JP7086775B2 - 医用画像診断システム - Google Patents

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本発明の実施形態は、医用画像診断システムに関する。
いわゆる自走式X線CT(Computed Tomography)装置は、患者を処置台から動かさずに、架台部が処置台の長手方向に移動することで撮像できるメリットがある。よって、患者を移動させることが困難な緊急の手術現場などで使用される。手術現場では、注射器や薬剤のキャップ類といったものが床面に散乱することが多く、これらの異物が床面に埋設されたレール内に侵入する可能性がある。
異物がレール内部に侵入してしまうと、例えば、異物が架台部の駆動機構に挟まることによる駆動機構の機能障害が発生してしまい、X線CT装置が自走できない問題が生じる可能性がある。
特開2001-190540号公報
本発明が解決しようとする課題は、故障リスクを低減しつつ清掃性を向上させることである。
本実施形態に係る医用画像診断システムは、レールと、医用撮像を行う架台部と、ベースと、収容部と、防止部材とを含む。ベースは、前記架台部を支持し、前記レールに沿って移動可能である。収容部は、前記レールの内部かつ長手方向に沿って設けられ、異物を収容する。防止部材は、前記ベースと前記収容部との間に設けられ、前記ベースと前記レールとの隙間からの前記異物の侵入を防止する。
図1は、本実施形態に係る医用画像診断システムを示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係るX線CT装置を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係る移動ベースとレールとの位置関係を説明する図である。 図4は、第1の実施形態に係る移動ベースとレールとを水平方向から見た場合の位置関係を説明する図である。 図5は、移動ベースが存在しない位置におけるスライドレールの水平方向の断面図である。 図6は、移動ベースが存在する位置におけるスライドレールの水平方向の断面図である。 図7は、磁力により侵入防止部材を開閉する場合を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る侵入防止部材の第1の変形例を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る侵入防止部材の第2の変形例を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係る侵入防止部材の第3の変形例を示す図である。 図11は、第1の実施形態に係る侵入防止部材の第4の変形例を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係る移動ベースとレールとを水平方向から見た場合の位置関係を説明する図である。 図13は、第2の実施形態に係る移動ベースとレールとを進行方向から見た場合の位置関係を説明する図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる医用画像診断システムについて説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。以下、一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る医用画像診断システム1を示す斜視図である。図1に示す医用画像診断システム1は、例えば、架台装置10、コンソール装置40及び寝台装置30を含む医用画像診断装置と、レール50とを含む。以下、医用画像診断装置は、X線CT装置(Computed Tomography)であると仮定して説明する。また、図1に示すように、X軸、Y軸及びZ軸からなる直交座標系を定義する。すなわち、X軸は水平方向を示し、Y軸は鉛直方向を示し、Z軸は架台装置10の進行方向を示す。直交座標系において、矢印で示す方向を正方向とする。
架台装置10は、医用撮像、例えば被検体をX線CT撮影するための構成を有するスキャン装置である。架台装置10は、寝台装置30に載置された被検体にX線を照射し、被検体を透過したX線の検出データから投影データを収集する。架台装置10は、ここでは、緊急治療室(ER: Emergency Room)や集中治療室(ICU: Intensive Care Unit)等の検査室に設置されることを想定する。
コンソール装置40は、架台装置10を制御するコンピュータである。コンソール装置40は、操作者によるX線CT装置の指示操作を受け付けるとともに、架台装置10によって収集された投影データを再構成処理し、CT画像を生成する。コンソール装置40は、例えば、検査室に隣接する制御室に設置されることを想定するが、検査室内に配置されてもよい。架台装置10とコンソール装置40とは、互いに通信可能に有線または無線で接続されている。
寝台装置30は、天板31を有し、天板31に被検体を載置する。寝台装置30は天板31をZ軸方向に移動させる制御機構を含んでもよい。
レール50は、架台装置10が移動可能となるように配置される。具体的には、図3以降を参照して後述する。
