JP5007611B2 - 注出口を有する複合容器 - Google Patents

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本発明は、積層シートからなるブランク板を金型内に挿入し、樹脂成形してなる複合容器に関し、特に、ブランク板を樹脂成形するとともに注出口を一体成形した後、前記ブランク板を折込み貼り合せることにより容器の底部分を形成した、注出口を有する複合容器に関する。
従来、図13(a)に示すように、紙とプラスチックフィルムとを貼り合わせた積層シートを打ち抜いてなるブランク板20を、金型内でトレー状やカップ状の容器形状をなすフォーミングを施し、前記ブランク板20の、底部分および底部分の周縁部分、胴部の接合部分、開口の周縁部分などに樹脂からなる骨組み7を射出成形等で成形してなるピラード容器10(複合容器10)が知られており、射出成形品としての利点と紙容器としての利点とを兼ね備え、例えば粉状、粒状などの家庭用洗剤や、清酒、清涼飲料水、液状食品等の内容物の容器として幅広く用いられている(例えば、特許文献1)。
このような複合容器10は、紙ベースのブランク板に樹脂成形を組み合わせることにより、紙容器に比べ容器形状の自由度が高いという利点があり、さらには、プラスチック単体の容器と比較して、図13(b)に示すように、樹脂の使用量が少ない、軽量かつ意匠性が高い、さらには、使用後の廃棄処理で焼却しても発生する熱量が小さい、環境負荷が小さいという利点を有する。
しかしながら、このような複合容器10に所定の開口径を有する注出口50を形成する場合には、通常、図14に示すように、複合容器10の開口縁の骨組み7へと別部材からなる注出部材50を超音波シール等により取り付ける必要があり、高コストかつ製造に手間が係るという問題がある。
他方、図15に示すように、ブランク20の底面に予め貫通孔を形成し、樹脂成形により骨組み7とともに注出口60を一体に成形することで、複合容器10へと注出口60を形成する方法が知られているが、この場合も、成形後の複合容器10に、別途底部材70を取り付ける必要があるため高コストであり、さらには、複合容器10と底部材70との間から内容物が漏れやすい等の問題があった。
特開2003−341752号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、主に、積層シートからなるブランク板を金型内に挿入し、樹脂成形してなる複合容器において、複合容器の骨組みと注出口とを一体に樹脂成形するとともに、容器の底部分を折り込んでなる、注出口を有する複合容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の発明は、ブランク板を金型内に挿入し樹脂成形してなる複合容器において、前記ブランク板は、容器の側面部分を形成する側面ブランクと、該側面ブランクより延設する、前記容器の底部分を形成する底面ブランクを有し、前記側面ブランクを樹脂成形により骨組みを成形することで筒状にするとともに、該筒状の側面ブランクの1の開口に注出口を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクを折込み貼り合わせることにより、容器の底部分を形成することを特徴とする、注出口を有する複合容器である。
また、請求項2記載の発明は、前記ブランク板は、前記側面ブランクより延設する、前記容器の天面部分を形成する天面ブランクを有し、該天面ブランクは、注出口を樹脂成形するための貫通孔を有する天面ブランクであって、前記側面ブランクを樹脂成形により骨組みを成形することで筒状にするとともに、前記天面ブランクの前記貫通孔に注出口を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクを折込み貼り合わせることにより、容器の底部分を形成することを特徴とする、注出口を有する複合容器である。
また、請求項3記載の発明は、前記底面ブランクを折込む際に、左右に突出する耳部を形成するとともに、該耳部をさらに折込み、前記底面ブランク若しくは前記側面ブランクへと貼り合せることを特徴とする、注出口を有する複合容器である。
また、請求項4記載の発明は、前記底部分は、前記底面ブランクを折込み、ヒートシール若しくは超音波シールにより貼り合せることを特徴とする、注出口を有する複合容器である。
また、請求項5記載の発明は、前記ブランクを樹脂成形してなる骨組みに、スタックリブを形成したことを特徴とする、注出口を有する複合容器である。
