JP7080985B2 - 弁開閉用電動アクチュエータ及び弁開閉用電動アクチュエータの駆動方法 - Google Patents

弁開閉用電動アクチュエータ及び弁開閉用電動アクチュエータの駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、弁開閉用電動アクチュエータ及び弁開閉用電動アクチュエータの駆動方法に関する。
発電プラント向け流体弁開閉用アクチュエータは、突発的な停電や故障検知、緊急的な制御入力などをトリガとして供給している流体を直ちに遮断し、安全を保つための弁体の急閉(あるいは急開)(Failsafe shutdown/open)機能を有する。例えば、特許文献1には、強力な押圧力で弁体を緊急遮断できる信頼性の高いフェイルセーフ機能を有する流体弁駆動機構が開示されている。
特開2010-106999号公報
このような流体弁駆動機構は近年、油圧式から電動式へ移行する動きがある。油圧式においては直動部品が主であり、駆動媒体である作動油の流量調整によりブレーキ効果が働くことから、弁体の急閉により構成部材に著しい衝撃が加わる懸念はなかった。一方、電動式においてはモータの発生する回転動力を直線運動に変換する機構が用いられるため、急閉時にモータが動力を発生しないときは、モータのロータやシャフトなどの回転イナーシャを直動質量に換算した等価質量が比較的大きくなる。この大きな等価質量により、弁体の急閉時に著しい衝撃荷重が発生するという問題がある。
また、電動式の機構の特徴として、ボールネジ機構(又はローラーネジ機構など)やボールベアリングなどの転動機械要素が備えられており、それら機械要素の潤滑のためにグリースが使われている。グリースは周囲温度や慣らし運転の有無によって、その粘性が大きく変わる。特に低温環境でかつ長期間運転がない場合にはグリースの粘度が著しく大きくなる。この粘性の抵抗により、流体弁駆動機構の駆動時に大きな抵抗力が生じてしまい、通常の動作の応答性を悪化させている。更に、上記のフェイルセーフ機能による弁体の急閉の速度を過度に小さくさせるという問題がある。
本発明の目的は、上記の問題を解決するためになされたものであり、信頼性の高いフェイルセーフ機能を担保する弁開閉用電動アクチュエータを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の弁開閉用電動アクチュエータは、電動機と、弁体が接続される可動板と、電動機の回転運動を直線運動に変換する変換機構と、可動板を第1の方向に付勢する第1の付勢部材と、変換機構を第2の方向に付勢する第2の付勢部材とを備え、弁体は、変換機構の一部が直線運動し可動板を第2の方向に動かすことにより開き、第1の付勢部材が可動板を第1の方向に付勢することにより閉じ、弁体が閉じている状態において、変換機構は可動板に対して相対的に変位することができることを特徴とする。
本発明によれば、信頼性の高いフェイルセーフ機能を担保する弁開閉用電動アクチュエータを提供することができる。
本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100の断面図である。 本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100の変換機構3の拡大断面図である。 (A)~(C)本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100の動作を示す模式図である。 本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100の付勢部材の特性を示す図である。 (A)~(C)本発明の実施例2の弁開閉用電動アクチュエータ200の動作を示す模式図である。 (A)~(C)本発明の実施例3の弁開閉用電動アクチュエータ300の動作を示す模式図である。 (A)~(C)本発明の実施例4の弁開閉用電動アクチュエータ400の動作を示す模式図である。 本発明の弁開閉用電動アクチュエータ100の慣らし運転を示す断面図である。 本発明の弁開閉用電動アクチュエータ100の慣らし運転を示す断面図である。 本発明の弁開閉用電動アクチュエータ100の慣らし運転モードを示す図である。
(実施例1)
以下、本発明を実施するための形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100の断面図である。図2は本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100の変換機構3の詳細を示す断面図である。
本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100は、電動機1、電動機1の回転運動を直線運動に変換する変換機構3、弁体が接続される可動板8、可動板8を付勢する第1の付勢部材11及び変換機構3を常に付勢する第2の付勢部材12などを備える。
