JP7081124B2 - Control device and agricultural house - Google Patents
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Description
本開示は、農業用ハウスに関する。 This disclosure relates to an agricultural house.
作物を生育するためにハウスの内部の室内環境が制御される農業用ハウスが知られている。このような農業用ハウスでは、作物の表面に結露が付着することがあり、その結露によって作物の品質低下が起こり得る。引用文献1には、結露を抑制する必要があるか否かに応じて、ハウス内のカーテン又は窓を開閉することでハウスの内部の室内環境を制御する制御装置が開示されている。
Agricultural houses are known in which the indoor environment inside the house is controlled in order to grow crops. In such an agricultural house, dew condensation may adhere to the surface of the crop, and the dew condensation may cause deterioration of the quality of the crop. Cited
しかしながら、上述した制御装置では、ハウス内の結露が発生する場合と作物の結露が発生する場合とにおいて、結露を抑制する制御が行われていたため、作物の育成促進のために適した温度及び湿度などを満たすための環境制御が犠牲になっていた。つまり、作物の表面に直接結露が発生しにくい状況においても、結露を抑制する制御が行われていたため、作物の育成促進のための環境を長く維持できない場合があった。 However, in the above-mentioned control device, since the control for suppressing the dew condensation is performed in the case where the dew condensation occurs in the house and the case where the dew condensation occurs in the crop, the temperature and humidity suitable for promoting the growth of the crop are performed. Environmental control to meet such factors was sacrificed. That is, even in a situation where dew condensation is unlikely to occur directly on the surface of the crop, the environment for promoting the growth of the crop may not be maintained for a long time because the control for suppressing the dew condensation is performed.
本開示の一局面は、作物の表面への直接の結露を抑制しつつ、作物の育成促進のための環境を長く維持することができる、制御装置及び農業用ハウスを提供することを目的としている。 One aspect of this disclosure is to provide a control device and an agricultural house that can maintain an environment for promoting crop growth for a long time while suppressing direct dew condensation on the surface of the crop. ..
本開示の一態様は、作物(4)を生育するための農業用ハウス(1)においてハウスの内部の室内環境を制御する制御装置(2)であって、制御部(S123)と、予測部(S211)と、を備える。制御部は、ハウスの内部における作物が存在する作物空間に、作物空間の外部の空気である外部空気を流入させる流入制御を実行可能である。予測部は、流入制御により作物に結露が発生するかを予測する。予測部は、作物空間の空気の温度が外部空気の露点温度以下であると判定し、かつ、外部空気の絶対湿度が作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度以上であると判定した場合、作物に結露が発生すると予測する。制御部は、予測部により結露が発生すると予測された場合、流入制御を禁止する。 One aspect of the present disclosure is a control device (2) that controls the indoor environment inside the agricultural house (1) for growing a crop (4), and is a control unit (S123) and a prediction unit. (S211) and. The control unit can execute inflow control in which the outside air, which is the outside air of the crop space, flows into the crop space where the crop exists inside the house. The prediction unit predicts whether dew condensation will occur on the crop by controlling the inflow. The prediction unit determines that the temperature of the air in the crop space is equal to or lower than the dew point temperature of the external air, and the absolute humidity of the external air is equal to or higher than the absolute humidity corresponding to 100% of the relative humidity of the air in the crop space. If it is determined that, it is predicted that dew condensation will occur on the crop. The control unit prohibits inflow control when it is predicted that dew condensation will occur by the prediction unit.
このような構成によれば、作物の表面に直接結露が発生すると予測される場合、流入制御が禁止される。一方で、作物の表面に直接結露が発生しにくい状況においては、流入制御が行われやすくなる。したがって、作物の表面への直接の結露を抑制しつつ、作物の育成促進のための環境を長く維持することができる。 With such a configuration, inflow control is prohibited if condensation is expected to occur directly on the surface of the crop. On the other hand, in a situation where dew condensation is unlikely to occur directly on the surface of the crop, inflow control becomes easier. Therefore, it is possible to maintain the environment for promoting the growth of the crop for a long time while suppressing the direct dew condensation on the surface of the crop.
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.構成]
図1に示す農業用ハウス1は、ハウスの内部で所定の作物4を生育させることを目的として、制御装置2によって、ハウス内の室内環境を生育に適した環境に制御する。制御される環境因子は、例えば、ハウス内における室温、湿度、二酸化炭素濃度及び日射量等である。制御装置2は、これらの環境因子を適正に制御するために、各種の温度調整機器、湿度調整機器、風量調整機器、炭酸濃度調整機器、給水調整機器及び日射量調整機器等の作動を制御することができる環境制御コントローラである。
Hereinafter, exemplary embodiments of the present disclosure will be described with reference to the drawings.
