JP7086124B2 - ウェットシートの黄変の発生有無を評価する評価方法および当該評価方法によって評価されたウェットシート - Google Patents
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Description
しかしながら、ウェットシートが時間の経過に伴って黄変を生じやすいものなのか否かを評価するのに、製造後のウェットシートを用いて製品の品質保証期間(例えば、3年間)経過後に黄変の有無を評価していては、その結果が判明するまでに過大な時間が掛かり、上述の黄変が生じにくい製造条件を確立するのに、非常に長い時間を要してしまう恐れがあった。
そして、本発明者らは、蛋白質を含む薬液を用いたウェットシートが時間の経過に伴って黄変が生じやすいものなのか否かを短時間で評価し得る方法について鋭意検討したところ、繊維基材を構成する繊維の集合体(例えば、原綿や不織布等)を容器に入れて、当該容器内の繊維の集合体に上記薬液を添加する第1の工程と、容器を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機内で所定時間加温する第2の工程とを行うことによって、薬液中の蛋白質に起因する黄変の発生を促進することができ、比較的短時間で繊維の集合体に黄変を生じさせることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
さらに、本発明者らは、製造後のウェットシートに対しても、このような評価方法を適用し得ることを見出した。
本発明は、以下の各態様を含む。
前記繊維基材を構成する繊維の集合体を容器に入れて、前記容器内の繊維の集合体に前記薬液を添加する第1の工程と、
前記容器を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機内で所定時間加温する第2の工程と、
前記所定時間加温した後の容器内の繊維の集合体に対して外観検査を行う第3の工程と、を含むことを特徴とする、前記評価方法である。
このようにして、本態様の評価方法は、蛋白質を含む薬液を用いたウェットシートを製造する前に、当該ウェットシートが時間の経過に伴って黄変が生じやすいものなのか否かを、短時間で評価することができる。
前記ウェットシートを容器に入れて、前記容器を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機内で所定時間加温する工程と、
前記所定時間加温した後の容器内のウェットシートに対して外観検査を行う工程と、
を含むことを特徴とする、前記評価方法である。
このようにして、本態様の評価方法は、蛋白質を含む薬液を用いたウェットシートが時間の経過に伴って黄変が生じやすいものなのか否かを、製造後においても短時間で評価することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る評価方法、すなわちウェットシートの黄変の発生有無を製造前に短時間で評価する評価方法の説明図である。
本第1実施形態の評価方法は、繊維基材に蛋白質を含む薬液を含浸してなるウェットシートの製造前に、ウェットシートの黄変の発生有無を評価する評価方法であり、図1に示すように、上記繊維基材を構成するレーヨン等の繊維の原綿1(本発明の「繊維の集合体」の一例である。)を無色透明の広口の容器2に入れて、該容器2内の繊維の原綿1に上記薬液3を添加する第1の工程Iと、上記容器2を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機7内で所定時間加温する第2の工程IIと、所定時間加温した後の容器2内の繊維の原綿1に対して外観検査を行う第3の工程IIIと、を主な工程として有している。
このようにして、本第1実施形態の評価方法は、蛋白質を含む薬液を用いたウェットシートを製造する前に、当該ウェットシートが時間の経過に伴って黄変が生じやすいものなのか否かを、短時間で評価することができる。
上述のとおり本第1実施形態の第1の工程Iは、ウェットシートの繊維基材を構成するレーヨン等の繊維の原綿1を無色透明の広口の容器2に入れて、該容器2内の繊維の原綿1に上記薬液3を添加する工程である。更に具体的には、第1の工程Iは、図1に示すように、繊維の原綿1を容器2に入れる工程(a)と、該容器2内の繊維の原綿1に薬液3を任意の滴下手段4で添加する工程(b)と、上記容器2の口をラップフィルム5で覆い、ラップフィルムが外れないように固定手段6で固定する工程(c)と、を有している。
なお、容器内の繊維の集合体に薬液を添加する手段は特に限定されず、公知のピペット(例えば、マイクロピペット、マクロピペット等)やシリンジ、スポイトなどの滴下手段を好適に用いることができる。
