JP7101629B2 - ホタルの飼育装置 - Google Patents
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Description
前記ホタル収容部の少なくとも一部は、前記水槽部の内部かつ上方に位置し、
前記水供給部は、前記水槽部に入れられる水を吸引するポンプ部と、吸引された前記水を濾過する濾過部と、濾過された前記水を前記ホタル収容部の内部に流入させる第1の通水管と、を備え、
前記水排出部は、前記ホタル収容部に設けられ、かつ、前記ホタル収容部における所定水面以上のオーバーフロー水を重力によって前記水槽部へ排出する第2の通水管を備え、
前記水槽部から、前記水供給部、前記ホタル収容部、前記水排出部をこの順に経て、前記水槽部へ水が循環されるように構成されている、飼育装置。
前記開口部は前記断面円形と略同径であり、
前記第2の通水管は前記開口部内で回転可能な状態で貫通している、(2)に記載の飼育装置。
本発明のホタルの飼育装置(以下、「本発明の飼育装置」ともいう。)の作用について、以下、図面を適宜参照して詳述する。
(要件1)ホタル収容部の少なくとも一部は、水槽部の内部かつ上方に位置する。
(要件2)水供給部は、水槽部に入れられる水を吸引するポンプ部と、吸引された水を濾過する濾過部と、濾過された水をホタル収容部の内部に流入させる第1の通水管と、を備える。
(要件3)水排出部は、ホタル収容部に設けられ、かつ、ホタル収容部における所定水面以上のオーバーフロー水を重力によって水槽部へ排出する第2の通水管を備える。
(要件4)水槽部から、水供給部、ホタル収容部、水排出部をこの順に経て、水槽部へ水が循環されるように構成されている。
(工程1)水槽部の水を、水供給部を介してホタル収容部に流入させる。
(工程2)工程1の後、ホタル収容部に流入した水の少なくとも一部を、ホタル収容部に設けられた水排出部から水槽部へ排出させる。
(工程3)工程2の後、工程1同様に、水供給部を介して水槽部の水をホタル収容部に流入させる。
水槽部の水は、水供給部の作用により、ホタル収容部に流入する。水供給部は、水槽部に入れられる水を吸引するポンプ部と、吸引された水を濾過する濾過部と、濾過された水をホタル収容部の内部に流入させる第1の通水管と、を備える。図1では、水供給部5のポンプ(図示していない)で吸引された水槽部2の水が、濾過部52を介して第1の通水管51の流出口からホタル収容部3に流入する。
水槽部からホタル収容部に流入した水は、ホタルや、餌である稚貝等の生育に供される。この水は、少なくともその一部が、排泄物やゴミ(食べ残し、死骸、ホタルの脱皮ガラ等)等を含んだ状態で、ホタル収容部に設けられた水排出部から水槽部へ流入する。
ホタル収容部に設けられた水排出部から水槽部へ排出した水は、工程1同様、水供給部の作用により、ホタル収容部に流入する。
本発明の飼育装置の各構成について、以下、図面を適宜参照して詳述する。
水槽部は、内部に水を入れることができ、かつ、ホタル収容部の少なくとも一部を位置させることができる容器であれば、材料、形状及び大きさ等は特に限定されない。
水供給部は、水槽部に入れられる水を吸引するポンプ部と、吸引された水を濾過する濾過部と、濾過された水をホタル収容部の内部に流入させる第1の通水管と、を備える。
ホタル収容部は、その内部に、水、ホタルやその餌(稚貝等)等を収容でき、かつ、ホタル収容部の少なくとも一部又は全体を水槽部の内部に入れられる大きさである容器であれば、材料、形状及び大きさ等は特に限定されない。また、本発明の飼育装置において、ホタル収容部の数は限定されず、1つであってもよく、2つ以上であってもよい。
ホタル収容部には水排出部が設けられる。水排出部から水槽部に排出する水の量は、ホタルの生育状況に応じて増減させることが好ましい。
(要件A)第2の通水管は断面円形のL字型の中空材である。
(要件B)第2の通水管が貫通する開口部は、第2の通水管の断面円形と略同径である。
(要件C)第2の通水管は、第2の通水管が貫通する開口部内で回転可能な状態で貫通している。
ホタル収容部の少なくとも一部を水槽部の内部かつ上方に位置させるため、ホタル収容部を、水槽部の内部に設けられた支持体上に載せたり、水槽部の縁部(開口縁部等)から紐等を用いて係止したりしてもよい。扱いや取り付けのしやすさから、水槽部の内部に設けられた支持体を用いることが好ましい。
本発明の飼育装置は、ホタルの生育に適した環境に設置される。本発明の飼育装置は、例えば、温度環境が16~25℃である室内に設置することが好ましい。
図2に示される構成を有するホタルの飼育装置1を作製した。
まず、水供給部5は、水槽部2の水を、ポンプ(図示していない。)によって水供給部5の内部に吸引した。吸引された水は、水供給部5に内蔵された濾過部52を通過し、水供給部5の通水管51(第1の通水管)からホタル収容部3内に流入した(流速約50~200ml/分)。ホタル収容部3内に流入した水は、水排出部4を介して水槽部2に流出した。水槽部2に流出した水は、水供給部5を介してホタル収容部3内に流入した。以上のサイクルにより、水槽部2の水は飼育装置1内を、清浄な水質を維持しつつ循環した。
上記の飼育装置1を用い、ホタル収容部3にホタルの幼虫を餌であるカワニナとともに入れて飼育したところ、ホタルが良好に生育した。水を1ヶ月に1度入れ替えることで、より清浄な生育環境を保つことができた。
2 水槽部
3 ホタル収容部
4 水排出部
5 水供給部
6 支持体
Claims (3)
- 水槽部と、水及びホタルを収容するホタル収容部と、水供給部と、水排出部と、を備えるホタルの飼育装置であって、
前記ホタル収容部の少なくとも一部は、前記水槽部の内部かつ上方に位置し、
前記ホタル収容部は、前記水槽部の内部に設けられた支持体上に載せられており、
前記支持体の材料は、樹脂、及び/又は、ステンレスを含み、
前記支持体の重さは、前記水槽部の内部で浮き上がらない重さであり、
前記水供給部は、前記水槽部に入れられる水を吸引するポンプ部と、吸引された前記水を濾過する濾過部と、濾過された前記水を前記ホタル収容部の内部に流入させる第1の通水管と、を備え、
前記水排出部は、前記ホタル収容部に設けられ、かつ、前記ホタル収容部における所定水面以上のオーバーフロー水を重力によって前記水槽部へ排出する第2の通水管を備え、
前記水槽部から、前記水供給部、前記ホタル収容部、前記水排出部をこの順に経て、前記水槽部へ水が循環されるように構成されている、飼育装置。 - 前記ホタル収容部の側面に開口部が形成されており、前記第2の通水管が前記開口部を貫通している、請求項1に記載の飼育装置。
- 前記第2の通水管は断面円形のL字型の中空材であり、
前記開口部は前記断面円形と略同径であり、
前記第2の通水管は前記開口部内で回転可能な状態で貫通している、請求項2に記載の飼育装置。
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JP2019032554A JP7101629B2 (ja) | 2019-02-26 | 2019-02-26 | ホタルの飼育装置 |
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JP2019032554A JP7101629B2 (ja) | 2019-02-26 | 2019-02-26 | ホタルの飼育装置 |
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