図1に示す医用画像診断システム1において、一般的なX線CT装置とは異なり、固定された寝台装置30に向けて架台装置10が移動する、いわゆる自走式X線CT装置を想定する。架台装置10は、レール50上を移動し、天板31に載置された被検体を撮影可能な位置まで移動する。そして、架台装置10は、天板31に載置された被検体を撮影する。次に、架台装置10は、医師が手術を行う際のスペースを確保できるようにレール50上を移動し、寝台装置30から離れた位置まで移動する。次に、医師等の利用者は、例えば、架台装置10により撮影した医用画像を用いて手術部位を特定し、特定した部位を手術する。また、特定した部位が医師によって手術された後、手術された部位の撮影を行う。架台装置10は、レール50上を移動し、天板31に載置された被検体を撮影可能な位置まで再び移動する。
次に、X線CT装置の構成について図2のブロック図を参照して説明する。
図2に示すX線CT装置は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを有する。
例えば、架台装置10及び寝台装置30は検査室に設置され、コンソール装置40は検査室に隣接する制御室に設置される。なお、コンソール装置40は、必ずしも制御室に設置されなくてもよい。例えば、コンソール装置40は、架台装置10及び寝台装置30とともに同一の部屋に設置されてもよい。いずれにしても架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とは互いに通信可能に有線または無線で接続されている。
架台装置10は、被検体PをX線CT撮影するための構成を有するスキャン装置である。架台装置10は、X線管11と、X線検出器12と、回転フレーム13と、X線高電圧装置14と、制御装置15と、ウェッジ16と、コリメータ17と、データ収集装置18(DAS(Data Acquisition System)18ともいう)とを含む。
X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加及びフィラメント電流の供給により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。具体的には、熱電子がターゲットに衝突することによりX線が発生される。X線管11で発生したX線は、例えばコリメータ17を介してコーンビーム形に成形され、被検体Pに照射される。
X線検出器12は、X線管11から照射され、被検体Pを通過したX線を検出し、当該X線量に対応した電気信号をDAS18へと出力する。X線検出器12は、例えば、X線管11の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された列構造を有する。
X線検出器12は、具体的には、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。X線検出器12は、検出部の一例である。
シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有する。シンチレータは、入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。
グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドはコリメータ(1次元コリメータまたは2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。
光センサアレイは、シンチレータからの受けた光を増幅して電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。
なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。
回転フレーム13は、X線発生部とX線検出器12とを回転軸回りに回転可能に支持する。具体的には、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持し、後述する制御装置15によってX線管11とX線検出器12とを回転させる円環状のフレームである。回転フレーム13は、アルミニウム等の金属により形成された固定フレーム(図示せず)に回転可能に支持される。詳しくは、回転フレーム13は、ベアリングを介して固定フレームの縁部に接続されている。回転フレーム13は、制御装置15の駆動機構からの動力を受けて回転軸Z回りに一定の角速度で回転する。
なお、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12に加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に備えて支持する。このような回転フレーム13は、撮影空間をなす開口(ボア)19が形成された略円筒形状の筐体に収容されている。開口はFOVに略一致する。開口の中心軸は、回転フレーム13の回転軸Zに一致する。なお、DAS18が生成した検出データは、例えば発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台装置の非回転部分(例えば固定フレーム。図2での図示は省略する。)に設けられた、フォトダイオードを有する受信機(図示せず)に送信され、コンソール装置40へと転送される。なお、回転フレーム13から架台装置の非回転部分への検出データの送信方法は、前述の光通信に限らず、非接触型のデータ伝送であれば如何なる方式を採用しても構わない。
