JP7082168B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、自立性を有する容器に関する。
特許文献1には、先端部及び基端部を開放端とした円筒状収容筒と、その基端部開放端に設けられた底部材と、先端部の開放端に設けられた天板部材と、を有して成り、内部に流動性物質が充填される流動性物質用カートリッジが記載されている。
特開2013-56692号公報
特許文献1に記載の流動性物質用カートリッジにおいては、円筒状収容筒がガスバリア性及び柔軟性を有する積層フィルムから形成され、天板部材の外表面の略全面にはガスバリア性を有する積層フィルムから成る外装膜が熱溶着され、底部材がガスバリア性を有する積層フィルムから形成され、全量吐出完了時には円筒状収容筒の略全域が潰れた状態とすることができる。また、特許文献1の段落0037には、各部材を構成する積層フィルムに好適なガスバリア性フィルムとして、アルミニウムを蒸着したアルミニウムフィルムが挙げられている。
このように、積層フィルムを主体とした軟包装容器は、軽量で廃棄性に優れるが、内容物が充填された容器の積載効率は悪く、落下強度、破袋強度等の容器強度が低い。また、現在多く見られる紙製のカートンやブリックパック(登録商標)のような容器は、形状が安定して積載効率は優れ、しかも軽量であるが、容器の強度、特に、紙製容器に使用される基材の層間強度が劣るため、容器の形状によっては、落下等の衝撃に弱いことが課題である。また、紙製容器では、光沢等の外観の意匠性がフィルム容器より劣る。一方、ブローボトルやアルミ缶などは強度は高いが、廃棄の際にかさ高になってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、自立性を有する軟包装容器において、強度と廃棄性を両立することが可能な容器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、天面部と底面部との間の周面部を構成する筒状部材と、前記天面部に設けられた天面部材と、前記底面部に設けられた底面部材と、を備え、前記天面部または前記底面部の少なくとも一方に注出口が設けられ、前記筒状部材は、最内面のシーラント層と、前記シーラント層と接合される接合層と、前記シーラント層と前記接合層との間に積層されるバリア層とを有する積層フィルムからなり、前記シーラント層と前記接合層とを対向させて筒状に接合してなる周面接合部を有し、前記天面部材は、シーラント層を有する積層体からなり、前記天面部材のシーラント層と前記筒状部材のシーラント層とを対向させて接合してなる天面接合部を有し、前記底面部材は、シーラント層と、基材層と、前記シーラント層と前記基材層との間に積層されるバリア層とを有する積層フィルムからなり、前記底面部材のシーラント層と前記筒状部材のシーラント層とを対向させて接合してなる底面接合部を有し、前記筒状部材および前記底面部材は、柔軟性を有する積層フィルムから構成され、前記底面部材のバリア層以外の層が樹脂のみからなり、前記底面部材のバリア層が、厚さ15~200μmのアルミニウム箔からなり、自立性を有する容器を提供する。
前記天面部材は、前記シーラント層と、基材層と、前記シーラント層と前記基材層との間に積層されるバリア層とを有する積層体から構成されてもよい。
前記底面部材は、前記底面接合部の内側を構成する前記底面部を横断する折り線を有してもよい。
前記筒状部材、前記天面部材、前記底面部材および前記注出口は、それぞれ少なくとも1以上の印刷柄を有してもよい。
前記注出口にキャップが設けられていてもよい。
前記筒状部材の直径が10~200mmの範囲内であってもよい。
本発明によれば、自立性を有する軟包装容器において、強度と廃棄性を両立することが可能な容器を提供することができる。
第1実施形態の容器の斜視図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 第2実施形態の容器の斜視図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 筒状部材と天面部材または底面部材との接合部を例示する断面図である。 天面部材に注出口を一体化した構成の改変例を示す断面図である。 筒状部材に底面部材を接合した構成の第1改変例を示す断面図である。 筒状部材に底面部材を接合した構成の第2改変例を示す断面図である。 底面部に折り線を設けた構成の第1改変例を示す斜視図である。 底面部に折り線を設けた構成の第2改変例を示す斜視図である。 底面部に折り線を設けた構成の第3改変例を示す斜視図である。 底面部に折り線を設けた構成の第4改変例を示す斜視図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1および図2に第1実施形態の容器10を例示し、図3および図4に第2実施形態の容器20を例示する。これらの容器10,20は、天面部11a,21aに設けられた天面部材11,21と、周面部12d,22dを構成する筒状部材12,22と、底面部13a,23aに設けられた底面部材13,23とにより囲まれた収容部16,26を備えている。
