JP7095004B2 - 吹出口ユニット及び空気調和装置 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 公開の事実1 展示日:令和1年6月17日 展示場所:ダイキン工業株式会社江坂ビル(大阪府吹田市垂水町三丁目21番10号)
特許法第30条第2項適用 公開の事実2 展示日:令和1年7月16日 展示場所:丸の内2丁目ビル4階point0(東京都千代田区丸の内2丁目5番1号)
本開示は、吹出口ユニット及び空気調和装置に関する。
特許文献1には、床置き型の空気調和機が開示されている。この空気調和機は、送風機および室内用熱交換器と、これらを収容して床面に設置されたケーシングと、ケーシングの前面上側に設けられた吹出口上部領域と、ケーシングの前面下側に設けられた吹出口下部領域と、を備えている。ケーシング内には、吹出口上部領域に空気を流す経路途中に設けられた上部ダンパと、吹出口下部領域に空気を流す経路途中に設けられた下部ダンパと、が設けられている。空気調和機は、上部ダンパ及び下部ダンパを個別に開閉することで、吹出口上部領域及び吹出口下部領域の両方から空気を吹き出したり、吹出口上部領域のみ又は吹出口下部領域のみから空気を吹き出したりするようになっている。
特開2008-185235号公報
特許文献1に開示された空気調和機では、吹出口上部領域と吹出口下部領域が同じ構造であるため、吹出口上部領域及び吹出口下部領域の両方から空気を吹き出すときに、互いに異なる風合いの空気を吹き出すことができない。このため、空気調和機から吹出空気を浴びるユーザの快適性を満足させることはできない。
本開示は、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性を向上させることができる吹出口ユニット及び空気調和装置を提供することを目的とする。
(1)本開示の吹出口ユニットは、
蒸気圧縮式の冷凍サイクルによって温度調整された空気を室内に供給する床置き型の吹出口ユニットであって、
床面に設置されるケーシングと、
前記ケーシングの一側面の上側に設けられ、前記温度調整された空気を吹き出す複数の第1吹出口を有する第1吹出部と、
前記ケーシングの前記一側面の下側に設けられ、前記温度調整された空気を吹き出す複数の第2吹出口を有する第2吹出部と、を備え、
前記各第1吹出口から吹き出す空気の風速をV1とし、前記各第2吹出口から吹き出す空気の風速をV2としたときに、前記第1吹出部及び前記第2吹出部は、V1>V2の関係を満たすように構成されている。
このように構成された吹出口ユニットでは、第1吹出部の第1吹出口及び第2吹出部の第2吹出口の両方から空気を吹き出すときに、第1吹出口から吹き出される空気の風速が、第2吹出口から吹き出される空気の風速よりも大きくなる。これにより、第1吹出口及び第2吹出口からは互いに異なる風合いの空気が吹き出されるので、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性を向上させることができる。
(2)前記第2吹出部は、複数の前記第2吹出口が形成された多孔板により構成されているのが好ましい。
この場合、第2吹出部の構成を簡素化することができる。
(3)前記第1吹出部は、前記第1吹出口を有する複数のノズルにより構成されているのが好ましい。
この場合、複数のノズルの第1吹出口から、第2吹出口と異なる風合いの空気を吹き出すことができる。
(4)前記ノズルは、前記第1吹出口から吹き出される空気の風向を調整可能に構成されているのが好ましい。
この場合、第1吹出口から吹き出される空気の風向を調整することで、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
(5)前記ケーシングは、上方に配置される第1ケーシング部と、前記第1ケーシング部の下方に配置され、前記第1ケーシング部の内部空間とは異なる内部空間を形成する第2ケーシング部と、を有し、前記一側面は、前記第1ケーシング部の第1側面と、前記第2ケーシング部の第2側面と、から構成され、前記第1吹出部は、前記第1側面に設けられ、前記第2吹出部は、前記第2側面に設けられているのが好ましい。
この場合、第1吹出部及び第2吹出部は、互いに異なる第1ケーシング部及び第2ケーシング部に設けられているので、第1吹出口及び第2吹出口から互いに異なる風合いの空気を吹き出し易くなる。その結果、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
(6)前記第1側面に対する複数の前記第1吹出口の開口率をA1とし、前記第2側面に対する複数の前記第2吹出口の開口率をA2としたときに、前記第1吹出部及び前記第2吹出部は、A1<A2の関係を満たすように構成されているのが好ましい。
この場合、第1吹出口及び第2吹出口から互いに異なる風合いの空気をさらに吹き出し易くなるので、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
(7)前記第1吹出口の開口面積をS1とし、前記第2吹出口の開口面積をS2としたときに、前記第1吹出部及び前記第2吹出部は、S1>S2の関係を満たすように構成されているのが好ましい。