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧及びX線管11に供給するフィラメント電流を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、X線高電圧装置14は、後述する回転フレーム13に設けられてもよいし、架台装置10の固定フレーム(図示しない)側に設けられても構わない。
制御装置15は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理回路と、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構とを有する。処理回路は、ハードウェア資源として、CPUやMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサとROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリとを有する。また、制御装置15は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。制御装置15は、コンソール装置40からの指令に従い、X線高電圧装置14及びDAS18等を制御する。当該プロセッサは、当該メモリに保存されたプログラムを読み出して実現することで上記制御を実現する。
また、制御装置15は、コンソール装置40若しくは架台装置10に取り付けられた、後述する入力インターフェース43からの入力信号を受けて、架台装置10及び寝台装置30の動作制御を行う機能を有する。例えば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御、及び寝台装置30及び天板31を動作させる制御を行う。なお、架台装置10をチルトさせる制御は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェース43によって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現される。また、制御装置15は架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられても構わない。なお、制御装置15は、当該メモリにプログラムを保存する代わりに、当該プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該プロセッサは、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記制御を実現する。
ウェッジ16は、X線管11から照射されたX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。例えば、ウェッジ16(ウェッジフィルタ(wedge filter)、ボウタイフィルタ(bow-tie filter))は、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線の照射範囲を絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合わせによってスリットを形成する。なお、コリメータ17は、X線絞りと呼ばれる場合もある。
DAS18は、X線検出器12から電気信号を読み出し、読み出した電気信号に基づいて、X線検出器12により検出されたX線の線量に関するデジタルデータ(以下、生データともいう)を生成する。生データは、生成元のX線検出素子のチャンネル番号、列番号、収集されたビュー(投影角度ともいう)を示すビュー番号、及び検出されたX線の線量の積分値を示すデータのセットである。DAS18は、例えば、生データを生成可能な回路素子を搭載したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現される。生データは、コンソール装置40へと転送される。
例えば、DAS18は、検出器画素各々について前置増幅器、可変増幅器、積分回路及びA/D変換器を含む。前置増幅器は、接続元のX線検出素子からの電気信号を所定のゲインで増幅する。可変増幅器は、前置増幅器からの電気信号を可変のゲインで増幅する。積分回路は、前置増幅器からの電気信号を、1ビュー期間に亘り積分して積分信号を生成する。積分信号の波高値は、1ビュー期間に亘り接続元のX線検出素子により検出されたX線の線量値に対応する。A/D変換器は、積分回路からの積分信号をアナログデジタル変換して生データを生成する。
架台制御回路21は、制御装置15のように、CPU等を有する処理回路と、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構とを有する。架台制御回路21は、コンソール装置40からの制御信号に従って、モータ及びアクチュエータを駆動させることで、架台装置10をレール移動させる。
