JP7081143B2 - 超音波装置、及び超音波測定方法 - Google Patents

超音波装置、及び超音波測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、超音波装置、及び超音波測定方法に関する。
従来、超音波を用いて対象物のエッジ(外縁)を検出する超音波装置(エッジ検出センサー)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、シートに画像を形成するプリンターであり、このプリンターには、シートのエッジを検出するエッジセンサーが設けられている。このエッジセンサーは、超音波を発信する発信器と、超音波を受信する受信器と、発信器及び受信器を相互に接続する支持部材とを備える。この発信器と受信器とは、シートの搬送経路を挟んで配置され、発信器が所定の検出領域に対して超音波を発信し、受信器が検出領域を通過した超音波を受信する。これにより、搬送経路上のシートの位置がずれると、受信器で受信される超音波の信号値が変動するので、シート位置が適正か否かを判定することができる。
特開2010-139410号公報
しかしながら、上記のようなエッジセンサーでは、発信器から超音波を送信すると、超音波は、対象物と受信器との間、対象物と発信器との間、及び、発信器と受信器との間で多重反射された超音波も受信器で受信される。また多重反射される回数も一様ではなく、例えば、対象物と発信器との間で多重反射された後に発信器と受信器との間で多重反射される超音波も存在する。このような場合、受信器から出力される信号強度のみに基づいて対象物の位置を検出することは困難となる。
本発明は、高精度に対象物の位置を検出可能な超音波装置、及び超音波測定方法を提供することを目的とする。
本発明の一適用例に係る超音波装置は、対象物に対して所定間隔で超音波を送信し、前記対象物で反射された超音波を受信することで受信信号を出力する超音波送受部と、所定期間内の前記受信信号を積分した積分信号を出力する信号積分部と、前記積分信号の信号強度と所定の基準値との大小関係から、前記対象物の位置を検出する位置検出部と、を備えることを特徴とする。
本適用例では、超音波送受部から所定間隔で超音波を送信して、対象物で反射された超音波を受信する。この際、超音波は、超音波送受部と対象物との間で多重反射するので、初回に反射された超音波(1次反射成分)を受信した後、順次多重反射された超音波が受信される。したがって、1次反射成分の超音波受信時に受信信号が出力された後、各多重反射成分の超音波が受信されたタイミングで順に受信信号が出力される。
ここで、本適用例では、所定期間におけるこれらの受信信号を積分した積分信号を出力し、その積分信号の信号強度と基準値とを比較して、大小関係から対象物の位置を検出する。この場合、対象物が超音波の送受信エリアから離れる方向にずれた場合、対象物で反射される超音波が少なくなるので、積分信号の信号強度が小さくなり、逆に対象物が超音波の送受信エリアに入り込むようにずれた場合は、積分信号の信号強度が大きくなる。ここで、従来のように、受信信号のみによって対象物の位置を検出する場合、多重反射が起こる位置が変動すると受信信号の信号強度も変化し、精度の高い位置検出ができない。これに対して、本適用例では、所定期間における受信信号を積分した積分信号を用いる。この場合、対象物の位置が変化しなければ、積分信号の信号強度は一定値となり、高精度に対象物の位置を検出することが可能となる。
本適用例の超音波装置において、前記対象物と前記超音波送受部との間で多重反射した多重反射超音波による受信信号を特定する多重特定部を備え、前記信号積分部は、超音波を送信した後、第一次数の多重反射超音波が前記超音波送受部で受信されるまでの間に出力された前記受信信号を積分することが好ましい。
本適用例では、信号積分部は、第一次数(n次)までの多重反射超音波が受信されるまでの受信信号、つまり、1次からのn次の受信信号を受信した積分信号を出力する。このように、積分する受信信号の次数を固定することで、対象物の位置が変化しない場合の積分信号の信号強度が安定し、精度の高い位置検出が可能となる。
本適用例の超音波装置において、前記対象物に対して単一パルスの前記超音波を送信した際に、前記多重反射超音波の前記受信信号の信号強度が第一閾値以上となる最大次数を、前記第一次数として設定する次数設定部を備えることが好ましい。
本適用例では、第一閾値以上の受信信号が得られる多重反射成分の次数を第一次数として設定する。この場合、第一次数以降の多重反射成分は、例えばゲイン調整やローパスフィルター等を用いて除去することができ、簡素な構成で、1次からn次までの受信信号が得られる。
本適用例の超音波装置において、前記超音波送受部により送信される前記超音波の間隔は、前記超音波送受部から前記超音波を送信してから、2次多重反射超音波の前記受信信号が受信されるまでの時間よりも短いことが好ましい。
本適用例では、超音波の出力間隔が、超音波を送信してから2次多重超音波の受信信号が受信されるまでの間の時間以下となる。これにより、対象物の位置が変動していない場合に、積分信号の信号強度が同一又は略同一の強度となり、対象物の位置が移動した際に、好適に位置ずれを検出することができる。
本適用例の超音波装置において、前記基準値は、前記対象物が、前記超音波送受部により前記超音波が送信される送信範囲の1/2を覆って配置される際の前記積分信号の信号強度であることが好ましい。
本適用例では、基準値は、超音波の送信範囲の1/2を覆う配置位置に対象物が配置されている際の積分信号の信号強度とする。この場合、対象物が送信範囲から離れた際に検出可能な対象物の位置の検出範囲と、対象物が送信範囲内にさらに入り込んだ際に検出可能な対象物の位置の検出範囲とを同じにできる。
