JP7089963B2 - 制御装置、空調システム及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置、空調システム及び制御方法に関する。
特許文献1には、空気調和機により温度制御された空調エアを床面に配置されたパネルボードに送り、パネルボードを冷却または加熱して、該パネルボードからの冷気または暖気を室内に放射する床放射冷暖房システムが開示されている。この床放射冷暖房システムでは、パネルボードを通過した空調エアをパネルボード端部のグリルより室内へ吹き出す。これにより、パネルボードからの熱放射だけでなく、空調エアによっても室内を冷暖房することができる。また、特許文献1には、室内へ吹き出した空調エアが、再び空気調和機に吸引され再利用されることが記載されている。
空調システムに対しては、一般的に室内の温度をなるべく早く設定温度にすることが求められる。特許文献2には、熱源機で加温した温水を床下に配置した温水パイプに通して室内を暖房する床暖房装置において、必要以上に早期に床面温度を上昇させることなく、且つ、正確に設定温度に上昇させるための制御が記載されている。特許文献2に記載の床暖房装置は、運転開始から時系列的に記憶した床面温度と熱源機の消費熱量から運転開始時点での床面の「暖まりやすさ指数」を算出し、この「暖まりやすさ指数」に基づいて熱源機の立ち上がりを制御する。
特開2004-232989号公報 特開平08-303798号公報
また、空調システムに対して、予定した時刻に室内温度が設定温度となるよう空調を行うスケジュール運転に対するニーズが存在する。特に特許文献1、2に記載されているような放射式の空調システムでは、空間の温度だけではなく、床面温度も快適な温度となるように制御されることが好ましい。しかし、特許文献1、2には、床面温度を予定時刻までに適切な温度に制御する方法は開示されていない。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる制御装置、空調システム及び制御方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、制御装置は、空調対象となる空間の空気を吸入して前記空気の温度を制御する空気調和機と、前記空間に接する面に配置された放射パネルモジュールと、前記空気調和機によって温度制御された前記空気を前記放射パネルモジュールへ送出するファンと、前記放射パネルモジュールを通過した前記空気を前記空間へ吹き出す吹出口と、を含む空調システムにおいて、前記放射パネルモジュールの放射面の表面温度に基づいて、所定の設定時刻に前記空間が所定の設定温度となるように前記空気調和機の運転を開始する。
本発明の一態様によれば、前記制御装置は、冷房運転を行う場合、前記放射面の表面温度が所定の第1閾値以上のときに前記空気調和機の運転開始時刻を早める。
本発明の一態様によれば、前記制御装置は、冷房運転を行う場合、前記放射面の表面温度が所定の第2閾値以下のときに前記空気調和機の運転開始時刻を遅らせる。
本発明の一態様によれば、前記制御装置は、暖房運転を行う場合、前記放射面の表面温度が所定の第3閾値以下のときに前記空気調和機の運転開始時刻を早める。
本発明の一態様によれば、前記制御装置は、暖房運転を行う場合、前記放射面の表面温度が所定の第4閾値以上のときに前記空気調和機の運転開始時刻を遅らせる。
本発明の一態様によれば、前記制御装置は、前記放射面の表面温度に代えて、前記放射面の表面温度と前記設定温度との温度差に基づいて、前記空気調和機の運転開始時刻を決定する。
本発明の一態様によれば、前記制御装置は、所定時間ごとの前記放射面の表面温度と前記設定温度との温度差に基づいて前記空気調和機の運転開始時刻を決定する。
本発明の一態様によれば、前記制御装置は、前記設定時刻における前記放射面の表面温度に基づいて、次回の前記空気調和機の運転開始時刻を調整する。
本発明の一態様によれば、空調システムは、空調対象となる空間の空気を吸入して、前記空気の温度を制御する空気調和機と、前記空間に接する面に配置された放射パネルモジュールと、前記空気調和機によって温度制御された前記空気を前記放射パネルモジュールへ送出するファンと、前記放射パネルモジュールを通過した前記空気を前記空間へ吹き出す吹出口と、前記放射パネルモジュールの放射面の表面温度を計測するセンサと、上記の何れかに記載の制御装置と、を備える。
本発明の一態様によれば、制御方法は、空調対象となる空間の空気を吸入して前記空気の温度を制御する空気調和機と、前記空間に接する面に配置された放射パネルモジュールと、前記空気調和機によって温度制御された前記空気を前記放射パネルモジュールへ送出するファンと、前記放射パネルモジュールを通過した前記空気を前記空間へ吹き出す吹出口と、を含む空調システムにおいて、前記放射パネルモジュールの放射面の表面温度に基づいて、所定の設定時刻に前記空間が所定の設定温度となるように前記空気調和機の運転を開始する。
本発明によれば、放射式と対流式を組み合わせた空調システムにおいて、設定時刻までに放射パネルの表面温度を快適な温度に制御することができる。
