JP7099133B2 - 画像投射装置 - Google Patents

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本発明は、画像投射装置に関する。
近年、プロジェクタ等の画像投射装置は、いわゆる4K解像度や8K解像度画像に対応すべく高解像度化が進んでいる。装置の高価格化や大型化を招くことなく高解像度化を実現する画像投射装置として、DMD(Digital Micromirror Device)等の画像表示素子を往復移動させることで、投射画像を擬似的に高解像度化する技術が知られている。
このような画像投射装置では、横置き、縦置き、天吊り等の装置の設置状態によって、画像表示素子を往復移動させるために必要な駆動力が異なる場合がある。そのため設置状態に応じて、画像表示素子を移動させるボイスコイルモータに印加する電流や、移動方向の切替タイミング等を異ならせ、画像表示素子を適切に移動させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。尚、ボイスコイルモータとは、駆動部からの電流を磁石の磁界中のコイルに流して発生する駆動力によって駆動されるモータであり、流れる電流量が大きいほど大きな駆動力が発生する。
しかしながら、特許文献1の技術では、画像表示素子の往復移動時に画像表示素子が重力方向に沿って上下移動するような大きな駆動力が必要な設置状態で画像表示素子を移動させるために、大きな電流を出力可能な駆動部を用いると、電流の制御に高い精密さが要求される。一方で、大きな電流を出力できないが、安定移動させやすい駆動部を用いると、駆動力不足により、大きな駆動力が必要な設置状態での画像表示素子の移動が困難になる場合があった。また駆動力を上げるためにボイスコイルモータの磁石を大きくすると、画像投射装置が大型化する場合があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、画像投射装置の設置状態に応じて、画像表示素子を適切に移動させることを課題とする。
開示の技術の一態様に係る画像投射装置は、光源から照射される光を用いて画像を生成する画像表示素子を備え、前記画像を投射する画像投射装置であって、可動板を備え、前記可動板にコイルと前記画像表示素子が設けられ、前記コイルに印加された電流に応じて移動する可動部と、固定支持された固定板を備え、前記固定板の前記コイルに対向する位置に磁石が設けられ、前記可動部を移動可能に保持する固定部と、前記コイルに印加する前記電流を出力する駆動部と、前記駆動部による前記電流の出力を制御する移動制御部と、前記駆動部から出力された前記電流を増幅して出力する増幅部と、前記画像投射装置の設置状態を検知する検知部と、前記検知部により検知される前記設置状態に応じ、前記駆動部から前記コイルに前記電流が印加される状態と、前記増幅部から前記コイルに前記電流が印加される状態と、を切り替える切替部と、を有する。
開示の技術によれば、画像投射装置の設置状態に応じて、画像表示素子を適切に移動させることができる。
実施形態に係る画像投射装置を例示する図である。 第1の実施形態に係る画像投射装置の機能構成を例示するブロック図である。 実施形態に係る画像投射装置の光学エンジンを例示する斜視図である。 実施形態に係る照明光学系ユニットを例示する図である。 実施形態に係る投射光学系ユニットの内部構成を例示する図である。 実施形態に係る画像表示ユニットを例示する斜視図である。 実施形態に係る画像表示ユニットを例示する側面図である。 実施形態に係る固定ユニットを例示する斜視図である。 実施形態に係る固定ユニットを例示する分解斜視図である。 実施形態に係る固定ユニットによる可動プレートの支持構造について説明する図である。 実施形態に係る固定ユニットによる可動プレートの支持構造について説明する部分拡大図である。 実施形態に係るトップカバーを例示する底面図である。 実施形態に係る可動ユニットを例示する斜視図である。 実施形態に係る可動ユニットを例示する分解斜視図である。 実施形態に係る可動プレートを例示する斜視図である。 実施形態に係る可動プレートが外された可動ユニットを例示する斜視図である。 実施形態に係る可動ユニットのDMD保持構造について説明する図である。 実施形態に係るDMDの往復移動により投射画像の解像度が上がる様子を説明する図である。 実施形態に係るプロジェクタの設置状態と可動ユニットにかかる重力との関係を説明する図である。 実施形態に係る駆動部及び電流増加部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係るDMDの移動処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るプロジェクタの設置状態、及び傾斜角度と駆動条件データとの関係を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<画像投射装置の構成>
図1は、実施形態に係るプロジェクタ1を例示する図である。
プロジェクタ1は、画像投射装置の一例であり、出射窓3、外部I/F9を有し、投射画像を生成する光学エンジンが内部に設けられている。プロジェクタ1は、例えば外部I/F9に接続されるパソコンやデジタルカメラから画像データが送信されると、光学エンジンが送信された画像データに基づいて投射画像を生成し、図1に示されるように出射窓3からスクリーンSに画像を投射する。
なお、以下に示す図面において、X1X2方向はプロジェクタ1の幅方向、Y1Y2方向はプロジェクタ1の奥行き方向、Z1Z2方向はプロジェクタ1の高さ方向である。また、以下では、プロジェクタ1の出射窓3側を上、出射窓3とは反対側を下として説明する場合がある。
<第1の実施形態>
図2は、実施形態に係るプロジェクタ1の機能構成を例示するブロック図である。
図2に示されるように、プロジェクタ1は、電源4と、メインスイッチSW5と、操作部7と、外部I/F9と、システムコントロール部10と、ファン20と、光学エンジン15と、記憶部18と、切替部56と、電流増加部57とを有する。
電源4は、商用電源に接続され、プロジェクタ1の内部回路用に電圧及び周波数を変換して、システムコントロール部10、ファン20、光学エンジン15等に給電する。
メインスイッチSW5は、ユーザによるプロジェクタ1のON/OFF操作に用いられる。電源4が電源コード等を介して商用電源に接続された状態で、メインスイッチSW5がONに操作されると、電源4がプロジェクタ1の各部への給電を開始し、メインスイッチSW5がOFFに操作されると、電源4がプロジェクタ1の各部への給電を停止する。
操作部7は、ユーザによる各種操作を受け付けるボタン等であり、例えばプロジェクタ1の上面に設けられている。操作部7は、例えば投射画像の大きさ、色調、ピント調整等のユーザによる操作を受け付ける。操作部7が受け付けたユーザ操作は、システムコントロール部10に送られる。
外部I/F9は、例えばパソコン、デジタルカメラ等に接続される接続端子を有し、接続された機器から送信される画像データをシステムコントロール部10に出力する。
システムコントロール部10は、画像制御部11、移動制御部12と、駆動部13と、設置状態検知部14と、投射モード設定部17と、駆動条件取得部19とを有する。システムコントロール部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、CPUがRAMと協働してROMに記憶されているプログラムを実行することで、各部の機能が実現される。またCPUの実行する処理をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等の電子回路が実行してもよい。
