JP7085807B2 - 工程管理装置、工程管理システム、および工程管理方法 - Google Patents
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Description
前記切替部は、前記部品登録判定部が前記登録工程で使用する部品の全てが登録されたと判定した場合に、前記記憶部に記憶された前記作業工程のうち、前記部品登録判定部によって使用する部品の全てが登録されたと判定した前記登録工程を含む作業グループに含まれる作業工程の管理に切り替え、前記作業判定部によって管理が切り替えられた前記作業工程で行われる作業のすべてが完了したと判定した場合に、前記記憶部に記憶された前記登録工程のうち、前記作業判定部によって管理が切り替えられた前記作業工程が含まれる前記作業グループの次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替える。前記作業判定部は、トルク値情報に基づいて、前記作業工程で行う作業の全てが完了したか否かを判定する。
(工程管理システム)
図1は、実施形態の工程管理システムを示す図である。
工程管理システムでは、作業現場で製造される製品の複数の生産工程の各々を、生産順序にしたがって、作業グループに分類する。作業グループには、使用する部品を登録する工程(以下、「登録工程」という)と、登録工程で登録された部品を使用して作業を行う工程(以下、「作業工程」という)とが含まれる。製品の一例は、インバータなどの電子機器である。
工程管理システムは、登録工程と、作業工程とを管理する。工程管理システムは、作業グループに含まれる登録工程を管理する場合には、使用する部品の全てが登録されたか否かを判定し、使用する部品の全てが登録されたと判定した場合に、その作業グループに含まれる作業工程の管理に切り替える。工程管理システムは、作業工程を管理する場合には、作業が完了したか否かを判定し、作業が完了したと判定した場合に、次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替える。
本実施形態では、使用する部品の一例としてネジを使用し、作業の一例としてネジ締めを行う場合について説明する。
作業員は、使用部品管理画面を参照し、コード読み取り装置400を用いて、部品に貼付されているバーコード等のコードを読み取る。コードには、そのコードが貼付された部品のID(以下、「部品ID」という)が表されている。コード読み取り装置400は、コードを読み取ることで、部品IDを取得する。コード読み取り装置400は、取得した部品IDを使用部品管理装置200へ送信する。
使用部品管理装置200は、コード読み取り装置400が送信した部品IDを受信し、受信した部品IDが、現在管理している登録工程で登録する部品IDである場合に、その部品IDを登録する。使用部品管理装置200は、部品IDを登録した場合に、登録した部品IDを示す情報を含み、工程管理装置100を宛先とする部品選択通知信号を送信する。
作業員は、作業管理画面を参照し、ネジ締め機600を用いて、ネジ締めを行う。ネジ締め機600は、トルク値を示す情報(以下、「トルク値情報」という)を、データ収集装置500へ、送信する。データ収集装置500は、ネジ締め機600が送信したトルク値情報を、作業管理装置300へ送信する。
作業管理装置300は、データ収集装置500が送信したトルク値情報を取得し、取得したトルク値情報を含み、工程管理装置100を宛先とする作業通知信号を送信する。
工程管理装置100は、作業工程を管理する場合には、作業管理装置300から作業管理画面を取得し、取得した作業管理画面を表示する。工程管理装置100は、作業管理装置300が送信したトルク値情報を受信し、受信したトルク値情報に基づいて、作業管理画面に含まれる作業が完了したか否かを判定する。工程管理装置100は、作業管理画面に含まれる作業が完了したと判定した場合、現在管理している作業工程を含む作業グループの次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替える。
以下、使用部品管理装置200、作業管理装置300、および工程管理装置100について、詳細に説明する。
図2は、実施形態の使用部品管理装置を示すブロック図である。使用部品管理装置200は、例えば、通信部202と、記憶部210と、情報処理部230と、表示部245とを備える。通信部202と、記憶部210と、情報処理部230と、表示部245とは、バス250を介して接続される。
通信部202は、通信モジュールによって実現される。通信部202は、コード読み取り装置400が送信した部品IDを受信し、受信した部品IDを、情報処理部230へ出力する。また、通信部202は、通信バス50を経由して、工程管理装置100と通信を行う。通信部202は、工程管理装置100へ、使用部品管理画面と、部品選択通知信号とを送信する。また、通信部202は、工程管理装置100が送信する使用部品管理画面要求情報を受信し、受信した使用部品管理画面要求情報を、情報処理部230へ出力する。