本発明の一実施形態における空調システムの一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態における放射パネルとその配置例を示す図である。 本発明の一実施形態における冷媒回路の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるスケジュール運転の一例を示す第1のフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるスケジュール運転の一例を示す第2のフローチャートである。 本発明の一実施形態における学習処理の一例を示すフローチャートである。
<実施形態>
以下、本実施形態の空調システムについて図を参照しつつ説明を行う。
図1は、本発明の一実施形態における空調システムの一例を示す概略図である。
空調システム100は、室内機10と、室外機20と、放射パネルモジュール40A,40Bと、ダクト13と、を備える。以下、放射パネルモジュール40A,40B等を総称して放射パネルモジュール40と記載する場合がある。
室内機10は、空調対象となる室内の空間W0の天井裏などに設置され、吸込口W1から空間W0の空気Wを吸入し、この空気Wを適切な温度に調節してダクト13へ送出する。空間W0の床、壁面、天井などには、少なくとも1つの放射パネルモジュール40が配置され、ダクト13へ送出された温度制御済みの空気は、放射パネルモジュール40へ供給される。放射パネルモジュール40は、ふく射熱を空間W0へ放射する放射パネルと、室内機10から供給される空気Wが通過する風路を備える。放射パネルは空間W0と接するように床、壁、天井などの表面にその放射面(放射パネル)が空間W0側を向くように配置され、放射パネルの裏面を通過する温度制御済みの空気Wが放射パネルを冷却または加熱する。放射パネルが冷却または加熱されることにより、放射パネルを介してふく射熱が空間W0へ伝達し、空間W0を冷房または暖房する。なお、放射パネルモジュール40A、放射パネルモジュール40Bは、配管等で接続されていて、放射パネルモジュール40Aを通過した空気Wは、放射パネルモジュール40Bへ供給される。室内機10から供給される空気Wは、放射パネルモジュール40A、放射パネルモジュール40Bを通過し、吹出口W2Aから空間W0へ吹き出され、空間W0を冷却または加熱する。このように空調システム100は、放射式および対流式の2方式による空調を行って空間W0の冷暖房を行う。
空調システム100は、放射パネルモジュール40の放射面の温度を計測する温度センサ16を備える。放射面の温度を計測する温度センサ16とは、例えば、赤外線温度センサ14である。あるいは、温度センサ16は、放射パネルモジュール40A、40Bの放射面に設けられた熱電対15A,15Bでもよい。図1の例のように放射パネルモジュール40を床面に配置する場合、温度センサ16は、床面温度を計測する。
次に放射パネルモジュール40の構成および配置の一例について説明する。
図2は本発明の一実施形態における放射パネルモジュールとその配置例を示す図である。図2に放射パネルモジュール40の平面図を示す。図2に示す例では、空間W0の床面に4つの放射パネルモジュール40A,40B,40C,40Dが配置されている。放射パネルモジュール40Aを例に放射パネルモジュール40の構成を説明する。放射パネルモジュール40Aは、ダンパー42Aと、流路形成部材41A1,41A2,41A3,41A4,41A5,41A6と、ダンパー制御部43Aと、入口部44Aと、出口部45Aと、を備えている。また、放射パネルモジュール40Aの上側の面(空間W0の床面)は、図示しない放射パネルで形成されている。ダンパー制御部43Aは、制御装置30の指示に基づいてダンパー42Aの開閉動作を制御する。ダンパー42Aが実線で示す位置にあるとき(開状態とする)、入口部44Aから流入した空気Wは、実線矢印が示す方向にバイパス流路46Aを通過し、出口部45Aから送り出される。一方、ダンパー制御部43Aの制御によりダンパー42Aが破線で示す位置にあるとき(閉状態とする)、入口部44Aから流入した空気Wは、破線矢印が示す方向に熱交換流路47A1,47A2,47A3,47A4,47A5,47A6,47A7を通過し、出口部45Aから送り出される。
空気Wが、熱交換流路47A1等を通過すると、放射パネルモジュール40Aからのふく射熱が増大し、暖房時には床(放射パネル)が暖かくなる。反対に空気Wがバイパス流路46Aを通過した場合には、放射パネルモジュール40Aが配置された領域の床の温度上昇は抑えられ、暖かい空気Wは対流式の空調で利用される。例えば、ユーザが、放射パネルモジュール40Aが配置された領域で過ごす場合、リモートコントローラ等によって、放射パネルモジュール40Aのダンパー42Aを切り替える指示を行い、空気Wが熱交換流路47A1等を通過するように制御することができる。あるいは、冷房運転時にユーザが、放射パネルモジュール40Aが配置された領域で過ごす場合、足元が冷えるのを抑えるためにリモートコントローラにより、ダンパー42Aを切り替える指示を行い、空気Wがバイパス流路46Aを通過するように制御することができる。放射パネルモジュール40B~40Dについても同様に構成されている。
