JP7086653B2 - 水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、水処理装置に関する。
上下水の処理には、オゾン処理や塩素処理が一般的に用いられている。しかし、産業用廃水には、オゾン処理や塩素処理では分解されないダイオキシン類やジオキサン等の難分解物質が含まれる場合がある。オゾン、過酸化水素、および紫外線を併用した促進酸化処理法で、オゾン処理や塩素処理よりも反応性の高いヒドロキシルラジカル(OHラジカル)を産業用廃水等の被処理水中で発生させて、OHラジカルによる難分解物質の分解を行う方法がある。しかし、促進酸化処理法は、当該促進酸化処理法を実行する装置やその運転にかかるコストが非常に高い。
そのため、プラズマの作用によって被処理水中でOHラジカルを生成し、被処理水中の難分解物質を高効率に分解する水処理装置が提案されている。この水処理装置は、ワイヤ状の高電圧電極と平板状の接地電極間にパルス電圧を印加してプラズマを発生させるとともに、接地電極を傾斜させてその上面に沿って被処理水を流して薄い液体層を形成し、その液体層にプラズマを照射して被処理水中で生成されるOHラジカルによって、被処理水中の難分解物質を分解する。また、ワイヤ状の高電圧電極と平板状の接地電極間にパルス電圧を印加してプラズマを発生させるとともに、接地電極の上面を流れる被処理水の一部を水滴化することによって、被処理水中の難分解物質をより高効率に分解する技術を開発されている。
特許第5819031号公報
しかしながら、上記の水処理装置では、高電圧電極と接地電極間に被処理水を導入するため、高電圧電極と接地電極間で発生するプラズマが、被処理水の形状、被処理水の導電率や誘電率等の被処理水の電気的な性質の影響を受けて、不安定になったり、異常放電(スパーク放電)し易くなったりすることがある。そのため、上述の水処理装置において、プラズマを安定して生成するためには、高電圧電極と接地電極間に印加する電圧を放電開始電圧よりも十分高い電圧とし、かつ高電圧電極と接地電極間に短いパルス幅のパルス電圧を印加する必要が生じる。これにより、特殊仕様の電源および水処理装置自体の絶縁対策が必要となる。さらに、高電圧電極と接地電極間に電圧を印加する電源の消費電力の効率も悪化する可能性も高い。
実施形態の水処理装置は、放電部と、プラズマ生成用電源と、プラズマ進展部と、を備える。放電部は、高電圧電極と、当該高電圧電極との間に被処理水を介さずに設けられる接地電極と、高電圧電極と接地電極との間に設けられる誘電体電極とを有し、高電圧電極と接地電極との間に希ガスが存在し、かつ被処理水が流れる領域とは、電気的に絶縁されるよう離間して設けられる。プラズマ生成用電源は、高電圧電極と接地電極との間に電圧を印加して、高電圧電極と接地電極間の希ガス中でプラズマを点弧させる。プラズマ進展部は、筒状の絶縁体であり、高電圧電極と接地電極間の希ガス中で点弧されるプラズマの作用によって、第1開口から内部の希ガス中でプラズマを点弧させ、当該プラズマを第1開口とは反対側の第2開口から被処理水に対して放出して、被処理水中でラジカルを生成する。
図1は、第1の実施形態にかかる水処理装置の構成の一例を示す図である。 図2は、第2の実施形態にかかる水処理装置の構成の一例を示す図である。 図3は、第3の実施形態にかかる水処理装置の構成の一例を示す図である。 図4は、第4の実施形態にかかる水処理装置の斜視図の一例である。 図5は、第4の実施形態にかかる水処理装置を上方から見た図の一例である。 図6は、第5の実施形態にかかる水処理装置の斜視図の一例である。