画像制御部11は、外部I/F9から入力される画像データに基づいて光学エンジン15の画像表示ユニット50に設けられているデジタルマイクロミラーデバイスDMD(Digital Micromirror Device(以下、単に「DMD」という))551を制御し、スクリーンSに投射する画像を生成する。
移動制御部12は、駆動部13に制御信号を出力し、画像表示ユニット50において移動可能に設けられている可動ユニット55を移動させ、可動ユニット55に設けられているDMD551の位置を制御する。
駆動部13は、移動制御部12からの制御信号に応じ、直接、又は電流増加部57を介して、可動ユニット55の備えるコイル581、582、583、及び584に電流を印加し、可動ユニット55を移動させる。コイル581、582、583、及び584に電流を直接印加するか、又は電流増加部57を介して印加するかは、設置状態検知部14による検知結果に応じて切替部56により切り替えられる。
設置状態検知部14は、プロジェクタ1の設置状態を検知する。プロジェクタ1の設置状態は、例えば天吊状態やポートレート状態等である。設置状態については、別途図19を用いて詳述する。設置状態検知部14は、例えばユーザが操作部7のボタン等を介して設定したプロジェクタ1の設置状態を、システムコントロール部10を通して検知する。
また設置状態検知部14は、加速度センサ16が検出するプロジェクタ1の傾斜角度を入力する。設置状態検知部14は、プロジェクタ1の設置状態及び傾斜角度を、投射モード設定部17、駆動条件取得部19、及び切替部56に出力する。尚、設置状態検知部14は、「検知部」の一例である。加速度センサ16は、例えばジャイロセンサ等である。加速度センサ16として、投射画像の台形補正等で用いられる加速度センサを用いてもよい。
投射モード設定部17は、設置状態検知部14が検知したプロジェクタ1の設置状態に応じて投射する画像の投射モードを設定する。投射モードを設定することで、例えば投射画像の向き等が適正化される。
記憶部18は、プロジェクタ1の設置状態及び傾斜角度毎で可動ユニット55の駆動条件データを記憶する。駆動条件データは、例えば可動ユニット55の有するコイル581、582、583、及び584に流される最大電流量や、DMD551の移動方向の切替タイミング等のデータである。移動制御部12がPID(Proportional Integral Differential)制御を行う場合には、記憶部18は、駆動条件データとしてPID制御のパラメータを記憶してもよい。記憶部18は、HDD(Hard Disk Drive)やNVRAM(Non Volatile Memory)等により実現することができる。
駆動条件取得部19は、プロジェクタ1の設置状態及び傾斜角度に基づき、記憶部18を参照して駆動条件データを取得する。移動制御部12は、取得された駆動条件データに従って可動ユニット55を移動させ、可動ユニット55に設けられているDMD551の位置を制御することができる。
ファン20は、システムコントロール部10に制御されて回転し、光学エンジン15の光源30を冷却する。
光学エンジン15は、光源30、照明光学系ユニット40、画像表示ユニット50、投射光学系ユニット60を有し、システムコントロール部10に制御されてスクリーンSに画像を投射する。
光源30は、例えば水銀高圧ランプ、キセノンランプ、LED等であり、システムコントロール部10により制御され、照明光学系ユニット40に光を照射する。
照明光学系ユニット40は、例えばカラーホイール、ライトトンネル、リレーレンズ等を有し、光源30から照射された光を画像表示ユニット50に設けられているDMD551に導く。
画像表示ユニット50は、照明光学系ユニット40に固定支持されている固定ユニット51、固定ユニット51に対して移動可能に設けられている可動ユニット55を有する。可動ユニット55は、DMD551を有し、システムコントロール部10の移動制御部12によって固定ユニット51に対する位置が制御される。DMD551は、画像表示素子の一例であり、システムコントロール部10の画像制御部11により制御され、照明光学系ユニット40によって導かれた光を変調して投射画像を生成する。
可動ユニット55には、ホール素子590が設けられている。ホール素子590は、固定ユニット51に対する可動ユニット55の位置を検出し、移動制御部12に位置データを出力する。
切替部56は、設置状態検知部14が検知したプロジェクタ1の設置状態及び傾斜角度に応じて、駆動部13がコイル581、582、583、及び584に電流を直接印加するか、又は電流増加部57を介して印加するかを切り替える切替回路である。
電流増加部57は、切替部56を介して駆動部13から入力した電流を増幅し、増幅した電流をコイル581、582、583、及び584に印加する増幅回路である。
駆動部13、切替部56、及び電流増加部57については、別途図20を用いて詳述する。
投射光学系ユニット60は、例えば複数の投射レンズ、ミラー等を有し、画像表示ユニット50のDMD551によって生成される画像を拡大してスクリーンSに投射する。
<光学エンジンの構成>
次に、プロジェクタ1の光学エンジン15の各部の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る光学エンジン15を例示する斜視図である。光学エンジン15は、図3に示されるように、光源30、照明光学系ユニット40、画像表示ユニット50、投射光学系ユニット60を有し、プロジェクタ1の内部に設けられている。
光源30は、照明光学系ユニット40の側面に設けられ、X2方向に光を照射する。照明光学系ユニット40は、光源30から照射された光を、下部に設けられている画像表示ユニット50に導く。画像表示ユニット50は、照明光学系ユニット40によって導かれた光を用いて投射画像を生成する。投射光学系ユニット60は、照明光学系ユニット40の上部に設けられ、画像表示ユニット50によって生成された投射画像をプロジェクタ1の外部に投射する。
なお、実施形態に係る光学エンジン15は、光源30から照射される光を用いて上方に画像を投射するように構成されているが、水平方向に画像を投射するような構成であってもよい。
[照明光学系ユニット]
図4は、実施形態に係る照明光学系ユニット40を例示する図である。
図4に示されるように、照明光学系ユニット40は、カラーホイール401、ライトトンネル402、リレーレンズ403,404、シリンダミラー405、凹面ミラー406を有する。
カラーホイール401は、例えば周方向の異なる部分にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のフィルタが設けられている円盤である。カラーホイール401は、高速回転することで、光源30から照射される光を、RGB各色に時分割する。
ライトトンネル402は、例えば板ガラス等の貼り合わせによって四角筒状に形成されている。ライトトンネル402は、カラーホイール401を透過したRGB各色の光を、内面で多重反射することで輝度分布を均一化してリレーレンズ403,404に導く。
リレーレンズ403,404は、ライトトンネル402から出射された光の軸上色収差を補正しつつ集光する。
シリンダミラー405及び凹面ミラー406は、リレーレンズ403,404から出射された光を、画像表示ユニット50に設けられているDMD551に反射する。DMD551は、凹面ミラー406からの反射光を変調して投射画像を生成する。
