JP7092067B2 - 電動送風機及びこの電動送風機を備えた電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機などの電気機器に用いられる電動送風機に関するものである。
整流子を介してロータを回転駆動させるブラシを備える電動送風機においては、整流子とブラシの摺動による発熱が大きく、発熱によるエネルギーのロスのため効率低下が発生する。そのため、整流子及びブラシを冷却し、電動送風機の効率低下を防ぐ手段が必要となる。冷却手段としては、遠心ファンによって外部の空気をフレーム内へ送り込む方法が一般的である。また、空気を整流子へ導くカバー体をフレーム内に設けることによって、空気を整流子へ集中して流し、より効果的に整流子及びブラシを冷却する方法(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2004-153892
しかし、特許文献1に記載の従来の電動送風機は、ブラシがブラシ保持器に覆われているため、空気により直接冷却可能となるのは整流子との摺動面にあたる先端部のみであり、ブラシの冷却には不十分である、という課題がある。
本発明は、整流子へ空気を導くことに加え、ブラシへも直接空気を導くことによって、十分な冷却を行うことを目的とする。
課題を解決する本発明の電動送風機は、回転可能に設けられたロータと、ロータ軸に取り付けられた整流子と、この整流子を介してロータ軸を回転駆動させる摺動接点としてのブラシと、ブラシが進退可能に挿入される略筒状のブラシスリーブと、ブラシ及びブラシスリーブをフレームへ固定するブラシホルダと、軸に取り付けられ軸の回転により外部の空気をフレーム内へ送出するブロワ部と、フレームの開口側に設けられたフランジ部と、フランジ部に設けられ、ブロワ部により送出される空気を排出する通気口Aと、を備え、ブラシホルダには、ブロワ部により送出され通気口Aから排出される空気をブラシへと導くバイパス風路が設けられ、ブラシスリーブの側面に設けられた通気口Bによって、ブラシホルダ内でブラシスリーブとバイパス風路が一体の風路として形成されるものである。
本発明によれば、ブロワ部により送出される空気は通気口からバイパス風路へ流れ、バイパス風路からはブラシスリーブ内へ流れ、ブラシスリーブとブラシの間を通過し、ブラシスリーブの整流子側端部から整流子へ向けて排出されるため、ブラシ及び整流子へ直接空気を導き、十分な冷却を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る電動送風機の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電動送風機の側面方向から見た断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電動送風機のモータ部を組み立てる前の状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブラシユニットの外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブラシユニットを組み立てる前の状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブラシユニットを側面方向から見た断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブラシユニットを整流子方向から見た際のブラシユニット整流子側端部の拡大図である。 本発明の実施の形態1及び実施の形態2に係る電動送風機のフレームを底部側から見た際の通気口Aの拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブロワ部をモータ部へ組み付ける前の状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電動送風機を側面方向から見た際の空気の流れを示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電動送風機のブラシユニットの外観斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る電動送風機のブラシユニットを組み立てる前の状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る電動送風機のブラシユニットを整流子方向から見た際のブラシユニット整流子側端部の拡大図である。
実施の形態1.