コンソール装置40は、メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44とを有する。メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44との間のデータ通信は、バス(BUS)を介して行われる。なお、コンソール装置40は架台装置10とは別体として説明するが、架台装置10にコンソール装置40またはコンソール装置40の各構成要素の一部が含まれてもよい。
メモリ41は、種々の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。メモリ41は、例えば、投影データや再構成画像データを記憶する。メモリ41は、HDDやSSD等以外にも、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体や、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリ素子等との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。また、メモリ41の保存領域は、X線CT装置内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。例えば、メモリ41は、CT画像や表示画像のデータを記憶する。また、メモリ41は、本実施形態に係る制御プログラムを記憶する。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ42としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイ又は他の任意のディスプレイが、適宜、使用可能となっている。また、ディスプレイ42は、架台装置10に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末などで構成されることにしても構わない。
入力インターフェース43は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。例えば、入力インターフェース43は、投影データを収集する際の収集条件や、CT画像を再構成する際の再構成条件、CT画像から後処理画像を生成する際の画像処理条件等を操作者から受け付ける。入力インターフェース43としては、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等が適宜、使用可能となっている。なお、本実施形態において、入力インターフェース43は、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等の物理的な操作部品を備えるものに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路44へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース43の例に含まれる。入力インターフェース43は、架台装置10に設けられてもよい。又、入力インターフェース43は、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末などで構成されることにしても構わない。
処理回路44は、入力インターフェース43から出力される入力操作の電気信号に応じてX線CT装置全体の動作を制御する。例えば、処理回路44は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路44は、メモリに展開されたプログラムを実行するプロセッサにより、システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、表示制御機能444を実行する。なお、各機能(システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443及び表示制御機能444)は単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能を実現するものとしても構わない。
システム制御機能441は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各機能を制御する。具体的には、システム制御機能441は、メモリ41に記憶されている制御プログラムを読み出して処理回路44内のメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線CT装置の各部を制御する。例えば、システム制御機能441は、スキャン範囲、撮影条件等を決定するための被検体Pの2次元の位置決め画像を取得する。なお、位置決め画像は、スキャノ画像またはスカウト画像とも呼ばれる。システム制御機能441は、システム制御部の一例である。
前処理機能442は、DAS18から出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生成する。なお、前処理前の生データ(検出データ)及び前処理後のデータを総称して投影データと称する場合もある。
再構成処理機能443は、前処理機能442にて生成された投影データに対して、フィルタ補正逆投影法(FBP法:Filtered Back Projection)や逐次近似再構成法等を用いた再構成処理を行ってCT画像データを生成する。
