JP7105587B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体に設置される通信装置に関する。
近年、駅や店舗において無線LANを使ったインターネット利用サービスが普及している。特に外国人旅行者のように国内の移動体通信網(外部通信網)を用いたインターネット接続サービスを利用することができない携帯端末に対して、無線LANでインターネットを利用できるサービスは望まれている。また、タクシーや列車等の移動体でも同様に無線LANでインターネットを利用できるサービスは望まれている。例えば、特許文献1には、タクシーや列車等においてPHS端末を外部通信網に接続することで、移動体の中にインターネット接続環境を構築可能な移動体通信システムが開示されている。
特開2005-184661号公報
ところで、タクシー等の営業車両においては、乗客にインターネット接続環境を提供しつつ、決済端末や配車システム等の営業端末についても外部通信網に接続する必要がある。一方、通信キャリアでは、一定期間に外部通信網に接続する通信量に規制値を設けており、その規制値を超えると通信速度が極端に遅くなり、実用に耐えられない状況となる。ここで、タクシーにおいて乗客を乗せていない空車時に、乗務員が個人の携帯端末、例えば、スマートフォンを車内の通信装置に接続してインターネットを利用すると、通信量が増加して通信キャリアが設定した規制値を超える場合がある。その結果、実車時において営業端末の通信に支障を与える可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みたものであって、営業の用に供する移動体において営業端末の通信を確保すると共に、乗客にインターネットへの接続環境を提供することを目的とする。
第1の態様の通信装置は、営業の用に供する移動体に設置される通信装置であって、外部通信網と無線通信を行う外部通信部と、前記移動体内で使用される通信端末と通信を行う内部通信部と、前記移動体の営業状況のモードを検知する検知部と、前記通信端末と前記内部通信部との通信に対し、複数の規制レベルから前記モードに対応する1の前記規制レベルを設定する設定部と、を備えている。
第1の態様の通信装置は、営業の用に供し、営業のために外部通信網に接続する必要のある移動体に適用される。「移動体」としては、タクシー、バス、鉄道、航空機、船舶等が該当する。また、「規制レベル」とは、通信を制限するための条件であって、通信量の閾値や通信速度の上限値に基づいて設定される。
第1の態様によれば、移動体内で使用される通信端末と通信装置との通信に対して営業状況に応じた規制レベルを設定することができる。これにより、営業端末の通信を確保すると共に、乗客にインターネットへの接続環境を提供することができる。
第2の態様の通信装置では、前記通信端末は、営業に使用される営業端末と、営業外に使用される個人端末とを有し、前記設定部は、前記個人端末に対して前記規制レベルを設定する。
第2の態様は、規制レベルの設定対象を個人端末とすることにより、営業端末の通信に対して規制が及ばないように形成したものである。これにより、営業端末の通信を安定させることができる。
第3の態様の通信装置では、第2の態様の通信装置において、前記内部通信部は、前記営業端末用の回線と、前記個人端末用の回線と、を有している。
「回線」とは、無線LANの場合はアクセスポイントが該当し、有線LANの場合は各LANポートが該当する。第3の態様によれば、営業端末及び個人端末毎に規制レベルやセキュリティを設定することができる。
第4の態様の通信装置では、各前記規制レベル毎に通信量の閾値が規定されており、前記設定部は、設定された前記規制レベルに応じて前記内部通信部における通信を制限している。
第4の態様は、通信量を規制レベルの対象としたものである。
第5の態様の通信装置では、第4の態様の通信装置において、前記設定部は、設定された前記規制レベルの閾値に達すると前記内部通信部における通信を遮断、又は前記内部通信部における通信速度を低下させる。
第5の態様は、通信量が閾値に達した場合における通信制限の態様を特定したものである。
第6の態様の通信装置では、各前記規制レベル毎に通信速度の上限値が規定されており、前記設定部は、設定された前記規制レベルに応じて、前記内部通信部における通信速度を制限している。
第6の態様は、通信速度を規制レベルの対象としたものである。
第7の態様の通信装置では、前記移動体は料金メータを備え、前記検知部は前記料金メータの作動状況に基づいて、前記モードが乗客の乗車している乗車モードか乗客が降車している降車モードかを検知し、前記設定部は、前記モードが前記降車モードである場合に前記乗車モードである場合と比べて前記規制レベルを上げる。
