JP7089101B2 - 水素の製造方法および製造システム - Google Patents

水素の製造方法および製造システム Download PDF

Info

Publication number
JP7089101B2
JP7089101B2 JP2021156622A JP2021156622A JP7089101B2 JP 7089101 B2 JP7089101 B2 JP 7089101B2 JP 2021156622 A JP2021156622 A JP 2021156622A JP 2021156622 A JP2021156622 A JP 2021156622A JP 7089101 B2 JP7089101 B2 JP 7089101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
gas
decomposition
raw material
thermal decomposition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021156622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022029452A (ja
Inventor
和哉 伊地知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2021156622A priority Critical patent/JP7089101B2/ja
Publication of JP2022029452A publication Critical patent/JP2022029452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7089101B2 publication Critical patent/JP7089101B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Description

本発明は水素の製造方法および製造システムに関する。
エタンまたはナフサなどの炭化水素を分解し、精製することにより、水素およびオレフィンを得る技術は、周知の技術である。このとき、炭化水素を分解して得られた、水素製造の原料となる低沸ガスは、通常、メタンを含んでいる。このメタンは、メタンを含むガスとして分離され、系内または系外で燃料として用いられている。
近年、カーボンニュートラルを実現するために、温室効果ガスの排出を低減する技術が所望されている。上述のような従来技術では、副生するメタンを燃料として燃焼させる工程が、系におけるCOの主な発生源となっている。
本発明の一態様は、炭化水素を分解し、水素を得るプロセスにおいて、COの発生量を低減することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る水素の製造方法は、炭化水素を分解し、分解ガスを得る分解工程と、前記分解ガスを圧縮する圧縮工程と、圧縮された前記分解ガスから水素およびメタンを含む水素原料ガスを分離する分離工程と、前記水素原料ガスから水素を精製する水素精製工程と、前記分離工程において得られる、メタンを含むストリームの少なくとも一部を熱分解する熱分解工程と、を含む。
また、本発明の一態様に係る水素の製造システムは、炭化水素を分解する分解装置と、炭化水素が分解された分解ガスを圧縮する圧縮装置と、圧縮された前記分解ガスから、水素およびメタンを含む水素原料ガスを分離する分離装置と、前記水素原料ガスから水素を精製する水素精製装置と、熱分解装置と、を含み、前記熱分解装置は、前記分離装置から排出される、メタンを含むストリームの少なくとも一部を熱分解する。
本発明の一態様によれば、炭化水素を分解し、水素を得るプロセスにおいて、COの発生量を低減することができる。
本発明の実施形態1に係る水素の製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 本発明の実施形態2に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 本発明の実施形態3に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 本発明の実施形態4に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 本発明の実施形態5に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 本発明の実施形態6に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 本発明の実施形態7に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 本発明の実施形態8に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 本発明の実施形態9に係る製造システムの構成を模式的に示す系統図である。 比較例としての製造システムの構成を模式的に示す系統図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態である水素の製造方法について、これに用いる製造装置と併せて図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る水素の製造方法の一例を示すフローチャートである。図1に示すように、本実施形態に係る水素の製造方法は、分解工程S1と、圧縮工程S2と、分離工程S3と、水素製造工程S4とを含む。水素製造工程S4は、熱分解工程S41と、水素精製工程S42と、を含む。