図示するように放射パネルモジュール40Aと放射パネルモジュール40Bは配管50Aで接続されている。同様に放射パネルモジュール40Cと放射パネルモジュール40Dは配管50Cで接続されている。ダクト13は2つに分岐して、入口部44A,44Cと接続している。室内機10からダクト13を介して温度制御済みの空気Wが放射パネルモジュール40Aの入口部44Aと放射パネルモジュール40Cの入口部44Cへ供給される。放射パネルモジュール40Aへ供給された空気Wは、バイパス流路46A又は熱交換流路47A1等を通過して出口部45Aから配管50Aを介して放射パネルモジュール40Bの入口部44Bへ供給される。同様に放射パネルモジュール40Cへ供給された空気Wは、放射パネルモジュール40Cの内部を通過して出口部45Cから配管50Cを介して放射パネルモジュール40Dの入口部44Dへ供給される。放射パネルモジュール40B,40Dについても同様である。放射パネルモジュール40B,40Dがそれぞれ出口部45B,45Dから送り出した空気Wは、吹き出し口W2A~W2Dから空間W0へ吹き出される。
放射パネルモジュール40A~40Dのダンパー42A~42Dは、各々独立して制御することができるので、例えば、放射パネルモジュール40Aのみ空気Wが熱交換流路47A1等を流れるようにダンパー42Aを閉状態とし、放射パネルモジュール40B~40Dについては、それぞれダンパー42B~42Dを開状態に制御することができる。
吹き出し口W2A~W2Dから空間W0へ吹き出された空気Wは、空間W0を冷房または暖房して、再び吸込口W1から室内機10へ吸入される。図1、図2に例示するように、天井の吸入口W1と吹出口W2A~W2Dとを離れた位置に設け、その間に複数の放射パネルモジュール40を並べて配置することができる。例えば、吸入口W1と吹出口W2A等とが、空調対象の部屋の両端に近い位置に設けられていれば、対流式の空調において部屋全体を偏りなく空調することができる。また、複数の放射パネルモジュール40を、配管50を介して任意の方向に接続することで2次元平面状に放射パネルを配置することができる。これにより、放射式の空調によっても部屋全体を空調することができる。
なお、ダンパー42Aの切り替えは、完全な開状態と閉状態との間で切り替える制御に限定されない。例えば、ステッピングモータを用いて、開状態と閉状態との間を多段階に切り替えられるように制御してもよい。これにより、熱交換流路47A1等に流入する空気Wの流量とバイパス流路46Aに流入する空気Wの流量とを調整し、より細やかな温度制御を行うことができる。例えば、暖房中に床の温度が高いと感じた場合、ユーザの指示によりダンパー制御部43Aは、ダンパー42Aの位置を開状態と閉状態の中間の位置に制御してもよい。すると、閉状態に制御した場合よりは少ない量の空気Wが熱交換流路47A1等へ流入するため、床の温度上昇を抑えることができる。
図1に戻り、吸込口W1から吸入された空気Wは、室内機10が備える室内熱交換器2との間で熱交換を行い、適切な温度に制御され、ファン9によって再びダクト13へ送出される。室内機10は、室内熱交換器2、ファン9、温度センサ11、湿度センサ12、制御装置30を備える。また、制御装置30は、温度センサ16と接続されている。温度センサ11は、吸込口W1から吸入された空気Wの温度を計測する。湿度センサ12は、吸込口W1から吸入された空気Wの湿度(相対湿度)を計測する。制御装置30は、温度センサ11および湿度センサ12の計測値に基づいて、ファン9の回転数を制御し、空気Wをダクト13へ送出する。室内機10は、室外機20と冷媒配管6、図示しない通信線等で接続される。室内機10と室外機20は、冷凍サイクルを構成しており、冷媒を冷凍サイクル内で循環させることによって冷媒の加熱・冷却を行い、室内熱交換器2を通じて空気Wを所望の温度に制御する。
ここで、図3を用いて、室内機10と室外機20による冷凍サイクルの運転について説明する。図3は、本発明の一実施形態における冷媒回路の一例を示す図である。
図3に示すように室内機10は、室内熱交換器2、ファン9を備える。室外機20は、圧縮機1、膨張弁3、室外熱交換器4、四方弁5を備える。圧縮機1、室内熱交換器2、膨張弁3、室外熱交換器4、四方弁5は冷媒配管6で接続される。
圧縮機1は、冷媒を圧縮し、圧縮後の高温、高圧の冷媒を吐出する。暖房運転では、冷媒は矢印8の方向に循環する。つまり、圧縮機1が吐出した冷媒は、四方弁5を介して室内熱交換器2に供給される。冷媒は、室内熱交換器2にて、吸込口W1から吸入した空気Wへ放熱し、凝縮して液化する。凝縮した冷媒は、膨張弁3によって減圧され、低圧の冷媒となる。低圧の冷媒は、室外熱交換器4へ供給され、外気からの吸熱により気化する。気化した冷媒は、四方弁5を通過して圧縮機1へ吸入される。圧縮機1は低圧の冷媒を圧縮して高圧の冷媒を吐出する。