本発明の一適用例に係る超音波測定方法は、対象物に対して送信し、前記対象物で反射された超音波を受信することで受信信号を出力する超音波送受部を備えた超音波装置による、前記対象物の位置を検出する超音波測定方法であって、前記超音波送受部から対象物に対して所定間隔で超音波を送信し、所定期間内の前記受信信号を積分した積分信号を出力し、前記積分信号の信号強度と所定の基準値との大小関係から、前記対象物の位置を検出することを特徴とする。
本適用例では、上記適用例と同様に、所定期間における受信信号を積分した積分信号を用いるので、対象物の位置が変化しなければ、積分信号の信号強度は一定値となり、高精度に対象物の位置を検出することが可能となる。
本実施形態のプリンターの外観の構成例を示す斜視図。 本実施形態のプリンターの概略構成を示すブロック図。 本実施形態のエッジ検出センサーの配置位置を示す図。 本実施形態のエッジ検出センサーの概略構成を示すブロック図。 本実施形態の超音波送受部の概略構成を示す断面図。 本実施形態の超音波測定方法におけるキャリブレーション処理のフローチャート。 図6のステップS1における超音波の送受信結果の一例を示す図。 超音波を送信周期Tで送信した際の、超音波送信タイミング毎の超音波を単独で超音波送受部で受信した際の受信信号の波形の一例を示す図。 積分信号の信号強度の変化の一例を示す図。 メディアが+X側にΔxだけ移動した際の、検出孔に対するメディアの位置を示す図。 メディアが-X側にΔxだけ移動した際の、検出孔に対するメディアの位置を示す図。 メディアが図10の位置に移動した際に送信された超音波による受信信号の波形を示す図。 メディアが図11の位置に移動した際に送信された超音波による受信信号の波形を示す図。 エッジ検出センサーの他の例を示す概略図。
以下、本発明に係る一実施形態について、説明する。
本実施形態では、本発明の超音波装置としてのエッジ検出センサーが組み込まれた電子機器であるプリンターについて説明する。
[プリンターの概略構成]
図1は、本実施形態のプリンター10の外観の構成例を示す斜視図である。図2は、本実施形態のプリンター10の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プリンター10は、供給ユニット11と、搬送ユニット12と、キャリッジ13と、キャリッジ移動ユニット14と、制御ユニット15(図2参照)と、を備えている。
このプリンター10は、例えばパーソナルコンピューター等の外部機器30から入力された印刷データに基づいて、各ユニット11,12,14及びキャリッジ13を制御し、メディアM上に画像を印刷する。この際、プリンター10は、メディアM(対象物)の所望位置に画像を形成するために、搬送ユニット12に設けられたエッジ検出センサー20によってメディアMの縁(エッジ部M1)の位置を検出する。そして、エッジ検出センサー20によってメディアMのエッジ部M1が基準位置からずれていると判定されると、制御ユニット15は、例えば、ユーザーにメディアMの位置を補正するよう警告を発する。
以下、プリンター10の各構成について具体的に説明する。
供給ユニット11は、画像形成対象となるメディアMを、画像形成位置に供給するユニットである。この供給ユニット11は、例えばメディアMが巻装されたロール体111(図1参照)、ロール駆動モーター(図示略)、及びロール駆動輪列(図示略)等を備える。そして、制御ユニット15からの指令に基づいて、ロール駆動モーターが回転駆動されることで、ロール駆動輪列を介してロール体111が回転し、ロール体111に巻装された紙面が副走査方向(Y方向)における下流側(+Y側)に供給される。
なお、本実施形態では、ロール体111に巻装された紙面を供給する例を示すがこれに限定されない。例えば、トレイ等に積載された紙面等のメディアMをローラー等によって例えば1枚ずつ供給する等、如何なる供給方法によってメディアMが供給されてもよい。
搬送ユニット12は、供給ユニット11から供給されたメディアMを、Y方向に沿って搬送する。この搬送ユニット12は、例えば、搬送ローラー121と、搬送ローラー121とメディアMを挟んで配置され、搬送ローラー121に従動する従動ローラー(図示略)と、プラテン122と、を含んで構成されている。
搬送ローラー121は、図示略の搬送モーターが制御ユニット15の制御により駆動されることで回転され、従動ローラーとの間にメディアMを挟み込んだ状態で、メディアMをY方向に沿って搬送する。
また、搬送ローラー121のY方向の下流側(+Y側)には、キャリッジ13に対向するプラテン122(載置台)が設けられている。そして、本実施形態では、このプラテン122にエッジ検出センサー20が設けられている。
なお、エッジ検出センサー20の詳細な説明については、後述する。
キャリッジ13は、メディアMに対してインクを吐出して画像を印刷する印刷部16を搭載する。
印刷部16は、制御ユニット15からの指令信号に基づいて、メディアMと対向する部分に、インクを個別にメディアM上に吐出して、メディアM上に画像を形成する印刷処理(メディアMに対する画像形成処理)を行う。
キャリッジ移動ユニット14は、制御ユニット15からの指令に基づいて、キャリッジ13をX方向に沿って往復移動させる。
このキャリッジ移動ユニット14は、例えば、図1に示すように、キャリッジガイド軸141と、キャリッジモーター142と、タイミングベルト143と、を含んで構成されている。
キャリッジガイド軸141は、X方向に沿って配置され、両端部がプリンター10の例えば筐体に固定されている。キャリッジモーター142は、タイミングベルト143を駆動させる。タイミングベルト143は、キャリッジガイド軸141と略平行に支持され、キャリッジ13の一部が固定されている。そして、制御ユニット15の指令に基づいてキャリッジモーター142が駆動されると、タイミングベルト143が正逆走行され、タイミングベルト143に固定されたキャリッジ13がキャリッジガイド軸141にガイドされて往復移動する。