分解工程S1は、炭化水素を分解し、分解ガスを得る工程である。圧縮工程S2は、分解ガスを圧縮する工程である。分離工程S3は、前記分解ガスを、水素およびメタンと、エチレン以上の高沸成分とに分離する工程である。水素製造工程S4は、分離工程S3において得られる、メタンを含むストリームから水素を製造する工程である。熱分解工程S41は、分離工程S3において得られる、メタンを含むストリームの少なくとも一部を熱分解する工程である。水素精製工程S42は、メタンを含むストリームの少なくとも一部である水素原料ガスから水素を精製する工程である。
本実施形態では、一例として図1に示すフローチャートおよび当該フローチャートに示される製造フローを実現する水素の製造システム101(以下、単に「製造システム101」と称する)について説明する。本明細書の図面に記載されている工程などは典型的な例を示すにすぎず、本発明の範囲を何ら限定するものではない。このことは、以下の他の実施形態においても同様である。
<製造システムの概要>
まず、実施形態1に係る水素の製造方法を実現するための製造システム101の構成について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態1に係る製造システム101の構成を模式的に示す系統図である。
本実施形態の製造システム101は、エタンまたはナフサなどの炭化水素を分解して得られる分解ガスを精製することにより、水素を製造するシステムである。図2に示すように、本実施形態の製造システム101は、分解装置1と、冷却装置2と、圧縮装置3と、分離装置4と、水素精製装置5と、テールガス圧縮装置6と、熱分解装置7と、各経路を備えて概略構成されている。各経路は配管によって形成されている。
経路L1は、炭化水素を分解装置1に供給するための経路である。経路L2は、分解装置1と冷却装置2との間に設けられる経路である。経路L3は、冷却装置2と圧縮装置3との間に設けられる経路である。経路L4は、圧縮装置3と分離装置4との間に設けられる経路である。経路L5は、分離装置4からエチレン以上の高沸成分を排出するための経路である。経路L6は、分離装置4から後述する燃料ガスG3を排出するための経路である。経路L61は、経路L6から分枝された経路であり、かつ分離装置4と熱分解装置7との間に設けられる経路である。経路L62は、熱分解装置7から炭素G9(固体炭素)を排出するための経路である。経路L63は、熱分解装置7から水素ガスG8を排出するための経路である。経路L60は、経路L6から分枝された経路であり、かつ分離装置4と分解装置1との間に設けられる経路である。経路L7は、分離装置4から、後述する水素原料ガスG4を排出するための経路である。経路L7は、分離装置4と水素精製装置5との間に設けられる経路である。経路L8は、分離装置4から、後述するリサイクルガスG5を排出するための経路である。経路L8は、分離装置4と、圧縮装置3との間に設けられる経路である。経路L9は、水素精製装置5から水素ガスG6を排出するための経路である。経路L10は、水素精製装置5からテールガスG7を排出するための経路である。図2において、各経路上に記載されている、四角で囲まれた符号の表示は、各経路を通るストリームが、符号によって示されるガスを含んでいることを示している。
分解装置1は、原料として供給される炭化水素を分解する装置である。すなわち、分解装置1は、原料として供給される炭化水素を分解して分解ガスG1を得る、分解工程S1を実施するための装置である。分解装置1としては、熱分解用管式加熱炉または接触分解装置が用いられ得る。本明細書において、熱分解という用語は、化合物(例えば炭化水素原料)が、酸化を伴わずに加熱のみによって、1または2以上の他の物質に変換されることを指して用いられる。
冷却装置2は、分解ガスG1を冷却する装置である。冷却装置2としては、二重管式熱交換器、多管式熱交換器、直接接触式熱交換器、プレート式熱交換器または空冷式熱交換器などの公知の冷却装置を用いることができる。
圧縮装置3は、分解ガスG1を圧縮する装置である。すなわち、圧縮装置3は、圧縮工程S2を実施するための装置である。圧縮装置3としては、遠心式圧縮機、軸流式圧縮機、往復動式圧縮機などの公知の圧縮装置を用いることができる。
分離装置4は、分解ガスG1を、メタンを含むストリームと、エチレン以上の高沸成分(C2+ガスG2)とに分離する装置である。より具体的には、分離装置4は、高圧かつ低温の条件下で沸点差を利用することにより、分解ガスG1を、メタンを含むストリームと、エチレン以上の高沸成分とに分離することができる。このとき、水素は、メタンを含むストリームに含まれる。分離装置4としては、深冷分離器または脱メタン塔などの装置を用いることができる。
分離装置4によって分離されるメタンを含むストリームは、複数のストリームに分けて取り出されてもよい。本実施形態では、メタンを含むストリームは、例えば、燃料ガスG3、水素原料ガスG4およびリサイクルガスG5に分けて分離装置4から取り出され得る。燃料ガスG3、水素原料ガスG4およびリサイクルガスG5は、それぞれ分離装置4から排出された後の用途に適した組成を有している。なお、メタンを含むストリームが分けられる数は上記3つに限定されず、4つ以上であってもよい。
燃料ガスG3は、分解装置1に燃料として供給することのできるガスである。そのため、分離装置において分離されたメタンを多く含む組成となっている。燃料ガスG3は、メタンの他に水素、一酸化炭素などの酸化炭素、メタン以外の炭化水素を含んでいてもよい。燃料ガスG3は、経路L6を介して分離装置4から取り出される。また、燃料ガスG3のうち、少なくとも一部が経路L61を介して熱分解装置7に供給される。燃料ガスG3の一部は、経路L60を介して分解装置1に供給されてもよい。なお、分離装置4から取り出された燃料ガスG3は、全て熱分解装置7に供給されてもよい。この場合、経路L60は設けられなくてもよい。
