JP7090138B2 - 腕構造及び人型玩具 - Google Patents

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本発明は、玩具の腕構造に関する。
ユーザが部位別のパーツを組み付けて完成させ、様々なポーズを取らせて遊ぶことのできる玩具が知られている。例えば、特許文献1には、脚部を連結するボールジョイント(人体で言うところの大腿関節に相当)を腰部内の側部に固定された前後方向軸で揺動可能に支持する構造とし、左右のボールジョイントの間隔を変更することで直立姿勢とダイナミックな開脚姿勢とを両立させることのできる人型玩具の構成が開示されている。
特開2009-34232号公報
さて、玩具のデザインのテーマの1つとして、マンガやテレビアニメに登場する大型人型ロボットがある。人型ロボットとしてデザインされた人型玩具では、主に装甲に覆われた西洋の騎士をモチーフとしたようなデザインが採用されることが多い。その場合、筋骨隆々とした躯体がその中に隠されているかのような流麗で力強いフォルムとしてデザインされる。例えば、腕や脚部は、力強さを強調するように人で言う所の筋肉が盛り上がっているような輪郭を有する。
そして、ユーザは、そうした人型玩具を購入すると、是非ともマンガやテレビアニメで登場する「決めポーズ」や「見栄切りポーズ」をさせてみたいと思うものである。例えば、出撃前のハンガー(人型ロボットの駐機場)にて、ライフル銃のような長物の装備を、腕と当該装備の長手方向が沿う姿勢で片手で保持して仁王立ちする「出撃前ポーズ」もその1つと言える。
ところが、人型玩具の造形は、原作の戦闘ロボットのデザインを忠実に再現するがゆえに可動部位の可動に不自由が生じ易かった。
例えば、ハンド部(手首から先の部分の意)の部品に着目すると、手首の可動箇所が少なく、手首の可動範囲にも限界があった。そのため、例えば、仁王立ちの決めポーズを実現すべく、ライフル銃の長手方向を腕の方向に沿わせて装備させようとしても、銃床部分が前腕部に干渉してしまい、ハンド部にライフル銃を装備させることができないと言った事態が起こっていた。
こうした出撃前ポーズのような特定の決めポーズが再現できないと言った課題は、人型玩具に限定されるものではなく、玩具全体のデザインが人型であっても、人形以外であっても同様である。例えば、動物や、昆虫、想像上の生物、ロボット、乗り物などであっても、腕構造を有するデザインであれば同様であった。
本発明は、腕構造を有する玩具において、特定の装備品を腕構造に装着した特定のポーズを再現することができる技術を提供することを主な課題として考案されたものである。
本発明の態様は、ハンド部の全長より長い装備品を持つように装着可能な前記ハンド部と、前記ハンド部を支持する支持部を有する前腕部であって、前記支持部を、第1位置と、前記装備品を前記ハンド部に装着した場合に、前記第1位置に比べて前記装備品と前記前腕部との干渉を低減することができる第2位置とに変更可能な前腕部と、を備えた玩具の腕構造である。また、本発明の態様は、玩具本体に接続可能な腕構造であって、ハンド部の全長より長い装備品を持つように装着可能な前記ハンド部と、前記ハンド部を支持する支持部と前記支持部を揺動可能に支持する枢支部とを有する前腕部と、を備え、前記支持部は、前記支持部の中心軸より前記玩具本体に近い位置で揺動可能に前記枢支部に支持されており、前記支持部を、第1位置と、前記装備品を前記ハンド部に装着した場合に、前記第1位置に比べて前記装備品と前記前腕部との干渉を低減することができる第2位置とに変更可能である玩具の腕構造である。
前記前腕部は、前記支持部を支持し、前記前腕部の長さを変更可能なスライダ部を有し、前記第2位置は、前記スライダ部をスライドさせることで前記第1位置に比べて前記前腕部の長さを長くした位置である、としても良い。
