JP7111303B2 - 削孔システム - Google Patents

削孔システム Download PDF

Info

Publication number
JP7111303B2
JP7111303B2 JP2018079405A JP2018079405A JP7111303B2 JP 7111303 B2 JP7111303 B2 JP 7111303B2 JP 2018079405 A JP2018079405 A JP 2018079405A JP 2018079405 A JP2018079405 A JP 2018079405A JP 7111303 B2 JP7111303 B2 JP 7111303B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
drilling
gripping means
storage
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018079405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019183589A (ja
JP2019183589A5 (ja
Inventor
淳 三宅
英一 井本
亘平 三浦
禅 石田
哲也 鬼崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YBM Co Ltd
Original Assignee
YBM Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YBM Co Ltd filed Critical YBM Co Ltd
Priority to JP2018079405A priority Critical patent/JP7111303B2/ja
Publication of JP2019183589A publication Critical patent/JP2019183589A/ja
Publication of JP2019183589A5 publication Critical patent/JP2019183589A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7111303B2 publication Critical patent/JP7111303B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

本発明は、地盤改良工法等に利用可能な削孔システムに関するものである。
地盤改良工法等において地盤を削孔するにあたっては、例えば、ロッドや、このロッドを把持するヘッド等が備わる削孔装置が使用されている。この削孔装置は、ロッドを回転や打撃等しつつ地盤に挿入することで削孔を進める。ロッドは、1本の管体からなることもあるが、削孔深度が深くなる場合等は、削孔の過程で複数のロッド(単位管)を順に継ぎ足す(連結する)ことで1本のロッドにする。複数のロッド(単位管)を継ぎ足す場合は、複数のロッド(単位管)を削孔装置の付近に準備しておく必要がある。そこで、複数のロッドを収納し、また、すぐに継ぎ足すことができるようにしておくために、例えば、特許文献1が開示するシステムの採用が考えられる。同システムにおいては、複数のロッドを収納する収納装置が削孔装置に隣接して備えられている。
しかしながら、同システムは、地熱開発等において坑井(地熱井)を形成するために利用するシステムである。したがって、地盤改良工法等においては、そのまま利用することができない。一例を挙げると、例えば、地盤改良工法等においては、ロッドの内部にセメント等の硬化材を流すことになるため、ロッドの内部が硬化材等で汚れる。したがって、ロッドをそのまま収納することができず、ロッドの内部を洗浄等する必要がある。
国際公開第2007/129337号
本発明が解決しようとする主たる課題は、地盤改良工法等において利用することができる削孔システムを提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(請求項1に記載の手段)
ロッドを地盤に挿入する削孔装置と、複数のロッドを収納する収納装置と、ロッドを前記削孔装置と前記収納装置との間で移動する移動機構とを有し、
前記削孔装置は、ロッドを把持する削孔把持手段を有し、
前記収納装置は、前記地盤に沿う無限軌条と、ロッドを保持した状態で前記無限軌条に沿って移動するロッド保持手段とを有し、
前記移動機構は、回動機構及びスライド機構で構成され、
前記回動機構は、基端側を回動軸として前記地盤に沿って回動する棒状部材及びこの棒状部材の先端側に備わる収納把持手段を有し、この収納把持手段によってロッドを前記収納装置と所望の位置との間で移動する構成とされ、
前記収納把持手段にはロッドを洗浄する洗浄手段が備わり、
前記スライド機構は、前記削孔把持手段を前記地盤に沿ってスライド移動することでロッドを前記所望の位置と前記削孔装置との間で移動する構成されている、
ことを特徴とする削孔システム。
(請求項2に記載の手段)
