JP7096000B2 - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
従来、レーザピーニングと称されるレーザ加工方法が知られている。このレーザ加工方法では、パルスレーザを金属などの被加工物の表面に照射することで金属表面にプラズマを生成し、プラズマ圧力によって生じた衝撃波で金属を塑性変形させる(例えば特許文献1~3参照)。塑性変形を生じさせることにより、被加工物の疲労強度の改善や、応力腐食割れの抑制といった効果が見込まれる。このため、かかるレーザ加工方法は、航空機や原子炉といった高い安全性が要求される分野の加工技術として使用され始めている。
特開昭58-207321号公報 特許第4215981号公報 特許第3373638号公報
しかしながら、従来のレーザ加工方法では、あくまで被加工物の表面の改質・改変に留まり、被加工物の内部深くまで残留応力を生じさせるような加工を施すことは困難であった。従来のレーザ加工方法においてレーザのフルエンスを単に高めるだけでは、被加工物の内部での残留応力のピーク位置の制御性に乏しく、量産性が求められる分野への普及が難しいことが課題となっていた。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、被加工物の内部深くまで残留応力を生じさせることができるレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係るレーザ加工装置は、被加工物にレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工装置であって、レーザ光を出力する光源と、被加工物に照射されるレーザ光のパルス波形を制御する波形制御部と、を備え、波形制御部によって制御されるレーザ光のパルス波形は、メインパルスと、メインパルスよりも時間的に先行するフットパルスとを有し、フットパルスのピーク強度は、メインパルスのピーク強度よりも小さく、且つメインパルスのピーク位置は、被加工物へのフットパルスの入射によって生じるプラズマの維持時間内に位置している。
このレーザ加工装置では、メインパルスに先行してフットパルスを被加工物に照射することで、被加工物に対して密度の十分に低いプラズマを被加工物の表面に生じさせる。その後、プラズマの維持時間内にフットパルスよりもピーク強度の高いメインパルスを被加工物に照射することで、プラズマが低密度アブレータとして作用し、衝撃インピータンスの差によって増大された強力な衝撃波を被加工物の内部に発生させることができる。これにより、このレーザ加工装置では、被加工物の内部深くまで残留応力を生じさせることができる。
また、レーザ光のパルス波形は、単一のメインパルスと、単一のフットパルスとを有していてもよい。これにより、フットパルスによって被加工物の表面にプラズマをより確実に生じさせることができる。また、メインパルスによって衝撃波をより確実に増大させることができる。
また、メインパルスのピーク強度を100%とした場合のフットパルスのピーク強度は、2%以上100%未満となっていてもよい。この範囲であれば、被加工物の表面にフットパルスによるプラズマを好適に生じさせることができる。また、フットパルス及びメインパルスによる被加工物の表面の焼けを抑制できる。
また、フットパルスのピーク位置とメインパルスのピーク位置との時間間隔は、1ns以上20ns以下となっていてもよい。この場合、メインパルスをプラズマの維持時間内により確実に位置させることができる。
また、本発明の一側面に係るレーザ加工方法は、被加工物にレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工方法であって、被加工物に照射されるレーザ光のパルス波形を制御する波形制御ステップと、波形制御ステップでパルス波形が制御されたレーザ光を被加工物に照射する照射ステップと、を備え、波形制御ステップでは、メインパルスと、メインパルスよりも時間的に先行するフットパルスとをレーザ光のパルス波形に形成し、フットパルスのピーク強度をメインパルスのピーク強度よりも小さくし、且つメインパルスのピーク位置を被加工物へのフットパルスの入射によって生じるプラズマの維持時間内に位置させる。
このレーザ加工方法では、メインパルスに先行してフットパルスを被加工物に照射することで、被加工物に対して密度の十分に低いプラズマを被加工物の表面に生じさせる。その後、プラズマの維持時間内にフットパルスよりもピーク強度の高いメインパルスを被加工物に照射することで、プラズマが低密度アブレータとして作用し、衝撃インピータンスの差によって増大された強力な衝撃波を被加工物の内部に発生させることができる。これにより、このレーザ加工方法では、被加工物の内部深くまで残留応力を生じさせることができる。