本発明の請求項1記載の発明は、ブランク板を金型内に挿入し樹脂成形してなる複合容器において、前記ブランク板は、容器の側面部分を形成する側面ブランクと、該側面ブランクより延設する、前記容器の底部分を形成する底面ブランクを有し、前記側面ブランクを樹脂成形により骨組みを成形することで筒状にするとともに、該筒状の側面ブランクの1の開口に注出口を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクを折込み貼り合わせることにより、容器の底部分を簡単に形成することが可能である。
また、請求項2記載の発明は、前記ブランク板は、前記側面ブランクより延設する、前記容器の天面部分を形成する天面ブランクを有し、該天面ブランクは、注出口を樹脂成形するための貫通孔を有する天面ブランクであって、前記側面ブランクを樹脂成形により骨組みを成形することで筒状にするとともに、前記天面ブランクの前記貫通孔に注出口を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクを折込み貼り合わせることにより、容器の底部分を簡単に形成することが可能である。さらには、複合容器の天面部分をブランク板とすることにより、樹脂比率を低下させることが可能であり、また、天面部分のブランクに積層シートを用いることで、複合容器全体のガスバリア性を高めることが可能である。
また、請求項3記載の発明は、前記底面ブランクを折込む際に、左右に突出する耳部を形成するとともに、該耳部をさらに折込み、前記底面ブランク若しくは前記側面ブランクへと貼り合せることを特徴とするから、複合容器の底部分の自立安定性を向上するとともに、突出した耳部を折り込むことで複合容器の意匠性が向上する効果がある。
また、請求項4記載の発明は、前記底部分は、前記底面ブランクを折込み、ヒートシール若しくは超音波シールにより貼り合せることを特徴とするから、簡単に底面ブランクを貼り合せることが可能であり、密封性の高い底部分を形成することが可能である。
また、請求項5記載の発明は、前記ブランクを樹脂成形してなる骨組みに、スタックリブを形成したことを特徴とするから、前記筒状の複合容器、若しくは前記底部分に開口を有する複合容器の状態で、複数段積み重ねることが可能である。
本発明に係る注出口を有する複合容器10(容器10)の一例としては、図1(a)(b)に示すように、ブランク板20を金型に挿入して、骨組み7と注出口9とを一体に樹脂成形することで注出口9を有する複合容器10を簡単に形成することが可能である。特に、容器10の底部分Bは、後述する、ブランク20を金型に挿入して骨組み7および注出口9を一体に樹脂成形した後、底面ブランクBを折込み貼り合せることにより、容器10の底部分Bを簡単に形成することが可能である。よって、別部材からなる注出口部材や底部材を別途容器の開口へと取り付ける必要がない。
以下に、本発明の複合容器10の一例を示す。
前記ブランク板20(ブランク20)は、紙を主体としたシートに、例えばプラスチックやアルミニウム箔、アルミニウム蒸着フィルムなどを適宜積層してなる積層シートを用い、該積層シートを打ち抜いて、図2に示すような、ブランク板20を形成することが可能である。
このブランク板20は、後述する、複合容器10の側面部分を形成するための、横方向に5面がそれぞれ縦方向の折り線5を介して連設される側面ブランクAと、後述する、複合容器10の底部分Bを形成するための、前記側面ブランクAの前記5面よりそれぞれ横方向の折り線3を介して延設される底面ブランクBとからなる。
前記底面ブランクBには、該底面ブランクBの一面を略3等分する斜めの折り線4が形成されており、後述する、前記底面ブランクBを前記折り線4に沿って略三角形状に折込むことにより、左右に突出する耳部Cを形成することが可能である。
また、前記底面ブランクBには、該底面ブランクBを折込んだ後、ヒートシール若しくは超音波シール等で底面ブランクBの端同士を貼り合せるための、接合部分が延設されており、前記底面ブランクBを折込み前記接合部分を貼り合せることにより、筒状容器10の開口部分を閉封して容器10の底部分Bを形成することが可能である。
以下に、このようなブランク板20から本発明の複合容器10を形成する方法を説明する。
まず、図3(a)に示すように、前記ブランク板20を、縦方向の折り線5に沿って内方へと折込み、図3(b)に示すように、略筒状のブランク20を形成する。このような筒状のブランク20は、ブランク20の左右端が向い合う箇所において隙間Fが形成されており、この隙間Fへと樹脂成形を施して骨組み7を形成することにより、筒状の側面ブランクAを形成することが可能である。
