JP7096967B2 - タイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤに関し、詳しくは、ショルダー陸部を有するタイヤに関する。
下記特許文献1には、ショルダー陸部を有する空気入りタイヤが記載されている。このショルダー陸部には、トレッド接地端から延びかつショルダー陸部内で終端するショルダーラグ溝が設けられている。特許文献1では、ショルダーラグ溝によって、乗り心地性及び操縦安定性の向上が期待されている。
特開2015-024797号公報
しかしながら、特許文献1の空気入りタイヤは、乗り心地性及び操縦安定性の向上については十分でなく、さらなる改善が要求されていた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、乗り心地性及び操縦安定性を向上させ得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端を含んで区分された第1ショルダー陸部を有し、前記第1ショルダー陸部には、前記第1トレッド端からタイヤ軸方向内側に延びかつ前記第1ショルダー陸部内で途切れる複数の第1ショルダー横溝が設けられ、前記複数の第1ショルダー横溝の少なくとも1つは、拡幅溝部を少なくとも一部に含み、前記拡幅溝部は、前記第1ショルダー陸部の踏面からタイヤ半径方向内側に延びる第1部分と、前記第1部分のタイヤ半径方向内側で前記第1部分よりも大きい溝幅を有する第2部分とを含む。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ショルダー陸部は、前記第1トレッド端に連なってタイヤ半径方向内側に延びるショルダー面を有し、前記第1ショルダー横溝は、前記ショルダー面に開口部を有し、前記拡幅溝部は、少なくとも前記開口部を含んで形成されているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ショルダー横溝は、前記拡幅溝部と、そのタイヤ軸方向内側に配されかつ前記踏面から溝底面に向かって、溝幅が一定であるか又は減少する非拡幅溝部とを含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記非拡幅溝部は、タイヤ軸方向内側に向かって深さが漸減しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記拡幅溝部と前記非拡幅溝部との境界部は、前記第1ショルダー横溝のタイヤ軸方向の中間位置よりもタイヤ軸方向内側に位置しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ショルダー陸部は、タイヤ軸方向内側でタイヤ周方向に延びる縦エッジを有し、前記第1ショルダー陸部には、前記縦エッジから延びかつ前記第1ショルダー陸部内に途切れ端を有する第1ショルダーサイプが設けられ、前記第1ショルダーサイプの前記途切れ端は、前記拡幅溝部と前記非拡幅溝部との境界部よりもタイヤ軸方向内側に位置しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第2部分の最大の溝幅は、前記第1部分の最小の溝幅の1.30~2.30倍であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第2部分のタイヤ半径方向の長さは、前記第1ショルダー横溝の深さの0.20~0.70倍であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記トレッド部は、車両への装着の向きが指定され、前記第1トレッド端は、車両装着時に車両外側に位置するのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記トレッド部は、車両装着時に車両内側に位置する第2トレッド端を含んで区分された第2ショルダー陸部を有し、前記第2ショルダー陸部には、前記第2トレッド端からタイヤ軸方向内側に延びかつ前記第2ショルダー陸部内で途切れる複数の第2ショルダー横溝が設けられ、前記第2ショルダー横溝は、前記拡幅溝部を含んでいないのが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部は、第1トレッド端を含んで区分された第1ショルダー陸部を有する。第1ショルダー陸部には、第1トレッド端からタイヤ軸方向内側に延びかつ第1ショルダー陸部内で途切れる複数の第1ショルダー横溝が設けられている。