以下、図1から図10により本発明の実施の形態1の電動送風機の構成を説明する。
なお、それぞれの図において、同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する場合がある。
なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形、変更することが可能である。
図1は本発明の実施の形態1に係る電動送風機の外観斜視図、図2は本発明の実施の形態1に係る電動送風機の側面方向から見た断面図、図3は本発明の実施の形態1に係る電動送風機のモータ部を組み立てる前の状態を示す外観斜視図、図4は本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブラシユニットの外観斜視図、図5は本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブラシユニットを組み立てる前の状態を示す外観斜視図、図6は本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブラシユニットを側面方向から見た断面図、図7は本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブラシユニットを整流子方向から見た際のブラシユニット整流子側端部の拡大図、図8は本発明の実施の形態1及び実施の形態2に係る電動送風機のフレームを底部側から見た際の通気口Aの拡大図、図9は本発明の実施の形態1に係る電動送風機のブロワ部をモータ部へ組み付ける前の状態を示す外観斜視図、図10は本発明の実施の形態1に係る電動送風機を側面方向から見た際の空気の流れを示す断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態1の電動送風機100は整流子モータであり、モータ部101とブロワ部102から構成されている。
図3に示すように、モータ部102はロータ103とステータ104とフレーム10とブラシユニット105で構成されている。
フレーム10は電動送風機100の外郭の一部を形成する部材であり、例えばアルミ合金をプレス加工により形成したもので、一端側が開放している有底円筒状の胴部と、開放側に胴部より大径のフランジ部10aと、底部に胴部より小径のハウジング部A10bと、胴部筒側面に複数の排気口10cが形成される。フランジ部10aには、フレーム10の中心軸を対称に通気口A11が形成される。
ロータ103は、軸1とロータコア2とロータコイル3と整流子4と第1の軸受5と第2の軸受6で構成される。
ロータコア2はプレス加工により形成した複数の電磁鋼板を積層することで形成される。ロータコア2が備えるスロットにはロータコイル3が巻回される。ロータコア2の中心には軸1が取り付けられる。軸1には、軸1と同心となるように円柱状の整流子4が取り付けられ、整流子4とロータコイル3は電気的に接続される。軸1の整流子4側端部には第1の軸受5が取り付けられ、整流子4側端部の反対側には、後述するブロワ部102の構成部品であるファン22を取り付けるためのファン取付部1aを回避して第2の軸受6が取り付けられる。
第1の軸受5はハウジング部A10bに挿入される。第2の軸受6は、後述するブラケット19に形成されているハウジング部B19aに挿入される。これによりロータ103は、フレーム10内に両持ち固定される。
ブラケット19は、フレーム10と共にロータ103を両持ち固定する部材であり、例えばアルミ合金をプレス加工により形成したもので、フレーム10の開放側にまたがるブリッジ部19bと、ブリッジ部19bの全長より小径のハウジング部B19aが形成されている。ハウジング部B19bの先端部には開口があり、その開口をロータ103の軸1が貫通している。
ブラケット19に形成されているブリッジ部19bの両端は、フレーム10に形成されているフランジ部10aに例えばネジ止めにより取り付けられる。このとき、フレーム10に形成されるハウジング部A10bと、ブラケット19に形成されるハウジング部B19aは同心上に位置するよう固定され、ロータ103を両持ち固定する。
第1の軸受5とハウジング部A10bの底部との間にはウェーブワッシャ20及びクッション21が取り付けられる。第2の軸受6とハウジング部B19aは接着により取り付けられる。
ウェーブワッシャ20は円環状の押しバネであり、第1の軸受5の外輪と、第2の軸受6の内輪に、ブロワ部102方向への予圧を掛けるものである。ウェーブワッシャ20は、弾性変形した状態で取り付けられるようになっているため、その反発力が第1の軸受5の外輪をブロワ部102方向へ押すように働き、第1の軸受5の内輪と軸1を介して第2の軸受6の内輪をブロワ部102方向へ押すように反発力が働く。