以下、添付の図面を用いて、本実施形態にかかる水処理装置について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる水処理装置の構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態にかかる水処理装置は、放電部101、プラズマ進展部102、およびプラズマ生成用電源103を有する。放電部101は、高電圧電極101a、接地電極101b、および誘電体電極101cを有し、被処理水W(例えば、ダイオキシン類やジオキサン等の難分解物質が含まれる産業用廃水、上下水)が流れる領域とは離間して設けられる。言い換えると、放電部101は、被処理水Wが流れる領域とは電気的に絶縁され、被処理水Wの形状や被処理水Wの電気的な性質の影響を受けて、放電部101において発生するプラズマが不安定になったり、異常放電が発生し易くなったりしないように設けられていれば良い。本実施形態では、放電部101は、被処理水Wの液面から、約20cm上方に設けられている。高電圧電極101aは、導電性の材料により構成される。また、高電圧電極101aは、後述するプラズマ生成用電源103によって電圧が印加される電極である。なお、被処理水Wは、図1の方向Dに流れているものとする。
接地電極101bは、高電圧電極101aとの間に被処理水Wを介さずに設けられる電極である。接地電極101bは、高電圧電極101aと同様に、導電性の材料により構成される。また、高電圧電極101aと接地電極101bとの間には、プラズマ生成用ガスGが存在する。本実施形態では、接地電極101bは、高電圧電極101aの外側に設けられる筒状(例えば、円筒状)の電極である。また、本実施形態では、筒状の接地電極101bの上部の開口から、プラズマ生成用ガスGが流入されて、高電圧電極101aと接地電極101bとの間がプラズマ生成用ガスGによって満たされる。または、高電圧電極101aと接地電極101bとの間にプラズマ生成用ガスGが予め充填されていても良い。ここで、プラズマ生成用ガスGは、高電圧電極101aと接地電極101bとの間に電圧が印加されてプラズマを高効率に点弧(発生)させることが可能な希ガス(例えば、ArガスやHeガス)である。誘電体電極101cは、誘電体により構成され、高電圧電極101aと接地電極101bとの間に設けられる電極である。本実施形態では、誘電体電極101cは、接地電極101bの内側に設けられ、接地電極101bと同軸状に配置される筒状(例えば、円筒状)の電極である。また、本実施形態では、誘電体電極101cは、その外周面が、接地電極101bの内周面に接している。
プラズマ生成用電源103は、高電圧電極101aと接地電極101bとの間に電圧を印加して、高電圧電極101aと接地電極101b間のプラズマ生成用ガスG中でプラズマを点弧させる。本実施形態では、プラズマ生成用電源103は、周波数が15kHzでかつ数kVの交流電圧を、高電圧電極101aと接地電極101b間に印加して放電を発生させることにより、放電部101内でプラズマを点弧させる。本実施形態では、プラズマ生成用電源103は、周波数が15kHzでかつ電圧が数kVの交流電圧を、高電圧電極101aと接地電極101b間に印加しているが、高電圧電極101aと接地電極101bとの間のプラズマ生成用ガスG中でプラズマを点弧させることが可能な周波数および電圧であれば、これに限定するものではない。
プラズマ進展部102は、筒状の絶縁体(例えば、ポリ塩化ビニル、ガラス、セラミックス)である。また、プラズマ進展部102は、高電圧電極101aと接地電極101b間のプラズマ生成用ガスG中で点弧されるプラズマの作用によって、一方の開口102a(以下、第1開口と言う)から内部のプラズマ生成用ガスG中でプラズマを点弧させる。本実施形態では、プラズマ進展部102は、接地電極101bと同軸状に配置される円筒状の部材であり、第1開口102aが、誘電体電極101cの開口に接続されている。本実施形態では、プラズマ進展部102の第1開口102aは、誘電体電極101cの開口に接続されているが、高電圧電極101aと接地電極101b間のプラズマ生成用ガスG中で点弧されるプラズマの作用によって、プラズマ進展部102内のプラズマ生成用ガスG中でプラズマを点弧させることが可能であれば、放電部101から離間して設けられていても良い。
ここで、プラズマ生成用ガスGは、放電部101により生成されるプラズマの作用によって、プラズマ進展部102内でプラズマを高効率に点弧(発生)させることが可能な希ガス(例えば、ArガスやHeガス)である。本実施形態では、プラズマ生成用ガスGは、プラズマ進展部102内に予め充填されていても良いし、第1開口102aからプラズマ進展部102内に流入されても良い。
