JP7097401B2 - クレーンおよびその制御方法 - Google Patents

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本発明は、吊具の振れを止める振止機構を備えるクレーンおよびその制御方法に関するものであり、詳しくは吊具の位置合わせの精度を向上できるクレーンおよびその制御方法に関するものである。
振止機構を備えるクレーンが種々提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のクレーンは、トロリの横行に伴いコンテナが横行方向に振れた場合に、トロリの速度を制御することで振止を行う構成を有している。特許文献1のように電気的な制御により振止効果を得る構成は、電気的振止方法といわれることがある。
コンテナを把持する際に吊具を数センチ程度移動させたい場合がある。例えばトロリを海側に5cm横行させると、振止機構が作動するためにトロリは海側に5cmの位置とは異なる位置に停止する。振止機構のためにクレーンオペレータが想定した位置に吊具を移動できないことがあった。吊具の位置合わせの精度を向上することが困難であった。
日本国特開2016-079001号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は振止機構を備えるクレーンにおいて吊具の位置合わせの精度を向上できるクレーンおよびその制御方法を提供することである。
上記の目的を達成するためのクレーンは、脚構造体と、この脚構造体を支持する走行装置と、前記脚構造体に対して横行可能に配置されているトロリと、このトロリからワイヤで懸吊される吊具と、この吊具の振れを止める振止機構とを備えるクレーンにおいて、前記振止機構による振止制御の結果として前記吊具が停止する収束位置を、水平方向において調整する調整機構を備えることを特徴とする。
上記の目的を達成するためのクレーンの制御方法は、脚構造体と、この脚構造体を支持する走行装置と、前記脚構造体に対して横行可能に配置されているトロリと、このトロリからワイヤで懸吊される吊具と、この吊具の振れを止める振止機構とを備えるクレーンの制御方法において、前記振止機構による振止制御の結果として前記吊具が停止する収束位置が設定されて、この収束位置を水平方向において調整した後に、調整された前記収束位置に基づき前記振止機構が振止制御を行うことを特徴とする
本発明によれば、振止機構の動作により吊具が停止する収束位置を調整できるので、吊具の位置合わせの精度を向上できる。振止機構を機能させて振止の効果を得つつ、吊具の位置の微調整が可能となる。
クレーンを例示する説明図である。 スイッチ部を例示する説明図である。 電気的な振止方法を例示する説明図である。 スイッチ部の変形例を例示する説明図である。 図4の変形例を例示する説明図である。 自動化クレーンに設置される調整機構を例示する説明図である。 機械的な振止方法を例示する説明図である。 調整機構の動作を例示する説明図である。
以下、クレーンおよびクレーンの制御方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。図中ではクレーンの走行方向を矢印y、この走行方向yを直角に横断する横行方向を矢印x、上下方向を矢印zで示している。
図1に例示するようにクレーン1は、例えば岸壁クレーンで構成される。クレーン1は脚構造体2と、脚構造体2の下端に設置される走行装置3とを備えている。脚構造体2は、上下方向zに延設される柱状部材2aと、横行方向xまたは走行方向yに延設されていて柱状部材2aどうしを連結する水平部材2bと、水平部材2bに支持されて横行方向xに延設されるブーム2cおよびガーダ2dを有している。ブーム2cはガーダ2dの海側に配置されている。
クレーン1は脚構造体2を構成するブーム2cおよびガーダ2dに沿って横行可能に構成されるトロリ4と、トロリ4からワイヤで懸吊される吊具5を備えている。吊具5は例えばコンテナCを荷役するスプレッダや、鉱石等のバラ荷を荷役するバケットで構成される。
クレーン1は、例えば吊具5を懸吊するワイヤの傾きに基づきトロリ4の速度を制御して吊具5の振止を行う振止機構6を備えている。振止機構6はトロリ4の走行用のモータを制御する制御機構等に組込まれる。振止機構6は例えばクレーン1の脚構造体2に設置される機械室7に配置される。図1では説明のため振止機構6を破線で示している。