[1. Constitution]
In the
農業用ハウス1は、風向き、風速、日照、降水の有無、ハウス内の温度、湿度、二酸化炭素濃度等を計測する各種センサと、ハウスの天窓又はカーテンの開閉、空調装置の制御、ミストの発生及び二酸化炭素の発生等を行う各種調整機器と、制御装置2と、を備える。制御装置2は、ハウス本体3内における室内環境に関する複数箇所の測定値から求めた制御指標に応じた制御信号を各種調整機器に出力して、ハウス内外の状況に応じて作物4の生育環境が最適となるよう自動的に制御する。複数箇所に設けられた室内環境に関する測定値は、温度センサ及び湿度センサの検出値である。したがって、温度センサ及び湿度センサは、ハウス内において互いに離れた箇所でそれぞれの測定値を検出する。
The
農業用ハウス1は、ハウス内を生育に適正な環境に制御するための一つの例として、作物4の表面に直接結露が発生しやすい条件が成立すると、ハウス内の環境を結露が発生しにくいように改善する結露抑制制御を実施する。この結露抑制制御によれば、作物4の生育に悪影響を与えうる状況を回避することができる。また、例えば作物4がトマト等である場合には、農業用ハウス1は、トマトの温室栽培において温度及び二酸化炭素濃度等を自動制御することで光合成を促進して収穫量を増加できる空調管理システムでもある。
The
ハウス本体3は、例えば、構造材としての金属製部材を組み合わせて構成されたフレームと、フレームにより支持された被覆材と、を備える。被覆材は、透光性を有する合成樹脂フィルム又はガラスが用いられる。図1に示すハウス本体3は、切妻状の屋根部と、屋根部を支持し各組互いに対向する二組の側壁部と、を一体に備えるが、この形態は一例であって、ハウス本体3の構成を限定する趣旨ではない。また、ハウス本体3に他の材料を用いることや他の形状に形成することを妨げるものではない。
The house
作物4は、ハウス本体3内に設けられたベッド38等の所定の容器内の用土において栽培されている。作物4は、給水機37によって、水と肥料とを含んだ養液がパイプを通じて用土に供給されることにより、用土から栄養分を吸収して生育する。ベッド38は、例えば、図2に示すように、ハウス内において所定の個数、均等の間隔をあけて列をなすように設置されている。
The crop 4 is cultivated in the soil in a predetermined container such as a
給水機37は、制御装置2によって制御される給水ポンプである。制御装置2は、1日のうち所定の時間帯に給水機37を運転して目標量の養液を用土に供給する。制御装置2は、日射センサ52によって検出された日射量に応じて、目標量に対して養液の供給量を加減するように給水機37を制御する。
The
循環扇33は、ハウス本体3内の上部において、作物4、温度センサ56、湿度センサ57、二酸化炭素センサ58及び側窓31等よりも高い位置に設置された送風装置である。循環扇33は、制御装置2によって制御され、ハウス本体3内の気体を循環させて全体に行き渡らせる。このように循環扇33は、ハウス本体3内や作物4の周囲に気流を形成する気流形成装置を構成し、ハウス内における湿度、温度及び二酸化炭素濃度等の調整を促し、また、作物4の生育を促すことにも寄与する。また、循環扇33は、ハウス内において気流を形成する場所を選択可能な形態で設置されることが好ましく、例えば、ハウス内において横又は縦に延びるレール等に固定されることによって可動式であることが好ましい。
The
制御装置2は、それぞれ複数個設けられる、温度センサ56、湿度センサ57及び二酸化炭素センサ58の各測定値を用いて制御指標を求める。制御装置2は、ハウス本体3内における複数箇所の測定値から求めた制御指標に応じて循環扇33を運転することで、ハウス内の室温を上昇又は低下させたり、二酸化炭素濃度又は湿度をハウス内において均一化させたりする制御を行う。制御装置2は、例えば、複数の測定値についての最大値、最小値、差及び平均値等を求める演算によって制御指標を決定する。
The
図2は、複数個の温度センサ56及び湿度センサ57による、ハウス本体3内の環境値検出箇所の一例を示している。図2に示す一例では、温度センサ56は、平面視したハウス本体3内において、複数個のベッド38が並ぶ配列方向とこの配列方向と直交する方向とにそれぞれ所定の間隔をあけて2個設置される室温検出手段である。図2の図示例では、2個の温度センサ56は、ハウス内の平面視において対角線上に位置するように設置される。湿度センサ57は、温度センサ56と同様の箇所に設置されている。
FIG. 2 shows an example of an environmental value detection location in the house
複数個の温度センサ56、複数個の湿度センサ57は、平面視されたハウス内の四隅又は側壁近傍など、気流が形成されにくく空気の流れがよどみやすい場所と、中央などの比較的気流が形成されやすい場所と、の両方に設置される。このため、温度センサ56及び湿度センサ57は、ハウス内を多観点的で大局的に環境制御することに寄与する。制御装置2は、これらのセンサの各測定値を用いて、前述した演算によって制御指標を決定する。
The plurality of temperature sensors 56 and the plurality of humidity sensors 57 form relatively airflows such as in the center and in places where airflow is difficult to form and the airflow tends to stagnate, such as near the four corners or side walls in a plan-viewed house. It is installed in both easy-to-use places. Therefore, the temperature sensor 56 and the humidity sensor 57 contribute to environmental control of the inside of the house from a multi-viewpoint and a global perspective. The
ミスト発生器34は、ハウス内の上部において、作物4、湿度センサ57及び側窓31よりも高い位置に設置されたミストチューブを備える。ミストチューブは、通水されるチューブの管壁に取り付けられた複数個のノズルを備え、ポンプ等によってチューブに通水される圧力を調節することによりノズルから水が噴霧されるように構成されている。したがって、ミストチューブは水を霧状に噴出させるため、霧はハウス内の上部から比較的時間をかけて落下し、ハウス内の湿度を徐々に上昇させることができる。さらにミスト発生器34による霧の噴出とともに循環扇33を運転することにより、ハウス内に霧を早く行き渡らせることができ、湿度の上昇を早めることもできる。
The
ミスト発生器34は、制御装置2によって制御される。制御装置2は、例えば1日のうち所定の時間帯にミスト発生器34を運転して目標量の霧を噴出し、ハウス内の湿度環境を目標範囲にするように制御する。制御装置2は、ハウス内の複数箇所における湿度の測定値から求めた制御指標に応じてミスト発生器34による霧の噴出量を調整して、ハウス内の湿度環境を目標範囲に制御する。
The
また、制御装置2は、日射センサ52によって検出された日射量に応じて、目標量に対して霧の供給量を加減するようにミスト発生器34を制御する。また、制御装置2は、湿度センサ57によって測定されたハウス内の相対湿度が低い場合に、ミスト発生器34を運転してハウス内に霧を供給し、相対湿度を上昇させる制御を行う。また、ミスト発生器34は、主に加湿を行う場合に運転されるが、ハウス内にミストを供給することにより気化熱作用を促して室温を低下させる温度低下装置として運転することもできる。