水素原料ガスG4は、水素を得るために水素精製装置5に供給されるガスである。そのため、分離装置4において分離された水素を多く含む組成となっている。水素原料ガスG4は、水素およびメタンを含んでいる。水素原料ガスG4は、水素およびメタンの他に、メタン以外の炭化水素、一酸化炭素などの酸化炭素を含んでいてもよい。水素原料ガスG4は、経路L7を介して分離装置4から取り出される。すなわち、分離装置4は、分解ガスG1から水素およびメタンを含む水素原料ガスG4を分離する分離工程S3を実施する装置であると言える。
リサイクルガスG5は、分離装置4においてリサイクルガスとして再利用され得るガスである。リサイクルガスG5は、経路L8を介して分離装置4から取り出される。
燃料ガスG3、水素原料ガスG4およびリサイクルガスG5は、例えば、各ガスの組成比に起因する重量の差または沸点の差を利用して、分離装置4からそれぞれ取り出され得る。この場合、各ガスの単位体積当たりの重量は、軽いものから水素原料ガスG4、燃料ガスG3、リサイクルガスG5となる。
水素精製装置5は、水素精製装置5に供給されるガスに含まれる水素を精製し、高純度の水素を得る装置である。水素精製装置5は、水素原料ガスG4から水素を精製する、水素精製工程S42を実施する装置である。水素精製装置5としては、PSA(Pressure Swing Adsorption:圧力スイング吸着装置)、深冷分離器または膜分離装置などの公知のガス分離装置を用いることができる。水素精製装置5により、水素精製装置5に供給される水素原料ガスG4は、高純度の水素ガスG6と、水素原料ガスG4中の不純物を含むテールガスG7とに分離される。
テールガス圧縮装置6は、テールガスG7を圧縮する装置である。テールガス圧縮装置6としては、遠心式圧縮機、軸流式圧縮機、往復動式圧縮機などの公知の圧縮装置を用いることができる。テールガス圧縮装置6によって圧縮されたテールガスG7は、燃料として用いられてもよい。
熱分解装置7は、メタンを含むガスを熱分解する装置である。すなわち、熱分解装置7は、分離工程S3において得られる、メタンを含むストリームの少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を実施する装置である。なお、分離工程S3において得られる、メタンを含むストリームの少なくとも一部と共に、炭化水素を分解して得られる成分のうち、メタンを含まない炭化水素ガスまたは炭化水素油も熱分解装置7に供給することができる。
熱分解装置7としては、管式反応器、固定床反応器、流動床反応器、バブリング型流動床反応器、循環流動床反応器、移動床反応器または循環移動床反応器などの公知の装置を用いることができる。また、熱分解装置7において用いられる熱分解法は、無触媒熱分解法、固体触媒を用いる熱分解法、または溶融塩もしくは溶融金属などの液体触媒を用いる熱分解法などの公知の方法であってよい。さらに、熱分解を行うための加熱装置として、加熱炉、スチームもしくは溶融塩などを熱媒とする熱交換装置、マイクロ波加熱装置、プラズマ加熱装置、誘導加熱装置または抵抗加熱装置などの公知の装置を用いることができる。メタンを含むストリームを熱分解することにより、炭素G9(固体炭素)と、水素ガスG8を得ることができる。
実施形態1に係る製造システム101は、炭化水素を分解する分解装置1と、前記炭化水素が分解された分解ガスG1を圧縮する圧縮装置3と、圧縮された分解ガスG1から、水素およびメタンを含む水素原料ガスG4を分離する分離装置4と、水素原料ガスG4から水素を精製する水素精製装置5と、熱分解装置7と、を含む。熱分解装置7は、分離装置4から排出される、メタンを含むストリームの少なくとも一部を熱分解する。
また、上述した製造システム101を用いて実施される水素の製造方法は以下のように記載され得る。
実施形態1に係る水素の製造方法は、炭化水素を分解し、分解ガスG1を得る分解工程S1と、分解ガスG1を圧縮する圧縮工程S2と、圧縮された分解ガスG1から水素およびメタンを含む水素原料ガスG4を分離する分離工程S3と、水素原料ガスG4から水素を精製する水素精製工程S42と、分離工程S3において得られる、メタンを含むストリームの少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41と、を含む。
メタンを含むストリームの少なくとも一部を熱分解することにより、水素および固体炭素を得ることができる。炭化水素を分解して得られたメタンを含むストリームに含まれる炭素分の少なくとも一部が固体炭素として得られるため、製造システム101から排出されるCOの量を低減することができる。さらにメタンを含むストリームから水素が得られるため、水素の生産量を向上させることができる。これにより、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献できる。
また、実施形態1に係る水素の製造方法は、分解工程S1の燃料として用いられる燃料ガスG3の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含む。
炭化水素を分解して生じたメタンを多く含む燃料ガスG3を熱分解する熱分解工程を含むことにより、製造システム101から排出されるCOの量を有意に低減することができる。また、メタンの含有量が多いため、水素の生成量を向上させることができる。
なお、本願発明は水素の製造方法として記載しているが、熱分解工程S41を含むことにより、炭素を得ることもできる。すなわち、本願発明は水素および炭素の製造方法として捉えることもできる。
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。以下の実施形態についても同様である。