前記所望の位置にロッドの下端部を収容する収容部材が備わり、
前記所望の位置においてロッドの洗浄が行われ、当該洗浄に使用された汚水が前記収容部材内に流れ込むように構成されている、
請求項1に記載の削孔システム。
(請求項3に記載の手段)
前記収納把持手段は、ロッドを挟持する一対の挟持部材を有し、
この一対の挟持部材は、少なくともいずれか一方の挟持部材が対向する挟持部材に向かってスライド移動することでロッドを挟持する構成とされ、かつ前記回動軸が位置する側の開閉軸部を中心として各々回動する構成とされている、
請求項1又は請求項2に記載の削孔システム。
本発明によると、地盤改良工法等において利用することができる削孔システムになる。
削孔システムの正面(収納装置が位置する側)図である。 削孔システムの一方(右側)側面図である。 削孔システムの背面(削孔機本体が位置する側)図である。 削孔システムの他方(左側)側面図である。 削孔システムの平面図である。 収納把持手段をロッドに向かって移動する前の状態を示す斜視図である。 収納把持手段をロッドに向かって移動した後の状態を示す斜視図である。 内誘導手段及び外誘導部材によって内管及び外管の誘導を行った後の状態を示す斜視図である。 内管及び外管を把持した状態を示す斜視図である。 収納位置において収納把持手段によってロッドを把持した状態を示す正面図である。 収納位置において収納把持手段によってロッドを上方へ持ち上げた状態を示す正面図である。 収納把持手段によってロッドを収納位置から洗浄位置へ移動した状態を示す正面図である。 洗浄位置において収納把持手段によってロッドを収容部材に収めた状態を示す正面図である。 収納装置の平面図である。 収納内把持手段の斜視図である。 収納内把持手段の内誘導部材部分を拡大した斜視図である。 収納内把持手段の内挟持部材部分を拡大した斜視図である。 回動機構の全体を示す斜視図である。 スライド機構及び回動機構の全体を示す斜視図である。 収納外把持手段の斜視図である。 外誘導部材の斜視図である。 内把持手段の正面図である。 内挟持部材の平面図である。 内誘導部材の平面図である。 (1)は内挟持部材の説明図であり、(2)は移動機構の説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を説明する。なお、本実施の形態は、本発明の一例である。本発明の範囲は、本実施の形態の範囲に制限されない。
図1~5に、本形態の削孔システム1を示した。本形態の削孔システム1は、ロッド2を地盤Gに挿入する削孔装置10と、複数のロッド2を収納する収納装置20と、ロッド2を削孔装置10と収納装置20との間で移動する移動機構とを有する。
移動機構は、図25の(2)にも示すように、ロッド2を削孔装置10(本形態では削孔位置P2)と所望の位置(本形態では洗浄位置P1)との間で移動するスライド機構50と、ロッド2を所望の位置(本形態では洗浄位置P1)と収納装置20(本形態では収納位置P3)との間で移動する回動機構30とからなる。
なお、図1~5の(1)は、ロッド2を洗浄位置P1から削孔位置P2へ移動した後の状態、ないしは削孔位置P2から洗浄位置P1へ移動する前の状態を示している。また、図1~5の(2)は、ロッド2を削孔位置P2又は収納位置P3から洗浄位置P1へ移動した後の状態、ないしは洗浄位置P1から削孔位置P2又は収納位置P3へ移動する前の状態を示している。
本形態において、ロッド2は内管2A及び外管2Bからなる二重管である。ただし、本発明の思想は、ロッド2が単管である場合や、三重管以上の多重管である場合にも利用することができる。なお、本形態においては、内管2Aの上端部が外管2Bの上端部よりも若干上方まで延在している。
本形態の削孔装置10は、地盤G上を移動可能な削孔機本体11と、この削孔機本体11に支持され、上方へ延びるマスト12と、このマスト12に沿って上方及び下方へ移動する削孔把持手段13とから主になる。なお、マスト12は、削孔機本体11を移動するに際しては、水平方向に倒すことができる。また、削孔機本体11は、アウトリガー等によって安定化させられる。
削孔把持手段13は、内管2Aを把持する(掴む)削孔内把持手段13Aと、外管2Bを把持する(掴む)削孔外把持手段13Bとからなる。これら削孔内把持手段13A及び削孔外把持手段13Bは、例えば、ドリルヘッドやスピンドル、ウォータスイベル、ホルダ等の公知の部材で構成することができる。
削孔内把持手段13A及び削孔外把持手段13Bによって内管2A及び外管2Bは軸心回りに回転され、あるいは前後進(上下移動)され、あるいは必要により打撃等され、もって地盤Gに挿入され、あるいは地盤Gから引き抜かれる。なお、地盤改良工法等においては、地盤Gに挿入後の内管2Aや外管2Bにセメント等の硬化材が流され、内管2Aや外管2Bの内部が当該硬化材によって汚れることになる。
図2の(1)及び(2)、あるいは図4の(1)及び(2)の比較から明らかなように、削孔把持手段13は、スライド機構50により地盤Gに沿って横方向にスライド移動するように構成されている。この削孔把持手段13のスライド移動に伴って、ロッド2が横方向にスライド移動する。