また、容器10,20は、自立性を有する。容器10,20の自立性とは、少なくとも、内容物を充填して密封した状態で自立が可能な性質である。さらには、内容物を充填していない収容部16,26が空の状態で、かつ注出口14a,24aが開封されていても自立が可能であることが好ましい。また、筒状部材12,22は、天面部材11,21および底面部材13,23から分離された単独の状態で、自立が可能であることが好ましい。
天面部11a,21aは、自立時に上面となり、底面部13a,23aは、自立時に下面となる。周面部12d,22dは、天面部11a,21aと底面部13a,23aとの間で、上下方向に交差する周方向を覆うように形成されている。容器10,20の収容部16,26は、天面部材11,21と、筒状部材12,22と、底面部材13,23とをそれぞれ1枚ずつ組み合わせた3パーツから構成することができる。
筒状部材12,22は、厚さ方向の両面を互いに対向させて筒状に接合してなる周面接合部12b,22bを有する。また、天面部材11,21と筒状部材12,22との間は、天面接合部12a,22aにより接合されている。また、底面部材13,23と筒状部材12,22との間は、底面接合部12c,22cにより接合されている。
天面接合部12a,22aは、天面部材11,21の周縁部11b,21bを天面部11a,21aに対して屈曲させ、筒状部材12,22の内面に対向させて構成されている。また、底面接合部12c,22cは、底面部材13,23の周縁部13b,23bを底面部13a,23aに対して屈曲させ、筒状部材12,22の内面に対向させて構成されている。
第1実施形態の容器10の場合、天面部11aおよび底面部13aは略平面である。第1実施形態において、天面部材11および底面部材13の周縁部11b,13bは、天面部11aおよび底面部13aで内側となる面を筒状部材12の内面に向けて、筒状部材12の上下方向の両端部にそれぞれ接合されている。
第2実施形態の容器20の場合、底面部23aは略平面で、底面部材23の周縁部23bが、底面部23aで内側となる面を筒状部材22の内面に向けて接合されている点は、第1実施形態と同様である。第2実施形態において、天面部21aは錐面状で、天面部材21の周縁部21bが、天面部21aで外側となる面を筒状部材22の内面に向けて接合されている点は、第1実施形態と異なる。
天面部11a,21aまたは底面部13a,23aの少なくとも一方には、注出口14a,24aが設けられている。注出口14a,24aは、細口でも広口でもよい。開口部11c,21cを開口する際に、刻印を設けて開口サイズや位置を制御してもよい。注出口は、天面部材11,21または底面部材13,23の成形により一体化してもよい。
上記実施形態の場合、注出口14a,24aとフランジ部14b,24bとを有する注出口部材14,24が、天面部材11,21および底面部材13,23とは別の部材として成形されている。天面部材11,21の略中央部に設けられた開口部11c,21cに注出口14a,24aが配置され、フランジ部14b,24bが天面部11a,21aの内面に接合されている。
注出口14a,24aには、キャップ15,25が設けられている。注出口14a,24aの外面には雄ねじを設け、キャップ15,25の内面には雌ねじを設け、再封可能に結合してもよい。ねじの他にも、接着、薄肉部、嵌合などにより、キャップ15,25を注出口14a,24aに結合することができる。キャップ15,25の再封可能性は必須ではなく、例えば、キャップ15,25を注出口14a,24aから取り外した後に、注出口14a,24aに対するキャップ15,25の結合部が不可逆的に破壊されて、もとの結合状態が再生されなくてもよい。
図5に、筒状部材と天面部材または底面部材との接合部を例示する。ここでは、底面部材31と筒状部材32とを接合した底面接合部について図示するが、天面部材と筒状部材とを接合した天面接合部も、同様の構成とすることができる。図5に示す容器30の構造は、第1実施形態の容器10、第2実施形態の容器20のいずれにも採用することができる。
天面部材または底面部材31は、シーラント層31aと、基材層31cと、シーラント層31aと基材層31cとの間に積層されるバリア層31bとを有する積層体から構成することができる。天面部材または底面部材31を構成する積層体は、展開状態で平面状となる積層フィルムでもよく、立体的な成形部を有する積層成形体でもよい。