複数の第1ショルダー横溝の少なくとも1つは、拡幅溝部を少なくとも一部に含む。拡幅溝部は、ショルダー陸部の踏面からタイヤ半径方向内側に延びる第1部分と、第1部分のタイヤ半径方向内側で第1部分よりも大きい溝幅を有する第2部分とを含む。
このような拡幅溝部を有する第1ショルダー横溝は、溝容積を維持しつつ開口面積を相対的に小さくすることができるため、第1ショルダー陸部の接地面積を大きく確保できる。接地面積が確保された陸部は、大きなコーナリングフォースを期待でき、ひいては優れた操縦安定性を発揮することができる。また、第1ショルダー横溝は、第2部分によって第1ショルダー陸部のタイヤ周方向の剛性を緩和し、乗り心地性も高めることができる。したがって、本発明のタイヤは、乗り心地性と操縦安定性とを両立して向上させることができる。
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 図1の第1ショルダー陸部の拡大図である。 図2のA-A線断面図である。 図2のB-B線断面図である。 図2のC-C線断面図である。 (A)は、図2のD-D線断面図であり、(B)は、図2のE-E線断面図である。 図1のクラウン陸部の拡大図である。 図7のF-F線断面図である。 (A)は、図5のG-G線断面図であり、(B)は、図5のH-H線断面図である。 図1の第2ショルダー陸部の拡大図である。 図10のI-I線断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の展開図が示されている。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして構成される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
本実施形態のタイヤ1は、例えば、車両への装着の向きが指定されている。車両への装着の向きは、例えば、タイヤ1のサイドウォール部(図示省略)に文字や図形などで表示される。タイヤ1が車両に装着された場合、図1の右側が車両内側に対応し、図1の左側が車両外側に対応している。
トレッド部2は、第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2を有している。第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2は、空気入りタイヤの場合、正規状態のタイヤ1に正規荷重が負荷されキャンバー角0°で平面に接地したときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。正規状態とは、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば"Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば"INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば"LOAD CAPACITY" である。
本実施形態では、第1トレッド端T1が、タイヤ1の車両装着時に車両外側に位置し、第2トレッド端T2が、タイヤ1の車両装着時に車両内側に位置する。これにより、トレッド部2は、タイヤ赤道Cと第1トレッド端T1との間の外側トレッド部2Aと、タイヤ赤道Cと第2トレッド端T2との間の内側トレッド部2Bとを具えている。
トレッド部2は、タイヤ周方向に連続して延びる主溝3を具えている。主溝3は、路面上の水をタイヤ後方に排出するために、比較的大きな幅と深さでタイヤ周方向に連続して延びている。好ましい態様では、各主溝3は、5mm以上、より好ましくは6mm以上の溝幅及び深さを有する。また、主溝3の溝幅W1は、例えば、トレッド幅TWの5.0%~9.0%である。主溝3の深さは、例えば、5~12mmである。本実施形態の各主溝は、例えば、タイヤ周方向に沿って真っ直ぐに延びている。他の態様では、各主溝は、ジグザグや波状等の非直線状であっても良い。トレッド幅TWは、前記正規状態における第1トレッド端T1から第2トレッド端T2からまでのタイヤ軸方向の距離である。
主溝3は、タイヤ赤道Cを挟む様に配された第1クラウン主溝4及び第2クラウン主溝5を含む。第1クラウン主溝4は、タイヤ赤道Cと第1トレッド端T1との間に設けられている。第2クラウン主溝5は、タイヤ赤道Cと第2トレッド端T2との間に設けられている。
タイヤ赤道Cから第1クラウン主溝4の溝中心線までのタイヤ軸方向の距離L1、及び、タイヤ赤道Cから第2クラウン主溝5までのタイヤ軸方向の距離L2は、例えば、トレッド幅TWの0.08~0.20倍であるのが望ましい。また、本実施形態では、前記距離L1は、前記距離L2よりも小さい。
