JP7088436B1 - 電力管理装置及び電力管理方法 - Google Patents

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Abstract

一次電源の異常により二次電源からエレベータ装置および給水装置に電力を供給する際に、二次電源から供給可能な電力量を所定期間に亘って消費するための消費計画を作成する計画作成手段と、単位時間が経過する毎に、計画された消費量と実際の消費量との差分に基づいて、次の単位時間における電力消費基準量を決定する基準決定手段と、次の単位時間における給水装置による消費電力量が決定された電力消費基準量以下になるように、給水装置に給水流量上限を設定する第1の制限設定手段と、エレベータ装置に対し運行要求が発生する毎に、その運行要求を遂行する場合に予想されるエレベータ装置及び給水装置の最大消費電力の合計が二次電源の最大出力電力を超える場合は、最大運行速度の設定を下方変更する第2の制限設定手段を備えた電力管理装置を提供する。

Description

本開示は、一次電源による電力供給の異常により二次電源からエレベータ装置および給水装置に電力を供給する際に、エレベータ装置および給水装置による電力の消費を管理する電力管理装置及び電力管理方法に関する。
従来、災害や設備故障などにより商用電源等の一次電源による電力供給に異常が発生した場合に、別途用意しておいた発電機、蓄電池等の二次電源から、エレベータ装置や給水装置などのビル設備に必要な電力を供給することが知られている。特許文献1には、停電時などにおいて、蓄電池からエレベータ装置や給水装置に電力を供給する際に、エレベータ装置の運転状態や給水装置の運転状態に基づいて、蓄電池から各装置への出力電力の割当量を調整する技術が記載されている。具体的には、特許文献1では、蓄電池の最大出力電力の限度において、エレベータ装置等の設備にその最大使用電力に相当する電力を割り当てることを基本として、その設備の運転状態が所定の状態である場合は割り当てる電力を最大使用電力より少なくすることが提案されている。
特開2016-135083号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、エレベータ装置等の各設備に割り当てる電力がその設備の最大使用電力と運転状態にのみ依存して調整されるため、各設備の運転状況によっては蓄電池から供給可能な電力量が短期間で全て消費されてしまう場合があるという問題がある。
そこで、本開示の目的は、一次電源による電力供給の異常により二次電源からエレベータ装置および給水装置に電力を供給する際に、二次電源から供給可能な電力量を所定期間に亘って消費可能にするとともに、エレベータ装置と給水装置による電力の消費を適切に制御することができる電力管理装置及び電力管理方法を提供することである。
本開示に係る電力管理装置は、一次電源による電力供給の異常により二次電源からエレベータ装置および給水装置に電力を供給する際に、エレベータ装置および給水装置による電力の消費を管理する電力管理装置であって、二次電源から供給可能な電力量を所定期間に亘って消費するための消費計画を作成する計画作成手段と、単位時間が経過する毎に、作成された消費計画で示される電力消費計画量と、エレベータ装置および給水装置により消費された消費済み電力量との差分に基づいて、次の単位時間における電力消費基準量を決定する基準決定手段と、基準決定手段により電力消費基準量が決定される毎に、次の単位時間における給水装置による消費電力量が決定された電力消費基準量以下になるように、給水装置により所定の目標水圧を実現する給水流量の上限である給水流量上限を設定する第1の制限設定手段と、エレベータ装置に対し運行要求が発生する場合に、その運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置の第1の最大消費電力と、給水流量上限の設定下で給水を行う場合における給水装置の第2の最大消費電力との合計である第1の合計消費電力が、二次電源の最大出力電力を超えるか否かを判断し、第1の合計消費電力が最大出力電力を超えると判断された場合に、エレベータ装置の最大運行速度の設定を下方変更することにより第1の合計消費電力が最大出力電力以下になるようにする第2の制限設定手段とを備えたものである。
本開示に係る電力管理装置によれば、一次電源による電力供給の異常により二次電源からエレベータ装置および給水装置に電力を供給する際に、二次電源から供給可能な電力量を所定期間に亘って消費可能にするとともに、エレベータ装置と給水装置による電力の消費を適切に制御することができる。
第1の実施の形態に係る電力管理システム1の概略構成を示すブロック図である。 消費計画Ep、消費済み電力量Ec及び電力消費基準量Erの例を示すグラフである。 エレベータ装置10の消費電力P10及び給水装置20の消費電力P20の例を示すグラフである。 給水流量上限Fsの設定例を示すグラフである。 最大運行速度Vsの設定例を示すグラフである。 電力管理装置40により行われる処理の流れを示すフローチャートである。 エレベータ装置10に対し運行要求が発生した場合に行われる処理の流れを示すフローチャートである。 電力管理装置40のハードウェア構成図である。 第2の実施の形態に係る電力管理装置40により行われる処理の流れを示すフローチャートである。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る電力管理システム1の概略構成を示す図である。この電力管理システム1は、ビルやマンションなどの建物に設置された、エレベータ装置10と、給水装置20と、二次電源30と、電力管理装置40からなる。
エレベータ装置10は、エレベータ11と、エレベータ11の運行を制御するエレベータ制御部12とを備えている。エレベータ11は、人や貨物を運ぶエレベータ、エレベータ方式の機械式駐車場におけるエレベータ等であり、昇降路内を昇降自在な乗りかごと、乗りかごにロープを介して連結された釣合錘と、ロープを介して乗りかご及び釣合錘を昇降させる巻上機などを備えている。巻上機によりロープが巻き上げられ、乗りかご及び釣合錘がそれぞれ昇降し、乗りかごが建物に設けられた複数の乗場のうちの任意の乗場に着床して、利用者が乗降可能になっている。
また、エレベータ制御部12は、エレベータ11の運行速度を予め設定された最大運行速度の範囲内において制御する。電力管理装置40において最大運行速度が設定される場合は、エレベータ制御部12は、その設定された最大運行速度の範囲内においてエレベータ11の運行速度を制御する。
たとえばエレベータ11の乗場又はかご内に設けられた操作ボタン等における利用者からの入力情報により、エレベータ11のかごを現在の位置から所定の階へ移動させて停止させるまでの運行に対する要求(運行要求)が発生する。たとえば、利用者がエレベータ11の乗場に設けられた操作ボタンでかごを呼ぶ入力を行った場合、かごをその利用者がいる階に移動させて停止させるまでの運行に対する要求が発生し、かごに乗った利用者がかご内に設けられた操作ボタンで行先階を入力した場合、かごをその行先階に移動させて停止させるまでの運行に対する要求が発生する。このようにエレベータ装置10に対する運行要求が発生すると、エレベータ制御部12は、その運行要求に応じてエレベータ11の各部の動作を制御する。
