JP7107815B2 - 釣り具 - Google Patents

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Description

本発明は、竿体を備えた釣り具に関し、特に釣竿や玉ノ柄に関する。
例えば振出竿は複数の竿体を備えている。竿体のブランクは、一般には、プリプレグから形成される。プリプレグはマンドレルに巻回され、その上から成形テープで加圧される。そのため、成形テープを剥離した後のブランクには螺旋状のテープ痕が残る。そして、そのテープ痕を消すために、ブランクの外周面が研磨される。
特開平8-38002号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、テープ痕を積極的に利用することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る釣り具は、竿体を備えた釣り具であって、竿体は、成形テープによるテープ痕の段差部が前側を向いている第一テープ痕領域と、成形テープによるテープ痕の段差部が後側を向いている第二テープ痕領域とを有している。尚、竿先側を前側とし、竿元側を後側とする。
第一テープ痕領域の段差部の向きと第二テープ痕領域の段差部の向きとは互いに逆向きであるので、釣り人が竿体を把持した際に、第一テープ痕領域から第二テープ痕領域に手を移動させると、段差部の向きが変わったことを手の触感により感じ取ることができる。同様に、第二テープ領域から第一テープ領域へと手を移動させることによっても、段差部の向きが変わったことを感じ取ることができる。このように第一テープ痕領域と第二テープ痕領域とで段差部の向きが異なっているので、段差部の向きによって、把持している領域を手の触感により容易に把握することができる。
特に、複数の竿体を備えている場合において、一つの竿体に第一テープ痕領域と第二テープ痕領域とを有していることが好ましい。段差部の向きから得られる触感の違いによって、一つの竿体において把持している領域を容易に特定することができる。
特に、釣り具が延べ竿である場合には、元竿に第一テープ痕領域と第二テープ痕領域とを有し、第一テープ痕領域は元竿の前部に位置し、第二テープ痕領域は元竿の後部に位置していることが好ましい。例えば、鮎の友釣りにおいて釣り人が両手を広げた状態で、右手で元竿の前部を把持し、左手で元竿の後部を把持している状況においては、両手の間隔が体よりも広がっているため、両手は接近しようとする。その際、元竿の前部にはテープ痕の段差部が前側を向いている第一テープ痕領域が存在しているため、右手が滑りにくい。また、元竿の後部にはテープ痕の段差部が後側を向いている第二テープ痕領域が存在しているため、左手も同様に滑りにくい。従って、元竿を把持する力が小さくて済み、釣り人の負担が軽減される。
更に、元上竿の後部に第一テープ痕領域を有していることが好ましい。延べ竿を短めに把持する場合に例えば右手で元上竿の後部を把持することがある。そのような場合に、元上竿の後部に第一テープ痕領域を有していると、右手が滑りにくく、釣り人は楽に釣竿を保持できる。
また、釣り具が玉ノ柄である場合には、元竿に第一テープ痕領域と第二テープ痕領域とを有し、第一テープ痕領域は元竿の後部に位置し、第二テープ痕領域は元竿の前部に位置していることが好ましい。魚を玉網で掬う際には、例えば一方の手で釣竿を把持し、他方の手で玉ノ柄の元竿の後部を把持する。元竿の後部にテープ痕の段差部が前側を向いた第一テープ痕領域が存在しているので、玉ノ柄の元竿の後部が手から下側に滑りにくく、魚を容易に掬うことができる。また、延ばした状態の玉ノ柄を仕舞う場合には、元竿の前部を一方の手で把持し、他方の手で元上竿を把持する。元竿の前部にテープ痕の段差部が後側を向いた第二テープ痕領域が存在しているので、元竿の前部を把持している手が前側に滑りにくく、元上竿を元竿に容易に格納できる。
以上のように、段差部の向きが異なる二つのテープ痕領域を有することにより、テープ痕の段差部の向きによって、把持している箇所を手の触感により容易に把握することができる。
