JP7091194B2 - 送風装置 - Google Patents
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本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本実施形態の天井への取り付け状態の送風装置1を斜め下方から見た場合の斜視図である。図2は、図1に示した送風装置1の下面図である。図3は、図1に示した送風装置1の正面図である。図4は、図1に示した送風装置1の図2におけるA-A断面図である。
図1から図4に示すように、送風装置1は、天井取付型であり、天井パネル2の下面に露出するシーリングローゼット51(図12参照)に取り付けられる。具体的には、送風装置1は、天井取付板21、接続アダプタ22および送風装置本体部23を有する。接続アダプタ22はシーリングローゼット51の真下に取り付けられ、送風装置1は、接続アダプタ22を介してシーリングローゼット51から電力供給を受ける。
図4に示すように、送風装置本体部23は、天井取付板21の下に上部筐体部31を有し、上部筐体部31の下に空気取込部32を有し、空気取込部32の下に照明部33および斜流ファン34を有している。
上部筐体部31は、円形の容器形状を有し、鍔状を有する上縁の周縁部の例えば4個所がねじによって天井取付板21に固定されている。上部筐体部31の内部における下部の中央部、すなわち接続アダプタ22の真下の位置には、駆動軸35aを下方、すなわち空気取込部32の内部へ突出させた状態にてファンモータ35が設けられている。ファンモータ35の上には電源基板36が設けられている。電源基板36は、照明部33およびファンモータ35の電源部として機能し、交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換部(図示せず)を備えている。
空気取込部32は、外周部が円筒形状であり、上面が閉じた状態、かつ下面が開放した状態である。空気取込部32の外周部の全周(360°)は、空気の吸込み口43となっており、内部は斜流ファン34への空気通路となっている。したがって、送風装置1は、空気の吸込み方向が横方向となっている。空気取込部32の内部の上壁には例えばイオン発生装置37が2個設けられている。イオン発生装置37は、イオンを発生し、発生したイオンを空気取込部32の内部を流れる空気に与える。
照明部33は、照明基板40と照明カバー41とを備えている。照明基板40は、光源である例えばLED54が多数設けられ、ドーナツ板形状を有している。照明基板40は金属製の放熱板53の下面に取り付けられている。放熱板53は照明基板40と同様、ドーナツ板形状を有している。放熱板53の上面は、吸込み口43への空気の通路に存在する。
斜流ファン34は、空気取込部32の下部から照明部33の中央の空間部にかけて位置しており、ファンモータ35の駆動軸35aに取り付けられ、ファンキャップ45にて駆動軸35aに固定されている。斜流ファン34は、最外周に位置する外周端縁部34aが斜流ファン34の軸方向に延びており、この外周端縁部34aは、吸込み口43よりも下方に位置している。斜流ファン34は、軸方向に対して斜めに風を吹き出すファンであり、ファンモータ35に駆動されて回転し、図4に矢印にて示すように斜め下方へ風を吹き出す。
送風装置本体部23は、斜流ファン34の下、すなわち下面に円板形状のカバー部材42を有している。カバー部材42の外周部と照明部33の照明カバー41との間は、空気の吹出し口44となっている。
上記の構成において、送風装置1が動作すると、ファンモータ35に駆動されて斜流ファン34が回転し、イオン発生装置37がイオンを発生する。斜流ファン34が回転すると、吸込み口43の周りの空気が吸込み口43から空気取込部32の内部へ取り込まれる。この場合、吸込み口43の周りから吸込み口43へ向かう空気の流れは横方向となり、照明部33の照明基板40が取り付けられている放熱板53上を通過する。
本実施形態の送風装置1では、斜流ファン34を備え、空気取込部32に取り込んだ空気を斜流ファン34により直接に斜め下方へ吹き出すようになっている。これにより、送風装置1は、送風装置1の真下方向へ集中的に風を吹き出すことがなく、送風装置1の下方に居る人に不快感を与えることがない。また、送風装置1は、風を吹き出す場合の圧損が少なく、効率よく風を吹き出すことができる。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図5から図11、特に図9および図11に示すように、本実施形態において、送風装置1は、送風装置本体部23からカバー部材42とともにエアーフィルタ38およびフィルタ保持部材39を取り外し可能となっている。
