JP7105914B2 - モータ制御装置、電動送風機及び電気掃除機 - Google Patents

モータ制御装置、電動送風機及び電気掃除機 Download PDF

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Description

本発明は、モータ制御装置、電動送風機及び電気掃除機に関する。
電池から電力の供給を受けて、モータを駆動することにより動力を得る電気機器が増えている。例えば、電気掃除機では、電池から電力の供給を受けてモータを駆動することにより、ファンを回転させる電動送風機が用いられている。このような電気機器では、使用する用途に合わせて電池から供給される電力を適切に制御しなくてはならない。適切な制御が行われていないと、使用中に電池の残量が尽きてしまう。
これに対して、例えば、特許文献1では、風量検出器を用いることで吸引力が必要なときと、不要なときとに合わせて電力を制御することで、吸引力の確保と使用時間の延長を両立する手段が提案されている。
特開2006-167239号公報(図1)
しかしながら、従来の技術は、塵埃の量に対して電力を制御するだけであり、使用者の使用時間又は使用頻度を考慮して電力を制御していないため、用途によっては使用中に電池の残量が尽きてしまう課題がある。
そこで、本発明の1又は複数の態様は、使用者の用途に合わせて、電池から供給を受けて消費する電力を適切に制御することを目的とする。
本発明の一態様に係るモータ制御装置は、電池から電力の供給を受けて、モータを駆動するインバータと、前記インバータを制御するプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記モータの駆動を終了した際の前記電池の残量に応じて、前記電池を充電して前記モータを次回駆動する際に、前記モータの消費電力を変えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、使用者の用途に合わせて、電池から供給を受けて消費する電力を適切に制御することができる。
実施の形態に係るモータ制御装置を含む電動送風機の構成を概略的に示すブロック図である。 インバータの回路構成を示す概略図である。 PWM信号を生成するための機能の構成を示すブロック図である。 キャリア生成部及びキャリア比較部の構成を示す概略図である。 電圧指令、PWM信号及びモータ印加電圧の波形例を示すタイムチャートである。 進角位相を算出するための機能の構成を示すブロック図である。 進角位相の算出方法の一例を示す概略図である。 制御部における動作を示すフローチャートである。 電池の電圧と時間との関係を示す第1のグラフである。 電池の電圧と時間との関係を示す第2のグラフである。 (A)~(C)は、異なる使用者毎の使用時間に対して最適化された電池の出力を示した概略図である。 (A)~(E)は、余剰電力量を算出して、消費電力を引き上げる場合を説明するための概略図である。 電動送風機を電気掃除機に適用した場合の構成の一例を示す概略図である。 操作部の正面図である。
図1は、実施の形態に係るモータ制御装置130を含む電動送風機100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、電動送風機100は、モータ110と、ファン112と、電池120と、モータ制御装置130とを備える。
モータ110は、内部にロータ111を備える単相モータである。モータ110は、好ましくはブラシレスモータである。ロータ111には、周方向に配列された図示しない複数の永久磁石が配置されている。これらの複数の永久磁石は、着磁方向が周方向に交互に反転するように配置され、ロータ111に複数の磁極を形成する。また、図示しないステータには、図示しない巻線が巻かれている。モータ電流は、巻線に流れる交流電流である。なお、本実施の形態では、磁極数は4極とするが、4極以外の磁極数でもよい。
本実施の形態では、モータ110の負荷は、風を起こすファン112であり、ファン112は、モータ110に接続されている。
電池120は、モータ制御装置130に直流電力を供給する直流電源である。
モータ制御装置130は、電圧センサ131と、アナログデジタル変換器(以下、AD変換器)132と、位置センサ133と、制御部134と、駆動信号生成部138と、インバータ140とを備える。
電圧センサ131は、電池120からの電圧の電圧値を検出する電圧検出部である。電圧センサ131は、検出された電圧値を示すアナログ信号をAD変換器132に与える。
AD変換器132は、電圧センサ131により検出された電圧値のアナログ信号をデジタル信号である電圧信号に変換する。AD変換器132は、その電圧信号を制御部134に与える。
位置センサ133は、モータ110内部のロータ111の回転位置を検出する。位置センサ133は、検出された回転位置を示すデジタル信号である位置センサ信号を制御部134に与える。位置センサ信号は、ロータ111の回転位置を示す信号であり、ロータ111からの磁束の方向に応じて二値の信号を示す。
制御部134は、AD変換器132から与えられる電圧信号、位置センサ133から与えられる位置センサ信号、及び、図示しない指令値である電圧指令に基づいて、PWM(Pulse Width Moduration)信号を生成する。
制御部134は、プロセッサ135と、キャリア生成部136と、メモリ137とを備える。