筒状部材32は、最内面のシーラント層32aと、シーラント層32aと接合される接合層32cと、シーラント層32aと接合層32cとの間に積層されるバリア層32bとを有する積層体から構成することができる。筒状部材32を構成する積層体は、周面接合部を分離して展開した状態で平面状となる積層フィルムが好ましい。
天面接合部または底面接合部は、天面部材または底面部材31のシーラント層31aと、筒状部材32のシーラント層32aとを対向させて構成することができる。なお、図5には図示しないが、図1または図3に示す筒状部材12,22の周面接合部12b,22bは、筒状部材32のシーラント層32aと接合層32cとを対向させて構成することができる。
筒状部材12,22,32および底面部材13,23,31は、柔軟性を有する積層フィルムからなることが好ましい。これにより、筒状部材12,22,32および底面部材13,23,31が可撓性を有し、本実施形態の容器10,20,30を廃棄する際、容器10,20,30を折り畳んで、潰したり、小さくまとめたりすることができる。さらに、天面部材11,21を柔軟性を有する積層フィルムから構成してもよい。柔軟性を有する積層フィルムは、例えば各層を合計した総厚としての厚さが500μm以下であることが好ましく、350μm程度や200μm程度などでもよい。
底面部材13,23,31に含まれるバリア層は、厚さ7~200μmのアルミニウム箔からなることが好ましい。これにより、本実施形態の容器10,20,30が自立性を有する軟包装容器であっても、容器強度を保持することができる。底面部材13,23,31に含まれるバリア層の厚さは、好ましくは9~150μm、より好ましくは12~120μm、更に好ましくは15~100μmである。
天面部材11,21、筒状部材12,22,32、底面部材13,23,31のそれぞれに含まれるシーラント層を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)等の環状オレフィン系樹脂、接着性樹脂、コーティング剤などの少なくとも1種以上が挙げられる。
筒状部材12,22,32に含まれるバリア層としては、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着フィルムが好ましい。天面部材11,21に含まれるバリア層は、底面部材13,23,31に含まれるバリア層と同様に、アルミニウム箔が好ましい。
筒状部材12,22,32に含まれる接合層としては、シーラント層と接合可能であれば特に限定されないが、熱溶着により接合可能な熱可塑性樹脂が好ましい。接合層を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)等の環状オレフィン系樹脂、接着性樹脂、コーティング剤などの少なくとも1種以上が挙げられる。
天面部材11,21および底面部材13,23,31に含まれる基材層を構成する材料としては、ナイロン(脂肪族ポリアミド)が好ましい。基材層の厚さとしては、例えば50~50μmであり、より好ましくは10~30μmである。基材層の外側には、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂が、さらに積層されてもよい。
筒状部材12,22,32は、円筒状でもよく、三角筒、四角筒、五角筒などの角筒状でもよい。筒状部材12,22,32の直径は、例えば、5~250mmの範囲内が挙げられ、10~200mmの範囲内が好ましい。ここで、筒状部材が角筒状である場合の直径とは、互いに対向する頂点と頂点、辺と辺、または頂点と辺との距離であり、これらが2以上ある場合は、最小値および最大値が上記範囲内であることが好ましい。筒状部材12,22,32の直径は、特に限定されないが、例えば、20mm、50mm、100mm、150mm等でもよい。
注出口14a,24aを有する天面部材11,21および底面部材13,23,31の成形方法は、射出成形、圧縮成形、ブロー成形、押出成形、圧空成形、絞り成形などでもよい。筒状部材12,22に対して天面部材11,21および底面部材13,23,31を直接成形してもよく、成形後に熱溶着、超音波溶着、高周波溶着、接着剤、レーザー溶着などにより接合してもよい。天面部材11,21または底面部材13,23,31のシーラント層と、筒状部材12,22,32のシーラント層とが直接接合されてもよい。天面部材11,21または底面部材13,23,31と筒状部材12,22,32との間が、接着剤や樹脂層等を介して接合されてもよい。