図3は、使用部品管理テーブルの一例を示す図である。使用部品管理テーブル214は、登録工程名と、その登録工程で登録される部品の部品IDと、部品名とを関連付けたテーブル形式の情報である。図3に示される例では、登録工程名「登録工程A」と、部品ID「P001」と、部品名「ケース」とが関連付けられている。
情報処理部230は、例えば、取得部232と、使用部品判定部234と、画面情報作成部236とを備える。
取得部232は、通信部202を制御することで、コード読み取り装置400が送信した部品IDを取得し、取得した部品IDを、使用部品判定部234へ出力する。また、取得部232は、通信部202が出力した使用部品管理画面要求情報を取得し、取得した使用部品管理画面要求情報を、画面情報作成部236へ出力する。
使用部品判定部234は、記憶部210に記憶されている使用部品管理テーブル214の登録工程名のうち、現在管理している登録工程名に関連付けられている部品IDと、取得部232が出力した部品IDとが一致するか否かを判定する。使用部品判定部234は、一致すると判定した場合、その部品IDを登録し、登録した部品IDを、画面情報作成部236へ出力する。さらに、使用部品判定部234は、登録した部品IDを示す情報を含み、工程管理装置100を宛先とする部品選択通知信号を作成し、作成した部品選択通知信号を、通信部202へ出力する。使用部品判定部234は、現在管理している登録工程名に関連付けられている部品IDと、取得部232が出力した部品IDとが一致しない場合、所定のエラー処理を行うようにしてもよい。
図4は、本実施形態の使用部品管理装置200が表示する使用部品管理画面の一例を示す図である。図4に示される例では、登録工程名「登録工程A」-「登録工程G」について、部品名「ケース」-「リアクトル」が示されている。さらに、登録工程名「登録工程A」-「登録工程G」のうち、管理が完了した登録工程と、現在管理している登録工程とが区別できるように表示されている。図4に示される例では、管理が完了した登録工程と、現在管理している登録工程とを異なるハッチングで示している。このように表示することによって、作業員へ、登録する部品を分かりやすくできる。また、使用部品管理画面には、管理項目(現在管理している管理工程)として、登録工程名「登録工程E」と、部品名「放電抵抗」とが表示されている。
図2に戻り、表示部245について説明する。表示部245は、画面情報作成部236が出力した使用部品管理画面を表示する。具体的には、表示部245は、図4に示したように、使用部品管理画面を表示する。
図5は、実施形態の作業管理装置を示すブロック図である。作業管理装置300は、例えば、通信部302と、記憶部310と、情報処理部330と、表示部345とを備える。
通信部302は、通信モジュールによって実現される。通信部302は、データ収集装置500が送信したトルク値情報を受信し、受信したトルク値情報を、情報処理部330へ出力する。通信部302は、通信バス50を経由して、工程管理装置100と通信を行う。通信部302は、工程管理装置100へ、作業管理画面と、作業通知信号とを送信する。また、通信部302は、工程管理装置100が送信した作業管理画面要求情報を受信し、受信した作業管理画面要求情報を、情報処理部330へ出力する。
図6は、作業管理テーブルの一例を示す図である。作業管理テーブル314は、作業工程名と、その作業工程で使用されるねじの呼び径(呼び)と、ネジの本数と、ネジ締めのトルクと、ネジ締めに使用する工具IDとを関連付けたテーブル形式の情報である。図6に示される例では、作業工程名「作業工程D」と、呼び「M4標準」と、本数「2本」と、トルク「2.5」と、工具ID「IT001」とが関連付けられている。
取得部332は、通信部302を制御することで、ネジ締め機600が送信したトルク値情報を取得し、取得したトルク値情報を、作業判定部334へ出力する。また、取得部332は、通信部202が出力した作業管理画面要求情報を取得し、取得した作業管理画面要求情報を、画面情報作成部336へ出力する。
作業判定部334は、記憶部310に記憶されている作業管理テーブル314の作業工程名のうち、現在管理している作業工程に関連付けられているトルクを中心とする所定の範囲に、取得部332が出力したトルク値情報が含まれるか否かを判定する。作業判定部334は、含まれると判定した場合、そのトルク値情報を登録し、登録したトルク値情報を、画面情報作成部336へ出力する。また、作業判定部334は、登録したトルク値情報を含み、工程管理装置100を宛先とする作業通知信号を作成し、作成した作業通知信号を、通信部302へ出力する。作業判定部334は、現在管理している作業工程に関連付けられているトルクを中心とする所定の範囲に、取得部332が出力したトルク値情報が含まれない場合、所定のエラー処理を行うようにしてもよい。
図7は、本実施形態の作業管理装置が表示する作業管理画面の一例を示す図である。図7に示される例では、作業工程名「作業工程D」、「作業工程E」、および「作業工程G」について、呼びと、本数と、トルクと、工具IDとが示されている。さらに、作業工程名「作業工程D」、「作業工程F」、および「作業工程G」のうち、管理が完了した作業工程と、現在管理している作業工程とが区別できるように表示されている。図7に示される例では、管理が完了した作業工程と、現在管理している作業工程とを異なるハッチングで示している。このように表示することによって、作業員へ、行う作業を分かりやすくできる。