また、波形制御ステップでは、単一のメインパルスと、単一のフットパルスとをレーザ光のパルス波形に形成してもよい。これにより、フットパルスによって被加工物の表面にプラズマをより確実に生じさせることができる。また、メインパルスによって衝撃波をより確実に増大させることができる。
また、波形制御ステップでは、メインパルスのピーク強度を100%とした場合のフットパルスのピーク強度を2%以上100%未満としてもよい。この範囲であれば、被加工物の表面にフットパルスによるプラズマを好適に生じさせることができる。また、フットパルスによるプラズマを用いることで、被加工物の表面が焼けない程度のピーク強度でも、十分に深くまで被加工物に残留応力を生じさせることができる。
また、波形制御ステップでは、フットパルスのピーク位置とメインパルスのピーク位置との時間間隔を1ns以上20ns以下としてもよい。この場合、メインパルスをプラズマの維持時間内により確実に位置させることができる。
また、照射ステップでは、被加工物の表面に保護膜を形成した状態でレーザ光の照射を行ってもよい。これにより、被加工物の表面にプラズマを一層確実に生じさせることができる。また、保護膜により、被加工物の表面の焼けをより確実に抑制できる。
また、照射ステップでは、被加工物の表面にプラズマ閉込膜を形成した状態でレーザ光の照射を行ってもよい。これにより、レーザ光の照射によって生じる衝撃波を効率良く被加工物の内部に伝達させることができる。
本発明によれば、被加工物の内部深くまで残留応力を生じさせることができる。
レーザ加工装置の一実施形態を示す概略構成図である。 波形制御部によって制御されるレーザ光のパルス波形の一例を示す模式的な図である。 効果確認試験で用いたレーザ光のパルス波形を示す図である。 実施例及び比較例における被加工物の表面方向(X方向)の応力状態を示す図である。 実施例及び比較例における被加工物の表面方向(Y方向)の応力状態を示す図である。 実施例及び比較例における被加工物の深さ方向(Z方向)の応力状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係るレーザ加工装置及びレーザ加工方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、レーザ加工装置の一実施形態を示す概略図である。同図に示すように、レーザ加工装置1は、光源2と、導光光学系3と、コントローラ4とを含んで構成されている。レーザ加工装置1は、レーザ光Lを金属などの被加工物Pの表面に照射することで材料表面にプラズマを生成し、プラズマ圧力によって生じた衝撃波で材料を所定の加工深さで塑性変形させる装置である。
被加工物Pは、例えば銅、アルミニウム、鉄などの各種金属材料からなる物体である。被加工物Pは、例えば大気、真空、水、加圧水などの雰囲気中にセットされる。例えば水、加圧水を用いる場合、これらの媒質によって被加工物Pの表面にプラズマを閉じ込める作用を持つプラズマ閉込膜12が構成される。プラズマ閉込膜12は、水などの媒質を用いる場合に限られず、石英ガラスやサファイアガラスなどのレーザ光Lを透過可能な透過材料を被加工物Pの表面に接着することによって構成してもよい。また、被加工物Pの表面には、保護膜13が形成されていてもよい。保護膜13は、例えば厚さ数百μm程度のテープや塗料によって構成され得る。
光源2は、レーザ光Lを出力する光源である。光源2の種類に特に制限は無く、被加工物Pの材質に応じて種々の光源を用いることができる。光源2の波長は、被加工物Pの構成材料に対して吸収性を有する範囲で選択される。光源2の動作及びレーザ光Lの出力状態は、コントローラ4によって制御される。レーザ光Lは、例えばパルス光である。一例として、レーザ光Lの繰り返し周波数は、1Hzとなっている。
導光光学系3は、例えば一対の反射ミラー5,6と、集光レンズ7とを含んで構成されている。反射ミラー5は、光源2から出射したレーザ光Lを反射ミラー6に向かって略直角に反射させる。また、反射ミラー6は、反射ミラー5で反射したレーザ光Lを集光レンズ7に向かって略直角に反射させる。集光レンズ7は、反射ミラー6で反射したレーザ光Lを被加工物Pに向けて集光させる。