表示制御機能444は、処理回路44の各機能または処理における処理途中又は処理結果の情報を表示するようにディスプレイ42を制御する処理である。表示制御機能444は、表示制御部の一例である。
なお、処理回路44は、スキャン制御処理及び画像処理も行う。
スキャン制御処理は、X線高電圧装置14に高電圧を供給させて、X線管11にX線を照射させるなど、X線スキャンに関する各種動作を制御する処理である。
画像処理は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、再構成処理機能443によって生成されたCT画像データを公知の方法により、任意断面の断層画像データや3次元画像データに変換する処理である。
処理回路44は、コンソール装置40に含まれる場合に限らず、複数の医用画像診断装置にて取得された検出データに対する処理を一括して行う統合サーバに含まれてもよい。
なお、コンソール装置40は、単一のコンソールにて複数の機能を実行するものとして説明したが、複数の機能を別々のコンソールが実行することにしても構わない。例えば、前処理機能442、再構成処理機能443等の処理回路44の機能を分散して有しても構わない。
次に、第1の実施形態に係る移動ベース20とレール50との位置関係について図3を参照して説明する。
レール50は、2本のスライドレール52が並行に配置されることにより形成される。2本のスライドレール52は床面に設けられる。片方のスライドレール52の内側には、センサユニット(図示せず)が内蔵され、他方のスライドレール52の内側には、駆動ユニット(図示せず)が内蔵される。2本のスライドレール52の間には、図1に示すように、寝台装置30が配置される。なお、スライドレール52は、床面にZ軸に沿って形成された凹部形状の溝部と当該溝部の底面又は側面に設けられた移動機構とを含む。スライドレール52の内側は、当該溝部により形成される空間を指す。
なお、寝台装置30は、2本のスライドレール52の間に存在せずに、レール50の延伸方向終端よりも離れた位置に配置されてもよい。
レールカバー54は、手術で使用される薬品や血液などの液体状の異物でスライドレール52内部が汚れたり、液体状の異物の他、薬品のキャップまたは注射器などの固体状の異物がスライドレール52内に混入することを防ぐために、スライドレール52の上面を覆う。これにより、レールカバー54は、床面と同一面を形成する。レールカバー54は、柔軟性を有し、かつ防水性または撥水性を有する材料で形成される。レールカバー54の長手方向の両端は、スライドレール52の端部または床面に固定される。
移動ベース20は、架台装置10が載置される台であり、架台装置10を支持し、レール50に沿って移動可能である。移動ベース20は、スライドレール52とレールカバー54との間に配置され、レール50に沿って移動することで、架台装置10を移動させることができる。移動機構としては、例えば、ラックアンドピニオン機構が用いられる。ラックアンドピニオン機構は、床下に設けられたスライドレール52の内部に配置される。ピニオンギアが回転することにより、移動ベース20がレール50の長手方向に沿って前後に移動する。なお、移動ベース20の移動機構については、一般的な自走式X線CT装置と同様の機構を用いればよいため、ここでの詳細な説明は省略する。また、移動機構はラックアンドピニオン機構に限らず、ボールネジや直動ガイド機構等、レール50に沿って移動ベース20を移動可能な機構であればよい。
移動ベース20のうちのレール50の長手方向の前後の位置に第1ローラ22と第2ローラ24とが配置される。図3に示すように、第1の実施形態に係る移動ベース20には、第1ローラ22と第2ローラ24とが4個ずつ配置される。移動ベース20が移動する際は、第1ローラ22がレールカバー54を巻き上げることで、移動ベース20がレール50とレールカバー54との間を移動する。第2ローラ24は、第1ローラ22に巻き上げられたレールカバー54を抑える役割を果たす。
ここで、レール50の内部かつ長手方向に沿って、異物を収容する異物収容部60が設けられる。具体的には、2本のスライドレール52の側方部分に異物収容部60が配置される。異物収容部60は、薬品のキャップまたは注射器などの異物が駆動部またはセンサ部が配置される部分に落ちないように、矢印301で示す異物の進入方向手前に形成される領域である。異物の進入方向は、言い換えれば、スライドレール52の長手方向(延伸方向、z軸方向)から見て移動ベース20の外側、つまり移動ベース20の両端の方向である。
具体的に、移動ベース20とレール50とを水平方向(x軸方向)から見た場合の位置関係について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、異物収容部60は、レールカバー54の下面、つまり床面に埋設される。移動ベース20は、レールカバー54を巻き上げながら移動するため、移動ベース20が直上に存在する位置でのスライドレール52は、レールカバー54が持ち上げられた(剥がされた)状態となる。また、移動ベース20が移動するために床面と移動ベース20の下面とが密着していないため、床面と移動ベース20の下面との間には隙間が生じる。結果として、当該隙間が、異物がスライドレール52内に侵入する可能性のある侵入口となる。