Further, the
ハウス本体3には、屋根部から入射する外光を遮光させる閉状態と、屋根部から入射する外光を遮光しないで作物4に照射させる開状態との間で開閉可能なカーテン32が設けられている。カーテン32は、ハウス内に流入する日射量を調整する機能を有する遮光部材であり、冷房装置又は暖房装置と併用されて、ハウス内を保冷したり保温したりする際に、活用される。カーテン32は、閉状態においてハウスの内部を作物4が存在する作物空間と、作物4が存在しない非作物空間と、に区画可能である。さらにハウス本体3の屋根部には、非作物空間とハウスの外部とを連通可能であって、開閉可能な天窓30が設けられる。天窓30の開量が調節されることにより、ハウス内に外気を取り込む際の空気の通気抵抗や通気量を調節できる。また、ハウス本体3の側壁部には、開閉可能な側窓31が設けられ、側窓31の開量が調節されることにより、ハウス内に外気を取り込む際の空気の通気抵抗又は通気量を調節できる。つまり、天窓30又は側窓31は、ハウス内外を行き来する気流を制御可能な窓である。
The house
カーテン32、天窓30、側窓31のそれぞれは、モータ等の動力源により駆動され、制御装置2によって制御される。カーテン32が開閉されると、外部からハウス内に流入する日射量を調節することになり、ハウス内の室温について温度上昇の速度を調節することができる。したがって、制御装置2は、ハウス内の温度を低下させる場合には、カーテン32を閉じる方向に駆動し、ハウス内の温度を上昇させる場合には、カーテン32を開く方向に駆動するように制御する。ただし、暖房装置と併用する場合又は外気温度が室温よりも低い場合は、制御装置2はカーテン32を閉じるように制御して保温を行う。天窓30又は側窓31は、例えば、昼間にはハウス内の室温を目標温度に近づけるように開閉され、夜間又は冬季には閉じられる。制御装置2は、ハウス本体3内の複数箇所における温度の測定値から求めた制御指標に応じて天窓30、側窓31、カーテン32等の開閉量を調整して、ハウス内の温度環境を目標範囲に制御する。
Each of the
天窓30又は側窓31の開量を調節することにより、ハウス本体3の中に外気を取り入れる速度を調節することができる。また、天窓30又は側窓31は、ハウス本体3の内部空間に外気を取り込むことにより、ハウス本体3内外の温度差を利用して温度を調節することができる。例えば、夏季又は晴天の日中には、カーテン32を閉じ、かつ天窓30又は側窓31の開量を大きく制御することにより、ハウス本体3の室温の上昇を抑制することに寄与する。
By adjusting the opening amount of the
循環扇33と天窓30又は側窓31とは、農業用ハウス1における気流形成装置を構成する。また、天窓30又は側窓31は、循環扇33が運転していない状態でも単独で気流形成装置を構成することもできる。つまり、循環扇33が運転され、天窓30又は側窓31が開いている場合には、ハウス本体3の内部に外気を強制的に取り込むことができ、ハウス内に外気流入を含む気流を形成できる。天窓30又は側窓31が開いている場合には、外部の風向によってはハウス本体3の内部に一定以上の流速をもつ外気を取り込むことができ、ハウス内に外気流入を含む気流を形成できる。循環扇33は、このように気流形成装置として使用されて、室温の調整又は湿度の調節だけでなく、ハウス内の二酸化炭素を拡散させることにも使用できる。
The
農業用ハウス1は、暖気又は冷気をハウス内に供給可能な空調装置として機能するヒートポンプ装置35を備える。ヒートポンプ装置35は、その本体がハウスの屋外に設置され、本体から延びるダクトを介して、作物4の周囲などの任意の所定位置に空調風を吹き出すことができる。ヒートポンプ装置35の空調風により、作物4の周囲の温度を制御することができる。
The
ヒートポンプ装置35は、複数個の熱交換器、圧縮機、及び減圧装置等を環状に配管で接続した回路において冷媒が循環するサイクルを構成する。ヒートポンプ装置35は、冷媒の放熱作用により放熱用熱交換器で加熱された外気を暖気として送風する場合は、温度上昇装置として機能し、冷媒の吸熱作用により冷却用熱交換器で冷却された外気を冷気として送風する場合は、温度低下装置として機能する。ヒートポンプ装置35は、ハウス内の空気から水分を吸収して、ハウス内を除湿する除湿装置としても機能することができる。ヒートポンプ装置35が暖房運転を行うと、室内温度が上昇するため、ハウス内の相対湿度は低下する。したがって、ヒートポンプ装置35は、除湿運転又は暖房運転によって、ハウス内の相対湿度を調整可能な湿度調整機器として機能する。制御装置2は、ハウス本体3内の複数箇所における測定値から求めた制御指標に応じてヒートポンプ装置35の運転を制御して、ハウス内の温度環境又は湿度環境を目標範囲に制御する。
The
農業用ハウス1は、暖気をハウス内に供給可能な暖房機36を備える。暖房機36は、作物4の周囲などの所定の位置に暖気を吹き出すことができる空調装置である。暖房機36は、暖房風により、作物4の周囲の温度を上昇させることができる温度上昇装置として機能する。暖房機36は、例えば、電気ヒータ、温水式ヒータ又は燃焼式ヒータ等により暖めた空気をハウス内に供給する。暖房機36が暖房運転を行うと、室内温度が上昇するため、ハウス内の相対湿度は低下する。したがって、暖房機36は、ハウス内の相対湿度を調整可能な湿度調整機器として機能する。制御装置2は、作物4の周囲における室温を生育に適した目標温度に保つように暖房機36を制御する。制御装置2は、ハウス本体3内の複数箇所における測定値から求めた制御指標に応じて暖房機36等の運転を制御して、ハウス内の温度環境又は湿度環境を目標範囲に制御する。
The
農業用ハウス1は、ハウス内の空気を除湿可能な除湿機40を備える。除湿機40が運転するとハウス内の相対湿度は低下するので、除湿機40はハウス内の相対湿度を調整可能な湿度調整機器として機能する。制御装置2は、ハウス本体3内の複数箇所における測定値から求めた制御指標に応じて除湿機40の運転を制御して、ハウス内の湿度環境を目標範囲に制御する。
The
農業用ハウス1は、ハウス内に二酸化炭素を供給する炭酸ガス発生機39を備える。制御装置2は、光合成を促進するために、ハウス内、特に作物4の周囲における炭酸ガス濃度を適切に保つように炭酸ガス発生機39を制御する。制御装置2は、例えば、1日のうち所定の時間帯に炭酸ガス発生機39を運転してハウス内の二酸化炭素濃度を目標値となるように調整する。したがって、炭酸ガス発生機39は、光合成促進装置である。制御装置2は、ハウス本体3内の複数箇所における二酸化炭素濃度の測定値から求めた制御指標に応じて炭酸ガス発生機39の運転を制御して、ハウス内の二酸化炭素濃度環境を目標範囲に制御する。
The
農業用ハウス1は、作物4の生育に関わる環境情報を測定する複数個の各種センサを備える。各種センサは、例えば、風向センサ50、風速センサ51、日射センサ52、雨滴センサ53、屋外の温度センサ54、屋外の湿度センサ55、室内の温度センサ56,59、室内の湿度センサ57,60及び二酸化炭素センサ58等を含む農業用ハウス1における環境センサである。
The
風向センサ50は、ハウス本体3の屋外における風向を検出する。風向センサ50により検出された風向情報は、制御装置2に入力されて、天窓30や側窓31に対する風向としてこれらの窓の開度制御に用いられる。風速センサ51は、ハウス本体3の屋外における風速を検出する。風速センサ51により検出された風速情報は、制御装置2に入力されて、天窓30又は側窓31に対する風速としてこれらの窓の開度制御に用いられる。
The wind direction sensor 50 detects the wind direction of the
日射センサ52は、ハウス本体3に降り注ぐ日射量を検出する。日射センサ52により検出された日射量情報は、制御装置2に入力されてハウス内に流入する熱量の見積もりに用いられ、カーテン32の開閉制御、室温制御に用いられる。また、検出された日射量は、雨天又は夜間と、晴天の日中とを判断することにも用いることができる。