制御ユニット15は、図2に示すように、I/F151と、ユニット制御回路152と、メモリー153と、CPU(Central Processing Unit)154と、を含んで構成されている。
I/F151は、外部機器30から入力される印刷データをCPU154に入力する。
ユニット制御回路152は、供給ユニット11、搬送ユニット12、キャリッジ移動ユニット14、印刷部16、及びエッジ検出センサー20のそれぞれを制御する制御回路を備えており、CPU154からの指令信号に基づいて、各ユニットの動作を制御する。なお、各ユニットの制御回路が、制御ユニット15とは別体に設けられ、制御ユニット15に接続されていてもよい。
メモリー153は、プリンター10の動作を制御する各種プログラムや各種データを記憶している。各種データとしては、例えば、印刷データとして含まれる色データに対する各インクの吐出量を記憶した印刷プロファイルデータ等が挙げられる。
CPU154は、メモリー153に記憶された各種プログラムを読み出し実行することで、供給ユニット11、搬送ユニット12、及びキャリッジ移動ユニット14の駆動制御、印刷部16の印刷制御を行う。
また、CPU154は、エッジ検出センサー20によって、メディアMの位置ずれが検出された場合、メディアMの位置ずれを報知するエラーメッセージを、例えば外部機器30(ディスプレイ)に出力して表示させたり、音声による警告音を発したりして、ユーザーに警告する。
[エッジ検出センサー20の構成]
図3は、本実施形態におけるエッジ検出センサーの配置位置を示す図である。
図3に示すように、プラテン122には、メディアMの-X側端部のY方向に沿う縁(エッジ部M1)に対向する位置に、検出孔122Aが設けられており、当該検出孔122Aに本発明の超音波装置であるエッジ検出センサー20が設けられている。なお、本実施形態では、検出孔122A及びエッジ検出センサー20がメディアMの-X側端部のエッジ部M1に対向する位置に設けられる例を示すが、メディアMの+X側端部にエッジ部に対向する位置に設けられていてもよく、メディアMの±X側端部の双方に設けられていてもよい。
図4は、エッジ検出センサー20の概略構成を示すブロック図である。図5は、超音波送受部21の概略構成を示す断面図である。
本実施形態のエッジ検出センサー20は、図4に示すように、超音波送受部21と、送受切替部22と、送信回路部23と、受信回路部24と、マイコン25と、を備える。
超音波送受部21は、検出孔122Aから-Z側に向かって超音波を送信し、メディアMにより反射された超音波を受信する。
この超音波送受部21は、例えば図5に示すように、素子基板211と、圧電素子212と、を備えて構成されている。
素子基板211は、図5に示すように、基板本体部211Aと、基板本体部211Aの一面側(例えば+Z側)に設けられる振動膜211Bと、を備える。
基板本体部211Aは、振動膜211Bを支持する基板であり、例えばSi等の半導体基板で構成される。基板本体部211Aには、Z方向に沿って基板本体部211Aを貫通する開口部211A1が設けられている。
振動膜211Bは、例えばSiOや、SiO及びZrOの積層体等より構成され、基板本体部211Aの+Z側に設けられる。この振動膜211Bは、開口部211A1を構成する隔壁211A2により支持され、開口部211A1の+Z側を閉塞する。振動膜211Bのうち、Z方向から見た際に開口部211A1と重なる部分は、振動部211B1を構成する。
圧電素子212は、振動膜211Bの一面(例えば+Z側の面)で、かつ、Z方向から見た際に各振動部211B1(各開口部211A1)と重なる位置に設けられている。この圧電素子212は、図5に示すように、振動膜211B上に第一電極212A、圧電膜212B、及び第二電極212Cが順に積層されることにより構成されている。
ここで、1つの振動部211B1と、当該振動部211B1上に設けられた圧電素子212とにより、1つの超音波トランスデューサーTrが構成される。
図示は省略するが、このような超音波トランスデューサーTrが、例えば2次元アレイ構造に配置されることで、超音波送受部21が構成されている。
この超音波送受部21は、各超音波トランスデューサーTrの第一電極212A及び第二電極212C間に所定周波数のパルス波電圧が印加することで、圧電膜212Bが伸縮し、圧電素子212が設けられた振動部211B1が、開口部211A1の開口幅等に応じた周波数で振動して、振動部211B1の-Z側(検出孔122A側)から超音波が送信される。本実施形態では、超音波送受部21によって超音波が送信される送信範囲は、XY平面における検出孔122A内の範囲となる。
また、メディアMで反射された超音波が検出孔122A側から開口部211A1を通り超音波トランスデューサーTrに入力されると、振動部211B1が振動し、圧電膜212Bの上下で電位差が発生する。これにより、当該電位差に応じた受信信号が出力され、当該受信信号を検出することで、超音波の受信が検出される。
送受切替部22は、超音波送受部21の各超音波トランスデューサーTr、送信回路部23、及び受信回路部24に接続される。この送受切替部22は、スイッチング回路により構成されており、各超音波トランスデューサーTrと送信回路部23とを接続する送信接続、及び、各超音波トランスデューサーTrと受信回路部24とを接続する受信接続を切り替える。
送信回路部23は、送受切替部22及びマイコン25に接続され、送受切替部22が送信接続に切り替えられた際に、マイコン25の制御に基づいて、各超音波トランスデューサーTrに駆動信号を出力し、超音波送受部21から超音波を送信させる。
