JP7110700B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
装置非依存色変換部が、画像データの特色(メタリック色)を、シルバー(Si)成分を含んだ装置非依存色空間LabSiの色値に変換し、変換結果保持部が、変換結果を保持し、Si変更指示受付部が、Si量の変更指示を受け付け、この指示に応じ変換結果保持部内の色値のSi成分の値を変更し、印刷装置依存色変換部が、同じ色をLabSiと、印刷装置に依存する色空間であるCMYKSiのそれぞれで表現した色値同士の対応関係の情報を保持するLabSi・CMYKSi変換テーブルを参照して、変換結果保持部に保持されるLabSi値をCMYKSi値に変換する画像処理装置は、知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5915302号公報
ここで、金属光沢感を有する色材を用いることなく、媒体に印刷される色に金属光沢感を持たせるには、金属光沢感を有する媒体に色を印刷することが考えられるが、その場合、金属光沢感を有する媒体に有色色材だけを用いて色を印刷したのでは、媒体に印刷される色の金属光沢感の調整が難しい。
本発明の目的は、金属光沢感を有する媒体に有色色材だけを用いて色を印刷するよう構成された場合に比較して、媒体に印刷される色の金属光沢感の調整を容易にすることにある。
請求項1に記載の発明は、金属光沢感を有する媒体に有色色材を形成することで印刷される色の金属光沢感が調整されるように、当該有色色材よりも当該媒体側に形成される白色色材の量を制御する制御手段と、前記制御手段により制御された前記白色色材の量を示す信号を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記媒体に印刷される色の金属光沢感の調整度合いの指定に応じて、前記白色色材の量を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記媒体に印刷される色の金属光沢感を強める方向への前記調整度合いが大きいほど、前記白色色材の量が少なくなるように、前記白色色材の量を制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、前記媒体の種類に応じて、前記白色色材の量を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記媒体に形成される前記有色色材の量を更に制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、前記媒体に印刷される色の色味を調整する指示に応じて、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、前記媒体に印刷される色に金属光沢感を持たせる指示がされた状態で、前記色味を調整する指示がされた場合は、前記色味を調整する指示がされない場合よりも、前記有色色材の量が少なくなるように、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、前記色味を調整する指示がされた場合は、前記色味を調整する指示がされない場合よりも、前記有色色材の量が、前記媒体に印刷される色に対して予め定められた量だけ少なくなるように、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、前記色味を調整する指示がされた場合は、前記色味を調整する指示がされない場合よりも、前記有色色材の量が、前記媒体に印刷される色の濃淡に応じた量だけ少なくなるように、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記制御手段は、前記媒体の種類に応じて、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感が調整されるように、当該媒体に形成される白色色材の量を制御する制御手段と、前記制御手段により制御された前記白色色材の量を示す信号を出力する出力手段とを備え、前記制御手段は、前記媒体に形成される有色色材の量を更に制御し、前記制御手段は、前記媒体に印刷される色の金属光沢感の調整度合いの指定に応じて、前記有色色材の量を制御することを特徴とする情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、コンピュータに、金属光沢感を有する媒体に有色色材を形成することで印刷される色の金属光沢感が調整されるように、当該有色色材よりも当該媒体側に形成される白色色材の量を制御する制御機能と、前記制御機能により制御された前記白色色材の量を示す信号を出力する出力機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、金属光沢感を有する媒体に有色色材だけを用いて色を印刷するよう構成された場合に比較して、媒体に印刷される色の金属光沢感の調整が容易になる。
請求項2の発明によれば、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感を、金属光沢感の調整度合いの指定に応じて調整することができる。
請求項3の発明によれば、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感を、強める方向へ調整することができる。
請求項4の発明によれば、金属光沢感を有する媒体の種類を考慮して、媒体に印刷される色の金属光沢感を調整することができる。
請求項5の発明によれば、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感を有する色味も調整することができる。