[投射光学系ユニット]
図5は、実施形態に係る投射光学系ユニット60の内部構成を例示する図である。
図5に示されるように、投射光学系ユニット60は、投射レンズ601、折り返しミラー602、曲面ミラー603がケースの内部に設けられている。
投射レンズ601は、複数のレンズを有し、画像表示ユニット50のDMD551によって生成された投射画像を、折り返しミラー602に結像させる。折り返しミラー602及び曲面ミラー603は、結像された投射画像を拡大するように反射して、プロジェクタ1の外部のスクリーンS等に投射する。
[画像表示ユニット]
図6は、実施形態に係る画像表示ユニット50を例示する斜視図である。また、図7は、実施形態に係る画像表示ユニット50を例示する側面図である。
図6及び図7に示されるように、画像表示ユニット50は、照明光学系ユニット40に固定支持されている固定ユニット51、固定ユニット51に対して移動可能に設けられている可動ユニット55を有する。
固定ユニット51は、第1固定板としてのトッププレート511、第2固定板としてのベースプレート512を有する。固定ユニット51は、トッププレート511とベースプレート512とが所定の間隙を介して平行に設けられており、照明光学系ユニット40の下部に固定される。
可動ユニット55は、DMD551、第1可動板としての可動プレート552、第2可動板としての結合プレート553、ヒートシンク554を有し、固定ユニット51に移動可能に支持されている。
可動プレート552は、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート512との間に設けられ、固定ユニット51によってトッププレート511及びベースプレート512と平行且つ表面に平行な方向に移動可能に支持されている。
結合プレート553は、固定ユニット51のベースプレート512を間に挟んで可動プレート552に固定されている。結合プレート553は、上面側にDMD551が固定して設けられ、下面側にヒートシンク554が固定されている。結合プレート553は、可動プレート552に固定されることで、可動プレート552、DMD551、及びヒートシンク554と共に固定ユニット51に移動可能に支持されている。
DMD551は、結合プレート553の可動プレート552側の面に設けられ、可動プレート552及び結合プレート553と共に移動可能に設けられている。DMD551は、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を有する。DMD551の各マイクロミラーは、鏡面がねじれ軸周りに傾動可能に設けられており、システムコントロール部10の画像制御部11から送信される画像信号に基づいてON/OFF駆動される。
マイクロミラーは、例えば「ON」の場合には、光源30からの光を投射光学系ユニット60に反射するように傾斜角度が制御される。また、マイクロミラーは、例えば「OFF」の場合には、光源30からの光を不図示のOFF光板に向けて反射する方向に傾斜角度が制御される。
このように、DMD551は、画像制御部11から送信される画像信号によって各マイクロミラーの傾斜角度が制御され、光源30から照射されて照明光学系ユニット40を通った光を変調して投射画像を生成する。
ヒートシンク554は、少なくとも一部分がDMD551に当接するように設けられている。ヒートシンク554は、移動可能に支持される結合プレート553にDMD551と共に設けられることで、DMD551に当接して効率的に冷却することが可能になっている。このような構成により、実施形態に係るプロジェクタ1では、ヒートシンク554がDMD551の温度上昇を抑制し、DMD551の温度上昇による動作不良や故障等といった不具合の発生が低減されている。
(固定ユニット)
図8は、実施形態に係る固定ユニット51を例示する斜視図である。また、図9は、実施形態に係る固定ユニット51を例示する分解斜視図である。
図8及び図9に示されるように、固定ユニット51は、トッププレート511、ベースプレート512を有する。
トッププレート511及びベースプレート512は、平板状部材から形成され、それぞれ可動ユニット55のDMD551に対応する位置に中央孔513,514が設けられている。また、トッププレート511及びベースプレート512は、複数の支柱515によって、所定の間隙を介して平行に設けられている。
支柱515は、図9に示されるように、上端部がトッププレート511に形成されている支柱孔516に圧入され、雄ねじ溝が形成されている下端部がベースプレート512に形成されている支柱孔517に挿入される。支柱515は、トッププレート511とベースプレート512との間に一定の間隔を形成し、トッププレート511とベースプレート512とを平行に支持する。
また、トッププレート511及びベースプレート512には、支持球体521を回転可能に保持する支持孔522,526がそれぞれ複数形成されている。
トッププレート511の支持孔522には、内周面に雌ねじ溝を有する円筒状の保持部材523が挿入される。保持部材523は、支持球体521を回転可能に保持し、位置調整ねじ524が上から挿入される。ベースプレート512の支持孔526は、下端側が蓋部材527によって塞がれ、支持球体521を回転可能に保持する。
トッププレート511及びベースプレート512の支持孔522,526に回転可能に保持される支持球体521は、それぞれトッププレート511とベースプレート512との間に設けられる可動プレート552に当接し、可動プレート552を移動可能に支持する。
図10は、実施形態に係る固定ユニット51による可動プレート552の支持構造を説明するための図である。また、図11は、図10に示されるA部分の概略構成を例示する部分拡大図である。
図10及び図11に示されるように、トッププレート511では、支持孔522に挿入される保持部材523によって支持球体521が回転可能に保持されている。また、ベースプレート512では、下端側が蓋部材527によって塞がれている支持孔526によって支持球体521が回転可能に保持されている。
各支持球体521は、支持孔522,526から少なくとも一部分が突出するように保持され、トッププレート511とベースプレート512との間に設けられる可動プレート552に当接して支持する。可動プレート552は、回転可能に設けられている複数の支持球体521により、トッププレート511及びベースプレート512と平行且つ表面に平行な方向に移動可能に両面から支持される。
また、トッププレート511側に設けられている支持球体521は、可動プレート552とは反対側で当接する位置調整ねじ524の位置に応じて、保持部材523の下端からの突出量が変化する。例えば、位置調整ねじ524がZ1方向に変位すると、支持球体521の突出量が減り、トッププレート511と可動プレート552との間隔が小さくなる。また、例えば、位置調整ねじ524がZ2方向に変位すると、支持球体521の突出量が増え、トッププレート511と可動プレート552との間隔が大きくなる。
このように、位置調整ねじ524を用いて支持球体521の突出量を変化させることで、トッププレート511と可動プレート552との間隔を適宜調整できる。
また、図8及び図9に示されるように、トッププレート511のベースプレート512側の面には、磁石531,532,533,534が設けられている。