トレッド部2は、上記の主溝3により、クラウン陸部6と、第1ショルダー陸部7と、第2ショルダー陸部8とを有している。クラウン陸部6は、第1クラウン主溝4と第2クラウン主溝5との間に区分されている。第1ショルダー陸部7は、第1クラウン主溝4と第1トレッド端T1との間に区分されている。第2ショルダー陸部8は、第2クラウン主溝5と第2トレッド端T2との間に区分されている。本実施形態では、第1ショルダー陸部7が、タイヤ1の車両装着時に車両外側に位置する。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
より望ましい態様では、第1ショルダー陸部7は、上述の3つの陸部の内、最も大きいタイヤ軸方向の幅を有している。このような第1ショルダー陸部7は、高い剛性を有し、優れた耐偏摩耗性を発揮しつつ、操縦安定性を高めることができる。第1ショルダー陸部7のタイヤ軸方向の幅W5は、例えば、トレッド幅TWの0.30~0.45倍であるのが望ましい。
図2には、第1ショルダー陸部7の拡大図が示されている。図2に示されるように、第1ショルダー陸部7には、複数の第1ショルダー横溝20が設けられている。第1ショルダー横溝20は、第1トレッド端T1からタイヤ軸方向内側に延びかつ第1ショルダー陸部7内で途切れている。
第1ショルダー横溝20は、例えば、滑らかに湾曲している。第1ショルダー横溝20は、例えば、タイヤ軸方向に対する角度が第1トレッド端T1から第1クラウン主溝4側に向かって漸増しているのが望ましい。第1ショルダー横溝20のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、0~20°であるのが望ましい。
第1ショルダー横溝20のタイヤ軸方向の長さL6は、例えば、第1ショルダー陸部7のタイヤ軸方向の幅W5の0.70~0.92倍であるのが望ましい。また、第1ショルダー横溝20の溝幅W6は、例えば、主溝3の溝幅W1の0.25~0.45倍であるのが望ましい。但し、第1ショルダー横溝20は、このような範囲に限定されるものではない。
第1ショルダー横溝20の少なくとも1つは、拡幅溝部30を少なくとも一部に含む。
図3には、図2のA-A線断面図が示されている。図2は、第1ショルダー横溝20の拡幅溝部30の横断面図である。図3に示されるように、拡幅溝部30は、第1ショルダー陸部7の踏面からタイヤ半径方向内側に延びる第1部分31と、第1部分31のタイヤ半径方向内側で第1部分31よりも大きい溝幅を有する第2部分32とを含む。
このような拡幅溝部30を有する第1ショルダー横溝20は、溝容積を維持しつつ開口面積を相対的に小さくすることができるため、第1ショルダー陸部7の接地面積を大きく確保できる。接地面積が確保された陸部は、大きなコーナリングフォースを期待でき、ひいては優れた操縦安定性を発揮することができる。また、第1ショルダー横溝20は、第2部分32によって第1ショルダー陸部7のタイヤ周方向の剛性を緩和し、乗り心地性も高めることができる。したがって、本発明のタイヤは、乗り心地性と操縦安定性とを両立して向上させることができる。
第1部分31は、例えば、第1ショルダー横溝20の溝縁から傾斜して延びる面取り部33を含んでいる。面取り部33のトレッド法線に対する角度θ1は、例えば、55~65°である。このような面取り部33は、第1ショルダー横溝20の溝縁の偏摩耗を抑制するのに役立つ。
第1部分31は、例えば、面取り部33のタイヤ半径方向内側に連なる主要部34を有している。主要部34は、例えば、互いに向き合う溝壁間の距離がタイヤ半径方向内側に向かって一定であるか、又は僅かに減少している。主要部34の溝壁のトレッド法線に対する角度θ2は、例えば、0~4°である。
第2部分32は、例えば、第1部分31の主要部34のタイヤ半径方向内側に連なり、主要部34からタイヤ半径方向内側に向かって溝幅が拡大している。なお、第1部分31と第2部分32との境界は、互いに向き合う溝壁間の距離の拡大が開始する位置である。
第2部分32の最大の溝幅W11は、第1部分31の最小の溝幅W10の好ましくは1.30倍以上、より好ましくは1.50倍以上であり、好ましくは2.30倍以下、より好ましくは2.00倍以下である。このような第2部分32は、乗り心地性と操縦安定性とをバランス良く高めるのに役立つ。
同様の観点から、第2部分32のタイヤ半径方向の長さL12は、第1ショルダー横溝20の深さd9の好ましくは0.20倍以上、より好ましくは0.30倍以上であり、好ましくは0.70倍以下、より好ましくは0.50倍以下である。