請求項6の発明によれば、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感を有する色味を、色味の調整の指示に応じて調整することができる。
請求項7の発明によれば、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感を有する色味を所望の色味に近付けることができる。
請求項8の発明によれば、色味を調整する指示がされた場合は有色色材の量が色の濃淡に応じた量だけ少なくなるように制御するよう構成された場合に比較して、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感を有する色味を、所望の色味に精度よく近付けることができる。
請求項9の発明によれば、色味を調整する指示がされた場合は有色色材の量が色に対して予め定められた量だけ少なくなるように制御するよう構成された場合に比較して、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感を有する色味を、所望の色味に容易に近付けることができる。
請求項10の発明によれば、金属光沢感を有する媒体の種類を考慮して、媒体に印刷される色の金属光沢感を有する色味を調整することができる。
請求項11の発明によれば、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感を有する色味を、金属光沢感の調整度合いの指定に応じて調整することができる。
請求項12の発明によれば、金属光沢感を有する媒体に有色色材だけを用いて色を印刷するよう構成された場合に比較して、媒体に印刷される色の金属光沢感の調整が容易になる。
本発明の実施の形態が適用される画像形成システムの全体構成例を示した図である。 本発明の実施の形態における端末装置のハードウェア構成例を示した図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置の全体構成例を示したブロック図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態の概要について示した図である。 白トナーの量とメタリック感との関係を示したグラフである。 画像中のメタリック感が必要ない領域とメタリック感が必要な領域とでメタリック感が異なるようにした例を示した図である。 メタリック感を調整する際に用いられる各種パラメータを入力するための調整パラメータ入力画面の一例を示した図である。 調整パラメータ入力画面で選択されたメタリック感調整量とメタリック用紙に形成される白トナーの量との関係を示したグラフである。 調整パラメータ入力画面での色味調整の指示の有無とメタリック用紙に形成されるカラートナー量との関係を示したグラフである。 本発明の実施の形態におけるプリントサーバの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態におけるプリントサーバの動作例を示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成システムの全体構成]
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、画像形成システム1は、端末装置10と、プリントサーバ30と、画像形成装置50とが、通信回線80を介して接続されることにより、構成されている。尚、図には、1つの端末装置10、プリントサーバ30、画像形成装置50しか示していないが、複数の端末装置10、プリントサーバ30、画像形成装置50を設けてもよい。
端末装置10は、画像形成装置50での印刷を指示するために用いられるコンピュータ装置である。具体的には、文書作成アプリケーション等を動作させることにより、印刷対象となる文書データ等を作成する。そして、プリントサーバ30に対応するプリンタドライバを動作させることにより、この文書データ等の印刷を指示する印刷指示データを作成し、これをプリントサーバ30へ送る。この印刷指示データは、PDL(Page Description Language)で記述されたPDLデータであってもよいし、PDLデータに変換する前段階のデータであってもよい。ここで、端末装置10としては、デスクトップPC、ノートPC等を用いるとよい。
プリントサーバ30は、端末装置10から印刷指示データを受信し、画像形成装置50での印刷に用いられる印刷データとして蓄積する。印刷指示データがPDLデータであれば、PDLデータに対してラスタライズ、色変換等の処理を行って印刷データとして蓄積すればよいし、印刷指示データがPDLデータに変換する前段階のデータであれば、これをPDLデータに変換した後、ラスタライズ、色変換等の処理を行って印刷データとして蓄積すればよい。そして、画像形成装置50から文書データ等の印刷を行う旨の要求があると、印刷データを画像形成装置50に送信する。或いは、端末装置10が出力先の画像形成装置50を指定することにより、画像形成装置50からの印刷要求を待たずに、印刷データを画像形成装置50に送信するようにしてもよい。また、プリントサーバ30は、画像形成装置50の媒体収容部に収容された媒体の種類を管理する。本実施の形態では、情報処理装置の一例として、プリントサーバ30を設けている。
画像形成装置50は、媒体に文書データ等の画像を形成する装置である。この画像形成装置50は、プリンタの機能のみを備えたものであってもよいし、他にスキャナやファクシミリの機能を備えたものであってもよい。ここで、画像形成装置50における画像形成方式としては、例えば、電子写真方式を用いるとよいが、その他の方式を用いてもよい。