第7の態様の通信装置は、料金メータを備えるタクシー等に適用される。この通信装置によれば、乗客が降車した場合の通信制限を強化することで、通信キャリアによる外部通信網との通信に課せられた通信量の規制値への到達を抑制することができる。
第8の態様の通信装置では、前記移動体は時刻表情報を有する運行管理装置を備え、前記検知部は現在時刻及び前記時刻表情報に基づいて、前記モードが営業時間内である営業モードか営業時間外である非営業モードかを検知し、前記設定部は、前記モードが前記非営業モードである場合に前記営業モードである場合と比べて前記規制レベルを上げる。
第8の態様の通信装置は、時刻表情報を有する営業車両等に適用される。この通信装置によれば、営業時間外の通信制限を強化することで、通信キャリアによる外部通信網との通信に課せられた通信量の規制値への到達を抑制することができる。
第9の態様の通信装置では、前記移動体は位置検出装置を備え、前記検知部は前記位置検出装置の位置情報に基づいて、前記モードが営業ルート上に前記移動体が存在する営業モードか営業ルート外に前記移動体が存在する非営業モードであるかを検知し、前記設定部は、前記モードが前記非営業モードである場合に前記営業モードである場合と比べて前記規制レベルを上げる。
第9の態様の通信装置は、GPSやビーコン等の位置検出装置を備える営業車両等に適用される。この通信装置によれば、営業ルート外に移動体が存在する場合の通信制限を強化することで、外部通信網との通信に課せられた通信キャリアによる通信量の規制値への到達を抑制することができる。
本発明によれば、営業の用に供する移動体において営業端末の通信を確保すると共に、乗客にインターネットへの接続環境を提供することができる。
第1の実施形態に係る移動通信システムの概略図である。 第1の実施形態に係る車載用通信装置のブロック図である。 第1の実施形態に係るタクシーメータの正面図である。 第1の実施形態における営業状況とモードの関係を説明する図である。 第1の実施形態において規制レベルを設定する際のフローチャートである。 第2の実施形態において規制レベルを設定する際のフローチャートである。 第3の実施形態に係る車載用通信装置のブロック図である。 第3の実施形態において規制レベルを設定する際のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1に第1の実施形態の移動通信システム12の概略を示す。本実施形態の移動通信システム12は、移動体であるタクシーTの車内にインターネットINに接続可能な環境を提供するものである。図1に示されるように、移動通信システム12は、外部通信網20と接続可能な通信装置である車載用通信装置10と、車載用通信装置10に接続される複数の営業端末32と、を含んで構成されている。外部通信網20は通信キャリアが提供する公衆回線網である。車載用通信装置10及び複数の営業端末32はタクシーTの車内に設置されている。
車載用通信装置10と外部通信網20との通信速度は、通信キャリアとの契約にもよるが、一例を挙げると次のとおりである。例えば、通信速度は、通常、受信時最大100Mbps、送信時最大50Mbpsなどに設定されているが、当月内の通信量が7GBを超えた場合、当月末までの通信速度は送受信時最大128kbpsに制限される。
本実施形態の営業端末32は、タクシーメータ40と、決済端末42と、車載プリンタ44と、配車システム46と、を含んでいる。車載用通信装置10と各営業端末32とは、有線LAN、無線LAN、USB(Universal Serial Bus)、RS-232C、Bluetooth(登録商標)等の通信インターフェースにより接続されている。
タクシーメータ40は、タクシーTを利用する乗客に対して請求する運賃を算出する料金メータである。このタクシーメータ40は、乗車時間及び走行距離に応じて運賃を算出する。図3に示されるように、タクシーメータ40は、前面に表示部40Aと、選択スイッチ40Bが設けられている。選択スイッチ40Bは、空車ボタン40B1と、実車ボタン40B2と、支払ボタン40B3とを有している。
また、本実施形態のタクシーメータ40は、車載用通信装置10に対して「空車」、「実車」及び「支払」の営業状況に係る情報を出力する機能を有している。ここで、「空車」とはタクシーTに乗客が乗車していない営業状況であり、「実車」とは乗客を運送中の営業状況であり、「支払」とはタクシーTに乗客が乗車しているものの運賃精算中の営業状況である。タクシーメータ40におけるこれらの営業状況は、タクシーTの乗務員が各選択スイッチ40Bを操作することにより設定される。
