JP7105818B2 - クッション構造 - Google Patents
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Description
そこで、特許文献2、3に開示されているように、表皮本体の裏面に多数の突起を分散配置してなるクッション構造が開発されている。このクッション構造におけるすべての突起は、曲げ剛性に異方性を有しており、例えば表皮本体の裏面に対して傾斜している。表皮が押圧された時にはすべての突起が傾斜方向に弾性変形を伴って倒れるため、表皮にクッション性を付与することができる。
上記多数の突起は、第1突起と第2突起を含み、上記第1突起は、上記表皮本体の裏面に対して傾斜しており、上記第2突起は、上記表皮本体の裏面に対して垂直に起立するとともに、その曲げ剛性に異方性を有さない形状であることを特徴とする。
上記構成によれば、全角度範囲にわたって曲げ剛性が等しいので、表皮が押圧力を受けた時に円滑に弾性変形し、芯材に対する滑り量をより一層低減でき、異音軽減効果を高めることができる。
上記構成によれば、表皮が押圧力を受けた時に、第2突起の変形は比較的少なく、しかも軸方向の圧縮変形の割合を高めることができるので、上記芯材に対する滑り量をより一層低減でき、異音軽減効果を高めることができる。
上記構成によれば、第2突起を第1突起に対して好適に分散配置することができ、クッション性の均一性をさらに高めることができる。
好ましくは、上記第2突起が上記内側仮想円上に配置されている。
図2(A),(B)に示すように、第1突起11は扁平な断面形状を有している。この扁平な断面形状において互いに直交する長軸と短軸を定義する。第1突起11は、短軸方向に対峙する互いに平行な平面11aを有している。第1突起11の短軸方向の寸法(厚み)は表皮本体10側の基端から先端にわたって一定であり、例えば0.9mmである。本実施形態では第1突起11の長軸方向の寸法(幅)は、基端から先端に向かって漸次減少する。
次に、上記突起11,12の分散配置の規則性について説明する。本実施形態では、図4に示すように、多数の共通の配置パターン要素Pを、3つ(複数)の座標軸L1,L2,L3に沿って、等間隔で規則的に配置することにより構成されている。これら座標軸L1,L2,L3は、表皮本体10の裏面上において互いに60°(等角度間隔)をなしている。
各配置パターン要素Pは、外側の仮想円C1上に60°間隔で配置された6つの第1突起11と、内側の仮想円C2上に60°間隔で交互に配置された3つの第1突起11および3つの第2突起12により、構成されている。
外側の仮想円C1上の6つの第1突起11は、軸線L1’,L2’,L3’から周方向に30°離れている。
上記構成をなすクッション構造では、表皮1が芯材2に向かって押圧された時に、先端が芯材2に接している第1突起11が最初に曲げ変形される。第1突起11は傾斜していて倒れる方向が特定されており、比較的小さな押圧力で円滑に弾性変形するので、ソフトなクッション性を得ることができる。
表皮1では、傾斜方向が異なる第1突起11の先端部が仮想三角形T1~T3を描いて芯材2に接しているので、より均一なクッション性を発揮することができる。
表皮1が芯材2に近づき第1突起11の変形量が増大するにつれて、第1突起11からの弾発力が増す。
図6に示す第2実施形態では、第2突起12が第1突起11(図2(A)参照)と同じ高さH1を有しており、表皮1が押圧力を付与されていない状態で、その先端が第1突起11と同様に芯材2に接している。この実施形態では、第2突起12の曲げ変形量は第1実施形態より大きくなる。
第2突起12は、軸線L1’,L2’,L3’の各々において、複数配置されていてもよい。例えば、仮想円C1,C2上に配置されていてもよい。
第2突起は先細にしてもよい。第2突起は、曲げ剛性の異方性を有さない形状であればよく、例えば断面が正多角形であってもよい。
2 芯材
10 表皮本体
11 第1突起
12 第2突起
P 配置パターン要素
C1 外側仮想円
C2 内側仮想円
L1,L2,L3 座標軸
Claims (3)
- 芯材と、上記芯材を覆う樹脂製の表皮とを備え、
上記表皮は、表皮本体と、上記表皮本体と一体をなして上記表皮本体の裏面に規則的に分散配置され上記芯材に向かって突出する多数の突起とを有し、
上記突起の弾性変形により上記表皮にクッション性を持たせるようにしたクッション構造において、
上記多数の突起は、第1突起と第2突起を含み、
上記第1突起は、上記表皮本体の裏面に対して傾斜しており、
上記第2突起は、上記表皮本体の裏面に対して垂直に起立するとともに、断面円形の柱形状または先細形状をなし、曲げ変形可能であり、その曲げ剛性に異方性を有さず、
上記第1突起の上記表皮本体の裏面からの法線方向の高さに比べて、上記第2突起が低く、
上記表皮が上記芯材に向かって押されたときに、上記第1突起の曲げ変形の途中で、上記第2突起は、その先端が上記芯材に直接当たることにより、上記第1突起から独立して曲げ変形することを特徴とするクッション構造。 - 芯材と、上記芯材を覆う樹脂製の表皮とを備え、
上記表皮は、表皮本体と、上記表皮本体と一体をなして上記表皮本体の裏面に規則的に分散配置され上記芯材に向かって突出する多数の突起とを有し、
上記突起の弾性変形により上記表皮にクッション性を持たせるようにしたクッション構造において、
上記多数の突起は、第1突起と第2突起を含み、
上記第1突起は、上記表皮本体の裏面に対して傾斜しており、
上記第2突起は、上記表皮本体の裏面に対して垂直に起立するとともに、その曲げ剛性に異方性を有さない形状であり、
上記表皮本体の裏面には、等角度間隔で交差する複数の座標軸に沿って共通の配置パターン要素が規則的に配列され、各配置パターン要素には、複数の上記第1突起と複数の上記第2突起が含まれ、
上記複数の座標軸は、120°で交差する3つの座標軸からなり、各配置パターン要素は、同心をなす外側仮想円と内側仮想円を有し、
上記外側仮想円には上記第1突起が60°の間隔で6つ配置され、当該第1突起は、上記外側仮想円の接線方向に傾斜し、周方向に沿って交互に逆向きをなしており、
上記内側仮想円には上記第1突起が120°の間隔で3つ配置され、これら3つの第1突起は上記内側仮想円の中心に向けて傾斜しており、
上記内側仮想円の上記第1突起は、上記外側仮想円の上記第1突起に対して、30°ずれて配置され、
上記第2突起は、上記外側仮想円および内側仮想円の中心から見て上記内側仮想円上の上記第1突起に対して60°離間した3つの方向において、互いに上記中心から等距離をなして配置されていることを特徴とするクッション構造。 - 上記第2突起が上記内側仮想円上に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のクッション構造。
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JP2020005132A JP7105818B2 (ja) | 2020-01-16 | 2020-01-16 | クッション構造 |
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