[端末装置及びプリントサーバのハードウェア構成]
図2は、本実施の形態における端末装置10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、端末装置10は、CPU11と、メインメモリ12と、HDD13と、通信インターフェース(図では「通信I/F」と表記)14と、表示デバイス15と、入力デバイス16とを備える。
CPU11は、例えばHDD13に記憶された各種プログラムをメインメモリ12にロードして実行することにより、端末装置10の機能を実現する。
メインメモリ12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
HDD13は、CPU11が実行する各種プログラム、端末装置10で作成又は取得したデータ等を記憶するメモリである。
通信I/F14は、通信回線80を介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
表示デバイス15は、端末装置10内部から出力された各種情報を表示するデバイスである。ここで、表示デバイスとしては、例えば、液晶ディスプレイを用いるとよい。
入力デバイス16は、ユーザが入力した情報を受け取り、これを端末装置10内部へ入力するデバイスである。
また、図2に示したハードウェア構成は、プリントサーバ30のハードウェア構成としても捉えられる。但し、プリントサーバ30について述べるときは、図2のCPU11、メインメモリ12、HDD13、通信I/F14、表示デバイス15、入力デバイス16をそれぞれ、CPU31、メインメモリ32、HDD33、通信I/F34、表示デバイス35、入力デバイス36と表記するものとする。
[画像形成装置の全体構成]
図3は、本実施の形態における画像形成装置50の全体構成例を示した図である。画像形成装置50は、所謂タンデム型の装置であって、例えば、電子写真方式にて各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット51(51Y、51M、51C、51K、51W)、各画像形成ユニット51にて形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる中間転写ベルト56、中間転写ベルト56上に転写された重ね画像を媒体Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置510、二次転写された画像を媒体P上に定着させる定着装置540、媒体P上に定着されたトナー像から色に関する特徴量を計測する測色センサ550を備えている。
この画像形成装置50では、常用色(通常色)であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する画像形成ユニット51Y、51M、51C、51Kの他に、白(W)のトナー像を形成する画像形成ユニット51Wがタンデムを構成する画像形成ユニットの一つとして設けられている。
本実施の形態において、各画像形成ユニット51(51Y、51M、51C、51K、51W)は、矢印A方向に回転する感光体ドラム52の周囲に、これらの感光体ドラム52を帯電させる帯電器53、感光体ドラム52上に静電潜像を書き込むレーザ露光器54(図中露光ビームを符号Bmで示す)、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム52上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器55、感光体ドラム52上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト56に転写する一次転写ロール57、感光体ドラム52上の残留トナーを除去するドラムクリーナ58等の電子写真用デバイスが順次配設されている。これらの画像形成ユニット51は、中間転写ベルト56の上流側から、イエロー(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)、黒(K色)、白(W色)の順に配置されている。
また、中間転写ベルト56は、各種ロールによって図に示す矢印B方向に回転可能に構成されている。この各種ロールとして、図示しないモータにより駆動されて中間転写ベルト56を回転させる駆動ロール515、中間転写ベルト56に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト56の蛇行を防止する機能を備えたテンションロール516、中間転写ベルト56を支持するアイドルロール517及びバックアップロール512(後述)を有している。
また、一次転写ロール57には、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されるようになっており、これにより各々の感光体ドラム52上のトナー像が中間転写ベルト56に順次、静電吸引され、中間転写ベルト56上に重ねトナー像が形成されるようになっている。
更に、二次転写装置510は、中間転写ベルト56のトナー像保持面側に圧接配置される二次転写ロール511と、中間転写ベルト56の裏面側に配置されて二次転写ロール511の対向電極をなすバックアップロール512とを備えており、このバックアップロール512には二次転写バイアスが安定的に印加される金属製の給電ロール513が接触配置されている。そして、二次転写ロール511には、二次転写ロール511に付着した汚れを除去するブラシロール514が接触配置されている。
また、二次転写ロール511の下流側には二次転写後の中間転写ベルト56の表面をクリーニングするベルトクリーナ521が設けられている。