この場合、第1吹出口及び第2吹出口から互いに異なる風合いの空気をさらに吹き出し易くなるので、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
(8)前記第1ケーシング部は、前記温度調整された空気が流れる第1ダクトを接続する第1接続口を有し、前記第2ケーシング部は、前記温度調整された空気が流れる第2ダクトを接続する第2接続口を有するのが好ましい。
この場合、第1吹出部が設けられた第1ケーシング部、及び第2吹出部が設けられた第2ケーシング部には、互いに異なる第1ダクト及び第2ダクトから温度調整された空気が取り込まれる。これにより、第1吹出口及び第2吹出口から互いに異なる風合いの空気をさらに吹き出し易くなるので、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
(9)本開示の空気調和装置は、
利用側熱交換器、及び前記利用側熱交換器に空気を供給する利用側ファンを有する室内ユニットと、
前記利用側熱交換器により熱交換されて温度調整された空気を室内に供給する前記(8)に記載された吹出口ユニットと、
前記第1ケーシング部の前記第1接続口に接続され、前記温度調整された空気が流れる前記第1ダクトと、
前記第2ケーシング部の前記第2接続口に接続され、前記温度調整された空気が流れる前記第2ダクトと、を備える。
このように構成された空気調和装置では、1つの室内ユニットで温度調整された空気を、互いに異なる2つのケーシング部(第1ケーシング及び第2ケーシング部)に取り込むことができるため、空気調和装置の構成を簡素化することができる。
(10)前記空気調和装置は、前記第1ダクトを開閉するダンパをさらに備えるのが好ましい。
この場合、ダンパにより第1ダクトを開閉することで、第1吹出口から空気を吹き出したり、その吹き出しを停止したりすることができる。
(11)前記第1ケーシング部は、第3接続口をさらに有し、前記空気調和装置は、前記第1ケーシング部の前記第3接続口に接続され、空気が流れる第3ダクトと、前記第3ダクトを介して前記第1ケーシング部に空気を供給するファンを有するファンユニットと、をさらに備えるのが好ましい。
この場合、ファンユニットにより第1ケーシング部に空気を供給することができるので、第1吹出口から吹き出す空気の風量を調整することができる。これにより、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
(12)前記空気調和装置は、冷房運転及び暖房運転を選択的に実行するとともに、前記ダンパの開閉動作を制御する制御部をさらに備え、前記制御部は、暖房運転を実行するときに前記ダンパを閉動作させるのが好ましい。
この場合、暖房運転時に、室内ユニットにより温度調整された空気は、第2ダクトを介して第2ケーシング部のみに取り込まれるので、ケーシング下方の第2吹出口のみから温かい空気を吹き出すことができる。これにより、空気調和装置の近くにいるユーザを、冷えやすい足元からスポット的に暖めることができる。
(13)前記空気調和装置は、前記第1ダクトを開閉するダンパと、冷房運転及び暖房運転を選択的に実行するとともに、前記ダンパの開閉動作及び前記ファンの駆動をそれぞれ制御する制御部と、をさらに備え、前記制御部は、暖房運転を実行するときに、前記ダンパを閉動作させるとともに、前記ファンの駆動を禁止するのが好ましい。
この場合、暖房運転時に、室内ユニットにより温度調整された空気は、第2ダクトを介して第2ケーシング部のみに取り込まれるので、ケーシング下方の第2吹出口のみから温かい空気を吹き出すことができる。これにより、空気調和装置の近くにいるユーザを、冷えやすい足元からスポット的に暖めることができる。また、暖房運転時にファンの駆動は禁止されるので、ファンの誤操作等によってケーシング上方の第1吹出口から空気が吹き出されるのを抑制することができる。
実施形態に係る空気調和装置の概略構成図である。 ケーシングを前面側から見た正面図である。 ノズルの正面図である。 ノズルの断面図である。 制御部が実行する空気調和装置の運転制御例を示すフローチャートである。 制御部が実行する空気調和装置の運転制御例を示すフローチャートである。
以下、実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係る空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の温度調整を行う。空気調和装置1は、運転モードとして、冷房モード及び暖房モード等を有しており、選択された運転モードに応じて冷房運転又は暖房運転等を行う。
<空気調和装置>
空気調和装置1は、室外ユニット2、室内ユニット3、吹出口ユニット4、ファンユニット5、人感センサ6、及びリモートコントローラ7を備えている。
室外ユニット2は、屋外に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機、外気と冷媒との間で熱交換させる室外熱交換器、冷媒の流れを制御するバルブ、室外熱交換器に外気を供給する室外ファン等を備えている。
室内ユニット3は、天井裏に設置され、冷媒配管と電気配線とによって室外ユニット2に接続されている。室内ユニット3は、室内空気と冷媒との間で熱交換させる室内熱交換器(利用側熱交換器)31、利用側熱交換器31に室内空気を供給する室内ファン(利用側ファン)32等を備えている。
