JP7105140B2 - 塗工装置とそれを用いた塗工方法 - Google Patents

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本発明は、塗工装置とそれを用いた塗工方法に関するものである。
従来より、フィルム、布帛、紙、金属箔、金属メッシュなどの長尺状のウエブに塗工液を間欠塗工する塗工装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の間欠塗工装置は、バックアップロール上を搬送するウエブにダイによって塗工区間と非塗工区間とを交互に形成するために、塗工液を供給するポンプとダイとの間に三方弁を設け、塗工区間を形成するときは、この三方弁を切り換えてダイに塗工液を供給し、非塗工区間を形成するときは、この三方弁を切り換えてダイへの塗工液の供給を停止する。
特開2012-47245号公報
上記のような塗工装置において、ダイとバックアップロールの距離を所定の塗工間隙にする必要があるという問題点があった
そこで本発明は上記問題点に鑑み、塗工装置のダイによって塗工液をウエブに塗工する場合に、ダイとバックアップロールとの塗工間隙を一定にできる塗工装置を提供することを目的とする。
本発明は、装置本体と、前記装置本体上を前後方向に移動する移動台と、前記移動台に設けられたダイと、前記ダイの前方に配され、ウエブを搬送するバックアップロールと、前記ダイの前端部にある吐出口と前記バックアップロールとの間の塗工間隙を決定するための間隙決定手段と、前記吐出口を前記塗工間隙に位置させて前記ウエブに塗工液を塗工して塗工区間を形成するときと、前記吐出口と前記バックアップロールとの間の距離を前記塗工間隙より離れた非塗工間隙に位置させて前記ウエブに非塗工区間を形成するときとを交互に行って前記ウエブに間欠塗工するために、前記移動台を前後方向に移動させると共に、前記非塗工間隙の位置より離れた退避位置に前記移動台を移動させる移動シリンダと、前記移動台を前記非塗工間隙の位置又は前記退避位置で停止させるために前記装置本体に設けられた非塗工位置停止手段と、を有し、前記間隙決定手段は、前記移動台に上下方向に設けられた第1固定コッタと、前記装置本体に上下方向に設けられた第2固定コッタと、前記第1固定コッタと前記第2固定コッタとの間を当接しつつ上下動する楔型の移動コッタと、前記移動コッタを上下動させる上下動部と、を有し、前記非塗工位置停止手段は、エアーシリンダからなる受けシリンダと、前記受けシリンダの前記受けシリンダ本体から前後方向に伸縮自在に突出した受けロッドの先端に、前記受けロッドの長さを調整するために設けられた調整ボルトと、を有し、前記ダイが前記非塗工位置に移動すると、前記受けシリンダ本体から伸ばした前記受けロッドの先端にある前記調整ボルトに前記移動台を当接し、前記ダイが前記退避位置に移動すると、前記受けシリンダ本体に縮んだ前記受けロッドの先端にある前記調整ボルトに前記移動台を当接し、前記上下動部によって前記移動コッタを前記第1固定コッタと前記第2固定コッタの間で上下動させて、前記塗工間隙を決定し、前記調整ボルトの長さを調整して、前記非塗工間隙を決定する、塗工装置である。
本発明によれば、ダイとバックアップロールとの塗工間隙を一定にできる。
本発明の一実施形態を示す塗工装置の塗工状態における側面図である。 塗工装置の非塗工状態における側面図である。 塗工装置の退避状態における側面図である。 塗工装置の正面図である。 移動シリンダの配管図である。 塗工装置のブロック図である。
本発明の一実施形態の塗工装置10について図1~図4を参照して説明する。この塗工装置10は間欠塗工装置であって、ウエブWの長さ方向に沿って塗工区間M1と非塗工区間M2とを交互に形成する。ウエブWは、例えばフィルム、布帛、紙、金属箔、金属メッシュなどの長尺状の基材である。
(1)塗工装置10
図1、図4に示すように塗工装置10の装置本体12は、水平な載置面に載置されている。装置本体12の上面には水平方向に左右一対のレール14,14が前後方向に設けられ、この左右一対のレール14,14の上を移動台16が前後方向に移動自在に設けられている。移動台16の上にはダイ18が水平に載置されている。
ダイ18は、上部材20と下部材22とを有し、下部材22の上面には左右方向に液溜め部24が設けられている。液溜め部24の左右方向の中央部から塗工液の供給口26が下部材22の後面に向かって貫通している。下部材22の上面には、液溜め部24の左右両側部、後面部を覆うコの字状のシム28が配され、このシム28の上に上部材20が取り付けられ、シム28が挟まれる。上部材20と下部材22の間であって液溜め部24から前方に向かって液通路30が形成され、この液通路30の前端部に左右方向に長いスリット状の吐出口32が開口している。