給水装置20は、給水ポンプ21と、給水ポンプ21の動作を制御するポンプ制御部22とを備えている。ポンプ制御部22は、給水ポンプ21による給水の圧力を監視し、予め設定された給水流量上限の範囲内において所定の目標水圧が維持されるように給水ポンプ21の回転速度を制御する。給水流量上限は、目標水圧を実現する給水流量の上限として、給水ポンプ21により給水可能な流量の範囲内で設定される。電力管理装置40において給水流量上限が設定された場合は、ポンプ制御部22は、その設定された給水流量上限の範囲内において所定の目標水圧が維持されるように給水ポンプ21の回転速度を制御する。
二次電源30は、商用電源などの一次電源からのエレベータ装置10および給水装置20への電力供給に異常が発生した際に、エレベータ装置10および給水装置20へ必要な電力を供給することができる発電装置、蓄電装置などのバックアップ電源である。二次電源30が、たとえばバッテリ、スーパーキャパシタ等の蓄電装置である場合、その蓄電装置で検出される電圧、電流及び温度の情報に基づいて充電状態を推定することにより、エレベータ装置10等へ供給可能な電力量を求めることができる。また、二次電源30が、たとえば燃料を使用して発電する発電装置である場合は、燃料残量の情報に基づいてエレベータ装置10等へ供給可能な電力量を求めることができる。
電力管理装置40は、一次電源による電力供給の異常により二次電源30からエレベータ装置10および給水装置20に電力を供給する際に、エレベータ装置10および給水装置20による電力の消費を管理する。電力管理装置40は、計画作成部42と、基準決定部43と、消費状況監視部44と、第1の制限設定部45と、第2の制限設定部46と、記憶部49を備えている。
計画作成部42は、一次電源による電力供給の異常により二次電源30からエレベータ装置10および給水装置20に電力の供給が開始されることに伴い、二次電源30から供給可能な供給可能電力量Ekを所定期間に亘って消費するための消費計画Epを作成する。この作成された消費計画Epは記憶部49に記憶される。図2には、所定期間Tkに亘って一定の速度で電力を消費する消費計画Epの例が示されている。
ここで、所定期間Tkは、任意に設定してもよいし、供給可能電力量Ekの大きさや、事業継続計画(Business Continuity Plan)又は生活継続計画(Life Continuity Plan)に基づくエレベータ装置10等の運転継続必要期間等を考慮して設定してもよい。また、供給可能電力量Ekは、二次電源30から外部へ供給可能な電力量の全量のうち一部のみをエレベータ装置10および給水装置20に消費させる場合は、その一部の電力量を意味する。たとえば二次電源30から供給可能な電力を、エレベータ装置10および給水装置20以外の、たとえば照明装置、空調設備、通信システム等の他のビル設備にも消費させる場合は、その他のビル設備に消費させる電力量を除いた一部の電力量を供給可能電力量Ekとすることができる。
計画作成部42は、一定の速度で電力を消費する消費計画Epに代えて、たとえば時間帯ごとの電力の需要傾向に関する情報に基づいて、時間帯ごとに電力の消費量が異なる消費計画Epを作成してもよい。
基準決定部43は、図2に示すように、所定期間Tkを複数の単位時間td、td、・・・に区分し、各単位時間tdにおける電力消費基準量Erを決定する。電力消費基準量Erは、消費計画Epに沿った電力消費を実現するために、各単位時間td内においてエレベータ装置10及び給水装置20で消費されるべき電力量の基準となる値である。また、単位時間tdは、その長さがエレベータ装置10による1回の運行に掛かる時間の長さよりも長い時間とする。具体的には、エレベータ11の最大運行距離(建物の高さなど)や運行速度に基づいて1回の運行に掛かる最大の時間を求め、単位時間tdはその時間の長さよりも長い時間とする。たとえば、エレベータ装置10が高さ40mの建物に設置され、最大運行速度の下限値が15m/minである場合、最下階から最上階まで又はその逆の運行に掛かる時間は最大で約3分であることから、単位時間はそれよりも長い5分以上の長さを有する時間とすることができる。
図2には、消費計画Ep、消費済み電力量Ec及び電力消費基準量Erの例が示されている。ここで、消費済み電力量Ecは、エレベータ装置10及び給水装置20において所定期間Tkの開始時から蓄積された合計の消費電力量のことである。以下、この図2を参照して基準決定部43により行われる処理を説明する。基準決定部43は、所定期間Tkの開始時に、最初の単位時間td、すなわちt0~t10における電力消費基準量Erを任意に決定する。たとえば消費計画Epでその単位時間t0~t10の間に消費することが計画された電力消費計画量の値E1(=Ep(t10)-Ep(t0))を最初の単位時間t0~t10における電力消費基準量Erとして決定する。
その後、基準決定部43は、単位時間tdが経過する毎に、すなわち各単位時間tdが経過した時刻t=t10、t20、・・・の各々において、次の単位時間tdにおける電力消費基準量Erを決定する。たとえば各単位時間tdに対し、消費計画Epでその単位時間tdに消費することが計画された電力消費計画量を仮の電力消費基準量として設定しておき、各時刻t=t10、t20、・・・において、その設定しておいた仮の電力消費基準量を必要に応じて上方修正又は下方修正して電力消費基準量Erを決定する。図2に示す例においては、各単位時間tdに、仮の電力消費基準量として値E1が設定されている。
基準決定部43は、各時刻t=t10、t20、・・・において、電力消費計画量Ep(t)と消費済み電力量Ec(t)の差分を求め、その差分が予め定められた閾値を超えるか否かを判断し、差分が閾値を超えない場合は、仮の電力消費基準量をそのまま次の単位時間tdにおける電力消費基準量Erとして決定する。一方、差分が予め定められた閾値を超える場合は、仮の電力消費基準量を上方修正又は下方修正した値を次の単位時間tdにおける電力消費基準量Erとして決定する。具体的には、消費済み電力量Ec(t)が電力消費計画量Ep(t)を上回り、その差分が閾値を超える場合は、仮の電力消費基準量を差分の大きさに応じた量だけ下方修正した値を次の単位時間tdにおける電力消費基準量Erとして決定する。また、消費済み電力量Ec(t)が電力消費計画量Ep(t)を下回り、その差分が閾値を超える場合は、仮の電力消費基準量を差分の大きさに応じた量だけ上方修正した値を次の単位時間tdにおける電力消費基準量Erとして決定する。
図2に示す例においては、たとえば時刻t10では、電力消費計画量Ep(t10)と消費済み電力量Ec(t10)の差分が予め定められた閾値を超えないことにより、仮の電力消費基準量の値E1がそのまま次の単位時間t10~t20における電力消費基準量Erとして決定されている。時刻t20では、消費済み電力量Ec(t20)が電力消費計画量Ep(t20)を下回り、その差分が閾値を超えることにより、仮の電力消費基準量の値E1を差分の大きさに応じた量だけ上方修正した値E2が次の単位時間t20~t30における電力消費基準量Erとして決定されている。また、時刻t30では、消費済み電力量Ec(t30)が電力消費計画量Ep(t30)を上回り、その差分が閾値を超えることにより、仮の電力消費基準量の値E1を差分の大きさに応じた量だけ下方修正した値E3が次の単位時間t30~t40における電力消費基準量Erとして決定されている。このように基準決定部43により決定された電力消費基準量Erは記憶部49に記憶される。