決済端末42は、タクシーメータ40と連動するPINPAD端末である。つまり、この決済端末42は、クレジット、デビット、電子マネー等、現金以外の決済を行うものである。そのため、決済端末42は、磁気式のカードの読み取りが可能な磁気カードリーダ、接触型のICカードの読み取りが可能なICカードリーダ、並びに非接触型のICカードの読み取り及び書き込みが可能な非接触リーダ・ライタを備えている。
車載プリンタ44は、運賃を領収した際にレシートを発行するためのサーマルプリンタである。
なお、図1では、タクシーメータ40、決済端末42、車載プリンタ44のそれぞれが、車載用通信装置10に接続されているが、例えば、決済端末42に対してタクシーメータ40と車載プリンタ44が接続され、決済端末42が車載用通信装置10に対して接続されていてもよい。
配車システム46は、利用者の手配に基づいてタクシーTを配車するためのシステムであって、カーナビゲーションを含んで構成されている。
なお、営業端末32は、タクシーメータ40、決済端末42、車載プリンタ44及び配車システム46に限らない。例えば、営業端末32は、ETC車載器、ドライブレコーダ、タブレット型の広告モニタ等を含めてもよい。
一方、図1に示されるように、車載用通信装置10は、個人端末34であるスマートフォン50及びタブレット端末52が無線LANにより接続可能とされている。なお、車載用通信装置10と個人端末34とは、USB、Bluetooth(登録商標)等の通信インターフェースにより接続されていてもよい。また、車載用通信装置10に接続される個人端末34は、スマートフォン50及びタブレット端末52に限らず、パーソナルコンピュータ、携帯用ゲーム機等でもよい。
以上のように構成される営業端末32及び個人端末34は、通信端末30を構成する。
図2は車載用通信装置10の機能ブロック図である。図2に示されるように、車載用通信装置10は、外部通信部100と、内部通信部110と、制御部120とを含んで構成されている。
外部通信部100は、外部通信網20と無線通信を行う機能を有している。
内部通信部110は、タクシーTの車内で使用される通信端末30と通信を行う機能を有している。本実施形態の内部通信部110は、営業端末通信部112と個人端末通信部114とを有している。営業端末通信部112は、通信端末30のうちの営業端末32との通信を行う機能を有している。営業端末通信部112には、営業端末32であるタクシーメータ40、決済端末42、車載プリンタ44及び配車システム46が接続されている。また、個人端末通信部114は通信端末30のうちの個人端末34との通信を行う機能を有している。個人端末通信部114には、個人端末34であるスマートフォン50及びタブレット端末52が接続されている。ここで、営業端末通信部112は営業端末用の回線に相当し、個人端末通信部114は個人端末用の回線に相当する。
制御部120は、外部通信部100及び内部通信部110における通信を制御する機能を有している。制御部120は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を含んで構成されている。本実施形態の制御部120は、モード取得部122及び設定部124を有している。
モード取得部122は、タクシーメータ40からタクシーTの営業状況を取得すると共に、営業状況に対応するモードを検知する検知部として機能するものである。ここで、タクシーTにおける「モード」には、乗客の乗車している乗車モードと、乗客が降車している降車モードがある。タクシーメータ40における営業状況とモードの関係は、図4に示す通りである。すなわち、「実車」及び「支払」は乗車モードに相当し、「空車」は降車モードに相当する。
設定部124は、個人端末34と個人端末通信部114との通信に対し、複数の規制レベルからモードに対応する1の規制レベルを設定する機能を有している。本実施形態では、車載用通信装置10に接続された個人端末34の通信量に対して2段階の規制レベルが設定されており、各規制レベル毎に異なる閾値が設定されている。具体的には、規制レベルとして、通信量の閾値が1GBであるレベル0と、閾値が0GB(つまり、通信不可)であるレベル1とが設定されている。
(作用)
以上のように構成される本実施形態におけるモードに対応した規制レベルの設定処理について、図5を用いて説明する。上述のように、タクシーメータ40は、車載用通信装置10に対して「空車」、「実車」及び「支払」のいずれかの営業状況に係る情報を出力している。一方、車載用通信装置10では、次の処理が実行される。
まず、ステップS100において、モード取得部122は営業端末通信部112を通じてタクシーメータ40から営業状況を取得する。そして次のステップS101に進む。