プロセッサ135は、インバータ140を制御することで、モータ110の駆動を制御する。例えば、プロセッサ135は、インバータ140に対してPWM制御を行うことで、モータ110の駆動を制御する。このため、プロセッサ135は、後述するように、PWM信号を生成する。生成されたPWM信号は、駆動信号生成部138に与えられる。
ここで、プロセッサ135は、モータ110の駆動を終了した際の電池120の残量に応じて、モータ110を次回駆動する際に、モータ110の消費電力を変える。例えば、プロセッサ135は、モータ110の回転速度を変えることで、消費電力を変える。
具体的には、プロセッサ135は、電池120の残量が予め定められた閾値以下である場合に、モータ110の回転速度を低下させる。
また、プロセッサ135は、電池120の残量が予め定められた閾値以下となる場合が複数回続いたときに、モータ110の回転速度を低下させてもよい。
ここで、プロセッサ135は、予め定められた速度だけ、回転速度を低下させればよい。
さらに、プロセッサ135は、電池120の残量が予め定められた閾値を超えた場合に、モータ110の回転速度を増加させる。
また、プロセッサ135は、電池120の残量が予め定められた閾値を超えた場合には、モータ110の駆動が開始されて、その駆動が終了するまでの時間である今回の使用時間を特定する。そして、プロセッサ135は、今回の使用時間が、予め定められた閾値未満である場合に、モータ110の回転速度を増加させてもよい。
なお、メモリ137に、モータ110の過去における使用時間の履歴を記憶させておくことで、プロセッサ135は、電池120の残量が予め定められた閾値を超えた場合に、モータ110の今回の使用時間と、過去における使用時間との平均値を算出し、算出された平均値が、予め定められた閾値未満である場合に、モータ110の回転速度を増加させてもよい。
この場合には、プロセッサ135は、今回の使用時間が、履歴に含まれている前回の使用時間に対して、予め定められた第1の割合以上、又は、予め定められた第2の割合未満の場合には、モータ110の回転速度を変更せず、また、今回の使用時間を履歴に含めないようにすることもできる。
プロセッサ135は、予め定められた速度だけ、回転速度を増加させればよい。
また、プロセッサ135は、電池120の残量が多くなるほど、回転速度が多く増加されるように、回転速度を増加させてもよい。
キャリア生成部136は、キャリア周波数を生成する。生成されたキャリア周波数は、プロセッサ135に与えられる。
メモリ137は、制御部134での処理に必要なデータ及びプログラムを記憶する。
駆動信号生成部138は、プロセッサ135からのPWM信号に基づいて、インバータ140を駆動するための駆動信号を生成する。生成された駆動信号は、インバータ140に与えられる。
インバータ140は、電池120から電力の供給を受けて、モータ110を駆動する。例えば、インバータ140は、電池120からの直流電力を、様々な周波数の交流電力に変換して、モータ110に送る。
図2は、インバータ140の回路構成を示す概略図である。
インバータ140は、ブリッジ接続されたスイッチング素子141、142、143、144を有する。高電位側に位置するスイッチング素子141、143は、上アームのスイッチング素子と称される。また、低電位側に位置するスイッチング素子142、144は、下アームのスイッチング素子と称される。
スイッチング素子141とスイッチング素子142の接続端、及びスイッチング素子143とスイッチング素子144の接続端はブリッジ回路における交流端を成し、これらの交流端にはモータ110が接続される回路構成となる。
スイッチング素子141、142、143、144には、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)が使用される。MOSFETは、FETの一例である。スイッチング素子141、142、143、144のそれぞれにおいて、ドレインとソースとの間に並列に接続されるダイオードは還流ダイオードと称される。但し、本実施の形態では、MOSFETの内部に形成される寄生ダイオードであるボディダイオードを還流ダイオードとして使用する。
また、スイッチング素子141、142、143、144のうちの少なくとも一つは、ワイドバンドギャップ半導体を用いて構成することができる。ワイドバンドギャップ半導体は、例えば、GaN(窒化ガリウム)、SiC(シリコンカーバイド)又はダイヤモンドである。スイッチング素子141、142、143、144のうちの少なくとも一つにワイドバンドギャップ半導体を用いることで、そのスイッチング素子の耐電圧性及び許容電流密度が高くなるため、そのスイッチング素子を組み込んだ半導体モジュールの小型化が可能となる。また、ワイドバンドギャップ半導体は、耐熱性も高いため、放熱部の小型化及び放熱構造の簡素化が可能になる。
図3は、PWM信号を生成するための機能の構成を示すブロック図である。また、図4は、図3に示されているキャリア比較部150の構成を示す概略図である。
図3に示されているように、PWM信号を生成する機能は、キャリア生成部136及びキャリア比較部150によって実現可能である。キャリア比較部150は、図1に示されているプロセッサ135により実現される機能部である。
図3に示されているように、キャリア生成部136には、後述する電圧指令Vm1、Vm2を生成するときに用いる進角位相θが入力される。ここで、「進角位相」は、電圧指令の「進み角」である「進角」を位相で表している。また、ここでいう「進み角」は、インバータ140がステータ巻線に印加するモータ印加電圧と、図示しないステータ巻線に誘起されるモータ誘起電圧との間の位相差である。なお、モータ印加電圧がモータ誘起電圧よりも進んでいるときに「進み角」は正の値をとる。