バックアップロール34が、ダイ18の前方にある装置本体12に回転自在に設けられ、ウエブWを下から上に一定の走行速度で搬送する。バックアップロール34の回転軸Oの高さは、ダイ18の吐出口32の位置と同じ高さになるように配されている。
移動台16の前端部から下方に向かって左右一対の脚部36が設けられている。この脚部36の前面には、エアーシリンダからなる移動シリンダ38が設けられている。移動シリンダ38の移動シリンダ本体40が水平方向に配され、移動シリンダ本体40から伸縮自在に突出した移動ロッド42の先端が、脚部36の前面に固定されている。
非塗工位置停止装置である受けシリンダ44が、脚部36の後方にある装置本体12に設けられている。エアーシリンダからなる受けシリンダ44の受けシリンダ本体46は水平に配され、この受けシリンダ本体46から伸縮自在に突出した受けロッド48の前端部には調整ボルト98が螺合されている。調整ボルト98の先端は、脚部36の後面に対応している。
間隙決定装置50が、移動台16の前方に設けられている。この間隙決定装置50は、第1固定コッタ52、第2固定コッタ54、移動コッタ56を有している。第1固定コッタ52は、移動台16の前部に上下方向に固定され、その前面が傾斜面である。第2固定コッタ54は、移動台16の前方にある装置本体12に上下方向に固定され、後面は垂直面である。移動コッタ56は、第1固定コッタ52と第2固定コッタ54との間に上下方向に設けられた楔形のコッタであり、前面が垂直面であり、後面が傾斜面である。第1固定コッタ52の前面の傾斜面が、移動コッタ56の傾斜面と係合し、第2固定コッタ54の垂直面が、第1固定コッタ52の垂直面と係合する。移動コッタ56は、その下方に設けられたコッタ用モータ58によって上下動自在である。コッタ用モータ58によって移動コッタ56を上下動することにより第1固定コッタ52と第2固定コッタ54の距離を調整できる。
ダイ18には、塗工液を供給するためのポンプ60が設けられ、タンク62から塗工液を塗工する。ポンプ60とダイ18の供給口26との間には三方弁64が設けられ、塗工液をウエブWに塗工する場合にはポンプ60と供給口26との間を開状態にし、非塗工区間を形成する場合にはポンプ60とタンク62との間を開状態にし、塗工液をタンク62に循環させる。
(2)移動シリンダ38の空気の経路
次に、移動シリンダ38が移動ロッド42によって移動台16を移動させるための構造について図3を参照して説明する。図3に示すように、移動シリンダ本体40は、移動ロッド42の端部に設けられた移動ピストン70によって第1空間72と第2空間74とに区切られ、第1空間72から移動ロッド42が外部に突出している。
移動シリンダ38には、コンプレッサ78、5ポートの主電磁弁76、3ポートの第1電磁弁801、第1高速スピードコントローラ821、第1低速スピードコントローラ841、3ポートの第2電磁弁802、第2高速スピードコントローラ822、第2低速スピードコントローラ842が接続されている。
主電磁弁76の入口には、コンプレッサ78が接続され、また、第1電磁弁801用の排気口と第2電磁弁802用の排気口が設けられている。主電磁弁76は、コンプレッサ78からの空気を第1電磁弁801、又は第2電磁弁802に送るために経路を切り換えるものである。第1配管86が空気の出る側であるとすると、第2配管88が空気の入る側となり、この空気は第2電磁弁802用の排気口から排出される。逆に、第1配管86が空気の出る側であるとすると、第2配管88は空気の入る側となり、この空気は第2電磁弁802用の排気口から排出される。
主電磁弁76の第1出口から出た第1配管86は分岐し、第1高速スピードコントローラ821の入口と第1低速スピードコントローラ841の入口に接続されている。第1高速スピードコントローラ821の出口は、第1電磁弁801の第1入口に接続され、第1低速スピードコントローラ841の出口は、第1電磁弁801の第2入口に接続されている。第1電磁弁801の出口は、移動シリンダ本体40の第1空間72に接続されている。第1高速スピードコントローラ821は、主電磁弁76から流れた空気を高速で第1電磁弁801を介して移動シリンダ本体40の第1空間72に空気を噴射し、第1低速スピードコントローラ841は、主電磁弁76から流れた空気を低速(第1高速スピードコントローラ821より低速)で第1電磁弁801を介して移動シリンダ本体40の第1空間72に空気を噴射する。第1電磁弁801は、第1空間72に空気を噴射する場合には、第1高速スピードコントローラ821と第1低速スピードコントローラ841の空気の経路を切り換えるものである。逆に第2空間74に空気を噴射する場合には、第1空間72から押し出された空気を第1高速スピードコントローラ821の逆止弁、又は第1低速スピードコントローラ841の逆止弁に送り、最終的には主電磁弁76に循環させる。