第1の軸受5と第2の軸受6は玉軸受であり、予圧を掛けることで軸受の挙動が安定し、電動送風機100の回転が安定することで電動送風機100の長寿命化が図れる。
クッション21は例えばクロロプレンゴム等のゴム材で形成される円環状の部材であり、ウェーブワッシャ20の予圧を受けて、摩擦により第1の軸受5が電動送風機100の運転時にクリープすることを防止するためのものである。
ステータ104は、ステータコア7とステータコイル8と巻枠9で構成される。
ステータコア7はプレス加工により形成した複数の電磁鋼板を積層することで形成される。ステータコア7が備えるスロットには、絶縁部材からなる巻枠9を介してステータコイル8が巻回される。
ステータ104はフレーム10の内部空間において、ロータ103のロータコア2を取り囲むように配置される。ステータ104は、ロータ103に作用する磁力を発生させるためのものである。
フレーム10には、一対のブラシユニット105が例えばネジ止めにより取り付けられる。ブラシユニット105は整流子4に対して対称に取り付けられる。
図4から図7に示すように、ブラシユニット105は、ブラシ12とブラシスリーブ13と付勢手段15と通電端子16と導通手段17とブラシホルダ18で構成される。
ブラシ12は整流子4を介してロータ103を回転駆動させる摺動接点であり、カーボンに銀などの金属を混合させて形成される。ブラシスリーブ13はブラシ12が進退可能に挿入される略筒状であり、例えば金属板をプレス加工により形成される。付勢手段15はブラシ12を整流子4方向へ付勢する例えば圧縮バネである。付勢手段は圧縮バネを一例にしているが、ブラシ12を整流子に方向に付勢出来れば、他の板バネ等の弾性体であっても構わない。ブラシ12と通電端子16はピグテール等の導通手段17により接続され、電力が供給される。導通手段17は、ブラシ12と通電端子16を接続でき、ブラシが進退可能であればピグテール以外の導通手段であっても構わない。
ブラシ12、ブラシスリーブ13、付勢手段15、通電端子16、導通手段17はブラシホルダ18により一体に構成される。ブラシホルダ18は樹脂材料を射出成型して絶縁部材として形成される。
図5に示すように、ブラシホルダ18には挿入口18aが設けられており、挿入口18aにまずブラシスリーブ13が挿入され、続いて導通手段17により通電端子16と接続されたブラシ12が挿入される。このとき、付勢手段15はブラシ12と通電端子16の間に取り付けられている。最後に通電端子16が挿入口18aを覆い、挿入口18aは塞がれる。
図6に示すように、ブラシホルダ18にはバイパス風路18bが形成され、ブラシスリーブ13には通気口B13aが設けられ、通気口B13aによりブラシホルダ18内部でバイパス風路18bとブラシスリーブ13が一体の風路として形成される。バイパス風路18bは、前述したフレーム10のフランジ部10aに形成される通気口A11と接続される。
図5及び図7に示すように、ブラシスリーブ13の側面には、ブラシスリーブ13の長手方向にわたって外周方向へ突出する凸部13bが形成される。凸部13bにより、ブラシスリーブ13とブラシスリーブ13内に進退可能に挿入されるブラシ12の間に空隙14が形成される。
図7では、図7横方向2箇所に凸部13bが形成されているが、少なくともブラシスリーブ13の側面1箇所に凸部13bが形成されていればよく、図7縦方向への凸や縦横合計4箇所の凸でもよい。
バイパス風路18bには、後述するブロワ部102により送出される空気が通気口A11から流れ込む。通気口A11から流れ込んだ空気は、バイパス風路18bとブラシスリーブ13が一体として形成される風路を通過し、ブラシスリーブ13とブラシスリーブ13内に進退可能に挿入されるブラシ12の間に形成される空隙14を通過し、ブラシスリーブ13の整流子4側端部より送出される。このとき、挿入口18aは通電端子16により塞がれているため空気が送出されない。
このように、バイパス風路18bによって空気が直接ブラシ12へ導かれ空隙14を通過することにより、ブラシ12の十分な冷却を行うことができる。また、ブラシ12を冷却した空気がブラシスリーブ13の整流子4側端部より送出され直接整流子4へ導かれることにより、整流子4の冷却を満足に行うことができる。これにより、整流子4とブラシ12の摺動により生じる発熱を防止できる。
また、図7及び図8に示すように、通気口A11の風路断面積をSa、空隙14の風路断面積をSbとした場合、風路断面積の関係をSa>Sbとすることにより、空気の送出側が絞られ、空気の流速が上昇し、空気が直接整流子4へ導かれた際に、整流子4とブラシ12の摺動により生じるカーボン塵を整流子4から吹き飛ばすことができる。