本実施形態に係る水素の製造方法のフローチャートは、図1に示す実施形態1のフローチャートと同じフローチャートによって表すことができる。図3は、本発明の実施形態2に係る製造システム102の構成を模式的に示す系統図である。図3では、図2に記載されている経路L60を省略しているが、経路L60が設けられていてもよい。
実施形態2は、熱分解装置7から得られた水素ガスG8(水素を含むストリーム)を、水素精製装置5に供給する水素原料ガスG4の一部として用いている点が実施形態1と異なる。具体的には、図3に示すように、製造システム102では、熱分解装置7から得られる水素ガスG8は、経路L64を介して排出され、水素精製装置5に供給されている。他の構成は実施形態1と同じである。
すなわち、実施形態2に係る水素の製造方法は、分解工程S1の燃料として用いられる燃料ガスG3の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含み、熱分解工程S41において得られる水素を含むストリームを、水素精製工程S42において、原料の一部として供給している。
当該構成により、製造システム102から排出されるCOの量を有意に低減することができる。また、熱分解装置7から得られる低純度の水素ガスG8を水素精製装置5に供給することにより、高純度の水素ガスG6を増産することができる。
〔実施形態3〕
本発明の第3の実施形態について、以下に説明する。
本実施形態に係る水素の製造方法のフローチャートは、図1に示す実施形態1のフローチャートと同じフローチャートによって表すことができる。図4は、本発明の実施形態3に係る製造システム103の構成を模式的に示す系統図である。図4では、図2に記載されている経路L60を省略しているが、経路L60が設けられていてもよい。
製造システム103では、水素精製装置5から得られ、圧縮されたテールガスG7の一部をリサイクルテールガスG10として熱分解装置7に供給している点が実施形態2と異なる。その他の構成は、実施形態2と同じである。リサイクルテールガスG10は、炭化水素を含むガスである。リサイクルテールガスG10は、経路L10から分枝される経路L11を通り、燃料ガスG3と合流され、熱分解装置7に供給される。
すなわち、実施形態3に係る水素の製造方法は、分解工程S1の燃料として用いられる燃料ガスG3の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含み、水素精製工程S42において分離される炭化水素を、熱分解工程に供給している。
当該構成により、製造システム102から排出されるCOの量を有意に低減することができる。また、水素精製装置5から得られるテールガスの一部を熱分解装置7に供給することにより、排出されるテールガス量を低減し、高純度の水素ガスG6を増産することができる。
〔実施形態4〕
本発明の第4の実施形態について、以下に説明する。
図5は、本発明の実施形態4に係る製造システム104の構成を模式的に示す系統図である。
製造システム104では、分離装置4から排出される燃料ガスG3は、分解装置1の燃料として用いられている。また、分離装置4から排出される水素原料ガスG4が、熱分解装置7に供給されている。燃料ガスG3は、経路L6を介して分解装置1に燃料として供給されている。水素原料ガスG4は、経路L71を介して熱分解装置7に供給されている。実施形態4は、上述した点が実施形態1と異なっており、それ以外の構成は実施形態1と同じである。
すなわち、実施形態4に係る水素の製造方法は、水素原料ガスG4の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含む。
水素およびメタンを含む水素原料ガスG4を熱分解する熱分解工程を含むことにより、製造システム104から排出されるCOの量を低減することができる。
なお、製造システム104は、水素精製装置5を含んでいない。しかしながら、製造システム104の構成において、熱分解装置7は、(i)分離工程S3において得られる、メタンを含むストリームから水素を製造する水素製造工程S4と、(ii)分離工程S3において得られる、メタンを含むストリームの少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41の両方を実施する装置であると言える。つまり、製造システム104も本願発明の範囲内である。
〔実施形態5〕
本発明の第5の実施形態について、以下に説明する。
本実施形態に係る水素の製造方法のフローチャートは、図1に示す実施形態1のフローチャートと同じフローチャートによって表すことができる。図6は、本発明の実施形態5に係る製造システム105の構成を模式的に示す系統図である。
製造システム105では、熱分解装置7から得られた水素ガスG8を水素精製装置5に供給している点が実施形態4と異なっている。水素精製装置5に供給された水素ガスG8は、高純度の水素ガスG6と、水素ガスG8中の不純物を含むテールガスG7とに分離される。他の構成については実施形態4と同じである。
すなわち、実施形態5に係る水素の製造方法は、水素原料ガスG4の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含み、熱分解工程S41において得られる水素を含むストリームを、水素精製工程S42において、原料の一部として供給している。
当該構成により、製造システム105から排出されるCOの量を低減することができる。また、また、熱分解した後の水素ガスG8を水素精製装置5に供給することにより、高純度の水素ガスG6を増産することができるとともに、テールガス発生量およびテールガス圧縮機動力を削減することができる。
〔実施形態6〕
本発明の第6の実施形態について、以下に説明する。
本実施形態に係る水素の製造方法のフローチャートは、図1に示す実施形態1のフローチャートと同じフローチャートによって表すことができる。図7は、本発明の実施形態6に係る製造システム106の構成を模式的に示す系統図である。