吹出口ユニット4は、室内の床面9に設置された床置き型である。吹出口ユニット4は、室内熱交換器31で熱交換されて温度調整された空気を室内に供給する。吹出口ユニット4の詳細な構成については後述する。
ファンユニット5は、天井裏に設置されたファンユニット本体51と、吹出口ユニット4に設けられた操作スイッチ52と、を備えている。ファンユニット本体51は、室内空気を吹出口ユニット4に送り込むファン53(例えばブースターファン)を有している。操作スイッチ52は、ユーザがファン53の運転をオンオフ操作するスイッチである。操作スイッチ52は、無線通信によりファン53を遠隔操作するようになっている。
人感センサ6は、室内の天井10に設置されており、吹出口ユニット4に近づく人の存在を検知する。人感センサ6の検知信号は制御部71(後述)に出力される。
リモートコントローラ7は、室内の壁面等に設置されている。リモートコントローラ7は、空気調和装置1の暖房運転及び冷房運転をそれぞれオンオフ操作したり、室内の温度を設定したりするタッチパネル等の入力部(図示省略)を備えている。
リモートコントローラ7は、室外ユニット2、室内ユニット3、及びファンユニット本体51にそれぞれ設けられた制御基板等(図示省略)と通信可能に接続された制御部71を備えている。制御部71は、室外ユニット2及び室内ユニット3の各構成機器の制御を行うことで、冷房運転と暖房運転を選択的に実行する。制御部71は、ファンユニット5のファン53の駆動と第1ダンパ21(後述)の開閉動作についても制御する。
制御部71は、冷房運転及び暖房運転の各運転モードにおいて、人感センサ6の検知結果に基づいて、室内ユニット3から送出する空気の風量の強弱を切り換え制御する。具体的には、制御部71は、人感センサ6が人の存在を検知しないときは、風量弱で冷房運転又は暖房運転を実行する。また、制御部71は、人感センサ6が人の存在を検知したときは、風量強で冷房運転又は暖房運転を実行する。
空気調和装置1は、給気ダクト14、第1ダクト15、第2ダクト16、第3ダクト17、第1ダンパ21、第2ダンパ22、第3ダンパ23、第4ダンパ24、及び第5ダンパ25をさらに備えている。
給気ダクト14は、天井裏に設置されている。給気ダクト14の一端は、天井10に形成された第1給気口11に接続されている。給気ダクト14の途中部には室内ユニット3が設けられている。室内ユニット3には、第1給気口11から給気ダクト14を介して室内空気が給気される。給気ダクト14の他端には、分岐継手18を介して、第1ダクト15及び第2ダクト16がそれぞれ接続されている。
第1ダクト15及び第2ダクト16は、天井裏から天井10を貫通して室内へ延びて配置されている。第1ダクト15の下端部は、吹出口ユニット4の第1接続口41a(後述)に接続されている。第2ダクト16の下側の端部は、吹出口ユニット4の第2接続口42a(後述)に接続されている。
室内ユニット3により温度調整された空気の一部は、給気ダクト14から分岐継手18を介して、第1ダクト15内を第1接続口41aに向かって流れる。また、室内ユニット3により温度調整された空気の残りは、給気ダクト14から分岐継手18を介して、第2ダクト16内を第2接続口42aに向かって流れる。
第3ダクト17は、天井裏に設置された上側ダクト部17aと、主に室内に設置された下側ダクト部17bと、上側ダクト部17aと下側ダクト部17bとを接続する継手部17cと、を有している。上側ダクト部17aの一端は、天井10に形成された第2給気口12に接続されている。上側ダクト部17aの途中部にはファンユニット本体51が設けられている。ファンユニット本体51には、第2給気口12から上側ダクト部17aを介して室内空気が給気される。
上側ダクト部17aの他端には、継手部17cを介して下側ダクト部17bが接続されている。下側ダクト部17bは、天井裏から天井10を貫通して室内へ延びて配置されている。下側ダクト部17bの下側の端部は、吹出口ユニット4の第3接続口41b(後述)に接続されている。ファンユニット本体51から送出された室内空気は、上側ダクト部17aから継手部17cを介して、下側ダクト部17b内を第3接続口41bに向かって流れる。
第1ダンパ21は、第1ダクト15の下流側に設けられている。第1ダンパ21は、モータダンパであり、制御部71からの制御指令により第1ダクト15を開閉するようになっている。第2ダンパ22は、第1ダクト15において第1ダンパ21よりも上流側に設けられている。第2ダンパ22は、チャッキダンパであり、第1ダクト15内での空気の逆流を防止している。
第3ダンパ23は、第2ダクト16の下流側に設けられている。第3ダンパ23は、手動のボリュームダンパであり、空気調和装置1のメンテナンス時に第3ダンパ23により第2ダクト16を閉鎖することができる。また、空気調和装置1の運転中には、第3ダンパ23を操作することで、第2ダクト16内の空気の風量を調整することができる。
第4ダンパ24は、第3ダクト17の下側ダクト部17bに設けられている。第4ダンパ24は、モータダンパであり、制御部71からの制御指令により第3ダクト17を開閉するようになっている。