よって、当該隙間からスライドレール52の駆動部またはセンサ部が配置される部分に異物が侵入しないように、異物収容部60が設けられる。なお、異物が勢いよく侵入する場合など異物の移動速度(侵入速度)によっては、異物収容部60に異物が落下せずに、スライドレール52の駆動部またはセンサ部が配置される部分に到達してしまう可能性もある。
そこで、異物を異物収容部60に落下させるために、移動ベース20と異物収容部60との間に、移動ベース20とレール50との隙間からの異物の侵入を防止する侵入防止部材62を配置する。
侵入防止部材62は、繊維強化プラスチック(FRP:fiberglass reinforced plastics)やアルミなどの硬性を有する材料で形成され、レール50の側方に対して開閉する蓋形状を想定する。侵入防止部材62は、レール50の長手方向に沿って異物収容部60の上部に配置される。なお、侵入防止部材62はレール50の長手方向に沿って所与の間隔で分割される。分割の間隔、つまりレール50の長手方向(z軸方向)への蓋の長さは、移動ベース20の最大の移動速度、及び蓋の開閉に関わる第1ローラ22と第2ローラ24との位置関係に基づいて決定されればよい。一方、水平方向(x軸方向)への蓋の長さは、移動ベース20の下面に接触する程度の長さであるか、移動ベース20の下面に接触せずとも異物がスライドレール52内部に侵入しないような長さであればよい。
次に、移動ベース20が存在する位置と移動ベース20が存在しない位置とにおける、侵入防止部材62の状態について図5及び図6を参照して説明する。
図5は、移動ベース20が存在しない位置における1本のスライドレール52の水平方向の断面であり、図4中のA-A’線で切断した断面図である。なお、他方のスライドレール52については図5の構造と反転した構造とすればよいため、図示及び説明を省略する。
異物収容部60は、ここでは、液体状の異物を収容する液体収容領域64と、液体以外の異物(ゼリー状の異物や固体状の異物を含む)を収容する固体収容領域66とに分割される。液体収容領域64と固体収容領域66とに分割することで、落下した異物の処理が容易となる。なお、異物収容部60は、2つの収容領域に分割せずに、1つの収容領域で形成されてもよく、この場合は、1つの収容領域を固体収容領域66の位置に形成されればよい。
図5に示す侵入防止部材62は、ねじりコイルばね付きヒンジ63を用いて固体収容領域66上部の一部に接続される。レールカバー54が侵入防止部材62を覆っている場合、固体収容領域66は、侵入防止部材62によって封止された状態となる。この場合、レールカバー54が存在するため、固体状の異物はスライドレール52内部に侵入できない。一方、液体収容領域64の上方に、固体が落下しない程度の大きさの開口を設けることで、液体状の異物のみを液体収容領域64に収容することができる。
次に、図6は、移動ベース20が存在する位置における1本のスライドレール52の水平方向の断面であり、図4中のB-B’線で切断した断面図である。
レールカバー54が巻き上げられ、侵入防止部材62を押さえ付けていたレールカバー54が侵入防止部材62から持ち上げられると(レールカバー54がレール50から剥がされると)、ねじりコイルばねの復元作用により、移動ベース20とレール50との隙間を塞ぐように侵入防止部材62が開く。侵入防止部材62が開くことにより、異物が移動ベース20下の隙間から侵入しても、異物が侵入防止部材62に衝突して異物が固体収容領域66に落下することになる。よって、スライドレール52内部の駆動部またはセンサ部に異物が侵入することを防止することができる。なお、図5及び図6では、ねじりコイルばねを例に説明したが、これに限らず、ゴムなどの弾性部材で形成され、レールカバー54が侵入防止部材62から持ち上げられると、侵入防止部材62が開くような構造であればよい。
また、侵入防止部材62をねじりコイルばね付きヒンジ63ではなく、磁石により開閉するようにしてもよい。磁石により侵入防止部材62を開閉する場合について図7を参照して説明する。なお、以降は、移動ベース20が存在しない位置における侵入防止部材62の状態については、図5と略同様であるため説明を省略する。
図7に示すように、移動ベース20の下面に磁石26を配置する。一方、侵入防止部材62は、ヒンジにより開閉する蓋の構造を有し、鉄などの強磁性体材料で形成することを想定する。なお、侵入防止部材62のうち移動ベース20の磁石26と結合する部分のみ強磁性体材料で形成し、その他の部分は強磁性体材料以外の材料で形成されてもよい。スライドレール52のうちの移動ベース20が通過する位置では、侵入防止部材62が移動ベース20の下面の磁石26と結合することにより、移動ベース20とレール50との隙間を塞ぐように侵入防止部材62が移動ベース20の下面と接触する。これにより、ねじりコイルばね付きヒンジ63と同様に、駆動部またはセンサ部への異物の侵入を防ぐことができる。
次に、侵入防止部材62の第1の変形例について図8に示す。
図8は、図4と同様に移動ベース20とレール50とを水平方向(X軸方向)から見た場合である。侵入防止部材62として、硬性を有する材料で形成され、かつ一定間隔で分割された蓋をレール50の長手方向に沿って配列するのではなく、蓋として開閉が可能な程度の柔軟性を有する材料により侵入防止部材62を形成する。柔軟性を有する材料としては、例えば、ゴム、塩化ビニル樹脂のような材料が用いられればよい。
