JP7099116B2 - 車両管理システム、車載機、およびセンタ装置 - Google Patents

車両管理システム、車載機、およびセンタ装置 Download PDF

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Description

車両を運転するドライバーに運転に支障をきたす異常が生じているか否かを管理する車両管理システム、および、車両管理システムが備える車載機およびセンタ装置に関する。
特許文献1には、交通事故等による車両異常を検出した場合に、オペレーションセンターに緊急通報を送信する技術が開示されている。また、車両を運転するドライバーに異常が発生した場合に、車両を自動で減速させる技術も知られている。この技術は、ドライバー異常時対応システム(減速停止型)と呼ばれ、国土交通省が基本設計書を作成している。
特開2017-117194号公報
特許文献1に開示されている技術は、事故が発生してから異常を通知する。これに対して、ドライバー異常時対応システムは、ドライバーが運転に支障がある状態となったと判断した場合に、車両を自動で減速させるシステムであり、事故を未然に防ごうとするシステムである。ドライバー異常時対応システムにより、事故が生じる可能性が軽減する。
ドライバーが異常状態になってしまうことを防止できれば、事故防止につながる。また、ドライバーが異常状態になった場合には、そのドライバーの状態確認、同乗者が無事であるかの確認、事故が生じていないかの確認などが必要になる可能性がある。また、仮に事故が生じてしまった場合には、できるだけ迅速な事故対応が望まれる。
しかし、ドライバー異常時対応システムは、ドライバーが異常状態になったときに対応するのみである。これらのことから、ドライバー異常時対応システムを活用しつつ、事故防止の観点およびドライバー異常時の対応の観点の少なくとも一方において、有用なシステムが望まれる。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、車両の事故抑制、および、ドライバー異常時の対応の迅速化の少なくとも一方において有用な車両管理システム、その車両管理システムが備える車載機およびセンタ装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示した技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための車両管理システムに係る1つの開示は、
車両を運転するドライバーが運転に支障をきたす異常状態であることを検出する異常検出部(23)と、異常検出部の検出結果に基づく制御をキャンセルするためにドライバーが操作するキャンセルスイッチ(140)と、異常検出部が異常状態を検出してから、キャンセルスイッチが操作されずに待機時間が経過したことに基づいて、予め設定された異常時制御を実行する異常時制御部(113)とを備えた車両(2)に搭載される車載機(100)と、車両を管理するセンタ(5)に備えられるセンタ装置(200)とを備えた車両管理システムであって、
車載機は、
異常検出部の検出結果が、ドライバーが異常状態であることを意味する検出結果であったことを、通知部(120)からドライバーに通知する通知制御部(112)と、
異常検出部が異常状態を検出した後、待機時間が経過する前のキャンセルスイッチの操作であるキャンセル操作がされたことを示すキャンセル操作情報、および、キャンセル操作に基づいて予測され、異常時制御が実行される可能性を示す情報のいずれかである予測情報を車載機側通信部(150)からセンタ装置へ送信させる送信制御部(116)とを備え、
センタ装置は、
車載機側通信部が送信した予測情報を受信するセンタ側通信部(210)と、
センタ側通信部が受信した予測情報に基づいて、異常時制御が実行される可能性を予測する予測部(261)と、
予測部が予測した予測結果を出力する出力部(263)とを備える。
ドライバー異常時対応システムでは、ドライバーが異常状態であることを検出した場合に、即座には減速を開始せず、ドライバーに減速作動開始を報知し、その後、一定時間が経過する前にドライバーがキャンセルスイッチを押さなかった場合に、減速作動を開始する。一定時間が経過することを条件としている理由は、誤操作、誤検出により、自動減速制御が開始されてしまうことを防止するためである。
上記車両管理システムでは、ドライバーが異常状態であることを検知後、待機時間が経過する前にキャンセルスイッチが操作されたこと示すキャンセル操作情報、および、そのキャンセル操作に基づいて予測され、異常時制御が実行される可能性を示す情報のいずれかである予測情報をセンタ装置へ送信する。センタ装置は、この予測情報を受信することにより、異常時制御が実行される可能性を予測して、予測結果を出力する。
このように、この車両管理システムでは、センタ装置が、車載機で異常時制御が実行される可能性を予測することができる。よって、センタ側において、事故抑制のための種々の措置、および、ドライバー異常が確定した場合の準備を早期に開始することができる。