また、冷房運転では、冷媒は矢印7の方向に循環する。つまり、圧縮機1が吐出した高圧の冷媒は、四方弁5を介して室外熱交換器4に供給され外気へ放熱し凝縮する。凝縮した冷媒は膨張弁3によって減圧される。低圧の冷媒は、室内熱交換器2へ供給され、空気Wから吸熱して空気Wを冷却し、気化する。気化した冷媒は、四方弁5を通過して圧縮機1へ吸入される。圧縮機1は低圧の冷媒を圧縮して高圧の冷媒を吐出する。
室外機20の制御装置21は、暖房と冷房に応じた四方弁5の切り替えや、温度センサ11が計測した空気Wの温度と設定温度との差に応じた回転数で圧縮機1を駆動するなどして、空間W0の温度が、ユーザが設定した設定温度となるように冷凍サイクルの運転を行う。空気Wと冷媒は、室内熱交換器2で熱交換する。制御装置30は、所定の回転数でファン9を制御して、所望の温度に制御された熱交換後の空気Wをダクト13へ送出する。また、制御装置30は、温度センサ16が計測する放射面の温度に基づいてファン9の回転数を制御してもよい。
図4は、本発明の一実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。
制御装置30は、例えばマイコン等のコンピュータ装置である。図示するように制御装置30は、センサ情報取得部31と、設定情報取得部32と、タイマ33と、記憶部34と、制御部35と、通信部36と、運転計画部37とを備えている。なお、制御装置30は、室内機10に関して種々の制御を行うが、本明細書では、ユーザが指定した設定時刻に、空間W0が設定温度となり、且つ、その時の床面温度が快適な温度となるよう冷房運転や暖房運転を開始する制御を中心に説明する。なお、ユーザが設定した設定時刻までに空間W0の温度を設定温度とし、床面温度も快適な温度に温調済みとなるようにする運転をスケジュール運転と呼ぶ。
センサ情報取得部31は、温度センサ11から空気Wの温度の計測値、湿度センサ12から空気Wの湿度の計測値、温度センサ16から床面温度(放射面の表面温度)を取得する。
設定情報取得部32は、ユーザがリモートコントローラ等から入力した各種設定情報を取得する。例えば、設定情報取得部32は、運転の開始と停止の指示、冷房・暖房の設定、室温の設定、風量の設定、床のどのエリア(放射パネルモジュール40A~40Dの何れか)を温めるか(又は冷却するか)、スケジュール運転の設定情報等を取得する。スケジュール運転の設定情報とは、空間W0の温度が何時(設定時刻)に何℃(設定温度)となるように空調を行うか、あるいは床面温度を何℃に温度制御するか、その時の運転は冷房か暖房か等の情報である。
タイマ33は、時間を計測する。
記憶部34は、センサ情報取得部31が取得した温度や湿度の計測値、設定情報取得部32が取得した各種設定情報など種々の情報を記憶する。また、記憶部34は、制御装置30の機能を実現する各種プログラムを記憶する。
制御部35は、室内機10の制御、室外機20と連携して空調システム100の制御を行う。例えば、設定情報取得部32が、冷房の運転開始指示、冷房時の設定温度を取得すると、室外機20の制御装置21へ、温度センサ11の計測値と共にそれらの設定情報を通知する。制御装置21は、温度センサ11の計測値と設定温度の差に基づいて、圧縮機1を駆動し、空気Wが所望の温度となるよう冷凍サイクルを運転する。また、例えば、設定情報取得部32が、所定の風量の設定情報を取得すると、制御部35は、ダクト13へ供給される空気Wの風量が所定の風量となるようファン9の回転数を制御する。例えば、風量が強、中、弱の3段階で設定できる場合、それらの設定ごとにファン9の回転数が定められていて、制御部35は、ユーザが設定した風量の設定に対応する回転数でファン9を駆動する。また、例えば、冷房時にユーザが、放射パネルモジュール40Aのエリアをあまり冷やさないように設定した場合、制御部35は、ダンパー制御部43Aへ、ダンパー42Aを開状態とするよう指示する。
通信部36は、制御装置21との間の通信を行う。例えば、設定情報取得部32が、運転停止指示を取得すると、通信部36は、その運転停止指示を室外機20の制御装置21へ送信する。また、通信部36は、ダンパー制御部43A等と通信を行う。例えば、制御部35が、ダンパー42Aを閉状態にするよう指示した場合、通信部36は、その指示情報を、ダンパー制御部43Aへ送信する。
運転計画部37は、空間W0の温度が、ユーザが指定した設定時刻にユーザが指定した設定温度となるよう事前に空調システム100の運転を開始する。例えば、ユーザが指定した設定時刻に対して、所定時間だけ前(例えば60分前)の時刻が標準的な空調開始時刻(標準開始時刻)と定められている場合、運転計画部37は、標準開始時刻が到来すると空調を開始する。
