JP7089101B2 - 水素の製造方法および製造システム - Google Patents
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Description
以下、本発明の一実施形態である水素の製造方法について、これに用いる製造装置と併せて図面を用いて詳細に説明する。
まず、実施形態1に係る水素の製造方法を実現するための製造システム101の構成について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態1に係る製造システム101の構成を模式的に示す系統図である。
熱分解装置7としては、管式反応器、固定床反応器、流動床反応器、バブリング型流動床反応器、循環流動床反応器、移動床反応器または循環移動床反応器などの公知の装置を用いることができる。また、熱分解装置7において用いられる熱分解法は、無触媒熱分解法、固体触媒を用いる熱分解法、または溶融塩もしくは溶融金属などの液体触媒を用いる熱分解法などの公知の方法であってよい。さらに、熱分解を行うための加熱装置として、加熱炉、スチームもしくは溶融塩などを熱媒とする熱交換装置、マイクロ波加熱装置、プラズマ加熱装置、誘導加熱装置または抵抗加熱装置などの公知の装置を用いることができる。メタンを含むストリームを熱分解することにより、炭素G9(固体炭素)と、水素ガスG8を得ることができる。
本発明の第2の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。以下の実施形態についても同様である。
本発明の第3の実施形態について、以下に説明する。
本発明の第4の実施形態について、以下に説明する。
本発明の第5の実施形態について、以下に説明する。
本発明の第6の実施形態について、以下に説明する。
本発明の第7の実施形態について、以下に説明する。
本発明の第8の実施形態について、以下に説明する。
本発明の第9の実施形態について、以下に説明する。
上述の実施形態では、燃料ガスG3、水素原料ガスG4およびリサイクルガスG5のいずれか1つを熱分解装置7に供給する構成について説明した。しかしながら、熱分解装置7に供給するガスは、燃料ガスG3、水素原料ガスG4およびリサイクルガスG5のうち1つ以上を合流させたものであってもよい。
以下に、本発明の範囲内の構成を有する実施例と、本発明の範囲外の構成を有する比較例について、マテリアルバランスをプロセスシミュレーションにより取得した結果について説明する。
・分離装置4は、深冷分離器と脱メタン塔から構成される
・水素精製装置5は、PSA装置を使用する
・熱分解装置7から得られる水素ガスG8の水素濃度は89mol%(51wt%)である
・熱分解装置7におけるメタンの転化率は80%とする
・テールガスG7の一部をリサイクルする場合、水素精製装置5の出口から排出されるテールガスG7の半量を、リサイクルテールガスG10としてリサイクルする。
比較例についてのシミュレーション結果として、各ガスの組成、CO2発生量、分解ガス圧縮機(圧縮装置3)動力およびテールガス圧縮機(テールガス圧縮装置6)動力を以下の表1に示す。
実施例1についてのシミュレーション結果を以下の表2に示す。
実施例2についてのシミュレーション結果を以下の表3に示す。
実施例3についてのシミュレーション結果を以下の表4に示す。
実施例4についてのシミュレーション結果を以下の表5に示す。
実施例5についてのシミュレーション結果を以下の表6に示す。
実施例6についてのシミュレーション結果を以下の表7に示す。
実施例7についてのシミュレーション結果を以下の表8に示す。
実施例8についてのシミュレーション結果を以下の表9に示す。
実施例9についてのシミュレーション結果を以下の表10に示す。
2 冷却装置
3 圧縮装置
4 分離装置
5 水素精製装置
6 テールガス圧縮装置
7 熱分解装置
101、102、103、104、105、106、107、108、109、900 製造システム
G1 分解ガス
G2 C2+ガス
G3 燃料ガス
G4 水素原料ガス
G5 リサイクルガス
G6 水素ガス(高純度)
G7 テールガス
G8 水素ガス(低純度)
G9 炭素
G10 リサイクルテールガス
S1 分解工程
S2 圧縮工程
S3 分離工程
S4 水素製造工程
S41 熱分解工程
S42 水素精製工程
Claims (3)
- 炭化水素を分解し、分解ガスを得る分解工程と、
前記分解ガスを圧縮する圧縮工程と、
圧縮された前記分解ガスから水素およびメタンを含む水素原料ガスを分離する分離工程と、
前記水素原料ガスから水素を精製する水素精製工程と、
前記分離工程において得られる、(i)前記分解工程の燃料として用いられる燃料ガス、(ii)前記水素原料ガス、および(iii)前記圧縮工程に再び供給されるリサイクルガスのうち、前記水素原料ガスの少なくとも一部を熱分解する熱分解工程と、を含み、
前記熱分解工程において得られる水素を含むストリームを、前記水素精製工程において、原料の一部として供給する、水素の製造方法。 - 前記水素精製工程において分離される炭化水素を、前記熱分解工程に供給する、請求項1に記載の水素の製造方法。
- 炭化水素を分解する分解装置と、
前記炭化水素が分解された分解ガスを圧縮する圧縮装置と、
圧縮された前記分解ガスから、水素およびメタンを含む水素原料ガスを分離する分離装置と、
前記水素原料ガスから水素を精製する水素精製装置と、
熱分解装置と、を含み、
前記熱分解装置は、前記分離装置から排出される、(i)前記分解装置の燃料として用いられる燃料ガス、(ii)前記水素原料ガス、および(iii)前記圧縮装置に再び供給されるリサイクルガスのうち、前記水素原料ガスの少なくとも一部を熱分解し、
前記熱分解装置から得られる水素を含むストリームを、前記水素精製装置の原料の一部として供給する、水素の製造システム。
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