消費状況監視部44は、エレベータ装置10および給水装置20の消費電力を測定する測定手段(図示を省略)からその測定した消費電力の情報を取得するものであり、所定期間Tkの開始時から随時情報を取得し、取得した情報に基づいて消費済み電力量Ecを求め、記憶部49に記憶する。
第1の制限設定部45は、基準決定部43により次の単位時間における電力消費基準量Erが決定される毎に、次の単位時間における給水装置20による消費電力量がその決定された電力消費基準量Er以下になるように、給水装置20により所定の目標水圧を実現する給水流量の上限である給水流量上限Fsを設定する。具体的には、電力消費基準量Erから1秒当たりの消費電力を求め、給水装置20による消費電力がその求められた消費電力以下になるようにする。この第1の制限設定部45により設定された給水流量上限は、記憶部49に記憶され、且つ、給水装置20に送信され、ポンプ制御部22による給水ポンプ21の制御に反映される。
給水装置20においては、仮に給水ポンプ21の回転速度を一定にした場合、給水する流量の増加に伴い給水の圧力が下がってしまうため、給水する流量に拘らず所定の目標水圧が維持されるように、ポンプ制御部22により、給水する流量の増加に伴い給水ポンプ21の回転速度を上げる制御が行われる。しかし、給水ポンプ21の回転速度が大きくなるにつれて電力の消費も大きくなるため、所定の目標水圧を実現する給水流量に上限(給水流量上限)を設定することにより、給水装置20による電力の消費に上限を設けている。すなわち、給水装置20による電力消費量の上限は給水流量上限の設定に応じて変動させ、給水装置20により消費可能な電力消費量の情報に基づいて給水流量上限を設定することができる。
第1の制限設定部45は、基準決定部43により次の単位時間における電力消費基準量Erが決定される毎に、エレベータ装置10が運行中であるか否かを判断し、運行中ではないと判断された場合はすぐに給水流量上限を設定し、運行中であると判断された場合はその運行が終了したタイミングで給水流量上限を設定する。これにより、たとえばエレベータ装置10の運行中に、給水流量上限の設定が上方変更されることによって、エレベータ装置10の最大消費電力と給水装置20の最大消費電力との合計が二次電源30の最大出力電力を超えてしまい、エレベータ装置10などに不具合が発生することを抑制できる。
ここで、図2~4を参照しながら、第1の制限設定部45により行われる処理の例を説明する。図3には、エレベータ装置10の消費電力P10及び給水装置20の消費電力P20の例が示されている。この図3において、エレベータ装置10の消費電力P10がプラス値である時間t21~t22、t23~t31、t32~t41は、それぞれエレベータ装置10が運行中であることを表す。図4には、給水流量上限Fsの設定例が示されている。
時刻t0、t10では、図2に示すように、値E1が電力消費基準量Erとして決定され、且つ、図3に示すように、エレベータ装置10は運行中ではない。そこで、第1の制限設定部45は、図4に示すように、時刻t0、t10のそれぞれにおいて、給水装置20の消費電力量が、電力消費基準量Erとして設定された値E1以下になる給水流量上限を算出して得られた値F1を、次の単位時間t0~t10、t10~t20における給水流量上限Fsとして設定する。
時刻t20では、図2に示すように、値E1から上方修正された値E2が次の単位時間t20~t30における電力消費基準量Erとして決定され、且つ、図3に示すように、エレベータ装置10は運行中ではない。そこで、第1の制限設定部45は、図4に示すように、時刻t20において、給水装置20の消費電力量が、電力消費基準量Erとして設定された値E2以下になる給水流量上限を算出して得られた値F2を、次の単位時間t20~t30における給水流量上限Fsとして設定している。
時刻t30では、図2に示すように、値E1から下方修正された値E3が次の単位時間t30~t40における電力消費基準量Erとして決定され、且つ、図3に示すように、エレベータ装置10は運行中である。そこで、第1の制限設定部45は、図4に示すように、エレベータ装置10の運行が終了した時刻t31のタイミングで、給水装置20の消費電力量が、電力消費基準量Erとして設定された値E3以下になる給水流量上限を算出して得られた値F3を、残りの単位時間t31~t40における給水流量上限Fsとして設定している。なお、図4に示す時刻t32における給水流量上限Fsの設定の変更は、第2の制限設定部46によるものであり、後に説明する。
時刻t40では、図2に示すように、値E1が次の単位時間における電力消費基準量Erとして決定され、且つ、図3に示すように、エレベータ装置10は運行中である。そこで、第1の制限設定部45は、図4に示すように、エレベータ装置10の運行が終了した時刻t41のタイミングで、給水装置20の消費電力量が、電力消費基準量Erとして設定された値E1以下になる給水流量上限を算出して得られた値F1を、残りの単位時間t41~t50における給水流量上限Fsとして設定している。
第2の制限設定部46は、図3に示すように、エレベータ装置10の消費電力P10と給水装置20の消費電力P20の合計Psが二次電源30の最大出力電力Pkを超えないように最大運行速度Vsの設定を変更するなどの制限を設定するものである。具体的には、エレベータ装置10に対し運行要求が発生する場合に、その運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10による最大消費電力と、それと同時に給水を行う場合における給水装置20による最大消費電力との合計が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する。そして、最大出力電力Pkを超えると判断された場合に、エレベータ装置10の最大運行速度Vsの設定を変更するなどの制限を設定することにより最大消費電力の合計が最大出力電力Pkを超えないようにする。
この第2の制限設定部46により最大運行速度Vsが設定される場合は、その設定された最大運行速度Vsは、記憶部49に記憶され、且つ、エレベータ装置10に送信され、エレベータ制御部12によるエレベータ11の運行速度の制御に反映される。また、第2の制限設定部46により給水流量上限Fsが設定される場合は、その設定された給水流量上限Fsは、記憶部49に記憶され、且つ、給水装置20に送信され、ポンプ制御部22による給水ポンプ21の制御に反映される。
ここで、運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10の最大消費電力は、最大運行速度Vsの設定、運行要求に係るかごの移動方向、及び現時点におけるかごと釣合錘のアンバランス量に基づいて算出することができる。また、給水を行う場合における給水装置20の最大消費電力を、給水流量上限Fsの設定、及び給水流量上限で給水を行う場合に目標水圧の実現に必要な給水ポンプ21の回転速度に基づいて算出することができる。