また、上記目的を達成するための車載機に係る1つの開示は、上記車両管理システムが備える車載機である。その車載機は、
車両を運転するドライバーが運転に支障をきたす異常状態であることを検出する異常検出部(23)と、異常検出部の検出結果に基づく制御をキャンセルするためにドライバーが操作するキャンセルスイッチ(140)と、異常検出部が異常状態を検出してから、キャンセルスイッチが操作されずに待機時間が経過したことに基づいて、予め設定された異常時制御を実行する異常時制御部(113)とを備えた車両(2)に搭載される車載機(100)であって、
異常検出部の検出結果が、ドライバーが異常状態であることを意味する検出結果であったことを、通知部(120)からドライバーに通知する通知制御部(112)と、
異常検出部が異常状態を検出した後、待機時間が経過する前のキャンセルスイッチの操作であるキャンセル操作がされたこと示すキャンセル操作情報、および、キャンセル操作に基づいて予測され、異常時制御が実行される可能性を示す情報のいずれかである予測情報を車載機側通信部(150)から送信させる送信制御部(116)とを備える。
また、上記目的を達成するためのセンタ装置に係る1つの開示は、上記車両管理システムが備えるセンタ装置である。そのセンタ装置は、
車両を管理するセンタ(5)に備えられるセンタ装置(200)であって、
車両を運転するドライバーに対して異常状態を検出したことがドライバーに通知された後、待機時間が経過する前に、ドライバーが行うキャンセルスイッチの操作であるキャンセル操作を示すキャンセル操作情報、および、キャンセル操作に基づいて予測される異常時制御が実行される可能性を示す情報のいずれかである予測情報を受信するセンタ側通信部(210)と、
センタ側通信部が受信した予測情報に基づいて、車両において予め設定された異常時制御が実行される可能性を予測する予測部(261)と、
予測部が予測した予測結果を出力する出力部(263)とを備える。
車両管理システム1の全体構成を示す図である。 車載システム10の構成を示す図である。 センタ装置200の構成を示す図である。 図3の予測部261が実行する予測処理を示す図である。 図3の表示器240に表示される注意レベルの表示例を示す図である。 図5に表示する車両アイコン242の表示態様を説明する図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態の車両管理システム1の全体構成を示す図である。車両管理システム1は、車両2に搭載される車載システム10と、センタ装置200とを備えている。
図1には、車載システム10が搭載される車両2としてバスを示しているが、車載システム10が搭載される車両2はバスに限られない。車載システム10は、トラック、乗用車など種々の自動車に搭載できる。
車載システム10は、車両2を運転するドライバーに運転に支障をきたす異常が生じていると判断した場合に、車両2を自動的に減速停止させる機能を備えている。加えて、この車載システム10は、通信機能を備えており、種々の情報を、基地局3および公衆通信回線網4を介してセンタ装置200との間で送受信する。
センタ装置200は、センタ5に設置されており、センタ5にはオペレータが待機している。センタ装置200は、多数の車両2に搭載された車載システム10からの情報を取得し、取得した情報をオペレータに提示する。
[車載システム10の構成]
車載システム10の構成を図2に示す。車載システム10は、ドライバーモニタシステム20、車両挙動制御部30、位置検出部40、車載機100を備えた構成である。ドライバーモニタシステム20は、ドライバー情報と車両挙動情報とから、ドライバーが運転に支障をきたす異常状態であることを検出するシステムであり、ドライバー情報センサ21と、車両挙動情報センサ22と、異常検出部23とを備えている。
ドライバー情報センサ21は、運転に影響するドライバーの情報であるドライバー情報を検出するセンサであり、1つあるいは複数のセンサを持つ。たとえば、ドライバー情報センサ21として、ドライバーを撮像するカメラ、ドライバーの体温、心拍数を検出するセンサを用いることができる。
車両挙動情報センサ22は、車両2の速度および進行方向を直接あるいは間接的に示す車両挙動情報を検出するセンサであり、1つあるいは複数のセンサを持つ。たとえば、車両挙動情報センサ22は、車速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサなどである。
異常検出部23は、ドライバー情報センサ21が検出したドライバー情報および車両挙動情報センサ22が検出した車両挙動情報を取得し、それらに基づいて、ドライバーが運転に支障をきたす異常状態であるか否かを逐次判断する。なお、異常検出部23は、ドライバー情報のみを用いて、ドライバーが異常状態であることを検出してもよい。
