JP7110604B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
(3)前記制御装置は、前記空燃比の目標値と計測値との差の積算値における定常成分に相当する学習値を算出する算出部と、前記学習値に基づいて前記第二判定期間を設定する設定部と、を備えていることが好ましい。
(4)前記設定部は、1回のドライブサイクル内における前記学習値の変化量が大きいほど前記第二判定期間を短縮することが好ましい。
(6)前記設定部は、前記学習値が補正限界値に到達している状態で、前記積算値に基づいて算出された積分値が前記学習値と同じ方向に所定量以上偏っている場合に、前記第二判定期間を短縮することが好ましい。
図1は、車両に搭載されるエンジン10の燃料噴射システムと、燃料噴射システムに関する故障を検出する制御(以下「故障検出制御」という)を実施するための制御装置1とを示す模式図である。ここでは、複数気筒のうちの一つを示す。燃料噴射システムとしては、筒内噴射(DI)とポート噴射(MPI)とを使用した燃料噴射を実施するものを例示する。
故障検出制御は、噴射モードごとに異なる指標を用いて燃料噴射システムの故障の可能性を判定するとともに、「故障可能性あり」と判定され続けている期間(以下「継続期間」という)に基づいて燃料噴射システムの故障を検出する制御である。継続期間は、例えば時間,行程数,点火回数など、期間をカウントできるパラメータであればよく、エンジン10の運転点(エンジン回転速度および負荷)の属するモード領域が変わり、噴射モードが切り替えられるとリセットされる。以下の説明では、継続期間として、「故障可能性あり」と判定され続けている時間(「継続時間」と呼ぶ)を用いる場合を例示する。
==切替条件==
条件1.継続時間が第二判定時間Tm以上
条件2.1回のドライブサイクル内における拡大マップの使用頻度が所定値未満
==条件2の一例==
条件2-1.1回のドライブサイクル内での拡大マップの選択回数が所定回数未満
条件2-2.1回のドライブサイクル内で拡大マップの使用積算時間が所定時間未満
なお、条件2-1の「所定回数」および条件2-2の「所定時間」は、条件2の「所定値」に対応する値に設定される。
条件A.A/F学習値が正常範囲のリッチ側補正限界値LdR,LmRまたはリーン側補正限界値LdL,LmLに達している
条件B.F/B積分値がA/F学習値と同じ方向に偏っている
条件C.F/B積分値が正常範囲外に存在する
図1に示すように、制御装置1には、燃料噴射システムを制御するための制御部1Aと、上述した故障検出制御を実施するための算出部1B,設定部1C,判定部1D,検出部1Eおよび記録部1Fとが設けられる。本実施形態では、これらの要素の各機能がソフトウェアで実現されるものとする。ただし、各機能の一部又は全部をハードウェア(電子制御回路)で実現してもよく、あるいはソフトウェアとハードウェアとを併用して実現してもよい。
図3は、上述した故障検出制御の内容を説明するためのフローチャート例であり、図4は図3のサブフローチャートである。また、図5および図6は、図3のフローチャートの変形例であり、上記の条件2-1および条件2-2を含めた場合のフローチャート例である。ここでは、併用モードでの燃料噴射システムの故障を判定するフローチャートを例示する。
例えば、切替条件に上記の条件2-1が含まれる場合には、継続時間が第二判定時間Tm以上であるときに(図3のステップS3)、図5のステップS31において、今回のドライブサイクル内における拡大マップの選択回数Nが所定回数Nth未満(すなわち、拡大マップの使用頻度が所定値未満)であるか否かが判定される。
(1)上述した制御装置1では、図7中に太実線で示すように、継続時間が第二判定時間Tm以上であれば通常マップから拡大マップに切り替えられる(図中矢印A1)。このため、図中矢印A2で示すように、エンジン10の運転点が併用モード領域内に留まりやすくなる(併用モードが継続されやすくなる)。これにより、図中破線で示すように、噴射モードが切り替えられることにより継続時間がリセットされ、故障判定が中断される事態を回避しやすくなるため、早期に故障を検出することができる。