The
雨滴センサ53は、ハウス本体3の屋外に設けられた降雨の有無を検出可能な雨検出用のセンサである。雨滴センサ53は、例えば、パネル上に付着した雨を水分として検出するセンサであり、所定の電極間の電気抵抗を検出する。電気抵抗の検出値は制御装置2に入力され、制御装置2は、検出値がある抵抗値以下の場合は雨が現在降っていると判定する。また、雨滴センサ53は、パネル上に付着した雨を水圧として検出するセンサであってもよい。この場合、雨滴センサ53が検出する圧力は制御装置2に入力され、制御装置2は、検出値がある圧力値以上の場合は雨が現在降っていると判定する。
The
温度センサ54は、ハウス本体3の屋外における外気の温度を検出し、制御装置2に送る。湿度センサ55は、ハウス本体3の屋外における外気の湿度を検出し、制御装置2に送る。複数個の温度センサ56は、ハウス本体3の室内における作物空間の空気の温度、例えば作物4の周囲の温度を検出してこの温度環境値を制御装置2に送る。複数個の湿度センサ57は、ハウス本体3の室内における作物空間の空気の湿度、例えば作物4の周囲の湿度を検出してこの湿度環境値を制御装置2に送る。複数個の二酸化炭素センサ58は、ハウス本体3の室内における作物空間の空気の二酸化炭素濃度、例えば作物4の周囲の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度検出手段であり、二酸化炭素環境値を制御装置2に送る。温度センサ59は、ハウス本体3の室内における非作物空間の空気の温度を検出してこの温度環境値を制御装置2に送る。湿度センサ60は、ハウス本体3の室内における非作物空間の空気の湿度を検出してこの湿度環境値を制御装置2に送る。
The temperature sensor 54 detects the temperature of the outside air outside the
ハウス本体3の中で作物4が生長する環境は、各種の温度調整機器、湿度調整機器、風量調整機器、炭酸濃度調整機器、給水調整機器及び日射量調整機器等を制御することによって変化する。前述のように、温度調整機器は、ハウス内の室温を調整するように制御可能な天窓30、側窓31、カーテン32、循環扇33、ミスト発生器34、ヒートポンプ装置35及び暖房機36等により構成することができる。湿度調整機器は、ハウス内の相対湿度を調整するように制御可能なミスト発生器34、ヒートポンプ装置35、暖房機36及び除湿機40等により構成することができる。風量調整機器は、ハウス内の気流を形成するように制御可能な天窓30、側窓31及び循環扇33等により構成することができる。
The environment in which the crop 4 grows in the
また、炭酸濃度調整機器は、ハウス内の二酸化炭素濃度を調整するために制御される炭酸ガス発生機39等により構成することができる。また、給水調整機器は、作物4への給水を調整するために制御される給水機37等により構成することができる。また、日射量調整機器は、ハウス内に流入する日射量を調整するように制御可能なカーテン32等により構成することができる。
Further, the carbon dioxide concentration adjusting device can be configured by a carbon
制御装置2は、給水機37の送水圧の調節、カーテン32の開閉、天窓30及び側窓31の開量の調節、循環扇33、ミスト発生器34、炭酸ガス発生機39、暖房機36、及びヒートポンプ装置35のそれぞれの運転及び停止などを制御する。各調整機器への通電開始及び通電停止には、各装置への給電を入切する電磁リレーが用いられる。制御装置2は、ハウス本体3内又はハウス本体3の外部に設置された筐体に収納される。
The
制御装置2は、プログラムに従って動作するマイコンのようなデバイスを主なハードウェア要素として備える。制御装置2は、前述した各調整機器と各種センサとが接続されるインターフェース部(以下、I/F部ともいう)20と、演算処理部21と、各種データを記憶する記憶部22と、を備える。演算処理部21は、I/F部20を通して各種センサから取得した環境情報と、記憶部22に格納した各種データと、を用いて所定のプログラムに従った予測処理又は演算処理を行う。演算処理部21は、動作開始前及び動作終了後に待機処理のためのタイマを設定する。演算処理部21は、制御装置2における予測部及び演算処理部である。I/F部20は、演算処理部21による予測結果及び演算結果に基づいて前述の各調整機器を操作する。したがって、I/F部20は、制御装置2における入力部及び制御部である。
The
また、I/F部20には、ユーザインターフェースとなる端末装置、例えば、パーソナルコンピュータ23、コントロールパネル、携帯用端末機等が接続される。使用者は、制御装置2の操作盤、パーソナルコンピュータ23の操作部、コントロールパネル、端末装置等を使用してハウス内における室温等の環境設定、時刻合わせ等を行うことができ、端末装置の表示画面を通じて現在の運転状態を確認することができる。
Further, a terminal device serving as a user interface, for example, a
[2.処理]
制御装置2が実行する結露抑制処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。この結露抑制処理は、作物4の生育促進のために常時実施するハウス内の環境制御と同時並行に行われる。制御装置2は、作物空間の空気の温度及び湿度と、外部空気の温度及び湿度と、を常時検出し、作物4の表面への直接の結露を抑制する必要があると判定した場合には、結露発生を防ぐために、所定の機器を所定の運転状態に制御する。なお、ここでいう外部空気とは、作物空間を基準とした外部の空気、具体的には、非作物空間の空気及びハウスの外部の空気のことである。結露抑制処理は、農業用ハウス1が作物4を生育している状態であれば、常時実行される。具体的には、結露抑制処理は、所定時間間隔で繰り返し行われる。
[2. process]
The dew condensation suppression process executed by the
S10では、制御装置2は、起動後、保存されているデータの初期化等を行う。
S11では、制御装置2は、各センサからの環境情報及び各種調整機器の状態を入力する。本実施形態では、制御装置2は、少なくとも環境情報として外部空気の湿度及び作物空間の空気の温度、また、各種調整機器の状態として天窓30及びカーテン32の状態を入力する。外部空気の湿度には、湿度センサ55又は湿度センサ60による検出値が用いられる。作物空間の空気の温度には、温度センサ56による検出値が用いられる。天窓30及びカーテン32の状態には、全閉又は開のいずれかの情報が用いられる。
In S10, the
In S11, the
S12では、制御装置2は、演算処理を実行する。
ここで、演算処理の具体的内容について、図4のフローチャートを用いて説明する。演算処理は、S11で入力された情報に基づき、ハウス内の室内環境を制御するために各種調整機器の出力を決定する。
In S12, the
Here, the specific contents of the arithmetic processing will be described with reference to the flowchart of FIG. The arithmetic processing determines the output of various adjustment devices in order to control the indoor environment in the house based on the information input in S11.