振止機構6では、振止制御の結果として吊具5が停止する収束位置が予め設定されている。例えば吊具5に振れが発生していない状態のときのワイヤの傾きが上下方向zに対して5°となる場合、ワイヤの傾きが5°となる吊具5の位置を収束位置として予め設定する。
クレーン1は、収束位置を調整する調整機構8を備えている。調整機構8は例えば運転室9に配置される。図1では説明のため調整機構8を破線で示している。クレーン1が遠隔操作により制御される場合は、運転室9はコンテナターミナルの管理棟などに配置される。
図2に例示するようにクレーン1の運転室9には、クレーン1の走行やトロリ4の横行を操作する操作レバー10が設置されている。調整機構8は、例えば操作レバー10に設置されるスイッチ部11で構成される。スイッチ部11は、操作レバー10の外周面から一部が突出する状態で配置される回転体11aと、この回転体11aの回転角を取得するセンサ11bとを有している。図2では説明のため操作レバー10の内部に位置する部材を破線で示している。
回転体11aは例えば円形の板状部材で構成されていて、回転可能な状態で操作レバー10に設置されている。回転体11aは球状の部材で構成されてもよい。センサ11bは、回転体11aの回転方向と回転角とを取得して、振止機構6に送る構成を有している。図2では説明のためセンサ11bと振止機構6とを接続する信号線を一点鎖線で示している。この信号線は有線もよく無線でもよい。回転体11aの回転方向および回転角に応じて、振止機構6に設定されている収束位置が水平方向において調整される。
図3に例示するように例えばトロリ4を現在位置P1から図3の右側となる海側に5cm移動した位置P2に横行させる場合がある。従来は、クレーン1のオペレータは握り込んだ操作レバー10を傾けてトロリ4を5cm横行させた後に、操作レバー10を戻す。トロリ4が停止する一方で吊具5は海側に振れる。振止機構6の制御によりトロリ4は吊具5を追いかけるように海側に横行する。トロリ4が吊具5に追いつく位置P3で吊具5の振れが止まる。トロリ4の停止位置はクレーン1のオペレータが想定していた位置P2よりも更に海側となる位置P3となる。つまりクレーン1のオペレータが海側に5cm移動しようとしたとき、振止機構6の作動によりトロリ4は海側に5cm以上移動してしまう。
振止機構6は、吊具5が海側に振れたときワイヤの角度等に基づき、振止のためにトロリ4を横行させて停止させる位置を演算により求める。このトロリ4の位置に対応する吊具5の位置が収束位置となる。調整機構8はこの収束位置を調整する構成を有している。
オペレータが吊具5を海側に5cm移動させたい場合、まず調整機構8により収束位置を海側に5cm移動させた位置に調整する。オペレータは例えば操作レバー10を握り込んだ状態で、回転体11aを親指で回転させる。回転体11aの回転方向および回転角に応じて、振止機構6に設定されている収束位置が調整される。振止機構6は現在位置から海側に5cmとなる位置で吊具5の振れが止まるようにトロリ4の横行を制御する。
このときオペレータは操作レバー10を操作してトロリ4を横行させる等の作業は行わない。収束位置の変更にともなう振止機構6の制御によりトロリ4が移動する。結果として吊具5を精密に海側に5cm移動させることができる。
従来は操作レバー10の操作によりトロリ4を横行させることで、吊具5の位置合わせを行っていた。操作レバー10の傾きによりトロリ4の速度を指定して、操作レバー10を傾けている時間でトロリ4の走行時間を指定していた。そのためトロリ4が実際に移動する距離は、トロリ4の速度と走行時間とからオペレータは予想しなくてはならなかった。
これに対して本願発明では、調整機構8によりトロリ4の移動距離を直接的に指定することができる。そのためトロリ4が実際に移動する距離を、オペレータは予想する必要がなくなった。オペレータの熟練度に関わらず、吊具5の位置合わせを精密に行うことが可能となる。