第5ダンパ25は、下側ダクト部17bにおいて第4ダンパ24よりも上流側に設けられている。第5ダンパ25は、チャッキダンパであり、第3ダクト17内での空気の逆流を防止している。
<吹出口ユニット>
吹出口ユニット4は、ケーシング40と、第1吹出部43と、第2吹出部45と、ドレンパン47と、を備えている。
ケーシング40は、上方に配置された第1ケーシング部41と、第1ケーシング部41の下方に配置された第2ケーシング部42と、を有している。
第1ケーシング部41は、中空の直方体状に形成されており、第1ケーシング部41の内部は密閉されている。第1ケーシング部41の上面には第1接続口41aが形成されている。第1接続口41aには、上記のように第1ダクト15の下端部が接続されている。室内ユニット3から給気ダクト14を介して第1ダクト15に送出された空気(温度調整された空気)は、第1接続口41aから第1ケーシング部41内に取り込まれる。
第1ケーシング部41の背面には第3接続口41bが形成されている。第3接続口41bには、上記のように第3ダクト17の下側の端部が接続されている。ファンユニット本体51から第3ダクト17に送出された室内空気は、第3接続口41bから第1ケーシング部41内に取り込まれる。
第2ケーシング部42は、第1ケーシング部41と同様に、中空の直方体状に形成され、第2ケーシング部42の内部は密閉されている。第2ケーシング部42の背面には第2接続口42aが形成されている。第2接続口42aには、上記のように第2ダクト16の下側の端部が接続されている。室内ユニット3から給気ダクト14を介して第2ダクト16に送出された空気(温度調整された空気)は、第2接続口42aから第2ケーシング部42内に取り込まれる。
第2ケーシング部42は、第1ケーシング部41の内部空間とは異なる内部空間を形成している。すなわち、図1に示す通り、第1ケーシング部41の下面と第2ケーシング部42の上面は、それぞれ別部材で構成されており、互いの内部空間が連通しないようになっている。なお、第1ケーシング部41の下面と第2ケーシング部42の上面が1つの部材で構成されていてもよく、この場合も、互いの内部空間が連通しないようになっている。
ドレンパン47は、床面9に設置されており、ドレンパン47に第2ケーシング部42の下面が載置されている。第2ケーシング部42の上面には、第1ケーシング部41の下面が載置されている。これにより、ドレンパン47は、第1ケーシング部41の外表面や第2ケーシング部42の外表面から滴下した結露を受けることができる。
第1ケーシング部41の前面(第1側面)41c、及び第2ケーシング部42の前面(第2側面)42cは、面一に配置されている。ケーシング40の前面(一側面)40cは、第1ケーシング部41の前面41cと、第2ケーシング部42の前面42cと、から構成されている。
<第1吹出部>
図2は、ケーシング40を前面40c側から見た正面図である。図1及び図2において、第1吹出部43は、第1接続口41a及び第3接続口41bから第1ケーシング部41内に取り込まれた空気を室内に吹き出すように構成されている。本実施形態の第1吹出部43は、第1ケーシング部41の前面41cに設けられた複数(図2では7個)のノズル44により構成されている。
複数のノズル44は、第1ケーシング部41の前面41cの下側において千鳥状に配列されている。各ノズル44は、空気を吹き出す円形の第1吹出口44aを有する。
図3はノズル44の正面図である。図4はノズル44の断面図である。図3及び図4において、ノズル44は、支持体441と、球殻体442と、ボルト443と、シャッタ444と、バネ445と、を有している。
支持体441は、円筒部441aと、円筒部441aの一端部に設けられた固定部441aと、円筒部441aの他端部に設けられた保持部441bと、を有している。
固定部441aは、環状に形成されており、第1ケーシング部41の前面41cに固定されている。保持部441bは、球面状に形成されており、球殻体442を回転自在に保持している。
球殻体442には、空気が導入される導入口44bと、空気を吹き出す前記第1吹出口44aが形成されている。ユーザは、保持部441bに対して球殻体442を回転させることで、第1吹出口44aの向きを調整することができる。これにより、第1吹出口44aから吹き出される空気の風向を調整することができる。
ボルト443は、球殻体442に対して、その径方向外側から回転可能に取り付けられている。ボルト443には、球殻体442の内周面に沿って球面状に形成されたシャッタ444の端部が固定されている。シャッタ444は、第1吹出口44aの開口面積よりも大きく形成されている。ボルト443の先端部には、シャッタ444を球殻体442の内周面に押し付けるバネ445(例えば板バネ)が固定されている。
以上の構成により、ユーザは、ボルト443を一方向に回転させると、ボルト443と共にシャッタ444が一方向に回転することで、シャッタ444により第1吹出口44aを閉鎖することができる。また、ユーザは、ボルト443を他方向に回転させると、ボルト443と共にシャッタ444が他方向に回転することで、シャッタ444により第1吹出口44aを開放することができる。
<第2吹出部>