このようにすることで、侵入防止部材62を分割することなく一体形状で形成することができる。なお、侵入防止部材62の開閉機構については、図5から図7までに説明した弾性材料または磁石のどちらによっても実現できる。侵入防止部材62に接続されるヒンジ63は、所与の長さのヒンジが侵入防止部材62の複数箇所に接続されてもよいし、スライドレール52の長手方向の長さに沿った1つのヒンジが侵入防止部材62と接続されてもよい。また、侵入防止部材62においてヒンジ63が接続される部分は、ある程度の硬性を有する物質で形成してもよい。
次に、侵入防止部材62の第2の変形例について図9に示す。
第2の変形例では、侵入防止部材62が異物収容部60の壁部に内挿される板形状である。具体的には、固体収容領域66の壁内にコイルばね機構が配置され、当該コイルばね機構を押し込むように侵入防止部材62が内挿される。侵入防止部材62は、蓋の場合と同様に一定の大きさで分割されていればよい。
レールカバー54により侵入防止部材62が覆われている場合は、レールカバー54により侵入防止部材62が押し込まれた状態となる。侵入防止部材62を押さえつけていたレールカバー54が持ち上げられると、コイルばね機構の復元作用により移動ベース20とレール50との隙間を塞ぐように侵入防止部材62が突出する。侵入防止部材62は、異物がスライドレール52内に混入しない程度(例えば、ミリ単位)に移動ベース20の下面と隙間がある状態でもよい。
次に、侵入防止部材62の第3の変形例について図10に示す。
第3の変形例では、侵入防止部材62が固体収容領域66の内壁をスライドするような引き戸形状である。図9に示す第2の変形例と同様に、ばね機構を用いて侵入防止部材62が固体収容領域66の内壁面に配置される。侵入防止部材62は、蓋の場合と同様に一定の大きさで分割されていればよい。レールカバー54により侵入防止部材62が覆われている場合は、レールカバー54により侵入防止部材62が押し込まれた状態となる。レールカバー54が侵入防止部材62から持ち上げられると、ばね機構の復元作用によりシャッターを閉じるように、移動ベース20とレール50との隙間を塞ぐようにスライドする構造とすればよい。侵入防止部材62は、異物がスライドレール52内に混入しない程度(例えば、ミリ単位)に移動ベース20の下面と隙間がある状態でもよい。
次に、侵入防止部材62の第4の変形例について図11に示す。
第4の変形例では、侵入防止部材62が異物収容部60に接続されるのではなく、移動ベース20の下面に接続される。侵入防止部材62の移動ベース20に対する接続位置及び鉛直方向(Y軸方向)の長さは、固体収容領域66の内部に向かって、異物が侵入した際に侵入防止部材62に衝突して、固体収容領域66内部に落下する位置及び長さであればよい。侵入防止部材62のレール50の長手方向(Z軸方向)の長さは、移動ベース20のZ軸方向の長さとすればよい。
以上に示した第1の実施形態によれば、レール内に異物収容部を配置し、さらに異物収容部に異物の侵入を防止する侵入防止部材を配置することで、異物が勢いよくレール内へ侵入しても、異物が侵入防止部材に衝突することで、異物が異物収容部に落下する。これにより、駆動部やセンサ部といった架台部を移動させるための移動機構の領域に異物が侵入することがなくなり、故障リスクを低減することができる。さらに、異物収容部に異物をまとめることができるため、清掃性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、侵入防止部材62として、移動ベース20に異物収容かごを配置する点が異なる。
第2の実施形態に係る医用画像診断システムについて図12及び図13を参照して説明する。
図12は、移動ベース20とレール50とを水平方向(X軸方向)から見た図であり、図13は、移動ベースとレールとを進行方向(Z軸方向)にC-C’線で切断した断面図である。
図12及び図13に示すように、移動ベース20の下面に異物収容かご70を接続する。異物収容かご70の進行方向(Z軸方向)の長さは、移動ベース20のサイズとほぼ同様とすればよい。異物収容かごの鉛直方向(Y軸方向)の長さは、移動ベース20の移動時に摩擦抵抗が発生しないよう、異物収容部60(ここでは、固体収容領域66)の底面に付かない程度の長さとする。また、異物収容かご70の形状は、移動ベース20の移動時に固体収容領域66の壁面に接触しない形状及びサイズであればよい。
異物収容かご70が移動ベース20の移動に伴って移動するため、異物の侵入経路には常に移動ベース20の直下に異物収容かご70が存在することになる。よって、異物収容かご70が移動ベース20に接続されている部分72が、第1の実施形態に係る侵入防止部材62と同様の役割を果たす。つまり、異物が侵入した場合でも、部分72に異物が衝突し、異物収容かご70に異物が落下する。
なお、異物収容かご70を移動ベース20と着脱可能に接続してもよい。異物収容かご70を移動ベース20から取り外し、移動ベース20を移動させた後にレールカバー54を持ち上げて異物収容かご70をスライドレール内から取り出すことで、清掃がより容易となる。