上述した各実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上述した各実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、F/B積分値,A/F学習値および仮故障コードの有無に基づいて第二判定時間Tmを設定する場合を例示したが、第二判定時間Tmはこれら以外のパラメータに基づいて設定されてもよい。あるいは、第二判定時間Tmが可変値ではなく、予め設定された固定値として設けられていてもよい。
1A 制御部
1B 算出部
1C 設定部
1D 判定部
1E 検出部
1F 記録部
2 吸気通路
3 排気通路
4 筒内噴射弁
5 ポート噴射弁
6 第一空燃比センサ
7 第二空燃比センサ
8 スロットル弁
10 エンジン
Tj 第一判定時間(第一判定期間)
Tm 第二判定時間(第二判定期間)
LdR,LmR リッチ側補正限界値(補正限界値)
LdL,LmL リーン側補正限界値(補正限界値)
X 所定量
Claims (7)
- 少なくとも二つの燃料噴射モードを有するとともに空燃比がフィードバック制御されるエンジンの制御装置であって、
各々の前記燃料噴射モードに対応するモード領域が設定されたマップを用いて前記エンジンの燃料噴射システムを制御する制御部と、
前記燃料噴射モードごとに異なる指標を用いて、前記燃料噴射システムに関する故障可能性を判定する判定部と、
前記故障可能性のある状態の継続期間を計測するとともに、前記継続期間が所定の第一判定期間以上であれば前記燃料噴射システムの故障を検出したと判断する検出部と、を備え、
前記マップには、通常マップと、複数の前記モード領域のうちの一つが前記通常マップよりも拡大された拡大マップと、が含まれ、
前記検出部は、前記継続期間が前記第一判定期間よりも短い第二判定期間以上であることを含む切替条件が成立したら、前記通常マップから、前記判定部により前記故障可能性があると判定されている前記燃料噴射モードに対応する前記モード領域が拡大された前記拡大マップに切り替える
ことを特徴とする、エンジンの制御装置。 - 前記切替条件には、1回のドライブサイクル内における前記拡大マップの使用頻度が所定値未満であることが含まれる
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの制御装置。 - 前記空燃比の目標値と計測値との差の積算値における定常成分に相当する学習値を算出する算出部と、
前記学習値に基づいて前記第二判定期間を設定する設定部と、を備えた
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のエンジンの制御装置。 - 前記設定部は、1回のドライブサイクル内における前記学習値の変化量が大きいほど前記第二判定期間を短縮する
ことを特徴とする、請求項3記載のエンジンの制御装置。 - 前記検出部によって初めて前記故障が検出された場合に仮故障コードを記録する記録部を備え、
前記設定部は、前記仮故障コードが記録されている場合には、前記仮故障コードが記録されていない場合よりも前記第二判定期間を短くする
ことを特徴とする、請求項3又は4記載のエンジンの制御装置。 - 前記設定部は、前記学習値が補正限界値に到達している状態で、前記積算値に基づいて算出された積分値が前記学習値と同じ方向に所定量以上偏っている場合に、前記第二判定期間を短縮する
ことを特徴とする、請求項3~5のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置。 - 前記燃料噴射モードには、前記エンジンの吸気ポートのみに燃料を噴射するポート噴射モードと、前記吸気ポートおよび前記エンジンの筒内に燃料を噴射する併用モードとが含まれ、
前記通常マップは、低負荷領域に前記ポート噴射モードに対応する前記モード領域が設定され、高負荷領域に前記併用モードに対応する前記モード領域が設定されたものであり、
前記拡大マップには、前記併用モードに対応する前記モード領域が、低負荷低回転領域および極低負荷領域を除いて拡大された併用モード拡大マップが含まれる
ことを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置。
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