そして、図4(a)に示すように、ブランク20を樹脂成形する際に、ブランク20の骨組み7と注出口部分8、9とを一体に樹脂成形することが可能であり、前記樹脂部分は、図4(b)に示すように、樹脂部分は、前記隙間Fを繋ぐ骨組み7と、該骨組み7から連続して、上方へと略ドーム形状の樹脂部分8と、前記ドーム形状8の頂点に位置する注出口9と、からなり、これら樹脂部分をブランク20とともに一体に成形することが可能である。
次に、このような底部に開口を有する容器形状から、容器10の底部分Bを形成する方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、前記筒状の側面ブランクAより延設する底面ブランクBを、横方向の折り線3および斜めの折り線4に沿って、図5(b)に示すように、内方へと折り込んで、容器10の開口部分を閉封するとともに、左右に外方へと突出する耳部Cをそれぞれ形成する。
そして、図6(a)に示すように、ヒートシール若しくは超音波シール等によりそれぞれの底面ブランクBが重なる箇所を貼り合せるとともに、前記耳部Cを折込み、側面ブランクAへと貼り合せて、本発明のピラード容器10を形成することが可能である。このとき、図6(b)に示すように、前記耳部Cを折込み、底面ブランクBへと貼り合せてもよい。
このように、本発明の複合容器10は、ブランク板20を金型内に挿入し樹脂成形してなる複合容器10において、前記ブランク板20は、容器10の側面部分を形成する側面ブランクAと、該側面ブランクAより延設する、前記容器10の底部分を形成する底面ブランクBを有し、前記側面ブランクAを筒状に成形するとともに、該筒状の側面ブランクAの1の開口に注出口9を一体に成形した後、前記底面ブランクBを折込み貼り合わせる簡単な構成により、図7に示すように、注出口9を有する複合容器10を形成することが可能である。
特に、前記底面ブランクBを折込んだ際に、左右に突出する耳部Cを形成するとともに、該耳部4を折込み前記側面ブランクA若しくは底面ブランクBへと貼り合せることで、複合容器10の自立安定性を向上するとともに、突出した耳部を折り込むことで複合容器の意匠性が向上する効果がある。
本発明の複合容器10は、上記例に限らず、例えば、容器10の天面部分を形成する天面ブランクDを有し、該天面ブランクDは、注出口9を成形するための貫通孔dを有する天面ブランクDであって、前記側面ブランクAを筒状に樹脂成形するとともに、前記天面ブランクDの前記貫通孔dに注出口9を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクBを折込み貼り合わせることにより、容器10の底部分Bを形成する構成であってもよい。
この場合、図8に示すように、複合容器10の側面部分を形成するための、横方向に3面がそれぞれ縦方向の折り線5を介して連設される上下2対の側面ブランクAと、該側面ブランクAの前記3面よりそれぞれ横方向の折り線3を介して延設される底面ブランクBと、前記2対の側面ブランク間に連接される、複合容器の天面部分を形成するための天面ブランクDとからなる。
特に、前記天面ブランクDの略中央には、後述する、注出口9を成型するための貫通孔dが形成されており、ブランク20を金型成型する際に、骨組み7とともに前記貫通孔dへと注出口9を一体に成型することが可能である。
次に、このようなブランク板20から、本発明の注出口9を有する複合容器10を形成する方法について以下に説明する。
まず、図9(a)(b)に示すように、前記ブランク板20の側面ブランクAを、縦方向の折り線5に沿ってそれぞれ内方へと折込むとともに、天面ブランクDと側面ブランクAとが接する横方向の折り線3に沿って内方へと折り込み、側面ブランクAを向い合わせて、略筒状の側面ブランクAを形成する。
そして、図示しない金型へと前記ブランク板20を挿入して、前記向い合う側面ブランクAの隙間および側面ブランクAと天面ブランクDとの隙間に骨組み7を樹脂成型するとともに、前記天面ブランクDの前記貫通孔dへと注出口9を樹脂成形することで、図10(a)に示すように、骨組み7とともに注出口9を一体に樹脂成型することが可能である。
よって、前記樹脂部分は、図10(b)に示すように、側面ブランクAの左右端にそれぞれ生じる隙間部分の骨組み7と、側面ブランクAと天面ブランクBとの間に生じる隙間部分の骨組み7と、さらには、前記天面ブランクDの貫通孔dに成形される注出口9からなる。また、前記骨組み7の下方部分に、容器10の内方へと凸形状のスタックリブ6を形成してもよく、複数の複合容器10を積み重ねた状態で保管、輸送することが可能である。