本発明の一実施形態における延べ竿の元竿を示す正面図。 同元竿のブランクを示す正面図。 (a)は図1のA部拡大断面図、(b)は同部分の成形テープ剥離前の状態を示す断面図。 (a)は図1のB部拡大断面図、(b)は同部分の成形テープ剥離前の状態を示す断面図。 同延べ竿の使用状態を示す斜視図。 本発明の他の実施形態における延べ竿の元竿を示す正面図。 本発明の他の実施形態における延べ竿の元竿を示す正面図。 本発明の他の実施形態における玉ノ柄の元竿を示す正面図。 (a)は図8のC部拡大断面図、(b)は図8のD部拡大断面図。
以下、本発明の一実施形態に係る釣り具としての釣竿について図1~図5を参酌しつつ説明する。釣竿は、延べ竿であり、代表的には鮎竿や渓流竿である。延べ竿は、複数の竿体を備えており、釣糸ガイドは備えていない。竿体の本数は三本以上であって、例えば七本~九本である。図1に釣竿の元竿1を示している。釣竿は振出式のもの、即ち振出竿であって、前側の竿体の全てが元竿1に格納される。図1には、元竿1の一つ前側に位置する元上竿2を二点鎖線で示している。
元竿1は、プリプレグから形成された筒状のブランク10を備えている。ブランク10の前後方向の中央部には、所定長さの塗装部11が形成されている。塗装部11は、ブランク10の外周面の全周に亘って形成されている。ブランク10の前端部には環状の口金12が装着されている。口金12はブランク10の前端部の外周面を外側から覆うようにブランク10に装着されている。口金12は例えば金属製である。ブランク10の後端部には尻栓13が装着されている。尻栓13はブランク10に対して着脱自在の構成とすることができる。
ブランク10の外周面には成形テープによる螺旋状のテープ痕が残存している領域がある。ブランク10は、マンドレルにプリプレグを巻回し、加圧、焼成して形成される。加圧の際、プリプレグの上に、成形テープが所定のピッチで螺旋状に巻回される。ピッチは、例えば数ミリであって成形テープのテープ幅よりも小さい。特に、ピッチは、テープ幅の半分よりも小さいことが好ましく、テープ幅の1/10程度とすることが好ましく、2mm以下とすることが好ましい。成形テープは、隣の成形テープと重なり合うようにしながら螺旋状に巻回される。成形テープは、焼成後に剥離される。成形テープを剥離した後のブランク10の外周面にはセロ目とも称されるテープ痕が螺旋状に形成される。テープ痕は、段差部を有しており、成形テープがブランク10の後端部から前端部に向けて巻回されると、テープ痕の段差部は後側を向く。即ち、テープ痕の段差部の端面は後側を向いた状態となる。成形テープがブランク10の前端部から後端部に向けて巻回されると、テープ痕の段差部は前側を向く。即ち、テープ痕の段差部の端面は前側を向いた状態となる。
ブランク10の外周面の前部には、成形テープ20のテープ痕の段差部21が前側を向いた第一テープ痕領域22が残存している。図3(a)のように、第一テープ痕領域22は、テープ痕の段差部21の端面21aが前側を向いている。テープ痕の段差部21はブランク10の軸線方向即ち前後方向に沿って一定間隔毎に形成されている。この段差部21同士の間の間隔が成形テープ20の巻回ピッチである。
図3(a)においては簡略化のため、隣り合う段差部21同士の間の部分は、後側に向けて縮径する直線状の逆テーパ面23として示しているが、逆テーパ面23の大部分がほとんど傾斜していない周面であってもよい。段差部21の端面21aは急な角度であり、逆テーパ面23は緩い角度である。このような第一テープ痕領域22におけるテープ痕は、図3(b)のように、プリプレグの外周面に成形テープ20を螺旋状に巻回することによって形成される。図3(b)では、見やすくするため、成形テープ20のテープ幅を小さくして図示している。このように成形テープ20は、第一テープ痕領域22においては、前側から後側に向けて所定のピッチで重なり合うようにしながら螺旋状に巻回される。加熱焼成後に成形テープ20を剥離すると、図3(a)のような状態となる。