ステップS101において、モード取得部122は取得した営業状況に基づいていずれかのモードを検知する。具体的に、モード取得部122は、タクシーメータ40の営業状況が「実車」及び「支払」の場合は乗車モードであると検知し、タクシーメータ40の営業状況が「空車」の場合は降車モードであると検知する(図4参照)。そして次のステップS102に進む。
ステップS102において、設定部124はモードの種別が乗車モードであるか否かを判定する。設定部124はモードが乗車モードであると判定した場合、ステップS104に進む。一方、設定部124はモードが乗車モードではない、すなわち降車モードであると判定した場合、次のステップS103に進む。
ステップS103において、設定部124は通信制限を実行する。補足すると、設定部124は個人端末通信部114の機能を停止し、個人端末通信部114と個人端末34との通信を遮断する。これにより、通信不可となるレベル1の規制が実行される。そしてステップS100に戻る。
一方、ステップS102において乗車モードであると判定された場合、ステップS104において、設定部124は通信量に閾値を設定する。補足すると、設定部124は通信量の閾値に1GBを設定する共に、個人端末通信部114を開放する。これにより、条件付きで通信を許可するレベル0の規制が実行される。そして、タクシーTに乗車した乗客は、車内に表示されたパスワードをスマートフォン50に入力することで、インターネットINへの接続が可能となる。そして次のステップS105に進む。
ステップS105において制御部120は通信量を取得する。この通信量は、車載用通信装置10に個人端末34が接続されてから累積された通信量である。そして次のステップS106に進む。なお、累積された通信量は、乗車モードから降車モードに設定された場合にクリアされる。
ステップS106において、設定部124は通信量が閾値に達しているか否かを判定する。つまり、本実施形態ではレベル0で設定される1GBに達しているか否かを判定する。設定部124が閾値である1GBに達していると判定した場合、ステップS103に進む。つまり、通信量が予め設定した閾値に達した場合、個人端末34のこれ以上の通信は通信キャリアの通信制限が適用されて営業端末32の通信に影響が出る恐れがあるため、個人端末34の通信は遮断される。一方、設定部124が閾値である1GBに達していないと判定した場合、ステップS100に戻る。つまり、通信量が閾値に達するまで、個人端末34の通信は許可され続ける。
以上のように構成される車載用通信装置10は、以下の効果を奏する。
本実施形態では、設定部124が通信端末30と内部通信部110との通信に対し、複数の規制レベルからモードに対応する規制レベルを設定する。すなわち、タクシーT内で使用される通信端末30との通信に対し、営業状況に応じて規制レベルを設定することができる。これにより、営業端末32の通信を確保すると共に、乗客にインターネットへの接続環境を提供することができる。
そして、本実施形態によれば、乗客がタクシーTから降車した場合に規制レベルを上げることで、乗務員が自身の個人端末34を車載用通信装置10に接続してインターネットINを利用することを防ぐことができる。これにより、通信キャリアによる外部通信網20との通信に課せられた通信量の規制値(例えば、7GB)への到達を抑制することができる。つまり、タクシー業務に支障が出ることはない。
また、本実施形態では規制レベルの設定対象を個人端末34とすることにより、営業端末32の通信に対して規制が及ばないように形成した。これにより、営業端末32の通信を安定させることができる。さらに付加的な効果として、営業端末32及び個人端末34毎に規制レベルやセキュリティを設定することができる。
本実施形態では、営業状況が「支払」の場合に乗車モードを適用した。これは、乗客は支払時においても地図を参照する等、インターネットINを利用することがあるからである。しかし、これに限らず、営業状況が「支払」の場合に降車モードを適用してもよい。
なお、本実施形態では、レベル1において個人端末通信部114と個人端末34との通信を遮断していたが、レベル0よりも規制が強化されればこの限りではない。例えば、レベル0の1GBの閾値に対して、レベル1では、500MBの閾値を設定してもよい。
また、本実施形態では、レベル0において、車載用通信装置10に個人端末34が接続されてから累積された通信量が閾値に達した場合に通信を遮断していたが、これに限らない。例えば、車載用通信装置10における料金算定期間中に累積された通信量が閾値に達した場合に通信を遮断してもよい。ここで、「料金算定期間」とは、通信料金を算定する期間であって、通信キャリアによる通信制限の判断対象とされる期間である。この場合、累積された通信量は、料金算定期間が経過した際にクリアされる。