注出口部材14,24が、シーラント層と同様な樹脂層を有するフランジ部14b,24bを備える場合、フランジ部14b,24bが天面部材11,21または底面部材13,23,31のシーラント層と直接接合されてもよい。また、天面部材11,21または底面部材13,23,31と注出口部材14,24との間が、接着剤や樹脂層等を介して接合されてもよい。
図6~12に、種々の改変例を示す。これらの改変例において、天面部材41の天面部41a、周縁部41b、天面接合部42a、筒状部材42の周面接合部42b、底面部材43の底面部43a、周縁部43b、底面接合部42cは、それぞれ第1実施形態または第2実施形態の対応する構成と同様に構成することができ、重複する説明は省略する。
図6に示す改変例では、天面部材41に注出口41cが一体化されている。注出口41cには、第1実施形態または第2実施形態のキャップ15,25等と同様に、注出口を閉鎖する手段を設けることができる。
図7に示す改変例では、底面部材43の周縁部43bは、底面部43aで外側となる面を筒状部材42の内面に向けて接合されている。
図8に示す改変例では、底面部43aが筒状部材42の下端部より上側に位置し、底面部43aが設置面に接触しないようになっている。これにより、設置面による底面部43aの擦れを抑制することができる。
図9および図10に示す改変例では、底面部材43は、底面接合部42cの内側を構成する底面部43aを横断するように、折り線44,46を有する。図9に示す折り線44は、底面部材43の周縁部43bに達しており、図10に示す折り線46は、底面部材43の周縁部43bから離れている。折り線44,46の長さ方向に交差するように両側から力45を加えることにより、底面部43aの折り曲げが容易になる。折り線44,46の形状は、直線状でも曲線状でもよい。また、折り線44,46の本数は1本でも2本以上でもよい。2本以上の折り線が互いに平行に設けられてもよい。
図11に示す改変例では、底面部43aを横断する複数の折り線47が、互いに交差するように配置されている。また、図12に示す改変例では、底面部43aにおいて複数の折り線48が、放射状に配置されている。この場合、複数の折り線47,48に対して適切な向きで力を加えることにより、底面部43aの折り曲げが容易になる。折り線47,48の本数は適宜増減することが可能である。
なお、図9~12では、底面部43aに折り線44,46,47,48を有する底面部材43の構成は、図1~4と同様としたが、図7~8に示す底面部材43の底面部43aに折り線44,46,47,48を設けてもよい。
上記の各実施形態および改変例の容器に収容される内容物の性状は、液体、固体、粉体、粒体、これらの2種以上の混合物など任意である。内容物の種類としては、特に限定されず、飲料品、食料品、調味料、化粧品、医薬品、洗剤、接着剤、家庭用品、工業製品などが挙げられる。容器を構成する各部材には、酸素吸収機能、匂い吸収機能、非吸着機能など、1又は2以上の機能性を付与してもよい。筒状部材、天面部材、底面部材および注出口は、それぞれ少なくとも1以上の印刷柄を有してもよい。容器を構成する各部材は、樹脂に限らず、紙、布、不織布、繊維などの異種材料を積層または配合してもよい。
以上、本発明を好適な実施形態および改変例に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態および改変例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。改変としては、各実施形態および各改変例における構成要素の追加、置換、省略、その他の変更が挙げられる。また、2以上の実施形態または改変例に用いられた構成要素を適宜組み合わせることも可能である。
注出口は、筒状の注出口と天面部材または底面部材の面に沿うフランジ部とを有する立体的な成形品に限らず、内容物の取出し口として機能すれば、任意の構造でもよい。また、注出口を閉鎖する手段は、キャップに限らず、任意の構造でよい。例えば、天面部材の開口部をそのまま注出口とし、開口部に封止用のフィルムを貼り、フィルムにストローを差し込むことで内容物を吸い出す構造としてもよい。また、筒状部材に注出口を設けることも可能であるが、容器の自立性や強度等の観点から、筒状部材は注出口を有しない構造としてもよい。
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明する。
筒状部材12は、厚さ30μmのPEからなるシーラント層と、厚さ12μmの蒸着PETからなるバリア層と、厚さ30μmのPEからなる接合層とを含む、総厚350μmの積層フィルムから構成した。積層フィルムの周方向の両端部を重ね合わせて、熱溶着により円筒状の筒状部材を得た。