また、一端側が前記ハンド部と接続するジョイント構造を有し、他端側が前記支持部と接続するジョイント構造を有することで、前記支持部に対して前記ハンド部の角度及び姿勢を変更可能に接続するリンク部、を更に備える、としても良い。
また、前記前腕部は、前記スライダ部のスライド位置をロックするロック部を有する、としても良い。
また、前記ロック部は、前記前腕部の外装部に設けられている、としても良い。
また、前記前腕部は、前記支持部の支持角度を変更することで直線状形態と屈曲状形態とに変更可能に有しており、前記第1位置は、前記直線状形態とした位置であり、前記第2位置は、前記屈曲状形態とした位置である、としても良い。
また、前記装備品は、銃床を有する銃器を模した部品である、としても良い。
また、上述した腕構造を有する人型玩具を構成することもできる。
本実施形態の人型玩具の前面外観図(正面外観図)。 従来の人型玩具の問題を説明するための図。 従来の人型玩具の問題を説明するための図。 腕構造の構造を簡略表記した図。 支持部の位置を変更する手順を説明するための図。 支持部の位置違いによる特定装備品の装着状態を比較する図。 人型玩具における腕構造の詳細な構成例を示す正面図であって、支持部が第2位置に移動された状態を示す図。 図7の状態からロック操作用可動外装部と、固定外装部とを取り外した状態を示す図。 図8の状態から前腕基部の手前側のピースを取り外した状態を示す図。 ロック操作用可動外装部と連結部との構成例を示す正面図。 スライダ部(枢支部と支持部)の構成例を示す正面図。 スライダ部(枢支部と支持部)の構成例を示す斜視図。 人型玩具に出撃前ポーズをさせた正面図。 ハンド部の変形例を示す斜視図。 図14のハンド部を用いた場合の支持部が第2位置に移動された状態を示す図。
図1は、本発明を適用した実施形態の一例である人型玩具の前面外観図(正面外観図)である。なお、理解を容易にするために一部はシルエットで表している。なお、図中の矢印による方向表記は、人型玩具2にとっての前後左右を示している。
人型玩具2は、テレビアニメやマンガが原作の人型ロボットを模したデザインを有し、部位別のパーツを組み付けて作られる玩具である。人型玩具2は、装甲に覆われた西洋の騎士をモチーフとしたようなデザインを有し、腕構造3や脚構造は、まるで筋骨隆々とした躯体がその中に隠されているかのような流麗で力強いフォルムを有している。更に細部に着目すれば、太い実線で輪郭を示した腕構造3は、上腕部4と、前腕部5と、ハンド部6(手首より先のモノを把持する部位の意)と、を有する。直立時に前腕部5の胴体に対向する部位は、人で言う所の筋肉が盛り上がっているかのようなデザインが施され、通常の人の前腕部よりもひときわ太く表現されている。
ハンド部6は、手首可動部を実現するボールジョイントのスタッド61を有する握りこぶし形状の一体成形品とされる。ハンド部6には、5本指のフォルムが形成されているが、それらは可動できない。ハンド部6には、装備品(人型玩具2の本体とは別に用意される部品;着せ替え要素として用意されている部品)を持つように装着可能とするために、当該装備品の凸部を挿入・嵌着させるための断面が多角形状(例えば、挿入方向から見て矩形)の装着凹部62が設けられている。
装備品には、ライフル銃やバズーカ砲等の長身の武器を模したデザインの特定装備品7が含まれる。図1で示している特定装備品7は、全体デザインを理解し易いように、意図的に側面図として記している。
特定装備品7の全長は少なくともハンド部6の全長より長く、装着凹部62へ挿入される銃把71よりも後方に銃床72を有する。人型玩具2がモデルとなった人型ロボットが登場する原作では、出撃前のハンガーにて、この特定装備品7を右手で片手保持して仁王立ちの決めポーズ、いわゆる出撃前ポーズで待機しており、雄々しいBGMとともに格好良く出撃するシーンが幾度も描かれる。人型玩具2のユーザにとってみれば、これを飾る際にはその出撃前ポーズをさせたくなる。
しかし、従来の人型玩具の腕構造では、特定装備品7のようは長身部品をハンド部6に持たせるように装着し、出撃前ポーズをさせようとしても実現できない。