第2部分32は、例えば、最大幅位置を含んで溝幅方向外側に凹んで湾曲する腹部35を有している。腹部35の曲率半径r1は、例えば、0.5~1.5mmである。
第1部分31と第2部分32とは、溝幅方向の内側に凸で湾曲したくびれ部36を形成して連なっている。くびれ部36の曲率半径r2は、例えば、0.6~2.5mmが望ましく、より望ましくは1.0~2.0mmである。
図2に示されるように、第1ショルダー陸部7は、第1トレッド端T1に連なってタイヤ半径方向内側に延びるショルダー面7sを有する。第1ショルダー横溝20は、ショルダー面7sに開口部20oを有している。本実施形態の拡幅溝部30は、少なくともこの開口部20oを含んで形成されているのが望ましい。このような第1ショルダー横溝20は、拡幅溝部30によってウェット性能も高めることができる。
本実施形態の第1ショルダー横溝20は、例えば、拡幅溝部30と、そのタイヤ軸方向内側に配された非拡幅溝部37とを含んでいる。
図4には、非拡幅溝部37のB-B線断面図が示されている。図4に示されるように、非拡幅溝部37は、陸部の踏面から溝底面に向かって、溝幅が一定であるか又は減少している。非拡幅溝部37の溝壁のトレッド法線に対する角度θ3は、例えば、0~4°である。
このような拡幅溝部30及び非拡幅溝部37を含む第1ショルダー横溝20は、乗り心地性と操縦安定性とをバランス良く高めることができる。
図2に示されるように、拡幅溝部30と非拡幅溝部37との境界部38は、第1ショルダー横溝20のタイヤ軸方向の中間位置よりもタイヤ軸方向内側に位置しているのが望ましい。より具体的には、拡幅溝部30のタイヤ軸方向の長さL13は、第1ショルダー横溝20のタイヤ軸方向の長さL6の0.55~0.70倍であるのが望ましい。
図5には、図2の第1ショルダー横溝20のC-C線断面図が示されている。図5に示されるように、第1ショルダー横溝20の非拡幅溝部37は、タイヤ半径方向内側に向かって溝幅が漸減しているのが望ましい。このような非拡幅溝部37は、第1ショルダー陸部7の剛性を維持し、優れた操縦安定性を発揮するのに役立つ。
図2に示されるように、本実施形態の第1ショルダー陸部7には、例えば、複数の第1ショルダーサイプ21が設けられている。第1ショルダーサイプ21は、第1ショルダー陸部7のタイヤ軸方向内側の縦エッジ7eから延びかつ第1ショルダー陸部7内に途切れ端を有している。なお、本明細書において、「サイプ」とは、本体部の幅が2.0mm未満の細い切れ込みとして定義される。サイプの本体部の幅は、1.5mm未満が望ましく、より望ましくは0.4~1.0mmである。サイプは、例えば、踏面での開口幅が1.5~2.5mmでも良い。
第1ショルダーサイプ21は、例えば、第1ショルダー横溝20と同じ方向に凸となる向きに湾曲している。第1ショルダーサイプ21のタイヤ軸方向に対する角度は、第1ショルダー横溝20と同様の範囲とするのが望ましい。第1ショルダーサイプ21の曲率半径は、例えば、100~150mmであるのが望ましい。
第1ショルダーサイプ21のタイヤ軸方向の長さL7は、例えば、第1ショルダー陸部7のタイヤ軸方向の幅W6の0.30~0.70倍であるのが望ましい。
第1ショルダーサイプ21の途切れ端21iは、拡幅溝部30と非拡幅溝部37との境界部38よりもタイヤ軸方向内側に位置しているのが望ましい。これにより、境界部38付近の剛性が高められ、優れた操縦安定性が得られる。
前記境界部38から第1ショルダーサイプ21の途切れ端21iまでのタイヤ軸方向の距離L14は、例えば、第1ショルダー陸部7のタイヤ軸方向の幅W5の0.05~0.10倍である。
第1ショルダー横溝20の途切れ端20iから第1ショルダーサイプ21の途切れ端21iまでのタイヤ軸方向の距離L11は、例えば、第1ショルダー陸部7のタイヤ軸方向の幅W5の0.20~0.35倍である。これにより、乗り心地性を維持しつつ優れた初期応答性が発揮される。
図6(A)には、図2の第1ショルダーサイプ21のD-D線断面図が示されている。図6(A)は、第1ショルダーサイプ21の長さ方向と直交する横断面である。図6(A)に示されるように、第1ショルダーサイプ21は、本体部21aと、本体部21aのタイヤ半径方向外側に配されかつ本体部21aよりも大きい幅を有する広幅部21bとを含む。本体部21aの幅W3は、例えば、0.4~0.8mmであるのが望ましい。広幅部21bの幅W4は、例えば、1.0~2.0mmであるのが望ましい。広幅部21bの幅W4は、本体部21aの幅W3の1.5~4.0倍であるのがより望ましい。このような第1ショルダーサイプ21は、第1ショルダー陸部7の剛性を十分に緩和し、優れた乗り心地性を発揮することができる。