第2の制限設定部46は、エレベータ装置10に対し運行要求が発生すると、最大運行速度Vsの現在の設定下でその運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10の最大消費電力(第1の最大消費電力)と、第1の制限設定部45により設定された給水流量上限Fsの設定下で給水を行う場合における給水装置20の最大消費電力(第2の最大消費電力)との合計である第1の合計消費電力が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する。第1の合計消費電力が最大出力電力Pkを超えると判断された場合は、エレベータ装置10の最大運行速度の設定を下方変更することにより第1の合計消費電力が最大出力電力Pk以下になるようにする。一方、第1の合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Pkを超えないと判断された場合は、最大運行速度の設定を変更しない。
第2の制限設定部46は、上記判断において、第1の合計消費電力が最大出力電力Pkを超えると判断された場合に、最大運行速度に予め定められた第1の下限値を設定して運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置の最大消費電力(第3の最大消費電力)と、第1の制限設定部45により設定された給水流量上限の設定下で給水装置20により給水を行う場合に予想され給水装置20の最大消費電力(第2の最大消費電力)との合計である第2の合計消費電力が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かをさらに判断する。第2の合計消費電力が最大出力電力Pkを超えないと判断された場合は、運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10の最大消費電力が、二次電源30の最大出力電力Pkから給水装置20の最大消費電力(第2の最大消費電力)を差し引いた残りの出力電力以下になる最大運行速度Vsの設定値(設定可能な値)のうち最も大きい値に最大運行速度Vsの設定を下方変更する。ここで、最大運行速度Vsの第1の下限値は、利用者の使用感、巻上機の動作効率特性などに基づいて設定することができる。
一方、上記判断において、第2の合計消費電力が最大出力電力Pkを超えると判断された場合は、第2の制限設定部46は、エレベータ装置10の最大運行速度に第1の下限値を設定する。また、給水装置20の最大消費電力が、二次電源30の最大出力電力Pkからエレベータ装置10の最大消費電力(第3の最大消費電力)を差し引いた残りの出力電力以下になる給水流量上限Fsの設定値(設定可能な値)のうち最も大きい値に給水流量上限Fsの設定を下方変更する。
第2の制限設定部46は、上記判断において、第2の合計消費電力が最大出力電力を超えると判断された場合に、最大運行速度に予め定められた第1の下限値を設定して運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10の最大消費電力(第3の最大消費電力)と、給水流量上限に予め定められた第2の下限値を設定して給水を行う場合における給水装置20の最大消費電力(第4の最大消費電力)との合計である第3の合計消費電力が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かをさらに判断する。第3の合計消費電力が最大出力電力Pkを超えると判断された場合は、エレベータ装置10による運行要求の遂行そのものを制限するための信号をエレベータ制御部12に出力する。ここで、給水流量上限Fsの第2の下限値は、利用者の使用感、給水ポンプ21の動作効率特性などに基づいて設定することができる。
ここで、図3~5を参照しながら、第2の制限設定部46により行われる処理の例を説明する。図5には、最大運行速度Vsの設定例が示されている。図5に示すように、最大運行速度には、初期値として値V1が設定されている。図3に示すように、エレベータ装置10は時間t21~t22、t23~t31、t32~t41にそれぞれ運行している。そこで、その各運行開始の時刻t21、t23、t32においてエレベータ装置10に対し運行要求が発生しているとする。
時刻t21に発生した運行要求は、利用者がエレベータ11の乗場に設けられた操作ボタンでかごを呼ぶ入力を行ったことにより発生した、別の階に停止している空のかごを利用者の現在階へ移動させる運行に対する要求であるとする。第2の制限設定部46は、この運行要求の遂行におけるエレベータ装置10の最大消費電力と、給水流量上限のその時点での設定下で給水装置20により給水を行う場合に予想され給水装置20の最大消費電力との合計が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する。ここでは、各装置の最大消費電力の合計が最大出力電力Pkを超えないと判断され、図4、図5に示すように、時刻t21においては最大運行速度等の設定は変更されていない。
時刻t23に発生した運行要求は、少人数の利用者がエレベータ11のかごに乗車し、かご内に設けられた操作ボタンで行先階を指定する入力を行ったことにより発生した、少人数の利用者を載せたかごを別の行先階へ移動させる運行に対する要求であるとする。第2の制限設定部46は、この運行要求の遂行におけるエレベータ装置10の最大消費電力と、給水流量上限のその時点での設定下で給水装置20により給水を行う場合に予想され給水装置20の最大消費電力との合計が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する。ここでは、各装置の最大消費電力の合計が最大出力電力Pkを超えないと判断され、図4、図5に示すように、時刻t23においては最大運行速度等の設定は変更されていない。
一方、時刻t32に発生した運行要求は、大人数の利用者がエレベータ11のかごに乗車し、かご内に設けられた操作ボタンで行先階を指定する入力を行ったことにより発生した、大人数の利用者を載せたかごを別の階へ移動させる運行に対する要求であるとする。第2の制限設定部46は、この運行要求の遂行におけるエレベータ装置10の最大消費電力と、給水流量上限のその時点での設定下で給水装置20により給水を行う場合に予想され給水装置20の最大消費電力との合計が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する。ここでは、各装置の最大消費電力の合計が最大出力電力Pkを超えると判断されたものとする。そこで、第2の制限設定部46は、最大運行速度に予め定められた下限値を設定して運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置の最大消費電力と、給水装置20の最大消費電力との合計が二次電源30の最大出力電力を超えるか否かをさらに判断する。ここでは、その判断においても各装置の最大消費電力の合計が最大出力電力Pkを超えると判断されたものとする。これにより、図4、図5に示すように、時刻t32においては、最大運行速度に下限値V2が設定され、さらに、給水流量上限も値F3から値F4へ下方変更されている。