また、料金算定期間中に累積された車載用通信装置10の通信量と、通信キャリアによる外部通信網20との通信に課せられた通信量の規制値(例えば、7GB)との差が、所定の値よりも小さくなった場合においても、個人端末34の通信を制限してもよい。つまり、営業端末32の通信に影響が出る恐れがあると判定された場合に個人端末34の通信を制限することができる。
さらに、車載用通信装置10に個人端末34が接続されてから累積された通信量、及び車載用通信装置10における料金算定期間中に累積された通信量の双方を判定の対象としてもよい。この場合の閾値は累積された通信量毎に設定することができる。例えば、個人端末34の通信量に対して1GBの閾値を設定し、料金算定期間中の通信量に対して5GBの閾値を設定することができる。そして、いずれかの通信量が閾値に達した場合に個人端末34の通信を制限することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態は、個人端末34の通信量を規制レベルの対象としていたが、第2の実施形態では通信速度を規制レベルの対象とするものである。以下、第1の実施形態との相違点について説明する。
本実施形態の設定部124は、通信速度に関して2段階の規制レベルが設定されており、各規制レベル毎に異なる上限値が設定されている。具体的には、規制レベルとして、通信速度の上限値が5Mbpsであるレベル0と、上限値が0Mbps(つまり、通信不可)であるレベル1とが設定されている。
本実施形態におけるモードに対応した規制レベルを設定する処理について、図6を用いて説明する。車載用通信装置10では、次の処理が実行される。
ステップS110からステップS112の処理については、図5のステップS100からステップS102の処理と同様につき説明を割愛する。ステップS112において、設定部124はモードが乗車モードであると判定した場合、ステップS114に進む。一方、設定部124はモードが乗車モードではない、すなわち降車モードであると判定した場合、次のステップS113に進む。
ステップS113において、設定部124は通信制限を実行する。補足すると、設定部124は個人端末通信部114の機能を停止し、個人端末通信部114と個人端末34との通信を遮断する。これにより、通信不可となるレベル1の規制が実行される。そしてステップS100に戻る。
一方、ステップS112において乗車モードであると判定された場合、ステップS114において、設定部124は通信速度に上限値を設定する。補足すると、設定部124は通信速度の上限値に5Mbpsを設定する共に、個人端末通信部114を開放する。これにより、通信を許可するレベル0の規制が実行される。そして、タクシーTに乗車した乗客は、車内に表示されたパスワードをスマートフォン50に入力することで、制限された通信速度ではあるもののインターネットINへの接続が可能となる。そして次のステップS110に戻る。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏する。なお、本実施形態では通信速度のみを制限したが、これに限らず、通信速度及び通信量の双方を制限してもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では本件発明を営業車両である路線バスBに適用した例である。すなわち、本実施形態は、移動体である路線バスBの車内にインターネットINに接続可能な環境を提供するものである。以下、第1の実施形態との相違点について説明する。
図7は本実施形態の通信装置である車載用通信装置10Aの機能ブロック図である。なお、第1の実施形態と同じ構成には同じ符号を付しており、説明は割愛する。
図7に示されるように、本実施形態の営業端末通信部112には、路線バスBにおける営業端末32である運行管理装置60、及び位置検出装置であるGPS装置62が接続されている。
一方、本実施形態の制御部120は、設定部124の他、計時部121、時刻表取得部126及び位置情報取得部128を有している。
計時部121は、CPUに接続されるRTC(Real Time Clock)であって、時刻を生成する機能を有している。
時刻表取得部126は、運行管理装置60から時刻表情報を取得すると共に、路線バスBの営業状況のモードを検知する検知部として機能するものである。ここで、路線バスBにおける「モード」には、時刻表において規定された営業時間内である営業モードと、営業時間外の非営業モードがある。
位置情報取得部128は、GPS装置62から位置情報を取得する機能を有している。