車両挙動制御部30は、急減速にならない減速度で車両2の速度を自動で減速させていき車両2を停止させる。それに加えて、車両2の進行方向を自動で制御してレーン逸脱防止制御を行ってもよい。位置検出部40は車両2の現在位置を逐次検出する。
車載機100は、ドライバーモニタシステム20が検出した、ドライバーが異常状態であるか否かの検出結果をもとに、異常時制御を実行するか否かを判断する。
[車載機100の構成]
車載機100は、制御部110、通知部120、異常通知スイッチ130、キャンセルスイッチ140、通信部150、マイク160を備えている。
制御部110は、CPU、ROM、RAM、I/O、およびこれらの構成を接続するバスラインなどを備えたコンピュータである。ROMには、汎用的なコンピュータを制御部110として機能させるためのプログラムが格納されている。CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されたプログラムを実行することで、制御部110は、検出結果取得部111、通知制御部112、異常時制御部113、送信制御部116として機能する。これらの機能が実行されると、プログラムに対応する方法が実行される。
通知部120は、ドライバーに対して種々の通知を行う部分であり、音および表示の一方または両方にて通知を行う。通知部120は、具体的には、スピーカやディスプレイである。通知部120からは、ドライバーに異常状態が検出されたので減速制御を実施することを意味する通知が出力される。
異常通知スイッチ130は、ドライバー自身が異常を自覚した場合、あるいは、同乗者がドライバーが異常状態であると判断した場合に、車両2を減速停止させるために押すスイッチである。異常通知スイッチ130は、ドライバー用と同乗者用とが別々に設けられる。
キャンセルスイッチ140は、減速制御の実行をキャンセルする場合に、ドライバーが押すためのスイッチである。通信部150は、車載機側通信部としての機能を備え、基地局3との間で無線通信を行い、基地局3および公衆通信回線網4を介してセンタ装置200と通信する。マイク160には、通信部150を介して、車両2のドライバーがセンタ5にいるオペレータと通話する際に、ドライバーの音声が入力される。
次に制御部110が備える機能を説明する。検出結果取得部111は、異常検出部23の検出結果を取得する。そして、検出結果を通知制御部112と異常時制御部113に出力する。また、異常通知スイッチ130が押された場合にも、ドライバーが異常状態であることを通知制御部112と異常時制御部113に出力する。
通知制御部112は、ドライバーに対する検出結果が異常状態であれば、ドライバーに異常状態が検出されたので減速制御を実施することを意味する通知を通知部120から出力する。
異常時制御部113は、ドライバーに対する検出結果が異常状態であることに基づいて、異常時制御を行う。ただし、ドライバーに対する検出結果が異常状態である場合に即座に異常時制御を実行するのではない。通知部120から、減速制御を実施することを意味する通知を出力した後、キャンセルスイッチ140が操作されずに所定の待機時間が経過した場合に異常確定判断とし、異常時制御を実行する。ドライバーが異常状態であることの検出結果が誤検出あるいは誤操作である可能性があるからである。
待機時間は、一定時間とすることもできるし、高速道路走行中、交差点右左折中など、運転シーンに応じた可変時間とすることもできる。待機時間はたとえば3.2秒である。
異常時制御は、緊急通報と減速制御であり、これらをそれぞれ実行するために、異常時制御部113は、緊急通報部114と減速指示部115とを備える。
緊急通報部114は、異常確定判断となった場合、緊急通報信号を作成して、送信制御部116に出力する。緊急通報信号は、ドライバーが異常であることを意味するメッセージ、車両2の現在位置を含んでいる。車両2の現在位置は位置検出部40から取得する。
減速指示部115は、異常確定判断となった場合に、減速停止指示を車両挙動制御部30に出力する。車両挙動制御部30は、減速停止指示を受けると、急減速にならない減速度で車両2の速度を自動で減速させていき車両2を停止させる。
送信制御部116は、通信部150を制御して、種々の信号をセンタ装置200へ送信させる。たとえば、緊急通報部114から緊急通報信号が入力された場合、その緊急通報信号を通信部150からセンタ装置200へ送信させる。
それに加えて、送信制御部116は、異常検出部23が異常状態を検出した後、待機時間が経過する前にキャンセルスイッチ140が操作された場合には、キャンセル操作情報を通信部150からセンタ装置200に送信する。キャンセル操作情報は予測情報の一例である。
キャンセル操作情報には、異常検出部23が異常状態を検出した後、待機時間が経過する前のキャンセルスイッチ140の操作であるキャンセル操作がされたことを示すメッセージ、車両2の現在位置、車両2のID、車両種別が含まれる。さらに、ドライバー識別情報がキャンセル操作情報に含まれていてもよい。