キャリア比較部150には、進角制御された進角位相θ、直流印加電圧値Vdc、及び電圧指令Vm1、Vm2の振幅値である電圧振幅指令V*が入力される。キャリア生成部136は、進角位相θに基づいてキャリアを生成する。キャリア比較部150は、キャリア、直流印加電圧値Vdc及び電圧振幅指令V*に基づいて、PWM信号Q、Q、Q、Qを生成する。
図4に示されているように、キャリア生成部136は、キャリア周波数設定部136aを有する。キャリア周波数設定部136aでは、キャリアの周波数であるキャリア周波数fc[Hz]が設定され、進角位相θに同期したキャリア信号が生成されて、そのキャリア信号がキャリア比較部150に出力される。キャリア周波数設定部136aの矢印の先には、キャリア信号の波形の一例として、“0”と“1”との間を上下する三角波キャリアが示されている。なお、インバータ140に対するPWM制御には、同期PWM制御と非同期PWM制御とがあるが、非同期PWM制御の場合には進角位相θにキャリア信号を同期させる必要はない。
図4に示されているように、キャリア比較部150は、絶対値演算部151と、除算部152と、乗算部153と、乗算部154と、加算部155Aと、加算部155Bと、比較部156Aと、比較部156Bと、出力反転部157Aと、出力反転部157Bとを備える。
絶対値演算部151は、電圧振幅指令V*の絶対値|V*|を演算する。
除算部152は、絶対値|V*|を、電圧センサ131によって検出された直流印加電圧値Vdcで除算する。電源として電池120を用いる場合、バッテリ電圧が変動するが、電圧センサ131の検出値で除算することにより、バッテリ電圧の低下によってモータ印加電圧が低下しないように変調率を増加させることができる。なお、図1では、電圧センサ131によって直流印加電圧値Vdcを検出するようにしているが、電池120が商用電源に接続されている場合等、電池120の出力電圧が安定している場合には、電圧センサ131の検出値を使用せずに、内部で生成した値が使用されてもよい。
乗算部153は、進角位相θの正弦値を演算し、その正弦値を、除算部152からの出力に乗算する。
乗算部154は、乗算部153からの出力に-1を乗算する。
加算部155Aは、乗算部153からの出力に1を加算する。
加算部155Bは、乗算部154からの出力に1を加算する。
ここで、加算部155Aの出力は、スイッチング素子141、142、143、144のうち、スイッチング素子141、142を駆動するための正側電圧指令Vm1として比較部156Aに入力される。
加算部155Bの出力は、スイッチング素子143、144を駆動するための負側電圧指令Vm2として比較部156Bに入力される。
比較部156Aの出力は、スイッチング素子141へのPWM信号となり、比較部156Aの出力を反転した出力反転部157Aの出力はスイッチング素子142へのPWM信号となる。
同様に、比較部156Bの出力は、スイッチング素子143へのPWM信号となり、比較部156Bの出力を反転した出力反転部157Bの出力は、スイッチング素子144へのPWM信号となる。
出力反転部157Aの存在により、スイッチング素子141とスイッチング素子142とが同時にオンすることはなく、出力反転部157Bの存在により、スイッチング素子143とスイッチング素子144とが同時にオンすることはない。
図5は、電圧指令Vm1、Vm2、PWM信号及びモータ印加電圧の波形例を示すタイムチャートである。
図5(A)は、位置センサ信号の波形と、ロータ111の基準位置からの角度であるロータ機械角θとを示している。
図5(B)は、ロータ機械角θを電気角に換算した基準位相θを示している。
図5(C)は、出力電圧の進角位相θを示している。
図5(D)は、加算部155Aから出力される電圧指令Vm1の波形と、加算部155Bから出力される電圧指令Vm2の波形とが示されている。
図5(E)は、PWM信号Q、Q、Q、Qを示している。図5(D)に示されている電圧指令Vm1、Vm2を使用することにより、図5(E)に示されるようなPWM信号Q、Q、Q、Qを生成することができる。
図5(F)は、インバータ140から出力される印加電圧を示す。図5(E)に示されているPWM信号Q、Q、Q、Qを使用して、インバータ140内のスイッチング素子141、142、143、144を制御することにより、図5(F)に示されているようなPWM制御された電圧パルス波形をモータ110に印加することができる。
ところで、PWM信号を生成する際に使用する変調方式としては、バイポーラ変調及びユニポーラ変調が知られている。バイポーラ変調は、正又は負の電位で変化する電圧パルスを出力する。ユニポーラ変調は、電源半周期毎に正もしくは零の電位、又は負もしくは零の電位、即ち、正、零又は負の3つの電位で変化する電圧パルスを出力する。
上記図5に示されているPWM信号Q、Q、Q、Qの波形は、ユニポーラ変調によるものである。本実施の形態に係るモータ制御装置130としては、何れの変調方式を用いてもよい。なお、モータ電圧の波形をより正弦波に制御する必要がある用途では、バイポーラ変調よりも高調波含有率が少ないユニポーラ変調を採用することが好ましい。
次に、本実施の形態における進角制御について説明する。
図6は、キャリア生成部136及びキャリア比較部150への入力信号である進角位相θを算出するための機能の構成を示すブロック図である。
図6に示されているように、進角位相θを算出するための機能は、回転速度算出部160と、進角位相算出部161とによって実現可能である。回転速度算出部160及び進角位相算出部161は、図1に示されているプロセッサ135により実現される機能部である。