主電磁弁76の第2出口から出た第2配管88は分岐し、第2高速スピードコントローラ822の入口と第2低速スピードコントローラ842の入口に接続されている。第2高速スピードコントローラ822の出口は、第2電磁弁802の第1入口に接続され、第2低速スピードコントローラ842の出口は、第2電磁弁802の第2入口に接続されている。第2電磁弁802の出口は、移動シリンダ本体40の第2空間74に接続されている。第2高速スピードコントローラ822は、主電磁弁76から流れた空気を高速で第2電磁弁802を介して移動シリンダ本体40の第2空間74に空気を噴射し、第2低速スピードコントローラ842は、主電磁弁76から流れた空気を低速(第2高速スピードコントローラ822より低速)で第2電磁弁802を介して移動シリンダ本体40の第2空間74に空気を噴射する。第2電磁弁802は、第2空間74に空気を噴射する場合には、第2高速スピードコントローラ822と第2低速スピードコントローラ842の空気の経路を切り換えるものである。逆に第1空間72に空気を噴射する場合には、第2空間74から押し出された空気を第2高速スピードコントローラ822の逆止弁、又は第2低速スピードコントローラ842の逆止弁に送り、最終的には主電磁弁76に循環させる。
各スピードコントローラ821,841,822,842における速度の制御方法は、移動シリンダ38から排気される空気の速度を制御することで移動ピストン70の速度を調整するメーターアウト制御でもよく、また、移動シリンダ38に供給する空気の速度を制御することで移動ピストン70の速度を調整するメーターイン制御であってもよい。すなわち、メーターアウト制御では、排気される空気が制御流であり、供給される空気が自由流となる。一方、メーターイン制御では、供給される空気が制御流であり、排気される空気が自由流となる。
(3)塗工装置10の電気的構成
塗工装置10の電気的構成について図4のブロック図を参照して説明する。塗工装置10の制御部100には、バックアップロール34を回転させるための搬送用モータ94、三方弁64、ポンプ60、コッタ用モータ58、受けシリンダ44が接続されている。また、コンプレッサ78、主電磁弁76、第1電磁弁801、第1高速スピードコントローラ821、第1低速スピードコントローラ841、第2電磁弁802、第2高速スピードコントローラ822、第2低速スピードコントローラ842が接続されている。
(4)塗工装置10の動作状態
次に、塗工装置10によってウエブWに間欠塗工を行う動作状態について図1~図3を参照して説明する。
まず、間欠塗工を行う前の退避状態では、図3に示すように、移動シリンダ38によって移動台16をバックアップロール34から最も離れた退避距離L3の退避位置に移動している。このとき、ポンプ60は停止し、第1固定コッタ52と移動コッタ56も離れた状態になっている。なお、第2固定コッタ54と移動コッタ56とは、常に接触した位置にある。また、退避状態においては、受けシリンダ44の受けロッド48は縮めた状態であり、受けロッド48の先端の調整ボルト98脚部36の後面が当接している。
次に、間欠塗工を開始する場合には、制御部100は、図1に示すように、移動シリンダ38によって、移動台16を移動させ、第1固定コッタ52と移動コッタ56が接触する位置(以下、「塗工位置」という)まで移動させる。このとき、移動コッタ56の上下動の移動により、ダイ18の吐出口32とバックアップロール34との距離は、塗工間隙L1になり、この塗工間隙L1の距離は100μm~300μmである。退避位置から塗工位置まで移動させる場合には、主電磁弁76と第1電磁弁801によって、第1低速スピードコントローラ841からの低速の空気を、第1空間72に噴射する。これによって、移動台16は低速で退避位置から塗工位置まで移動する。ポンプ60を駆動させタンク62から塗工液を液溜め部24に圧送し、液通路30を経て吐出口32から、搬送されるウエブWの表面に塗工液を塗工し、塗工区間M1を形成する。そして、塗工時においては、受けシリンダ44の受けロッド48を伸ばした状態であるが、受けロッド48の先端の調整ボルト98と脚部36との間には、一定の間隙を設けておく。