このようにして樹脂成形された底部分に開口を有するブランクから、容器の底部分を形成する方法について、以下に説明する。
まず、図11(a)に示すように、前記筒状の側面ブランクAより延設する底面ブランクBを、前記横方向の折り線3および斜めの折り線4に沿って内方へと折り込む。そして、図11(b)に示すように、底面ブランクBが重なる箇所の接合部分をそれぞれヒートシール若しくは超音波シールして貼り合せた後、底面ブランクBの前記耳部Cを折り込んで側面ブランクA(若しくは底面ブランクB)へと貼り合せることにより、図12(a)に示すように、本発明の注出口9を有する複合容器10を形成することが可能である。
このように、本発明の複合容器10は、底面ブランクBを折込み貼り合せることで、簡単に複合容器10の底部分Bを形成することが可能であり、前記天面ブランクDの貫通孔dへと注出口9を一体に樹脂成形することが可能である。
特に、図12(b)に示すように、複合容器10の天面部分Dを紙ベースのブランク板とすることにより、樹脂比率を低下させることが可能であり、さらには天面部分Dのブランクに、後述する積層シートを用いることで、複合容器10全体のガスバリア性を高めることが可能である。
以上のように、本発明の複合容器10は、ブランク板20を金型内に挿入し樹脂成形してなる複合容器10において、前記ブランク板20は、容器10の側面部分を形成する側面ブランクAと、該側面ブランクAより延設する、前記容器10の底部分を形成する底面ブランクBとを有し、前記側面ブランクAを筒状に樹脂成形するとともに、該筒状の側面ブランクAの1の開口に注出口9を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクBを折込み貼り合わせることにより、注出口9を有する複合容器10を簡単に形成することが可能である。
また、前記ブランク板20は、前記側面ブランクAより延設する、前記容器10の天面部分を形成する天面ブランクDを有し、該天面ブランクDは、注出口9を成形するための貫通孔dを有する天面ブランクDであって、前記側面ブランクAを筒状に樹脂成形するとともに、前記天面ブランクDの前記貫通孔dへと注出口9を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクDを折込み貼り合わせることにより、注出口9を有する複合容器10を簡単に形成することが可能であり、複合容器10の天面部分Dを紙ベースのブランク板とすることにより、樹脂比率を低下させることが可能である。さらには、複合容器10の天面部分Dに、アルミニウム等を積層してなる耐透過性の高いブランク板を用いることで、複合容器全体のガスバリア性を高めることが可能である。
そして、前記底面ブランクBを折込む際に、左右に突出する耳部Cを形成するとともに、該耳部Cを内方若しくは外方へと折込み、前記底面ブランクB若しくは前記側面ブランクAへと貼り合せることで、複合容器の意匠性が向上する効果がある。さらには、複合容器10の自立安定性を向上することが可能である。
また、前記樹脂部分からなる骨組み7に、スタックリブ6を形成してもよく、前記筒状の複合容器10、若しくは前記底部分Bに開口を有するブランクの状態で、複数積み重ねて輸送、保管することが可能である。
上記例では、複合容器10が角形状のものを示したが、これに限らず、円筒状の複合容器10であってもよく、底面ブランクBを折込み複合容器10の底部分Bを形成することが可能であれば、複合容器10の形状は限定されるものではない。また、前記底部分Bは、前記底面ブランクBを折込み、ヒートシール若しくは超音波シールにより簡単に貼り合せることが可能である。
また、上述の前記ブランク板20と一体に樹脂成形されて前記複合容器10の骨組み7や注出口8、9を構成する前記樹脂(熱可塑性樹脂)は、前記ブランク板20の最内面の熱可塑性樹脂層と同系の熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。
前記熱可塑性樹脂の一例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリルおよびナイロン等のポリアミド樹脂等を挙げることができる。
他方、前記ブランク板20の一例としては、例えばポリエチレン(PE)/紙/ポリエチレン(PE)の3層構造、ポリプロピレン(PP)/PE/紙/PE/ポリプロピレン(PP)の5層構造、PE/紙/接着剤層/アルミニウム(Al)層/PEの5層構造からなる積層シートが挙げられ、前記ブランク板20の最内面のPE層あるいはPP層と、前記熱可塑性樹脂7のPEまたはPPが、それぞれ熱融着することにより一体化され、前記複合容器10を形成することが可能である。