受信回路部24は、送受切替部22及びマイコン25に接続され、送受切替部22が受信接続に切り替えられた際に、各超音波トランスデューサーTrから受信信号が入力される。
この受信回路部24は、ノイズカットフィルター241、可変ゲインアンプ242、信号積分部243、積分信号サンプリング部244、及び受信信号サンプリング部245等を備えて構成される。
ノイズカットフィルター241は、受信信号に含まれるノイズを除去するフィルターであり、例えば、高周波成分を除去するローパスフィルター等を用いることができる。また、ノイズカットフィルター241が、所定の信号強度以下の信号をカットする低電圧カット機能を備えてもよい。
可変ゲインアンプ242は、マイコン25の制御によってゲインを変更可能なアンプである。可変ゲインアンプ242から出力された受信信号は、信号積分部243及びマイコン25に入力される。
信号積分部243は、所定時間(所定期間)毎の受信信号を積分した積分信号を出力する。
積分信号サンプリング部244は、積分信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングする。受信信号サンプリング部245は、可変ゲインアンプ242から出力された受信信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングする。
マイコン25(マイクロコントローラー)は、エッジ検出センサー20の動作を制御する。また、マイコン25は、内部メモリーに記録されたプログラムを読み込み実行することで、パラメーター設定部251、次数設定部252、多重特定部253、位置検出部254等として機能する。
パラメーター設定部251は、エッジ検出センサー20によるメディアMのエッジ検出処理(本測定)に用いる基準値等を設定する(キャリブレーション処理の実施)。
次数設定部252は、キャリブレーションを実施した際の受信信号に基づいて、信号積分部243で積分する受信信号の次数(第一次数)を設定する。つまり、信号積分部243では、超音波の送信タイミングから第一次数の多重反射超音波による受信信号が受信されるまでの所定期間を積分時間τとして、受信信号を積分する。本実施形態では、次数設定部252は、受信信号の信号強度が第一閾値以上となる受信信号の最大次数Nを、第一次数として設定する。
多重特定部253は、キャリブレーション処理を実施した際の受信信号に基づいて、多重反射超音波を受信した際の受信信号を特定し、その受信周期を算出する。
位置検出部254は、キャリブレーション処理を実施した後のエッジ検出処理の積分信号の信号強度に基づいて、メディアMの位置を検出、つまり、メディアMの基準位置からのずれを検出する。
[超音波測定方法]
次に、上述したようなプリンター10におけるエッジ検出センサー20の超音波測定方法について説明する。
図6は、本実施形態の超音波測定方法のフローチャートである。
本実施形態では、メディアMの位置検出を実施する前処理として、エッジ検出センサー20のキャリブレーション処理を実施する。
このキャリブレーション処理は、メディアMを搬送させ、図3に示すように、メディアMのY方向に沿うエッジ部M1が、検出孔122AのX方向における中心に位置するように、メディアMの位置(基準位置)をセットする。つまり、メディアMが基準位置に配置されることで、超音波送受部21によって超音波が送信される送信範囲の1/2の範囲、つまり検出孔122Aの半分がメディアMに覆われることになる。
キャリブレーション処理では、マイコン25は、先ず、送受切替部22、送信回路部23、及び受信回路部24を制御して、超音波の送受信処理を実施する(ステップS1)。
このステップS1では、パラメーター設定部251は、単一パルスの駆動電圧を超音波送受部21に入力し、各超音波トランスデューサーTrから単一パルスの超音波を送信させる。
図7は、ステップS1における超音波の送受信結果の一例を示す図であり、時間に対する受信信号の信号強度を示している。
ステップS1により、可変ゲインアンプ242からの受信信号が、受信信号サンプリング部245でサンプリングされてマイコン25に入力される。
ここで、超音波送受部21から超音波を送信すると、超音波の送信タイミングからの経過時間tがt=tとなる受信タイミングで、メディアMで最初に反射された1次反射超音波が超音波送受部21で受信され、1次受信信号が出力される。また、超音波は、超音波送受部21とメディアMとの間で多重反射され、この多重反射成分が超音波送受部21で受信された際にも受信信号が受信される。ここで、メディアMにn回反射された超音波をn次多重反射超音波とし、その際の受信信号をn次受信信号とすると、n次受信信号の受信タイミングは、超音波送信から1次受信信号の受信タイミングまでの時間tの整数倍となる(t=nt)。また、超音波送受部21とメディアMとの距離をdとし、音速をcとすると、t=2nd/cとなる。
この後、多重特定部253は、ステップS1で受信した図7に示すような受信信号に基づいて、多重反射超音波を受信した際の受信信号を特定する(ステップS2)。受信信号のピーク位置は、例えば、サンプリングした信号値を微分し、微分値が「0」となり、且つ受信信号の信号強度が所定の第二閾値以上となる受信信号の受信タイミングを検出すればよい。また、多重反射超音波によるn次受信信号は、1次受信信号が受信される時間tの整数倍のタイミングで受信される。したがって、上述したように求めたピーク位置のうち、送信タイミングから受信タイミングまでの時間tがtの整数倍で増大する各受信信号を特定して、多重反射超音波を受信した際の受信信号とする。