異常検出部23が異常状態を検出した後、待機時間が経過する前にキャンセルスイッチ140が操作されたことは、異常時制御部113から取得する。車両2の現在位置は、位置検出部40から取得する。車両のIDは、制御部110が備えるROMなどの所定の記憶部に記憶されている。車両種別は、車両2が旅客を輸送する車両、貨物を輸送する車両、それ以外の車両のいずれであるかを示すものである。旅客を輸送する車両は、たとえばバスであり、貨物を輸送する車両は、たとえばトラックであり、それ以外の車両は、たとえば乗用車である。車両種別も所定の記憶部に記憶されている。ドライバー識別情報は、たとえば、ドライバーの顔画像である。また、指紋など、顔以外の生体認証情報や、ドライバー識別番号をドライバー情報としてもよい。
[センタ装置200の構成]
次にセンタ装置200の構成を説明する。図3に示すように、センタ装置200は、通信部210、予測情報記憶部220、地図記憶部230、表示器240、入力部250、制御部260を備える。
通信部210は、公衆通信回線網4および基地局3を介して、車載機100が備える通信部150と通信する。通信部210はセンタ側通信部として機能し、車載機100の通信部150から前述したキャンセル操作情報が送信された場合、通信部210は、そのキャンセル操作情報を受信する。
予測情報記憶部220は、書き込み可能な記憶部であり、予測情報を車両ID別に記憶する。また、ドライバー情報が取得できている場合には、予測情報をドライバー情報別に記憶してもよし、車両種別により分類されて記憶されていてもよい。本実施形態では、予測情報としてキャンセル操作情報が車載機100から送信されるので、キャンセル操作情報が予測情報記憶部220に記憶される。地図記憶部230には、道路地図データが記憶されている。
表示器240は、制御部260が備える出力部263から出力される種々の情報が表示される。たとえば、表示器240には、予測部261が予測した予測結果が表示される。表示器240の表示例は、詳しくは後述する。
入力部250は、センタ装置200を操作するオペレータがセンタ装置200に対して種々の入力操作をするためのものである。入力部250には、手入力と音声入力が可能である。音声入力は通信部210を介した通話の際に用いられる。また、オペレータは、入力部250を用いて表示器240の表示内容を切り替えることができる。
制御部260は、CPU、ROM、RAM、I/O、およびこれらの構成を接続するバスラインなどを備えたコンピュータである。ROMには、汎用的なコンピュータを制御部260として機能させるためのプログラムが格納されている。CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されたプログラムを実行することで、制御部260は、予測部261、慢性異常判断部262、出力部263として機能する。これらの機能が実行されると、プログラムに対応する方法が実行される。
予測部261は、通信部210が受信したキャンセル操作情報と、予測情報記憶部220に記憶されているキャンセル操作情報とに基づいて、車載システム10において異常時制御が実行される可能性を予測する。
本実施形態の予測部261は、異常時制御が実行される可能性を、注意レベル「通常」「低」「中」「高」の4段階のいずれかとして予測する。注意レベル「通常」は、異常時制御が実行されるかどうか注意する必要がないレベル、換言すれば、ドライバーは通常の状態であることを表す。注意レベルは、異常時制御が実行される可能性を予測した予測結果であると言える。
図4に、予測部261が実行する処理である予測処理を示す。予測部261は図4に示す処理を周期的に実行する。図4において、ステップ(以下、ステップを省略)S1では、キャンセル操作情報があったか否かを判断する。この判断がNOであれば図4に示す処理を終了し、YESであればS2へ進む。S2では、新たに車載機100から送信されたキャンセル操作情報を取得し、予測情報記憶部220に記憶する。
S3では注意レベル時間更新処理を実行する。注意レベルは、予測情報記憶部220に記憶されているキャンセル操作情報であって有効期間が経過していない情報について、車両IDごとに設定されている。有効期間はk分である。k分の具体的な時間は実験に基づいて適宜設定する。
注意レベル時間更新処理は、予測情報記憶部220に記憶されている車両IDごとの最新のキャンセル操作情報の取得時刻から現在までの経過時間がk分以上である車両IDについて、注意レベルを「通常」とする。
S4では、S2で取得したキャンセル操作情報が、有効期間内での初回のキャンセル操作情報の取得か否かを判断する。この判断がYESであればS5に進む。S5では、注意レベルを低にする。ドライバーの異常状態が検出された回数がまだ1回だからである。
S4の判断がNOであればS6に進む。S6では、前回のキャンセル操作情報取得時からの時間間隔がT分以上であるか、T分未満であるかを判断する。なお、T<kである。また、前回のキャンセル操作情報取得時からの時間間隔は、車載システム10においてドライバーの異常状態が検出された時間間隔と実質的に同じである。この時間間隔がT分以上であればS7に進む。S7では注意レベルを維持する。キャンセル操作情報を取得した回数は増加したが、取得間隔が長いため、注意レベルを上げるほどではないからである。