また、プラズマ進展部102は、当該プラズマ進展部102内のプラズマ生成用ガスG中で点弧されるプラズマを、第1開口102aとは反対側の開口102b(以下、第2開口と言う)から放出して、被処理水W中でラジカルを生成する。本実施形態では、第2開口102bは、被処理水Wが流れる流路の上方に設けられ、被処理水Wの液面との間に、所定距離L以下の距離を有する。ここで、所定距離Lは、プラズマ進展部102内で発生するプラズマが空気中を移動可能な距離の閾値以下の距離(例えば、数mm)である。
以上の構成によれば、放電部101内のプラズマ生成用ガスG中で点弧されるプラズマ自体で形成される電界が起点となって、プラズマ進展部102内に存在するプラズマ生成用ガスG中でプラズマが点弧される。プラズマ進展部102内で点弧されるプラズマは、第1開口102aから第2開口102bに向かって移動(進展、形成)し、第2開口102bから被処理水Wの液面に向かって放出される。第2開口102bから放出されるプラズマは、被処理水Wの液面に照射される。そして、水処理装置は、第2開口102bから放出されるプラズマによって、被処理水W中に含まれる難分解な有害物質等を分解する処理(以下、水処理と言う)を実現する。
これにより、高電圧電極101aと接地電極101b間に被処理水Wを流入させることなく、被処理水Wに対してプラズマを照射することができ、被処理水Wの形状、被処理水Wの電気的な性質(例えば、導電率や誘電率)の影響を受けることなく、プラズマを生成することができるので、高電圧電極101aと接地電極101b間のプラズマ生成用ガスG中で発生するプラズマが不安定になったり、当該プラズマによって異常放電が発生したりすることを防止して、プラズマを安定して生成できる。また、プラズマ進展部102内にプラズマ生成用ガスGが流入されているので、被処理水Wとの絶縁対策が容易な低電圧でプラズマ進展部102内にプラズマを生成することができる。さらに、プラズマ生成用電源103として汎用性のある電源を用いることが容易となり、かつ水処理装置の絶縁対策も容易となるので、水処理を低コストかつ高効率に実行可能な水処理装置を提供可能となる。また、プラズマ生成用電源103の消費電力を削減できるので、水処理装置全体の消費電力も低減できる。
次に、プラズマ進展部102の第2開口102bから放出されるプラズマによって、被処理水に含まれる難分解な有害物質を分解する水処理について具体的に説明する。第2開口102bから放出されるプラズマが被処理水Wに接触すると、化学的活性種である反応性に富むOHラジカルが被処理水W中に生成され、当該OHラジカルの生成によって、被処理水Wに含まれる難分解な有害物質が分解される。
より具体的には、第2開口102bから放出されるプラズマが被処理水Wの液面に接触することによって、プラズマ中の正イオンが、被処理水W中の水分子(HO)と電荷交換して水分子イオン(H)が生成される。さらに、水分子イオン(H)が被処理水Wの水分子(HO)と電荷交換して、下記の式(1)に示す反応によりヒドロニウムイオン(H)とOHラジカルが被処理水W中に生成される。
+HO→H+OH・・・・(1)
また、被処理水W中のOHラジカルは、式(1)に示す反応以外によっても、被処理水W中に生成される。具体的には、プラズマ進展部102内で生成されるプラズマによって発生するUV光(紫外光)やVUV光(真空紫外光)によって、被処理水W中の水分子(HO)の光電離を起点とする電荷交換によって、被処理水W中にOHラジカルを生成することも可能である。さらに、プラズマ進展部102内で生成されるプラズマによって、被処理水Wの液面付近の気相中でOHラジカルを生成し、当該OHラジカルが被処理水W中に溶け込むことによって、被処理水W中にOHラジカルを生成することも可能である。