次に、ウエブWに塗工区間M1が形成した後、制御部100は、図2に示すように、三方弁64を切り換え、塗工液がタンク62に循環させ、液溜め部24に圧送しない。一方、三方弁64の切り換えと同時に、ダイ18が載置されている移動台16を非塗工位置まで移動させる。塗工位置から非塗工位置まで移動させる場合には、主電磁弁76と第2電磁弁802によって、第2高速スピードコントローラ822からの高速の空気を、第2空間74に噴射する。これによって、移動台16は高速で塗工位置から非塗工位置まで移動し、ダイ18が高速で塗工間隙L1から非塗工間隙L2まで離れる。この非塗工間隙L2の距離は1mm~5mmである。これにより、搬送されるウエブWの表面に非塗工区間M2を形成する。また、高速で離れることにより、塗工区間M1から非塗工区間M2に切り換わるときに、塗工液がウエブWの表面から切れて塗工区間M1の終了部分が盛り上がることがない。そして、非塗工状態においては、受けシリンダ44の受けロッド48を伸ばした状態で、かつ、受けロッド48の先端の調整ボルト98に脚部36の後面が当接して非塗工位置に停止させる。これにより、一定の非塗工間隙L2となる。なお、非塗工位置を微調整するときは、調整ボルト98の螺合状態を調整して、受けロッド48の長さを調整する。
次に、ウエブWに非塗工区間M2を形成した後、再び塗工区間M1を形成する場合には、制御部100は、図1に示すように、主電磁弁76と第1電磁弁801によって、第1高速スピードコントローラ821からの高速の空気を、第1空間72に噴射し、非塗工位置から塗工位置まで高速で移動させる。これにより、ダイ18が非塗工間隙L2から塗工間隙L1まで高速で移動する。このときに塗工間隙L1まで移動すると第1固定コッタ52は移動コッタ56に当接して前方への移動が阻止され、正確に塗工間隙L1の位置でダイ18は停止する。また同時に、三方弁を切り換え、ポンプ60によってタンク62から塗工液を液溜め部24に圧送し、液通路30を経て吐出口32から、搬送されるウエブWの表面に塗工液を塗工し、塗工区間M1を形成する。なお、塗工間隙L1を調整するときは、コッタ用モータ58で移動コッタ56を上下動させ、第1固定コッタ52と第2固定コッタ54の間の距離を調整する。
次に、制御部100は、図1と図2に示すように、ウエブWに塗工区間M1と非塗工区間M2を交互に形成し、間欠塗工が終了した場合には、ポンプ60を停止させ、主電磁弁76と第2電磁弁802によって、第2低速スピードコントローラ842からの低速の空気を、第2空間74に噴射する。これによって、移動台16は低速で塗工位置(又は、非塗工位置)から退避位置まで移動し、ダイ18が低速で退避位置まで離れる。
(5)効果
本実施形態により、間欠塗工において、塗工区間M1から非塗工区間M2になる場合に、ダイ18が高速で塗工間隙L1から非塗工間隙L2に離れつつ、塗工液の供給を停止するため塗工区間M1の終端部分の尾引をなくすことができる。
また、塗工間隙L1に移動させるときは、第1固定コッタ52が、移動コッタ56に当接すればよく、塗工間隙L1を正確に保持できる。
また、塗工間隙L1を調整するときは、移動コッタ56を上下動させ、第1固定コッタ52と第2固定コッタ54の間の距離を調整するだけでよく、簡単に、かつ、正確に行える。
また、非塗工位置に移動させるときは、脚部36の後面が、受けシリンダ44の受けロッド48の先端に当接するので、非塗工間隙L2を正確に保持できる。
また、非塗工間隙L2を微調整するときは、調整ボルト98の螺合状態を調整するだけでよく、簡単に、かつ、正確に調整できる。
また、間欠塗工をする場合にはダイ18を高速で移動させ、退避位置から移動させる場合には低速で移動させるため、正確に塗工間隙L1に移動させることができる。
(6)変更例
上記実施形態では、間隙決定装置50は、間欠塗工を行う塗工装置10に用いたが、これに限らず、ウエブWに塗工液を連続塗工する塗工装置10においても、バックアップロール34とダイ18の吐出口32との塗工間隙L1を決定する場合にも用いることができる。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・塗工装置、12・・・装置本体、16・・・移動台、18・・・ダイ、32・・・吐出口、34・・・バックアップロール、36・・・脚部、38・・・移動シリンダ、44・・・受けシリンダ、50・・・間隙決定装置、52・・・第1固定コッタ、54・・・第2固定コッタ、56・・・移動コッタ、58・・・コッタ用モータ、60・・・ポンプ、62・・・タンク、64・・・三方弁、70・・・移動ピストン、72・・・第1空間、74・・・第2空間、76・・・主電磁弁、801・・・第1電磁弁、802・・・第2電磁弁、821・・・第1高速スピードコントローラ、822・・・第2高速スピードコントローラ、841・・・第1低速スピードコントローラ、842・・・第2低速スピードコントローラ、100・・・制御部