回転速度算出部160は、位置センサ133からの位置センサ信号に基づいて、モータ110の回転速度ω、及び、ロータ111の基準位置からの角度であるロータ機械角θを電気角に換算した基準位相θを算出する。
進角位相算出部161は、回転速度算出部160が算出した回転速度ω及び基準位相θの情報に基づいて、進角位相θを算出する。
図7は、進角位相θの算出方法の一例を示す概略図である。
進角位相θは、図7に示すように、回転数Nの増加に対して進角位相θが増加する関数を用いて決定することができる。
なお、図7の例では、1次の線形関数により進角位相θを決定しているが、これに限らず、回転数の増加に応じて進角位相θが大きくなる関係であれば、何れの関数を用いてもよい。
なお、上述のように、図4に示されているキャリア比較部150、並びに、図6に示されている回転速度算出部160及び進角位相算出部161は、図1に示すプロセッサ135によって実現可能である。
プロセッサ135は、PWM制御及び進角制御に関する各種演算を行う処理部である。メモリ137には、プロセッサ135によって読みとられるプログラムが保存される。メモリ137は、プロセッサ135が演算処理を行う際の作業領域としても使用される。
なお、プロセッサ135は、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)等と称されるものであってもよい。
また、メモリ137は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)といった不揮発性又は揮発性の半導体メモリが一般的である。
図1に示されているように、モータ110が電動送風機100に使用される場合、負荷トルクは、モータ110の負荷である羽根の回転数の増加によって増加すると共に、風路の径が広くなることでも増加する。
風路の径は、例えば、電気掃除機を例とした場合、吸込口の広さを表している。風路の径が広いとき、吸込口に何も接触していない場合は、風を吸い込む力が必要となるため、同一回転数で羽根が回転している場合には負荷トルクが大きくなる。一方、風路の径が狭いとき、吸込口が何かと接触し、塞がれている状態では、風を吸い込む力が必要なくなるため、同一回転数で羽根が回転している場合には負荷トルクは小さくなる。
次に、進角制御による効果について説明する。
まず、回転数の増加に応じて進角位相θを増加させるようにすれば、回転数範囲を広げることが可能となる。進角位相θを0とした場合には、モータ印加電圧とモータ誘起電圧とが釣り合う所で回転数が飽和する。回転数を更に増加させるためには、進角位相θを進め、電機子反作用によるステータに発生させる磁束を弱めることでモータ誘起電圧を抑制し、回転数を増加させる。よって、進角位相θを回転数に応じて選択することで、広い回転数領域を得ることが可能となる。
本実施の形態による進角制御を電気掃除機に適用する場合には、吸込口の塞ぎ状態の変化によらず、言い換えると、負荷トルクに関係なく、電圧指令を電池120の電圧に応じて決定し、回転速度の増加に応じて電圧指令の進み角である進角位相θを増加させるようにすればよい。このように制御すれば、広い回転速度範囲において安定した駆動が可能となる。
次に、本実施の形態における電池120の電力を過不足なく使い切る手法について説明する。以下の説明では、電気掃除機が、本実施の形態に係る電動送風機100を搭載した場合を想定して説明するが、本実施の形態に係る電動送風機100を他の用途へ適用することを除外する趣旨ではない。
図8は、制御部134における動作を示すフローチャートである。
図8に示されているフローチャートは、電気掃除機の使用が終了した場合に開始される。ここでは、電気掃除機の使用は、電気掃除機を充電器から外した場合、言い換えると、電池120を充電器から外した場合に開始されるものとする。また、電気掃除機の使用は、電気掃除機を充電器にセットした場合、言い換えると、電池120を充電器にセットした場合に終了するものとする。
プロセッサ135は、電池120の残量が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する(S10)。
電池120の残量が減ってくると、電池120から供給される電圧が低下するため、プロセッサ135は、電圧センサ131で検出される電圧値に基づいて、電池120の残量を特定すればよい。ここでの閾値は、電池120に蓄えられている電力を使い切るために0又は0に近い値であることが望ましい。
電池120の残量が予め定められた閾値以下である場合(S10でYes)には、処理はステップS11に進み、電池120の残量が予め定められた閾値を超えている場合(S10でNo)には、処理はステップS13に進む。
ステップS11では、プロセッサ135は、メモリ137に記憶されている前回使用終了時の電池の残量が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する。
前回使用終了時の電池の残量が予め定められた閾値以下である場合(S11でYes)には、処理はステップS12に進み、前回使用終了時の電池の残量が予め定められた閾値を超えている場合(S11でNo)には、処理はステップS18に進む。
ステップS12では、プロセッサ135は、次回使用時の消費電力を引き下げる。例えば、プロセッサ135は、モータ110の回転速度を予め定められた第1の速度だけ低下させることで、電池120から提供を受けて消費する電力を低下させる。
そして、処理はステップS18に進む。