図5に戻り、表示部345について説明する。表示部345は、画面情報作成部336が出力した使用部品管理画面を表示する。具体的には、表示部345は、図7に示したように、作業管理画面を表示する。
図8は、実施形態の工程管理装置を示すブロック図である。工程管理装置100は、例えば、通信部102と、記憶部110と、情報処理部130と、表示部145とを備える。
通信部102は、通信モジュールによって実現される。通信部102は、使用部品管理装置200が送信した使用部品管理画面と、部品選択通知信号とを受信し、受信した使用部品管理画面と、部品選択通知信号とを、情報処理部130へ出力する。通信部102は、作業管理装置300が送信した作業管理画面と、作業通知信号とを受信し、受信した作業管理画面と、作業通知信号とを、情報処理部130へ出力する。また、通信部102は、情報処理部130が出力した使用部品管理画面要求情報を、使用部品管理装置200へ送信する。通信部102は、情報処理部130が出力した作業管理画面要求情報を、作業管理装置300へ送信する。
図9は、工程管理テーブルの一例を示す図である。工程管理テーブル114は、作業グループ名と、登録工程名と、部品IDと、作業工程名と、トルクとを関連付けたテーブル形式の情報である。前述したように、作業グループは、複数の生産工程の各々を、生産順序にしたがって分類したものである。登録工程は、作業グループに含まれる生産工程で使用する部品を登録する工程である。作業工程は、登録工程で登録された部品を使用して作業を行う工程である。図9に示される例では、作業グループ名「作業グループ1」と、登録工程名「登録工程A」と、部品ID「P001」と、作業工程名「-」と、トルク「-」とが関連付けられている。ここで、作業工程名「-」と、トルク「-」とは、登録工程で登録された部品を使用して作業を行う工程がないことを示している。
図8に戻り、情報処理部130について説明する。情報処理部130の全部または一部は、例えば、CPUのようなプロセッサが記憶部110に記憶されたプログラム112を実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部130の全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
取得部132は、通信部102を制御することで、使用部品管理装置200が送信した使用部品管理画面を取得し、取得した使用部品管理画面を、表示部145へ出力する。また、取得部132は、通信部102を制御することで、使用部品管理装置200が送信した部品選択通知信号を取得し、取得した部品選択通知信号を、部品登録判定部134へ出力する。また、取得部132は、通信部102を制御することで、作業管理装置300が送信した作業管理画面を取得し、取得した作業管理画面を、表示部145へ出力する。また、取得部132は、通信部102を制御することで、作業管理装置300が送信した作業通知信号を取得し、取得した作業通知信号を、作業判定部136へ出力する。
部品登録判定部134は、取得部132が出力した部品選択通知信号を取得し、取得した部品選択通知信号に含まれる部品IDに基づいて、現在管理している登録工程で使用する部品の全てが登録されたか否かを判定する。部品登録判定部134は、現在管理している登録工程で使用する部品の全てが登録された場合、切替部138へ、登録が完了したことを通知する情報(以下、「登録完了情報」という)を出力する。
切替部138は、部品登録判定部134が出力した登録完了情報を取得した場合、記憶部110に記憶された工程管理テーブル114を参照し、現在管理している登録工程と関連付けられている作業工程の管理に切り替える。この場合、切替部138は、作業管理装置300へ、作業管理画面を要求する情報である作業管理画面要求情報を作成し、作成した作業管理画面要求情報を、通信部102へ出力する。そして、切替部138は、作業管理画面要求情報に対して、作業管理装置300が送信した作業管理画面を取得し、取得した作業管理画面を、表示部145へ出力する。
ただし、切替部138は、現在管理している登録工程と関連付けられている作業工程がない場合には、現在管理している作業グループの次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替える。この場合、切替部138は、使用部品管理装置200へ、使用部品管理画面を要求する情報である使用部品管理画面要求情報を作成し、作成した使用部品管理画面要求情報を、通信部102へ出力する。そして、切替部138は、使用部品管理画面要求情報に対して、使用部品管理装置200が送信した使用部品管理画面を取得し、取得した使用部品管理画面を、表示部145へ出力する。
表示部145は、取得部132が出力した使用部品管理画面や、作業管理画面を表示する。また、表示部145は、切替部138が出力した使用部品管理画面や、作業管理画面を表示する。