繊維の集合体に対してこのような特定量の薬液を添加することで、第2の工程時に、繊維の集合体に黄変が鮮明に現出しやすくなるため、第3の工程において黄変の生じやすさをより精度よく判別することができる。
但し、容器の口をこのようなラップフィルムや蓋部材などによって覆う場合は、容器を非密封状態に維持するために、ラップフィルムや蓋部材に通気用の穴を形成するか、或いは、通気性を有する材質ないし構成のラップフィルムや蓋部材を採用する必要がある。
上述のとおり第1実施形態の第2の工程IIは、図1に示すように、第1の工程I後の容器2を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機7内で所定時間加温する工程(d)を有する。
上述のとおり第1実施形態の第3の工程IIIは、図1に示すように、上記第2の工程IIにおいて所定時間加温した後の容器2内の繊維の原綿1に対して、目視または色差計等の任意の手段によって外観検査を行う工程(e)を有する。
黄変が発生した繊維の集合体の個数(すなわち、黄変が発生した黄変評価用のサンプルの個数)をカウントして、全個数で除することにより、薬液の黄変発生率(%)を算出することができる。
さらに、この薬液の黄変発生率は、以下の基準にて評価することができる。
黄変発生率が10%以下 :◎(黄変がほとんど発生しない)
黄変発生率が10%超、30%以下:○(黄変が発生しにくい)
黄変発生率が30%超 :×(黄変が発生しやすい)
以下、本発明の評価方法を製造後のウェットシートに適用した実施形態(本発明の第2実施形態)について詳細に説明する。
本発明の第2実施形態に係る評価方法は、ウェットシートの黄変の発生有無を製造後に短時間で評価する評価方法である。
すなわち、本第2実施形態の評価方法は、繊維基材に蛋白質を含む薬液を含浸してなるウェットシートの黄変の発生有無を評価する評価方法であって、ウェットシートを無色透明の広口の容器に入れて、該容器を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機内で所定時間加温する工程(以下、「加温工程」と称する。)と、所定時間加温した後の容器内のウェットシートに対して外観検査を行う工程(以下、「外観検査工程」と称する。)と、を主な工程として有している。
なお、本第2実施形態においては、製造後のウェットシートが1枚単位または2枚以上の複数枚単位の折り畳まれた状態で、軟質または硬質の密閉容器(例えば、ピロー包装袋等の包装袋や収納ケースなど)に収納されたもの(例えば、ウェットティッシュ製品等)を、黄変評価用のサンプルとして用いてもよい。その場合は、密閉容器におけるウェットシートの取出口を開放したり、密閉容器の一部を切断ないし穿孔したりして、通気部を形成することで、上述の非密封状態を形成することができる。
このようにして、本第2実施形態の評価方法は、蛋白質を含む薬液を用いたウェットシートが時間の経過に伴って黄変が生じやすいものなのか否かを、製造後においても短時間で評価することができる。
なお、このような製造後のウェットシートの黄変評価結果は、次回の製造時の製造条件に反映させることができる。
上述のとおり本第2実施形態の加温工程は、製造後のウェットシートを無色透明の広口の容器に入れて、該容器を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機内で所定時間加温する工程である。更に具体的には、加温工程は、製造後のウェットシートを上記容器に入れる工程と、該ウェットシートを入れた容器の口をラップフィルムで覆い、ラップフィルムが外れないようにゴムバンド等の固定手段で固定する工程と、ウェットシートを入れた容器を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機内で所定時間加温する工程と、を有している。
上述のとおり第2実施形態の外観検査工程は、上記加温工程において所定時間加温した後の容器内のウェットシートに対して、目視または色差計等の任意の手段によって外観検査を行う工程である。
本発明の評価方法に用い得るウェットシートは、繊維基材に蛋白質を含む薬液を含浸してなるウェットシートであれば特に限定されないが、ウェットシートの製品品質上、黄変が生じにくいものであることが好ましい。すなわち、本発明の評価方法で黄変が生じないと評価されたものであることが好ましい。本発明の評価方法で黄変が生じないと評価されたウェットシートであれば、安心して使用に供することができる。
かかるウェットシートは、薬液が蛋白質とともに非還元糖と保湿成分を含むものであり、非還元糖によって薬液の水分活性を低下させつつ(すなわち、薬液中の水分の粘性を増大させて薬液自体の流動性を低下させつつ)、保湿成分によって薬液中の水分の蒸発を抑制することができるため、時間経過に伴う薬液中の蛋白質の凝集を生じにくくすることができるので、蛋白質の凝集によるメイラード反応が生じにくく、黄変を抑制することができる。