なお、ここで言う「横方向」とは、削孔位置P2と洗浄位置P1とを結ぶ方向である(図5参照)。したがって、図1及び図3においては紙面を貫く方向が、図2及び図4においては紙面左右方向が、図5においては紙面上下方向が横方向に該当する。
一方、スライド機構50と共に移動機構を構成する回動機構30は、図6~13にも示すように、基端側(本形態では基端部)を回動軸32として地盤Gに沿って回動する棒状部材31と、この棒状部材31の先端側(本形態では先端部)に備わる収納把持手段40とによって構成されている。この回動機構30の回動に伴って、収納把持手段40によって把持されるロッド2が収納位置P3と洗浄位置P1との間を移動する。
本形態において、回動機構30(棒状部材31)の回動は、図18に示すように、棒状部材31の側部に備わる回動シリンダ51の伸縮によって行われる。この回動機構30による棒状部材31の回動角度は、例えば、0~120°とされる。なお、収納把持手段40の詳細については、後述する。
収納装置20は、図14に示すように、地盤Gに沿う無限軌条(レール)21と、収納された各ロッド2を保持する複数のロッド保持手段22とを有する。各ロッド保持手段22は、図10~13に示すように、上下複数段(箇所)に、本形態では上下2段に備わる。上下いずれのロッド保持手段22も、平面視で半円弧状である。
下段の各ロッド保持手段22は、底板25の付近に位置しており、各ロッド2の下端部を支持している。一方、上段の各ロッド保持手段22は、柵24の上端付近に位置しており、各ロッド2の中央部を支持している。この上下2段による支持によって、各ロッド2は垂直に保持されている。
各ロッド保持手段22は、チェーン23によって無限軌条21に沿って移動(公転)するように構成されている。この移動に伴って、各ロッド2も回転移動(公転)する。本形態においては、このロッド2の移動に際しての事故等を防ぐために、無限軌条21の周りに、柵24が設けられている。なお、本形態においては、ロッド2が底板25上を当該底板25に沿って水平方向に回転移動することから、本形態の収納装置20は「カルセール型のローダー」ということもできる。
以上のようにロッド2は収納装置20内を移動するものであり、原理的にはどの位置に存在するロッド2も回収可能であり、また、どの位置においても収納可能である。しかしながら、通常は、収納されているロッド2を収納把持手段40によって回収し、あるいはロッド2を収納把持手段40によってロッド保持手段22に保持させる(収納する)位置は1点であり、本形態では、この点(位置)を収納位置P3という。図示例では、無限軌条21の洗浄位置P1に最も近い地点が収納位置P3となっている。
次に、収納把持手段40の詳細について、説明する。
図6~9に示すように、本形態の収納把持手段40は、内管2Aの上端部を把持する(掴む)収納内把持手段41と、この収納内把持手段41の下方において外管2Bの上端部を把持する(掴む)収納外把持手段42とを有する。
収納内把持手段41は、内管2Aの上端部を挟持する一対の内挟持部材41Aと、内管2Aを水平方向(内管2Aの軸心に直交する方向)に誘導する一対の内誘導部材41Bとを有する。本形態において、この一対の内誘導部材41Bは、一対の内挟持部材41Aの上方に位置している。
収納外把持手段42は、収納内把持手段41の下方において外管2Bの上端部を挟持する一対の外挟持部材42Aと、外管2Bを水平方向(外管2Bの軸心に直交する方向)に誘導する一対の外誘導部材42Bとを有する。本形態において、この一対の外誘導部材42Bは、一対の外挟持部材42Aの下方に位置している。
以上に加えて、本形態の収納把持手段40には、内管2Aの内部(内周面等)を洗浄する第1洗浄手段43Aと、内管2Aの外部(外周面等)や外管2Bの内部(内周面等)を洗浄する第2洗浄手段43Bとが備わる。本形態において、第1洗浄手段43Aは、図15及び図16に示すように、内誘導部材41Bの一方に取り付けられている。また、第2洗浄手段43Bは、図17に示すように、内挟持部材41Aの下面に取り付けられている。
図15及び図18に示すように、一対の内挟持部材41Aの基端側(本形態では基端部)には、シリンダ41Cが備わる。このシリンダ41Cは、内管2Aに向かって延在しており、この延在方向に伸縮する。この伸縮により、一対の内挟持部材41A及びこの一対の内挟持部材41Aの上側に取り付けられた一対の内誘導部材41Bは、内管2Aに向かって、あるいは内管2Aから離れる方向へ移動する。
また、以上に加えて一対の内挟持部材41Aは、少なくとも一方の内挟持部材41Aが(本形態では両方の内挟持部材41Aが)対向する(他方の)内挟持部材41Aに向かって(側に)スライド移動するように構成されている。したがって、図6及び図7の対比から明らかなように、シリンダ41Cを伸ばすことで一対の内挟持部材41Aを内管2Aに向かって移動し、さらに一対の内挟持部材41Aを当該位置においてそれぞれ対向する内挟持部材41Aに向かってスライド移動させることで、内管2Aが内挟持部材41Aによって挟まれた状態になる。この状態は、収納把持手段40によって内管2Aが把持された状態である。