また、前記複合容器10に防湿性を付与する場合は、前記ブランク板20の内面に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどのフィルムを積層することが効果的であり、更に、ブランク板20の外面にも、絵柄などの印刷を施して意匠性を高めた後、その上に前記フィルムを積層することにより、外側からの摩擦などによる印刷面の傷つきを防止すると共に、耐水性を向上させることができる。
なお、前記ブランク板20の内面フィルムは、使用後に剥離して再生利用するため単独のフィルムを用いることが好ましいが、複合容器10にガスバリヤ性などが必要とされる場合には、例えば中間層などにアルミニウム箔などを積層した積層フィルムを用いてもよい。また、前記フィルムの積層面には、必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理などの易接着性処理を施してもよい。
本発明の複合容器を示す図である。 (a)複合容器を示す図である。 (b)複合容器を上下反転した場合を示す図である。 ブランク板の一例を示す図である。 (a)(b)本発明の複合容器を形成する場合の一例を示す図である。 筒状の複合容器を示す説明図である。 (a)筒状の複合容器を示す図である。 (b)筒状の複合容器を示す説明図である。 (a)(b)本発明の複合容器を形成する場合の一例を示す図である。 (a)(b)本発明の複合容器を形成する場合の一例を示す図である。 本発明の複合容器を示す図である。 ブランク板の別の例を示す図である。 (a)(b)本発明の複合容器を形成する場合の一例を示す図である。 (a)(b)本発明の複合容器を形成する場合の一例を示す図である。 (a)(b)本発明の複合容器を形成する場合の一例を示す図である。 本発明の複合容器を示す図である。 (a)複合容器を示す図である。 (b)複合容器を上下反転した場合を示す図である。 (a)(b)従来の複合容器の一例を示す説明図である。 (a)(b)従来の複合容器の一例を示す説明図である。 (a)(b)従来の複合容器の一例を示す説明図である。
符号の説明
3 横方向の折り線
4 斜めの折り線
5 縦方向の折り線
6 スタックリブ
7 樹脂(骨組み)
8 ドーム形状の樹脂部分
9 注出口
10 複合容器(容器)
20 ブランク板(ブランク)
A 側面ブランク
B 底面ブランク(底部分)
C 耳部
D 天面ブランク
F 隙間(隙間部分)
d 貫通孔

Claims (5)

  1. ブランク板を金型内に挿入し樹脂成形してなる複合容器において、
    前記ブランク板は、容器の側面部分を形成する側面ブランクと、該側面ブランクより延設する、前記容器の底部分を形成する底面ブランクを有し、
    前記側面ブランクを樹脂成形により骨組みを成形することで筒状にするとともに、該筒状の側面ブランクの1の開口に注出口を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクを折込み貼り合わせることにより、容器の底部分を形成することを特徴とする、注出口を有する複合容器。
  2. 前記ブランク板は、前記側面ブランクより延設する、前記容器の天面部分を形成する天面ブランクを有し、該天面ブランクは、注出口を樹脂成形するための貫通孔を有する天面ブランクであって、
    前記側面ブランクを樹脂成形により骨組みを成形することで筒状にするとともに、前記天面ブランクの前記貫通孔に注出口を一体に樹脂成形した後、前記底面ブランクを折込み貼り合わせることにより、容器の底部分を形成することを特徴とする、請求項1記載の注出口を有する複合容器。
  3. 前記底面ブランクを折込む際に、左右に突出する耳部を形成するとともに、該耳部をさらに折込み、前記底面ブランク若しくは前記側面ブランクへと貼り合せることを特徴とする、請求項1または2記載の注出口を有する複合容器。
  4. 前記底部分は、前記底面ブランクを折込み、ヒートシール若しくは超音波シールにより貼り合せることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の注出口を有する複合容器。
  5. 前記ブランクを樹脂成形してなる骨組みに、スタックリブを形成したことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の注出口を有する複合容器。
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