一方、ブランク10の外周面の後部には、成形テープ30のテープ痕の段差部31が後側を向いた第二テープ痕領域32が残存している。図4(a)のように、第二テープ痕領域32は、テープ痕の段差部31の端面31aが後側を向いており、第一テープ痕領域22とは逆向きとなっている。テープ痕の段差部31はブランク10の軸線方向即ち前後方向に沿って一定間隔毎に形成されている。この段差部31同士の間の間隔が成形テープ30の巻回ピッチであり、本実施形態では第一テープ痕領域22におけるピッチと同じピッチとしているが、互いに異なっていてもよい。第一テープ痕領域22の成形テープ20と第二テープ痕領域32の成形テープ30は、互いに同じものであってもよいし異なるものであってもよい。即ち、成形テープ20,30の材質や厚さ、テープ幅、テンション等は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図4(a)においては簡略化のため、隣り合う段差部31同士の間の部分は、後側に向けて拡径する直線状のテーパ面33として示しているが、テーパ面33の大部分がほとんど傾斜していない周面であってもよい。段差部31の端面31aは急な角度であり、テーパ面33は緩い角度である。このような第二テープ痕領域32におけるテープ痕は、図4(b)のように、プリプレグの外周面に成形テープ30を螺旋状に巻回することによって形成される。図4(b)では、見やすくするため、成形テープ30のテープ幅を小さくして図示している。このように成形テープ30は、第二テープ痕領域32においては、後側から前側に向けて所定のピッチで重なり合うようにしながら螺旋状に巻回される。加熱焼成後に成形テープ30を剥離すると、図4(a)のような状態となる。
図2に、成形テープ20,30を剥離した状態のブランク10を示している。図2において向かって左側が前側であり、右側が後側である。ブランク10の前側略半分の領域が第一テープ痕領域22であり、ブランク10の後側略半分の領域が第二テープ痕領域32である。ブランク10の外周面は、前側の第一テープ痕領域22と後側の第二テープ痕領域32という二つの領域に区画される。第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32の比率は任意であって、本実施形態では略1:1となっているが、例えば、第二テープ痕領域32の方が第一テープ痕領域22よりも長いものであることも好ましい。第二テープ痕領域32がブランク10の全長のうち半分以上の長さであってもよい。第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32との境界部40の位置は任意であって、本実施形態では境界部40がブランク10の中央部に位置しているが、境界部40がブランク10の中央部よりも前側に位置していてもよい。この境界部40は、成形テープ20の巻き付け方向が変わる部分である。
ブランク10の外周面のうち境界部40を含む所定長さ部分は、研磨された後に塗装され、それによって上記の塗装部11が形成される。塗装部11においては、テープ痕は研磨により除去されている。塗装部11によって第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32とが区画される。第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32には、図3(a)及び図4(a)に二点鎖線で示しているように金属蒸着層41が形成されることが好ましい。金属蒸着層41は、例えば、真空蒸着やイオンプレーティング等の物理蒸着によって形成される。特に、第一テープ痕領域22においては段差部21が前側を向いているので、段差部21の端面21aにおける金属蒸着層41に太陽光が上から当たって反射し、第一テープ痕領域22が特に光り輝くことになる。また、第二テープ痕領域32においては段差部31が後側を向いているので、太陽光が反射しにくい。即ち、第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32との間で、光の反射の度合いが異なることになる。そのため、元竿1の外周面の全体が単一のテープ痕領域である場合に比して、意匠性が向上する。尚、金属蒸着層41の外側には図示しないクリア層を金属蒸着層41を保護するための保護層として形成されることが好ましい。また、口金12が装着されるブランク10の前端部は、研磨されてテープ痕が除去されることが好ましい。
尚、元上竿2の外周面の全長のうち少なくとも後部は、テープ痕が残存していることが好ましく、特に、テープ痕の段差部21が前側を向いた第一テープ痕領域22であることが好ましい。元上竿2の外周面の全長が第一テープ痕領域22であってもよい。