図1及び図2において、第2吹出部45は、第2接続口42aから第2ケーシング部42内に取り込まれた空気を室内に吹き出すように構成されている。本実施形態の第2吹出部45は、第2ケーシング部42の前面42cに着脱自在に設けられた多孔板により構成されている。
多孔板(第2吹出部)45は、例えばパンチングメタルである。多孔板45には、空気を吹き出す円形の第2吹出口45aが複数形成されている。なお、図1では、分かり易くするために、第2吹出口45aを誇張して描いている(図2も同様)。
<第1吹出部と第2吹出部との関係>
各第1吹出口44aから吹き出す空気の風速をV1とし、各第2吹出口45aから吹き出す空気の風速をV2としたときに、第1吹出部43及び第2吹出部45は、V1>V2の関係を満たすように構成されている。風速V1及び風速V2は、第1吹出部43の各第1吹出口44a及び第2吹出部45の各第2吹出口45aからユーザに向けて同時に空気を吹き出した場合(後述する風量強で冷房運転した場合)の風速である。本実施形態では、風速V1が6.0m/s、風速V2が0.5m/sとなるように、各第1吹出口44aの開口面積、及び各第2吹出口45aの開口面積等が設定されている。
第1ケーシング部41の前面41cに対する複数の第1吹出口44aの開口率をA1とし、第2ケーシング部42の前面42cに対する複数の第2吹出口45aの開口率をA2としたときに、第1吹出部43及び第2吹出部45は、A1<A2の関係を満たすように構成されている。本実施形態では、開口率A1が約0.5%、開口率A2が約25%となるように、各前面41c,42cの面積、各第1吹出口44aの開口面積、及び各第2吹出口45aの開口面積等が設定されている。
各第1吹出口44aの開口面積をS1とし、各第2吹出口45aの開口面積をS2としたときに、第1吹出部43及び第2吹出部45は、S1>S2の関係を満たすように構成されている。本実施形態では、開口面積S1は約1130mm、開口面積S2は約63mmに設定されている。
<空気調和装置の運転制御>
図5及び図6は、制御部71が実行する空気調和装置1の運転制御例を示すフローチャートである。なお、図5における丸で囲んだ文字Iは、図6における同Iに繋がっている。図5及び図6において、リモートコントローラ7の入力部において冷房運転のオン操作がなされると(ステップST1で「Yes」の場合)、制御部71は、第1ダンパ21を開動作させる(ステップST2)。第1ダンパ21を開動作させると、第1ダクト15から第1ケーシング部41内への空気の取り込みが可能となる。
次に、制御部71は、室内ユニット3から送出する空気を風量弱にして冷房運転を実行する(ステップST3)。冷房運転が実行されると、室内ユニット3で温度調整された空気の一部は、給気ダクト14から分岐継手18及び第1ダクト15を通過し、第1ケーシング部41内に取り込まれる。第1ケーシング部41内に取り込まれた空気は、各ノズル44の第1吹出口44aから室内に吹き出される。なお、第1ケーシング部41内に取り込まれた空気は、第3接続口41bから第3ダクト17内にも入り込むが、第5ダンパ25により第3ダクト17内で空気が逆流するのを防止することができる。
また、冷房運転が実行されると、室内ユニット3で温度調整された空気の残りは、給気ダクト14から分岐継手18及び第2ダクト16を通過し、第2ケーシング部42内にも取り込まれる。第2ケーシング部42内に取り込まれた空気は、多孔板45の各第2吹出口45aから室内に吹き出される。
一方、リモートコントローラ7の入力部において暖房運転のオン操作がなされると(ステップST4で「Yes」の場合)、制御部71は、第1ダンパ21を閉動作させる(ステップST5)。第1ダンパ21を閉動作させると、第1ダクト15から第1ケーシング部41内への空気の取り込みが不能となる。この状態から制御部71は、室内ユニット3から送出する空気を風量弱にして暖房運転を実行する(ステップST6)。そうすると、室内ユニット3で温度調整された空気は、給気ダクト14から分岐継手18及び第2ダクト16を通過し、第2ケーシング部42内のみに取り込まれる。第2ケーシング部42内に取り込まれた空気は、多孔板45の各第2吹出口45aから室内に吹き出される。
次に、制御部71は、人感センサ6が検知状態であるか否かを判定する(ステップST7)。具体的には、制御部71は、人感センサ6から検知信号が入力している状態であるか否かを判定する。制御部71は、人感センサ6から検知信号が入力している状態であると判定した場合(ステップST7で「Yes」の場合)、室内ユニット3から送出する空気を風量強に切り換える(ステップST8)。
これにより、冷房運転中には、吹出口ユニット4の前方の近くにいるユーザは、第1吹出口44a及び第2吹出口45aから同時に吹き出された空気を浴びるので、当該ユーザの全身をスポット的に冷やすことができる。また、暖房運転中には、吹出口ユニット4の前方の近くにいるユーザは、第2吹出口45aから吹き出された空気を浴びるので、当該ユーザを足元からスポット的に温めることができる。また、暖房運転中には、第1吹出口44aから空気が吹き出されることはないので、高温の吹出空気がユーザの顔に直接当たるのを回避することができる。