図2は、人型玩具2を用いて従来の人型玩具の問題を説明するための右腕の正面図である。図3は、図2の右腕を正面向かって右側から見た側面図である。
なお、本実施形態の人型玩具2の左右の腕構造3は左右対称なので、以降の説明では、右腕の腕構造3を代表にして説明し、左腕についての図示や説明を省略する。
図2の正面図だけでは分かり難いが、図3を参考にすると分かるように、従来の人型玩具では、腕構造部3の手前側から、特定装備品7の銃把71をハンド部6に装着しようとしても、近づけることができない。図3にて一点鎖線で示すように、原作通りの出撃前ポーズをさせるためには、腕構造3を特定装備品7の長手方向に沿って伸ばした状態とし、且つ、特定装備品7の銃把71をハンド部6の装着凹部62に装着し、且つ、銃床72を前腕部5の内側(胴体側)に位置させなければならない。
しかし、従来の人型玩具では、干渉箇所が発生してしまい、原作通りの出撃前ポーズをさせることができない。具体的には、例えば、特定装備品7の長手方向に沿って腕構造3を伸ばした姿勢を先に作り、その姿勢のままハンド部6に特定装備品7の銃把71を装着しようとするとする。腕構造3を伸ばした姿勢とするために、ボールジョイント60のスタッド61を支点にハンド部6を外側に回転させるが、図2の白抜き矢印で示したように、ハンド部6は外装パーツに接触するため、その回転には限界がある。また、その姿勢のままハンド部6に特定装備品7の銃把71を装着しようとすると、図2、図3の網掛け矢印で示すように、銃床72の下端が前腕部5の正面側に干渉し、装着できない。
では、出撃前ポーズを実現できる本実施形態の腕構造3について説明する。
図4は、本実施形態の腕構造3の構造を簡略表記した図であって、一部を断面で表示している。本実施形態の腕構造3の前腕部5は、ハンド部6をボールジョイントで接続する支持部11と、支持部11を揺動可能に枢支する枢支部12と、枢支部12をスライド可能に支持する前腕基部14と、を有する。そして、前腕部5の外側は、これらの少なくとも一部を覆う外装部16で覆われる。
前腕基部14は、一端側(図4で言うところの上端側)に上腕部4との連結構造部を有し、他端側(図4で言うところの下端側)にて枢支部12を、スライド機構部20を介して支持している。
スライド機構部20は、前腕基部14に設けられた前腕部5の長手方向に沿ったスライドガイド21と、枢支部12の一端側(図4で言うところの上端側)に突設されたスライドピン22との係合によって実現される。
一方、枢支部12の他端側(図4で言うところの下端側)では、揺動機構部30を介して支持部11が揺動可能に支持されている。
揺動機構部30は、枢支部12に突設された揺動軸31が、支持部11の一端側(図4で言うところの上端側)に設けられた軸孔32に嵌合することで実現され、支持部11を腕構造3の内外方向(人型玩具2の胴部から離れる方向;図4の左右方向)に揺動可能に支持している。なお、揺動軸31と軸孔32とは揺動された姿勢が維持される適度な嵌め合い関係に設定されているものとする。
また、支持部11の他端側(図4で言うところの下端側)には、ハンド部6のスタッド61と嵌合するソケット63が設けられている。つまり、支持部11と枢支部12とはボールジョイント60により接続されている。
支持部11と枢支部12は、ハンド部6を支持しつつ前腕基部14に対して一体的にスライドするスライダ部10を構成し、前腕部5の長さが変更可能になっている。そして、支持部11が枢支部12に対して揺動することで、前腕部5は、支持部11の支持角度を変更して直線状形態と屈曲状形態とに変更可能になっている。
また、前腕部5は、スライダ部10のスライド位置をロックするロック部40を有する。ロック部40は、枢支部12に突設されたロックピン43と、外装部16に設けられた第1ロックホールと41又は第2ロックホール42との係合によって実現される。
