JP2014205968A - さく孔機用ロッド交換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このロッド交換装置は、マガジン40のロッド収容溝43が、マガジン40の径方向に二段にロッド50を格納できるように、径方向外側の第一の螺旋部44と、径方向内側の第二の螺旋部45とが連続してなる二重の螺旋形状に形成され、セットプレート24のロッド支持溝23が、セットプレート24の径方向に二段にロッド50を支持できるように、第一の螺旋部44に対応する深さに形成された第一のロッド支持溝25と、第二の螺旋部45に対応する深さに形成された第二のロッド支持溝26とを有する。これにより、従来はマガジンの外周一周分しか格納できなかったところ、順次にマガジン40内に収容されるロッド50の軌道が二重の螺旋状になり、ロッド50を径方向に二段に格納可能となった。
【選択図】図4
Description
この種のさく孔機では、ドリフタにシャンクロッドを挿着し、このシャンクロッドにスリーブ等を介して所定長のロッドを接続する。接続されたロッドには、その先端にビットを取付け、このビットにドリフタから打撃と回転を伝達するとともに、送り機構でドリフタに送りを与えて岩石に所望のさく孔をする。
ここで、さく孔長がロッドより長い長孔さく孔を行う場合には、さく孔の途中でロッド交換装置を用いる(例えば特許文献1参照)。
本発明の一態様に係るロッド交換装置によれば、マガジンのロッド収容溝が、マガジンの径方向に二段にロッドを格納できるように、径方向外側の第一の螺旋部と、径方向内側の第二の螺旋部が連続してなる二重の螺旋状に形成されているので、マガジンに収容されるロッドの軌道が螺旋状になり、第一の螺旋部と第二の螺旋部の二段に重ねてロッドを格納することができる。
ここで、上記ロッド収容溝の螺旋形状について、螺旋構造のロッド収容溝にずりが溜まってしまうと、ロッド交換装置が稼動不良を起こすおそれがあり、特に、二重の螺旋状に形成されたロッド収容溝であると、その溜まったずりをロッド収容溝から排出するのにも時間を要するという問題がある。
このような構成であれば、螺旋状をなす板部をブラケットに対して支持する柱部は、隣り合う柱部相互が離隔して隙間が設けられているので、ずりがロッド収容溝に堆積しにくくなり、さらに、ロッド収容溝からのずり排出性を向上させることができる。そのため、格納しているロッドとマガジンとの間にずりが侵入した場合であっても、マガジンとロッドの間にずりが挟まって生じる稼動不良を防止または抑制することができる。
図1に示すように、このさく孔機1は、トンネル工事等でのさく孔作業に使用されるファンカットドリルであり、車両の前後に走行用の車輪7,8およびアウトリガ9を有する台車10を備えている。台車10は、前側車体2と後側車体3とが別体に形成され、前後の車体2,3相互が連結軸6により左右方向に揺動可能に連結されている。前側車体2には、さく孔装置20が設けられ、後側車体3には運転および必要なさく孔作業を行うための操作部4および駆動部5が設けられている。
このさく孔機1でさく孔作業を行う場合には、さく孔装置20のガイドシェル16を移動してさく孔位置に位置させ、ドリフタ17を駆動してさく孔を行う。そして、所要さく孔長がロッド50の長さより長い場合には、ロッド50によるさく孔を行った後、上述のロッド交換装置30でロッド50の継足しを行う。
ロッド交換装置30でのロッド50の継足しは次の手順で行う。
次に、マガジン用モータ22を駆動してマガジン軸32を回すことによりセットプレート24を動かし、継ぎ足すべきロッド50をマガジン40の格納位置に位置させるとともに、ロッド保持装置36をマガジン40の格納位置に移動する。
図7に従来のロッド交換装置のマガジン部分を示したように、従来のロッド交換装置は、複数のロッド50を自身の外周一周分に亘って形成されたロッド収容溝143に格納するマガジン140と、このマガジン140のロッド収容溝143に対向して設けられてマガジン140の周方向にロッド50を等配するようにロッド50の前後両端それぞれを支持するセットプレート124とを備える構成であった。つまり、従来のロッド交換装置は、セットプレート124とマガジン140が、ロッド50を外周一周分に限って収容する格納構造だった。
なお、本発明に係るロッド交換装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