次に、制御部71は、ファンユニット5の操作スイッチ52がオン操作されたか否かを判定する(ステップST9)。具体的には、制御部71は、ファンユニット本体51の制御基板が操作スイッチ52からオン操作の無線信号を受信したか否かを判定する。制御部71は、操作スイッチ52からオン操作の無線信号を受信したと判定した場合(ステップST9で「Yes」の場合)、次のステップST10に移行する。
ステップST10において、制御部71は、冷房運転の実行中であるか否かを判定する。制御部71は、冷房運転の実行中であると判定した場合(ステップST10で「Yes」の場合)、ファンユニット本体51のファン53を駆動させる(ステップST11)。ファン53が駆動すると、第2給気口12からファンユニット本体51に室内空気が給気される。
ファンユニット本体51に給気された室内空気は、第3ダクト17を通過して第1ケーシング部41内に取り込まれる。第1ケーシング部41内に取り込まれた室内空気は、第1ダクト15から第1ケーシング部41内に取り込まれた空気(温度調整された空気)と共に、各ノズル44の第1吹出口44aから室内に吹き出される。これにより、各ノズル44の第1吹出口44aから吹き出される空気の風量が増加する。なお、第1ケーシング部41内に取り込まれた室内空気は、第1接続口41aから第1ダクト15内にも入り込むが、第2ダンパ22により第1ダクト15内で空気が逆流するのを防止することができる。
次に、制御部71は、ファンユニット5の操作スイッチ52がオフ操作されたか否かを判定する(ステップST12)。具体的には、制御部71は、ファンユニット本体51の制御基板が操作スイッチ52からオフ操作の無線信号を受信したか否かを判定する。制御部71は、操作スイッチ52からオフ操作の無線信号を受信したと判定した場合(ステップST12で「Yes」の場合)、ファン53を停止し(ステップST13)、ステップST15に移行する。
一方、ステップST10において、制御部71は、冷房運転の実行中でない(暖房運転の実行中である)と判定した場合(ステップST10で「No」の場合)、ファン53の駆動を禁止した後(ステップST14)、ステップST15に移行する。これにより、暖房運転の実行中に操作スイッチ52が誤ってオン操作されても、ファン53が駆動することはない。
ステップST15において、制御部71は、人感センサ6が非検知状態であるか否かを判定する。具体的には、制御部71は、人感センサ6から検知信号が入力していない状態であるか否かを判定する。制御部71は、人感センサ6から検知信号が入力していない状態であると判定した場合(ステップST15で「Yes」の場合)、室内ユニット3から送出する空気を風量弱に切り換える(ステップST16)。
リモートコントローラ7の入力部において冷房運転又は暖房運転のオフ操作がなされると(ステップST17で「Yes」の場合)、制御部71は、実行中の冷房運転又は暖房運転を停止し(ステップST18)、処理を終了する。
<実施形態の作用効果>
本実施形態によれば、吹出口ユニット4における第1吹出部43の第1吹出口44aから吹き出される空気の風速V1と、第2吹出部45の第2吹出口45aから吹き出される空気の風速V2とは、V1>V2の関係を満たしている。このため、冷房運転中には、第1吹出口44a及び第2吹出口45aからは互いに異なる風合いの空気が吹き出されるので、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性を向上させることができる。
第2吹出部45は、複数の第2吹出口45aが形成された多孔板により構成されているので、第2吹出部45の構成を簡素化することができる。
第1吹出部43は、第1吹出口44aを有する複数のノズル44により構成されているので、複数のノズル44の第1吹出口から、第2吹出口45aと異なる風合いの空気を吹き出すことができる。
ノズル44は、第1吹出口44aから吹き出される空気の風向を調整可能に構成されている。このため、第1吹出口44aから吹き出される空気の風向を調整することで、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
第1吹出部43及び第2吹出部45は、互いに異なる第1ケーシング部41及び第2ケーシング部42に設けられているので、第1吹出口44a及び第2吹出口45aから互いに異なる風合いの空気を吹き出し易くなる。その結果、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
複数の第1吹出口44aの開口率A1と、複数の第2吹出口45aの開口率A2とは、A1<A2の関係を満たしているので、第1吹出口44a及び第2吹出口45aから互いに異なる風合いの空気をさらに吹き出し易くなる。その結果、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
各第1吹出口44aの開口面積S1と、各第2吹出口45aの開口面積S2とは、S1>S2の関係を満たしているので、第1吹出口44a及び第2吹出口45aから互いに異なる風合いの空気をさらに吹き出し易くなる。その結果、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
第1吹出部43が設けられた第1ケーシング部41、及び第2吹出部45が設けられた第2ケーシング部42には、互いに異なる第1ダクト15及び第2ダクト16から温度調整された空気が取り込まれる。これにより、第1吹出口44a及び第2吹出口45aから互いに異なる風合いの空気をさらに吹き出し易くなるので、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