なお、図23に示すように、詳細には、一対の内挟持部材41Aは、挟持シリンダホルダ41H内に収容されているシリンダによって対向する内挟持部材41Aに向かってスライド移動させられる。ただし、本明細書においては、例えば、図22等のように一対の内挟持部材41Aと挟持シリンダホルダ41Hとを分けて符号を付している場合もあるが、例えば、図15等のように一対の内挟持部材41Aと挟持シリンダホルダ41Hとを特に区別することなく単に符号41Aを付している場合もある。
さらに、特に本形態においては、図23に示すように、一対の内挟持部材41Aが基端部、つまり棒状部材31の回動軸32が位置する側の端部(以下、この端部を開閉軸部41Eともいう。)を中心として各々回動するように構成されている。この回動に応じて、図25の(1)に示すように、回動機構30全体の基端部から先端部までの長さ30Lが変化する。つまり、一対の内挟持部材41Aが開いた状態になったときに、当該長さ30Lが短くなる。したがって、例えば、ロッド2を洗浄位置P1から収納位置P3へ、あるいは収納位置P3から洗浄位置P1へ移動するために回動機構30全体を回動させたときに、当該回動機構30の先端部に位置する収納内把持手段41が内管2A等に突き当たってしまうのを防ぐことができる。他方、一対の内挟持部材41Aが閉じた状態になったときは、当該長さ30Lが長くなる(元に戻る)。したがって、収納内把持手段41によって確実に内管2Aを把持することができる。
なお、図中から明らかなように、回動機構30を回動させるに際しては、前述したシリンダ41Cを収縮して一対の内挟持部材41Aを内管2Aから離れる側へ移動しておく。この移動と一対の内挟持部材41Aを開いた状態にすることとが相まって、一対の内挟持部材41Aの内管2Aに対する接触が避けられることになる。
図24に示すように、一対の内誘導部材41Bは、概ね半円弧状とされている。ただし、先端部はほぼ直線状とされており、他方、基端部はリンク(連結)している。なお、このリンクしている部分を、以下では「リンク」と称し、符号41Dで示す。
一対の内誘導部材41Bは、リンク41Dを開閉軸として開閉する。この開閉は、誘導シリンダ41Fの伸縮に応じて行われる。具体的には、誘導シリンダ41Fが伸びると一対の内誘導部材41Bが閉じ、誘導シリンダ41Fが縮むと一対の内誘導部材41Bが開く。
ここで内誘導部材41Bの機能について説明する。まず、一対の内誘導部材41Bは、一対の内挟持部材41Aによって内管2Aを挟持するに先立って閉じる。一対の内誘導部材41Bが閉じると、当該内誘導部材41Bの一方又は双方が内管2Aに突き当たり、当該内管2Aの軸心が所望の位置、本形態では外管2Bの軸心と一致する位置に誘導される。なお、この誘導は、内管2Aを当該内管2Aの軸心と直交する方向、つまり水平方向へ誘導するものということができる。
なお、内誘導部材41Bの内管2Aと突き当たる部分は、通常、当該内誘導部材41Bの先端部分、つまり直線状の部分である。この直線状の部分が内管2Aに突き当たるので、内誘導部材41Bによって内管2Aが挟持されてしまうおそれがない。
内誘導部材41Bによる誘導がなされたら、一対の内挟持部材41Aによって内管2Aを挟持する。この形態によると、内管2Aは、当該内管2Aの軸心が外管2Bの軸心からずれた位置において一対の内挟持部材41Aによって挟持されてしまうおそれがなくなる。この点、例えば、削孔把持手段13による内管2Aや外管2Bの把持は、通常、螺合等による。したがって、内管2Aの軸心が外管2Bの軸心からずれた位置において内管2Aが挟持されてしまうと、例えば、削孔把持手段13によって内管2Aや外管2Bを把持するのが困難になるおそれがある。
一対の内誘導部材41Bは、同一形状とすることも、本形態のように異なる形状とすることもできる。本形態においては、図22に示すように、一方の内誘導部材41Bの先端部が上下方向に関して2つに分かれており、一方の内誘導部材41Bの先端部と他方の内誘導部材41Bの先端部とが上下方向に関して段違いとなるように構成されている。これらの内誘導部材41Bは、閉じた際に、図8に示すように、先端部が2つに分かれている内誘導部材41Bの先端部間に先端部が1つの内誘導部材41Bの先端部が嵌まり込むように構成されている。この構成を採用することで、内管2Aの軸がどのようにずれていたとしても、確実に所望の位置に誘導することができる。
図20に示すように、一対の外挟持部材42Aの基端側(本形態では基端部)には、スライド部材42Cが備わる。このスライド部材42Cは、図6等に示すように、内管2Aに向かって延在するスライドレール42Dに沿ってスライド移動する。このスライド移動により、一対の外挟持部材42A及びこの一対の外挟持部材42Aの下側に取り付けられている一対の外誘導部材42Bは、内管2Aに向かって、あるいは内管2Aから離れる方向へ移動する。
一対の外挟持部材42Aは、少なくとも一方の外挟持部材42Aが(本形態では両方の外挟持部材42Aが)対向する(他方の)外挟持部材42A側に(に向かって)スライド移動するように構成されている。したがって、図6及び図7の対比から明らかなように、一対の外挟持部材42Aを内管2Aに向かってスライド移動し、さらに当該位置において一対の外挟持部材42Aをそれぞれ対向する外挟持部材42Aに向かってスライド移動することで、外管2Bが外挟持部材42Aによって挟まれた状態になる。この状態は、収納把持手段40によって外管2Bが把持された状態である。