また、運転計画部37は、設定時刻より所定時間だけ前(例えば90分前)の時刻(開始タイミング決定時刻)における温度センサ16による床面温度に基づいて、標準開始時刻を補正してもよい。例えば、冷房のスケジュール運転が設定されている場合、開始タイミング決定時刻における床面温度が所定の第1閾値より高いときには標準開始時刻より運転開始時刻を早め、床面温度が所定の第2閾値より低いときには標準開始時刻より運転開始時刻を遅らせる。運転開始時刻を早めたり遅らせたりする程度は、床面温度に応じて設定してもよいし、一律に同じ時間だけ早めたり遅らせたりしてもよい。床面温度により標準開始時刻を補正するのは、床面温度の高低によって、床面温度を快適な温度に制御できるまでの時間に差があると考えられるためである。なお、床面温度が第2閾値より低い場合、省エネのため運転開始を遅らせることが好ましいが、設定時刻に快適な床面温度を達成するという観点からは、必ずしも運転開始時刻を遅らせる必要はない。
同様に暖房のスケジュール運転が設定されている場合、運転計画部37は、開始タイミング決定時刻における床面温度が所定の第3閾値より高いときには標準開始時刻より運転開始時刻を遅らせ、床面温度が所定の第4閾値より低いときには標準開始時刻より運転開始時刻を早める。なお、第1閾値~第4閾値の値は、ユーザによる設定温度に基づいて決定される。例えば、冷房の設定温度(空間W0の目標温度)が25℃であれば、第1閾値は、冷房運転時で室温が25℃のときに快適とされる標準的な床面温度より所定値だけ高い温度(空調に要する時間に影響が出る程度に高い温度)であり、第2閾値は、当該標準的な床面温度より所定値だけ低い温度である。
または、運転計画部37は、例えば、冷房のスケジュール運転が設定されている場合、開始タイミング決定時刻における床面温度と設定温度との温度差に基づいて、温度差が所定の第5閾値より高いときには標準開始時刻より運転開始時刻を早め、温度差が所定の第6閾値より低いときには標準開始時刻より運転開始時刻を遅らせてもよい。暖房についても同様に温度センサ16が計測する床面温度と設定温度の温度差が大きい場合には運転開始を早め、温度差が小さい場合には運転開始時刻を遅らせる。床面温度に加え、設定温度を用いて、それらの温度差に基づいて運転開始タイミングを決定することで、より実態に合った制御が可能になる。
また、運転計画部37は、ユーザの設定時刻から所定時間(例えば、5時間など)だけ遡った時刻(監視開始時刻)から、温度センサ16の計測値を継続的に監視し、所定時間ごとの床面温度の推移に基づいて運転開始時刻を決定してもよい。例えば、運転計画部37は、冷房のスケジュール運転が設定されている場合、所定の第1閾値より高い状態の床面温度が計測された累積時間に応じて標準開始時刻より運転開始時刻を早める程度を決定し、床面温度が所定の第2閾値より低い状態の累積時間に応じて標準開始時刻より運転開始時刻を遅らせる程度を決定してもよい。例えば、監視開始時刻から開始タイミング決定時刻までの間、常に床面温度が第1閾値より高い状態であれば、運転計画部37は、直ちに(開始タイミング決定時刻に)運転を開始すると決定し、監視開始時刻から開始タイミング決定時刻までの間の半分の時間帯で床面温度が第1閾値より高い状態であれば、標準開始時刻より20分前に運転を開始すると決定してもよい。暖房のスケジュール運転が設定されている場合も同様に、運転計画部37は、床面温度が所定の第3閾値より高い状態の累積時間に応じて標準開始時刻より運転開始時刻を遅らせ、床面温度が所定の第4閾値より低い状態の累積時間に応じて標準開始時刻より運転開始時刻を早めてもよい。床面温度が閾値を超えた累積時間により標準開始時刻を補正するのは、例えば、床面温度がより長い時間に渡って第一閾値より高温な場合、放射パネルモジュール40の蓄熱量がそれだけ多く、その分、冷房運転で床面温度を低下させるために時間が掛かると考えられるためである。
また、運転計画部37は、監視開始時刻以降の床面温度と設定温度との温度差の推移を監視して、温度差が所定値以上となっている時間の長さに基づいて運転開始時刻を調整してもよい。例えば、冷房のスケジュール運転が設定されている場合、床面温度と設定温度との温度差が所定の第5閾値より高い状態の累積時間が大部分を占めていれば、標準開始時刻より30分運転開始時刻を早め、第5閾値より高い状態がほとんどなければ、標準開始時刻に運転を開始すると決定する。また、温度差が所定の第6閾値より低い状態が大部分を占めていれば、標準開始時刻より30分運転開始時刻を遅らせ、第6閾値より低い状態がほとんどなければ、標準開始時刻に運転を開始すると決定してもよい。暖房についても同様である。床面温度と設定温度の温度差に基づいて運転開始タイミングを決定することで、目標温度に応じたより正確な制御が可能になる。
また、運転計画部37は、決定した運転開始時刻に対して、実際に設定時刻に設定温度を達成できたかどうかを判定し、運転開始時刻が適切であったかどうかを検証し、設定時刻に設定温度が達成できていなければ、次回の運転開始時刻の決定処理では、より前の時刻に運転を開始するよう調整する学習機能を有していてもよい。なお、運転計画部37は、設定時刻より前に設定温度が達成できてれば、次回の運転開始時刻の決定処理では、より後の時刻に運転を開始するよう学習してもよい。
次にスケジュール運転の開始タイミングを、設定温度と床面温度の温度差に基づいて決定する場合を例に、本実施形態のスケジュール運転の処理の流れについて説明する。
図5は、本発明の一実施形態におけるスケジュール運転の一例を示す第1のフローチャートである。