集光レンズ7によるレーザ光Lの集光径は、例えば100μm以上であることが好ましい。また、被加工物Pの表面におけるレーザ光Lのスポット形状は、通常は円形であるが、楕円形、矩形、或いは線形であってもよい。レーザ光Lのスポット形状を矩形或いは線形とする場合、例えば被加工物Pに段差による矩形の隅部などが存在していても、当該部分の加工漏れを無くすことが可能となる。
集光レンズ7は、可動ステージ8上に設けられている。可動ステージ8上の集光レンズ7と反射ミラー6とは、可動ステージ9上に設けられている。可動ステージ8,9の動作は、いずれもコントローラ4によって制御される。例えば可動ステージ8によって集光レンズ7がレーザ光Lの光軸方向に駆動することで、被加工物Pの近傍におけるレーザ光Lの集光位置が調整される。また、例えば可動ステージ9によって反射ミラー6及び集光レンズ7が被加工物Pの表面の面内方向に駆動することで、被加工物Pの表面に対してレーザ光Lが走査される。
コントローラ4は、被加工物Pに照射されるレーザ光Lの照射条件を制御する部分である。コントローラ4は、物理的には、プロセッサ、メモリ等を含んで構成されるコンピュータシステムである。コントローラ4には、モニタなどの表示装置、キーボード・マウスといった入力装置などが接続されている。コントローラ4は、各種の制御機能をプロセッサによって実行する。コントローラ4は、例えばFPGA(Field-programmable gate array)といった集積回路によって構成されていてもよい。
コントローラ4は、機能的には、光源2から出力するレーザ光Lのパルス波形を制御する波形制御部11を有している。波形制御部11によるパルス波形の制御(整形)手法に特に制限はないが、例えばパルス幅の異なる複数のレーザ光の合波といった光学的な手法を用いてもよく、光源2への駆動信号の入力といった電気的な手法を用いてもよい。
図2は、波形制御部11によって制御されるレーザ光Lのパルス波形の一例を示す模式的な図である。同図では、横軸に時間、縦軸に強度を示している。図2に示すように、パルス波形Wには、メインパルスWmと、メインパルスWmよりも時間的に先行するフットパルスWpとが含まれている。図2の例では、パルス波形Wは、単一のメインパルスWmと単一のフットパルスWpとによって形成されている。また、メインパルスWm及びフットパルスWpは、いずれもガウシアン形状となっている。
フットパルスWpは、メインパルスWmよりも時間的に先行して被加工物Pに入射し、被加工物Pに対して密度の十分に低いプラズマKを被加工物Pの表面に生じさせる。フットパルスWpのパルス幅(半値全幅)は、例えば1ns~20nsとなっている。メインパルスWmは、フットパルスWpによりも時間的に後行して被加工物Pに入射し、衝撃波を被加工物Pの内部に発生させる。メインパルスWmのパルス幅(半値全幅)は、例えば1ns~20nsとなっている。また、フットパルスWpのピーク強度は、メインパルスWmのピーク強度よりも小さくなっている。メインパルスWmのピーク強度を100%とした場合のフットパルスWpのピーク強度は、例えば2%以上100%未満となっている。
メインパルスWmのピーク位置は、被加工物PへのフットパルスWpの入射によって生じるプラズマKの維持時間M内に位置している。フットパルスWpによるプラズマKの発生は、フットパルスWpのピークが被加工物Pに入射する時刻と一致すると見做すことができる。したがって、フットパルスWpのピーク位置に対応する時刻をT1、メインパルスWmのピーク位置に対応する時刻をT2、被加工物PへのフットパルスWpの入射によって発生したプラズマKの消滅時刻をT3とした場合、時刻T2は、時刻T1と時刻T3との間の時刻となる。
フットパルスWpのピーク位置とメインパルスWmのピーク位置との時間間隔(T2-T1)は、例えば1ns以上20ns以下である。被加工物P、保護膜13、及びプラズマ閉込膜12の種類にもよるが、プラズマKの維持時間Mが例えば十数ns程度である場合、フットパルスWpのピーク位置とメインパルスWmのピーク位置との時間間隔(T2-T1)は、例えば20nsとすればよい。なお、メインパルスWmの裾部とフットパルスWpの裾部とは、時間的に重なり合っていてもよく、離間していてもよい。
上述したレーザ加工装置1を用いたレーザ加工方法は、被加工物Pに照射されるレーザ光Lのパルス波形Wを制御する波形制御ステップと、波形制御ステップでパルス波形が制御されたレーザ光Lを被加工物Pに照射する照射ステップと、を備えて構成されている。