本実施形態の設定部124は、モードが営業モードの場合に通信量の閾値が1GBであるレベル0に設定し、モードが非営業モードの場合に閾値が0GB(つまり、通信不可)であるレベル1に設定する。
ここで、車載用通信装置10Aにおける処理は図8のフローチャートのとおりである。 まず、ステップS200において、時刻表取得部126は営業端末通信部112を通じて運行管理装置60から時刻表情報を取得する。そして、次のステップS201に進む。
ステップS201において、時刻表取得部126は取得した時刻表情報に基づいていずれかのモードを検知する。具体的に、時刻表取得部126は、計時部121から現在時刻を取得し、現在時刻が営業時間内である場合は営業モードであると検知し、現在時刻が営業時間外である場合は非営業モードであると検知する。そして次のステップS202に進む。
ステップS202において、設定部124はモードの種別が営業モードであるか否かを判定する。設定部124はモードが営業モードであると判定した場合、ステップS204に進む。一方、設定部124はモードが営業モードではない、すなわち非営業モードであると判定した場合、次のステップS203に進む。
ステップS203において、レベル1の規制として設定部124は通信制限を実行する。詳細は図5のステップS103と同じである。そしてステップS200に戻る。
一方、ステップS202において営業モードであると判定された場合、ステップS204において、設定部124は通信量に閾値を設定する。詳細は図5のステップS104と同じである。これにより、条件付きで通信を許可するレベル0の規制が実行される。そして次のステップS205に進む。
以降、ステップS205及びステップS206については図5のステップS105及びステップS106とそれぞれ同じである。ステップS206において、設定部124が閾値である1GBに達していないと判定した場合、ステップS200に戻る。つまり、通信量が閾値に達するまで、個人端末34の通信は許可され続ける。
本実施形態の車載用通信装置10Aは、時刻表情報を基に営業状況のモードを判定すると共に、当該モードに基づいて規制レベルを設定することができる。本実施形態によれば、営業時間外に規制レベルを上げることで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態においても第2の実施形態のように、通信量に代えて通信速度を通信制限の対象としてもよい。
(第4の実施形態)
第3の実施形態では時刻表情報を基に営業状況のモードを判定したが、第4の実施形態では営業車両である路線バスBの位置情報を基にモードを判定するものである。以下、第3の実施形態との相違点について説明する。
本実施形態では位置情報取得部128が路線バスBの営業状況のモードを検知する検知部として機能する。詳しくは、位置情報取得部128はGPS装置62から取得した位置情報に基づいていずれかのモードを検知する。具体的に、位置情報取得部128は、図示しない記憶装置から地図情報を取得し、現在の位置情報が営業ルート内である場合は営業モードであると判断し、現在の位置情報が営業ルート外である場合は非営業モードであると判断する。
本実施形態の車載用通信装置10Aにおける処理は図8のフローチャートに略等しい。補足すると、ステップS200において、位置情報取得部128がGPS装置62から位置情報を取得する点、及びステップS201において、位置情報取得部128は取得した位置情報に基づいていずれかのモードを検知する点、を除き図8の処理に等しい。
本実施形態の車載用通信装置10Aは、位置情報を基に営業状況のモードを判定すると共に、当該モードに基づいて規制レベルを設定することができる。本実施形態によれば、営業ルート外に路線バスBが存在する場合に規制レベルを上げることで、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態においても第2の実施形態のように、通信量に代えて通信速度を通信制限の対象としてもよい。
(備考)
上述した各実施形態では、規制レベルをレベル0及びレベル1の2段階としたが、これに限らず、3段階以上の規制レベルを設定してもよい。例えば、第1の実施形態では、通信量の閾値が異なる複数の規制レベルを設定することができる。これにより、例えば料金算定期間において累積された通信量が、通信キャリアにより設定された規制値に近づくにつれて規制レベルを段階的に上げる、つまり通信量の閾値を段階的に下げることができる。
また、例えば乗客のタイプに応じて、通信量の閾値が異なる複数の規制レベルを設定することができる。例えば、メールを中心に利用するビジネスマンに対しては規制レベルを緩めに設定し、映画などの動画を頻繁に視聴する旅行者に対しては規制レベルを強化することができる。