一対の外挟持部材42Aは、挟持シリンダホルダ42H(図20参照)内に収容されているシリンダによって対向する外挟持部材42Aに向かってスライド移動させられる。なお、詳細には、一対の外挟持部材42Aは、外挟持部材ケース42J内に収納されており、外挟持部材ケース42Jはスライド移動せず、両者は区別される。ただし、例えば、図6等に示すように、一対の外挟持部材42Aと外挟持部材ケース42Jとを特に区別することなく単に符号42Aを付している場合もある。
前述したように外誘導部材42Bは、外管2Bを水平方向に誘導する部材である。したがって、内管2Aに対する内誘導部材41Bと同様の役割を果たすということができる。しかしながら、本形態の外誘導部材42Bは、内誘導部材41Bとは異なり、少なくとも一方の外誘導部材42Bが(本形態では両方の外誘導部材42B)が対向する(他方の)外誘導部材42B側に(に向かって)スライド移動するように構成されている。
具体的には、まず、外誘導部材42Bは、図21に示すように、平面視で三角形状の部材で形成されている。また、外誘導部材42Bは、その底辺(長辺)42xが誘導レール42Gに沿ってスライド移動するように構成されている。一方、外誘導部材42Bの基端側(回動機構30の基端側)には、平面視で三角形状の外誘導部材補助材42Eが設けられている。この外誘導部材補助材42Eは、底辺(長辺)が外誘導部材42Bの短辺(対向する外誘導部材42B側の短辺とは反対側の短辺)に接するように配置されている。さらに、この外誘導部材補助材42Eの基端側には、補助シリンダ42Fが取り付けられている。この補助シリンダ42Fは、外誘導部材42Bに向かって延在しており、この延在方向に伸縮する。
以上のような構成のもと、一対の外挟持部材42Aによって外管2Bを挟持するに先立って、補助シリンダ42Fを伸ばすと(伸長すると)、外誘導部材補助材42Eが外誘導部材42Bに向かって移動する。そして、この移動により、外誘導部材42Bが誘導レール42Gに沿って外管2Bに向かってスライド移動する。この移動が行われると、外誘導部材42B(対向する外誘導部材42B側の短辺)の一方又は双方が外管2Bに突き当たり、当該外管2Bの軸心が所望の位置に誘導される。この誘導により、外管2Bが意図しない位置において一対の外挟持部材42Aによって挟持されてしまうおそれがなくなる。結果、例えば、削孔把持手段13によって外管2Bを把持するのが困難になるおそれがなくなる。
第1洗浄手段43Aは、図15に示すように、内誘導部材41Bの一方に取り付けられている。また、この取付けは、図16に示すように、一対の内誘導部材41Bが閉じた際に第1洗浄手段43Aが内管2Aの軸心上に位置するように行われている。このように構成することで、水等の洗浄液Wが内管2Aの軸心に沿って噴射されることになり、第1洗浄手段43Aによる内管2A内部の洗浄が確実に行われる。また、第1洗浄手段43Aを内管2Aの軸心上に位置させる(移動する)ための別途の構造等が必要にならないため、装置構造を簡素化することができる。なお、本形態においては、洗浄液Wの飛散を防止するために、各内誘導部材41Bの上に洗浄ケース43Cが備えられている。この洗浄ケース43Cは、半円筒状であり、上面が閉じている。
一方、第2洗浄手段43Bは、図17及び図22に示すように、内挟持部材41Aの下面に取り付けられている。当該内挟持部材41Aは、前述したように挟持に際して内管2Aに向かって移動し、また、内管2Aを両側方から挟み込むように移動する。したがって、第2洗浄手段43Bが内挟持部材41Aの下面に取り付けられていることで、洗浄に際して第2洗浄手段43Bが洗浄にとって適切な場所に移動することになり、第2洗浄手段43Bによる内管2A外部、あるいは外管2Bの内部の洗浄が確実に行われるようになる。また、第2洗浄手段43Bを所望の場所に位置させる(移動する)ための別途の構造等が必要にならないため、装置構造を簡素化することができる。
第2洗浄手段43Bは、当該洗浄の確実性という観点及び装置構造の簡素化という観点から、本形態においては、内管2Aを挟んで対向するように2つ備えられている。ただし、第2洗浄手段43Bは、必要により、3つ以上の複数を備えることも、場合によっては1つのみ備えることもできる。
(ロッドの移動手順)
次に、削孔装置10と収納装置20との間でロッド2を移動し、また、その途中で当該ロッド2を洗浄する手順について説明する。
本形態においては、図10に示すように、まず、収納把持手段40を収納装置20側へ回動し、収納位置P3にあるロッド2を把持する。次に、図11に示すように、収納持把持手段40をマスト12に沿って上方へ移動する。この移動により、収納位置P3のロッド2も上方へ移動する。そこで、次に、図12に示すように、収納把持手段40を収納位置P3から洗浄位置P1へ回動する。この回動により、ロッド2が収納位置P3から洗浄位置P1へ移動する。洗浄位置P1においては、図13に示すように、収納把持手段40をマスト12に沿って下方へ移動する。この移動により、ロッド2の下端部が収容部材43に収まる。