クレーン1は振止機構6の制御を利用して吊具5を移動させることができる。そのため振止の効果を得つつ吊具5の位置の微調整が可能となる。トロリ4を操作レバー10により直接的に移動させる制御を行わないため、意図した位置に停止させたトロリ4が振止機構6により更に移動する不具合がない。例えばコンテナ船の揺動にあわせて吊具5の位置合わせを行うことができる。吊具5の振れが収まっている状態で位置合わせを完了できるので、揺動するコンテナ船に対しても荷役作業を迅速に行うことができる。
クレーン1は岸壁クレーンに限らない。門型クレーンや天井クレーンやアンローダなど他の種類のクレーンであっても、上記効果を得られる。
走行方向yにおける吊具5の位置合わせを調整機構8で行う構成としてもよい。走行装置3のモータを制御することで吊具5やブーム2cの振止を行う振止機構6を有するクレーン1がある。この場合は走行方向yにおいても吊具5の位置の微調整を行うことができる。
従来は操作レバー10の操作によりクレーン1を走行方向yに走行させて、吊具5の位置合わせを行っていた。走行方向yにおける位置合わせを行う場合は、トロリ4よりも遥かに質量の大きいクレーン1全体が移動する。そのため例えば走行方向yにおいてクレーン1を5cm移動させる場合などの微調整はトロリ4より遥かに困難であった。
図4に例示するように例えば運転室9に配置される横行用操作レバー10aと走行用操作レバー10bとにそれぞれスイッチ部11を設置する構成にしてもよい。横行方向xに沿って傾動可能に構成される横行用操作レバー10aには、回転体11aが上下方向zに沿って回転可能に配置されている。この回転体11aにより横行方向xにおける収束位置が調整される。走行方向yに沿って傾動可能に構成される走行用操作レバー10bには、回転体11aが走行方向yに沿って回転可能に配置されている。この回転体11aにより走行方向yにおける収束位置が調整される。
スイッチ部11により吊具5の位置を移動させる際の分解能は例えば1cm以上10cm以下とすることができる。望ましくは1cm以上3cm以下とする。吊具5の位置の微調整を行うには有利である。例えば回転体11aを30°回転させるごとに収束位置が1cm移動する構成にできる。
図5に例示するように例えば走行用操作レバー10bなど一つの操作レバー10にのみ、スイッチ部11が設置される構成にしてもよい。この実施形態では回転体11aが球状のトラックボールで構成されている。この回転体11aは上下方向zおよび走行方向yのいずれの方向にも回転可能な状態で配置されている。例えば回転体11aを上下方向zに沿って回転させると横行方向xにおける収束位置が調整されて、走行方向yに沿って回転させると走行方向yにおける収束位置が調整される構成にできる。
図4および図5のいずれの実施形態においても、操作レバー10によりトロリ4の横行またはクレーン1の走行を行うとともに、スイッチ部11により横行方向xまたは走行方向yにおける収束位置を調整することができる。つまり操作レバー10による操作と、スイッチ部11による操作とを独立して同時に行うことができる。また操作レバー10の操作を行うことなく、スイッチ部11の操作により収束位置のみを調整することもできる。
図6に例示するように荷役対象のコンテナCの上方など吊具5を目標位置P0まで自動的に移動させる自動化クレーンにも調整機構8を設置することができる。自動化されたクレーン1は、吊具5を目標位置P0まで移動させる制御を行う制御機構12を有している。制御機構12は、吊具5を目標位置P0まで移動させた後に、例えば吊具5に設置されるセンサやカメラ12aで荷役対象のコンテナCの位置を測定する。コンテナ船の揺動やクレーン1の脚構造体2のたわみやワイヤの伸びなど種々の影響により、吊具5に対してコンテナCの位置がずれていることがある。つまり荷役対象のコンテナCの位置を基準とする場合、目標位置P0と吊具5の現在位置P4とがずれる場合がある。
従来はクレーンのオペレータが自動制御を遠隔操作に切り替えて遠隔操作により吊具5の現在位置を修正していた。または制御機構12により再度吊具5を移動させて位置を合わせる制御を行っていた。
調整機構8は、目標位置P0に対する吊具5の現在位置P4のずれ量を取得して、このずれ量に基づいて収束位置を調整する演算部13を有している。ずれ量は具体的には、目標位置P0に対して吊具5の現在位置P4が陸側に3cmずれているなど、現在位置がずれている方向と距離とからなる情報である。演算部13はずれ量を例えば制御機構12から取得する構成を有する。