波形制御ステップでは、上述した単一のメインパルスWmと、メインパルスWmよりも時間的に先行する単一のフットパルスWpとをレーザ光Lのパルス波形Wに形成する。波形制御ステップでは、フットパルスWpのピーク強度をメインパルスWmのピーク強度よりも小さくし、且つメインパルスWmのピーク位置を被加工物PへのフットパルスWpの入射によって生じるプラズマKの維持時間M内に位置させる。また、波形制御ステップでは、メインパルスWmのピーク強度を100%とした場合のフットパルスWpのピーク強度を2%以上100%未満とし、フットパルスWpのピーク位置とメインパルスWmのピーク位置との時間間隔を1ns以上20ns以下とする。
照射ステップでは、被加工物Pの表面に予め保護膜13及びプラズマ閉込膜12を形成した状態で、パルス波形Wが制御されたレーザ光Lの照射を行う。照射ステップでは、メインパルスWmよりも時間的に先行してフットパルスWpが被加工物Pに入射し、被加工物Pに対して密度の十分に低いプラズマKを被加工物Pの表面に生じさせる。その後、被加工物Pの表面にプラズマKが維持された状態でメインパルスWmが被加工物Pに入射し、衝撃波を被加工物Pの内部に発生させる。
以上のように、レーザ加工装置1では、メインパルスWmに先行してフットパルスWpを被加工物Pに照射することで、被加工物Pに対して密度の十分に低いプラズマKを被加工物Pの表面に生じさせる。その後、プラズマKの維持時間M内にフットパルスWpよりもピーク強度の高いメインパルスWmを被加工物Pに照射することで、プラズマKが低密度アブレータとして作用し、衝撃インピータンスの差によって増大された強力な衝撃波を被加工物Pの内部に発生させることができる。これにより、レーザ加工装置1では、被加工物Pの内部深くまで残留応力を生じさせることができる。
また、本実施形態では、レーザ光Lのパルス波形Wは、単一のメインパルスWmと、単一のフットパルスWpとによって構成されている。これにより、フットパルスWpによって被加工物Pの表面にプラズマをより確実に生じさせることができる。また、メインパルスWmによって衝撃波をより確実に増大させることができる。
また、本実施形態では、メインパルスWmのピーク強度を100%とした場合のフットパルスWpのピーク強度が2%以上100%未満となっている。この範囲であれば、被加工物Pの表面にフットパルスWpによるプラズマを好適に生じさせることができる。また、フットパルスWpによるプラズマを用いることで、被加工物Pの表面が焼けない程度のピーク強度でも、十分に深くまで被加工物Pに残留応力を生じさせることができる。さらに、本実施形態では、フットパルスWpのピーク位置とメインパルスWmのピーク位置との時間間隔(T2-T1)が1ns以上20ns以下となっている。これにより、メインパルスWmをプラズマの維持時間M内により確実に位置させることができる。
次に、本発明の効果確認試験について説明する。
この試験は、フットパルスを用いた場合(実施例)と、フットパルスを用いなかった場合(比較例)とで、被加工物に生じる残留応力の分布を計測したものである。比較例1では、被加工物の表面に保護膜及びプラズマ閉込膜を形成し、メインパルスのみが含まれるパルス波形を有するレーザ光を被加工物に照射した。比較例2では、被加工物の表面にプラズマ閉込膜のみを形成し、メインパルスのみが含まれるパルス波形を有するレーザ光を被加工物に照射した。実施例では、被加工物の表面に保護膜及びプラズマ閉込膜を形成し、メインパルス及びフットパルスの双方が含まれるパルス波形を有するレーザ光を被加工物に照射した。被加工物としては、アニール処理を施したクロムニオブデン鋼を用いた。保護膜には油性黒ペイントを用い、プラズマ閉込膜には水を用いた。
図3は、効果確認試験で用いたレーザ光のパルス波形を示す図である。同図に示すように、実施例で用いたレーザ光では、メインパルスに対してフットパルスが時間的に約5ns程度先行しており、メインパルスのピーク強度とフットパルスのピーク強度との比は、1:49程度となっている。また、実施例及び比較例の共通条件として、メインパルスのパルス幅(半値全幅)を5ns、レーザ光の断面形状を5mm角、レーザ光のパワー密度を3.8GW/cm、ショット数を5とした。また、アニール処理後の被加工物の表面の残留応力(残留応力の初期値)は、約-90MPaであった。
図4は、実施例及び比較例における被加工物の表面方向(X方向)の応力状態を示す図である。また、図5は、実施例及び比較例における被加工物の表面方向(Y方向)の応力状態を示す図である。残留応力が負の値である場合には、圧縮応力を表し、残留応力が正の値である場合には、引張応力を表す。