製造システム106では、水素精製装置5から得られ、圧縮されたテールガスG7の一部をリサイクルテールガスG10として熱分解装置7に供給している点が実施形態5と異なる。リサイクルテールガスG10は、炭化水素を含むガスである。リサイクルテールガスG10は、経路L10から分枝される経路L11を介して熱分解装置7に供給される。その他の構成は、実施形態5と同じである。
すなわち、実施形態6に係る水素の製造方法は、水素原料ガスG4の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含み、水素精製工程S42において分離される炭化水素を、熱分解工程S41に供給している。
当該構成により、製造システム106から排出されるCOの量を低減することができる。また、水素精製装置5から得られるテールガスの一部を熱分解装置7に供給することにより、排出されるテールガス量を低減し、高純度の水素ガスG6を増産することができる。
〔実施形態7〕
本発明の第7の実施形態について、以下に説明する。
図8は、本発明の実施形態7に係る製造システム107の構成を模式的に示す系統図である。
製造システム107では、分離装置4から排出される燃料ガスG3は、分解装置1の燃料として用いられている。また、分離装置4から排出されるリサイクルガスG5が、熱分解装置7に供給されている。燃料ガスG3は、経路L6を介して分解装置1に燃料として供給されている。リサイクルガスG5は、経路L81を介して熱分解装置7に供給されている。実施形態7は、上述した点が実施形態1と異なっており、それ以外の構成は実施形態1と同じである。
換言すると、実施形態7に係る水素の製造方法は、リサイクルガスG5の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含む。
メタンを含むリサイクルガスG5を熱分解する熱分解工程S41を含むことにより、製造システム107から排出されるCOの量を低減することができる。また、分離装置4へのリサイクルがなくなることにより、圧縮装置3の動力を低減することができる。
〔実施形態8〕
本発明の第8の実施形態について、以下に説明する。
本実施形態に係る水素の製造方法のフローチャートは、図1に示す実施形態1のフローチャートと同じフローチャートによって表すことができる。図9は、本発明の実施形態8に係る製造システム108の構成を模式的に示す系統図である。
製造システム108では、熱分解装置7から得られた水素ガスG8を水素精製装置5に供給している点が実施形態7と異なっている。他の構成については実施形態7と同じである。
実施形態8に係る水素の製造方法は、リサイクルガスG5の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含み、熱分解工程S41において得られる水素を含むストリームを、水素精製工程S42において、原料の一部として供給している。
当該構成により、製造システム108から排出されるCOの量を低減することができる。また、また、熱分解した後の水素ガスG8を水素精製装置5に供給することにより、高純度の水素ガスG6を増産することができる。
〔実施形態9〕
本発明の第9の実施形態について、以下に説明する。
本実施形態に係る水素の製造方法のフローチャートは、図1に示す実施形態1のフローチャートと同じフローチャートによって表すことができる。図10は、本発明の実施形態9に係る製造システム109の構成を模式的に示す系統図である。
製造システム109では、水素精製装置5から得られ、圧縮されたテールガスG7の一部をリサイクルテールガスG10として熱分解装置7に供給している点が実施形態5と異なる。リサイクルテールガスG10は、炭化水素を含むガスである。リサイクルテールガスG10は、経路L10から分枝される経路L11を介して熱分解装置7に供給される。その他の構成は、実施形態8と同じである。
換言すると、実施形態9に係る水素の製造方法は、リサイクルガスG5の少なくとも一部を熱分解する熱分解工程S41を含み、水素精製工程S42において分離される炭化水素を、熱分解工程に供給している。
当該構成により、製造システム109から排出されるCOの量を低減することができる。また、水素精製装置5から得られるテールガスの一部を熱分解装置7に供給することにより、排出されるテールガス量を低減し、高純度の水素ガスG6を増産することができる。
〔他の実施形態〕
上述の実施形態では、燃料ガスG3、水素原料ガスG4およびリサイクルガスG5のいずれか1つを熱分解装置7に供給する構成について説明した。しかしながら、熱分解装置7に供給するガスは、燃料ガスG3、水素原料ガスG4およびリサイクルガスG5のうち1つ以上を合流させたものであってもよい。
当該構成の製造方法においても、排出されるCOの量を低減することができる。また、水素の生成量を向上させることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔プロセスシミュレーションによる実証試験〕
以下に、本発明の範囲内の構成を有する実施例と、本発明の範囲外の構成を有する比較例について、マテリアルバランスをプロセスシミュレーションにより取得した結果について説明する。
比較例は、本発明の範囲外の構成を有する製造システム900の構成を基に行ったシミュレーションである。図11は、比較例としての製造システム900の構成を模式的に示す系統図である。製造システム900は、上述した製造システム101~109と同様、エタンまたはナフサなどの炭化水素を分解して得られる分解ガスを精製することにより、水素を製造するシステムである。しかしながら、製造システム900は、熱分解装置を有していない。すなわち、製造システム900を用いた水素の製造方法は、熱分解工程S41に相当する工程を含まない。なお、図11において上述した実施形態にて説明した部材と同じ符号を付している部材は、上記実施形態と同じ機能を有する。