取得したずれ量に基づいて演算部13が収束位置を調整することで、吊具5の現在位置P4が目標位置P0と一致する状態となる。現在位置P4が陸側に3cmずれている場合は、演算部13は収束位置を海側に3cm移動させる。振止機構6は海側に3cm移動した位置で吊具5の振れが止まるように制御する。吊具5は振れがない状態で目標位置P0に到達できる。図6では説明のため制御機構12や演算部13など各機器を接続する信号線を一点鎖線で示している。この信号線は有線、無線のいずれで構成してもよい。
この実施形態では振止機構6は制御機構12に組込まれる状態となっている。振止機構6は制御機構12とは独立して設置される構成としてもよい。制御機構12に組込まれる構成を調整機構8が有していても良い。
演算部13は走行方向yにおけるずれ量を取得して、収束位置を走行方向yに調整する構成を有していてもよい。
演算部13を有する調整機構8と、操作レバー10に設置される調整機構8との両方をクレーン1が備える構成にしてもよい。制御機構12による自動制御で吊具5の位置合わせを行いつつ、最終的にオペレータが判断して遠隔操作により吊具5の位置合わせを行うことができる。オペレータによる吊具5の位置合わせの際に操作レバー10に設置されるスイッチ部11による調整が可能となる。
クレーン1が備える振止機構6は電気的な振止方法に限定されない。機械的な振止方法を行う振止機構6を備えるクレーン1に調整機構8を設置する構成としてもよい。図7に例示するように機械的な振止方法を行う振止機構6は、例えばトロリ4に設置される一対のモータ14と、このモータ14からそれぞれ繰り出されて吊具5に連結される振止用ワイヤ15とを有している。この実施形態では一対のモータ14および一対の振止用ワイヤ15は横行方向xに間隔をあけて配置されている。モータ14は振止用ワイヤ15を繰り出したり巻き取ったりすることで、振止用ワイヤ15の張力が一定となる状態に制御する構成を有している。具体的にはモータ14は出力するトルクが一定となる状態に設定されている。
図7の右方に例示するように吊具5が例えば海側(図7右方)に振れた場合、海側に配置されている振止用ワイヤ15aの張力が減少する。海側に配置されているモータ14aは張力を一定に保つために振止用ワイヤ15aを巻き取る。陸側に配置されている振止用ワイヤ15bの張力が増加する。陸側に配置されているモータ14bは張力を一定に保つために振止用ワイヤ15bを繰り出す。振止用ワイヤ15の制御により吊具5には振れを減衰させる力が発生する。振止用ワイヤ15により吊具5の振れが止まる。一対のモータ14のトルクが同じ値に設定されている場合、吊具5の収束位置は図7の左方に例示するように例えばトロリ4の真下の位置となる。
この実施形態では調整機構8は一対のモータ14に予め設定されているトルクの値を調整する。図8に例示するように陸側のモータ14bに対して海側のモータ14aのトルクの値が大きくなる状態に調整されると、海側のモータ14aに近づく方向に収束位置P5が移動する。オペレータがスイッチ部11を操作すると、モータ14に予め設定されるトルクの値が調整機構8により変更される。これにより横行方向xにおいて吊具5の収束位置P5が変更される。
振止用ワイヤ15が走行方向yにも張設されている場合は、これに対応するモータ14のトルクを調整することで、走行方向yにおいて収束位置を移動させることができる。クレーン1はトロリ4の横行やクレーン1の走行を行うことなく、吊具5の位置を移動させることができる。
収束位置をリセットするリセットスイッチを調整機構8が有していてもよい。機械的な振止方法を行う振止機構6の場合は、例えば二つのモータ14に予め設定されるトルクは、モータ14の容量に応じた上限がある。調整機構8による調整を繰り返しているうちにトルクの設定値が上限に達して、収束位置を移動できなくなる可能性がある。リセットスイッチにより二つのモータ14のトルクの設定値を初期値にリセットすることでこの問題の発生を回避できる。
リセットスイッチは、例えば回転体11aを操作レバー10に対して押し込む動作により作動するスイッチで構成できる。電気的な振止方法を行う振止機構6の場合に、調整機構8がリセットスイッチを有する構成にしてもよい。