S6の判断において時間間隔がT分未満であればS8に進む。S8では、キャンセル操作情報の取得回数がN回未満であるか否かを判断する。Nは、過去に、緊急通報に至った場合に取得していたキャンセル操作情報の取得回数に基づいて設定する。S8の判断がYESであればS9に進み、注意レベルを中にし、S8の判断がNOであればS10に進み、注意レベルを高にする。
説明を図3に戻す。慢性異常判断部262は、同一のドライバーについて、キャンセル操作情報を取得した頻度をもとに、そのドライバーが慢性的に異常状態になりやすいか否かを判断する。
具体的には、同一のドライバーについて、慢性異常判断期間内にキャンセル操作情報を取得した頻度が閾値頻度以上であれば、そのドライバーが慢性的に異常状態になりやすいと判断する。慢性異常判断期間は、数ヶ月程度に設定することができる。
出力部263は、予測部261が予測した注意レベルを出力先装置に出力する。また、慢性異常判断部262の判断結果も出力先装置に出力する。本実施形態での出力先装置は表示器240である。
図5に注意レベルの表示例を示す。図5に示す表示例では、表示器240に表示された地図上に、注意レベルが低以上のものについて、その注意レベルになっているドライバーが運転している車両2が存在する位置に車両アイコン242が表示されている。
車両アイコン242は注意レベルにより定まる態様で表示される。図6に、本実施形態における車両アイコン242の表示態様を示す。図6に示すように、本実施形態では、注意レベルが高いほど、車両アイコン242の大きさを大きくする。また、車両アイコン242の色は注意レベルにより異なる色である。さらに、車両アイコン242は、注意レベルが高いほど、短い時間間隔で点滅する。注意レベルに応じた表示態様で車両アイコン242が表示されることにより、オペレータは、どの車両2に対してより注意が必要かを判断しやすい。
オペレータは、入力部250を用いることで、表示器240に表示される内容を種々、変更することができる。たとえば、表示器240には、図5に示す地図形式の表示態様の他、リスト形式で予測結果を表示することもできる。リスト形式で表示する場合、リストの項目には、車両ID、注意レベル、車両位置を含む。他に、ドライバー情報、車両種別など、キャンセル操作情報に含まれている種々の情報を加えることもできる。
他にも、出力部263は、種々の表示態様で、予測部261がした予測結果および慢性異常判断部262がした判断結果を表示器240に表示することができる。これらの表示態様は、次に説明するオペレータの対応において説明する。
[オペレータの対応]
次に、このように構成された車両管理システム1におけるオペレータの対応を説明する。注意レベルが判断され、その注意レベルが表示器240に表示されるので、オペレータが、車載機100で異常時制御が実行される可能性を予測することができる。よって、オペレータは、事故防止のための種々の措置、および、ドライバー異常が確定した場合の準備を早期に開始することができる。
たとえば、オペレータは、車載機100に対してドライバーの状態をセンタで判定するための情報(以下、ドライバー判定情報)を要求し、ドライバーの異常状態が確定する前の早期の段階で、より具体的なドライバーの状態を確認することができる。なお、ドライバー判定情報は、オペレータが要求する場合に限られず、予測情報とともに車載機100から送信されるようになっていてもよい。
ドライバー判定情報には、たとえば、ドライバーを撮像した画像がある。ドライバーを撮像した画像が、ドライバーが異常状態であるという確定判断前にセンタ装置200に送信されることで、オペレータあるいは医師などが、実際に、ドライバーに何らかの異常があるかを判断することができる。オペレータなどが、画像や音声によりドライバーに異常があるか否かを判断した場合、判断結果が表示に反映できるようになっていてもよい。
また、ドライバー判定情報には、ドライバーが発話した音声がある。ドライバーが発話した音声を取得するためには、通信部150、210による通話を行う。オペレータは、自分の問いかけに対するドライバーの応答により、ドライバーの状態を判定することができる。また、ドライバーが異常状態になってしまう前に、ドライバーに適切なアドバイスをすることも可能になる。これにより、車両2の事故を抑制することができる。
また、仮にドライバーの異常状態が確定した場合に、車両2に対して緊急車両を向かわせる必要がある場合に、図5に示すように、注意レベルが車両アイコン242により地図上に表示されることで、エリア別に必要な緊急車両の把握が容易になる。