図4に示すように、X方向について、比較例1では、被加工物の残留応力は、中心から4mmまでの範囲において略一定で、-90MPa~-100MPa程度で推移していた。また、比較例2では、被加工物の残留応力は、中心付近で高い正の値であり、中心から2mmまでの範囲において+400MPa~+500MPa程度で推移し、中心から2mm~3mmの範囲では、徐々に減少して0MPa~+100MPa程度で推移していた。この比較例2では、メインパルスによって被加工物に焼けが生じ、それにより圧縮応力とは逆の引張応力が残留してしまったものと推定される。
一方、実施例では、中心から3mmまでの範囲において徐々に減少していくものの、中心では約-350MPa、中心から1mmの位置では約-260MPa、中心から2mmの位置では約-190MPaとなっている。したがって、比較例1,2の場合と比べて明らかに高い圧縮応力が中心からX方向に広がって残存していることが分かる。
また、図5に示すように、Y方向について、比較例1では、被加工物の残留応力は、中心から4mmまでの範囲において略一定で、-90MPa~-100MPa程度で推移していた。また、比較例2では、被加工物の残留応力は、中心付近で高い正の値であり、中心から2mmまでの範囲において+450MPa~+500MPa程度で推移し、中心から2mm~3.5mmの範囲では、徐々に減少して+40MPa~+460MPa程度で推移していた。この比較例2では、X方向の場合と同様、メインパルスによって被加工物に焼けが生じ、それにより圧縮応力とは逆の引張応力が残留したものと推定される。
一方、実施例では、中心から3mmまでの範囲において徐々に減少していくものの、中心では約-350MPa、中心から1mmの位置では約-240MPa、中心から2mmの位置では約-130MPaとなっている。したがって、比較例1,2の場合と比べて明らかに高い圧縮応力が中心からY方向に広がって残存していることが分かる。
また、図6は、実施例及び比較例における被加工物の深さ方向(Z方向)の応力状態を示す図である。図6においても、残留応力が負の値である場合には、圧縮応力を表し、残留応力が正の値である場合には、引張応力を表す。
図6に示すように、Z方向について、比較例1では、表面位置では約-100MPaであったが、深さ100μm以降では、ほぼ0MPaであった。また、比較例2では、表面位置では約+500μmであり、被加工物に強い焼けが生じていることが分かる。被加工物の内部では、圧縮応力が残留しているものの、深さ50μmでは約-180MPa、深さ100μmでは約-150MPa、深さ200μmでは約-80MPa、深さ300μmではほぼ0MPaであった。
一方、実施例では、表面位置では約-330MPa、深さ50μmでは約-230MPa、深さ100μmでは約-210MPa、深さ200μmでは約-130MPa、深さ300μmでは約-20MPaであり、いずれも比較例1,2の場合と比べて明らかに高い圧縮応力がZ方向に残存していることが分かる。
以上説明したように、レーザ加工装置1では、メインパルスWmに先行してフットパルスWpを被加工物Pに照射することで、被加工物Pに対して密度の十分に低いプラズマを被加工物Pの表面に生じさせる。その後、プラズマKの維持時間M内にフットパルスWpよりもピーク強度の高いメインパルスWmを被加工物Pに照射することで、プラズマKが低密度アブレータとして作用し、衝撃インピータンスの差によって増大された強力な衝撃波を被加工物Pの内部に発生させることができる。これにより、レーザ加工装置1では、被加工物Pの内部深くまで残留応力を生じさせることができる。
また、本実施形態では、レーザ光Lのパルス波形Wは、単一のメインパルスWmと、単一のフットパルスWpとを含んでいる。これにより、フットパルスWpによって被加工物Pの表面にプラズマKをより確実に生じさせることができる。また、メインパルスWmによって衝撃波をより確実に増大させることができる。
また、本実施形態では、メインパルスWmのピーク強度を100%とした場合のフットパルスWpのピーク強度が2%以上100%未満となっている。この範囲を採用することにより、被加工物Pの表面にフットパルスWpによるプラズマKを好適に生じさせることができる。また、フットパルスWp及びメインパルスWmによる被加工物Pの表面の焼けを抑制できる。被加工物Pの表面に保護膜13を設けた場合でも、メインパルスWm及びフットパルスWpのピーク強度によっては被加工物Pの表面が保護膜13と共にプラズマ化してしまうことも考えられるが、上記範囲ではそのような事態を好適に回避できる。