図12は、実施形態に係るトッププレート511を例示する底面図である。図12に示されるように、トッププレート511のベースプレート512側の面には、磁石531,532,533,534が設けられている。
磁石531,532,533,534は、トッププレート511の中央孔513を囲むように4箇所に設けられている。磁石531,532,533,534は、それぞれ長手方向が平行になるように配置された直方体状の2つの磁石で構成され、それぞれ可動プレート552に及ぶ磁界を形成する。
磁石531,532,533,534は、それぞれ可動プレート552の上面に各磁石531,532,533,534に対向して設けられているコイルとで、可動プレート552を移動させる移動手段を構成する。
なお、上記した固定ユニット51に設けられる支柱515、支持球体521の数や位置等は、可動プレート552を移動可能に支持できればよく、実施形態に例示される構成に限られるものではない。
(可動ユニット)
図13は、実施形態に係る可動ユニット55を例示する斜視図である。また、図14は、実施形態に係る可動ユニット55を例示する分解斜視図である。
図13及び図14に示されるように、可動ユニット55は、DMD551、可動プレート552、結合プレート553、ヒートシンク554、保持部材555、DMD基板557を有し、固定ユニット51に対して移動可能に支持されている。
可動プレート552は、上記したように、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート512との間に設けられ、複数の支持球体521により表面に平行な方向に移動可能に支持される。
図15は、実施形態に係る可動プレート552を例示する斜視図である。
図15に示されるように、可動プレート552は、平板状の部材から形成され、DMD基板557に設けられるDMD551に対応する位置に中央孔570を有し、中央孔570の周囲にコイル581,582,583,584が設けられている。
コイル581,582,583,584は、それぞれZ1Z2方向に平行な軸を中心として電線が巻き回されることで形成され、可動プレート552のトッププレート511側の面に形成されている凹部に設けられてカバーで覆われている。コイル581,582,583,584は、それぞれトッププレート511の磁石531,532,533,534とで、可動プレート552を移動させる移動手段を構成する。
トッププレート511の磁石531,532,533,534と、可動プレート552のコイル581,582,583,584とは、可動ユニット55が固定ユニット51に支持された状態で、それぞれ対向する位置に設けられている。コイル581,582,583,584に電流が流されると、磁石531,532,533,534によって形成される磁界により、可動プレート552を移動させる駆動力となるローレンツ力が発生する。
可動プレート552は、磁石531,532,533,534とコイル581,582,583,584との間で発生する駆動力としてのローレンツ力を受けて、固定ユニット51に対して、XY平面において直線的又は回転するように変位する。
各コイル581,582,583,584に流される電流の大きさ及び向きは、システムコントロール部10の移動制御部12によって制御される。移動制御部12は、各コイル581,582,583,584に流す電流の大きさ及び向きによって、可動プレート552の移動(回転)方向、移動量や回転角度等を制御する。
コイル581,582,583,584に流される電流が大きいほど、駆動力としてのローレンツ力は大きくなる。コイル581,582,583,584に流される電流量の最大値は、駆動部13の仕様により決定されるか、或いは駆動部13の出力する電流を増幅する電流増加部57の仕様により決定される。
実施形態では、第1駆動手段として、コイル581及び磁石531と、コイル584及び磁石534とが、X1X2方向に対向して設けられている。コイル581及びコイル584に電流が流されると、図15に示されるようにX1方向又はX2のローレンツ力が発生する。可動プレート552は、コイル581及び磁石531と、コイル584及び磁石534とにおいて発生するローレンツ力により、X1方向又はX2方向に移動する。
また、実施形態では、第2駆動手段として、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とが、X1X2方向に並んで設けられ、磁石532及び磁石533は、磁石531及び磁石534とは長手方向が直交するように配置されている。このような構成において、コイル582及びコイル583に電流が流されると、図15に示されるようにY1方向又はY2方向のローレンツ力が発生する。
可動プレート552は、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とにおいて発生するローレンツ力により、Y1方向又はY2方向に移動する。また、可動プレート552は、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とで反対方向に発生するローレンツ力により、XY平面において回転するように変位する。
例えば、コイル582及び磁石532においてY1方向のローレンツ力が発生し、コイル583及び磁石533においてY2方向のローレンツ力が発生するように電流が流されると、可動プレート552は、上面視で時計回り方向に回転するように変位する。また、コイル582及び磁石532においてY2方向のローレンツ力が発生し、コイル583及び磁石533においてY1方向のローレンツ力が発生するように電流が流されると、可動プレート552は、上面視で反時計回り方向に回転するように変位する。
また、可動プレート552には、固定ユニット51の支柱515に対応する位置に、可動範囲制限孔571が設けられている。可動範囲制限孔571は、固定ユニット51の支柱515が挿入され、例えば振動や何らかの異常等により可動プレート552が大きく移動した時に支柱515に接触することで、可動プレート552の可動範囲を制限する。
以上で説明したように、実施形態では、システムコントロール部10の移動制御部12が、コイル581,582,583,584に流す電流の大きさや向きを制御することで、可動範囲内で可動プレート552を任意の位置に移動させることができる。
なお、移動手段としての磁石531,532,533,534及びコイル581,582,583,584の数、位置等は、可動プレート552を任意の位置に移動させることが可能であれば、実施形態とは異なる構成であってもよい。例えば、移動手段としての磁石は、トッププレート511の上面に設けられてもよく、ベースプレート512の何れかの面に設けられてもよい。また、例えば、磁石が可動プレート552に設けられ、コイルがトッププレート511又はベースプレート512に設けられてもよい。
また、可動範囲制限孔571の数、位置及び形状等は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、可動範囲制限孔571は一つであってもよく、複数であってもよい。また、可動範囲制限孔571の形状は、例えば長方形や円形等、実施形態とは異なる形状であってもよい。
固定ユニット51によって移動可能に支持される可動プレート552の下面側(ベースプレート512側)には、図13に示されるように、結合プレート553が固定されている。結合プレート553は、平板状部材から形成され、DMD551に対応する位置に中央孔を有し、周囲に設けられている折り曲げ部分が3本のねじ591によって可動プレート552の下面に固定されている。