次に、次数設定部252は、ステップS1で受信した受信信号に基づいて、信号積分部243で積分する受信信号の次数を設定する(ステップS3)。このステップS3では、次数設定部252は、図7に示すような受信信号において、信号強度が第一閾値以上となる最大次数Nの受信信号を特定して第一次数とする。つまり、N次受信信号の信号強度が第一閾値以上で、N+1次以降の受信信号の信号強度が第一閾値未満となる最大次数Nを本発明の第一次数として設定する。
また、次数設定部252は、N+1次以降の受信信号が受信されないように、可変ゲインアンプ242のゲインを調整する。例えば、N+1次以降の受信信号の信号強度が所定の第三閾値以下となるようにゲインを下げる。これにより、N+1次以降の受信信号による信号強度が微小な値となり、当該受信信号が他の受信信号に重畳した際の信号強度の増大が抑制される。
また、パラメーター設定部251は、ステップS1により得られた受信信号に基づいて、超音波の送信タイミング(送信周期T)、及び積分時間τを設定する(ステップS4)。
ここで、パラメーター設定部251は、積分信号サンプリング部244のサンプリング周期の2倍以上であり、かつ、2次多重反射超音波が超音波送受部21に受信される時間tを最大時間として、超音波の送信周期Tを設定することが好ましい。すなわち、超音波の送信周期Tをtよりも大きい値にすると、積分信号が一定値に収束しない。これに対して、超音波の送信周期Tをt以下の周期にすることで、積分信号の信号強度を一定値に安定させることができる。
また、パラメーター設定部251は、信号積分部243により受信信号を積分する積分時間τを設定する。具体的には、積分時間τとして、τ=2Nd/cを設定する。すなわち、超音波送受部21から超音波が送信されてから、N次の多重反射超音波が超音波送受部21で受信されるまでの時間tを積分時間τとする。
以上の後、マイコン25は、設定したパラメーターに基づいて、超音波送受部21による超音波の送受信を行う(ステップS5)。このステップS5では、マイコン25は、超音波送受部21から、ステップS4で設定した送信周期Tで超音波を送信する。
図8は、超音波を送信周期Tで送信した際の、超音波送信タイミング毎の超音波を単独で超音波送受部21で受信した際の受信信号の波形の一例である。この図8では、受信信号に含まれる超音波送信タイミング毎の信号成分を示しており、実際には、これらの信号成分を加算した信号が出力される。
図8に示すように、超音波を送信周期Tで送信すると、各超音波送信タイミングで送信された超音波の1次受信信号からN次受信信号が重なり合う。
図9は、積分信号の信号強度の変化の一例を示す図である。
信号積分部243により積分時間τの間に出力される受信信号を積分すると、その積分信号の信号強度は、図9に示すように、変動する。
図9において、ステップS5を開始したタイミングをt=0とする。信号積分部243は、積分時間τ=2Nd/cの間に出力される受信信号を積分するので、経過時間tがt=t(=2Nd/c)となるタイミングから積分信号が出力される。経過時間tがt=taからt=tbの期間は、送信周期Tで送信される超音波の2次受信信号が順次加算されるため積分値が増大する。経過時間tがt=tbからt=tcの期間は、送信周期Tで送信される各超音波による1次受信信号と2次受信信号とを積分した一定値となる。経過時間tがt=tcからt=tdの期間は、送信周期Tで送信される各超音波による3次受信信号が加算されるため積分値が増大する。以降、経過時間とともに、積分信号の信号強度は、増大と一定値の維持とを繰り返す。そして、積分信号の信号強度が、N回目に一定値となった際(t=0からt=taまでの間の、信号強度が一定値「0」となる部分を含む)に、基準信号強度aとなる。図9に示すように、基準信号強度aが得られるタイミングは、経過時間tがt=4Nd/cとなるタイミング以降である。なお、図9に示す例は、N=5とした例である。
ステップS5の後、パラメーター設定部251は、信号積分部243から出力される積分信号の信号強度が、N回目に一定値になった際の、積分信号の信号強度(基準信号強度a)を測定する(ステップS6)。
なお、このステップS6において、多重反射超音波を受信する受信タイミングtを検出し、ステップS2で特定した受信信号の受信タイミングと比較して一致するか否かを判定してもよい。ここで、一致しないと判定された場合は、ステップS1に戻って、再度キャリブレーション処理をやり直す。
この後、マイコン25は、引き続きエッジ検出処理を実施する。
つまり、マイコン25は、制御ユニット15に、エッジ検出センサー20において、キャリブレーション処理が完了してエッジ検出処理の準備が完了した旨の印刷許可信号を出力する(ステップS7)。
これにより、制御ユニット15は、供給ユニット11、搬送ユニット12、キャリッジ移動ユニット14、及び印刷部16を制御し、メディアMをY方向に搬送するとともに印刷部16による印刷を開始する(ステップS8)。
そして、位置検出部254は、信号積分部243から出力される積分信号の信号強度bを監視し、信号強度bが変動したか否かを判定する(ステップS9)。
図10は、メディアMが+X側にΔxだけ移動した際の、検出孔122Aに対するメディアMの位置を示す図であり、図11は、メディアMが-X側にΔxだけ移動した際の、検出孔122Aに対するメディアMの位置を示す図である。また、図12は、メディアMが図10の位置に移動した際に送信された超音波による受信信号の波形であり、図13は、メディアMが図11の位置に移動した際に送信された超音波による受信信号の波形である。
図10に示すように、メディアMが+X側に移動すると、検出孔122Aと重なるメディアMの面積(超音波の送信範囲と重なるメディアMの面積)が小さくなる。このため、メディアMで反射される超音波が減少し、図12に示すように、受信信号の信号強度が低下する。この場合、図9に示す線B1に示すように、積分信号の信号強度bも低下し、b<aとなる。