一方、ステップS10で電池120の残量が予め定められた閾値を超えている場合(S10でNo)には、ステップS13に進む。ステップS13では、プロセッサ135は、今回の使用時間を特定する。例えば、プロセッサ135は、電池120が充電器から外された時間から、あらためて充電器に付けられるまでの時間を今回の使用時間としてカウントする。
次に、プロセッサ135は、メモリ137に記憶されている過去における使用時間を取得して、今回の使用時間と、過去における使用時間とにより、使用時間の平均値を算出する(S14)。ここで、メモリ137には、少なくとも直近の2回の使用時間が記憶されているものとする。
次に、プロセッサ135は、ステップS14で算出された使用時間の平均値が予め定められた閾値よりも小さいか否かを判断する(S15)。
その平均値が予め定められた閾値よりも小さい場合(S15でYes)には、処理はステップS16に進み、その平均値が予め定められた閾値以上である場合(S15でNo)には、処理はステップS17に進む。
ステップS16では、プロセッサ135は、次回使用時の消費電力を引き上げる。例えば、プロセッサ135は、モータ110の回転速度を予め定められた第2の速度だけ増加させることで、電池120から提供を受けて消費する電力を増加させる。そして、処理はステップS17に進む。
ここで、ステップS16における増分である第2の速度は、ステップS12における低下分である第1の速度と同じであっても、異なっていてもよい。例えば、電気掃除機が使用中に電池120の残量が0になってしまうことは、使用者にとって大きな不利益となるため、ステップS12の低下分である第1の速度は、ステップS16における増加分である第2の速度よりも大きな値であることが望ましい。
ステップS17では、プロセッサ135は、今回の使用時間をメモリ137に記憶する。そして、処理はステップS18に進む。
ステップS18では、プロセッサ135は、今回の電池120の残量をメモリ137に記憶する。
以上のように、図8に示されているフローチャートによれば、使用者が電気掃除機を使用している最中で、電池120の残量が予め定められた閾値以下になった場合、プロセッサ135は、使用者の部屋が広い、又は、使用者は掃除の速度が遅い等の要因から電気掃除機を長時間使用するつもりであると判断する。この場合、プロセッサ135は、次回からの使用時においてはモータ110の回転速度を低下させることで電池120の出力を抑え、電気掃除機の長時間使用が可能となる。
これに対して、電気掃除機の使用を終えた際に今回の使用時間を取得し、ある閾値の時間よりも短かった場合、プロセッサ135は、使用者の部屋が狭い、又は、使用者は掃除の速度が速い等の要因から電気掃除機を短時間使用するつもりであると判断する。この場合、プロセッサ135は、次回からの使用時においてはモータ110の回転速度を増加させることで電池120の出力を大きくし、強い吸引力による使用を促すことで使用終了時には電池の残量をちょうど0又は0に近い値にすることが可能となる。
なお、モータ110の回転速度の増減は、電圧指令の増減、又は、進角を進めるか、遅らせることで制御することができる。
図11(A)~(C)は、異なる使用者毎の使用時間に対して最適化された電池の出力を示した概略図である。
使用者の一般的な電気掃除機の使用時間に応じて、消費電力を調整することで、使用者毎に最適な出力を得ることができる。
図8に示されているフローチャートでは、ステップS11において、前回も電池120の残量が予め定められた閾値以下であるか否かを判断しているが、このようなステップを省略してもよい。
図8のステップS13では、プロセッサ135は、カウントを行うことで、今回の使用時間を特定しているが、本実施の形態は、このような例に限定されない。
例えば、メモリ137に、図9に示されているような、搭載されている電池120の電圧と使用時間との対応関係を示すグラフ等の使用時間情報を記憶しておき、電気掃除機を充電器から取り外した際(T1)に電圧センサ131で検出された電圧値と、それをあらためて充電器に取り付けた際(T2)に電圧センサ131で検出された電圧値とから、プロセッサ135が今回の使用時間を特定してもよい。図9に示されている例では、T2-T1で、今回の使用時間を特定することができる。
この場合、電池120が劣化していると、図10に示されているように使用時間に対して電圧センサ131で検出される電圧値が小さくなる。このため、例えば、プロセッサ135は、予め定められた電圧Vとなった場合に、予め定められた時間Δtにおける、電圧の降下量ΔVを算出することで、劣化具合に合わせて、電圧と時間との対応関係を示す使用時間情報を更新してもよい。この場合、電圧の降下量ΔV毎に、電圧と時間との対応関係を示す使用時間情報がメモリ137に記憶されているものとする。
なお、使用時間については、普段の使用と異なる例外が含まれる可能性がある。例えば物をこぼして一部分だけを掃除する場合、又は、普段の使用者でない者が使用する場合等がある。このような例外の使用時間の影響を受けないように、図8に示されているステップS14では、今回の使用時間と、最低でも2回分以上の使用時間との平均値を算出している。なお、ステップS14を行わずに、ステップS13で特定された今回の使用時間を用いて、ステップS15の判断が行われてもよい。
また、ステップS13で取得された使用時間が、メモリ137に記憶されている前回の使用時間に対して、予め定められた第1の割合以上、又は、予め定められた第2の割合未満の場合には、取得した使用時間を例外として破棄し、処理が終了してもよい。ここで、例えば、第1の割合は2倍、第2の割合は2分の1とすればよい。