図10は、本実施形態の工程管理システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップS101) 使用部品管理装置200の取得部232は、コード読み取り装置400が送信した部品IDを取得する。
(ステップS102) 使用部品管理装置200の使用部品判定部234は、現在管理している登録工程に関連付けられている部品IDと、取得部232が取得した部品IDとが一致するか否かを判定する。使用部品判定部234は、一致すると判定した場合、その部品IDを登録する。
(ステップS103) 使用部品管理装置200の使用部品判定部234は、登録した部品IDを示す情報を含み、工程管理装置100を宛先とする部品選択通知信号を作成し、作成した部品選択通知信号を、通信部202へ出力する。通信部202は、使用部品判定部234が出力した部品選択通知信号を、工程管理装置100へ送信する。
(ステップS104) 工程管理装置100の取得部132は、使用部品管理装置200が送信した部品選択通知信号を取得する。
(ステップS105) 工程管理装置100の部品登録判定部134は、取得部132が取得した部品選択通知信号に含まれる部品IDに基づいて、現在管理している登録工程で使用する部品の全てが登録されたか否かを判定する。ここでは、現在管理している登録工程で使用する部品の全てが登録された場合について説明を続ける。現在管理している登録工程で使用する部品のうち、登録されていない部品がある場合には、登録されるまで、ステップS101-S105の処理が行われる。
(ステップS107) 作業管理装置300の画面情報作成部336は、工程管理装置100が送信した作業管理画面要求情報を取得し、取得した作業管理画面要求情報に応じて、作業管理画面を、工程管理装置100へ送信する。
(ステップS108) 工程管理装置100の切替部138は、作業管理装置300が送信した作業管理画面を取得し、取得した作業管理画面を、表示部145へ出力する。表示部145は、切替部138が出力した作業管理画面を表示する。
(ステップS109) 作業管理装置300の取得部332は、ネジ締め機600が送信したトルク値情報を取得する。
(ステップS110) 作業管理装置300の作業判定部334は、記憶部310に記憶されている作業管理テーブル314の作業工程名のうち、現在管理している作業工程に関連付けられているトルクを中心とする所定の範囲に、取得部332が取得したトルク値情報が含まれるか否かを判定する。作業判定部334は、含まれると判定した場合、そのトルク値情報を登録する。
(ステップS112) 工程管理装置100の取得部132は、作業管理装置300が送信した作業通知信号を、取得する。
(ステップS113) 工程管理装置100の作業判定部136は、作業通知信号に含まれるトルク値情報に基づいて、現在管理している作業工程に関連付けられている作業の全てが終了したか否かを判定する。ここでは、現在管理している作業工程に関連付けられている作業の全て終了した場合について説明を続ける。現在管理している作業工程に関連付けられている作業のうち、終了していない作業がある場合には、作業の全てが終了するまで、ステップS109-S113の処理が行われる。
(ステップS115) 作業管理装置300の画面情報作成部336は、工程管理装置100が送信した使用部品管理画面要求情報を取得し、取得した使用部品管理画面要求情報に応じて、使用部品管理画面を、工程管理装置100へ送信する。
(ステップS116) 工程管理装置100の切替部138は、使用部品管理装置200が送信した使用部品管理画面を取得し、取得した使用部品管理画面を、表示部145へ出力する。表示部145は、切替部138が出力した使用部品管理画面を表示する。
この後、全ての生産工程が完了するまで、ステップS101-S116の処理が繰り返される。
前述した実施形態では、工程管理装置100が、使用部品管理画面または作業管理画面を表示する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、使用部品管理装置200が、使用部品管理画面と、作業管理画面とを切り替えて表示するようにしてもよいし、作業管理装置300が、作業管理画面と、使用部品管理画面とを切り替えて表示するようにしてもよい。この場合、図10に示したシーケンスチャートのステップS108において、工程管理装置100は、取得した作業管理画面を、使用部品管理装置200へ送信し、使用部品管理装置200は、工程管理装置100が送信した使用部品管理画面を表示する。また、図10に示したシーケンスチャートのステップS116において、工程管理装置100は、取得した使用部品管理画面を、作業管理装置300へ送信し、作業管理装置300は、工程管理装置100が送信した使用部品管理画面を表示する。
前述した実施形態では、使用する部品の一例としてネジを使用し、作業の一例としてネジ締めを行う場合について説明したが、この例に限られない。例えば、使用する部品の一例として磁石を使用し、作業の一例として重量の測定を行う場合にも適用できる。また、作業の一例として、寸法を測定する場合にも適用できる。