実施例1~9は、それぞれ上述した製造システム101~109の構成を基に行ったシミュレーションである。
比較例および各実施例についてのシミュレーションでは、以下の設定とした。
・分離装置4は、深冷分離器と脱メタン塔から構成される
・水素精製装置5は、PSA装置を使用する
・熱分解装置7から得られる水素ガスG8の水素濃度は89mol%(51wt%)である
・熱分解装置7におけるメタンの転化率は80%とする
・テールガスG7の一部をリサイクルする場合、水素精製装置5の出口から排出されるテールガスG7の半量を、リサイクルテールガスG10としてリサイクルする。
<比較例>
比較例についてのシミュレーション結果として、各ガスの組成、CO発生量、分解ガス圧縮機(圧縮装置3)動力およびテールガス圧縮機(テールガス圧縮装置6)動力を以下の表1に示す。
Figure 0007089101000001
比較例では、燃料ガスG3およびテールガスG7は、分解装置1などにおいて燃料として使用されるため、燃焼に伴うCOが発生する。比較例において、発生するCOは187.1ton/hrであるという結果となった。また、分解ガス圧縮機動力は60749kW、テールガス圧縮機動力は3106kWであった。
<実施例1>
実施例1についてのシミュレーション結果を以下の表2に示す。
Figure 0007089101000002
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例1では、56.3ton/hrであるという結果となった。すなわち、実施形態1の製造システム101は、COの量を有意に低減することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
<実施例2>
実施例2についてのシミュレーション結果を以下の表3に示す。
Figure 0007089101000003
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例2では、82.4ton/hrであるという結果となった。また、比較例において高純度の水素ガスG6の生成量は3.5ton/hrであったのに対し、実施例2では、11.9ton/hrであった。すなわち、実施形態2の製造システム102は、排出されるCOの量を有意に低減し、高純度の水素ガスG6を増産することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
<実施例3>
実施例3についてのシミュレーション結果を以下の表4に示す。
Figure 0007089101000004
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例3では、45.9ton/hrであるという結果となった。また、比較例においてテールガスG7の発生量は21.2ton/hrであったのに対し、実施例3では、18.2ton/hrであった。また、比較例において高純度の水素ガスG6の生成量は3.5ton/hrであったのに対し、実施例2では、16.0ton/hrであった。すなわち、実施形態3の製造システム103は、排出されるCOの量を有意に低減し、排出されるテールガス量を低減し、高純度の水素ガスG6を増産することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
<実施例4>
実施例4についてのシミュレーション結果を以下の表5に示す。
Figure 0007089101000005
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例4では、130.8ton/hrであるという結果となった。すなわち、実施形態4の製造システム104は、COの量を低減することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
<実施例5>
実施例5についてのシミュレーション結果を以下の表6に示す。
Figure 0007089101000006
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例5では、142.1ton/hrであるという結果となった。すなわち、燃料ガスG3を熱分解する熱分解工程S41を含むことにより、COの量を低減することができるというシミュレーション結果を得ることができた。また、比較例において高純度の水素ガスG6の生成量は3.5ton/hrであったのに対し、実施例5では、7.0ton/hrであった。また、比較例においてテールガスG7の発生量は21.2ton/hrであったのに対し、実施例5では、5.4ton/hrであった。さらに、比較例においてテールガス圧縮機動力が3106kWであったのに対し、実施例5では、1907kWであった。すなわち、実施形態5の製造システム105は、高純度の水素ガスG6を増産することができるとともに、テールガス発生量およびテールガス圧縮機動力を削減することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
<実施例6>
実施例6についてのシミュレーション結果を以下の表7に示す。
Figure 0007089101000007
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例6では、137.2ton/hrであるという結果となった。比較例において高純度の水素ガスG6の生成量は3.5ton/hrであったのに対し、実施例6では、8.0ton/hrであった。比較例においてテールガスG7の発生量は21.2ton/hrであったのに対し、実施例6では、3.1ton/hrであった。すなわち、実施形態6の製造システム106は、COの量を低減し、排出されるテールガス量を低減し、かつ高純度水素を増産することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