なお、異物収容かご70の少なくとも底面を固体状の異物が通過しない程度の編み目の大きさでざる状に形成することで、異物を分離することができる。すなわち、異物収容かご70には固体状の異物が収容され、異物収容部60(図13の例では、固体収容領域66)には液体状の異物を収容することができる。
以上に示した第2の実施形態によれば、異物収容かごを移動ベースの下面に接続することで、移動ベースに移動に伴い、異物を収容することができる。さらに、異物収容かごにのみ異物が収集されるため(ざる状であれば固形状の異物が収集されるため)、清掃時の利便性をさらに向上させることができる。
上述の第1の実施形態及び第2の実施形態によれば、故障リスクを低減しつつ清掃性を向上させることができる。
なお、X線CT装置には、X線管と検出器とが一体として被検体Pの周囲を回転するRotate/Rotate-Type(第3世代CT)、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線管のみが被検体Pの周囲を回転するStationary/Rotate-Type(第4世代CT)等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本実施形態へ適用可能である。
なお、X線を発生させるハードウェアはX線管11に限られない。例えば、X線管11に替えて、電子銃から発生した電子ビームを集束させるフォーカスコイルと、電磁偏向させる偏向コイルと、被検体Pの半周を囲い偏向した電子ビームが衝突することによってX線を発生させるターゲットリングとを含む第5世代方式を用いてX線を発生させることにしても構わない。
さらに、本実施形態においては、一管球型のX線CT装置にも、X線管と検出器との複数のペアを回転リングに搭載した、いわゆる多管球型のX線CT装置にも適用可能である。
加えて、実施形態に係る各機能は、当該処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 医用画像診断システム
10 架台装置
11 X線管
12 X線検出器
13 回転フレーム
14 X線高電圧装置
15 制御装置
16 ウェッジ
17 コリメータ
18 データ収集装置(DAS)
19 開口
20 移動ベース
21 架台制御回路
22 第1ローラ
24 第2ローラ
26 磁石
30 寝台装置
31 天板
40 コンソール装置
41 メモリ
42 ディスプレイ
43 入力インターフェース
44 処理回路
50 レール
52 スライドレール
54 レールカバー
60 異物収容部
62 侵入防止部材
63 ヒンジ
64 液体収容領域
66 固体収容領域
70 異物収容かご
72 部分
301 矢印
441 システム制御機能
442 前処理機能
443 再構成処理機能
444 表示制御機能

Claims (11)

  1. レールと、
    医用撮像を行う架台部と、
    前記架台部を支持し、前記レールに沿って移動可能なベースと、
    前記レールの内部かつ長手方向に沿って設けられ、異物を収容する収容部と、
    前記ベースと前記収容部との間に設けられ、前記ベースと前記レールとの隙間からの前記異物の侵入を防止する防止部材と、
    を具備する医用画像診断システム。
  2. 前記収容部は、液体状の異物を収容する第1収容領域と、固体状の異物を収容する第2収容領域とを有する請求項1に記載の医用画像診断システム。
  3. 前記レールを覆うレールカバーをさらに具備し、
    前記ベースは、前記レールと前記レールカバーとの間を移動し、
    前記収容部は、前記レールカバーの下に配置される請求項1または請求項2に記載の医用画像診断システム。
  4. 前記防止部材は、前記収容部に接続される請求項3に記載の医用画像診断システム。
  5. 前記防止部材は、前記レールの側方に対して開閉する蓋形状であり、前記レールカバーが持ち上げられた際に前記隙間を塞ぐように開く請求項3または請求項4に記載の医用画像診断システム。
  6. 前記防止部材は、前記収容部の壁部に内挿される板形状であり、前記レールカバーが持ち上げられた際に前記隙間を塞ぐように突出する請求項3または請求項4に記載の医用画像診断システム。
  7. 前記防止部材は、前記収容部の壁面に配置される引き戸形状であり、前記レールカバーが持ち上げられた際に前記隙間を塞ぐようにスライドする請求項3または請求項4に記載の医用画像診断システム。
  8. 前記防止部材は、弾性部材により前記隙間を塞ぐように動作する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の医用画像診断システム。
  9. 前記防止部材は、前記ベースに配置された磁石に結合することにより、前記隙間を塞ぐように動作する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の医用画像診断システム。
  10. 前記防止部材は、前記ベースの下面に接続される請求項1または請求項2に記載の医用画像診断システム。
  11. 前記防止部材は、前記ベースに接続され、かつ前記収容部の空間内に位置するかご状に形成される請求項1に記載の医用画像診断システム。
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