図6(B)には、図2の第1ショルダーサイプ21のE-E線断面図が示されている。図6(B)に示されるように、第1ショルダーサイプ21は、その最大の深さよりも小さい深さを有する浅底部21cを有している。本実施形態の第1ショルダーサイプ21は、例えば、タイヤ軸方向内側の端部に浅底部21cを有している。浅底部21cは、サイプが過度に開くのを抑制し、操縦安定性を高めるのに役立つ。
浅底部21cの深さd8は、主溝3の深さの0.15~0.50倍であるのが望ましい。また、浅底部21cの深さd8は、例えば、第1ショルダーサイプ21の最大の深さd7の0.60~0.75倍であるのが望ましい。
浅底部21cのタイヤ軸方向の長さL9は、例えば、第1クラウン主溝4の溝縁から第1ショルダー横溝20の途切れ端20iまでのタイヤ軸方向の距離L8(図2に示す)よりも大きいのが望ましい。このような浅底部21cは、第1ショルダーサイプ21が開くのを十分に抑制でき、操縦安定性及び耐偏摩耗性を高めることができる。
図7には、クラウン陸部6の拡大図が示されている。図7に示されるように、クラウン陸部6の幅W2は、例えば、トレッド幅TW(図1に示され、以下、同様である。)の0.15~0.25倍であるのが望ましい。また、クラウン陸部6のタイヤ軸方向の中心6cは、タイヤ赤道Cよりも第2クラウン主溝5側に位置する。これにより、本実施形態では、内側トレッド部2Bに含まれるクラウン陸部6の幅が大きくなり、優れた操縦安定性が発揮される。
クラウン陸部の中心6cの位置ずれ量Lcは、例えば、クラウン陸部6のタイヤ軸方向の幅W2の0.05~0.10倍であるのが望ましい。なお、前記位置ずれ量Lcは、タイヤ赤道Cからクラウン陸部6のタイヤ軸方向の中心6cまでのタイヤ軸方向の距離である。
クラウン陸部6には、複数のクラウンサイプ10が設けられている。クラウンサイプ10は、第1クラウンサイプ11、第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13を含む。第1クラウンサイプ11は、第1クラウン主溝4と第2クラウン主溝5とを連通している。第2クラウンサイプ12は、第1クラウン主溝4から延びかつクラウン陸部6内で途切れている。第3クラウンサイプ13は、第2クラウン主溝5から延びかつクラウン陸部6内で途切れている。
このような各クラウンサイプ10は、クラウン陸部6の剛性を適度に緩和し、操縦安定性を維持しつつ乗り心地性を高めることができる。また、各クラウンサイプ10は、クラウン陸部6の剛性分布を均一化し、クラウン陸部6の偏摩耗を抑制するのにも役立つ。
また、クラウン陸部6内で途切れる第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13は、クラウン陸部6の接地面に捻れ変形を生じ易くし、ひいては旋回時の初期応答性をさらに高めることができる。
第1クラウンサイプ11は、例えば、タイヤ周方向の一方側に凸となる向きに湾曲しているのが望ましい。第1クラウンサイプ11の曲率半径は、例えば、45~65mmである。第1クラウンサイプ11の曲率半径は、例えば、第1ショルダーサイプ21の曲率半径よりも小さいのが望ましい。また、本実施形態の第1クラウンサイプ11は、タイヤ軸方向に対する角度が第1クラウン主溝4側から第2クラウン主溝5に向かって漸増している。第1クラウンサイプ11のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、5~30°であるのが望ましい。このような第1クラウンサイプ11は、そのエッジによって多方向に摩擦力を提供することができる。
第1クラウンサイプ11は、その長さ方向と直交する横断面において、第1ショルダーサイプ21と同様の断面形状を有しているのが望ましい。すなわち、第1クラウンサイプ11は、本体部と、本体部のタイヤ半径方向外側に配されかつ本体部よりも大きい幅を有する広幅部とを含む(図示省略)。このような第1クラウンサイプ11は、乗り心地性を高めるのに役立つ。
図8には、図7の第1クラウンサイプ11のF-F線断面図が示されている。図8に示されるように、第1クラウンサイプ11は、その最大の深さよりも小さい深さを有する浅底部11cを有している。本実施形態の第1クラウンサイプ11は、例えば、タイヤ軸方向の両端部に浅底部11cを有している。このような第1クラウンサイプ11は、クラウン陸部6に接地圧が作用したときに過度に開くの防ぐことができ、優れた操縦安定性及び耐偏摩耗性を発揮することができる。