<実施例7>
実施例7についてのシミュレーション結果を以下の表8に示す。
Figure 0007089101000008
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例7では、166.2ton/hrであるという結果となった。また、比較例において分解ガス圧縮機動力が60749kWであったのに対し、実施例7では、59780kWであった。すなわち、実施形態7の製造システム106は、COの量を低減し、分解ガス圧縮機の動力を低減することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
<実施例8>
実施例8についてのシミュレーション結果を以下の表9に示す。
Figure 0007089101000009
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例9では、170.7ton/hrであるという結果となった。また、比較例において高純度の水素ガスG6の生成量は3.5ton/hrであったのに対し、実施例8では、4.9ton/hrであった。すなわち、実施形態8の製造システム108は、COの量を低減し、高純度の水素ガスG6を増産することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
<実施例9>
実施例9についてのシミュレーション結果を以下の表10に示す。
Figure 0007089101000010
比較例において発生するCOは187.1ton/hrであったのに対し、実施例9では、144.6ton/hrであるという結果となった。また、比較例において高純度の水素ガスG6の生成量は3.5ton/hrであったのに対し、実施例9では、7.5ton/hrであった。さらに、比較例においてテールガスG7の生成量は21.2ton/hrであったのに対し、実施例9では、12.6ton/hrであった。すなわち、実施形態9の製造システム109は、COの量を低減し、排出されるテールガス量を低減し、水素を増産することができるというシミュレーション結果を得ることができた。
1 分解装置
2 冷却装置
3 圧縮装置
4 分離装置
5 水素精製装置
6 テールガス圧縮装置
7 熱分解装置
101、102、103、104、105、106、107、108、109、900 製造システム
G1 分解ガス
G2 C2+ガス
G3 燃料ガス
G4 水素原料ガス
G5 リサイクルガス
G6 水素ガス(高純度)
G7 テールガス
G8 水素ガス(低純度)
G9 炭素
G10 リサイクルテールガス
S1 分解工程
S2 圧縮工程
S3 分離工程
S4 水素製造工程
S41 熱分解工程
S42 水素精製工程

Claims (3)

  1. 炭化水素を分解し、分解ガスを得る分解工程と、
    前記分解ガスを圧縮する圧縮工程と、
    圧縮された前記分解ガスから水素およびメタンを含む水素原料ガスを分離する分離工程と、
    前記水素原料ガスから水素を精製する水素精製工程と、
    前記分離工程において得られる、(i)前記分解工程の燃料として用いられる燃料ガス、(ii)前記水素原料ガス、および(iii)前記圧縮工程に再び供給されるリサイクルガスのうち、前記水素原料ガスの少なくとも一部を熱分解する熱分解工程と、を含み、
    前記熱分解工程において得られる水素を含むストリームを、前記水素精製工程において、原料の一部として供給する、水素の製造方法。
  2. 前記水素精製工程において分離される炭化水素を、前記熱分解工程に供給する、請求項1に記載の水素の製造方法。
  3. 炭化水素を分解する分解装置と、
    前記炭化水素が分解された分解ガスを圧縮する圧縮装置と、
    圧縮された前記分解ガスから、水素およびメタンを含む水素原料ガスを分離する分離装置と、
    前記水素原料ガスから水素を精製する水素精製装置と、
    熱分解装置と、を含み、
    前記熱分解装置は、前記分離装置から排出される、(i)前記分解装置の燃料として用いられる燃料ガス、(ii)前記水素原料ガス、および(iii)前記圧縮装置に再び供給されるリサイクルガスのうち、前記水素原料ガスの少なくとも一部を熱分解し、
    前記熱分解装置から得られる水素を含むストリームを、前記水素精製装置の原料の一部として供給する、水素の製造システム。
JP2021156622A 2021-09-27 2021-09-27 水素の製造方法および製造システム Active JP7089101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021156622A JP7089101B2 (ja) 2021-09-27 2021-09-27 水素の製造方法および製造システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021156622A JP7089101B2 (ja) 2021-09-27 2021-09-27 水素の製造方法および製造システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022029452A JP2022029452A (ja) 2022-02-17
JP7089101B2 true JP7089101B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=80271469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021156622A Active JP7089101B2 (ja) 2021-09-27 2021-09-27 水素の製造方法および製造システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7089101B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000086201A (ja) 1998-07-14 2000-03-28 Agency Of Ind Science & Technol 水素の製造方法