また、本実施形態では、フットパルスWpのピーク位置とメインパルスWmのピーク位置との時間間隔(T2-T1)が1ns以上20ns以下となっている。これにより、メインパルスWmをプラズマKの維持時間M内により確実に位置させることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、被加工物Pの表面にプラズマ閉込膜12及び保護膜13を形成しているが、これらの膜は必ずしも形成しなくてもよい。また、上記実施形態では、レーザ光Lのパルス波形Wは、単一のメインパルスWmと、単一のフットパルスWpとを含んでいるが、単一のメインパルスWmに対して複数のフットパルスWpとを組み合わせてもよい。複数のフットパルスWpを用いる場合、これらのフットパルスWpのピーク強度は、互いに同一であってもよく、時間的に先行しているフットパルスWpから順に徐々にピーク強度が増大するものであってもよい。さらに、メインパルスWm及びフットパルスWpは、ガウシアン形状に限られず、矩形波状、正弦波状などの他の形状であってもよく、これらを組み合わせてもよい。
1…レーザ加工装置、2…光源、11…波形制御部、12…プラズマ閉込膜、13…保護膜、K…プラズマ、M…維持時間、L…レーザ光、P…被加工物、W…パルス波形、Wm…メインパルス、Wp…フットパルス。

Claims (10)

  1. 被加工物にレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工装置であって、
    前記レーザ光を出力する光源と、
    前記被加工物に照射される前記レーザ光のパルス波形を制御する波形制御部と、を備え、
    前記波形制御部によって制御される前記レーザ光のパルス波形は、メインパルスと、前記メインパルスよりも時間的に先行するフットパルスとを有し、
    前記フットパルスのピーク位置は、前記メインパルスのピーク位置よりも時間的に先行しており、
    前記フットパルスのピーク強度は、前記メインパルスのピーク強度よりも小さく、且つ前記メインパルスのピーク位置は、前記被加工物への前記フットパルスの入射によって生じるプラズマの維持時間内に位置しているレーザ加工装置。
  2. 前記レーザ光のパルス波形は、単一のメインパルスと、単一のフットパルスとを有している請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 前記メインパルスのピーク強度を100%とした場合の前記フットパルスのピーク強度は、2%以上100%未満となっている請求項1又は2記載のレーザ加工装置。
  4. 前記フットパルスのピーク位置と前記メインパルスのピーク位置との時間間隔は、1ns以上20ns以下となっている請求項1~3のいずれか一項記載のレーザ加工装置。
  5. 被加工物にレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工方法であって、
    前記被加工物に照射される前記レーザ光のパルス波形を制御する波形制御ステップと、
    前記波形制御ステップでパルス波形が制御された前記レーザ光を前記被加工物に照射する照射ステップと、を備え、
    前記波形制御ステップでは
    メインパルスと、前記メインパルスよりも時間的に先行するフットパルスとを前記レーザ光のパルス波形に形成し、
    前記フットパルスのピーク位置を前記メインパルスのピーク位置よりも時間的に先行させ、
    前記フットパルスのピーク強度を前記メインパルスのピーク強度よりも小さくし、且つ前記メインパルスのピーク位置を前記被加工物への前記フットパルスの入射によって生じるプラズマの維持時間内に位置させるレーザ加工方法。
  6. 前記波形制御ステップでは、単一のメインパルスと、単一のフットパルスとを前記レーザ光のパルス波形に形成する請求項5記載のレーザ加工方法。
  7. 前記波形制御ステップでは、前記メインパルスのピーク強度を100%とした場合の前記フットパルスのピーク強度を2%以上100%未満とする請求項5又は6記載のレーザ加工方法。
  8. 前記波形制御ステップでは、前記フットパルスのピーク位置と前記メインパルスのピーク位置との時間間隔を1ns以上20ns以下とする請求項5~7のいずれか一項記載のレーザ加工方法。
  9. 前記照射ステップでは、前記被加工物の表面に保護膜を形成した状態で前記レーザ光の照射を行う請求項5~8のいずれか一項記載のレーザ加工方法。
  10. 前記照射ステップでは、前記被加工物の表面にプラズマ閉込膜を形成した状態で前記レーザ光の照射を行う請求項5~9のいずれか一項記載のレーザ加工方法。
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