Claims (5)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体上を前後方向に移動する移動台と、
    前記移動台に設けられたダイと、
    前記ダイの前方に配され、ウエブを搬送するバックアップロールと、
    前記ダイの前端部にある吐出口と前記バックアップロールとの間の塗工間隙を決定するための間隙決定手段と、
    前記吐出口を前記塗工間隙に位置させて前記ウエブに塗工液を塗工して塗工区間を形成するときと、前記吐出口と前記バックアップロールとの間の距離を前記塗工間隙より離れた非塗工間隙に位置させて前記ウエブに非塗工区間を形成するときとを交互に行って前記ウエブに間欠塗工するために、前記移動台を前後方向に移動させると共に、前記非塗工間隙の位置より離れた退避位置に前記移動台を移動させる移動シリンダと、
    前記移動台を前記非塗工間隙の位置又は前記退避位置で停止させるために前記装置本体に設けられた非塗工位置停止手段と、
    を有し、
    前記間隙決定手段は、
    前記移動台に上下方向に設けられた第1固定コッタと、
    前記装置本体に上下方向に設けられた第2固定コッタと、
    前記第1固定コッタと前記第2固定コッタとの間を当接しつつ上下動する楔型の移動コッタと、
    前記移動コッタを上下動させる上下動部と、
    を有し、
    前記非塗工位置停止手段は、
    エアーシリンダからなる受けシリンダと、
    前記受けシリンダの前記受けシリンダ本体から前後方向に伸縮自在に突出した受けロッドの先端に、前記受けロッドの長さを調整するために設けられた調整ボルトと、
    を有し、前記ダイが前記非塗工位置に移動すると、前記受けシリンダ本体から伸ばした前記受けロッドの先端にある前記調整ボルトに前記移動台を当接し、前記ダイが前記退避位置に移動すると、前記受けシリンダ本体に縮んだ前記受けロッドの先端にある前記調整ボルトに前記移動台を当接し、
    前記上下動部によって前記移動コッタを前記第1固定コッタと前記第2固定コッタの間で上下動させて、前記塗工間隙を決定し、
    前記調整ボルトの長さを調整して、前記非塗工間隙を決定する、
    塗工装置。
  2. 記移動シリンダは、エアーシリンダであり、
    前記移動シリンダの移動シリンダ本体は、前記装置本体に設けられ、
    前記移動シリンダ本体から前後方向に伸縮する移動ロッドが前記移動台に取り付けられ、
    前記移動シリンダにより、前記ダイを前記塗工間隙の位置と前記非塗工間隙の位置に一定の間欠速度で移動させ、かつ、前記非塗工間隙の位置では前記第1固定コッタと前記移動コッタが離れている、
    請求項1に記載の塗工装置。
  3. 前記移動シリンダは、前記退避位置に前記移動台を移動させるときに、前記間欠速度より低速で移動させる、
    請求項2に記載の塗工装置。
  4. 前記間欠塗工を行うときに空気を供給、又は、排気する高速スピードコントローラと、
    前記退避位置に移動させるときの空気を供給、又は、排気する低速スピードコントローラと、
    前記高速スピードコントローラ用の配管と前記低速スピードコントローラ用の配管のどちらかに空気の流れを切り換える電磁弁と、
    を有し、
    前記高速スピードコントローラの空気供給速度と空気排気速度が、前記低速スピードコントローラの空気供給速度と空気排気速度より速い、
    請求項3に記載の塗工装置。
  5. 前記移動シリンダ本体内が移動ピストンにより第1空間と第2空間に区切られ、
    前記第1空間への配管と前記第2空間への配管に空気の流れを切り換える主電磁弁を有し、
    前記第1空間への前記配管上に前記高速スピードコントローラ、前記低速スピードコントローラ、前記電磁弁を有し、
    前記第2空間への前記配管上に前記高速スピードコントローラ、前記低速スピードコントローラ、前記電磁弁を有する、
    請求項4に記載の塗工装置。
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JP2016107241A (ja) 2014-12-10 2016-06-20 株式会社ヒラノテクシード 間欠塗工装置

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