室内ユニット3により温度調整された空気は、第1ダクト15を介して第1ケーシング部41に取り込まれ、第2ダクト16を介して第2ケーシング部42に取り込まれる。これにより、1つの室内ユニット3で温度調整された空気を、互いに異なる2つのケーシング部(第1ケーシング部41及び第2ケーシング部42)に取り込むことができるので、空気調和装置1の構成を簡素化することができる。
第1ダクト15は、第1ダンパ21により開閉可能とされている。これにより、暖房運転時には第1ダンパ21により第1ダクト15を閉鎖することで、第1吹出口44aから空気を吹き出さないようにすることができる。また、冷房運転時には第1ダンパ21により第1ダクト15を開放することで、第1吹出口44aから空気を吹き出すことできる。
空気調和装置1は、第1ケーシング部41に室内空気を供給するファンユニット5を備えているので、ファンユニット5により第1ケーシング部41に空気を供給することで、第1吹出口44aから吹き出す空気の風量を調整することができる。これにより、ユーザが吹出空気を浴びたときの快適性をさらに向上させることができる。
制御部71は、暖房運転を実行するときに第1ダンパ21を閉動作させるので、暖房運転時に室内ユニット3により温度調整された空気は、第2ダクト16を介して第2ケーシング部42のみに取り込まれる。これにより、ケーシング40下方の第2吹出口45aのみから温かい空気を吹き出すことができるので、空気調和装置1の近くにいるユーザを、冷えやすい足元からスポット的に暖めることができる。
制御部71は、暖房運転を実行するときにファン53の駆動を禁止するので、ファン53の誤操作等によってケーシング40上方の第1吹出口44aから空気が吹き出されるのを抑制することができる。
<変形例>
上記実施形態では、冷房運転を実行するときに第1吹出部43及び第2吹出部45から同時に空気を吹き出しているが、暖房運転を実行するときに第1吹出部43及び第2吹出部45から同時に空気を吹き出してもよい。
上記実施形態では、第1吹出部43及び第2吹出部45は、V1>V2,A1<A2,S1>S2の関係を全て満たすように構成されているが、少なくともV1>V2の関係を満たすように構成されていればよい。
上記実施形態のファンユニット本体51は、ファン53を有しているが、ファン53に加えて熱交換器を有していてもよい。この場合、ファンユニット本体51の熱交換器により熱交換されて温度調整された空気を、第3ダクト17を介して第1ケーシング部41内に取り込むことができる。
第2吹出部45の第2吹出口45aは、円形に限定されるものではなく、多角形等の他の形状に形成されていてもよい。第2吹出部45を構成する多孔板は、パンチングメタル以外に、エキスパンドメタルやスリット等であってもよい。但し、第2吹出部45からの吹出空気の風合いを効果的に変更することができるという観点では、パンチングメタルを用いるのが好ましい。
第1吹出部43は、上記実施形態のノズル44に限定されるものではなく、他の吹出手段により構成されていてもよい。
第2吹出部45は、上記実施形態の多孔板に限定されるものではなく、他の吹出手段により構成されていてもよい。
本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 空気調和装置
3 室内ユニット
4 吹出口ユニット
5 ファンユニット
9 床面
15 第1ダクト
16 第2ダクト
17 第3ダクト
21 第1ダンパ(ダンパ)
31 室内熱交換器(利用側熱交換器)
32 室内ファン(利用側ファン)
40 ケーシング
40c 前面(一側面)
41 第1ケーシング部
41a 第1接続口
41b 第3接続口
41c 前面(第1側面)
42 第2ケーシング部
42a 第2接続口
42c 前面(第2側面)
43 第1吹出部
44 ノズル
44a 第1吹出口
45 第2吹出部(多孔板)
45a 第2吹出口
53 ファン
71 制御部

Claims (11)

  1. 蒸気圧縮式の冷凍サイクルによって温度調整された空気を室内に供給する床置き型の吹出口ユニットであって、
    床面(9)に設置されるケーシング(40)と、
    前記ケーシング(40)の一側面(40c)の上側に設けられ、前記温度調整された空気を吹き出す複数の第1吹出口(44a)を有する第1吹出部(43)と、
    前記ケーシング(40)の前記一側面(40c)の下側に設けられ、前記温度調整された空気を吹き出す複数の第2吹出口(45a)を有する第2吹出部(45)と、を備え、
    前記各第1吹出口(44a)から吹き出す空気の風速をV1とし、前記各第2吹出口(45a)から吹き出す空気の風速をV2としたときに、前記第1吹出部(43)及び前記第2吹出部(45)は、V1>V2の関係を満たすように構成され
    前記ケーシング(40)は、
    上方に配置される第1ケーシング部(41)と、
    前記第1ケーシング部(41)の下方に配置され、前記第1ケーシング部(41)の内部空間とは異なる内部空間を形成する第2ケーシング部(42)と、を有し、