また、表示器240には、予測部261の予測結果をリスト形式で表示することもできる。リスト形式で表示する場合、ドライバーおよび車両2に関する詳細な情報を確認しやすい。もちろん、リスト形式と地図形式を、オペレータの操作により切り替えることもできる。詳細な表示は、リスト形式以外にも、1人のドライバーおよびそのドライバーが運転している1台の車両2についての情報でもよい。この場合、オペレータはより詳細な情報を確認することができる。
また、表示態様として、オペレータがする入力部250への入力により、エリアを絞り込み可能としてもよく、また、表示する対象を、注意レベルが中以上、あるいは高のみとするなど、表示する対象の注意例ベルを切り替え可能になっていてもよい。このようにすることで、注意を要する車両2の表示数を容易に調整することができるので、オペレータの監視負担を軽減させることができる。
なお、注意レベルは、異常状態の検出とキャンセル操作とを繰り返している回数に基づいて決定されているので、ドライバーの異常状態が確定判断になるか否かを高い精度で予測することができる。
また、注意レベルは、キャンセル操作の回数だけでなく、キャンセル操作情報の取得間隔すなわち異常状態が検出された時間間隔も用いて決定されている(S3、S6)。これにより、ドライバーの異常状態が確定判断になるか否かを、より高い精度で予測することができる。
また、車両種別を区別して表示し、あるいは、車両種別により表示する予測結果を絞り込むようにすれば、ドライバーが異常状態になったことにより、自動的に減速した車両2がバスであるかトラックであるかなどの車両種別が分かる。よって、車両種別に適した緊急処置の初動対応を適切かつ迅速なものにしやすい。
また、ドライバーが慢性的に異常状態になりやすいと判断されてその旨が表示器240に表示される。よって、オペレータは、そのドライバーを管理する事業者に、ドライバーが慢性的に異常状態になりやすいことを通知して、事故防止対策(たとえば健康管理や乗務計画の見直し)を依頼することもできる。
以上、実施形態を説明したが、開示した技術は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も開示した範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
<変形例1>
実施形態では、車載機100がセンタ装置200へキャンセル操作情報を送信しており、センタ装置200が図4に示す処理を実行して、注意レベルを決定していた。しかし、図4に示す処理を車載機100が実行することも可能である。図4に示す処理を車載機100が実行する場合、車載機100からセンタ装置200に送信する予測情報は、実施形態で説明したキャンセル操作情報のうち、キャンセル操作がされたことを示すメッセージに代えて注意レベルを含む情報になる。センタ装置200の予測部261は、車載機100から送信された予測情報から注意レベルを抽出することで、異常時制御が実行される可能性を予測することになる。なお、慢性異常判断部262を車載機100が備えていてもよい。
<変形例2>
実施形態では、出力部263は予測結果を表示器240に出力していた。しかし、予測結果を出力する出力先装置は表示器240に限られない。たとえば、予測結果を車両2を遠隔的に操作する制御装置に出力してもよい。
<変形例3>
実施形態では、キャンセル操作がされた回数と、異常状態が検出された時間間隔とから、注意レベルを決定していた。これらに加えて、異常状態が検出されてからキャンセルスイッチ140が押されるまでの時間を考慮して注意レベルを決定してもよい。ドライバーの状態が正常であるほど、キャンセルスイッチ140が押されるまでの時間が短いと予想されるからである。たとえば、異常状態が検出されてからキャンセルスイッチ140が押されるまでの時間が長いほど大きくなる係数を、キャンセル操作がされた回数に乗じる補正をし、補正後のキャンセル操作回数で注意レベルを決定することができる。
<変形例4>
また、実施形態では、異常状態が検出された時間間隔をS3およびS6で考慮して注意レベルを決定していた。これらのうちS6の判断を省略してもよい。
<変形例5>
また、慢性異常判断部262の判断結果を考慮して注意レベルを決定してもよい。具体的には、ドライバーが慢性的に異常状態になりやすいと判断されている場合、そのように判断されていない場合よりも、注意レベルが高くなりやすいようにしてもよい。たとえば、ドライバーが慢性的に異常状態になりやすいと判断されている場合、そのように判断されていない場合よりも、S8で用いるNを小さい値にすることができる。
<変形例6>
また、ドライバーの異常状態の具体的内容を考慮して注意レベルを決定してもよい。ドライバーの異常状態の具体的内容には、車両のふらつき、ドライバーの姿勢くずれ、閉眼、視線異常、生体情報の異常値検出など種々のものがあるからである。
<変形例7>
実施形態では、キャンセル操作情報に車両種別を含ませていた。この車両種別に代えて、事業者名をキャンセル操作情報にふくませてもよい。事業者名が分かれば、車両種別が推定できる場合が多いからである。
<変形例8>