弁開閉用電動アクチュエータ100の鉛直上部には、電動機1が備えられている。電動機1は、主にサーボモータと出力取り出し用のシャフト2Aにより構成され、電源を供給することによりサーボモータが回転駆動力を発生する。出力取り出し用のシャフト2Aは、ボールベアリング2Bで支持され、シャフト2Aには、電動機1の回転運動を直線運動に変換する変換機構3が接続され、変換機構3は回転駆動力を直線駆動力Fmへと変換する。
電動機1の回転運動を直線運動に変換する変換機構3は、ボールネジ機構又はローラーネジ機構などにより構成される。図2に示すように本発明の実施例1は、ボールネジ機構を有しており、ボールネジ機構はネジ部4、複数のボール5、ナット部6及びスリーブ7から構成されている。そして、ボール5は、ネジ部4が有する溝4aとナット部6が有する溝6aの間にグリースとともに充填されている。電動機1のシャフト2Aが公知の締結手段によりネジ部4に締結され、電動機1の回転運動が直接又は変速機構を介してネジ部4に伝達される。この回転運動は複数のボール5を介してスリーブ7に伝わるとともに、スリーブ7を上下方向に駆動する直線運動に変換される。
スリーブ7は、円筒形の形状をしており、円筒形の長手方向の一端部に後述の可動板8の被係合部材9に係合する係合部7aを有し、他端部に後述の第2の付勢部材12が係合する鍔部7bを有する。円筒形の内部には、ボール5が係合する溝6aが設けられたナット部6が嵌入される。なお、スリーブ7の係合部7aが可動板8の被係合部材9に係合し、後述の可動板8の回転止め部8bが弁開閉用電動アクチュエータ100の筐体10に係合することで、スリーブ7は回転することなく上下方向に駆動される。更に、スリーブ7の断面形状は円形に限定されるものではなく、多角形などの任意の形状であってもよい。
可動板8は、電動機1と対向する側に配置され、可動板8の略中央には弁体が接続されるための接続部8aが形成されている。可動板8は、略円盤形状をしており、略円盤形状の周縁部に少なくとも1つの回転止め部8bを有する。回転止め部8bは、弁開閉用電動アクチュエータ100の筐体10に対してカムフォロワの関係となっており、すなわち、可動板8の上下方向の移動を許容し、回転方向の移動を制限する。また、可動板8の可動域8Lは、回転止め部8bが筐体10に対して上下に移動できる範囲として規定されており、すなわち、この可動域8Lが弁体の可動範囲に相当する。なお、可動板8の形状は略円盤形状に限定されるものではなく、任意の形状を有する盤形状であってもよい。その場合、上下方向の移動を許容する部材としてベアリング機構、回転方向の移動を制限する回転止め機構等を採用することができる。
可動板8は、更に弁体が接続される側の反対側にスリーブ7の係合部7aと係合する被係合部材9を備える。被係合部材9の電動機1側には係合部7aが係合する爪部9aが形成され、反対側には、係合部7aの上下方向の可動域7Lを規定するストッパ部9bが形成されている。更に爪部9aとストッパ部9bとの間には、摺動部9dが形成されており、この摺動部9dにスリーブ7の係合部7aが摺接する。そして、この摺動部9dは、スリーブ7の上下方向の移動を許容し、回転方向の移動を制限している。なお、この摺動部9dは溝形状であっても良い。また、被係合部材9には、可動板8から電動機1の方向に延在し、その頂部に第2の付勢部材12が当接する当接部9cが形成されている。
弁開閉用電動アクチュエータ100の筐体10は、電動機側固定板10A、弁体側固定板10B及び本体部10Cにより構成されている。電動機側固定板10Aと弁体側固定板10Bは、略筒形状の本体部10Cの両端部側に固定され、本体部10Cの内部空間に弁開閉用電動アクチュエータ100の構成部材が収容されている。なお、実施例1では筒形状としているが、本体部10Cの形状は円筒形状に限定されるものではなく、任意の断面形状を有する形状であってもよく、同様の機能をもつものすべてに当てはまる。電動機側固定板10Aと可動板8の間には第1の付勢部材11が配置され、可動板8は第1の付勢部材11により弁体が閉じる方向である第1の方向に付勢されている。また、変換機構3のスリーブ7の鍔部7bと被係合部材9の当接部9cの間には、第2の付勢部材12が配置され、スリーブ7は第2の付勢部材12により弁体が開く方向である第2の方向に付勢されている。なお、スリーブ7が第2の付勢部材12に常に当接するように、第2の付勢部材12は予めセット荷重F02により縮められた状態で配置されている。