機械的な振止方法を行う振止機構6を有していて且つ自動運転されるクレーン1であっても調整機構8を設置できる。調整機構8は目標位置に対する吊具5の現在位置のずれ量を取得して、このずれ量に基づいて振止機構6のモータ14のトルクのバランスを変更させる。収束位置が自動的に調整される。
機械的な振止方法を行う振止機構6の構成は上記に限らない。例えば振止用ワイヤ15のたるみをモータ14の回転により巻取り、振止用ワイヤ15が引っ張られたときにブレーキが振止用ワイヤ15に抵抗を発生させつつ振止用ワイヤ15を繰り出す構成を、振止機構6が有していてもよい。ブレーキは例えば予め設定された値を超える引張力が振止用ワイヤ15に発生したときに、振止用ワイヤ15に抵抗を与えつつ繰り出すラチェット式ブレーキで構成できる。
この振止機構6においても前述と同様に調整機構8は、振止用ワイヤ15を巻き取る際のモータ14のトルクの値を調整することで、収束位置P5を移動させることができる。また調整機構8は振止用ワイヤ15を繰り出す際のブレーキの強さを調整することで、収束位置P5を移動させることができる。調整機構8はモータ14のトルクの値、またはブレーキの強さの少なくとも一方を調整できればよく、両方調整できる構成であってもよい。
調整機構6が一対の振止用ワイヤ15a、15bの繰り出されている長さの差や、長さの比率を調整することで収束位置を調整する構成を有していてもよい。これは振止機構6が電気的な振止方法または機械的な振止方法のいずれを有している場合であっても採用することができる。
1 クレーン
2 脚構造体
2a 柱状部材
2b 水平部材
2c ブーム
2d ガーダ
3 走行装置
4 トロリ
5 吊具
6 振止機構
7 機械室
8 調整機構
9 運転室
10 操作レバー
10a 横行用操作レバー
10b 走行用操作レバー
11 スイッチ部
11a 回転体
11b センサ
12 制御機構
12a カメラ
13 演算部
14 モータ
14a (海側の)モータ
14b (陸側の)モータ
15 振止用ワイヤ
15a (海側の)振止用ワイヤ
15b (陸側の)振止用ワイヤ
x 横行方向
y 走行方向
z 上下方向
C コンテナ
P0 目標位置
P5 収束位置

Claims (6)

  1. 脚構造体と、この脚構造体を支持する走行装置と、前記脚構造体に対して横行可能に配置されているトロリと、このトロリからワイヤで懸吊される吊具と、この吊具の振れを止める振止機構とを備えるクレーンにおいて、
    前記振止機構による振止制御の結果として前記吊具が停止する収束位置を、水平方向において調整する調整機構を備えることを特徴とするクレーン。
  2. 前記トロリの横行または前記走行装置による前記クレーンの走行を操作する操作レバーに設置されていて、水平方向における前記収束位置の移動方向および移動量を操作するスイッチ部を前記調整機構が有する請求項1に記載のクレーン。
  3. 前記スイッチ部が、前記操作レバーに設置される回転体と、この回転体の回転方向および回転角を取得するセンサとを有する請求項2に記載のクレーン。
  4. 前記吊具が到達すべき目標位置に前記吊具を移動させる制御機構を有していて、
    前記吊具の現在位置と前記目標位置とのずれ量を取得してこのずれ量に基づき前記収束位置を調整する演算部を前記調整機構が有する請求項1~3のいずれかに記載のクレーン。
  5. 脚構造体と、この脚構造体を支持する走行装置と、前記脚構造体に対して横行可能に配置されているトロリと、このトロリからワイヤで懸吊される吊具と、この吊具の振れを止める振止機構とを備えるクレーンの制御方法において、
    前記振止機構による振止制御の結果として前記吊具が停止する収束位置が設定されて、この収束位置を水平方向において調整した後に、調整された前記収束位置に基づき前記振止機構が振止制御を行うことを特徴とするクレーンの制御方法。
  6. 前記トロリの横行または前記走行装置による前記クレーンの走行を制御する操作レバーと、この操作レバーに設置されていて水平方向における前記収束位置の移動方向および移動量を操作するスイッチ部とが予め配置されていて、
    前記操作レバーの操作に基づく前記トロリまたは前記クレーンの制御と、前記スイッチ部の操作に基づく前記収束位置の調整とを同時に行う請求項5に記載のクレーンの制御方法。
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