前提として、設定時刻、設定温度、冷房または暖房の何れかの運転を行うか等のスケジュール運転に関する事項(例えば、朝6:00に空間W0の温度が28℃となるように暖房する等)は設定済みである。また、これらの設定情報は、室内機10と室外機20の間で共有されている。
まず、運転計画部37は、開始タイミング決定時刻が到来したかどうかを判定する(ステップS11)。より具体的には、運転計画部37は、タイマ33を参照してユーザが設定した設定時刻を基準として所定時間だけ前の開始タイミング決定時刻が到来したかどうかを判定する。到来していない場合(ステップS11;No)、運転計画部37は、開始タイミング決定時刻が到来するまで待機する。開始タイミング決定時刻が到来した場合(ステップS11;Yes)、運転計画部37は、温度センサ16が計測した現在の床面温度(放射面の表面温度)を、センサ情報取得部31から取得する(ステップS12)。運転計画部37は、設定温度とステップS12で取得した床面温度の温度差に基づいて、運転開始時刻を決定する(ステップS13)。例えば、記憶部34に設定温度および床面温度の温度差と空調に要する運転時間(設定温度を達成しつつ、床面温度を快適な温度にするために必要な時間)との対応関係を定めた設定テーブルが登録されていて、運転計画部37は、算出した温度差とこの設定テーブルから空調に要する時間を算出する。運転計画部37は、ユーザが指定した設定時刻から、算出した空調に要する時間だけ遡った時刻を運転開始時刻として決定する。あるいは、設定テーブルには、設定温度および床面温度の温度差と標準開始時刻に対する補正量が登録されていて、運転計画部37は、標準開始時刻に補正量を加算して運転開始時刻を決定してもよい。
次に運転計画部37が、タイマ33を参照して、ステップS13で決定した運転開始時刻が到来したかどうかを判定する(ステップS14)。運転開始時刻が到来していない場合(ステップS14;No)、運転計画部37は、運転開始時刻が到来するまで待機する。運転開始時刻が到来すると(ステップS14;Yes)、運転計画部37は、制御部35と制御装置21へ冷房運転または暖房運転の開始を指示する(ステップS15)。制御装置21は、圧縮機1を起動し、温度センサ11が計測した温度と設定温度との差に基づいて圧縮機1の回転数を制御する。制御部35は、ファン9を所定の回転数で運転する。例えば、設定温度と温度センサ16が計測した床面温度の温度差が所定の閾値以上の場合、運転開始から所定時間は、ファン9を低速にして運転してもよい。ファン9の回転数を低速にすることで、室内熱交換器2を通過する風量が低下し、その分、室内熱交換器2にて空気Wに対する熱交換が多く行われる。その結果、暖房であればより高温の空気Wがダクト13へ送出される。同様に冷房であればより冷却された空気Wがダクト13へ送出される。これにより、暖房であれば床面温度はより温められ、冷房であればより冷却される。これにより、設定温度と床面温度の乖離を速やかに小さくすることができる。
運転開始後、ユーザが設定した設定時間が到来すると、運転計画部37は、設定時刻に設定温度を達成できたかどうか運転結果を記録する(ステップS16)。具体的には、運転計画部37は、設定時刻における温度センサ11が計測した空間W0の温度、温度センサ16が計測した床面温度、設定温度を対応付けて記録する。
次に監視開始時刻以降の床面温度を所定時間ごとに計測して、放射パネルモジュール40の蓄熱量に応じて予熱または予冷する制御方法について説明する。
図6は、本発明の一実施形態におけるスケジュール運転の一例を示す第2のフローチャートである。
前提条件は、図5の場合と同様である。また、図5と同様の処理については簡単に説明する。まず、監視開始時刻が到来すると、運転計画部37は、所定時間ごとに床面温度(放射面の表面温度)を、センサ情報取得部31から取得する(ステップS21)。監視開始時刻とは、ユーザがスケジュール運転に関する設定情報を設定した時刻であってもよいし、指定された設定時間より十分に長い所定時間だけ遡った時刻であってもよい。運転計画部37は、所定時間ごとの床面温度の取得を継続する。
運転計画部37は、所定時間ごとに床面温度を取得しつつ、開始タイミング決定時刻の到来を待機する。開始タイミング決定時刻が到来した場合(ステップS22;Yes)、運転計画部37は、所定時間ごとに取得した床面温度と設定温度の温度差の傾向に基づいて運転開始時刻を決定する(ステップS23)。具体的には、運転計画部37は、温度差が所定の閾値以上となっている時間の長さに応じて運転開始時刻を決定する。例えば、記憶部34に設定温度および床面温度の温度差が所定の閾値以上となっている時間の長さに応じた空調に要する運転時間(設定温度を達成しつつ、床面温度を快適な温度にするために必要な時間)が規定された設定テーブルが登録されている。この設定テーブルには、温度差が所定の閾値以上となっている時間が長い程、長い運転時間が登録されている。そして、運転計画部37は、例えば、冷房運転が予定されている場合、温度差が所定の閾値以上となる累積時間を計算し、計算した時間に応じた運転時間を設定テーブルから算出する。温度差が所定の閾値以上となっている時間が長い程、運転時間が長いのは、放射パネルへの蓄熱量が多く冷却に時間を要すためである。運転計画部37は、ユーザが指定した設定時刻を基準に、算出した空調に要する時間だけ遡った時刻を運転開始時刻として決定する。あるいは、設定テーブルには、設定温度および床面温度の温度差が所定の閾値以上となっている時間の長さと対応付けて標準開始時刻に対する補正量が登録されていて、運転計画部37は、標準開始時刻に補正量を加算して運転開始時刻を決定してもよい。