更に、本実施の形態では、媒体搬送系として、媒体Pを収容する媒体収容部530、この媒体収容部530に集積された媒体Pを取り出して搬送するピックアップロール531、ピックアップロール531にて繰り出された媒体Pを搬送する搬送ロール532、搬送ロール532により搬送された媒体Pを二次転写装置510による二次転写位置へと送り込む媒体搬送路533、二次転写後の媒体Pを定着装置540へと搬送する搬送ベルト534を備えている。
[本実施の形態の概要]
本実施の形態では、金属光沢感を有するトナーを用いずに、媒体Pで金属光沢感を有する色を表現するために、媒体Pとして金属光沢感を有する媒体を用いる。その際、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感が調整されるように、その媒体に形成される白トナーの量を制御する。
以下、金属光沢感を有する媒体としてメタリック用紙を例にとり説明する。また、金属光沢感は「メタリック感」と表記し、金属光沢感を有する色を「メタリックカラー」と表記する。
図4(a),(b)は、本実施の形態の概要について示した図である。
このうち、(a)は、白トナーを100%とした場合のメタリック用紙Pm上のトナーの状態を示している。この場合、白トナーがメタリック用紙Pmの下地を完全に隠蔽するため、重ねられたトナー像を上から見たときにメタリック感はない。
一方、(b)は、白トナーを30%とした場合のメタリック用紙Pm上のトナーの状態を示している。この場合、白トナーによるメタリック用紙Pmの下地の隠蔽度合いは低くなるため、メタリック用紙Pmの下地を利用してメタリックカラーが表現される。つまり、重ねられたトナー像を上から見たときにメタリック感がある。
尚、図では、白トナーだけでなく、Cトナー、Mトナー、Yトナーのカラートナーについても、(a)に比べて(b)の方を少なくしている。
ところで、メタリック感を調整するには、メタリック用紙の隠蔽率を制御する必要がある。そして、このメタリック用紙の隠蔽率は、白トナーの量により制御される。
図5は、白トナーの量とメタリック感との関係を示したグラフである。グラフから、白トナーの量を増やせばメタリック感がなくなり、白トナーの量を減らせばメタリック感が出てくることが分かる。
このことを利用して、例えば、画像中のメタリック感が必要ない領域とメタリック感が必要な領域とでメタリック感が異なるようにしてもよい。具体的には、画像中のメタリック感が必要ない領域では、カラートナーの下に白トナーを100%敷いて、メタリック用紙を完全に隠蔽するとよい。一方、画像中のメタリック感が必要な領域では、カラートナーの下に敷く白トナーの量を減らして、メタリックカラーを表現するとよい。
図6は、このように画像中の領域ごとにメタリック感が異なるようにした例を示した図である。図では、メタリック用紙Pm上に、文字領域501、図形領域502、文字領域551及び図形領域552が設けられている。このうち、文字領域501及び図形領域502は、メタリック感がない領域を示しており、文字領域551及び図形領域552は、メタリック感がある領域を示している。
図7は、メタリック感を調整する際に用いられる調整パラメータを入力するための調整パラメータ入力画面300の一例を示した図である。図示するように、調整パラメータ入力画面300は、選択項目301と、チェック項目302,303と、ボタン304とを含む。
このうち、選択項目301は、メタリック感を持たせる場合のメタリック感の調整の強弱を示す調整度合いの一例としてのメタリック感調整量を選択するための選択項目である。尚、メタリック感調整量「0」とは、メタリック感を持たせないという意味ではなく、白トナーの量を減らしてメタリック感は持たせるが、その程度が強めでも弱めでもない中間的な程度であることを意味する。そこで、メタリック感を持たせないことを指定するために、チェック項目302を設けている。また、チェック項目303を設け、色味の調整を行うことを指定できるようにもしている。
更に、ボタン304は、選択項目301、チェック項目302,303で選択又は指定された情報を調整パラメータとして決定するためのボタンである。
図8は、図7の調整パラメータ入力画面300の選択項目301で選択されたメタリック感調整量と、メタリック用紙に形成される白トナーの量との関係を示したグラフである。
グラフから、メタリック感調整量が強めの方向へ大きくなるのに伴って白トナーの量は減り、メタリック感調整量が弱めの方向へ大きくなるのに伴って白トナーの量は増えることが分かる。ここで、メタリック感調整量と白トナーの量との対応は、一次元LUTとして定義しておけばよい。尚、このグラフでは、白トナーの量を増減させる割合を数値で示していない。これは、白トナーの量を増減させる割合をパラメータとして内部で持ち、そのパラメータはメタリック用紙の種類や入力データ等で切り換えてもよいこととしているからである。
図9は、図7の調整パラメータ入力画面300のチェック項目303にチェックすることによる色味調整の指示の有無と、メタリック用紙に形成されるカラートナー量との関係を示したグラフである。図中、破線がチェック項目303にチェックしないことにより色味調整が指示されなかった場合のカラートナー量を示し、実線がチェック項目303にチェックすることにより色味調整が指示された場合のカラートナー量を示す。