第1及び第2の実施形態の移動体であるタクシーTには、料金メータであるタクシーメータ40が設けられている。ここで、個人端末34が個人端末通信部114を通じて外部通信網20に接続された場合、タクシーメータ40は所定の通信利用料を運賃に加算することができる。これにより、乗客が個人端末34を外部通信網20に接続した場合、乗務員は運賃と共に通信利用料を請求することができる。なお、第3及び第4の実施形態の移動体である路線バスBには運賃箱(図示せず)が設けられている。そのため、タクシーメータと同様、運賃と共に通信利用料を請求することができる。
10 車載用通信装置(通信装置)
10A 車載用通信装置(通信装置)
20 外部通信網
30 通信端末
32 営業端末
34 個人端末
40 タクシーメータ(料金メータ)
60 運行管理装置
62 GPS装置(位置検出装置)
100 外部通信部
110 内部通信部
112 営業端末通信部(営業端末用の回線)
114 個人端末通信部(個人端末用の回線)
122 モード取得部(検知部)
124 設定部
126 時刻表取得部(検知部)
128 位置情報取得部(検知部)
T タクシー(移動体)
B 路線バス(移動体)

Claims (8)

  1. 営業の用に供する移動体に設置される通信装置であって、
    外部通信網と無線通信を行う外部通信部と前記移動体内で使用される通信端末と通信を行う内部通信部と、を介して前記通信端末を前記外部通信網に接続し、
    前記移動体の営業状況のモードを検知する検知部と、
    前記通信端末と前記内部通信部との通信に対し、複数の規制レベルから前記モードに対応する1の前記規制レベルを設定する設定部と、
    を備え
    各前記規制レベル毎に通信量の閾値が規定されており、
    前記設定部は、設定された前記規制レベルに応じて前記内部通信部における通信を制限す る通信装置。
  2. 前記設定部は、設定された前記規制レベルの閾値に達すると前記内部通信部における通信を遮断、又は前記内部通信部における通信速度を低下させる請求項に記載の通信装置。
  3. 営業の用に供する移動体に設置される通信装置であって、
    外部通信網と無線通信を行う外部通信部と、前記移動体内で使用される通信端末と通信を行う内部通信部と、を介して前記通信端末を前記外部通信網に接続し、
    前記移動体の営業状況のモードを検知する検知部と、
    前記通信端末と前記内部通信部との通信に対し、複数の規制レベルから前記モードに対応する1の前記規制レベルを設定する設定部と、
    を備え、
    各前記規制レベル毎に通信速度の上限値が規定されており、
    前記設定部は、設定された前記規制レベルに応じて、前記内部通信部における通信速度を制限する 通信装置。
  4. 前記通信端末は、営業に使用される営業端末と、営業外に使用される個人端末とを有し、
    前記設定部は、前記個人端末に対して前記規制レベルを設定する請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記内部通信部は、
    前記営業端末用の回線と、前記個人端末用の回線と、を有する請求項に記載の通信装置。
  6. 前記移動体は料金メータを備え、
    前記検知部は前記料金メータの作動状況に基づいて、前記モードが乗客の乗車している乗車モードか乗客が降車している降車モードかを検知し、
    前記設定部は、前記モードが前記降車モードである場合に前記乗車モードである場合と比べて前記規制レベルを上げる請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記移動体は時刻表情報を有する運行管理装置を備え、
    前記検知部は現在時刻及び前記時刻表情報に基づいて、前記モードが営業時間内である営業モードか営業時間外である非営業モードかを検知し、
    前記設定部は、前記モードが前記非営業モードである場合に前記営業モードである場合と比べて前記規制レベルを上げる請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記移動体は位置検出装置を備え、
    前記検知部は前記位置検出装置の位置情報に基づいて、前記モードが営業ルート上に前記移動体が存在する営業モードか営業ルート外に前記移動体が存在する非営業モードであるかを検知し、
    前記設定部は、前記モードが前記非営業モードである場合に前記営業モードである場合と比べて前記規制レベルを上げる請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置。
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