一方、以上と同時に、又は前後して、削孔把持手段13は、削孔位置P2から洗浄位置P1へ移動しておく。洗浄位置P1へ移動した削孔把持手段13は、マスト12に沿って下方へ移動し、ロッド2を把持する。この把持は、例えば、螺合等による。ロッド2を把持したら、収納把持手段40によるロッド2の把持を解除し、削孔把持手段13をマスト12に沿って上方へ移動する。この移動により、ロッド2は上方へ移動する。次に、上方へ移動した削孔把持手段13を、洗浄位置P1から削孔位置P2へ移動する。この移動により、ロッド2が洗浄位置P1から削孔位置P2へ移動する。そこで、削孔位置P2においては、削孔把持手段13をマスト12に沿って下方へ移動し、以上の移動を行ったロッド(単位管)2に先行して地盤Gに挿入されているロッド(単位管)2に継ぎ足す。この継足しは、例えば、螺合等による。この継足しが完了したら、適宜、地盤Gの削孔を進める。
一方、地盤Gの削孔が終了したら、以上とは逆の手順で最上端にあるロッド(単位管)2から順にロッド2を回収する。つまり、最上端にあるロッド(単位管)2から順に、削孔位置P2から洗浄位置P1へ、洗浄位置P1から収納位置P3へとロッド(単位管)2を移動する。
ただし、地盤改良工法等において、削孔に使用したロッド2は、内部がセメント等の硬化材などによって汚れている。したがって、ロッド2を回収するに際しては、ロッド2を洗浄する。具体的には、まず、ロッド2を削孔把持手段13によって削孔位置P2から洗浄位置P1へ戻し(移動し)、この洗浄位置P1においてロッド2の下端部を収容部材43に収める。
ロッド2の下端部を収容部材43に収めたら、収納把持手段40によってロッド2を把持する。また、必要により、削孔把持手段13によるロッド2の把持を解除する。収納把持手段40によるロッド2の把持により、前述したように第1洗浄手段43Aが内管2Aの内部を臨むようになる。また、第2洗浄手段43Bは、外管2Bの内部(内管2Aの外部)を臨むようになる。そこで、この状態において、両洗浄手段43A,43Bから水等の洗浄液Wを噴射し、もって内管2A及び外管2Bを洗浄する。前述したように、本形態の削孔システム1においては、収納把持手段40によるロッド2の把持に伴って両洗浄手段43A,43Bが適切な場所に移動しているため、この工程における洗浄は、極めて効果的に行われる。
また、特に本形態においては、洗浄に使用された後の汚水が収容部材43内に流れ込むように構成されている。したがって、当該位置P1においてロッド2の洗浄を行ったとしても、洗浄位置P1やその付近における地盤Gに水が溜まり、泥濘等になるおそれがない。
収容部材43内に流れた(溜まった)水は、例えば、収容部材43にホース等を連結しておくことで、当該ホース等を通して適宜の場所へ流れ出るように構成することができる。
以上のように、本形態においては、ロッド2を削孔位置P2と収納位置P3との間で移動するにあたって、スライドによる移動と回動による移動とを併用するものである。したがって、図25の(2)に示すように、削孔システム1全体が占める面積を狭めることができる。しかも、ロッド2を移動する際に、当該ロッド2が他の装置等と干渉してしまうおそれもれない。
なお、符号44は、フェンスを示す。このフェンスは、垂直方向に延在しており、収納把持手段40によって移動するロッド2の移動経路を取り囲むように設置されている。このフェンス44の設置により、回動移動中のロッド2が収納把持手段40から外れてしまったとしても、当該ロッド2が外方へ飛んでしまうおそれがなくなる。また、回動移動中のロッド2に作業員等が接触してしまうおそれもなくなる。また、以上の削孔システム1の操作は、全て制御盤14を使用して一元的に行うことができる。
本発明は、地盤改良工法等に利用可能な削孔システムとして利用可能である。
1 削孔システム
2 ロッド
2A 内管
2B 外管
10 削孔装置
11 削孔機本体
12 マスト、
13 削孔把持手段
13A 削孔内把持手段
13B 削孔外把持手段
14 制御盤
20 収納装置
21 無限軌条
22 ロッド保持手段
23 チェーン
24 柵
25 底板
30 回動機構
30L 回動機構の長さ
31 棒状部材
32 回動軸
40 収納把持手段
41 収納内把持手段
41A 内挟持部材
41B 内誘導部材
41C シリンダ
41D リンク
41E 開閉軸部
41F 誘導シリンダ
41H 挟持シリンダホルダ
42 収納外把持手段
42A 外挟持部材
42B 外誘導部材
42C スライド部材
42D スライドレール
42E 外誘導部材補助材
42F 補助シリンダ
42G 誘導レール
42H 挟持シリンダホルダ
42J 外挟持部材ケース
42x 底辺
43 収容部材
43A 第1洗浄手段
43B 第2洗浄手段
43C 洗浄ケース
44 フェンス
50 スライド機構
51 回動シリンダ
P1 洗浄位置(所望の位置)
P2 削孔位置
P3 収納位置
G 地盤
W 洗浄液

Claims (3)

  1. ロッドを地盤に挿入する削孔装置と、複数のロッドを収納する収納装置と、ロッドを前記削孔装置と前記収納装置との間で移動する移動機構とを有し、