グラフから、色味調整が指示されなかった場合、カラートナー量は80%であるが、色味調整が指示された場合、カラートナーの量は40%と減っていることが分かる。ここで、カラートナーの量は、例えば、その総量制限を定義しておくことにより決定してよい。この場合、グラフのようにカラートナーの総量制限を40%とすると、C、M、Y、Kトナーのそれぞれの量を1/2にすればよい。しかしながら、このグラフはある色についてのカラートナーの量の減り方を示したものであり、全ての色についてカラートナーの量を80%から40%へ減らすわけではない、というのが基本的な考え方である。例えば、色とカラートナーの量の増減との対応を各色に対するプロファイルとして定義しておいてよい。これにより、色味調整が指示された場合は、色味調整が指示されなかった場合よりも、カラートナーの量が各色に対して定められた量だけ少なくなる。或いは、色の濃淡とカラートナーの量の増減との対応を一次元LUTとして定義しておいてもよい。これにより、色味調整が指示された場合は、色味調整が指示されなかった場合よりも、カラートナーの量が色の濃淡に応じた量だけ少なくなる。この場合、カラートナーの量を少なくする量は、濃い色ほど小さくし、淡い色ほど大きくするのが好ましい。
また、グラフでは、色味調整が指示された場合に、カラートナーの量は、メタリック感調整量に関わらず同じとしたが、これには限らない。図7の調整パラメータ入力画面300の選択項目301で選択されたメタリック感調整量に応じて、カラートナーの量を増減させてもよい。例えば、メタリック感調整量が強めの方向へ大きくなるのに伴ってカラートナーの量は減り、メタリック感調整量が弱めの方向へ大きくなるのに伴ってカラートナーの量は増えるようにしてもよい。
[プリントサーバの機能構成]
図10は、本実施の形態におけるプリントサーバ30の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、プリントサーバ30は、色データ取得部41と、調整パラメータ取得部42と、トナー量調整部43と、色信号出力部44とを備えている。
色データ取得部41は、端末装置10から受信した印刷指示データに対してラスタライズ、色変換等の処理を行うことで得られたCMYKWデータを取得する。ここで、印刷指示データは、RGB値を用いて記述されたPDLデータであってよい。また、CMYKWデータは、メタリック用紙に形成される画像の画素ごとのCMYKWトナーの量を示すCMYKW値を含む。このうち、CYMK値には、RGB値から得られた値を設定すればよい。また、W値には、RGB値に関係なく、画像の全画素について同じ値を設定してよい。例えば、Wトナー0%に対応する値をW値に設定すれば、後段のトナー量調整部43でW値に新たに値を設定することになる。また、Wトナーの任意の割合に対応する値をW値に設定すれば、W値に既に設定された値を後段のトナー量調整部43で変更することになる。
調整パラメータ取得部42は、図7の調整パラメータ入力画面300から入力された調整パラメータを取得する。具体的には、メタリック感調整量、メタリック感の有無、及び、色味調整の有無を、調整パラメータとして取得する。
トナー量調整部43は、調整パラメータ取得部42により取得された調整パラメータに基づいて、色データ取得部41により取得されたCMYKWデータにおけるCMYKW値を調整する。具体的には、メタリック感を持たせないことを調整パラメータが示していれば、白トナーの量が100%になるようにCMYKW値を調整し、メタリック感を持たせることを調整パラメータが示していれば、白トナーの量が調整パラメータのメタリック感調整量に応じたものとなるようにCMYKW値を調整する。また、色味調整を行うことを調整パラメータが示していれば、カラートナーの量が減るようにCMYKW値を調整する。尚、このような調整は、メタリック用紙に形成される画像の領域ごとに行ってよい。本実施の形態では、白色色材の一例として、白トナーを用いており、媒体に形成される白色色材の量を制御する制御手段の一例として、トナー量調整部43を設けている。
色信号出力部44は、トナー量調整部43により調整されたCMYKW値に対応するCMYKW信号を、印刷データに含めて画像形成装置50に出力する。本実施の形態では、白色色材の量を示す信号を出力する出力手段の一例として、色信号出力部44を設けている。
[プリントサーバの動作]
図11は、本実施の形態におけるプリントサーバ30の動作例を示したフローチャートである。尚、ここでは、カラートナーの量もメタリック感調整量に応じて調整するものとして説明する。
プリントサーバ30では、まず、色データ取得部41が、印刷指示データをラスタライズすることにより得られた画像の各画素におけるCMYKWデータを取得する(ステップ401)。
次に、調整パラメータ取得部42が、図7の調整パラメータ入力画面300でチェック項目302にチェックすることによりメタリック感なしが指示されたかどうかを判定する(ステップ402)。
メタリック感なしが指示されたと判定されれば、トナー量調整部43が、白トナーの量が100%になるように、ステップ401で取得されたCMYKWデータにおけるW値を変更する(ステップ403)。
一方、メタリック感なしが指示されたと判定しなければ、調整パラメータ取得部42は、図7の調整パラメータ入力画面300の選択項目301で選択されたメタリック感調整量を取得する(ステップ404)。そして、図7の調整パラメータ入力画面300でチェック項目303にチェックすることにより色味調整が指示されたかどうかを判定する(ステップ405)。
色味調整が指示されたと判定されなければ、トナー量調整部43は、ステップ404で取得されたメタリック感調整量に応じた白トナーの量となるように、ステップ401で取得されたCMYKWデータにおけるW値を変更する(ステップ406)。
一方、色味調整が指示されたと判定されれば、トナー量調整部43は、ステップ404で取得されたメタリック感調整量に応じた白トナー及びカラートナーの量となるように、ステップ401で取得されたCMYKWデータにおけるC値、M値、Y値、及び、W値を変更する(ステップ407)。