図16は、可動プレート552が外された可動ユニット55を例示する斜視図である。
図16に示されるように、結合プレート553には、上面側にDMD551、下面側にヒートシンク554が設けられている。結合プレート553は、可動プレート552に固定されることで、DMD551、ヒートシンク554と共に、可動プレート552に伴って固定ユニット51に対して移動可能に設けられている。
DMD551は、DMD基板557に設けられており、DMD基板557が保持部材555と結合プレート553との間で挟み込まれることで、結合プレート553に固定されている。保持部材555、DMD基板557、結合プレート553、ヒートシンク554は、図14及び図16に示されるように、固定部材としての段付ねじ560及び押圧手段としてのばね565によって重ねて固定されている。
結合プレート553には、ホール素子590a~590cが設けられている。ここで、ホール素子は、ホール効果を利用して磁界を検出する素子である。対象物の移動量に比例した磁束密度がかかるようにホール素子と対象物を配置すると、ホール素子の出力から対象物の移動量、及び位置を検出することができる。
ホール素子590a~590cは、結合プレート553とともに移動することで、磁石531~534に対する位置を変化させ、位置の変化に比例した電圧を出力する。ホール素子590a~590cの出力により、固定ユニット51に対する可動ユニット55の位置が検出される。
具体的には、ホール素子590aの出力から固定ユニット51に対する可動ユニット55のX1X2方向の位置が検出される。またホール素子590bの出力から固定ユニット51に対する可動ユニット55のY1Y2方向の位置が検出される。ホール素子590b、及び590cの出力から固定ユニット51に対する可動ユニット55の回転角度が検出される。
なお、ホール素子の配置、及び個数は上記に限定されない。例えば、ホール素子を固定ユニット側に設けてもよいし、4個以上のホール素子を設けてもよい。また、可動ユニット55の位置を検出する手段は、ホール素子等の磁気センサに限定されず、リニアエンコーダ等の光学センサを用いてもよい。
ホール素子590a~590cを総称して、ホール素子590と表示する場合がある。
図17は、実施形態に係る可動ユニット55のDMD保持構造について説明する図である。図17は、可動ユニット55の側面図であり、可動プレート552及び結合プレート553は図示が省略されている。
図17に示されるように、ヒートシンク554は、結合プレート553に固定された状態で、DMD基板557に設けられている貫通孔からDMD551の下面に当接する突出部554aを有する。なお、ヒートシンク554の突出部554aは、DMD基板557の下面であって、DMD551に対応する位置に当接するように設けられてもよい。
また、DMD551の冷却効果を高めるために、ヒートシンク554の突出部554aとDMD551との間に弾性変形可能な伝熱シートが設けられてもよい。伝熱シートによりヒートシンク554の突出部554aとDMD551との間の熱伝導性が向上し、ヒートシンク554によるDMD551の冷却効果が向上する。
上記したように、保持部材555、DMD基板557、ヒートシンク554は、段付きねじ560及びばね565によって重ねて固定されている。段付きねじ560が締められると、ばね565がZ1Z2方向に圧縮され、図17に示されるZ1方向の力F1がばね565から生じる。ばね565から生じる力F1により、ヒートシンク554はZ1方向に力F2でDMD551に押圧されることとなる。
実施形態では、段付きねじ560及びばね565は4箇所に設けられており、ヒートシンク554にかかる力F2は、4つのばね565に生じる力F1を合成したものに等しい。また、ヒートシンク554からの力F2は、DMD551が設けられているDMD基板557を保持する保持部材555に作用する。この結果、保持部材555には、ヒートシンク554からの力F2に相当するZ2方向の反力F3が生じ、保持部材555と結合プレート553との間でDMD基板557を保持できるようになる。
段付きねじ560及びばね565には、保持部材555に生じる力F3からZ2方向の力F4が作用する。ばね565は、4箇所に設けられているため、それぞれに作用する力F4は、保持部材555に生じる力F3の4分の1に相当し、力F1と釣り合うこととなる。
また、保持部材555は、図17において矢印Bで示されるように撓むことが可能な部材で板ばね状に形成されている。保持部材555は、ヒートシンク554の突出部554aに押圧されて撓み、ヒートシンク554をZ2方向に押し返す力が生じることで、DMD551とヒートシンク554との接触をより強固に保つことができる。
可動ユニット55は、以上で説明したように、可動プレート552と、DMD551及びヒートシンク554を有する結合プレート553とが、固定ユニット51によって移動可能に支持されている。可動ユニット55の位置は、システムコントロール部10の移動制御部12によって制御される。また、可動ユニット55には、DMD551に当接するヒートシンク554が設けられており、DMD551の温度上昇に起因する動作不良や故障といった不具合の発生が防止されている。
<画像投射>
上記したように、実施形態に係るプロジェクタ1において、投射画像を生成するDMD551は、可動ユニット55に設けられており、システムコントロール部10の移動制御部12によって可動ユニット55と共に位置が制御される。
移動制御部12は、例えば、画像投射時にフレームレートに対応する所定の周期で、DMD551の複数のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた複数の位置の間を高速移動するように可動ユニット55の位置を制御する。このとき、画像制御部11は、それぞれの位置に応じてシフトした投射画像を生成するようにDMD551に画像信号を送信する。
例えば、移動制御部12は、X1X2方向及びY1Y2方向にDMD551のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた位置P1と位置P2との間で、DMD551を所定の周期で往復移動させる。このとき、画像制御部11が、それぞれの位置に応じてシフトした投射画像を生成するようにDMD551を制御することで、投射画像の解像度を、DMD551の解像度の約2倍にすることが可能になる。また、DMD551の移動位置を増やすことで、投射画像の解像度をDMD551の2倍以上にすることもできる。
図18は、DMD551の往復移動により投射画像の解像度が上がる様子を説明する図である。図18において、画像181は、DMD551を移動させる前の投射画像を示し、画像182は、DMD551を移動させた後の投射画像を示している。画像181と画像182における各升目は、投射画像における画素を表している。DMD551は、投射画像において、矢印183で示されている方向に対応する方向に移動され、画像182は画像181に対し、X1X2方向に半画素、Y1Y2方向に半画素だけ移動している。
DMD551がフレームレートに対応する周期で往復移動すると、画像181と画像182がスクリーン上で合成され、ユーザには合成された画像184が視認される。図示されているように画像184の各画素は、画像181及び画像182の画素に対し、X1X2方向に半分で、Y1Y2方向に半分の大きさになっている。これは、画像181及び画像182に対して、画像184の解像度がX1X2方向に2倍に上がり、またY1Y2方向に2倍に上がっていることを示している。