    前記削孔装置は、ロッドを把持する削孔把持手段を有し、
    前記収納装置は、前記地盤に沿う無限軌条と、ロッドを保持した状態で前記無限軌条に沿って移動するロッド保持手段とを有し、
    前記移動機構は、回動機構及びスライド機構で構成され、
    前記回動機構は、基端側を回動軸として前記地盤に沿って回動する棒状部材及びこの棒状部材の先端側に備わる収納把持手段を有し、この収納把持手段によってロッドを前記収納装置と所望の位置との間で移動する構成とされ、
    前記収納把持手段にはロッドを洗浄する洗浄手段が備わり、
    前記スライド機構は、前記削孔把持手段を前記地盤に沿ってスライド移動することでロッドを前記所望の位置と前記削孔装置との間で移動する構成されている、
    ことを特徴とする削孔システム。
  2. 前記所望の位置にロッドの下端部を収容する収容部材が備わり、
    前記所望の位置においてロッドの洗浄が行われ、当該洗浄に使用された汚水が前記収容部材内に流れ込むように構成されている、
    請求項1に記載の削孔システム。
  3. 前記収納把持手段は、ロッドを挟持する一対の挟持部材を有し、
    この一対の挟持部材は、少なくともいずれか一方の挟持部材が対向する挟持部材に向かってスライド移動することでロッドを挟持する構成とされ、かつ前記回動軸が位置する側の開閉軸部を中心として各々回動する構成とされている、
    請求項1又は請求項2に記載の削孔システム。
JP2018079405A 2018-04-17 2018-04-17 削孔システム Active JP7111303B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018079405A JP7111303B2 (ja) 2018-04-17 2018-04-17 削孔システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018079405A JP7111303B2 (ja) 2018-04-17 2018-04-17 削孔システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019183589A JP2019183589A (ja) 2019-10-24
JP2019183589A5 JP2019183589A5 (ja) 2021-04-30
JP7111303B2 true JP7111303B2 (ja) 2022-08-02

Family

ID=68339346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018079405A Active JP7111303B2 (ja) 2018-04-17 2018-04-17 削孔システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7111303B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7377135B2 (ja) 2020-03-03 2023-11-09 日本車輌製造株式会社 チュービング装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002168081A (ja) 2000-11-29 2002-06-11 Komatsu Ltd 地盤孔明機及びロッド交換装置
US20100200297A1 (en) 2006-05-09 2010-08-12 Comacchio International S.A. Drilling machine with carousel-type drill stem and shroud tube loader
JP2011226086A (ja) 2010-04-15 2011-11-10 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 海底着座型ボーリングマシン用のロッド搬送装置
JP2014205968A (ja) 2013-04-11 2014-10-30 古河ロックドリル株式会社 さく孔機用ロッド交換装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61274082A (ja) * 1985-05-29 1986-12-04 コトブキ技研工業株式会社 さく岩機のロツドチエンジヤ−におけるマガジンの回動方法
JP3108892B2 (ja) * 1992-04-24 2000-11-13 鉱研工業株式会社 ロッド供給装置
JP2941194B2 (ja) * 1995-04-27 1999-08-25 ライト工業株式会社 ロッド交換装置
US5931238A (en) * 1996-06-28 1999-08-03 Bucyrus International, Inc. Apparatus for storing and handling drill pipe