また、工程管理装置は、登録工程で使用する部品の全てが登録されたと判定し、且つ登録工程に関連付けられる作業工程がない場合に、作業グループの次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替える。登録工程で使用する部品の全てが登録されたと判定し、且つ登録工程に関連付けられる作業工程がない場合に、作業グループの次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替えることにより、登録工程での部品の登録漏れがなくなるため、製品の生産工程において、作業手順の間違えを低減することができる。
Claims (5)
- 複数の生産工程の各々を、生産順序にしたがって分類した作業グループと、前記作業グループに含まれる生産工程で使用する部品を登録する工程である登録工程と、前記登録工程で登録された部品を使用して作業を行う工程である作業工程とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記作業グループに含まれる前記登録工程で登録された部品を示す情報に基づいて、前記登録工程で使用する部品の全てが登録されたか否かを判定する部品登録判定部と、
前記作業工程で行われた作業を示す情報に基づいて、前記作業工程で行う作業の全てが完了したか否かを判定する作業判定部と、
前記部品登録判定部が前記登録工程で使用する部品の全てが登録されたと判定した場合に、前記記憶部に記憶された前記作業工程のうち、前記部品登録判定部によって使用する部品の全てが登録されたと判定した前記登録工程を含む作業グループに含まれる作業工程の管理に切り替え、前記作業判定部によって管理が切り替えられた前記作業工程で行われる作業のすべてが完了したと判定した場合に、前記記憶部に記憶された前記登録工程のうち、前記作業判定部によって管理が切り替えられた前記作業工程が含まれる前記作業グループの次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替える切替部と
を備え、
前記作業判定部は、トルク値情報に基づいて、前記作業工程で行う作業の全てが完了したか否かを判定する、
工程管理装置。 - 前記切替部が前記作業工程の管理に切り替えた場合に作業工程を管理する画面を表示し、前記切替部が前記登録工程の管理に切り替えた場合に登録工程を管理する画面を表示する表示部を備える、
請求項1に記載の工程管理装置。 - 前記切替部は、前記部品登録判定部が前記登録工程で使用する部品の全てが登録されたと判定し、且つ前記登録工程に関連付けられる作業工程がない場合、前記作業グループの次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替える、請求項1または請求項2に記載の工程管理装置。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の工程管理装置と、
部品を登録する工程である登録工程を示す情報と、前記登録工程で登録する部品を示す情報とを関連付けて記憶する使用部品管理記憶部と、
前記使用部品管理記憶部に記憶されている前記登録工程のうち、現在管理している登録工程に関連付けられている部品を示す情報と、部品から取得した部品を示す情報とが一致する場合に、前記部品を示す情報を含み、前記工程管理装置を宛先とする部品選択通知信号を作成する使用部品判定部とを備える、使用部品管理装置と、
前記登録工程で登録された部品を使用して作業を行う工程である作業工程と、その作業工程で行う作業を示す情報とを関連付けて記憶する作業管理記憶部と、
前記作業管理記憶部に記憶されている作業工程のうち、現在管理している作業工程に関連付けられている作業が行われたか否かを判定し、前記作業が行われた場合に、前記作業を示す情報を含み、前記工程管理装置を宛先とする作業通知信号を作成する作業判定部とを備える、作業管理装置とを備える、
工程管理システム。 - コンピュータが、
複数の生産工程の各々を、生産順序にしたがって分類した作業グループと、前記作業グループに含まれる生産工程で使用する部品を登録する工程である登録工程と、前記登録工程で登録された部品を使用して作業を行う工程である作業工程とを関連付けて記憶し、
前記作業グループに含まれる前記登録工程で登録された部品を示す情報に基づいて、前
記登録工程で使用する部品の全てが登録されたか否かを判定し、
前記登録工程で使用する部品の全てが登録されたと判定した場合に、前記記憶された前記作業工程のうち、使用する部品の全てが登録されたと判定した前記登録工程を含む作業グループに含まれると関連付けられた前記作業工程の管理に切り替え、
前記作業工程で行われた作業を示す情報に含まれるトルク値情報に基づいて、管理が切り替えられた前記作業工程で行う作業の全てが完了したか否かを判定し、
前記作業工程で行われる作業のすべてが完了したと判定した場合に、記憶された前記登録工程のうち、管理が切り替えられた前記作業工程が含まれる前記作業グループの次の作業グループに含まれる登録工程の管理に切り替える、工程管理方法。
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