第1ロックホール41は、枢支部12が前腕基部14に寄せられた状態、すなわち前腕部5が最も短くなっている状態で、ロックピン43と嵌合する位置に設けられている。第2ロックホール42は、枢支部12が前腕基部14から最も離れた状態、すなわち前腕部5が最も長くなっている状態で、ロックピン43と嵌合する位置に設けられている。
図5は、支持部11の位置を変更する手順を説明するための図である。人型玩具2に特定装備品7を装着するには、図5(1)→図5(2)→図5(3)→図5(4)の順に操作する。
具体的には、特定装備品7を装着しない状態では、図5(1)に示すように支持部11は「第1位置」にある。この時、前腕部5は、最も短く且つ直線状形態にある。そして、特定装備品7を装着するために、先ず外装部16をずらす又は外すことで、第1ロックホール41とロックピン43との係合を解除してロック部40を解除する。これにより、スライド機構部20が可動となる。
次に、図5(2)に示すように、枢支部12を前腕基部14から引き出して、前腕部5を最も長い状態にする。続いて、図5(3)に示すように、支持部11を枢支部12に対して、前腕部5の内側方向へ揺動させる。これにより前腕部5は、最も長く且つ屈曲状形態となり、支持部11は、特定装備品7をハンド部6に装着した場合に特定装備品7が第1位置に比べて前腕部5と干渉しない位置となる第2位置へ、移動されたことになる。第2位置は、特定装備品7が第1位置に比べて前腕部5と干渉しにくい位置であり、第1位置に比べて特定装備品7と前腕部5との干渉を低減することができる位置、ということもできる。
そして、最後にずらす又は外されていた外装部16を元の位置に戻すと、第2ロックホール42とロックピン43とが嵌合してロック部40が施錠され、スライド機構部20が動かなくなる。これにより、人型玩具2を逆さまにしたり腕構造3の姿勢を変えたりしても、特定装備品7の重量等により意図せずに前腕部5が短くなることはない。
図6は、支持部11の位置違いによる特定装備品7の装着状態を比較する図である。図6の左側が支持部11が第1位置にある状態、図6の右側が支持部11が第2位置にある状態を示している。支持部11が第1位置に有る状態では、ハンド部6の角度(手首の角度)をボールジョイント60(図4参照)で可能な限り調整したとしても、特定装備品7の銃床72が前腕部5と干渉することは避けられず、原作の出撃前ポーズを再現できない。しかし、支持部11を第2位置に移動させると、原作の出撃前ポーズを再現できる。
特定装備品7以外の装備品(例えば、装着凹部62に装着する部位が末端部にある装備品(例えば、ビームサーベルや剣、等)や、銃把より後方部位が無い又は短い拳銃等の装備品、など)を装備させる場合、支持部11を第2位置から第1位置へ戻せば良い。
なお、支持部11を第2位置から第1位置へ戻すには、図5を参照して上述した説明の逆順で操作を行えば良い。
次に、より具体的な構成について説明する。
図7は、本実施形態の人型玩具2における腕構造3の詳細な構成例を示す正面図であって、支持部11が第2位置に移動された状態を示している。なお、構造の理解を容易とすべく一部の部品の図示を省略している。
人型玩具2の前腕部5の外装部16は、ロック操作用可動外装部16aと、固定外装部16bとで構成され、主に腕の外側(図7で言う所の左側)を覆うようにデザインされている。ロック操作用可動外装部16aは腕の外側に凸をなした1部品であるが、固定外装部16bは、前後2ピース(図7の手前側パーツと奥側パーツの2分割構成の意)で構成される。
前腕基部14は、前後2ピース(14f、14r)で構成され、前後を合わせると内部にスライドガイド21(図4参照)等を備えた略筒状体を成す。
図8は、本実施形態の人型玩具2における腕構造3の構成例を示す正面図であって、ロック操作用可動外装部16aと固定外装部16bとを取り外した状態を示している。図9は、更に前腕基部14の手前側のピースを取り外した状態を示す図である。