一方、図11に示すように、メディアMが-X側に移動すると、検出孔122Aと重なるメディアMの面積(超音波の送信範囲と重なるメディアMの面積)が大きくなる。このため、メディアMで反射される超音波が増大し、図13に示すように、受信信号の信号強度が増大する。この場合、図9に示す線B2に示すように、積分信号の信号強度bも増大し、b>aとなる。
したがって、ステップS9では、位置検出部254は、積分信号の信号強度bを、基準信号強度aと比較して、その大小関係から、所定値以上変化したか否かを判定する。この際、位置検出部254は、さらに、信号強度bが基準信号強度aに対して増大したか減少したかを判定することが好ましい。
ステップS9において、Yesと判定された場合、エッジ検出センサー20は、制御ユニット15に警告信号を出力する(ステップS10)。これにより、制御ユニット15は、供給ユニット11、搬送ユニット12、キャリッジ移動ユニット14、及び印刷部16を制御して、印刷処理を中断させ、メディアMの位置ずれを知らせるアラームを出力する。例えば、プリンター10に接続されたディスプレイに位置ずれを知らせるエラーメッセージを表示させたり、プリンター10に設けられた警告灯(図示略)を点灯させたり、音声等を出力したりする。なお、本実施形態では、信号強度の増減方向によって、メディアMが+X側に移動したか、-X側に移動したかを判定でき、信号強度の増減量に基づいて、その移動量も検出できる。したがって、エラーメッセージとして、メディアMの移動方向と移動量とを併せて報知してもよい。
一方、ステップS9においてNoと判定された場合、マイコン25は、制御ユニット15から印刷処理の終了を知らせる信号を受信したか否かを判定し(ステップS11)、ステップS11において、Yesと判定されると、超音波の送信を停止させてエッジ検出処理を終了する。ステップS11でNoと判定された場合は、ステップS9に戻り、例えば、印刷処理が終了するまで、エッジ検出センサー20によるエッジ検出処理を継続する。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態の係るエッジ検出センサー20(超音波装置)は、メディアM(対象物)に対して送信周期T(所定間隔)で超音波を送信し、メディアM等で反射された超音波を受信することで受信信号を出力する超音波送受部21を備える。また、エッジ検出センサー20のマイコン25は、積分時間τ(所定期間)内の受信信号を積分した積分信号を出力する信号積分部243と、その積分信号の信号強度bと基準信号強度a(所定の基準値)との大小関係から、メディアMの位置を検出する位置検出部254と、して機能する。
このような積分信号は、メディアMの位置が変化しなければ、信号強度は一定値となる。したがって、本実施形態のエッジ検出センサー20では、受信信号の信号強度のみを用いてメディアMの位置を検出する場合に比べて、高精度なメディアMの位置検出ができる。
また、受信信号のみを用いてメディアMの位置を検出する構成でも、超音波の送信タイミングをずらして、多重反射超音波の受信タイミングと重ならないようにすることで対応することもできる。しかしながら、この場合、超音波の送信タイミングを多重反射超音波による受信信号の信号強度が検出されなくなるタイミング以降に設定する必要がある。よって、超音波の送信制御が煩雑になり、さらに、超音波を連続的に送信することができなくなる。連続的に送られてくるメディアMに対して、超音波の送信タイミングを遅らせると、メディアMのエッジ検出が行われる測定位置が、(メディアMの搬送速度)×(超音波の送信周期)だけY方向に離れてしまい、高精細な位置検出ができない。或いは、超音波の送受信によるエッジ検出処理と、メディアMの搬送を交互に行う必要があり、エッジ検出処理のみならず、プリンター10による印刷処理の処理速度も低下してしまう。
これに対して、本実施形態では、超音波の送信タイミングを、多重反射超音波の受信タイミングからずらす必要がないので、超音波の送信タイミングの制御も容易となる。また、超音波を短周期で送信することができるので、連続的に搬送されるメディアMに対して高精細な位置検出が可能となる。さらに、メディアMの搬送と同時にエッジ検出センサー20によるエッジ検出処理が可能なので、エッジ検出処理及び印刷処理の処理速度も高速にできる。
本実施形態のエッジ検出センサー20では、メディアMと超音波送受部21との間で多重反射した多重反射超音波による受信信号を特定する多重特定部253を備える。そして、信号積分部243は、超音波を送信した後、最大次数Nの多重反射超音波が超音波送受部21で受信されるまでの間(積分時間τ)で出力された受信信号を積分する。
具体的には、次数設定部252は、N次受信信号が第一閾値以上となり、N+1次受信信号が第一閾値未満となる、最大次数Nを検出し、N+1次受信信号の信号強度が第二閾値以下となるように、可変ゲインアンプ242のゲインを調整する。
これにより、信号積分部243は、最大次数Nまでの多重反射超音波が受信されるまで、つまり、1次からのN次の受信信号を受信した積分信号を出力する。このように、積分する受信信号の次数を固定することで、メディアMの位置が変動していない場合の積分信号に、N+1次以降の受信信号が重畳されないため、信号強度bが一定値となり、メディアMの位置の検出精度を向上できる。
また、受信回路部24には、ノイズカットフィルター241が含まれ、上述した可変ゲインアンプ242によるゲイン調整と、ノイズカットフィルター241とにより、近距離ノイズやスパークノイズ等のノイズ成分を除去することができる。このため、メディアMの位置が変動していない場合の積分信号の信号強度bの変動が効果的に抑制され、メディアMの位置の検出精度を向上できる。
