JP7105140B2 - 塗工装置とそれを用いた塗工方法 - Google Patents
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Description
そこで本発明は上記問題点に鑑み、塗工装置のダイによって塗工液をウエブに塗工する場合に、ダイとバックアップロールとの塗工間隙を一定にできる塗工装置を提供することを目的とする。
図1、図4に示すように塗工装置10の装置本体12は、水平な載置面に載置されている。装置本体12の上面には水平方向に左右一対のレール14,14が前後方向に設けられ、この左右一対のレール14,14の上を移動台16が前後方向に移動自在に設けられている。移動台16の上にはダイ18が水平に載置されている。
次に、移動シリンダ38が移動ロッド42によって移動台16を移動させるための構造について図3を参照して説明する。図3に示すように、移動シリンダ本体40は、移動ロッド42の端部に設けられた移動ピストン70によって第1空間72と第2空間74とに区切られ、第1空間72から移動ロッド42が外部に突出している。
塗工装置10の電気的構成について図4のブロック図を参照して説明する。塗工装置10の制御部100には、バックアップロール34を回転させるための搬送用モータ94、三方弁64、ポンプ60、コッタ用モータ58、受けシリンダ44が接続されている。また、コンプレッサ78、主電磁弁76、第1電磁弁801、第1高速スピードコントローラ821、第1低速スピードコントローラ841、第2電磁弁802、第2高速スピードコントローラ822、第2低速スピードコントローラ842が接続されている。
次に、塗工装置10によってウエブWに間欠塗工を行う動作状態について図1~図3を参照して説明する。
本実施形態により、間欠塗工において、塗工区間M1から非塗工区間M2になる場合に、ダイ18が高速で塗工間隙L1から非塗工間隙L2に離れつつ、塗工液の供給を停止するため塗工区間M1の終端部分の尾引をなくすことができる。
上記実施形態では、間隙決定装置50は、間欠塗工を行う塗工装置10に用いたが、これに限らず、ウエブWに塗工液を連続塗工する塗工装置10においても、バックアップロール34とダイ18の吐出口32との塗工間隙L1を決定する場合にも用いることができる。
Claims (5)
- 装置本体と、
前記装置本体上を前後方向に移動する移動台と、
前記移動台に設けられたダイと、
前記ダイの前方に配され、ウエブを搬送するバックアップロールと、
前記ダイの前端部にある吐出口と前記バックアップロールとの間の塗工間隙を決定するための間隙決定手段と、
前記吐出口を前記塗工間隙に位置させて前記ウエブに塗工液を塗工して塗工区間を形成するときと、前記吐出口と前記バックアップロールとの間の距離を前記塗工間隙より離れた非塗工間隙に位置させて前記ウエブに非塗工区間を形成するときとを交互に行って前記ウエブに間欠塗工するために、前記移動台を前後方向に移動させると共に、前記非塗工間隙の位置より離れた退避位置に前記移動台を移動させる移動シリンダと、
前記移動台を前記非塗工間隙の位置又は前記退避位置で停止させるために前記装置本体に設けられた非塗工位置停止手段と、
を有し、
前記間隙決定手段は、
前記移動台に上下方向に設けられた第1固定コッタと、
前記装置本体に上下方向に設けられた第2固定コッタと、
前記第1固定コッタと前記第2固定コッタとの間を当接しつつ上下動する楔型の移動コッタと、
前記移動コッタを上下動させる上下動部と、
を有し、
前記非塗工位置停止手段は、
エアーシリンダからなる受けシリンダと、
前記受けシリンダの前記受けシリンダ本体から前後方向に伸縮自在に突出した受けロッドの先端に、前記受けロッドの長さを調整するために設けられた調整ボルトと、
を有し、前記ダイが前記非塗工位置に移動すると、前記受けシリンダ本体から伸ばした前記受けロッドの先端にある前記調整ボルトに前記移動台を当接し、前記ダイが前記退避位置に移動すると、前記受けシリンダ本体に縮んだ前記受けロッドの先端にある前記調整ボルトに前記移動台を当接し、
前記上下動部によって前記移動コッタを前記第1固定コッタと前記第2固定コッタの間で上下動させて、前記塗工間隙を決定し、
前記調整ボルトの長さを調整して、前記非塗工間隙を決定する、
塗工装置。 - 前記移動シリンダは、エアーシリンダであり、
前記移動シリンダの移動シリンダ本体は、前記装置本体に設けられ、
前記移動シリンダ本体から前後方向に伸縮する移動ロッドが前記移動台に取り付けられ、
前記移動シリンダにより、前記ダイを前記塗工間隙の位置と前記非塗工間隙の位置に一定の間欠速度で移動させ、かつ、前記非塗工間隙の位置では前記第1固定コッタと前記移動コッタが離れている、
請求項1に記載の塗工装置。 - 前記移動シリンダは、前記退避位置に前記移動台を移動させるときに、前記間欠速度より低速で移動させる、
請求項2に記載の塗工装置。 - 前記間欠塗工を行うときに空気を供給、又は、排気する高速スピードコントローラと、
前記退避位置に移動させるときの空気を供給、又は、排気する低速スピードコントローラと、
前記高速スピードコントローラ用の配管と前記低速スピードコントローラ用の配管のどちらかに空気の流れを切り換える電磁弁と、
を有し、
前記高速スピードコントローラの空気供給速度と空気排気速度が、前記低速スピードコントローラの空気供給速度と空気排気速度より速い、
請求項3に記載の塗工装置。 - 前記移動シリンダ本体内が移動ピストンにより第1空間と第2空間に区切られ、
前記第1空間への配管と前記第2空間への配管に空気の流れを切り換える主電磁弁を有し、
前記第1空間への前記配管上に前記高速スピードコントローラ、前記低速スピードコントローラ、前記電磁弁を有し、
前記第2空間への前記配管上に前記高速スピードコントローラ、前記低速スピードコントローラ、前記電磁弁を有する、
請求項4に記載の塗工装置。
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JP2020028841A JP2020028841A (ja) | 2020-02-27 |
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JP2000279865A (ja) | 1999-03-29 | 2000-10-10 | Dainippon Printing Co Ltd | ダイヘッド保持装置 |
JP2016107241A (ja) | 2014-12-10 | 2016-06-20 | 株式会社ヒラノテクシード | 間欠塗工装置 |
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