第1クラウンサイプ11の最大の深さd1は、例えば、主溝3の深さの0.60~1.00倍である。第1クラウンサイプ11の浅底部11cの深さd2は、例えば、最大の深さd1の0.40~0.85倍である。
図7に示されるように、第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13は、タイヤ周方向で隣り合う2本の第1クラウンサイプ11の間に設けられている。第2クラウンサイプ12のタイヤ軸方向の長さL3、及び、第3クラウンサイプ13のタイヤ軸方向の長さL4は、例えば、クラウン陸部6の幅W2の0.50~0.80倍である。
第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13のそれぞれは、クラウン陸部6内で途切れる内端を有している。本実施形態では、第3クラウンサイプ13の内端13iは、第2クラウンサイプ12の内端12iよりも第1クラウン主溝4側に位置している。第2クラウンサイプ12の内端12iから第3クラウンサイプ13の内端13iまでのタイヤ軸方向の距離であるサイプ重複長さL5は、例えば、クラウン陸部6の幅W2の好ましくは0.25倍以上、より好ましくは0.30倍以上であり、好ましくは0.45倍以下、より好ましくは0.40倍以下である。このような第2クラウンサイプ12及び第2クラウンサイプ12の配置は、クラウン陸部6の捻れ変形を発生させ易くし、初期応答性を高めるのに役立つ。
第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13のそれぞれは、第1クラウンサイプ11と同じ方向に凸となる向きに湾曲している。これにより、第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13のそれぞれは、タイヤ軸方向に対する角度が第1クラウン主溝4側から第2クラウン主溝5側に向かって漸増している。第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13のタイヤ軸方向に対する角度及び曲率半径は、第1クラウンサイプ11と同様の範囲とするのが望ましい。
第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13は、例えば、陸部の踏面から0.4~0.8mmの幅で底部まで延びているのが望ましい。これにより、トレッド部2の外面において、第1クラウンサイプ11の開口幅は、第2クラウンサイプ12の開口幅及び第3クラウンサイプ13の開口幅よりも大きい。これにより、第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13付近の耐偏摩耗性が高められる。
図9(A)には、第2クラウンサイプ12のG-G線断面図が示されている、図9(B)には、第3クラウンサイプ13のH-H線断面図が示されている。図9(A)及び(B)に示されるように、第2クラウンサイプ12の最大の深さd3及び第3クラウンサイプ13の最大の深さd5は、それぞれ、第1クラウンサイプ11の最大の深さd1よりも小さいのが望ましく、具体的には、前記深さd1の0.40~0.90倍である。このような第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13は、クラウン陸部6の過度な剛性低下を抑制し、操縦安定性を高めるのに役立つ。
第2クラウンサイプ12の最大の深さd3は、第3クラウンサイプ13の最大の深さd5よりも大きいのが望ましい。
初期応答性をさらに高めるために、第3クラウンサイプ13の最大の深さd5は、第1クラウンサイプ11の浅底部11cの深さd2よりも大きいのが望ましい。
第2クラウンサイプ12は、それぞれ、その最大の深さよりも小さい深さの浅底部12cを有しているのが望ましい。同様に、第3クラウンサイプ13は、その最大の深さよりも小さい深さの浅底部13cを有しているのが望ましい。本実施形態では、各浅底部12c、13cは、主溝3側の端部に設けられている。このような浅底部12c、13cは、サイプが過度に開くのを抑制し、操縦安定性を高めるのに役立つ。
第2クラウンサイプ12の浅底部12cの深さd4、及び、第3クラウンサイプ13の浅底部13cの深さd6は、例えば、主溝の深さの0.15~0.30倍である。望ましい態様では、第2クラウンサイプ12の浅底部12cの深さd4及び第3クラウンサイプ13の浅底部13cの深さd6は、それぞれ、第1クラウンサイプ11の浅底部11cの深さd2よりも小さい。これにより、第2クラウンサイプ12及び第3クラウンサイプ13付近の剛性が高められ、耐偏摩耗性が向上する。