図2及び図9に示すように、ブロワ部102はディフューザ23とファン22とファンカバー24で構成される。
ディフューザ23は、後述するファン22が発生させた送風の圧力を高め、安定させて効率よく送出するためのものである。ディフューザ23は樹脂材料を射出成型して形成される。ディフューザ23の中心部には開口があり、前述したブラケット19に形成されるハウジング部B19aが挿入され、ディフューザ23はブラケット19に例えばネジ止めにより取り付けられる。
ファン22は、ディフューザ23を貫通したロータ103の軸1に設けられたファン取付部1aに取り付けられる。このとき、ファン22はスペーサA25およびスペーサB26に挟まれ、ファン取付部1aの先端にはネジが切られており、ナット27で締め付けてファン22は軸1に固定される。ファン22はロータ103の回転により送風を発生させるものである。ファン22は、例えばアルミ合金をプレス加工により形成される。
ファンカバー24はフレーム10のフランジ部10aと組み合わされて送風経路を構成するケーシングであり、ファン22を覆うように取り付けられる。ファンカバー24は例えばアルミ合金をプレス加工により形成される。
図10に示すように、ファンカバー24には電動送風機100の空気を吸い込むための吸気口102aが設けられている。ロータ103の回転によりファン22が回転し、吸気口102aから空気が吸い込まれる。
吸気口102aから吸い込まれた空気はブロワ部102内で分岐する。一方はディフューザ23によりモータ部101内部へ導かれ、ロータコイル3及びステータコイル8を冷却し、排気口10cから電動送風機100外へ送出される。もう一方は、フレーム10のフランジ部10aに形成される通気口A11からブラシホルダ18に形成されるバイパス風路18bへ送出される。
前述したように、バイパス風路18bへ送出された空気は直接ブラシ12へ導かれ空隙14を通過することによりブラシ12を冷却し、ブラシスリーブ13の整流子4側端部より送出され直接整流子4へ導かれることにより整流子4を冷却し、排気口10cから電動送風機100外へ送出される。
実施の形態2.
以下、図8及び図11から図13により本発明の実施の形態2の電動送風機について、実施の形態1との相違点を中心にその構成を説明する。
なお、それぞれの図において、同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する場合がある。
なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形、変更することが可能である。
図8は本発明の実施の形態1及び実施の形態2に係る電動送風機のフレームを底部側から見た際の通気口Aの拡大図、図11は本発明の実施の形態2に係る電動送風機のブラシユニットの外観斜視図、図12は本発明の実施の形態2に係る電動送風機のブラシユニットを組み立てる前の状態を示す外観斜視図、図13は本発明の実施の形態2に係る電動送風機のブラシユニットを整流子方向から見た際のブラシユニット整流子側端部の拡大図である。
図11から図13に示すように、本発明の実施の形態2の電動送風機100を構成するブラシユニット105を構成するブラシスリーブ13には凸部13bが形成されていない。その代わりとして、ブラシスリーブ13内に進退可能に挿入されるブラシ12の側面には、ブラシ の長手方向にわたって内周方向への凹部12aが形成される。凹部12aにより、ブラシスリーブ13とブラシスリーブ13内に進退可能に挿入されるブラシ12の間に空隙14が形成される。
図13では、図13横方向2箇所に凹部12aが形成されているが、少なくともブラシ12の側面1箇所に凹部12aが形成されていればよく、図13縦方向への凹や縦横合計4箇所の凹でもよい。
通気口A11からバイパス風路18bへ流れ込んだ空気は、バイパス風路18bとブラシスリーブ13が一体として形成される風路を通過し、ブラシスリーブ13とブラシスリーブ13内に進退可能に挿入されるブラシ12の間に形成される空隙14を通過し、ブラシスリーブ13の整流子4側端部より送出される。
このように、バイパス風路18bによって空気が直接ブラシ12へ導かれ空隙14を通過することにより、ブラシ12の十分な冷却を行うことができる。また、ブラシ12を冷却した空気がブラシスリーブ13の整流子4側端部より送出され直接整流子4へ導かれることにより、整流子4の冷却を満足に行うことができる。これにより、整流子4とブラシ12の摺動により生じる発熱を防止できる。