このように、第1の実施形態にかかる水処理装置によれば、高電圧電極101aと接地電極101b間に被処理水Wを流入させることなく、被処理水Wに対してプラズマを照射することができ、被処理水Wの形状や被処理水Wの電気的な性質(例えば、導電率や誘電率)の影響を受けることなく、プラズマを生成することができるので、高電圧電極101aと接地電極101b間で発生するプラズマが不安定になったり、当該プラズマによって異常放電が発生したりすることを防止して、プラズマを安定して生成できる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、可撓性を有する絶縁体によってプラズマ進展部を構成する例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図2は、第2の実施形態にかかる水処理装置の構成の一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態にかかる水処理装置は、放電部101、プラズマ進展部202、およびプラズマ生成用電源103を有する。本実施形態では、プラズマ進展部202は、可撓性を有する絶縁体によって構成される。これにより、プラズマ進展部202を変形させることで、被処理水Wの液面に対する放電部101の配置の自由度を向上させることができるので、水処理装置を設置するスペースを小さくすることができる。
また、プラズマ進展部202を可動させて、第2開口102bの位置を被処理水Wの液面上において移動させることができるので、第2開口102bから放出されるプラズマを被処理水Wの広い領域に対して短時間に照射可能となり、被処理水Wに含まれる難分解な物質を分解する水処理の効率を向上させることができる。ここで、可撓性を有する絶縁体としては、シリコンゴムやフッ素樹脂であることが好ましいが、絶縁性を有しかつその内部をプラズマ生成用ガスGで満たすことが可能な材料であれば良い。
このように、第2の実施形態にかかる水処理装置によれば、プラズマ進展部202を変形させることで、被処理水Wの液面に対する放電部101の配置の自由度を向上させることができるので、水処理装置を設置するスペースを小さくすることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、プラズマ進展部の第2開口の面積を、当該プラズマ進展部の第1開口の面積より大きくする例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図3は、第3の実施形態にかかる水処理装置の構成の一例を示す図である。図3に示すように、本実施形態にかかる水処理装置は、放電部101、プラズマ進展部302、およびプラズマ生成用電源103を有する。本実施形態では、プラズマ進展部302は、第2開口102bの形状(内断面形状)および面積が、第1開口102aの形状(内断面形状)および面積とは異なる。具体的には、プラズマ進展部302は、第2開口102bの面積を第1開口102aの面積より大きくする。これにより、プラズマ進展部302を可動させることなく、第2開口102bから放出されるプラズマを、被処理水Wの広い範囲に対して短時間で照射することができるので、より多くの被処理水Wに対して効率よく水処理を実行可能となる。また、プラズマ進展部302は、第2開口102bの幅が、被処理水Wが流れる流路の幅以上であることが好ましい。
このように、第3の実施形態にかかる水処理装置によれば、プラズマ進展部302を可動させることなく、第2開口102bから放出されるプラズマを、被処理水Wの広い範囲に対して短時間で照射することができるので、より多くの被処理水Wに対して効率良く水処理を実行可能となる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、放電部が、複数の高電圧電極を有する例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図4は、第4の実施形態にかかる水処理装置の斜視図の一例である。図5は、第4の実施形態にかかる水処理装置を上方から見た図の一例である。本実施形態では、水処理装置は、放電部401、プラズマ進展部102、およびプラズマ生成用電源103を有する。放電部401は、複数の高電圧電極101aを有する。これにより、放電部401においてより広い領域でプラズマを点弧させることが可能となり、プラズマ進展部102内のプラズマ生成用ガスG中で点弧されるプラズマも増加させることができるので、被処理水Wに対してより広い面積にプラズマを照射して、被処理水Wに対する水処理を効率良く実行できる。本実施形態では、複数の高電圧電極101aは、筒状の接地電極101bの内部に設けられる。すなわち、放電部401は、1つの接地電極101bとの間において放電を発生させる複数の高電圧電極101aを有する。また、本実施形態では、複数の高電圧電極101aは、1つのプラズマ生成用電源103に対して並列接続されている。