以上のような元竿1を備えた釣竿は、例えば友釣りに使用される。図5に使用状態の一例を示している。図5は、友釣りにおいて釣り人が釣竿(鮎竿)を両手で支えて鮎のアタリを待っているときの状態を示している。釣り人は、例えば右手で元竿1の前部を把持し、左手で元竿1の後部を上から支えるように把持する。両手の間隔は体の幅よりも広く、両手を広げた状態で釣竿を保持する。このようた状態では、両手を広げているので、両手は自然と互いに近づこうとする。そのため、釣り人は両手が接近しないように元竿1を把持することになる。
このような状況において、元竿1の前部の外周面には第一テープ痕領域22が形成されているので、釣り人は第一テープ痕領域22を右手で把持することができる。第一テープ痕領域22においては段差部21が前側を向いているので、右手が後側に滑りにくくなる。一方、元竿1の後部の外周面には第二テープ痕領域32が形成されているので、釣り人は第二テープ痕領域32を左手で把持することができる。第二テープ痕領域32においては段差部21が後側を向いているので、左手が前側に滑りにくくなる。従って、釣り人は広げた両手で元竿1を軽い力で把持し保持することができ、手の負担が軽減される。
釣竿を短めにして把持する際に、右手で元上竿2の後部を把持することがある。そのような場合においては、元上竿2の後部に第一テープ痕領域22を有していると、右手で元上竿2の後部を把持した際にも右手が後側に滑りにくくなる。左手が把持する箇所は右手が把持する箇所に応じて前側に移動して元竿1の中央部の塗装部11に近づくことになるが、塗装部11の直後まで第二テープ痕領域32が形成されているので、第二テープ痕領域32を左手で把持することができる。尚、塗装部11が元竿1の中央部よりも前側に位置していて第二テープ痕領域32が元竿1の中央部を前側に越えて形成されていると、釣竿を短めにして把持した際に、左手が第二テープ痕領域32に留まりやすい。
更に、把持している箇所が第一テープ痕領域22であるか、あるいは第二テープ痕領域32であるかということを、手の触感によって容易に把握することができる。そのため、把持する箇所を目で確認しなくても手の触感によって把持している箇所を容易に把握することができる。特に、元竿1に第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32の双方が区画されて形成されているので、元竿1の二箇所を左右両手で把持するような場合に、左右両手の把持位置が把握しやすい。
尚、図6のように、元竿1の竿元部(尻栓13の直前の部分)に塗装部からなるグリップ部42を備えていてもよい。グリップ部42は、ブランク10の外周面に塗装を施すと共に粗面化処理することによって、滑りにくくした樹脂塗装層を形成したものである。この塗装は、例えばゴム系樹脂塗料を用いることができる。また、図7のように、グリップ部42を間隔をあけて二箇所に設けてもよい。二つのグリップ部42の間の領域は、第二テープ痕領域32としてもよいし、テープ痕を残すのではなく塗装部としてもよい。
上記実施形態では、竿体を備えた釣り具として釣竿を例示したが、釣り具は玉ノ柄であってもよい。図8及び図9に玉ノ柄の元竿1を示している。元竿1は、外周面に第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32とを有するブランク10を備えている。第一テープ痕領域22は元竿1の後部に位置し、第二テープ痕領域32は元竿1の前部に位置する。図9(a)に図8のC部の拡大図を示している。図9(a)は第二テープ痕領域32を示している。図9(b)に図8のD部拡大図を示している。図9(b)は第一テープ痕領域22を示している。第二テープ痕領域32と第一テープ痕領域22との間には塗装部11が形成されており、該塗装部11によって第二テープ痕領域32と第一テープ痕領域22が前後に区画されている。本実施形態では、第一テープ痕領域22が長く、第二テープ痕領域32が短いが、両領域の長さの比率は任意である。
魚を玉網で掬う際には、例えば右手で釣竿を把持し、左手で玉ノ柄の元竿1の後部を把持する。玉ノ柄は釣り人から海面に向かって下方に延びた状態にあるので、左手のみで玉ノ柄が落下しないように保持することになる。元竿1の後部に第一テープ痕領域22が形成されているので、釣り人は左手で元竿1の第一テープ痕領域22を把持することになる。第一テープ痕領域22における段差部21が前側を向いているので、玉ノ柄の元竿1が左手から下側に滑り落ちにくく、魚を容易に掬うことができる。