図8に示されているフローチャートでは、ステップS12において、プロセッサ135は、予め定められた第1の速度分だけ、回転速度を低下させているが、回転速度の低下のさせ方は、このような例に限定されない。例えば、プロセッサ135は、予め定められた低下割合だけ、回転速度を低下させてもよい。
また、ステップS16において、同様に、プロセッサ135は、予め定められた増加割合だけ、回転速度を増加させてもよい。
なお、低下割合及び増加割合は、同じ割合であってもよく、異なる割合であってもよい。例えば、上述のような、使用者の不利益を防止するためには、低下割合が、増加割合よりも大きな割合であることが望ましいと考えられる。
図8のステップS16では、モータ110の回転速度を予め定められた第2の速度だけ増加させることで、消費電力を引き上げているが、本実施の形態は、このような例に限定されない。
例えば、モータ制御装置130は、電池120からの電流を検出する電流センサ(図示せず)をさらに備えることで、プロセッサ135が、その電流センサで検出された電流と、電圧センサ131で検出された電圧とにより、消費電力を算出することができ、その消費電力を積分することで、消費電力量を算出することができるようになる。この場合、プロセッサ135は、図8のステップS16において、電池120に蓄えられている電力量と、消費電力量とから、余剰電力量を算出して、算出された余剰電力量が消費されるように、消費電力を引き上げることができる。
例えば、図12(A)~(E)は、余剰電力量を算出して、消費電力を引き上げる場合を説明するための概略図である。
図12(A)に示されているように、プロセッサ135は、電流センサで検出された電流と、電圧センサ131で検出された電圧とにより、その時々の消費電力を算出することができる。
そして、図12(B)に示されているように、プロセッサ135は、算出された消費電力を積分することで、消費電力量を算出することができる。
また、図12(C)に示されているような、電池120に蓄えられている電力量は、予めメモリ137に記憶されているものとする。
図12(D)に示されているように、プロセッサ135は、電池120の電力量から消費電力量を差し引くことで、余剰電力量170を算出することができる。
そして、図12(E)に示されているように、プロセッサ135は、余剰電力量170を、使用時間で除算することで、余剰電力量170を使い切るために引き上げる消費電力の増加分171を算出することができる。
以上から、プロセッサ135は、次回の使用時に、消費電力の増加分171に対応する速度だけ、モータ110の回転速度を増加させる。
次に、本実施の形態に係る電動送風機100の適用例について説明する。
図13は、本実施の形態に係る電動送風機100を電気掃除機に適用した場合の構成の一例を示す概略図である。
電気掃除機180は、直流電源である電池120と、モータ110、ファン112及びモータ制御装置130を含む電動送風機本体181とを備える。さらに、電気掃除機180は、集塵室182と、センサ183と、吸込口体184と、延長管185と、操作部186とを備える。
電気掃除機180は、電池120を電源として電動送風機本体181を駆動し、吸込口体184から吸い込みを行い、延長管185を介して集塵室182へごみを吸引する。使用の際は、使用者は、操作部186を持ち、電気掃除機180を操作する。即ち、操作部186は、使用者からの指示の入力を受け付ける。
図14は、操作部186の正面図である。
電気掃除機180は、図14に示したような操作部186に、運転モードを切り替えるスイッチ186a、186bを搭載している。ここでは、運転モードを「強モード」に切り替えるためのスイッチ186aと、「標準モード」に切り替えるためのスイッチ186bとが備えられている。「強モード」は、「標準モード」よりもモータ110の回転速度が高い運転モードである。
本実施の形態における、使用者の用途に合わせてこれら強モード及び標準モードの各々の出力を調整するモードを、「学習モード」とする。
言い換えると、「学習モード」が選択されると、プロセッサ135は、今回の使用時間に応じて、次回のモータ110の回転速度を変更し、「学習モード」が選択されていない場合には、そのような回転速度の変更を行わない。
図14に示されている「学習」と示されているスイッチ186cが「学習モード」のオン(使用許可)及びオフ(使用不可)を切り替えるスイッチである。「学習モード」がオンにされると、表示部としてのLED(Light Emitting Diode)186dが点灯する。これにより、使用者は、学習モードで掃除を行っているかどうかを判断することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、多種多様な使用者の用途に合わせて電池120の出力を制御することで、使用者は電池120を過不足なく使い切ることができる。これにより使用時間の長い人は最後まで電気掃除機180を使用することができ、使用時間の短い人にとっては高い吸引力による快適な掃除が可能となる。
以上の説明の通り、本実施の形態では、電動送風機100の適用例として、電気掃除機180について説明したが、モータ110が搭載された他の電気機器にも適用することができる。モータ110が搭載された電動送風機100は、焼却炉、粉砕機、乾燥機、集塵機、印刷機械、クリーニング機械、製菓機械、製茶機械、木工機械、プラスチック押出機、ダンボール機械、包装機械、熱風発生機、物体輸送、吸塵用、一般送排風、又はOA機器のような電動送風機を備えた機器である。