表示器240に、注意レベルを決定している数の推移を注意レベル別にグラフ等により表示してもよい。この表示により、オペレータは、どの程度の数の車載機100から、近く緊急通報信号が送信されるかを予測することができる。そして、この数から、オペレータの必要人数を判断することができる。
また、注意レベルを決定している数の推移と実際に緊急通報信号が送信された車載機100の過去のデータを参照し、現在、注意レベルを決定している数の推移から、近く緊急通報信号が送信する車載機100の数を予測し、予測数を表示するようにしてもよい。
<変形例9>
なお、CPUが実行するプログラムを記憶する記憶媒体はROMに限られず、非遷移的実体的記録媒体に記憶されていればよい。たとえば、フラッシュメモリに上記プログラムが記憶されていてもよい。また、制御部110が備える機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等を用いて(換言すればハードウェアとして)実現してもよい。また、制御部110が備える機能の一部又は全部を、CPUによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現してもよい。
1:車両管理システム 2:車両 3:基地局 4:公衆通信回線網 5:センタ 10:車載システム 20:ドライバーモニタシステム 21:ドライバー情報センサ 22:車両挙動情報センサ 23:異常検出部 30:車両挙動制御部 40:位置検出部 100:車載機 110:制御部 111:検出結果取得部 112:通知制御部 113:異常時制御部 114:緊急通報部 115:減速指示部 116:送信制御部 120:通知部 130:異常通知スイッチ 140:キャンセルスイッチ 150:通信部 160:マイク 200:センタ装置 210:通信部 220:予測情報記憶部 230:地図記憶部 240:表示器 242:車両アイコン 250:入力部 260:制御部 261:予測部 262:慢性異常判断部 263:出力部

Claims (14)

  1. 車両を運転するドライバーが運転に支障をきたす異常状態であることを検出する異常検出部(23)と、前記異常検出部の検出結果に基づく制御をキャンセルするために前記ドライバーが操作するキャンセルスイッチ(140)と、前記異常検出部が異常状態を検出してから、前記キャンセルスイッチが操作されずに待機時間が経過したことに基づいて、予め設定された異常時制御を実行する異常時制御部(113)とを備えた前記車両(2)に搭載される車載機(100)と、前記車両を管理するセンタ(5)に備えられるセンタ装置(200)とを備えた車両管理システムであって、
    前記車載機は、
    前記異常検出部の検出結果が、前記ドライバーが異常状態であることを意味する検出結果であったことを、通知部(120)から前記ドライバーに通知する通知制御部(112)と、
    前記異常検出部が異常状態を検出した後、前記待機時間が経過する前の前記キャンセルスイッチの操作であるキャンセル操作がされたこと示すキャンセル操作情報、および、前記キャンセル操作に基づいて予測され、前記異常時制御が実行される可能性を示す情報のいずれかである予測情報を車載機側通信部(150)から前記センタ装置へ送信させる送信制御部(116)とを備え、
    前記センタ装置は、
    前記車載機側通信部が送信した前記予測情報を受信するセンタ側通信部(210)と、
    前記センタ側通信部が受信した前記予測情報に基づいて、前記異常時制御が実行される可能性を予測する予測部(261)と、
    前記予測部が予測した予測結果を出力する出力部(263)とを備える、車両管理システム。
  2. 前記車載機の送信制御部は、前記予測情報として、前記キャンセル操作情報を送信させ、
    前記センタ装置の予測部は、前記キャンセル操作情報に基づいて、前記異常時制御が実行される可能性を予測する、請求項1に記載の車両管理システム。
  3. 前記センタ装置の出力部は、前記予測結果を表示器(240)に出力する請求項1または2に記載の車両管理システム。
  4. 前記予測部は、前記異常検出部が異常状態を検出した後、前記待機時間が経過する前に前記キャンセルスイッチが操作された回数と、前記異常状態を検出した時間間隔とに基づいて、前記異常時制御が実行される可能性を予測する、請求項1~3のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  5. 前記予測部は、さらに、前記異常検出部が異常状態を検出した後、前記キャンセルスイッチが操作されるまでの時間も用いて、前記異常時制御が実行される可能性を予測する請求項4に記載の車両管理システム。
  6. 前記出力部は、前記表示器に地図を表示して、前記地図上の前記車両が存在する位置に、前記予測結果を表示する請求項3に記載の車両管理システム。
  7. 前記予測部は、前記異常時制御が実行される可能性を複数レベルに分けて予測し、
    前記出力部は、前記異常時制御が実行される可能性に応じた表示態様で前記予測結果を表示する請求項6に記載の車両管理システム。
