び第二ガス精製装置33の運転制御部D’は、それぞれが相互に通信して、タイマー1及びタイマー2の情報を取得し、タイマー1及びタイマー2のそれぞれについて、再生工程が完了するまでの残余時間Reと、再生工程が開始されるまでの猶予時間Rsとを演算処理部20によって算出するとともに比較を行い、自己のガス精製装置のRsが、Rs<Δtとなった場合であって、他のガス精製装置が再生工程に入ったとき、自己のガス精製装置の運転調整を開始する。
運転調整では、運転制御部D’は、自己のタイマーのRsと他のタイマーのReとで、Rs<Reとなるか否か、すなわち、他のガス精製装置で再生工程が完了する前に自己のガス精製装置で再生工程が開始されるか否かを監視し、再生工程が重複しないように自己のガス精製装置の運転を停止させる。
例えば、運転スケジュール23(再生スケジュール24)上、タイマー1が再生工程の位置にあって、タイマー2が再生工程にさしかかった状態であって、タイマー1の残余時間Re>タイマー2の猶予時間Rsとなっていると第一ガス精製装置32の運転制御部D’が、判断すると、第一ガス精製装置32の運転制御部D’は、Re≦Rsとなるまで自己の運転を停止する。
図10は、図8の運転調整手段34における各ガス精製装置の運転制御部D’による運転制御を示すフローチャートである。以下では、一例として第一ガス精製装置32の運転制御部D’による運転制御を説明するが、第二ガス精製装置33の運転制御部D’による運転制御に当てはめても同様である。
図10に示されるように、第一ガス精製装置32の運転制御部D’は、まず、自己の記憶部D’2にアクセスするとともに、通信によって第二ガス精製装置33の運転制御部D’の記憶部D’2にもアクセスし、自他の運転制御部D’について、タイマーD’1(タイマー1,2)が計測した運転時間、運転スケジュール23、実施中の工程等の情報を含む運転情報を取得する(ステップS11)。
第一ガス精製装置32の運転制御部D’は、取得した運転情報に基づいて、第二ガス精製装置33に再生工程中の精製筒Cがあるか否かを判断する(ステップS12)。第二ガス精製装置33に再生工程中の精製筒Cがある場合、第一ガス精製装置32の運転制御部D’は、自己の演算処理部D’4によって、再生スケジュール24上の、タイマー1とタイマー2の時間間隔Δtと、第一ガス精製装置32の精製筒Cにおける再生工程開始までの猶予時間Rs(Rs_m)とをそれぞれ算出し、Rs_m<Δtとなるか否かを判定する(ステップS13)。
Rs_m<Δtであると判定すると、再度、自他の運転制御部D’の記憶部D’2にアクセスして運転情報を取得し(ステップS14)、自己の演算処理部D’4によって、改めてRs_mを算出するとともに、第二ガス精製装置33の精製筒Cの再生工程完了までの残余時間Re(Re_o)を算出し、Rs_m<Re_oとなるか否かを判定する(ステップS15)。
第一ガス精製装置32の運転制御部D’は、Rs_m<Re_oであると判定すると、自己の運転を自己のタイマーD’1の計測とともに停止する(ステップS16)。
第一ガス精製装置32の運転制御部D’は、停止後も継続して第二ガス精製装置33から運転情報を取得し続け(ステップS17)、運転情報を取得するたびに自己の演算処理部D’4によってRe_o≦Rs_mとなるか否かを判定する(ステップS18)。
そして、第一ガス精製装置32の運転制御部D’は、Re_o≦Rs_mになったと判定したとき、自己の運転を自己のタイマーD’1の計測とともに開始する(ステップS19)。
このように、本発明のガス精製装置管理システム31によれば、運転調整手段34に含まれる第一ガス精製装置32及び第二ガス精製装置33の各運転制御部D’が、設定された運転スケジュール23における他のガス精製装置の運転状況を監視して運転調整を行うことで、他のガス精製装置で再生工程が進行している間、その再生工程が完了する前に自己のガス精製装置が再生工程を開始しないように、自己のガス精製装置の運転を一時的に停止できるので、複数のガス精製装置のそれぞれについて、再生工程の実施タイミングの重複を防止することができる。
したがって、複数のガス精製装置で再生工程が同時に実施されることで一時に大量の電力が消費されたり、大量の排ガスが排ガス搬送経路L4に流されたりすることがない。
また、運転調整を、再生工程開始直後でなく、Rs<Δtとなったときに開始することから、再生工程が重複するようなスケジュール進行であっても、精製工程の運転時間を長くとれるので、運転の連続性を十分に保つことができる。
なお、本発明は、以上の形態例に限定されることなく、発明の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、本形態例では、運転調整手段によって2つのガス精製装置の運転を管理しているが、管理するガス精製装置は必ずしも2つである必要はなく、再生工程が重複しない運転スケジュールを組めるのであれば3つ以上のガス精製装置を管理してもよい。