延ばした状態の玉ノ柄を仕舞う際には、元竿1の前部を例えば左手で把持し、右手で元上竿2を把持する。元竿1の前部には段差部31が後側を向いた第二テープ痕領域32が存在しているので、元竿1の前部を把持している左手が前側に滑りにくい。そのため、元竿1をしっかりと保持することができて、元上竿2を元竿1に容易に格納できる。尚、元上竿2の後部には段差部21が前側を向いた第一テープ痕領域22を形成しておくことが好ましい。元上竿2を元竿1に格納する際に元上竿2の後部を把持する右手が後側に滑りにくくなり、より一層容易に元上竿2を元竿1に格納できる。
尚、上記実施形態では、元竿1に第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32とを備えた場合について説明したが、元上竿2が第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32の双方を備える構成であってもよく、他の竿体が第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32の双方を備える構成であってもよい。何れにしても、一本の竿体に第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32の双方が備えられていると、第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32を触感により区別できる。また、一本の竿体に第一テープ痕領域22が複数箇所設けられていてもよいし、一本の竿体に第二テープ痕領域32が複数箇所設けられていてもよく、第一テープ痕領域22や第二テープ痕領域32の個数や配置態様は種々変更可能である。
また、一本の竿体の途中で第一テープ痕領域22と第二テープ痕領域32とが区画されている構成ではなく、竿体毎に第一テープ痕領域22又は第二テープ痕領域32の何れか一方のみを備えるようにしてもよい。複数の竿体を備える場合においては、例えば第一の竿体には第一テープ痕領域22のみが設けられ、第二の竿体には第二テープ痕領域32が設けられるようにしてもよい。第一テープ痕領域22が設けられている竿体と、第二テープ痕領域32が設けられている竿体とを、交互に継ぎ合わせる構成としてもよい。
また、振出竿ではなく、並継ぎ竿や逆並継ぎ竿、インロー継ぎ等の継ぎ竿であってもよい。ワンピースロッドでもよい。
1 元竿
2 元上竿
10 ブランク
11 塗装部
12 口金
13 尻栓
20 成形テープ
21 段差部
21a 端面
22 第一テープ痕領域
23 逆テーパ面
30 成形テープ
31 段差部
31a 端面
32 第二テープ痕領域
33 テーパ面
40 境界部
41 金属蒸着層
42 グリップ部

Claims (4)

  1. 複数の竿体を備えた釣り具であって、
    前記釣り具は、延べ竿であり、
    前記複数の竿体のうち元竿は、
    前記元竿の前部に設けられ、成形テープによるテープ痕の段差部が前側を向いている第一テープ痕領域と、
    前記元竿の後部に設けられ、成形テープによるテープ痕の段差部が後側を向いている第二テープ痕領域と
    前記第一テープ痕領域と前記第二テープ痕領域の間に設けられ、前記第一テープ痕領域と前記第二テープ痕領域を区画する境界部と、
    を有する、釣り具。
  2. 複数の竿体を備えた釣り具であって、
    前記釣り具は、玉ノ柄であり、
    前記複数の竿体のうち元竿は、
    前記元竿の後部に設けられ、成形テープによるテープ痕の段差部が前側を向いている第一テープ痕領域と、
    前記元竿の前部に設けられ、成形テープによるテープ痕の段差部が後側を向いている第二テープ痕領域と、
    前記第一テープ痕領域と前記第二テープ痕領域の間に設けられ、前記第一テープ痕領域と前記第二テープ痕領域を区画する境界部と、
    を有する、釣り具。
  3. 前記元竿は、前記境界部に、成形テープによるテープ痕が研磨除去された部分を有する、請求項1又は2記載の釣り具。
  4. 前記元竿は、前記境界部に、塗装された塗装部を有する、請求項3記載の釣り具。
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