このような運行要求が発生する場合の調整により、エレベータ装置10及び給水装置20による電力の消費を必要以上に制限することなく、図3に示すように、エレベータ装置10の消費電力P10及び給水装置20の消費電力P20の合計Psが常に二次電源30の最大出力電力Pk以下になるようにすることができる。
記憶部49には、電力管理装置40で用いられる各種情報が記憶されている。具体的には、記憶部49には、消費計画Ep、二次電源の供給可能電力量Ek、電力消費量基準値Er、給水流量上限Fs、最大運行速度Vs等が記憶されている。
ここで、図6及び図7に示すフローチャートを参照して、電力管理装置40により行われる処理の流れについて説明する。まず、一次電源による電力供給の異常により二次電源30からエレベータ装置10および給水装置20に電力の供給が開始されることに伴い、計画作成部42が、二次電源30から供給可能な供給可能電力量Ekを所定期間に亘って消費するための消費計画Epを作成する(ステップS11)。次いで、基準決定部43が、所定期間Tkを複数の単位時間td、td、・・・に区分し、最初の単位時間td(t=t0~t1)における電力消費基準量Erを決定する(ステップS12)。次いで、基準決定部43が、単位時間tdが経過したか否かを判断し(ステップS13)、単位時間tdが経過した場合は(ステップS13、YES)、ステップS14以降の処理を行う。単位時間tdが経過していない場合は(ステップS13、NO)、ステップS17以降の処理を行う。
ステップS14では、基準決定部43が、その単位時間tdが経過した時刻tにおいて、電力消費計画量Ep(t)と消費済み電力量Ec(t)との差分に基づいて、次の単位時間tdにおける電力消費基準量Erを決定する(ステップS14)。次いで、第1の制限設定部45が、エレベータ装置10が運行中であるか否かを判断し(ステップS15)、運行中ではないと判断された場合は(ステップS13、NO)、その時点で、ステップS14において決定された電力消費基準量Erに基づいて給水流量上限Fsを設定する処理を行う(ステップS16)。一方、エレベータ装置10が運行中であると判断された場合は(ステップS13、YES)、その運行が終了したタイミングで(ステップS13、NO)、給水流量上限Fsを設定する処理を行う(ステップS16)。このステップS16において、第1の制限設定部45は、次の単位時間における給水装置20による消費電力量がステップS14において決定された電力消費基準量Er以下になる給水流量上限Fsを設定する。
次いで、第2の制限設定部46は、エレベータ装置10に対する運行要求が発生しているか否かを判断する(ステップS17)。運行要求が発生している場合は(ステップS17、YES)、図7に示すステップS21以降の処理が行われる。一方、運行要求が発生していない場合は(ステップS17、NO)、ステップS18以降の処理が行われる。ステップS18では、計画作成部42が、二次電源30からの電力の供給が終了したか否かを判断する(ステップS18)。二次電源30からの電力の供給が終了した場合は(ステップS18、YES)、そこで処理を終了する。一方、電力の供給が終了していない場合は(ステップS18、NO)、ステップS13に戻る。
次いで、ステップS21以降の処理について説明する。まず、第2の制限設定部46は、エレベータ装置10の最大運行速度Vsに予め定められた初期値を設定する(ステップS21)。次いで、第2の制限設定部46が、給水流量上限Fsの最新の設定下で給水を行う場合における給水装置20による最大消費電力(第2の最大消費電力)を算出する(ステップS22)。また、最大運行速度Vsの最新の設定下で運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10による最大消費電力(第1の最大消費電力)を算出する(ステップS23)。そのうえで、第2の制限設定部46は、ステップS22において算出された給水装置20による最大消費電力と、ステップS23において算出されたエレベータ装置10による最大消費電力との合計である合計消費電力(第1の合計消費電力)が二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する(ステップS24)。
上記ステップS24の判断において、第1の合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Pkを超えないと判断された場合は(ステップS24、NO)、ステップS18に戻る。一方、第1の合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Pkを超えると判断された場合は(ステップS24、YES)、第2の制限設定部46は、最大運行速度に予め定められた第1の下限値を設定して運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置の最大消費電力(第3の最大消費電力)を算出する(ステップS25)。また、第2の制限設定部46は、ステップS25において算出されたエレベータ装置10による最大消費電力と、ステップS22において算出された給水装置20による最大消費電力との合計である合計消費電力(第2の合計消費電力)が二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する(ステップS26)。
上記ステップS26の判断において、合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Pkを超えないと判断された場合は(ステップS26、NO)、運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10の最大消費電力が、二次電源30の最大出力電力PkからステップS22において算出された給水装置20による最大消費電力を差し引いた残りの出力電力以下になる最大運行速度Vsの設定値(設定可能な値)のうち最も大きい値に最大運行速度Vsの設定を下方変更し(ステップS27)、ステップS18に戻る。
一方、上記ステップS26の判断において、合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Pkを超えると判断された場合は(ステップS26、YES)、第2の制限設定部46が、給水流量上限に予め定められた第2の下限値を設定して給水を行う場合における給水装置20の最大消費電力(第4の最大消費電力)を算出する(ステップS28)。そのうえで、ステップS25において算出されたエレベータ装置10による最大消費電力と、ステップS28において算出された給水装置20による最大消費電力との合計である合計消費電力(第3の合計消費電力)が二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する(ステップS29)。