図10には、第2ショルダー陸部8の拡大図が示されている。図10に示されるように、第2ショルダー陸部8のタイヤ軸方向の幅W7は、例えば、トレッド幅TWの0.25~0.35倍であるのが望ましい。
第2ショルダー陸部8には、縦細溝25が設けられている。縦細溝25は、5mm未満の溝幅及び溝深さを有し、上述の主溝とは区別される。本実施形態の縦細溝25の溝幅W8は、例えば、主溝3の溝幅W1の0.20~0.30倍である。第2ショルダー陸部8は、第2クラウン主溝5と縦細溝25との間に区分された第1部分26と、縦細溝25と第2トレッド端T2との間に区分された第2部分27とを含んでいる。
第1部分26のタイヤ軸方向の幅W9は、例えば、第2ショルダー陸部8の幅W7の0.55~0.65倍であるのが望ましい。第2部分27のタイヤ軸方向の幅W10は、例えば、第2ショルダー陸部8の幅W7の0.30~0.40倍であるのが望ましい。
第2ショルダー陸部8には、第2ショルダー横溝28及び第2ショルダーサイプ29が設けられている。第2ショルダー横溝28は、第2トレッド端T2から延びかつ第2ショルダー陸部8内で途切れている。第2ショルダーサイプ29は、第2クラウン主溝5から第2トレッド端T2まで延びている。
第2ショルダー横溝28は、例えば、縦細溝25を横切り、第2ショルダー陸部8の第1部分26内で途切れている。第2ショルダー横溝28のタイヤ軸方向の長さL10は、例えば、第2ショルダー陸部8のタイヤ軸方向の幅W7の0.80~0.90倍であるのが望ましい。
本実施形態の第2ショルダー横溝28は、上述の拡幅溝部を含んでおらず、従来の横溝の断面形状を有しているのが望ましい。すなわち、本実施形態の溝幅第2ショルダー横溝28は、その長さ方向と直交する横断面において、第2ショルダー陸部8の踏面から底面まで溝幅が漸減している。このような第2ショルダー横溝28は、優れた操縦安定性を発揮するのに役立つ。
第2ショルダー横溝28は、例えば、縦細溝25と第2クラウン主溝5との間において、深さがタイヤ軸方向内側に向かって漸減しているのが望ましい。このような第2ショルダー横溝28は、乗り心地性と操縦安定性とをバランス良く高めるのに役立つ。
第2ショルダーサイプ29は、例えば、タイヤ周方向の一方側に凸となる向きに湾曲している。第2ショルダーサイプ29の曲率半径は、例えば、第1クラウンサイプ11の曲率半径よりも大きいのが望ましい。具体的には、第2ショルダーサイプ29の曲率半径は、120~150mmである。
第2ショルダーサイプ29は、その長さ方向と直交する横断面において、第1クラウンサイプ11と同様の断面形状を有しているのが望ましい。すなわち、第2ショルダーサイプ29は、本体部と、本体部のタイヤ半径方向外側に配されかつ本体部よりも大きい幅を有する広幅部とを含む(図示省略)。このような第2ショルダーサイプ29は、乗り心地性を高めるのに役立つ。
図11には、第2ショルダーサイプ29のI-I線断面図が示されている。図9に示されるように、第2ショルダーサイプ29は、その最大の深さよりも小さい深さを有する浅底部29cを有している。本実施形態の第2ショルダーサイプ29は、例えば、タイヤ軸方向内側の端部に浅底部29cを有している。浅底部29cは、第2ショルダーサイプ29が過度に開くのを抑制し、操縦安定性及び耐偏摩耗性を高めるのに役立つ。
本実施形態では、第2ショルダーサイプ29に配された浅底部29cのタイヤ軸方向の幅が、各クラウンサイプ10の浅底部のタイヤ軸方向の幅よりも大きい。このような第2ショルダーサイプ29は、第2ショルダー陸部8の偏摩耗を抑制するのに役立つ。
図1に示されるように、外側トレッド部2Aのランド比は、内側トレッド部2Bのランド比よりも大きいのが望ましい。これにより、外側トレッド部2Aが大きなコーナリングフォースを発揮し、優れた操縦安定性を発揮することができる。なお、本明細書において、「ランド比」とは、各溝及びサイプを全て埋めた仮想接地面の全面積Saに対する、実際の合計接地面積Sbの比Sb/Saである。
以上、本発明の実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1の基本トレッドパターンを有するサイズ195/65R15の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、第1ショルダー横溝が拡幅溝部を具えていないタイヤが試作された。比較例のタイヤのパターンは、上記構成を除き、図1で示されるものと同一である。各テストタイヤの操縦安定性及び乗り心地性がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