また、以上に記載した実施の形態では、電動送風機100は、モータ110の回転速度を増減することにより、消費電力の増減を行っているが、本実施の形態は、このような例に限定されない。
例えば、プロセッサ135は、電動送風機100を構成する1又は複数の部分(図示せず)への電力の供給を停止又は減少させることで、消費電力を引き下げてもよい。また、プロセッサ135は、電力の供給を停止又は減少されている1又は複数の部分への、電力の供給又は増加により、消費電力を引き上げてもよい。そのような1又は複数の部分には、例えば、図13に示されている吸込口体184に設けられているローラ(図示せず)を駆動するための他のモータ(図示せず)、センサ183、又は、図14に示されているLED186dが含まれていてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、使用者の用途に応じて、電池120の電力を消費することができる。
例えば、本実施の形態では、モータ110の回転速度を変えることで、消費電力を変えることができるため、使用者の用途に応じた時間、モータ110を使用した作業を行うことができる。
例えば、電池の残量が予め定められた閾値以下となった場合には、次回の使用時にモータ110の回転速度を低下させることで、より長い時間、モータ110を使用した作業を行うことができる。
なお、電池120の残量が予め定められた閾値以下となる場合が複数回続いたときに、モータ110の回転速度を低下させることで、通常の使用の仕方とは異なる使用の仕方をした場合に、モータ110の回転速度が変更されてしまうことを防止することができる。
なお、予め定められた速度だけ、回転速度を低下させることで、容易に、消費電力を引き下げることができる。
電池120の残量が予め定められた閾値を超えた場合に、モータ110の回転速度を増加させることで、使用者は、短時間で、効率的に、モータ110を使用した作業を行うことができる。
電池120の残量が予め定められた閾値を超えた場合には、モータ110の今回の使用時間を特定し、その今回の使用時間が、予め定められた閾値未満であるときに、モータ110の回転速度を増加させることで、使用者がモータ110を使用した作業時間に応じて、モータ110の出力を制御することができる。
モータの過去における使用時間の履歴を記憶しておき、電池120の残量が予め定められた閾値を超えた場合には、モータ110の今回の使用時間と、過去における使用時間との平均値が予め定められた閾値未満である場合に、モータ110の回転速度を増加させることで、通常の使用の仕方とは異なる使用の仕方をした場合に、モータ110の回転速度が変更されてしまうことを防止することができる。
また、今回の使用時間が、履歴に含まれている前回の使用時間に対して、予め定められた第1の割合以上、又は、予め定められた第2の割合未満の場合には、モータ110の回転速度を変更せず、かつ、今回の使用時間を履歴に含めないことで、通常とは異なる使用をした場合の影響を除去することができる。
電池が充電器から外されて、再度、充電器にセットされるまでの時間を、今回の使用時間として特定することで、頻繁に充電する使用者には、より短時間で効率的な使用を行うことができるようにすることができる。
モータ110の駆動を開始する際に検出された電圧値と、モータ110の駆動を終了する際に検出された電圧値とにより、今回の使用時間を特定することで、使用者の使用時間をカウントしておく必要がなくなり、プロセッサ135の処理負荷が軽減される。
モータ110の駆動の開始は、電池120が充電器から外されたときであり、モータ110の駆動の終了は、電池120が充電器にセットされるときとすることで、容易に今回の使用時間を特定することができる。
電圧値と、使用時間との対応関係を示す使用時間情報を参照して、今回の使用時間を特定することで、容易に今回の使用時間を特定することができる。
予め定められた時間を空けて検出された二つの電圧値の降下量から、使用時間情報を更新することで、より正確に、今回の使用時間を特定することができる。
予め定められた速度だけ、回転速度を増加させることで、容易に、消費電力を引き上げることができる。
電池120の残量が多くなるほど、回転速度が多く増加されるように、回転速度を増加させることで、使用者の使用方法に応じて、モータ110の回転速度を増加させることができる。
消費電力を変えさせるか否かを指示する操作部をさらに備えることで、消費電力の変更を望まない使用者にも対応することができる。
100 電動送風機、 110 モータ、 111 ロータ、 120 電池、 130 モータ制御装置、 131 電圧センサ、 132 AD変換器、 133 位置センサ、 134 制御部、 135 プロセッサ、 136 キャリア生成部、 136a キャリア周波数設定部、 137 メモリ、 138 駆動信号生成部、 140 インバータ、 150 キャリア比較部、 151 絶対値演算部、 152 除算部、 153 乗算部、 154 乗算部、 155A 加算部、 155B 加算部、 156A 比較部、 156B 比較部、 157A 出力反転部、 157B 出力反転部、 160 回転速度算出部、 161 進角位相算出部、 180 電気掃除機、 181 電動送風機本体、 182 集塵室、 183 センサ、 184 吸込口体、 185 延長管、 186 操作部。

Claims (19)

  1. 電池から電力の供給を受けて、モータを駆動するインバータと、
    前記インバータを制御するプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、前記モータの駆動を終了した際の前記電池の残量に応じて、前記電池を充電して前記モータを次回駆動する際に、前記モータの消費電力を変えること