このように、移動制御部12が可動ユニット55と共にDMD551を所定の周期で移動させ、画像制御部11がDMD551に位置に応じた投射画像を生成させることで、DMD551の解像度以上の画像を投射することが可能になる。
また、実施形態に係るプロジェクタ1では、移動制御部12がDMD551を可動ユニット55と共に回転するように制御することで、投射画像を縮小させることなく回転させることができる。例えばDMD551等の画像生成手段が固定されているプロジェクタでは、投射画像を縮小させなければ、投射画像の縦横比を維持しながら回転させることはできない。これに対して、実施形態に係るプロジェクタ1では、DMD551を回転させることができるため、投射画像を縮小させることなく回転させて傾き等の調整を行うことが可能になっている。
以上で説明したように、実施形態に係るプロジェクタ1では、DMD551が移動可能に構成されることで、投射画像の高解像度化が可能になっている。また、DMD551を冷却するヒートシンク554が、DMD551と共に可動ユニット55に搭載されていることで、DMD551に当接してより効率的に冷却することが可能になり、DMD551の温度上昇が抑制されている。したがって、プロジェクタ1では、DMD551の温度上昇に起因して発生する動作不良や故障といった不具合が低減される。
<プロジェクタの設置状態に応じたDMDの移動制御>
図19は、プロジェクタ1の設置状態と画像表示ユニット50にかかる重力との関係を説明する図である。図19では、画像表示ユニット50にかかる重力の方向が白抜き矢印191で示されている。
図19(a)は、DMD551が鉛直上向きになるようにプロジェクタ1が設置された時の画像表示ユニット50を示している。この状態は、プロジェクタ1をデスク等の上に載置して、鉛直方向に対して水平のスクリーンSに画像を投射させる状態であり、プロジェクタ1の標準設置状態と称する。実施形態の標準設置状態では、画像表示ユニット50はDMD551の正面から重力を受ける。
図19(b)は、DMD551が鉛直下向きになるようにプロジェクタ1が設置された時の画像表示ユニット50を示している。この状態は、プロジェクタ1を天井から吊り下げて、鉛直方向に対して水平のスクリーンSに画像を投射させる状態であり、天吊状態と称する。実施形態の天吊状態では、画像表示ユニット50はDMD551の背面から重力を受ける。尚、天吊状態は、「画像投射装置が天井に吊り下げられて設置された状態」の一例である。
図19(c)は、DMD551が水平方向を向くようにプロジェクタ1が設置された時の画像表示ユニット50を示している。この状態は、標準設置状態からプロジェクタ1を90度回転させて、鉛直方向に対して水平のスクリーンSに画像を投射させる状態である。標準設置状態では横長表示になっている画像が縦長になるように投射させる、いわゆるポートレート投射である。図19(c)の状態を、-90度ポートレート状態と称する。-90度ポートレート状態では、画像表示ユニット50はDMD551の側方から重力を受ける。
図19(d)は、図19(c)の状態からDMD551を反転(180度回転)させるように、プロジェクタ1が設置された時の画像表示ユニット50を示している。図19(d)では、画像の投射方向が図19(c)の状態に対して180度反転している。この状態もポートレート投射であるが、図19(c)の状態と区別して、+90度ポートレート状態と称する。+90度ポートレート状態でも、画像表示ユニット50はDMD551の側方から重力を受ける。
尚、-90度ポートレート状態、及び+90度ポートレート状態は、「画像投射装置がその側面を下向きにして設置された状態」の一例である。
-90度ポートレート状態及び+90度ポートレート状態では、可動ユニット55がDMD551を移動させる方向に重力を受けるため、標準設置状態及び天吊状態に対して重力の影響が大きい。例えば、鉛直上向きにDMD551を移動させようとすると、重力に逆らうように、大きな駆動力が必要になる。このように、-90度ポートレート状態及び+90度ポートレート状態でDMD551を移動させる場合と、標準設置状態及び天吊状態でDMD551を移動させる場合では、適切な駆動条件が異なる。
上述したように、駆動条件は、例えば可動ユニット55の有するコイル581、582、583、及び584に流される最大電流量等である。上述のように流される電流量が大きいほど駆動力は大きくなる。鉛直上向きにDMD551を移動させる場合は、重力に逆らうような大きな駆動力を得るために、大きい電流をコイル581、582、583、及び584に流す駆動条件が必要になる。
標準設置状態と天吊状態との間でも、DMD551の移動に対する重力の影響は異なるため、それぞれ可動ユニット55の適切な駆動条件が異なる。-90度ポートレート状態と+90度ポートレート状態でも同様である。
また図19は、DMD551が鉛直方向に対して平行、及び垂直な状態を示しているが、スクリーンS上での画像の投射位置の調整等のために、プロジェクタ1を傾斜させる場合があり、この傾斜角度によっても適切な駆動条件は異なる。プロジェクタ1が傾斜して設置された状態は、「画像投射装置が水平面に対して傾けて設置された状態」の一例である。
実施形態では、このようなプロジェクタ1の設置状態と傾斜角度に応じて、駆動条件を適切に設定する。
図20は、実施形態に係る駆動部13、及び電流増加部57(図2参照)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
駆動回路131は、制御基板101に設けられた電気回路であり、制御信号に応じて端子131a、又は131bから電流を出力する。端子131aから電流を出力すると、DMD551を所定の方向に移動させることができ、端子131bから電流を出力すると、DMD551を所定の方向と反対方向に移動させることができる。駆動回路131から出力される電流量の最大値は、例えば300mA(ミリアンペア)である。尚、駆動回路131は、「駆動部」の一例である。また制御基板101は、「システムコントロール部」の一例である。
増幅回路572は、端子572aに入力された電流を増幅して端子572cから出力し、端子572bに入力された電流を増幅して端子572dから出力する。増幅回路572で増幅され、出力される電流量の最大値は、例えば1A(アンペア)である。尚、増幅回路572は、「電流増加部」の一例であり、また「増幅部」の一例である。
切替回路561は、端子561aと、端子561bと、端子561cとを備える。制御信号に応じて、端子561aと端子561bが接続する状態と、端子561aと端子561cが接続する状態が切り替えられる。
同様に、切替回路562は、端子562aと、端子562b、端子562cとを備える。制御信号に応じて、端子562aと端子562bが接続する状態と、端子562aと端子562cが接続する状態が切り替えられる。
切替回路563は、端子563a、端子563bと、端子563cとを備える。制御信号に応じて、端子563aと端子563bが接続する状態と、端子563cと端子563bが接続する状態が切り替えられる。
切替回路564は、端子564a、端子564bと、端子564cとを備える。制御信号に応じて、端子564aと端子564bが接続する状態と、端子564cと端子564bが接続する状態が切り替えられる。
尚、切替回路561~564は、「切替部」の一例である。