リム:15×6.0
タイヤ内圧:200kPa
テスト車両:排気量2000cc、前輪駆動車
タイヤ装着位置:全輪
<操縦安定性>
上記テスト車両でドライ状態の舗装路を走行したときの操縦安定性(旋回時の初期応答性を含む)が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、操縦安定性が優れていることを示す。
<乗り心地性>
上記テスト車両でドライ状態の舗装路を走行したときの乗り心地性が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、乗り心地性が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0007096967000001
テストの結果、実施例のタイヤは、乗り心地性及び操縦安定性が向上しているのが確認できた。
2 トレッド部
7 第1ショルダー陸部
20 第1ショルダー横溝
30 拡幅溝部
31 第1部分
32 第2部分
T1 第1トレッド端

Claims (10)

  1. トレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、第1トレッド端を含んで区分された第1ショルダー陸部を有し、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1トレッド端からタイヤ軸方向内側に延びかつ前記第1ショルダー陸部内で途切れる複数の第1ショルダー横溝が設けられ、
    前記複数の第1ショルダー横溝の少なくとも1つは、拡幅溝部を少なくとも一部に含み、
    前記拡幅溝部は、前記第1ショルダー陸部の踏面からタイヤ半径方向内側に延びる第1部分と、前記第1部分のタイヤ半径方向内側で前記第1部分よりも大きい溝幅を有する第2部分とを含む、
    タイヤ。
  2. 前記第1ショルダー陸部は、前記第1トレッド端に連なってタイヤ半径方向内側に延びるショルダー面を有し、
    前記第1ショルダー横溝は、前記ショルダー面に開口部を有し、
    前記拡幅溝部は、少なくとも前記開口部を含んで形成されている、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記第1ショルダー横溝は、前記拡幅溝部と、そのタイヤ軸方向内側に配されかつ前記踏面から溝底面に向かって、溝幅が一定であるか又は減少する非拡幅溝部とを含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記非拡幅溝部は、タイヤ軸方向内側に向かって深さが漸減している、請求項3に記載のタイヤ。
  5. 前記拡幅溝部と前記非拡幅溝部との境界部は、前記第1ショルダー横溝のタイヤ軸方向の中間位置よりもタイヤ軸方向内側に位置している、請求項3又は4記載のタイヤ。
  6. 前記第1ショルダー陸部は、タイヤ軸方向内側でタイヤ周方向に延びる縦エッジを有し、
    前記第1ショルダー陸部には、前記縦エッジから延びかつ前記第1ショルダー陸部内に途切れ端を有する第1ショルダーサイプが設けられ、
    前記第1ショルダーサイプの前記途切れ端は、前記拡幅溝部と前記非拡幅溝部との境界部よりもタイヤ軸方向内側に位置している、請求項3ないし5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 前記第2部分の最大の溝幅は、前記第1部分の最小の溝幅の1.30~2.30倍である、請求項1ないし6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 前記第2部分のタイヤ半径方向の長さは、前記第1ショルダー横溝の深さの0.20~0.70倍である、請求項1ないし7のいずれかに記載のタイヤ。
  9. 前記トレッド部は、車両への装着の向きが指定され、
    前記第1トレッド端は、車両装着時に車両外側に位置する、請求項1ないし8のいずれかに記載のタイヤ。
  10. 前記トレッド部は、車両装着時に車両内側に位置する第2トレッド端を含んで区分された第2ショルダー陸部を有し、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2トレッド端からタイヤ軸方向内側に延びかつ前記第2ショルダー陸部内で途切れる複数の第2ショルダー横溝が設けられ、
    前記第2ショルダー横溝は、前記拡幅溝部を含んでいない、請求項9記載のタイヤ。
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