本実施形態のエッジ検出センサー20では、メディアMに対して単一パルスの超音波を送信した際に、多重反射超音波の受信による受信信号の信号強度が第一閾値以上となる最大次数Nを検出して、第一次数として設定する次数設定部252を備える。
この場合、N+1次以降の多重反射超音波による受信信号の信号強度は、第一閾値未満となる小さい信号となり、可変ゲインアンプ242でのゲイン調整により容易に除去することができる。
本実施形態のエッジ検出センサー20では、超音波送受部21により送信される超音波の送信周期T(間隔)は、超音波送受部21から超音波を送信してから、2次多重反射超音波の受信信号(2次受信信号)が受信されるまでの時間tよりも短い。
超音波の送信周期T(間隔)を、2次受信信号の受信タイミングより後にすると、メディアMの位置が変動していない場合の積分信号の信号強度bが周期変動し、基準信号強度a(基準値)も周期変動してしまう。これに対して、上記のように、送信周期TをT≦tとすることで、超音波の送信タイミングからの経過時間tがt=4Nd/cとなるタイミング以降で、積分信号の信号強度が一定値になる。よって、位置検出部254は、基準信号強度aと、信号積分部243から出力される積分信号の信号強度bとを比較するだけの簡易な処理で、メディアMの位置を精度よく検出することができる。
本実施形態では、メディアMが検出孔122Aの半分を覆う位置、つまり、超音波が送信される送信範囲の1/2を覆う位置を基準位置とし、メディアMが基準位置にある際の積分信号の信号強度を基準信号強度aとして設定する。
これにより、メディアMが+X側へ移動する際にエッジ検出センサー20により検出可能な検出範囲と、メディアMが-X側へ移動する際にエッジ検出センサー20により検出可能な検出範囲と、を同一とすることができる。
[変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上記実施形態では、超音波の送信及び受信の双方を行う超音波トランスデューサーTrを用い、送受切替部22により送信接続と受信接続とを切り替えることで、超音波の送受信処理を実施した。これに対して、超音波送受部21が、超音波送信用の超音波トランスデューサーTrと、超音波受信用の超音波トランスデューサーTrとを備える構成としてもよい。この場合、超音波の送受信を切り替える際に発生するスパークノイズを抑制することが可能となる。
また、上記実施形態では、対象物(メディアM)に対して一方側(+Z側)に超音波送受部を配置する例を示したが、これに限らない。例えば、超音波送受部21として、超音波を送信する送信部と、超音波を受信する受信部とを別体とし、送信部と受信部とで対象物を挟み込む構成としてもよい。
図14は、エッジ検出センサーの他の例を示す概略図である。
図14に示すように、本例のエッジ検出センサー20A(超音波装置)は、超音波送受部は、超音波を送信する送信部21Aと、超音波を受信する受信部21Bとにより構成されている。送信部21Aは、メディアM(対象物)の一方側(例えば-Z側)に配置され、受信部21Bは、メディアMの他方側(例えば+Z側)に配置されており、送信部21Aと受信部21Bとの間にメディアMが配置される。
このようなエッジ検出センサー20Aでは、受信部21Bで受信される超音波は、送信部21Aと受信部21Bとの間で多重反射する第一超音波成分、送信部21AとメディアMとの間で多重反射する第二超音波成分、受信部21BとメディアMとの間で多重反射する第三超音波成分を含む。
この場合、第一超音波成分は、送信部21Aから受信部21Bまでの距離をdab、多重反射の回数をnab回として、超音波の送信タイミングからの経過時間がt=tab=(dab+2dab×nab)/cとなるタイミングで受信部21Bで受信されて受信信号が出力される。第二超音波成分は、送信部21AからメディアMまでの距離をdaM、多重反射の回数をnaM回として、超音波の送信タイミングからの経過時間がt=taM=(dab+2daM×naM)/cとなるタイミングで受信部21Bで受信されて受信信号が出力される。第三超音波成分は、メディアMから受信部21Bまでの距離をdbM、多重反射の回数をnbM回として、超音波の送信タイミングからの経過時間がt=tbM=(dab+2dbM×nbM)/cとなるタイミングで受信部21Bで受信されて受信信号が出力される。
また、多重反射する位置が変わる超音波成分も含まれる。例えば、送信部21Aと受信部21Bとの間で多重反射された後、送信部21AとメディアMとの間や、メディアMと受信部21Bとの間で多重反射する超音波成分等も含まれる。この場合、多重反射の回数nab,naM,nbMも変動し、受信タイミングや受信信号の信号強度も変化する。つまり、これらの組合せの数だけ、異なる受信タイミングで受信信号が出力されることになる。
ここで、多重反射による受信タイミングの位置は、起こりうる多重反射の組合せから導き出すことは可能である。しかしながら、多重反射による受信信号を特定できても、その信号強度のみによって、メディアMの位置を検出することは困難である。
これに対して、上記実施形態と同様に、メディアMが基準位置に位置する際の積分信号の信号強度を基準信号強度aとして、積分信号の変動を監視することで、高精度なメディアMの位置検出が可能となる。つまり、積分時間τの間で出力される受信信号を積分した積分信号は、上記のような多重反射成分の影響を受けにくく、メディアMの位置が移動していない場合は一定値又は略一定値となる。したがって、積分信号の信号強度を監視し、積分信号の信号強度が変化したか否かを判定することで、容易且つ精度よくメディアMの位置ずれを検出することが可能となる。