図20において、一点鎖線は設置状態検知部14から出力され、切替回路561~564のそれぞれに入力される制御信号の信号ラインを示している。設置状態検知部14からの信号に応じて切替回路561~564は接続状態が切り替えられ、駆動回路131がコイル581に電流を印加する状態と、増幅回路572がコイル581に電流を印加する状態とが切り替えられる。
また、制御基板101はホール素子590aに電気的に接続し、ホール素子590aに電流を印加する。また制御基板101は、DMD551の位置を示すホール素子590aの出力信号を入力する。移動制御部12は、ホール素子590aの出力信号に基づき、DMD551の位置を制御することができる。図20では、ホール素子590aのみを例示したが、ホール素子590b、590cも同様であり、複数のホール素子からの出力信号に基づき、DMD551の位置を制御してもよい。
ここで、例えば、設置状態検知部14が、プロジェクタ1が標準設置状態であることを検知し、DMD551を上記の所定の方向に移動させる場合を想定する。設置状態検知部14は、プロジェクタ1が標準設置状態であることを示す制御信号を切替回路561~564にそれぞれ出力する。
制御信号に応じて、切替回路561は端子561aと端子561bとを接続し、切替回路562は端子562aと端子562bとを接続する。また切替回路563は端子563aと端子563bとを接続し、切替回路564は端子564aと端子564bとを接続する。
駆動回路131の端子131aから出力された電流は、端子561a、端子561b、端子563a、及び端子563bを順に通ってコイル581に印加される。コイル581を流れた電流は、端子564b、端子564a、端子562b、及び端子562aを順に通って端子131bに入力される。これにより、標準設置状態においてDMD551を所定の方向に移動させることができる。
また例えば、設置状態検知部14が、プロジェクタ1が+90度ポートレート状態であることを検知し、DMD551を上記の所定の方向に移動させる場合を想定する。設置状態検知部14は、プロジェクタ1が+90度ポートレート状態であることを示す制御信号を切替回路561~564に出力する。
制御信号に応じて、切替回路561は端子561aと端子561cとを接続し、切替回路562は端子562aと端子562cとを接続する。また切替回路563は端子563cと端子563bとを接続し、切替回路564は端子564cと端子564bとを接続する。
駆動回路131の端子131aから出力された電流は、端子561a、及び端子561cを順に通って増幅回路572の端子572aに入力される。増幅回路572により増幅され、増幅回路572の端子572cから出力された電流は、端子563c、及び端子563bを順に通ってコイル581に印加される。コイル581を流れた電流は、端子564b、及び端子564cを順に通って、増幅回路572の端子572dに入力される。増幅回路572の端子572bから出力された電流は、端子562c、及び端子562aを順に通って、端子131bに入力される。
このように設置状態に応じて、駆動回路131がコイル581に電流を印加する状態と、増幅回路572がコイル581に電流を印加する状態とが切り替えられる。大きな駆動力が必要な設置状態の場合には、増幅回路572で増幅された大きな電流をコイル581に流し、大きな駆動力でDMD551を移動させることができる。
尚、駆動回路131の端子131bから電流を出力すると、上記の端子131aから電流を出力する場合に対し、反対方向に電流が流れる。コイル581に反対方向に電流が流れることにより、上記とは逆向きの駆動力が発生し、DMD551は所定の方向と反対方向に移動する。
また図20では、コイル581のみを例示したが、コイル582~584も同様に電流を印加することができる。
ところで、駆動回路131からの出力電流をコイル581に直接印加する構成のみを用いると、大きな電流をコイル581に流すことができず、例えば+90度ポートレート状態等で重力に逆らった方向にDMD551を移動させることができない場合がある。磁力を上げることで、駆動力を上げることも考えられるが、磁石531~534を大きくする必要があるため、プロジェクタ1が大型化する場合がある。
一方で、駆動回路131からの出力電流を増幅回路572で増幅し、増幅した電流をコイル581に印加する構成のみを用いると、大きな電流を印加し、大きな駆動力でDMD551を駆動することができる。しかしその反面で、電流を増幅するため、精密な移動制御には不向きで、床の振動等の外乱の影響を受けやすくなり、解像度向上のためのDMD551の半画素分の精密な移動を常時安定して行うこと等が困難になる場合がある。
実施形態では、プロジェクタ1の設置状態を検知し、大きな駆動力が必要な時にのみ、増幅回路572により電流を増幅して駆動力を上げる。大きな駆動力が必要でない時は、電流を増幅せず、DMD551の精密な移動を安定して行えるようにする。これにより、画像投射装置の設置状態に応じて、DMD551を適切に移動させることができる。
図21は、実施形態に係るプロジェクタ1のDMD551の移動処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、設置状態検知部14は、プロジェクタ1の設置状態を検知する(ステップS211)。設置状態検知部14は、例えばユーザが操作部7のボタン等を介して設定したプロジェクタ1の設置状態を、システムコントロール部10を通して検知する。プロジェクタ1の設置状態は、例えば天吊状態やポートレート状態等である。
次に、投射モード設定部17は、プロジェクタ1の設置状態に応じて、投射モードを設定する(ステップS212)。投射モードは、例えば投射画像の向きである。標準設置状態の場合、投射モード設定部17は、投射画像の向きを標準的な横長画像として設定する。天吊状態の場合、プロジェクタ1は標準設置状態に対し上下反転して設置される。そのため投射モード設定部17は、投射画像の向きを、標準設置状態の画像に対し上下反転した横長画像として設定する。-90度ポートレート状態の場合、投射モード設定部17は、投射画像の向きを縦長画像として設定し、+90度ポートレート状態の場合、投射モード設定部17は、-90度ポートレート状態に対し、左右反転した縦長画像として設定する。
加速度センサ16は、プロジェクタ1の傾斜角度を検出し、設置状態検知部14に出力する(ステップS213)。
次に、設置状態検知部14は、プロジェクタ1の設置状態と傾斜角度に基づき、可動ユニット55の駆動力をアップさせる必要があるかを判断する(ステップS214)。例えばプロジェクタ1の設置状態が、+90度ポートレート状態、又は-90度ポートレート状態であれば、設置状態検知部14は、駆動力をアップさせる必要があると判断する。或いは、プロジェクタ1の設置状態が、標準設置状態、又は天吊状態であっても、傾斜角度が例えば水平面に対して45度以上であれば、設置状態検知部14は、駆動力をアップさせる必要があると判断する。上記以外の場合は、設置状態検知部14は、駆動力をアップさせる必要はないと判断する。
設置状態検知部14が駆動力をアップさせる必要があると判断した場合(ステップS214、Yes)、設置状態検知部14は、現在、プロジェクタ1は駆動力をアップさせる設定になっているかを判断する(ステップS215)。例えば前回、設置状態検知部14が検知したプロジェクタ1の設置状態をRAM等に記憶しておき、RAMを参照して、現在プロジェクタ1が駆動力をアップさせる設定になっているかを判断する。
設置状態検知部14が、現在、プロジェクタ1は駆動力をアップさせる設定になっていると判断した場合(ステップS215、Yes)、移動制御部12は、切替部56による切り替えのために、可動ユニット55を停止させる(ステップS216)。