上記ステップS29の判断において、合計消費電力が最大出力電力Pkを超えないと判断された場合は(ステップS29、NO)、第2の制限設定部46は、エレベータ装置10の最大運行速度に第1の下限値を設定する。また、給水を行う場合における給水装置20の最大消費電力が、二次電源30の最大出力電力PkからステップS25において算出されたエレベータ装置10による最大消費電力を差し引いた残りの出力電力以下になる給水流量上限Fsの設定値(設定可能な値)のうち最も大きい値に給水流量上限Fsの設定を下方変更し(ステップS30)、ステップS18に戻る。
一方、上記ステップS29の判断において、合計消費電力が最大出力電力を超えると判断された場合は(ステップS29、YES)、エレベータ装置10による運行要求の遂行そのものを制限するための信号をエレベータ制御部12に出力し(ステップS31)、ステップS18に戻る。
電力管理装置40の各構成は、図8に示す、プロセッサ51、メモリ52及び信号入出力部53を持ったコンピュータにより構成されている。計画作成部42、基準決定部43、消費状況監視部44、第1の制限設定部45及び第2の制限設定部46の機能は、このコンピュータにより実現される。即ち、コンピュータのメモリ52には、計画作成部42、基準決定部43、消費状況監視部44、第1の制限設定部45及び第2の制限設定部46の機能を実現するためのプログラム(電力管理プログラム)が格納されている。また、記憶部49に記憶される各種情報は、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に格納されたプログラムに基づいて、電力管理装置40の機能に関する演算処理を実行する。
以上説明したように、電力管理装置40は、一次電源による電力供給の異常により二次電源30からエレベータ装置10および給水装置20に電力を供給する際に、二次電源から供給可能な供給可能電力量Ekを所定期間Tkに亘って消費するための消費計画Epを作成する。そして、単位時間tdが経過する毎に、作成された消費計画Epで示される電力消費計画量と、エレベータ装置10および給水装置20により消費された消費済み電力量Ecとの差分に基づいて、次の単位時間tdにおける電力消費基準量Erを決定し、電力消費基準量Erが決定される毎に、次の単位時間tdにおける給水装置20による消費電力量が電力消費基準量Er以下になるように、給水装置20により所定の目標水圧を実現する給水流量の上限である給水流量上限Fsを設定する。また、エレベータ装置10に対し運行要求が発生する場合に、その運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10の第1の最大消費電力と、給水流量上限Fsの設定下で給水を行う場合における給水装置20の第2の最大消費電力との合計である合計消費電力が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断し、合計消費電力が最大出力電力Pkを超えると判断された場合に、エレベータ装置10の最大運行速度Vsの設定を下方変更することにより合計消費電力が最大出力電力Pk以下になるようにしている。
すなわち、電力管理装置40は、単位時間tdごとに、電力量について消費を計画した計画量と実際の消費量とのズレに基づいて次の単位時間における給水装置20による電力の消費に関わる設定を調整するとともに、エレベータ装置10に運行要求が発生する場合に、その運行要求を遂行する際におけるエレベータ装置10と給水装置20による消費電力の合計が二次電源30の最大出力電力を超えないように、エレベータ装置10の最大運行速度等の設定を調整している。そのため、二次電源から供給可能な電力量を所定期間に亘って消費可能にするとともに、エレベータ装置と給水装置による電力の消費を適切に制御することができる。すなわち、エレベータ装置10及び給水装置20による電力の消費を必要以上に制限することなく、エレベータ装置10の消費電力P10及び給水装置20の消費電力P20の合計Psが常に二次電源30の最大出力電力Pk以下になるようにすることができる。
また、第2の制限設定部46は、エレベータ装置10と給水装置20の合計消費電力が二次電源30の最大出力電力を超える場合に、エレベータ装置10の最大運行速度Vs等を下方変更する具体的な方法として、まずは最大運行速度Vsに下限値を設定した場合に合計消費電力が最大出力電力Pk以下になるか否かをまず判断し、合計消費電力が最大出力電力Pk以下になる場合に、エレベータ装置10による最大消費電力が、最大出力電力Pkから給水装置20による最大消費電力を差し引いた残りの出力電力以下になる最大運行速度Vsの設定値(設定可能な値)のうち最も大きい値を求める方法を採用している。そのため、最大運行速度Vs等の設定を変更する幅が比較的広い場合は、たとえば最大運行速度Vs等の設定を所定値ずつ下方変更しながら合計消費電力が最大出力電力Pk以下になるか否かをさらに繰り返し判断する方法に比べて少ない計算量で適切な最大運行速度Vs等の設定を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、第1の制限設定部45が、エレベータ装置10が運行中であるか否かの判断結果に応じて給水流量上限を設定するタイミングを変えるものである場合を説明したが、これに代えて、エレベータ装置10が運行中であるか否かの判断を行うことなく直ちに給水流量上限を設定するものであっても良い。
また、上記実施の形態では、基準決定部43が、単位時間tdが経過する毎に、エレベータ装置10が運行中か否かに拘らず電力消費基準量Erを決定する処理を行うものである場合を説明したが、これに代えて、エレベータ装置10が運行中か否かを判断し、運行中である場合はその運行の終了をまって電力消費基準量Erを決定する処理を行うものであってもよい。このとき、電力消費基準量Erは、その処理を行う時点tでの電力消費計画量Ep(t)と消費済み電力量Ec(t)の差分に基づいて決定することができる。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第2の制限設定部46が、エレベータ装置10と給水装置20の合計消費電力が二次電源30の最大出力電力を超える場合に、エレベータ装置10の最大運行速度等を下方変更する具体的方法において第1の実施の形態と相違する。なお、以下の説明ではその相違点を中心に説明し、第1の実施の形態と同様の構成については説明を適宜省略する。
第2の制限設定部46は、エレベータ装置10に対し運行要求が発生する場合に、その運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10による最大消費電力と、給水を行う場合における給水装置20による最大消費電力との合計消費電力が、二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する。