図11に示すように、カバー部材42に設けられた脚部材46の上面には、フィルタ保持部材39の外周部からはみ出した部分が存在し、その部分には、磁石47が取り付けられている。これに対応して、図6に示すように、カバー部材42およびフィルタ保持部材39を送風装置本体部23に装着した場合に、上記磁石47と対向する送風装置本体部23の位置には、磁性体からなる磁石吸着部48が設けられている。これにより、カバー部材42およびフィルタ保持部材39を送風装置本体部23に装着した場合に、カバー部材42およびフィルタ保持部材39を容易に固定することができる。すなわち、カバー部材42およびフィルタ保持部材39は、送風装置本体部23に対して容易に着脱することができる。
図12は、シーリングローゼット51に対する天井取付板21の取り付け作業を示す斜視図である。図13は、天井取付板21に対する送風装置本体部23の取り付け作業を示す斜視図である。図14は、天井への送風装置1の取り付け完了状態を示す縦断面図である。
本実施形態の送風装置1では、送風装置本体部23からカバー部材42を取り外した場合に、同時にフィルタ保持部材39およびエアーフィルタ38を取り外すことができる。すなわち、エアーフィルタ38を取り外す場合にはカバー部材42を取り外せばよい。これにより、例えばエアーフィルタ38を洗浄する場合のエアーフィルタ38の取り外しを容易に行うことができる。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。以上の実施形態に示した送風装置1は、イオン発生装置37を備え、イオン発生装置37が発生するイオンを含む風を斜流ファン34によって吹出し口44から室内へ吹き出す構成とした。しかしながら、送風装置1は、イオン発生装置37を備えることが必須ではなく、イオン発生装置37を備えていない構成であってもよい。なお、エアーフィルタ38は脱臭フィルタに限定されず、その他の集塵フィルタやHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)であってもよい。
本発明の態様1に係る送風装置は、回転するファンを内部に有し、前記ファンの回転により吸込み口から吸い込んだ空気を吹出し口から吹き出す天井設置型の送風装置において、前記吸込み口を側面に有し、前記ファンは斜流ファンであり、前記斜流ファンの回転により前記吹出し口から空気を斜め下方へ吹き出す。
2 天井パネル
21 天井取付板
23 送風装置本体部
31 上部筐体部
32 空気取込部
33 照明部
34 斜流ファン
34a 外周端縁部
35 ファンモータ
37 イオン発生装置
38 エアーフィルタ
39 フィルタ保持部材
40 照明基板
41 照明カバー
41a 内周面
42 カバー部材
43 吸込み口
44 吹出し口
47 磁石
48 磁石吸着部
49 ねじ
51 シーリングローゼット
53 放熱板
Claims (3)
- 回転するファンを内部に有し、前記ファンの回転により吸込み口から吸い込んだ空気を吹出し口から吹き出す天井設置型の送風装置において、
前記吸込み口を側面に有し、
前記ファンは斜流ファンであり、前記斜流ファンの回転により前記吹出し口から空気を斜め下方へ吹き出し、
前記斜流ファンの周りに照明部が設けられ、
前記照明部は下面に光源が設けられた照明基板を上部に有し、
前記照明基板は放熱板の下面に取り付けられ、
前記放熱板の上面が前記吸込み口への空気の通路に存在し、
前記照明部は、前記照明基板の下面側を覆いかつ下方へ凸状の照明カバーを有し、
前記照明カバーは前記吹出し口に面する側面を有し、
前記側面は前記斜流ファンによる空気の吹き出し方向に沿って斜めに傾斜していることを特徴とする送風装置。 - 下面にカバー部材を有し、
前記カバー部材の周りに前記吹出し口を有し、
前記カバー部材の上に、エアーフィルタを保持するためのフィルタ保持部材が設けられ、
前記カバー部材および前記フィルタ保持部材は、同時に着脱可能であり、装着状態では前記フィルタ保持部材に保持された前記エアーフィルタが前記吸込み口の内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。 - 前記斜流ファンの外周端縁部は、前記吸込み口よりも下に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載の送風装置。
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JP2018161667A JP7091194B2 (ja) | 2018-08-30 | 2018-08-30 | 送風装置 |
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Family Applications (1)
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- 2018-08-30 JP JP2018161667A patent/JP7091194B2/ja active Active
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