S120では、制御装置2は、S11で入力された情報に基づき各種演算を行う。例えば、制御装置2は、外部空気の湿度から、外部空気の露点温度を算出する。また、制御装置2は、作物空間の空気の温度から、作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度を算出する。
In S120, the
続いて、S121では、制御装置2は、結露予測処理を実行する。
ここで、結露予測処理の具体的内容について、図5のフローチャートを用いて説明する。
Subsequently, in S121, the
Here, the specific contents of the dew condensation prediction process will be described with reference to the flowchart of FIG.
S210では、制御装置2は、作物4の表面に直接結露が発生するかを予測する結露予測が必要であるか否かを判定する。具体的には、制御装置2は、天窓30又はカーテン32を開の状態に制御しようとしている場合には、図6に示すように、天窓30及びカーテン32の状態と、開の状態に制御しようとする制御対象と、に基づき、結露予測が必要であるか否かを判定する。なお、制御装置2は、天窓30又はカーテン32を開の状態に制御しない場合には、結露予測が必要でないと判定する。詳細は以下のとおりである。
In S210, the
次の(1)の条件を満たす場合、結露予測が必要でないと判定される。カーテン32が全閉であるため、天窓30が開の状態に制御されても作物空間に外部空気が流入せず、作物4の表面に直接結露が発生する懸念が低いからである。
If the condition of the following (1) is satisfied, it is determined that the dew condensation prediction is not necessary. This is because since the
(1)天窓30及びカーテン32の状態がいずれも全閉であり、制御対象が天窓30である。
一方、次の(2)~(5)のいずれかの条件を満たす場合には、結露予測が必要であると判定される。制御対象が開の状態に制御されることにより、作物空間に外部空気が流入し、作物4の表面に直接結露が発生し得るからである。このように、作物空間に外部空気を流入させる制御を、以下では「流入制御」という。
(1) The
On the other hand, if any of the following conditions (2) to (5) is satisfied, it is determined that dew condensation prediction is necessary. This is because when the controlled object is controlled to be in an open state, external air may flow into the crop space and dew condensation may occur directly on the surface of the crop 4. The control of inflowing external air into the crop space in this way is hereinafter referred to as "inflow control".
(2)及び(3)天窓30及びカーテン32の状態がいずれも全閉であり、制御対象がカーテン32である。
(4)天窓30の状態が開、カーテン32の状態が全閉であり、制御対象がカーテン32である。
(2) and (3) The
(4) The state of the
(5)天窓30の状態が全閉、カーテン32の状態が開であり、制御対象が天窓30である。
制御装置2は、S210で結露予測が必要でないと判定した場合は、処理をS213へ移行する。
(5) The state of the
When the
一方、制御装置2は、S210で結露予測が必要であると判定した場合には、処理をS211へ移行する。
S211では、作物4の表面に直接結露が発生するか否かを予測するため、制御装置2は、作物空間の空気の温度が外部空気の露点温度以下であるか否か、具体的には「外部空気の露点温度-作物空間の空気の温度≧所定の設定値」であるか否かを判定する。また、外部空気の絶対湿度が作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度以上であるか否か、具体的には「外部空気の絶対湿度-作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度≧所定の設定値」であるか否かを判定する。なお、上述した2つの所定の設定値は0以上の値であり、それぞれ異なる値又は同じ値であってもよい。
On the other hand, when the
In S211 in order to predict whether or not dew condensation occurs directly on the surface of the crop 4, the
ここで、「外部空気の露点温度-作物空間の空気の温度≧所定の設定値」であり、かつ、「外部空気の絶対湿度-作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度≧所定の設定値」である場合、作物4の表面に直接結露が発生すると予測される。外部空気の温度が作物空間の空気の温度よりも暖かい状態において流入制御が実行されると、作物空間に流入した外部空気が作物4に接触して、流入制御が実行される前の作物空間の空気の温度近くまで冷やされる。これにより、流入した外部空気の温度が露点温度以下まで下がり、かつ、流入した外部空気の相対湿度が100%まで上昇する。したがって、作物4の表面に直接結露が発生する可能性が高い。 Here, "external air dew point temperature-crop space air temperature ≥ predetermined set value" and "absolute humidity of external air-absolute humidity corresponding to 100% relative humidity of the crop space air temperature". When “≧ predetermined set value”, it is predicted that dew condensation will occur directly on the surface of the crop 4. When the inflow control is executed when the temperature of the outside air is warmer than the temperature of the air in the crop space, the outside air flowing into the crop space comes into contact with the crop 4 and the inflow control is performed in the crop space before the inflow control is executed. It is cooled to near the temperature of the air. As a result, the temperature of the inflowing external air drops to the dew point temperature or lower, and the relative humidity of the inflowing external air rises to 100%. Therefore, there is a high possibility that dew condensation will occur directly on the surface of the crop 4.
一方、「外部空気の露点温度-作物空間の空気の温度≧所定の設定値」でない、又は、「外部空気の絶対湿度-作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度≧所定の設定値」でない場合、作物4の表面に直接結露が発生しないと予測される。外部空気の温度が作物空間の空気の温度よりも冷たい状態において流入制御が実行されると、作物空間に流入した外部空気が作物4に接触して、流入制御が実行される前の作物空間の空気の温度近くまで暖められる。これにより、流入した外部空気の温度が露点温度以下まで下がらず、又は、流入した外部空気の相対湿度が100%まで上昇しない。したがって、作物4の表面に直接結露が発生する可能性が低い。 On the other hand, it is not "external air dew point temperature-crop space air temperature ≥ predetermined set value", or "absolute humidity of external air-absolute humidity corresponding to 100% relative humidity of crop space air temperature ≥ predetermined" If it is not "the set value of", it is predicted that dew condensation will not occur directly on the surface of the crop 4. When the inflow control is executed in a state where the temperature of the outside air is lower than the temperature of the air in the crop space, the outside air flowing into the crop space comes into contact with the crop 4 and the inflow control is performed in the crop space before the inflow control is executed. It can be warmed up to near the temperature of the air. As a result, the temperature of the inflowing external air does not drop below the dew point temperature, or the relative humidity of the inflowing external air does not rise to 100%. Therefore, it is unlikely that dew condensation will occur directly on the surface of the crop 4.