JP2009526744A (ja) 2006-02-15 2009-07-23 イージーティー エンタープライゼズ,インク. 燃料処理のための電気的反応技術
JP2015509128A (ja) 2012-01-27 2015-03-26 サウジ アラビアン オイル カンパニー 原油の直接処理のための残留物バイパスを含む水素処理および蒸気熱分解統合プロセス

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043390B2 (ja) * 1980-12-26 1985-09-27 三井造船株式会社 炭化水素分解物の低温精製方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000086201A (ja) 1998-07-14 2000-03-28 Agency Of Ind Science & Technol 水素の製造方法
JP2009526744A (ja) 2006-02-15 2009-07-23 イージーティー エンタープライゼズ,インク. 燃料処理のための電気的反応技術
JP2015509128A (ja) 2012-01-27 2015-03-26 サウジ アラビアン オイル カンパニー 原油の直接処理のための残留物バイパスを含む水素処理および蒸気熱分解統合プロセス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022029452A (ja) 2022-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103396287B (zh) 制造1,2-二氯乙烷的方法
US20110155642A1 (en) Fluid catalytic cracking process with reduced carbon dioxide emission
CN101845319B (zh) 以生物质为原料生产蜡及清洁燃料油工艺
RU2563643C2 (ru) Новый способ каталитического риформинга с рециркуляцией газовых отходов процесса восстановления на вход первого реактора и с подачей рециркулируемого газа, в целях его рециркуляции, на единичный последний реактор блока или на последние реакторы блока
CN106629600B (zh) 粗合成气吸附催化制氢工艺及其设备
RU2418840C2 (ru) Система синтеза жидкого топлива
JP6889644B2 (ja) 酸素同位体置換方法及び酸素同位体置換装置
US20220243134A1 (en) Fluidized catalytic cracking unit system with integrated reformer-electrolyzer-purifier
CN101058406A (zh) 鲁奇炉出口煤气加纯氧非催化部分氧化制取合适氢碳比合成气或氢气的方法及系统
JP7089101B2 (ja) 水素の製造方法および製造システム
CN106588526A (zh) 一种以煤和炼厂干气为原料制烯烃的系统以及制烯烃的方法
JP7097250B2 (ja) プロピレン生成を増やすようにfccからの塔頂流出物中に存在するエチレンを転化する方法
CN105936834A (zh) 一种低阶煤热解油气加工组合系统及方法
JP2008221082A (ja) 吸収材の再生方法
JP6853417B2 (ja) 熱分解生成物の冷却方法
JP6935282B2 (ja) 酸素同位体置換方法及び酸素同位体置換装置
CN109777495B (zh) 一种炼厂气体组合加工方法
CN103055960B (zh) 一种降低排放的催化剂再生方法
TW202311509A (zh) 無二氧化碳排放之製造合成燃料的設備與方法
CN204097413U (zh) 生产汽柴油、石油焦及高档润滑油基础油的系统
CN109777488B (zh) 一种炼厂气体组合加工工艺
CN106590754A (zh) 一种以煤和炼厂干气为原料制合成油的方法
RU2630307C1 (ru) Способ и установка для получения высокооктановой синтетической бензиновой фракции из природного или попутного газов
JP2016132644A (ja) 炭化水素製造装置及び炭化水素製造方法
US20240342697A1 (en) Process and apparatus for regenerating catalyst from a methanol to olefins process

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210927

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7089101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150