あるいは、ガス精製装置を多数有する施設において再生工程の重複が避けられないような場合は、複数のガス精製装置の電力消費量又は排ガス排出量のそれぞれの限界許容量を設定しておき、運転調整手段が、複数のガス精製装置の運転状態から生じる電力消費量又は排ガス排出量を算出し、各限界許容量に達すると判断すると、限界許容量を超えないように各ガス精製装置の運転時間を調整することで最適な運転管理を実施できるようにしてもよい。
また、本形態例では、精製ガス送出ラインは複数のガス精製装置において共有するように構成されているが、必ずしも単一のラインに合流させる必要はなく、ガス精製装置ごとにラインを分けて、それぞれ異なる送出先に精製ガスを送るようにしてもよい。
また、本形態例では、各ガス精製装置は2つの精製筒を備えて精製工程と再生工程とを交互に切り替えているが、精製工程と再生工程との切り替えが可能であれば必ずしも精製筒を2つにする必要はなく、3つ以上の精製筒を設け、各精製筒の精製工程から再生工程への切替を順繰りに行うようにしてもよい。
11…ガス精製装置管理システム、12…第一ガス精製装置、13…第二ガス精製装置、14…原料ガス供給部、15…精製ガス送出ライン、16…再生ガス供給部、17…排ガス排出ライン、18…中央制御装置、19…運転調整手段、20…演算処理部、21…記憶部、22…通信部、23…運転スケジュール、24…再生スケジュール、31…ガス精製装置管理システム、32…第一ガス精製装置、33…第二ガス精製装置、34…運転調整手段。
C…精製筒、Ca…第一精製筒、Cb…第二精製筒、D…運転制御部、D1…タイマー、D2…記憶部、D3…通信部、D’…運転制御部、D’1…タイマー、D’2…記憶部、D’3…通信部、D’4…演算処理部、H…ヒーター、Ha…第一ヒーター、Hb…第二ヒーター、L1…原料ガス供給経路、L1a…分岐経路、L1b…分岐経路、L2…精製ガス送出経路、L2a…分岐経路、L2b…分岐経路、L3…再生ガス供給経路、L3a…分岐経路、L3b…分岐経路、L4…排ガス搬送経路、L4a…分岐経路、L4b…分岐経路、L5…ガス流用経路、V…開閉バルブ。

Claims (3)

  1. 不純成分を吸着する吸着剤が充填された複数の精製筒を有し、前記精製筒内に流入させた原料ガスから不純成分を吸着して精製ガスを生産する精製工程と、前記精製筒内に再生ガスを流入させるとともに筒内を加熱して、筒内に吸着した不純成分を除去する再生工程とを、複数の前記精製筒で交互に又は順繰りに切り替えて行い、連続的にガス精製を行うガス精製装置を2つ以上備えるとともに、
    前記精製工程及び前記再生工程のそれぞれの実施時間が設定された運転スケジュールに従って運転する各前記ガス精製装置の運転状況を監視する運転調整手段を備えており、
    前記運転調整手段は、各前記ガス精製装置の運転に応じて生じる前記再生ガスに前記不純成分が混ざった排ガスの排出量を算出し、算出した排ガスの排出量が、あらかじめ設定された限界許容量に達すると判断すると、該限界許容量を超えないように各前記ガス精製装置の前記精製工程及び前記再生工程の運転時間を調整することを特徴とするガス精製装置管理システム。
  2. 不純成分を吸着する吸着剤が充填された複数の精製筒を有し、前記精製筒内に流入させた原料ガスから不純成分を吸着して精製ガスを生産する精製工程と、前記精製筒内に再生ガスを流入させるとともに筒内を加熱して、筒内に吸着した不純成分を除去する再生工程とを、複数の前記精製筒で交互に又は順繰りに切り替えて行い、連続的にガス精製を行うガス精製装置を2つ以上備えるとともに、
    前記精製工程及び前記再生工程のそれぞれの実施時間が設定された運転スケジュールに従って運転する各前記ガス精製装置の運転状況を監視する運転調整手段を備えており、
    前記運転調整手段は、各前記ガス精製装置からそれぞれの前記精製工程及び前記再生工程の運転時間を取得し、前記運転スケジュールに基づいて、前記再生工程を実施している前記ガス精製装置が前記再生工程を完了するまでの残余時間と、前記精製工程を実施している前記ガス精製装置が前記再生工程を開始するまでの猶予時間とを算出して、前記猶予時間が前記残余時間よりも小さいと判定した前記ガス精製装置に対して、実施中の前記再生工程が完了するまで、前記精製工程を実施している前記ガス精製装置の運転を停止させる運転調整を行うことを特徴とするガス精製装置管理システム。
  3. 前記運転調整手段は、前記再生工程が行われている前記ガス精製装置の運転時間と、前記精製工程が行われている前記ガス精製装置の運転時間との時間間隔を算出し、前記前記精製工程が行われている前記ガス精製装置の前記猶予時間が前記時間間隔よりも小さいことを検出すると、前記運転調整を開始することを特徴とする請求項2記載のガス精製装置管理システム。
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