S211で制御装置2が採用する作物空間の空気の温度は、複数の測定値のうち、低い方の温度となる測定値を用いる。また、S211で制御装置2が採用する作物空間の空気の相対湿度100%時に相当する絶対湿度は、複数の測定値のうち、低い方の絶対湿度となる測定値を用いる。そして、S211で制御装置2が外部空気の露点温度及び絶対湿度として、非作物空間の空気又はハウスの外部の空気のいずれの露点温度及び絶対湿度を採用するかは、図6に示すように、天窓30及びカーテン32の状態と、開の状態に制御しようとする制御対象と、非作物空間の空気の温度及び湿度を測定する温度センサ59及び湿度センサ60の有無と、によって決定する。
As the temperature of the air in the crop space adopted by the
具体的には、本実施形態の農業用ハウス1は、非作物空間の空気の露点温度及び絶対湿度を検出するための温度センサ59及び湿度センサ60を備えているため、天窓30及びカーテン32の状態がいずれも全閉であり、制御対象がカーテン32である場合、図6に示す(2)の条件を満たす。このため、外部空気の露点温度及び絶対湿度として、非作物空間の空気の露点温度及び絶対湿度が採用される。一方、仮に農業用ハウス1が温度センサ59及び湿度センサ60を備えていない構成の場合には、天窓30及びカーテン32の状態がいずれも全閉であり、制御対象がカーテン32である場合、図6に示す(3)の条件を満たす。このため、外部空気の露点温度及び絶対湿度として、ハウスの外部の空気の露点温度及び絶対湿度が採用される。なお、図6に示す(4)又は(5)の条件を満たす場合、外部空気の露点温度及び絶対湿度として、ハウスの外部の空気の露点温度及び絶対湿度が採用される。
Specifically, since the
S211では、制御装置2は、作物空間の空気の温度が外部空気の露点温度以下であると判定し、かつ、外部空気の絶対湿度が作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度以上であると判定した場合、処理をS212へ移行する。
In S211 the
S212では、制御装置2は、作物4の表面に直接結露が発生する懸念が高いため、流入制御を禁止した後、図5の結露予測処理を終了する。
一方、制御装置2は、少なくとも一方が作物空間の空気の温度が外部空気の露点温度以下でない、又は、外部空気の絶対湿度が作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度以上でないと判定した場合、処理をS213へ移行する。
In S212, since there is a high concern that dew condensation will occur directly on the surface of the crop 4, the
On the other hand, in at least one of the
S213では、制御装置2は、作物4の表面に直接結露が発生する懸念が低いため、流入制御を許可した後、図5の結露予測処理を終了する。
図4に戻り、S122で、制御装置2は、結露防止処理を実行する。
In S213, since there is little concern that dew condensation will occur directly on the surface of the crop 4, the
Returning to FIG. 4, in S122, the
ここで、結露防止処理の具体的内容について、図7のフローチャートを用いて説明する。
S220では、制御装置2は、結露予測処理において結露が発生すると予測されたか否かを判定する。
Here, the specific contents of the dew condensation prevention treatment will be described with reference to the flowchart of FIG. 7.
In S220, the
制御装置2は、S220で結露が発生すると予測されていないと判定した場合は、S223へ移行する。
一方、制御装置2は、S220で結露が発生すると予測されたと判定した場合は、S221へ移行する。
If the
On the other hand, when the
S221では、制御装置2は、作物空間の空気の温度が所定の温度以下であるか否かを判定する。作物4の表面への直接の結露を抑制するためには、作物空間の空気の温度を外部空気の露点温度よりも高くする必要がある。そのため、所定の温度は、外部空気の露点温度にユーザが設定可能な値を足した温度に設定されている。なお、ユーザが設定可能な値を足すのは、露点温度の算出における誤差等を考慮しているためである。S221では、制御装置2は、複数の測定値のうち、低い方の温度となる作物空間の空気の温度の測定値、及び前述のS211で採用した外部空気の露点温度を用いる。
In S221, the
制御装置2は、S221で作物空間の空気の温度が所定の温度以下であると判定した場合は、S222へ移行する。
S222では、制御装置2は、作物4の表面への直接の結露防止を目的として暖房が必要であるため、暖房機36の運転開始を要求した後、図7の結露防止処理を終了する。
When the
In S222, since the
一方、制御装置2は、S221で作物空間の空気の温度が所定の温度以下でないと判定した場合は、S223へ移行する。
S223では、制御装置2は、作物4の表面への直接の結露防止を目的として暖房が必要でないため、暖房機36の運転停止を要求した後、図7の結露防止処理を終了する。
On the other hand, when the
In S223, since the
図4に戻り、S123では、制御装置2は、結露予測処理及び結露防止処理の結果に基づき、総合的に判定をして各種出力を決定する。例えば、制御装置2は、S212で流入制御が禁止された場合、天窓30又はカーテン32を開放しないように制御することで、作物空間の空気の絶対湿度を上げないようにする。また、制御装置2は、S213で流入制御が許可された場合、通常の環境制御に基づいて天窓30又はカーテン32を制御する。また、制御装置2は、S222の暖房機36の運転開始の要求に従って、実際に暖房機36に対して作物空間の空気の温度を上昇させる制御を行うことで、暖房機36は、外部空気の露点温度よりも高くなるように作物空間の空気の温度を上昇させる。また、制御装置2は、S223の暖房機の運転停止の要求がされている場合でも、作物空間の空気の温度を上昇させたい場合には、作物空間の空気の温度を上昇させる制御を行ってもよい。
Returning to FIG. 4, in S123, the
制御装置2はS123で各種出力を決定した後、図4の演算処理を終了する。
図3に戻り、S13では、制御装置2は、結露予測の判定結果、各種調整機器の状態及びタイマによる待機情報等をユーザが確認可能に出力した後、処理をS11に戻し、結露抑制制御を繰り返す。
After determining various outputs in S123, the
Returning to FIG. 3, in S13, the
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)本実施形態では、作物空間の空気の温度が外部空気の露点温度以下であると判定され、かつ、外部空気の絶対湿度が作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度以上であると判定された場合、流入制御が禁止される。
[3. effect]
According to the embodiment described in detail above, the following effects can be obtained.
(3a) In the present embodiment, it is determined that the temperature of the air in the crop space is equal to or lower than the dew point temperature of the outside air, and the absolute humidity of the outside air corresponds to 100% relative humidity of the air temperature in the crop space. If it is determined that the humidity is higher than the humidity, inflow control is prohibited.
このような構成によれば、作物4の表面に直接結露が発生すると予測される場合、流入制御が禁止される。一方で、作物4の表面に直接結露が発生しにくい状況においては、流入制御が行われやすくなる。これにより、作物4の表面への直接の結露を抑制しつつ、作物4の育成促進のための環境を長く維持することができる。 According to such a configuration, inflow control is prohibited when it is predicted that dew condensation will occur directly on the surface of the crop 4. On the other hand, in a situation where dew condensation is unlikely to occur directly on the surface of the crop 4, inflow control is likely to be performed. As a result, it is possible to maintain the environment for promoting the growth of the crop 4 for a long time while suppressing the direct dew condensation on the surface of the crop 4.