第2の制限設定部46は、エレベータ装置10と給水装置20の合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Ekを超えると判断された場合は、エレベータ装置10の最大運行速度Vsの設定を所定値ずつ下方変更しながら、合計消費電力が最大出力電力Pk以下になるか否かを繰り返し判断する。第2の制限設定部46は、最大運行速度Vsの設定を予め定められた第1の下限値以上の範囲内で所定値ずつ下方変更する中で、合計消費電力が最大出力電力Pk以下になると判断された場合は、その判断されたときの最大運行速度Vsの設定を採用する。
一方、最大運行速度Vsの設定を第1の下限値以上の範囲内で所定値ずつ下方変更する中で合計消費電力が最大出力電力Pk以下にならない場合は、第2の制限設定部46は、エレベータ装置10の最大運行速度Vsに第1の下限値を設定する。また、その最大運行速度Vsの設定下で運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10の最大消費電力と、給水を行う場合における給水装置20の最大消費電力との合計消費電力(第4の合計消費電力)が最大出力電力Pk以下になるように、給水流量上限Fsの設定も下方変更する。
第2の制限設定部46は、最大運行速度Vsの設定を第1の下限値以上の範囲内で所定値ずつ下方変更する中で合計消費電力が最大出力電力Pk以下にならない場合に、給水流量上限Fsの設定も所定値ずつ下方変更しながら、合計消費電力が最大出力電力Pk以下になるか否かをさらに繰り返し判断する。第2の制限設定部46は、給水流量上限Fsの設定を予め定められた第2の下限値以上の範囲内で所定値ずつ下方変更する中で合計消費電力が最大出力電力Pk以下になると判断された場合は、その判断されたときの給水流量上限Fsの設定を採用する。一方、給水流量上限Fsの設定を第2の下限値以上の範囲内で所定値ずつ下方変更する中で合計消費電力が最大出力電力Pk以下にならない場合は、運行要求の遂行を制限するための信号を出力する。
ここで、図6、図9に示すフローチャートを参照して、第2の実施の形態に係る電力管理装置40により行われる処理について説明する。第2の実施の形態では、図6に示すステップS17において、エレベータ装置10に対し運行要求が発生していると判断された場合に(ステップS17、YES)、第1の実施の形態に係る図7に示すステップS21以降の処理に代えて、図9に示すステップS41以降の処理が行われる。
まず、第2の制限設定部46が、エレベータ装置10の最大運行速度Vsに予め定められた初期値を設定する(ステップS41)。次いで、第2の制限設定部46が、給水流量上限Fsの最新の設定下で給水を行う場合における給水装置20による最大消費電力を算出するとともに(ステップS42)、最大運行速度Vsの最新の設定下で運行要求を遂行する場合におけるエレベータ装置10による最大消費電力を算出する(ステップS43)。次いで、第2の制限設定部46が、ステップS42において算出された給水装置20による最大消費電力と、ステップS43において算出されたエレベータ装置10による最大消費電力との合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Pkを超えるか否かを判断する(ステップS44)。
上記ステップS44の判断において、合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Pkを超えないと判断された場合は(ステップS44、NO)、ステップS18に戻る。一方、合計消費電力が二次電源30の最大出力電力Pkを超えると判断された場合は(ステップS44、YES)、第2の制限設定部46が、エレベータ装置10の最大運行速度Vsの設定を所定値だけ下方変更し(ステップS45)、下方変更後の最大運行速度Vsの設定が予め定められた第1の下限値を下回るか否かを判断する(ステップS46)。下方変更後の最大運行速度Vsの設定が第1の下限値を下回らないと判断された場合は(ステップS46、NO)、ステップS43に戻り、第2の制限設定部46が、最大運行速度Vsの最新の設定下で、すなわち下方変更後の最大運行速度Vsの設定下でステップS43の処理を行い、その後さらにステップS44以降の処理を行う。
一方、ステップS46の判断において、下方変更後の最大運行速度Vsの設定が第1の下限値を下回ると判断された場合は(ステップS46、YES)、第2の制限設定部46は、エレベータ装置10の最大運行速度Vsに第1の下限値を設定する(ステップS47)。また、第2の制限設定部46が、給水装置20の給水流量上限Fsの設定を所定値だけ下方変更し(ステップS48)、下方変更後の給水流量上限Fsの設定が予め定められた第2の下限値を下回るか否かを判断する(ステップS49)。下方変更後の給水流量上限Fsの設定が第2の下限値を下回らないと判断された場合は(ステップS49、NO)、ステップS42に戻り、第2の制限設定部46が、給水流量上限Fsの最新の設定下で、すなわち下方変更後の給水流量上限Fsの設定下でステップS42の処理を行い、その後さらにステップS43以降の処理を行う。
上記ステップS49の判断において、下方変更後の給水流量上限Fsの設定が第2の下限値を下回ると判断された場合は(ステップS49、YES)、エレベータ装置10による運行要求の遂行そのものを制限するための信号をエレベータ制御部12に出力し(ステップS50)、ステップS18に戻る。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る電力管理装置40は、第2の制限設定部46が、エレベータ装置10と給水装置20の合計消費電力が二次電源30の最大出力電力を超える場合に、エレベータ装置10の最大運行速度等を下方変更する具体的な方法として、最大運行速度Vs等の設定を所定値ずつ下方変更しながら、合計消費電力が最大出力電力Pk以下になるか否かをさらに繰り返し判断する方法を採用している。そのため、最大運行速度Vs等の設定を変更する幅が狭い場合に、少ない計算量で適切な最大運行速度Vs等の設定を行うことができる。
1 電力管理システム
10 エレベータ装置
11 エレベータ
12 エレベータ制御部
20 給水装置
21 給水ポンプ
22 ポンプ制御部
30 二次電源
40 電力管理装置
42 計画作成部
43 基準決定部
44 消費状況監視部
45 第1の制限設定部
46 第2の制限設定部
49 記憶部
51 プロセッサ
52 メモリ
53 信号入出力部
Ep 消費計画
Ek 供給可能電力量
Er 電力消費量基準値
Fs 給水流量上限
Vs 最大運行速度
Ec 消費済み電力量
Tk 所定期間
td 単位時間
Pk 最大出力電力

Claims (7)

  1. 一次電源による電力供給の異常により二次電源からエレベータ装置および給水装置に電力を供給する際に、前記エレベータ装置および前記給水装置による電力の消費を管理する電力管理装置であって、
    前記二次電源から供給可能な電力量を所定期間に亘って消費するための消費計画を作成する計画作成手段と、
    単位時間が経過する毎に、前記作成された消費計画で示される電力消費計画量と、前記エレベータ装置および前記給水装置により消費された消費済み電力量との差分に基づいて、次の単位時間における電力消費基準量を決定する基準決定手段と、
    前記基準決定手段により前記電力消費基準量が決定される毎に、前記次の単位時間における前記給水装置による消費電力量が前記決定された電力消費基準量以下になるように、前記給水装置により所定の目標水圧を実現する給水流量の上限である給水流量上限を設定する第1の制限設定手段と、