その後、色信号出力部44が、ステップ403、ステップ406、又は、ステップ407で変更されたCMYKWデータに対応するCMYKW信号を画像形成装置50に出力する(ステップ408)。その際、このCMYKW信号に基づいて画像を形成する用紙としてメタリック用紙を選択すべき旨の情報も、画像形成装置50に出力されるものとする。
尚、この動作例では言及しなかったが、メタリック感の調整は画像の領域ごとに行ってもよい。その場合は、画像の画素ごとに、ステップ402乃至ステップ407の処理を行えばよい。
[本実施の形態の変形例]
上記では言及しなかったが、メタリック用紙の種類に応じて、白トナーの量又はカラートナーの量を調整するようにしてもよい。
また、上記では、調整パラメータを取得する処理及びトナー量を調整する処理をプリントサーバ30で行うようにしたが、これには限らない。例えば、調整パラメータを取得する処理は、端末装置10で行うようにしてもよい。また、トナー量を調整する処理は、画像形成装置50のコントローラで行うようにしてもよい。
[プログラム]
本実施の形態におけるプリントサーバ30又は画像形成装置50のコントローラで行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
即ち、本実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感が調整されるように、媒体に形成される白色色材の量を制御する制御機能と、制御機能により制御された白色色材の量を示す信号を出力する出力機能とを実現させるためのプログラムとして捉えられる。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10…端末装置、30…プリントサーバ、41…色データ取得部、42…調整パラメータ取得部、43…トナー量調整部、44…色信号出力部、50…画像形成装置、80…通信回線

Claims (12)

  1. 金属光沢感を有する媒体に有色色材を形成することで印刷される色の金属光沢感が調整されるように、当該有色色材よりも当該媒体側に形成される白色色材の量を制御する制御手段と、
    前記制御手段により制御された前記白色色材の量を示す信号を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記媒体に印刷される色の金属光沢感の調整度合いの指定に応じて、前記白色色材の量を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記媒体に印刷される色の金属光沢感を強める方向への前記調整度合いが大きいほど、前記白色色材の量が少なくなるように、前記白色色材の量を制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記媒体の種類に応じて、前記白色色材の量を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記媒体に形成される前記有色色材の量を更に制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記媒体に印刷される色の色味を調整する指示に応じて、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記媒体に印刷される色に金属光沢感を持たせる指示がされた状態で、前記色味を調整する指示がされた場合は、前記色味を調整する指示がされない場合よりも、前記有色色材の量が少なくなるように、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記色味を調整する指示がされた場合は、前記色味を調整する指示がされない場合よりも、前記有色色材の量が、前記媒体に印刷される色に対して予め定められた量だけ少なくなるように、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記色味を調整する指示がされた場合は、前記色味を調整する指示がされない場合よりも、前記有色色材の量が、前記媒体に印刷される色の濃淡に応じた量だけ少なくなるように、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御手段は、前記媒体の種類に応じて、前記有色色材の量を制御することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  11. 金属光沢感を有する媒体に印刷される色の金属光沢感が調整されるように、当該媒体に形成される白色色材の量を制御する制御手段と、
    前記制御手段により制御された前記白色色材の量を示す信号を出力する出力手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記媒体に形成される有色色材の量を更に制御し、
    前記制御手段は、前記媒体に印刷される色の金属光沢感の調整度合いの指定に応じて、前記有色色材の量を制御することを特徴とする情報処理装置。
  12. コンピュータに、
    金属光沢感を有する媒体に有色色材を形成することで印刷される色の金属光沢感が調整されるように、当該有色色材よりも当該媒体側に形成される白色色材の量を制御する制御機能と、
    前記制御機能により制御された前記白色色材の量を示す信号を出力する出力機能と
    を実現させるためのプログラム。
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