このように、第4の実施形態にかかる水処理装置によれば、放電部401においてより広い領域でプラズマを点弧させることが可能となり、プラズマ進展部102内のプラズマ生成用ガスG中で点弧されるプラズマも増加させることができるので、被処理水Wに対してより広い面積にプラズマを照射して、被処理水Wに対する水処理を効率良く実行できる。
(第5の実施形態)
本実施形態は、放電部およびプラズマ進展部の組を複数備える例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図6は、第5の実施形態にかかる水処理装置の斜視図の一例である。図6に示すように、本実施形態にかかる水処理装置は、プラズマ生成用電源103に加えて、放電部101およびプラズマ進展部102を含む組601(以下、プラズマ放出部と言う)を複数有する。本実施形態では、各プラズマ放出部601の放電部101が有する高電圧電極101aは、プラズマ生成用電源103に対して並列接続されている。
これにより、第2開口102bから放出されるプラズマを、被処理水Wの広い範囲に対して短時間に照射することができるので、より多くの被処理水Wに対して効率よく水処理を実行できる。本実施形態では、各プラズマ放出部601の放電部101が有する高電圧電極101aは、1つのプラズマ生成用電源103に対して並列接続されているが、これに限定するものではなく、各プラズマ放出部601の放電部101が有する高電圧電極101aは、互いに異なるプラズマ生成用電源103に対して接続されていても良い。
このように、第5の実施形態にかかる水処理装置によれば、第2開口102bから放出されるプラズマを、被処理水Wの広い範囲に対して短時間に照射することができるので、より多くの被処理水Wに対して効率よく水処理を実行できる。
以上説明したとおり、第1から第5の実施形態によれば、高電圧電極101aと接地電極101b間で発生するプラズマが不安定になったり、当該プラズマによって異常放電が発生したりすることを防止して、プラズマを安定して生成できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
101,401 放電部
101a 高電圧電極
101b 接地電極
101c 誘電体電極
102,202,302 プラズマ進展部
102a 第1開口
102b 第2開口
103 プラズマ生成用電源
601 プラズマ放出部
W 被処理水

Claims (5)

  1. 高電圧電極と、当該高電圧電極との間に被処理水を介さずに設けられる接地電極と、前記高電圧電極と前記接地電極との間に設けられる誘電体電極とを有し、前記高電圧電極と前記接地電極との間に希ガスが存在し、かつ前記被処理水が流れる領域とは、電気的に絶縁されるよう離間して設けられる放電部と、
    前記高電圧電極と前記接地電極との間に電圧を印加して、前記高電圧電極と前記接地電極間の希ガス中でプラズマを点弧させるプラズマ生成用電源と、
    筒状の絶縁体であり、前記高電圧電極と前記接地電極間の希ガス中で点弧されるプラズマの作用によって、第1開口から内部の希ガス中でプラズマを点弧させ、当該プラズマを前記第1開口とは反対側の第2開口から前記被処理水に対して放出して、前記被処理水中でラジカルを生成するプラズマ進展部と、
    を備える水処理装置。
  2. 前記プラズマ進展部は、可撓性を有する絶縁体である請求項1記載の水処理装置。
  3. 前記第2開口の面積が、前記第1開口の面積より大きい請求項1または2に記載の水処理装置。
  4. 前記放電部は、複数の前記高電圧電極を有する請求項1から3のいずれか一に記載の水処理装置。
  5. 前記放電部および前記プラズマ進展部の組を複数備える請求項1から4のいずれか一に記載の水処理装置。
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