天面部材11および底面部材13は、厚さ70μmのPEからなるシーラント層と、厚さ80μmのアルミニウム箔と、厚さ15μmのナイロンからなる基材層と、厚さ70μmのPEからなる外層とを、この順に含む積層フィルムから構成した。天面部材11に開口部11cを形成した後、絞り成形により、天面部材11および底面部材13の周縁部11b,13bを、平面状の天面部11aおよび底面部13aから屈曲させた。天面部材11の開口部11cにキャップ15が付いた注出口部材14を取り付けた後、天面部材11および底面部材13の周縁部11b,13bを、筒状部材12の上下方向の両端部と重ね合わせ、熱溶着した。
以上の手順により、図1および図2に示すような自立性の容器10を得た。得られた容器は、軽量でも強度があり、かつ底面部を手の力で容易に折り畳むことが可能である。
10,20,30…容器、11,21,41…天面部材、11a,21a,41a…天面部、11b,21b,41b…天面部材の周縁部、11c,21c…開口部、12,22,32,42…筒状部材、12a,22a,42a…天面接合部、12b,22b,42b…周面接合部、12c,22c、42c…底面接合部、12d,22d…周面部、13,23,31,43…底面部材、13a,23a,43a…底面部、13b,23b,43b…底面部材の周縁部、14,24…注出口部材、14a,24a,41c…注出口、14b,24b…フランジ部、15,25…キャップ、16,26…収容部、31a,32a…シーラント層、31b,32b…バリア層、31c…基材層、32c…接合層、44,46,47,48…折り線、45…力。

Claims (9)

  1. 天面部と底面部との間の周面部を構成する筒状部材と、
    前記天面部に設けられた天面部材と、
    前記底面部に設けられた底面部材と、を備え、
    前記天面部または前記底面部の少なくとも一方に注出口が設けられ、
    前記筒状部材は、最内面のシーラント層と、前記シーラント層と接合される接合層と、前記シーラント層と前記接合層との間に積層されるバリア層とを有する積層フィルムからなり、前記シーラント層と前記接合層とを対向させて筒状に接合してなる周面接合部を有し、前記積層フィルムの周方向の両端部を重ね合わせて、熱溶着により円筒状の筒状部材を得てなり、
    前記天面部材は、シーラント層を有する積層体からなり、前記天面部材のシーラント層と前記筒状部材のシーラント層とを対向させて接合してなる天面接合部を有し、
    前記底面部材は、シーラント層と、基材層と、前記シーラント層と前記基材層との間に積層されるバリア層とを有する積層フィルムからなり、前記底面部材のシーラント層と前記筒状部材のシーラント層とを対向させて接合してなる底面接合部を有し、
    前記筒状部材および前記底面部材は、柔軟性を有する積層フィルムから構成され、
    前記底面部材のバリア層以外の層が樹脂のみからなり、
    前記底面部材のバリア層が、厚さ15~200μmのアルミニウム箔からなり、
    自立性を有する容器。
  2. 前記天面部材は、前記シーラント層と、基材層と、前記シーラント層と前記基材層との間に積層されるバリア層とを有する積層体から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記底面部材は、前記底面接合部の内側を構成する前記底面部を横断する折り線を有することを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記筒状部材、前記天面部材、前記底面部材および前記注出口は、それぞれ少なくとも1以上の印刷柄を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の容器。
  5. 前記注出口にキャップが設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の容器。
  6. 前記筒状部材の直径が10~200mmの範囲内であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の容器。
  7. 前記底面部材のバリア層が、厚さ80~200μmのアルミニウム箔からなることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の容器。
  8. 前記底面部材の基材層が、脂肪族ポリアミドからなることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の容器。
  9. 前記筒状部材のバリア層が、アルミニウム蒸着フィルムからなることを特徴とする請求項8に記載の容器。
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