次に運転計画部37が、決定した運転開始時刻が到来するのを待機する。運転開始時刻が到来すると(ステップS24;Yes)、運転計画部37は、制御部35と制御装置21へ運転開始を指示する(ステップS25)。次にユーザが設定した設定時間が到来すると、運転計画部37は、設定時刻に設定温度を達成できたかどうか運転結果を記録する(ステップS26)。
図5、図6に例示するスケジュール運転によれば、ユーザが指定した設定時間までに空間W0の温度が設定温度となるよう制御し、且つ、床面温度も空間温度に応じた快適な温度に制御することができる。
なお、スケジュール運転中に放射面の表面温度が目標値と乖離する場合、制御部35は、ファン9の回転数を変化させることにより表面温度を制御してもよい。例えば、暖房時に床面温度が低い場合や冷房時に床面温度が高い場合には、ファン9の回転数を低下させ、暖房時に床面温度が高い場合や冷房時に床面温度が低い場合には、ファン9の回転数を上昇させる。
次に運転計画部37の学習機能について説明する。
図7は、本発明の一実施形態における学習処理の一例を示すフローチャートである。
まず、運転計画部37は、ステップS16、ステップS26で記録した結果、つまり設定時刻における温度センサ11が計測した温度、温度センサ16が計測した床面温度を取得する(ステップS31)。運転計画部37は、設定温度を達成できたかどうかを判定する(ステップS32)。設定温度等を達成できた場合(ステップS32;Yes)、運転計画部37は、運転開始時刻の変更が必要ないと判断し、図5、図6で説明した運転開始時刻の決定処理を維持する。ここで、設定温度等とは、設定時刻に温度センサ11が計測した温度と設定温度との差が許容範囲内であること、および、設定時刻に温度センサ16が計測した床面温度と所定の目標温度との差が許容範囲内であることである。なお、所定の目標温度とは、空間W0に対する設定温度に応じて定められた快適な床面温度である。所定の目標温度は、設定温度と対応付けて記憶部34に登録されている。
設定温度等を達成できなかった場合(ステップS32;No)、運転計画部37は、運転開始時間を早めるよう学習する。例えば、図5のステップS13で説明した設定テーブルにおいて、空調に要する時間を所定時間だけ長くした値で更新する。あるいは、今回、運転を開始してから空間W0の温度が設定温度となるまでに実際に要した時間を設定してもよい。同様に、運転計画部37は、図6のステップS23で説明した設定テーブルにおいて、設定温度と床面温度の温度差が所定の閾値以上となっている時間の長さに対して設定された運転時間のそれぞれをより長い時間で更新する。これにより、今回、計画通りに設定時間に設定温度を達成できなかった場合でも、次回のスケジュール運転時には、計画通り、設定時間に設定温度となるよう制御することができる。
従来、スケジュール運転を行う場合、放射パネルの表面温度を考慮することが無い。このような運転では、表面温度が低い状態で暖房運転を開始し、空気温度が設定温度の許容範囲内に制御できても、床面温度が暖まっておらず、快適性に欠ける可能性がある。冷房の場合も、スケジュール運転開始時の床面温度が上昇しているような場合、設定時間までに空間の温度は快適な温度に冷却することができても、床面温度が高いままで、快適性を損なう可能性がある。これに対し、本実施形態のスケジュール運転であれば、放射パネルの表面温度が快適な温度となるのに必要な時間を含めて運転開始時刻を決定するので、設定時間までに空間W0の温度だけではなく、床面温度も所望の温度に制御することができる。また、実際のスケジュール運転後の床面温度等の達成具合に応じて、次回以降のスケジュール運転御開始時刻を調整するので、室外機20の能力の個体差や、運転環境、運転条件の違いなどに対応し、確実に所望の空調環境を実現することができる。
本実施形態によれば、空調対象となる空間W0の空気Wを吸入して、空気Wの温度を制御する空気調和機(室内機10、室外機20)と、空間W0に接する面に配置された放射パネルモジュール40と、空気調和機によって温度制御された空気Wを放射パネルモジュール40へ送出するファン9と、放射パネルモジュール40を通過した空気Wを空間W0へ吹き出す吹出口W2A等とを備える空調システム100において、所望の時刻に空間W0の温度だけでなく、放射パネルの表面温度も適切な温度に温調することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施形態では、ファン9を冷房運転終了後に継続して運転するよう制御したが、同様の制御を、空調システム100における除湿運転後に行ってもよい。また、上記実施例では、放射パネルモジュール40等を床面に配置する例を挙げたが、天井や壁面に配置してもよい。