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002168081A (ja) 2000-11-29 2002-06-11 Komatsu Ltd 地盤孔明機及びロッド交換装置
US20100200297A1 (en) 2006-05-09 2010-08-12 Comacchio International S.A. Drilling machine with carousel-type drill stem and shroud tube loader
JP2011226086A (ja) 2010-04-15 2011-11-10 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 海底着座型ボーリングマシン用のロッド搬送装置
JP2014205968A (ja) 2013-04-11 2014-10-30 古河ロックドリル株式会社 さく孔機用ロッド交換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019183589A (ja) 2019-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6311788B1 (en) Magazine and manipulating apparatus for drilling rod parts
JP3937243B2 (ja) ドリルロッド交換機組立体
US8631949B2 (en) Tubulars storage device
JP7111303B2 (ja) 削孔システム
BR112016016534B1 (pt) Tubo de guia para uma haste de broca flexível para um equipamento de perfuração; disposição de perfuração; máquina de perfuração e método para armazenar uma haste de broca flexível
ITTO20000466A1 (it) Atrezzatura di stivaggio e manovra di aste per impianti di trivellazione.
TW200812721A (en) A sequential charging apparatus of bar material in a processing machine
KR100976598B1 (ko) 시추선의 파이프 적재장치
US5033554A (en) Well point placement and removal apparatus
JP7111302B2 (ja) ロッド把持装置
JP2002168081A (ja) 地盤孔明機及びロッド交換装置
SU1713442A3 (ru) Бурильна машина
CN111201416A (zh) 清扫机构和具备该清扫机构的清扫装置
BR112015014370B1 (pt) Dispositivo de manipulação para um equipamento de perfurar rocha, método para manipulação de componentes da coluna de perfuração de uma coluna de perfuração de um equipamento de perfurar rocha, e, equipamento de perfurar rocha
JP2019074228A (ja) 清掃装置
JP6677619B2 (ja) ボーリング及び薬液注入方法
JP5596530B2 (ja) 鉄筋吊下げ配筋装置
JP5547541B2 (ja) 海底着座型ボーリングマシン用のロッド搬送装置
JP2015212464A (ja) 杭抜き装置
WO2012075289A1 (en) Pipe shuttle for a directional drilling apparatus
DE2533621C2 (de) Vorrichtung zum Transport von Bohrstangen zwischen einem Magazin und einer Bohrmaschine
JP6159129B2 (ja) さく孔機用ロッド交換装置
US10487598B2 (en) Storage arrangement for well operations
DE10123250B4 (de) Bohr-und Ankersetzgerät mit Bohrstangenzentrierung
US11293237B2 (en) Ground drilling device and use of a ground drilling device

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7111303

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150