  8. 前記表示器は、前記予測結果を、前記車両が旅客を輸送する車両、貨物を輸送する車両、それ以外の車両のいずれであるかを示す車両種別を示して前記表示器に表示する請求項3、6、7のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  9. 前記予測情報が前記キャンセル操作情報であり、
    前記センタ装置は、
    同一のドライバーについて、前記キャンセル操作情報を取得した頻度をもとにして定まる前記キャンセル操作がされた頻度が、予め設定された慢性異常判断期間において閾値頻度以上であることに基づいて、前記ドライバーが、慢性的に異常状態になりやすいと判断する慢性異常判断部(262)を備え
    前記出力部は前記慢性異常判断部の判断結果を、前記ドライバーを監視するオペレータが見る表示器に出力する請求項1~8のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  10. 前記予測情報が前記キャンセル操作情報であり、
    前記センタ装置は、
    同一のドライバーについて、前記キャンセル操作情報を取得した頻度をもとにして定まる前記キャンセル操作がされた頻度が、予め設定された慢性異常判断期間において閾値頻度以上であることに基づいて、前記ドライバーが、慢性的に異常状態になりやすいと判断する慢性異常判断部(262)を備え
    前記予測部は、前記異常時制御が実行される可能性を予測した結果を示す注意レベルを、前記慢性異常判断部の判断結果をもとにして決定する請求項1~8のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  11. 前記車載機の送信制御部は、前記予測情報の送信時または前記予測情報を送信した後に、前記ドライバーの状態を前記センタで判定するためのドライバー判定情報を前記センタ装置へ送信し、
    前記ドライバー判定情報は、前記ドライバーを撮像した画像を含んでおり、
    前記センタ装置の前記センタ側通信部は、前記ドライバー判定情報を受信し、
    前記センタ装置は、前記センタ側通信部が受信した前記ドライバー判定情報に含まれている前記ドライバーを撮像した画像を表示する表示器を備える請求項1~10のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  12. 前記車載機の送信制御部は、前記予測情報の送信時または前記予測情報を送信した後に、前記ドライバーの状態を前記センタで判定するためのドライバー判定情報を前記センタ装置へ送信し、
    前記ドライバー判定情報は、前記ドライバーが発話した音声を含んでおり、
    前記センタ装置の前記センタ側通信部は、前記ドライバー判定情報を受信し、受信した前記ドライバー判定情報に含まれている音声を、前記ドライバーを監視するオペレータが前記ドライバーと通話するために出力する請求項1~10のいずれか1項に記載の車両管理システム。
  13. 車両を運転するドライバーが運転に支障をきたす異常状態であることを検出する異常検出部(23)と、前記異常検出部の検出結果に基づく制御をキャンセルするために前記ドライバーが操作するキャンセルスイッチ(140)と、前記異常検出部が異常状態を検出してから、前記キャンセルスイッチが操作されずに待機時間が経過したことに基づいて、予め設定された異常時制御を実行する異常時制御部(113)とを備えた前記車両(2)に搭載される車載機(100)であって、
    前記異常検出部の検出結果が、前記ドライバーが異常状態であることを意味する検出結果であったことを、通知部(120)から前記ドライバーに通知する通知制御部(112)と、
    前記異常検出部が異常状態を検出した後、前記待機時間が経過する前の前記キャンセルスイッチの操作であるキャンセル操作がされたこと示すキャンセル操作情報、および、前記キャンセル操作に基づいて予測され、前記異常時制御が実行される可能性を示す情報のいずれかである予測情報を車載機側通信部(150)から送信させる送信制御部(116)とを備える車載機。
  14. 車両を管理するセンタ(5)に備えられるセンタ装置(200)であって、
    前記車両を運転するドライバーに対して異常状態を検出したことが前記ドライバーに通知された後、待機時間が経過する前に、前記ドライバーがするキャンセルスイッチの操作であるキャンセル操作を示すキャンセル操作情報、および、前記キャンセル操作に基づいて予測される異常時制御が実行される可能性を示す情報のいずれかである予測情報を受信するセンタ側通信部(210)と、
    前記センタ側通信部が受信した前記予測情報に基づいて、前記車両において予め設定された異常時制御が実行される可能性を予測する予測部(261)と、
    前記予測部が予測した予測結果を出力する出力部(263)とを備えるセンタ装置。
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