上記実施形態では、受信信号の信号強度が第一閾値以上となる最大次数Nを検出して、超音波の送信タイミングからN次受信信号が得られるまでの時間tを積分時間τとしたが、これに限られない。つまり、超音波の送信タイミングから、予め設定された第一次数nの受信信号が得られるまでの時間を積分時間τとしてもよい。この場合、第一次数nCの受信信号の信号強度が第一閾値未満であってもよい。この場合、積分時間τが長くなるが、検出精度を向上させることが可能となる。或いは、n+1次の受信信号が第一閾値以上となっていてもよい。
上記実施形態において、超音波送受部21により送信される超音波の送信周期Tを、超音波の送信タイミングから、2次多重反射超音波による受信信号の受信タイミングまでの時間tとしたが、これに限定されない。例えば、超音波の送信周期T(間隔)を、2次受信信号の受信タイミングより後にしてもよい。この場合、基準信号強度a、及びメディアMの位置が変動していない場合の積分信号の信号強度bが、周期的に変動する。よって、位置検出部は、超音波の送信タイミングからの経過時間tに応じて周期変動する信号強度bが、周期変動する基準信号強度aと同一であるかを判定することで、メディアMの位置を検出する。
上記実施形態において、メディアMのエッジが検出孔122Aの中心に位置し、メディアMが、検出孔122Aの半分、つまり超音波の送信範囲の1/2を覆う位置にある際の積分信号の信号値を基準信号強度aとしたが、これに限定されない。
例えば、メディアMの-X側の端部がガイド等によって保持され、+X側にしか移動しない場合、メディアMが検出孔122Aを覆う位置を基準位置として、基準値(基準信号強度)を設定してもよい。また、メディアMが-X側にしか移動しない場合、メディアMの-X側端部を検出孔122Aの+X側に合わせ、メディアMが検出孔122Aと重ならない位置にある場合を基準位置としてもよい。つまり、メディアMが移動した場合(ずれた場合)の移動量に応じて、基準位置を設定し、これに対応した基準受信信号(基準値)を設定すればよい。
上記実施形態では、エッジ検出センサー20により、プリンター10において、Y方向に搬送されるメディアMの-X側のエッジ部M1を検出する例を示したが、これに限定されない。本発明の超音波装置及び超音波測定方法は、対象物の移動や位置を検出する様々な用途に用いることができる。例えば、工場等の製造装置において、加工品を所定位置に移動させて加工させる際に、加工品が所定位置に移動されたか否かを判定する超音波装置等として用いることができる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等に適宜変更できる。
10…プリンター(電子機器)、12…搬送ユニット、15…制御ユニット、20,20A…エッジ検出センサー、21…超音波送受部、21A…送信部、21B…受信部、22…送受切替部、23…送信回路部、24…受信回路部、25…マイコン、122…プラテン、122A…検出孔、211…素子基板、211A…基板本体部、211A1…開口部、211A2…隔壁、211B…振動膜、211B1…振動部、212…圧電素子、212A…第一電極、212B…圧電膜、212C…第二電極、241…ノイズカットフィルター、242…可変ゲインアンプ、243…信号積分部、244…積分信号サンプリング部、245…受信信号サンプリング部、251…パラメーター設定部、252…次数設定部、253…多重特定部、254…位置検出部、M…メディア、M1…エッジ部、a…基準信号強度、b…信号強度。

Claims (5)

  1. 対象物に対して所定間隔で超音波を送信し、前記対象物で反射された超音波を受信することで受信信号を出力する超音波送受部と、
    前記対象物と前記超音波送受部との間で多重反射した多重反射超音波による受信信号を特定する多重特定部と、
    超音波を送信した後、第一次数の多重反射超音波が前記超音波送受部で受信されるまでの間に出力された前記受信信号を積分した積分信号を出力する信号積分部と、
    前記積分信号の信号強度と所定の基準値との大小関係から、前記対象物の位置を検出する位置検出部と、
    を備えることを特徴とする超音波装置。
  2. 請求項に記載の超音波装置において、
    前記対象物に対して単一パルスの前記超音波を送信した際に、前記多重反射超音波の前記受信信号の信号強度が第一閾値以上となる最大次数を、前記第一次数として設定する次数設定部を備える
    ことを特徴とする超音波装置。
  3. 請求項1または請求項に記載の超音波装置において、
    前記超音波送受部により送信される前記超音波の間隔は、前記超音波送受部から前記超音波を送信してから、2次多重反射超音波の前記受信信号が受信されるまでの時間よりも短い
    ことを特徴とする超音波装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の超音波装置において、
    前記基準値は、前記対象物が、前記超音波送受部により前記超音波が送信される送信範囲の1/2を覆って配置される際の前記積分信号の信号強度である
    ことを特徴とする超音波装置。
  5. 対象物に対して送信し、前記対象物で反射された超音波を受信することで受信信号を出力する超音波送受部を備えた超音波装置による、前記対象物の位置を検出する超音波測定方法であって、
    前記超音波送受部から前記対象物に対して所定間隔で超音波を送信し、
    前記対象物と前記超音波送受部との間で多重反射した多重反射超音波による受信信号を特定し、
    超音波を送信した後、第一次数の多重反射超音波が前記超音波送受部で受信されるまでの間に出力された前記受信信号を積分した積分信号を出力し、
    前記積分信号の信号強度と所定の基準値との大小関係から、前記対象物の位置を検出する
    ことを特徴とする超音波測定方法。
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