また、図8及び図13に示すように、通気口A11の風路断面積をSa、空隙14の風路断面積をSbとした場合、風路断面積の関係をSa>Sbとすることにより、空気の送出側が絞られ、空気の流速が上昇し、空気が直接整流子4へ導かれた際に、整流子4とブラシ12の摺動により生じるカーボン塵を整流子4から吹き飛ばすことができる。
ブラシ12の側面に凹部12aを形成することによって、ブラシスリーブ13の側面に凸部13bを形成する場合と同様に、ブラシ12とブラシスリーブ13の間に空隙14を形成することができる。また、ブラシ12の内周方向への凹部12aを形成することによってブラシ12の表面積を拡大し、ブラシ12と空気の接触面積を拡大することによって、ブラシ12の十分な冷却を行うことができる。
以上説明した実施の形態1または実施の形態2における電動送風機100は、電動送風機100を駆動源として使用する電気機器に搭載できる。駆動源である電動送風機100の発熱によるエネルギーのロスは電気機器の効率低下に直結するため、整流子4とブラシ12の摺動により生じる発熱を十分に冷却し、発熱によるエネルギーのロスのための効率低下を防止できる電動送風機100を搭載することで、電気機器の効率低下を防止できる。電気機器とは、電気掃除機、ハンドドライヤー、送気マスクなどである。
100:電動送風機 101:モータ部 102:ブロワ部 102a:吸気口
103:ロータ 104:ステータ 105:ブラシユニット
1:軸 1a:ファン取付部 2:ロータコア 3:ロータコイル 4:整流子
5:第1の軸受 6:第2の軸受 7:ステータコア 8:ステータコイル
9:巻枠 10:フレーム 10a:フランジ部 10b:ハウジング部A
10c:排気口 11:通気口A 12:ブラシ 12a:凹部
13:ブラシスリーブ 13a:通気口B 13b:凸部 14:空隙
15:付勢手段 16:通電端子 17:導通手段 18:ブラシホルダ
18a:挿入口 18b:バイパス風路 19:ブラケット
19a:ハウジング部B 19b:ブリッジ部 20:ウェーブワッシャ
21:クッション 22:ファン 23:ディフューザ 24:ファンカバー
25:スペーサA 26:スペーサB 27:ナット

Claims (8)

  1. 回転可能に設けられたロータの軸に取り付けられた整流子と、
    前記整流子に対して対称に取り付けられる一対のブラシユニットと、
    前記軸に取り付けられ前記軸の回転により外部の空気をフレーム内へ送出するブロワ部と、
    前記フレームの開口側に設けられたフランジ部と、
    前記フランジ部に設けられ、前記ブロワ部により送出される空気を排出する通気口Aと、
    を備え、
    前記ブラシユニットは、
    前記整流子を介して前記軸を回転駆動させる摺動接点としてのブラシと、
    前記ブラシが進退可能に挿入される略筒状のブラシスリーブと、
    前記ブラシを前記整流子方向へ付勢する付勢手段と、
    前記ブラシと通電端子を接続し電力を供給する導通手段と、
    前記ブラシ及び前記ブラシスリーブ及び前記付勢手段及び前記通電端子及び前記導通手段を一体として構成し前記フレームへ固定するブラシホルダと、
    を備え、
    前記ブラシホルダには、前記通気口Aに接続され、前記ブロワ部により送出され前記通気口Aから排出される空気を前記ブラシへと導くバイパス風路が形成され、
    前記ブラシスリーブの側面に設けられた通気口Bによって、前記ブラシホルダ内部で前記バイパス風路と前記ブラシスリーブが一体の風路として形成される電動送風機。
  2. 前記ブラシホルダには前記ブラシ及び前記ブラシスリーブ及び前記付勢手段及び前記通電端子及び前記導通手段を挿入する挿入口が設けられ、前記通電端子により前記挿入口が塞がれる請求項1に記載の電動送風機。
  3. 前記ブラシスリーブの少なくとも1箇所の側面には、前記ブラシスリーブの長手方向にわたって外周方向へ突出する凸部が形成される請求項1あるいは請求項2に記載の電動送風機。
  4. 前記凸部により、前記ブラシと前記ブラシスリーブの間に空隙が形成される請求項3に記載の電動送風機。
  5. 前記ブラシの少なくとも1箇所の側面には、前記ブラシの長手方向にわたって内周方向への凹部が形成される請求項1あるいは請求項2に記載の電動送風機。
  6. 前記凹部により、前記ブラシと前記ブラシスリーブの間に空隙が形成される請求項5に記載の電動送風機。
  7. 前記通気口Aの風路断面積Saと前記空隙の風路断面積SbにSa>Sbの関係がある請求項4あるいは請求項6に記載の電動送風機。
  8. 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の電動送風機を備えた電気機器。
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