ロック操作用可動外装部16aは、連結部16cを有しており、完成状態の人型玩具2では、ロック操作用可動外装部16aと連結部16cとが連結固定され一体の部品として機能する。
図10は、ロック操作用可動外装部16aと連結部16cとの構成例を示す正面図である。連結部16cは、ロック操作用可動外装部16aとスライダ部10とを係合させる部品であって、正面側と背面側には、それぞれスライドピン17とスライド板18とが突設されている。スライドピン17とスライド板18は、それぞれスライダ部10のスライド方向と交差する方向に沿って開けられたガイド孔47、ガイド溝48とそれぞれ遊嵌するように組み立てられる(図8、図9参照)。これにより、ロック操作用可動外装部16aが前腕部5から外側方向(図8、図9に向かって左側)へロック部40の施錠/解錠操作のためにスライドできるようになっているが、前腕部5からは基本的に外れないようになっている。
また、連結部16cが枢支部12と対向する対向面には、第1ロックホール41と第2ロックホール42とが凹設されている。
図11は、スライダ部10(枢支部12と支持部11)の構成例を示す正面図である。図12は、同斜視図である。
図13は、人型玩具2に出撃前ポーズをさせた正面図である。左右の腕構造3はどちらも上述した本実施形態の構成が適用されている。図13では、右腕の腕構造3の支持部11を第2位置に変更して特定装備品7を装備させている。左の腕構造3の支持部11は第1位置のままである。
以上、本実施形態によれば、腕構造を有する玩具において、原作デザインの再現の破綻を招かずに、特定装備品の部品を用いた原作通りの装備状態を再現できる。より具体的には、前腕相当部位の内側に沿わせようにして装備される比較的長身の特定装備品を、当該装備品の長手方向を腕に沿わせて装備させるポーズを再現できる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は上記の例に限るものでは無く、発明の要旨を変更しない限りにおいて適宜構成要素の追加・省略・変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、玩具の例として人型玩具を挙げたが、人型に限らず、動物、鳥類、昆虫、甲殻類など、腕構造に相当する部位を有する玩具であれば、本発明を適用することができる。その際、上記実施形態における腕構造に相当する部位の呼称は、腕でなくとも良い。例えば、脚、触手、尾、マニピュレータ、などであってもよい。加えて、その際、ハンド部6のデザインも、装備品を装着できるのであれば5指を有しないデザインであってもよい。
また、特定装備品7としてライフル銃を例示したが、装備品としてのデザインは銃器に限らず適宜設定可能である。
また、スライド機構部20(図4参照)は、ピントガイドを用いた直動機構として例示したが、前腕基部14と外装部16とで作られる筒状の外皮構造から、支持部11を突出/収容させて移動させることができるのであれば、他の構造に置き換えることもできる。例えば、蛇腹構造、ネジ構造、などにより置き換えても良い。
また、ハンド部6を、握りこぶし形状の一体成形品として説明したが、幾つか可動部を設けるとしてもよい。例えば、指の関節構造を備えた5本の指を有するハンド部としてもよい。
また例えば、図14に示すハンド部6Bのように、装着凹部62を有する基部パーツ6Ba(5指及び掌部分相当)と、ボールジョイントのスタッド61を有するリンク部6Bb(手首部分相当)との2ピース構造としても良い。
リンク部6Bbは、ロッド部66の一端側にハンド部60の基部パーツ6Baと接続するジョイント構造であるジョイント筒部65を有し、他端側にスタッド61(支持部11(図4参照)と接続するジョイント構造)を有する。ジョイント筒部65は、基部パーツ6Baのジョイント軸64と嵌合されて、揺動可能にジョイントされる。揺動軸は図14中の一点鎖線で示す。