設置状態検知部14は切替部56に制御信号を出力し、切替部56は駆動回路131の出力する電流が増幅回路572に入力されるように接続を切り替える。換言すると、切替部56は増幅回路572を有効(ON)にする(ステップS217)。
一方、設置状態検知部14が、現在、プロジェクタ1は駆動力をアップさせる設定になっていないと判断した場合(ステップS215、No)、ステップS221に移行する。
また、設置状態検知部14が駆動力をアップさせる必要があると判断した場合(ステップS214、No)、設置状態検知部14は、現在、プロジェクタ1は駆動力をアップさせる設定になっているかを判断する(ステップS218)。
設置状態検知部14が、現在、プロジェクタ1は駆動力をアップさせる設定になっていると判断した場合(ステップS218、Yes)、ステップS221に移行する。
一方、設置状態検知部14が、現在、プロジェクタ1は駆動力をアップさせる設定になっていないと判断した場合(ステップS218、No)、移動制御部12は、切替部56による切り替えのために、可動ユニット55を停止させる(ステップS219)。
設置状態検知部14は切替部56に制御信号を出力し、切替部56は駆動回路131の出力する電流が増幅回路572に入力しないように接続を切り替える。換言すると、切替部56は増幅回路572を無効(OFF)にする(ステップS220)。増幅回路572を無効にすることで、例えば、プロジェクタ1の消費電力を抑制できる等の効果も得られる。
次に、設置状態検知部14は、プロジェクタ1の設置状態と傾斜角度を駆動条件取得部19に出力する。駆動条件取得部19は、プロジェクタ1の設置状態と傾斜角度に基づき、記憶部18を参照して駆動条件データを取得する(ステップS221)。
ここで、図22は、プロジェクタ1の設置状態、及び傾斜角度と、駆動条件データとの関係を示す図である。例えば、標準設置状態で傾斜角度が0度の場合は、駆動条件取得部19は駆動条件データとして、データ100を取得する。また-90度ポートレート状態で傾斜角度が40度の場合は、駆動条件取得部19は駆動条件データとして、データ340を取得する。駆動条件データには、例えばコイル581、582、583、及び584に流される最大電流量や、DMD551の移動方向の切替タイミング等が、ファイル形式で記録されている。傾斜角度が図22に示されている傾斜角度の中間の値の場合、例えば四捨五入した傾斜角度が採用される。例えば標準設置状態で、検出された傾斜角度が6度の場合は、データ110が採用される。
図21に戻り、次に、駆動条件取得部19は、取得した駆動条件データに応じて、移動制御部12による駆動条件を設定する(ステップS222)。
移動制御部12は、設定された駆動条件の下、コイル581~584に流れる電流を制御する(ステップS243)。移動制御部12による制御として、増幅回路572による増幅の有無にかかわらず、例えばPID制御を用いることができる。
このようにして、プロジェクタ1は、DMD551を移動させることができる。
以上説明してきたように、本実施形態では、プロジェクタ1の設置状態を検知し、設置状態に応じて、駆動回路131がコイル581に電流を印加する状態と、増幅回路572がコイル581に電流を印加する状態とを切り替える。換言すると、設置状態に応じて増幅回路572により、コイル581~584に印加する電流の最大値を増加させる。これにより画像投射装置の設置状態に応じて、DMD551を適切に駆動させることができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態の画像投射装置を説明する。尚、既に説明した実施形態と同一構成部についての説明を省略する。
本実施形態に係るプロジェクタ1aは、設置状態検知部14aを有する。設置状態検知部14aは、加速度センサ16の出力に基づいて、プロジェクタ1aの設置状態と傾斜角度を検知する。これにより、設置状態検知部14aは、ユーザが操作部7のボタン等を介して設定したプロジェクタ1の設置状態を検知しなくてもよく、より簡単にプロジェクタ1aの設置状態と傾斜角度を検知することができる。
尚、上記以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
以上、実施形態に係る画像投射装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1、1a プロジェクタ(画像投射装置の一例)
10 システムコントロール部
101 制御基板(システムコントロール部の一例)
11 画像制御部
12 移動制御部
13 駆動部
131 駆動回路(駆動部の一例)
14 設置状態検知部(検知部の一例)
15 光学エンジン
16 加速度センサ
17 投射モード設定部
18 記憶部
19 駆動条件取得部
30 光源
40 照明光学系ユニット
50 画像表示ユニット
56 切替部
561~564 切替回路(切替部の一例)
57 電流増加部
572 増幅回路(電流増加部の一例、増幅部の一例)
60 投射光学系ユニット
511 トッププレート
512 ベースプレート
515 支柱
521 支持球体
522,526 支持孔
524 位置調整ねじ
531,532,533,534 磁石
581,582,583,584 コイル
551 DMD(画像表示素子の一例)
552 可動プレート
553 結合プレート
554 ヒートシンク
560 段付きねじ
565 ばね
571 可動範囲制限孔
特開2016‐177148号公報

Claims (4)

  1. 光源から照射される光を用いて画像を生成する画像表示素子を備え、前記画像を投射する画像投射装置であって、
    可動板を備え、前記可動板にコイルと前記画像表示素子が設けられ、前記コイルに印加された電流に応じて移動する可動部と、
    固定支持された固定板を備え、前記固定板の前記コイルに対向する位置に磁石が設けられ、前記可動部を移動可能に保持する固定部と、
    前記コイルに印加する前記電流を出力する駆動部と、
    前記駆動部による前記電流の出力を制御する移動制御部と、
    前記駆動部から出力された前記電流を増幅して出力する増幅部と、
    前記画像投射装置の設置状態を検知する検知部と、
    前記検知部により検知される前記設置状態に応じ、前記駆動部から前記コイルに前記電流が印加される状態と、前記増幅部から前記コイルに前記電流が印加される状態と、を切り替える切替部と、を有する
    画像投射装置。
  2. 前記設置状態は、
    前記画像投射装置が天井に吊り下げられて設置された状態と、
    前記画像投射装置がその側面を下向きにして設置された状態と、
    前記画像投射装置が水平面に対して傾けて設置された状態の少なくとも1つを含む請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 前記設置状態毎での前記画像表示素子の駆動条件データを記憶する記憶部と、
    前記設置状態に応じて前記憶部を参照して、前記駆動条件データを取得する駆動条件取得部と、を有し、
    前記移動制御部は、前記駆動条件取得部により取得された前記駆動条件データに基づいて、前記駆動部による前記電流の出力を制御する請求項1又は2に記載の画像投射装置。
  4. 前記検知部は、加速度センサを有する、請求項1乃至の何れか1項に記載の画像投射装置。
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