例えば、図6に第二実施形態を示すように、上記複数の柱部47に替えて、マガジン40のロッド収容溝43の軸方向に沿って立設する壁面を、ロッド収容溝43の螺旋形状に沿って鉄板を曲げた曲げ板47により製作し、その曲げ板47の面に切り欠きDを入れ、この切り欠きDをずり排出口としてもよい。
2 前側車体
3 後側車体
4 操作部
5 駆動部
6 連結軸
7、8 車輪
9 アウトリガ
10 台車
11 チルト用シリンダ
12 チルトブーム
13 スイングアーム
14 旋回機構
15 ガイドマウンチング
16 ガイドシェル
17 ドリフタ
18 シャンクロッド
19 フートパット
20 さく孔装置
21 セントラライザ
22 マガジン用モータ
23 ロッド支持溝
24 セットプレート
25 第一のロッド支持溝
26 第二のロッド支持溝
27 ピン
28 キヤリアアーム
29 キヤリアアームシリンダ
30 ロッド交換装置(ロッドチェンジャ)
31 ブラケット
32 マガジン軸
35 キャリア軸
36 ロッド保持装置(ロッドキヤリア)
37 負荷緩和機構
38 クランプアームシリンダ
39 ツース
40 マガジン
41 開口部
42 ロッド案内面
43 ロッド収容溝
44 第一の螺旋部
45 第二の螺旋部
46 板部材
47 柱部
48 スライド面
50 ロッド
51 保持用シリンダ(クランプシリンダ)
Claims (3)
- さく孔機に用いられ、ドリフタが搭載されるガイドシェルに配設されるロッド交換装置であって、
複数のロッドの両端を自身の周方向に沿って形成されたロッド収容溝に収容する一対のマガジンと、該一対のマガジンのロッド収容溝に対向して設けられてマガジンの周方向に前記複数のロッドを等配するようにロッドの両端それぞれを支持する複数のロッド支持溝を有する一対のセットプレートとを備え、
前記マガジンのロッド収容溝は、マガジンの径方向に二段にロッドを格納できるように、径方向外側の第一の螺旋部と、径方向内側の第二の螺旋部とが連続してなる二重の螺旋形状に形成されており、
前記セットプレートは、前記複数のロッド支持溝のうち、セットプレートの径方向に二段にロッドを支持できるように、少なくとも前記第二の螺旋部に対応する深さに形成されたロッド支持溝を有することを特徴とするさく孔機用ロッド交換装置。 - 前記複数のロッド支持溝は、前記セットプレートの径方向に二段にロッドを支持できるように、前記第一の螺旋部に対応する深さに形成された第一のロッド支持溝と、前記第二の螺旋部に対応する深さに形成された第二のロッド支持溝とを有することを特徴とする請求項1に記載のさく孔機用ロッド交換装置。
- 前記ロッド収容溝は、前記螺旋形状が板部材によって形成され、該板部材が、複数の柱部によってブラケットに対して支持されており、前記複数の柱部同士の間は、隣り合う柱部相互が離隔することにより隙間が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のさく孔機用ロッド交換装置。
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JP2013082834A JP6159129B2 (ja) | 2013-04-11 | 2013-04-11 | さく孔機用ロッド交換装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018141285A (ja) * | 2017-02-27 | 2018-09-13 | 株式会社日伸テクノ | 二重管ロッド脱着装置 |
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JP7545787B2 (ja) | 2020-10-16 | 2024-09-05 | 古河ロックドリル株式会社 | 土木作業装置およびこれを備える土木作業車両 |
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-
2013
- 2013-04-11 JP JP2013082834A patent/JP6159129B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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