これにより、支持部11に対してハンド部6Bの角度及び姿勢が変更可能となる。すなわち、ハンド部6Bは、リンク部6Bbを基準として、基部パーツ6Baを掌方向又はその逆方向に回動可能となる。
図15は、ハンド部6Bを用いた人型玩具2における腕構造3の詳細な構成例を示す正面図であって、支持部11が第2位置に移動された状態を示している。支持部11に対してハンド部6Bの角度及び姿勢が変更可能となったことで、ロッド部66を上記実施形態よりも短く設定しても、或いは支持部11におけるスタッド61の位置をより胴体側に設定しても、ハンド部6Bを特定装備品7を装備させるのに好適な位置と姿勢にすることができる。つまり、人型玩具2に原作通りの出撃前ポーズをさせることができる。
2…人型玩具
3…腕構造
4…上腕部
5…前腕部
6、6B…ハンド部
6Ba…基部パーツ
6Bb…リンク部
7…特定装備品
10…スライダ部
11…支持部
12…枢支部
14…前腕基部
16…外装部
16a…ロック操作用可動外装部
16b…固定外装部
16c…連結部
17…スライドピン
18…スライド板
20…スライド機構部
21…スライドガイド
22…スライドピン
30…揺動機構部
31…揺動軸
32…軸孔
40…ロック部
41…第1ロックホール
42…第2ロックホール
43…ロックピン
47…ガイド孔
48…ガイド溝
60…ボールジョイント
61…スタッド
62…装着凹部
63…ソケット
64…ジョイント軸
65…ジョイント筒部
66…ロッド部
70…銃口
71…銃把
72…銃床

Claims (10)

  1. 玩具本体に接続可能な腕構造であって、
    ハンド部の全長より長い装備品を持つように装着可能な前記ハンド部と、
    前記ハンド部を支持する支持部と前記支持部を揺動可能に支持する枢支部とを有する前腕部と、を備え、
    前記支持部は、前記支持部の中心軸より前記玩具本体に近い位置で揺動可能に前記枢支部に支持されており、
    前記支持部を、第1位置と、前記装備品を前記ハンド部に装着した場合に、前記第1位置に比べて前記装備品と前記前腕部との干渉を低減することができる第2位置とに変更可能である玩具の腕構造。
  2. 前記枢支部に突設された揺動軸と、前記支持部の一端側に設けられた軸孔と、を備え、
    前記揺動軸が前記軸孔に嵌合することにより、前記枢支部は前記支持部を揺動可能に支持する
    請求項1に記載の玩具の腕構造。
  3. 前記前腕部は、前記前腕部の長さを変更可能なスライダ部を有する
    請求項1または2に記載の玩具の腕構造。
  4. 前記前腕部は、前記スライダ部のスライド位置をロックするロック部を有する、
    請求項に記載の玩具の腕構造。
  5. 前記ロック部は、前記前腕部の外装部に設けられている、
    請求項に記載の玩具の腕構造。
  6. 前記第2位置は、前記スライダ部をスライドさせることで前記第1位置に比べて前記前腕部の長さを長くした位置である
    請求項3~5のいずれか一項に記載の玩具の腕構造。
  7. 前記前腕部は、前記支持部の支持角度を変更することで直線状形態と屈曲状形態とに変更可能に有しており、
    前記第1位置は、前記直線状形態とした位置であり、
    前記第2位置は、前記屈曲状形態とした位置である、
    請求項1~の何れか一項に記載の玩具の腕構造。
  8. 一端側が前記ハンド部と接続するジョイント構造を有し、他端側が前記支持部と接続するジョイント構造を有することで、前記支持部に対して前記ハンド部の角度及び姿勢を変更可能に接続するリンク部、
    を更に備えた請求項1~の何れか一項に記載の玩具の腕構造。
  9. 前記装備品は、銃床を有する銃器を模した部品である、
    請求項1~の何れか一項に記載の玩具の腕構造。
  10. 請求項1~の何れか一項に記載の腕構造を有する人型玩具。
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