    前記一側面(40c)は、前記第1ケーシング部(41)の第1側面(41c)と、前記第2ケーシング部(42)の第2側面(42c)と、から構成され、
    前記第1吹出部(43)は、前記第1側面(41c)に設けられ、
    前記第2吹出部(45)は、前記第2側面(42c)に設けられ、
    前記第1側面(41c)に対する複数の前記第1吹出口(44a)の開口率をA1とし、前記第2側面(42c)に対する複数の前記第2吹出口(45a)の開口率をA2としたときに、前記第1吹出部(43)及び前記第2吹出部(45)は、A1<A2の関係を満たすように構成されている、吹出口ユニット。
  2. 蒸気圧縮式の冷凍サイクルによって温度調整された空気を室内に供給する床置き型の吹出口ユニットであって、
    床面(9)に設置されるケーシング(40)と、
    前記ケーシング(40)の一側面(40c)の上側に設けられ、前記温度調整された空気を吹き出す複数の第1吹出口(44a)を有する第1吹出部(43)と、
    前記ケーシング(40)の前記一側面(40c)の下側に設けられ、前記温度調整された空気を吹き出す複数の第2吹出口(45a)を有する第2吹出部(45)と、を備え、
    前記各第1吹出口(44a)から吹き出す空気の風速をV1とし、前記各第2吹出口(45a)から吹き出す空気の風速をV2としたときに、前記第1吹出部(43)及び前記第2吹出部(45)は、V1>V2の関係を満たすように構成され、
    前記ケーシング(40)は、
    上方に配置される第1ケーシング部(41)と、
    前記第1ケーシング部(41)の下方に配置され、前記第1ケーシング部(41)の内部空間とは異なる内部空間を形成する第2ケーシング部(42)と、を有し、
    前記一側面(40c)は、前記第1ケーシング部(41)の第1側面(41c)と、前記第2ケーシング部(42)の第2側面(42c)と、から構成され、
    前記第1吹出部(43)は、前記第1側面(41c)に設けられ、
    前記第2吹出部(45)は、前記第2側面(42c)に設けられ、
    前記第1ケーシング部(41)は、前記温度調整された空気が流れる第1ダクト(15)を接続する第1接続口(41a)を有し、
    前記第2ケーシング部(42)は、前記温度調整された空気が流れる第2ダクト(16)を接続する第2接続口(42a)を有する、吹出口ユニット。
  3. 前記第2吹出部(45)は、複数の前記第2吹出口(45a)が形成された多孔板により構成されている、請求項1又は請求項2に記載の吹出口ユニット。
  4. 前記第1吹出部(43)は、前記第1吹出口(44a)を有する複数のノズル(44)により構成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吹出口ユニット。
  5. 前記ノズル(44)は、前記第1吹出口(44a)から吹き出される空気の風向を調整可能に構成されている、請求項に記載の吹出口ユニット。
  6. 前記第1吹出口(44a)の開口面積をS1とし、前記第2吹出口(45a)の開口面積をS2としたときに、前記第1吹出部(43)及び前記第2吹出部(45)は、S1>S2の関係を満たすように構成されている、請求項に記載の吹出口ユニット。
  7. 利用側熱交換器(31)、及び前記利用側熱交換器(31)に空気を供給する利用側ファン(32)を有する室内ユニット(3)と、
    前記利用側熱交換器(31)により熱交換されて温度調整された空気を室内に供給する請求項に記載された吹出口ユニット(4)と、
    前記第1ケーシング部(41)の前記第1接続口(41a)に接続され、前記温度調整された空気が流れる前記第1ダクト(15)と、
    前記第2ケーシング部(42)の前記第2接続口(42a)に接続され、前記温度調整された空気が流れる前記第2ダクト(16)と、を備える空気調和装置。
  8. 前記第1ダクト(15)を開閉するダンパ(21)をさらに備える請求項に記載の空気調和装置。
  9. 前記第1ケーシング部(41)は、第3接続口(41b)をさらに有し、
    前記第1ケーシング部(41)の前記第3接続口(41b)に接続され、空気が流れる第3ダクト(17)と、
    前記第3ダクト(17)を介して前記第1ケーシング部(41)に空気を供給するファン(53)を有するファンユニット(5)と、をさらに備える請求項又は請求項に記載の空気調和装置。
  10. 冷房運転及び暖房運転を選択的に実行するとともに、前記ダンパ(21)の開閉動作を制御する制御部(71)をさらに備え、
    前記制御部(71)は、暖房運転を実行するときに前記ダンパ(21)を閉動作させる、請求項に記載の空気調和装置。
  11. 前記第1ダクト(15)を開閉するダンパ(21)と、
    冷房運転及び暖房運転を選択的に実行するとともに、前記ダンパ(21)の開閉動作及び前記ファン(53)の駆動をそれぞれ制御する制御部(71)と、をさらに備え、
    前記制御部(71)は、暖房運転を実行するときに、前記ダンパ(21)を閉動作させるとともに、前記ファン(53)の駆動を禁止する、請求項に記載の空気調和装置。
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