本発明の第3実施形態に係るウェットシートは、繊維基材に蛋白質を含む薬液を含浸してなるウェットシートであって、繊維基材に含浸される薬液が、主成分としての水または含水アルコールと、機能性成分としての蛋白質と、トレハロース等の非還元糖と、グリセリン等の保湿成分と、を含むものである。
本第3実施形態のウェットシートに用いられる繊維基材は、ウェットシートの繊維基材として用い得る諸特性(例えば、液保持性や拭き取り性、肌触り、湿潤強度等)を有するものであれば特に限定されず、天然繊維や化学繊維(すなわち、合成繊維や半合成繊維、再生繊維等)からなる任意のシート状の繊維基材、例えば、不織布や紙、織布、編布などを採用することができる。中でも、薬液を吸収して保持しやすい点や拭き取りやすさなどの点から、繊維基材は、不織布または紙を用いることが好ましい。
なお、合成繊維の形態も特に限定されず、例えば、PP(芯部)/PE(鞘部)や高融点PP(芯部)/低融点PP(鞘部)、PET(芯部)/PE(鞘部)等の芯鞘型複合繊維;サイド・バイ・サイド型複合繊維;扁平、Y字形、C字形等の異形断面型繊維などの任意の形態の合成繊維を用いることができる。
なお、セルロース系繊維は、構成繊維全体の質量に対して40質量%以上の割合で繊維基材に含まれていることが好ましい。セルロース系繊維が40質量%以上の割合で含まれていると、繊維基材が薬液を吸収して保持しやすくなるという利点がある。
なお、このような吸水性繊維においても、繊維基材が薬液を吸収して保持しやすい点などから、構成繊維全体の質量に対して40質量%以上の割合で繊維基材に含まれていることが好ましい。
また、繊維基材の表面構造も特に限定されず、両面が平坦なシート状構造のほか、メッシュ状の構造や凹凸構造、複数の開口を有する多孔構造を有するものであってもよい。
本第3実施形態のウェットシートに用いられる薬液は、水または含水アルコールを主体として、機能性成分であるコラーゲンやシルクプロテイン等の蛋白質を含み、さらに、非還元糖および保湿成分を含むものである。
これらの中でも、除菌性や拭き取り性等の点から、水とエタノールを含む含水エタノールを好適に用いることができる。
そして、本第3実施形態のウェットシートに用いられる薬液は、機能性成分として蛋白質を含んでいる。かかる蛋白質としては、ウェットシートの機能性成分(例えば、抗菌成分や抗ウイルス成分、美容成分等)として用い得るものであれば特に限定されず、例えば蛋白質分解酵素等の酵素や変性リゾチーム等の変性酵素、コラーゲン、シルクプロテイン(すなわち、フィブロインおよびセリシン)、エラスチン、カゼインなどの蛋白質が挙げられ、これらの蛋白質は、1種類の蛋白質を単独で用いても、2種類以上の蛋白質を併用してもよい。
さらに、本第3実施形態のウェットシートに用いられる薬液は、当該薬液中の水分活性を低下させる、すなわち薬液中の水分の粘性を増大させて薬液自体の流動性を低下させるために、非還元糖を含んでいる。
ここで、「非還元糖」とは、還元性を示さない糖であり、還元性のある単糖が他の糖とグリコシド結合などで結合することによって還元性を失った糖である。なお、非還元糖は、上述のメイラード反応には関与しない糖である。
なお、非還元糖の含有量(質量%)は、上述の黄変抑制効果がより確実に発揮される点から、薬液中の保湿成分の含有量(質量%)が0.50質量%以上1.50質量%未満のとき、4.00質量%以上であり、保湿成分の含有量が1.50質量%以上のとき、0.30質量%以上であるという特定の関係を満たすことが特に好ましい。
また、本第3実施形態のウェットシートに用いられる薬液は、当該薬液中の水分の蒸発を抑制するために、保湿成分を含んでいる。
保湿成分としては、例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール(DPG)、ソルビトール等の多価アルコールなどが挙げられ、これらの保湿成分は、1種類の成分を単独で用いても、2種類以上の成分を併用してもよい。
また、本第3実施形態のウェットシートに用いられる薬液は、上述の黄変抑制効果を阻害しない範囲内であれば、上記した蛋白質、非還元糖および保湿成分以外のその他の成分を含んでいてもよい。そのようなその他の成分としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル(IPBC)、ポリアミノプロピルビグアニド、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリム(EDTA-2Na)等の防腐剤;クエン酸、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン等のpH調整剤;トコフェロール酢酸エステル等の酸化防止剤;カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース等の増粘剤;グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の界面活性剤;グリシン、アラニン等の抗菌性を有するアミノ酸;茶抽出物、竹抽出物等の天然物由来の抗菌剤;色素;洗浄剤;抗炎症剤;清涼剤;香料などが挙げられ、これらの成分は、1種類の成分を単独で用いても、2種類以上の成分を併用してもよい。