    を特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記プロセッサは、前記モータの回転速度を変えることで、前記消費電力を変えること
    を特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記プロセッサは、前記残量が予め定められた閾値以下である場合に、前記モータの回転速度を低下させること
    を特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記プロセッサは、前記残量が予め定められた閾値以下となる場合が複数回続いたときに、前記モータの回転速度を低下させること
    を特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  5. 前記プロセッサは、予め定められた速度だけ、前記回転速度を低下させること
    を特徴とする請求項3又は4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記プロセッサは、前記残量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記モータの回転速度を増加させること
    を特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  7. 前記プロセッサは、前記残量が予め定められた閾値を超えた場合には、前記モータの駆動が開始されて、前記モータの駆動が終了するまでの時間である今回の使用時間を特定し、前記今回の使用時間が、予め定められた閾値未満であるときに、前記モータの回転速度を増加させること
    を特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  8. 前記モータの過去における使用時間の履歴を記憶するメモリをさらに備え、
    前記プロセッサは、前記残量が予め定められた閾値を超えた場合には、前記モータの使用が開始されて、前記モータの使用が終了するまでの時間である今回の使用時間を特定し、前記今回の使用時間と、前記過去における使用時間との平均値を算出し、前記算出された平均値が、予め定められた閾値未満であるときに、前記モータの回転速度を増加させること
    を特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  9. 前記プロセッサは、前記今回の使用時間が、前記履歴に含まれている前回の使用時間に対して、予め定められた第1の割合以上、又は、予め定められた第2の割合未満の場合には、前記モータの回転速度を変更せず、かつ、前記今回の使用時間を前記履歴に含めないこと
    を特徴とする請求項8に記載のモータ制御装置。
  10. 前記プロセッサは、前記電池が充電器から外されて、再度、前記充電器にセットされるまでの時間を、前記今回の使用時間として特定すること
    を特徴とする請求項7から9の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  11. 前記電池から供給される電圧の電圧値を検出する電圧検出部をさらに備え、
    前記プロセッサは、前記モータの駆動を開始する際に前記電圧検出部で検出された電圧値と、前記モータの駆動を終了する際に前記電圧検出部で検出された電圧値とにより、前記今回の使用時間を特定すること
    を特徴とする請求項7から9の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  12. 前記モータの駆動の開始は、前記電池が充電器から外されたときであり、前記モータの駆動の終了は、前記電池が前記充電器にセットされるときであること
    を特徴とする請求項11に記載のモータ制御装置。
  13. 前記プロセッサは、電圧値と、使用時間との対応関係を示す使用時間情報を参照して、前記今回の使用時間を特定すること
    を特徴とする請求項11又は12に記載のモータ制御装置。
  14. 前記プロセッサは、予め定められた時間を空けて、前記電圧検出部により検出された二つの電圧値の降下量から、前記使用時間情報を更新すること
    を特徴とする請求項13に記載のモータ制御装置。
  15. 前記プロセッサは、予め定められた速度だけ、前記回転速度を増加させること
    を特徴とする請求項6から14の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  16. 前記プロセッサは、前記残量が多くなるほど、前記回転速度が多く増加されるように、前記回転速度を増加させること
    を特徴とする請求項6から14の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  17. 前記電池と、
    前記モータと、
    前記モータに接続されたファンと、
    請求項1から16の何れか一項に記載されたモータ制御装置と、を備えること
    を特徴とする電動送風機。
  18. 請求項17に記載された電動送風機を備えること
    を特徴とする電気掃除機。
  19. 前記プロセッサに、前記消費電力を変えさせるか否かを指示する操作部をさらに備えること
    を特徴とする請求項18に記載の電気掃除機。
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