    前記エレベータ装置に対し運行要求が発生する場合に、当該運行要求を遂行する場合における前記エレベータ装置の第1の最大消費電力と、前記給水流量上限の設定下で給水を行う場合における前記給水装置の第2の最大消費電力との合計である第1の合計消費電力が、前記二次電源の最大出力電力を超えるか否かを判断し、前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力を超えると判断された場合に、前記エレベータ装置の最大運行速度の設定を下方変更することにより前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力以下になるようにする第2の制限設定手段と
    を備えた電力管理装置。
  2. 前記第2の制限設定手段は、
    前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力を超えると判断された場合に、前記最大運行速度に予め定められた第1の下限値を設定して前記運行要求を遂行する場合における前記エレベータ装置の第3の最大消費電力と前記第2の最大消費電力との合計である第2の合計消費電力が、前記最大出力電力を超えるか否かをさらに判断し、
    前記第2の合計消費電力が前記最大出力電力を超えないと判断された場合は、前記運行要求を遂行する場合における前記エレベータ装置の最大消費電力が、前記最大出力電力から前記第2の最大消費電力を差し引いた残りの出力電力以下になる前記最大運行速度の設定値のうち最も大きい値に前記最大運行速度の設定を下方変更し、
    前記第2の合計消費電力が前記最大出力電力を超えると判断された場合は、前記最大運行速度に前記第1の下限値を設定し、且つ、前記給水を行う場合における前記給水装置の最大消費電力が、前記最大出力電力から前記第3の最大消費電力を差し引いた残りの出力電力以下になる前記給水流量上限の設定値のうち最も大きい値に前記給水流量上限の設定を下方変更する請求項1記載の電力管理装置。
  3. 前記第2の制限設定手段は、
    前記第2の合計消費電力が前記最大出力電力を超えると判断された場合に、前記第3の最大消費電力と、前記給水流量上限に予め定められた第2の下限値を設定して給水を行う場合における前記給水装置の第4の最大消費電力との合計である第3の合計消費電力が、前記最大出力電力を超えるか否かをさらに判断し、
    前記第3の合計消費電力が前記最大出力電力を超えると判断された場合は、前記運行要求の遂行を制限するための信号を出力する請求項2記載の電力管理装置。
  4. 前記第2の制限設定手段は、
    前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力を超えると判断された場合に、前記最大運行速度の設定を所定値ずつ下方変更しながら、前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力以下になるか否かを繰り返し判断し、
    前記最大運行速度の設定を予め定められた第1の下限値以上の範囲内で前記所定値ずつ下方変更する中で前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力以下になると判断された場合は、当該判断されたときの前記最大運行速度の設定を採用し、
    前記最大運行速度の設定を前記第1の下限値以上の範囲内で前記所定値ずつ下方変更する中で前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力以下にならない場合は、前記最大運行速度に前記第1の下限値を設定し、且つ、当該最大運行速度の設定下で前記運行要求を遂行する場合における前記エレベータ装置の第3の最大消費電力と、前記給水を行う場合における前記給水装置の最大消費電力との合計である第4の合計消費電力が前記最大出力電力以下になるように、前記給水流量上限の設定を下方変更する請求項1記載の電力管理装置。
  5. 前記第2の制限設定手段は、
    前記最大運行速度の設定を前記第1の下限値以上の範囲内で前記所定値ずつ下方変更する中で前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力以下にならない場合に、前記給水流量上限の設定を所定値ずつ下方変更しながら、前記第4の合計消費電力が前記最大出力電力以下になるか否かを繰り返し判断し、
    前記給水流量上限の設定を予め定められた第2の下限値以上の範囲内で前記所定値ずつ下方変更する中で前記第4の合計消費電力が前記最大出力電力以下になると判断された場合は、当該判断されたときの前記給水流量上限の設定を採用し、
    前記給水流量上限の設定を前記第2の下限値以上の範囲内で前記所定値ずつ下方変更する中で前記第4の合計消費電力が前記最大出力電力以下にならない場合は、前記運行要求の遂行を制限するための信号を出力する請求項4記載の電力管理装置。
  6. 前記単位時間は、その長さが前記エレベータ装置による1回の運行に掛かる時間の長さよりも長い時間であり、
    前記第1の制限設定手段は、前記基準決定手段により前記次の単位時間における前記電力消費基準量が決定される毎に、前記エレベータ装置が運行中であるか否かを判断し、運行中であると判断された場合は、当該運行が終了したタイミングで前記給水流量上限を設定する処理を行うものである請求項1から5のいずれか一項記載の電力管理装置。
  7. 一次電源による電力供給の異常により二次電源からエレベータ装置および給水装置に電力を供給する際に、前記エレベータ装置および前記給水装置による電力の消費を管理する電力管理方法であって、
    前記二次電源から供給可能な電力量を所定期間に亘って消費するための消費計画を作成し、
    単位時間が経過する毎に、前記作成された消費計画で示される電力消費計画量と、前記エレベータ装置および前記給水装置により消費された消費済み電力量との差分に基づいて、次の単位時間における電力消費基準量を決定し、
    前記電力消費基準量が決定される毎に、前記次の単位時間における前記給水装置による消費電力量が前記決定された電力消費基準量以下になるように、前記給水装置により所定の目標水圧を実現する給水流量の上限である給水流量上限を設定し、
    前記エレベータ装置に対し運行要求が発生する場合に、当該運行要求を遂行する場合における前記エレベータ装置の第1の最大消費電力と、前記給水流量上限の設定下で給水を行う場合における前記給水装置の第2の最大消費電力との合計である第1の合計消費電力が、前記二次電源の最大出力電力を超えるか否かを判断し、前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力を超えると判断された場合に、前記エレベータ装置の最大運行速度の設定を下方変更することにより前記第1の合計消費電力が前記最大出力電力以下になるようにする電力管理方法。
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