エタノールおよび水の配合割合(エタノール/水)が50質量%/50質量%である含水エタノールに、蛋白質成分としてのシルクプロテイン(株式会社成和化成製、Promois SILK-1000)と、非還元糖成分としてのトレハロース(株式会社林原製、商品名「トレハ」)と、保湿成分としてのグリセリン(阪本薬品工業株式会社製、濃グリセリン)とを加えて攪拌し、製造例1Aのウェットシート用の薬液を得た。薬液中の各成分の具体的な含有量は下記の表1に示す。
また、薬液中の非還元糖成分および保湿成分の含有量を下記の表1に示すものに変更したり、非還元糖成分をスクロース(ナカライテスク株式会社製、スクロース(サッカロース))に変更したり、あるいは保湿成分をジプロピレングリコール(株式会社ADEKA製、DPG-RF;DPG)に変更したりしたこと以外は、それぞれ製造例1Aと同様にして製造例2A~10Aのウェットシート用の薬液を得た。
さらに、薬液中の蛋白質成分をコラーゲン(新田ゼラチン株式会社製、TYPE-S)、エラスチン(株式会社高研製、エラスオーシャン)およびカゼイン(株式会社成和化成製、Promois MILK)に変更したこと以外は、それぞれ製造例1Aと同様にして、製造例11A~16Aのウェットシート用の薬液を得た。
また、蛋白質成分、非還元糖成分および保湿成分の種類や含有量をそれぞれ下記の表2に示すものに変更したこと以外は、製造例1A等と同様にしてそれぞれ製造例1B~10Bのウェットシート用の薬液を得た。薬液中の各成分の具体的な含有量は、下記の表2に示す。
(1)レーヨンの原綿1g(0.97g~1.03g)を無色透明の広口の瓶(アズワン規格瓶No.4(5-130-03)、材質:ソーダ石灰ガラス、摺切容量:37.5mL)に入れる。
(2)評価対象となる薬液2.7gを瓶内に滴下する。なお、薬液は、レーヨンの原綿と瓶の内面との接触部分に滴下しながら、回し入れる。
(3)瓶の口をラップフィルムで皺が入らないように覆い、ラップフィルムが外れないように輪ゴムで止める。
(4)瓶の口を覆うラップフィルムに、通気用の穴を6個形成し、黄変評価用のサンプル瓶を得る。
(5)同じ薬液を用いて上記(1)~(4)の工程を実施することにより、黄変評価用のサンプル瓶を10個作製する。
(6)複数個のサンプル瓶を50℃~60℃の温度に設定された加温機に入れる。
(7)加温機に入れた複数個のサンプル瓶を1日おきに7日間、外観検査を実施し、黄変の発生の有無を確認する。
(8)黄変が発生したサンプル瓶の個数をカウントし、全サンプル瓶の個数で除することにより、薬液の黄変発生率(%)を算出する。
(9)薬液の黄変発生率を以下の基準にて評価する。
黄変発生率が10%以下 :◎(黄変がほとんど発生しない)
黄変発生率が10%超、30%以下:○(黄変が発生しにくい)
黄変発生率が30%超 :×(黄変が発生しやすい)
2 容器
3 薬液
4 滴下手段
5 ラップフィルム
6 固定手段
7 加温機
Claims (4)
- 繊維基材に蛋白質を含む薬液を含浸してなるウェットシートの製造前に、ウェットシートの黄変の発生有無を評価する評価方法であって、
前記繊維基材を構成する繊維の集合体を容器に入れて、前記容器内の繊維の集合体に前記薬液を添加する第1の工程と、
前記容器を非密封状態のまま、40℃以上の温度に設定された加温機内で所定時間加温する第2の工程と、
前記所定時間加温した後の容器内の繊維の集合体に対して外観検査を行う第3の工程と、を含むことを特徴とする、前記評価方法。 - 前記第1の工程が、100質量部の前記繊維の集合体に対して、150質量部~300質量部の前記薬液を添加することを特徴とする、請求項1に記載の評価方法。
- 前記40℃以上の温度が50℃以上の温度であることを特徴とする、請求項1または2に記載の評価方法。
- 前記繊維基材を構成する繊維の集合体を複数個用意し、前記複数個の繊維の集合体のそれぞれに対して前記第1の工程から前記第3の工程までを行うことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の評価方法。
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