(3b)本実施形態では、農業用ハウス1は、非作物空間の空気の湿度を検出するための湿度センサ60を備える。これにより、上述した(2)の条件を満たす場合、具体的には、天窓30の閉状態を維持しつつカーテン32を閉状態から開状態とする制御が流入制御として実行される場合、作物空間に流入する空気の正確な湿度の測定値に基づき作物4の表面に直接結露が発生するかを予測することができる。したがって、育成促進のための環境制御においてカーテン32を開状態とするタイミングを最適化することができる。
(3b) In the present embodiment, the
(3c)本実施形態では、農業用ハウス1は、非作物空間の空気の湿度を検出するための湿度センサ60を備えたが、湿度センサ60を備えていない構成であっても、上述した(3)の条件を満たす場合、非作物空間の空気の代わりにハウスの外部の空気の湿度の測定値に基づき作物4の表面に直接結露が発生するかを予測することができる。このような構成によれば、湿度センサ60を備える構成と比較して、低コストで農業用ハウス1を構成することができる。
(3c) In the present embodiment, the
(3d)本実施形態では、作物4の表面に直接結露が発生すると予測され、かつ、作物空間の空気の温度が所定の温度以下であると判定された場合、ハウス内の温度を上昇させるために暖房機の運転開始が要求される。これにより、流入制御を実行することにより作物4の表面に直接結露が発生しないように作物空間の空気の温度を調整することができる。 (3d) In the present embodiment, when it is predicted that dew condensation will occur directly on the surface of the crop 4 and it is determined that the temperature of the air in the crop space is equal to or lower than the predetermined temperature, the temperature inside the house will be increased. Is required to start the operation of the heater. Thereby, by executing the inflow control, the temperature of the air in the crop space can be adjusted so that dew condensation does not directly occur on the surface of the crop 4.
(3e)本実施形態では、結露予測をしたか否かがユーザが確認可能に出力される。したがって、ユーザは、作物4への影響を考慮して各種調整機器を調整することができる。
なお、本実施形態では、S123が制御部としての処理に相当し、S211が予測部としての処理に相当し、S221が温度判定部としての処理に相当し、S122が要求部としての処理に相当する。
(3e) In the present embodiment, it is output so that the user can confirm whether or not the dew condensation is predicted. Therefore, the user can adjust various adjustment devices in consideration of the influence on the crop 4.
In the present embodiment, S123 corresponds to the processing as the control unit, S211 corresponds to the processing as the prediction unit, S221 corresponds to the processing as the temperature determination unit, and S122 corresponds to the processing as the requesting unit. do.
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
[4. Other embodiments]
Although the embodiments of the present disclosure have been described above, it is needless to say that the present disclosure is not limited to the above-described embodiments and can take various forms.
(4a)上記実施形態では、天窓30及びカーテン32の状態がいずれも全閉であり、制御対象が天窓30である場合、結露予測を行わない構成を例示したが、例えば、ハウスの外部の空気の露点温度及び絶対湿度に基づき結露予測を行う構成としてもよい。このような構成によれば、制御装置2は、カーテン32の密閉度が低い場合に、結露の懸念があるにもかかわらず天窓30を開放してしまうことを抑制できる。
(4a) In the above embodiment, when the
(4b)上記実施形態では、非作物空間の空気の露点温度及び絶対湿度を検出するための温度センサ59及び湿度センサ60を備え、天窓30及びカーテン32の状態がいずれも全閉であり、制御対象がカーテン32である場合、外部空気の露点温度及び絶対湿度として、非作物空間の空気の露点温度及び絶対湿度を採用したが、例えば、ハウスの外部の空気の露点温度及び絶対湿度を採用する構成としてもよい。
(4b) In the above embodiment, the temperature sensor 59 and the humidity sensor 60 for detecting the dew point temperature and the absolute humidity of the air in the non-crop space are provided, and the states of the
(4c)上記実施形態では、天窓30及びカーテン32の状態には、全閉又は開のいずれかの情報が用いられるが、閉における全閉の状態は、例えば、少し開いているような状態を全閉の状態と設定可能とする構成であってもよい。
(4c) In the above embodiment, the information of either fully closed or open is used for the state of the
(4d)上記実施形態では、温度センサ56及び湿度センサ57がハウス内の所定の2箇所に設置されているが、設置箇所はこれに限定されるものではない。例えば、温度センサ56及び湿度センサ57の設置箇所は1箇所でもよいし、3箇所以上であってもよい。 (4d) In the above embodiment, the temperature sensor 56 and the humidity sensor 57 are installed at two predetermined locations in the house, but the installation locations are not limited to these. For example, the temperature sensor 56 and the humidity sensor 57 may be installed at one place or at three or more places.
(4e)結露予測処理における結露予測の要否の基準をユーザが設定できるようにしてもよい。例えば、熱容量が高いトマト等の作物4と比較して、熱容量の低い作物4は、流入制御が実行されることによる急激な温度変化にも追従することができる。このため、作物4の表面に直接結露が発生する可能性が低い。したがって、例えば熱容量の低い作物4を栽培する場合、上記実施形態では結露予測が必要とされていた条件のうちの少なくとも一部についてユーザが結露予測を不要と設定することで、結露抑制制御が必要以上に実行されにくい構成とすることができる。 (4e) The user may be able to set a standard for the necessity of dew condensation prediction in the dew condensation prediction process. For example, as compared with the crop 4 such as tomato having a high heat capacity, the crop 4 having a low heat capacity can follow a sudden temperature change due to the execution of inflow control. Therefore, it is unlikely that dew condensation will occur directly on the surface of the crop 4. Therefore, for example, when cultivating a crop 4 having a low heat capacity, it is necessary to control the dew condensation suppression by setting that the user does not need the dew condensation prediction for at least a part of the conditions for which the dew condensation prediction was required in the above embodiment. The configuration can be made more difficult to execute.
(4f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。 (4f) The functions of one component in the above embodiment may be dispersed as a plurality of components, or the functions of the plurality of components may be integrated into one component. Further, a part of the configuration of the above embodiment may be omitted. Further, at least a part of the configuration of the above embodiment may be added or substituted with respect to the other configurations of the above embodiment. It should be noted that all aspects included in the technical idea specified from the wording described in the claims are embodiments of the present disclosure.