1・・・圧縮機
2・・・室内熱交換器
3・・・膨張弁
4・・・室外熱交換器
5・・・四方弁
6・・・冷媒配管
9・・・ファン
10・・・室内機
11・・・温度センサ
12・・・湿度センサ
13・・・ダクト
14・・・赤外線温度センサ
15・・・熱電対
16・・・温度センサ
20・・・室外機
21・・・制御装置
30・・・制御装置
31・・・センサ情報取得部
32・・・設定情報取得部
33・・・タイマ
34・・・記憶部
35・・・制御部
36・・・通信部
37・・・運転計画部
40A、40B、40C、40D・・・放射パネルモジュール
41A1,41A2,41A3,41A4,41A5,41A6・・・流路形成部材
42A・・・ダンパー
43A・・・ダンパー制御部
44A・・・入口部
45A・・・出口部
46A・・・バイパス流路
47A1,47A2,47A3,47A4,47A5,47A6,47A7・・・熱交換流路
50A、50C・・・配管
100・・・空調システム
W・・・空気
W0・・・空間
W1・・・吸込口
W2A、W2B、W2C、W2D・・・吹出口

Claims (10)

  1. 空調対象となる空間の空気を吸入して前記空気の温度を制御する空気調和機と、前記空間に接する面に配置された放射パネルモジュールと、前記空気調和機によって温度制御された前記空気を前記放射パネルモジュールへ送出するファンと、前記放射パネルモジュールを通過した前記空気を前記空間へ吹き出す吹出口と、を含む空調システムにおいて、
    前記放射パネルモジュールの放射面の表面温度に基づいて、所定の設定時刻に前記空間が所定の設定温度となるように前記空気調和機の運転を開始する、
    制御装置。
  2. 前記制御装置は、冷房運転を行う場合、前記放射面の表面温度が所定の第1閾値以上のときに前記空気調和機の運転開始時刻を早める、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御装置は、冷房運転を行う場合、前記放射面の表面温度が所定の第2閾値以下のときに前記空気調和機の運転開始時刻を遅らせる、
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御装置は、暖房運転を行う場合、前記放射面の表面温度が所定の第3閾値以下のときに前記空気調和機の運転開始時刻を早める、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の制御装置。
  5. 前記制御装置は、暖房運転を行う場合、前記放射面の表面温度が所定の第4閾値以上のときに前記空気調和機の運転開始時刻を遅らせる、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記放射面の表面温度に代えて、前記放射面の表面温度と前記設定温度との温度差に基づいて、前記空気調和機の運転開始時刻を決定する、
    請求項2から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。
  7. 前記制御装置は、所定時間ごとの前記放射面の表面温度と前記設定温度との温度差に基づいて前記空気調和機の運転開始時刻を決定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  8. 前記制御装置は、前記設定時刻における前記放射面の表面温度に基づいて、次回の前記空気調和機の運転開始時刻を調整する、
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の制御装置。
  9. 空調対象となる空間の空気を吸入して、前記空気の温度を制御する空気調和機と、
    前記空間に接する面に配置された放射パネルモジュールと、
    前記空気調和機によって温度制御された前記空気を前記放射パネルモジュールへ送出するファンと、
    前記放射パネルモジュールを通過した前記空気を前記空間へ吹き出す吹出口と、
    前記放射パネルモジュールの放射面の表面温度を計測するセンサと、
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の制御装置と、
    を備える空調システム。
  10. 空調対象となる空間の空気を吸入して前記空気の温度を制御する空気調和機と、前記空間に接する面に配置された放射パネルモジュールと、前記空気調和機によって温度制御された前記空気を前記放射パネルモジュールへ送出するファンと、前記放射パネルモジュールを通過した前記空気を前記空間へ吹き出す吹出口と、を含む空調システムにおいて、
    前記放射パネルモジュールの放射面の表面温度に基づいて、所定の設定時刻に前記空間が所定の設定温度となるように前記空気調和機の運転を開始する、
    制御方法。
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