(4g)本開示は、前述した制御装置の他、当該制御装置を構成要素とするシステム、当該制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、結露抑制制御方法など、種々の形態で実現することができる。 (4g) In addition to the above-mentioned control device, the present disclosure includes a system having the control device as a component, a program for operating a computer as the control device, a medium on which this program is recorded, a dew condensation suppression control method, and the like. It can be realized in the form of.
1…農業用ハウス、2…制御装置、3…ハウス本体、4…作物、20…I/F部、21…演算処理部、22…記憶部、23…パーソナルコンピュータ、30…天窓、31…側窓、32…カーテン、33…循環扇、34…ミスト発生器、35…ヒートポンプ装置、36…暖房機、37…給水機、38…ベッド、39…炭酸ガス発生機、40…除湿機、50…風向センサ、51…風速センサ、52…日射センサ、53…雨滴センサ、54,56,59…温度センサ、55,57,60…湿度センサ、58…二酸化炭素センサ。 1 ... Agricultural house, 2 ... Control device, 3 ... House body, 4 ... Crop, 20 ... I / F unit, 21 ... Arithmetic processing unit, 22 ... Storage unit, 23 ... Personal computer, 30 ... Sky window, 31 ... Side Windows, 32 ... curtains, 33 ... circulation fans, 34 ... mist generators, 35 ... heat pump devices, 36 ... heaters, 37 ... water dispensers, 38 ... beds, 39 ... carbon dioxide generators, 40 ... dehumidifiers, 50 ... Wind direction sensor, 51 ... wind speed sensor, 52 ... solar radiation sensor, 53 ... raindrop sensor, 54,56,59 ... temperature sensor, 55,57,60 ... humidity sensor, 58 ... carbon dioxide sensor.
Claims (6)
前記ハウスの内部における前記作物が存在する作物空間に、前記作物空間の外部の空気である外部空気を流入させる流入制御を実行可能な制御部(S123)と、
前記流入制御により前記作物に結露が発生するかを予測する予測部(S211)と、
を備え、
前記予測部は、前記作物空間の空気の温度が前記外部空気の露点温度以下であると判定し、かつ、前記外部空気の絶対湿度が前記作物空間の空気の温度の相対湿度100%時に相当する絶対湿度以上であると判定した場合、前記作物に結露が発生すると予測し、
前記制御部は、前記予測部により結露が発生すると予測された場合、前記流入制御を禁止する、制御装置。 It is a control device (2) that controls the indoor environment inside the house in the agricultural house (1) for growing the crop (4).
A control unit (S123) capable of executing inflow control for inflowing external air, which is air outside the crop space, into the crop space in which the crop exists inside the house.
A prediction unit (S211) that predicts whether dew condensation will occur on the crop due to the inflow control, and
Equipped with
The prediction unit determines that the temperature of the air in the crop space is equal to or lower than the dew point temperature of the outside air, and the absolute humidity of the outside air corresponds to 100% relative humidity of the air temperature in the crop space. If it is determined that the humidity is above the absolute humidity, it is predicted that dew condensation will occur on the crop.
The control unit is a control device that prohibits the inflow control when it is predicted that dew condensation will occur by the prediction unit.
前記制御部は、前記ハウスの内部を前記作物空間と前記作物が存在しない非作物空間とに区画可能なカーテン(32)、及び、前記非作物空間と前記ハウスの外部とを連通可能な窓(30)、のうち少なくとも一方を閉状態から開状態とする制御を、前記流入制御として実行可能であり、
前記予測部は、前記非作物空間の空気又は前記ハウスの外部の空気を前記外部空気として、前記作物に結露が発生するかを予測する、制御装置。 The control device according to claim 1.
The control unit has a curtain (32) capable of dividing the inside of the house into a crop space and a non-crop space in which the crop does not exist, and a window (32) capable of communicating the non-crop space with the outside of the house. 30), the control of changing at least one of them from the closed state to the open state can be executed as the inflow control.
The prediction unit is a control device that predicts whether dew condensation will occur on the crop by using the air in the non-crop space or the air outside the house as the outside air.
前記予測部は、前記制御部により前記窓の閉状態を維持しつつ前記カーテンを閉状態から開状態とする制御が前記流入制御として実行される場合、前記非作物空間の空気を前記外部空気として、前記非作物空間の空気の湿度の測定値に基づき、前記作物に結露が発生するかを予測する、制御装置。 The control device according to claim 2.
When the control unit keeps the window closed and changes the curtain from the closed state to the open state as the inflow control, the prediction unit uses the air in the non-crop space as the external air. , A control device that predicts whether dew condensation will occur on the crop based on the measured value of the humidity of the air in the non-crop space.
前記予測部は、前記制御部により前記窓の閉状態を維持しつつ前記カーテンを閉状態から開状態とする制御が前記流入制御として実行される場合、前記ハウスの外部の空気を前記外部空気として、前記ハウスの外部の空気の湿度の測定値に基づき、前記作物に結露が発生するかを予測する、制御装置。 The control device according to claim 2.
When the control unit keeps the window closed and changes the curtain from the closed state to the open state as the inflow control, the prediction unit uses the air outside the house as the external air. A control device that predicts whether or not dew condensation will occur on the crop based on the measured value of the humidity of the air outside the house.
前記作物空間の空気の温度が所定の温度以下であるか否かを判定する温度判定部(S221)と、
前記予測部により前記作物に結露が発生すると予測され、かつ、前記温度判定部により前記所定の温度以下であると判定された場合、前記ハウスの内部に暖気を供給可能な暖房機の運転開始を前記制御部に要求する要求部(S122)と、
を更に備える、制御装置。 The control device according to any one of claims 1 to 4.
A temperature determination unit (S221) for determining whether or not the temperature of the air in the crop space is equal to or lower than a predetermined temperature,
When the prediction unit predicts that dew condensation will occur on the crop and the temperature determination unit determines that the temperature is below the predetermined temperature, the operation of the heater capable of supplying warm air to the inside of the house is started. The request unit (S122) required from the control unit and
Further equipped with a control device.
前記ハウスの外部から入射する外光を遮光する閉状態と前記外光を遮光しないで前記作物に照射させる開状態との間で開閉可能なカーテン(32)と、
前記ハウスの内外を行き来する通気量を制御可能な窓(30)と、
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の制御装置(2)と、
を備える、農業用ハウス。 An agricultural house (1) that controls the indoor environment inside the house in order to grow crops (4).
A curtain (32) that can be opened and closed between a closed state that shields external light incident from the outside of the house and an open state that irradiates the crop without blocking external light.
A window (30) capable of controlling the amount of airflow to and from the inside and outside of the house, and
The control device (2) according to any one of claims 1 to 5, and the control device (2).
Agricultural house with.
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