次に、弁体の開閉動作について、実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100の動作を示す図3(A)~(C)を参照して説明する。図3(A)は、弁体が閉じている通常の閉弁状態を示し、図3(B)は弁体の開弁状態を示す。弁体は、第1の付勢部材11によるセット力F01により第1の方向へ付勢され、閉弁している。この状態から弁体を開弁させるには、まず電動機1を駆動し、電動機1の回転駆動力が変換機構3によって直線駆動力Fmへと変換される。直線駆動力Fmにより、変換機構3を構成する一部であるスリーブ7は、上方向に変位xの直線運動をする。スリーブ7が電動機1側に移動することにより、被係合部材9の爪部9aに係合している係合部7aが被係合部材9を電動機1側へ引き上げる。被係合部材9が引き上げられることにより、可動板8が第2の方向に変位xだけ動かされ、可動板8に接続されている弁体が開弁する。電動機1のサーボ機構により所望の位置に弁体を移動させ、弁体を固定することが可能である。
一方、弁体を通常の方法で閉弁させるには、電動機1を制御することでスリーブ7を第1の方向に駆動し、第1の付勢部材11による付勢力F1(x)により可動板8が第1の方向へ動かされるとともに、弁体が第1の方向へ移動し閉弁する。このように弁体を閉弁する場合、第1の付勢部材11の付勢力F1(x)だけに頼る、いわゆるパッシブな閉弁駆動をする。また本発明では更に、弁体を早く閉弁させたいニーズに答えるべく、変換機構3で変換された電動機1の直線駆動力Fmを第2の付勢部材12を介して可動板8に伝えることにより、弁体の閉弁動作を加速することができる。すなわち、このように弁体を閉弁する場合は、第1の付勢部材11の付勢力F1(x)に加えて電動機1の直線駆動力Fmを可動板8に与えることが可能であり、いわゆるアクティブな閉弁駆動が可能となっている。
次に、電動機1の電源を喪失した際、電源が故障した際、又は異常検知による自動あるいは手動トリガによって、弁体を急速に閉弁する緊急遮断の際の動作について説明する。上記のように、通常の閉弁動作においては、電動機1を制御することにより弁体を閉弁させている。一方、例えば電動機1が電源を喪失した際などの緊急時には、弁体を一刻も早く閉鎖する必要がある。本発明では、電源を喪失した電動機1において、そのサーボ機構の停止により、可動板8は第1の付勢部材11により第1の方向へ急速に移動し、弁体が急速に閉弁できるので、信頼性の高いフェイルセーフ機能を実現している。しかしながら、このような急速な弁体の閉弁動作では、電動機1を含む回転イナーシャに起因する著しく大きな衝撃荷重が発生し、電動機1、変換機構3、弁体を含む構成部材が破損、あるいは望ましくないレベルの疲労が蓄積するおそれがある。
本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100では、緊急時に弁体が急速に第1の方向へ移動して着座した際において、変換機構3が可動板8の略中央部の軸線に沿って、可動板8に対して上下方向に相対的に変位することができる。図3(C)は、弁体が急速に閉弁した際において変換機構3が相対的に変位する状態を示している。図3(A)、図3(C)では、いずれも弁体は閉弁しているが、図3(C)に示すように、スリーブ7は電動機1から離れる方向へ変位-x1で変位する。このスリーブ7の相対的な変位が生じるメカニズムを以下に説明する。まず、上記のように例えば電動機1が電源を喪失した際において、可動板8が第1の方向に急速に移動すると、爪部9aに係合しているスリーブ7もそれに応じて変位する。図1に示すとおり、このスリーブ7の変位は複数のボール5を介してネジ部4を回転させる回転力に変換され、ネジ部4の回転にともないシャフト2Aが回転する。シャフト2Aの回転によって電動機1が回転させられ、大きな回転イナーシャを伴う回転が発生するが、この回転イナーシャにより、今度は弁体が着座後にスリーブ7が可動板8に対して相対的に変位することになる。すなわち、スリーブ7の相対的な変位-x1は大きな回転イナーシャ(回転運動)が直線運動に変換されたことにより生じている。このスリーブ7の相対的な変位-x1は、第2の付勢部材12を第1の方向へ圧縮し、第2の付勢部材12には付勢力F2(x1)が生じる。この生じた付勢力F2(x1)は、大きな回転イナーシャを直動質量に換算した等価質量に相当するものとして被係合部材9を介して可動板8に作用する。しかしながら、スリーブ7の相対的な変位のメカニズムによって回転イナーシャに起因する著しく大きな衝撃荷重が緩和されるので、電動機1、変換機構3、弁体を含む構成部材の破損、あるいは望ましくないレベルの疲労蓄積を防止することができる。また、電動機1の直線駆動力Fmを可動板8に与えるアクティブな閉弁駆動において、電動機1の制御がオーバーシュートしたような場合、スリーブ7が相対変位することにより構成部材の破損、あるいは望ましくないレベルの疲労蓄積を防止することができる。
次に、可動板8に作用する力について、第1の付勢部材11と第2の付勢部材12の特性を示す図4を用いて説明する。図4は、スリーブ7の変位と付勢力の関係を示しており、横軸はスリーブ7の変位x、縦軸は第1の付勢部材11及び第2の付勢部材12の付勢力を示す。
まず、弁体の通常の開弁動作における、可動板8に作用する力について説明する。図4において、弁体が閉弁している状態、すなわち、スリーブ7の変位xが0であるときは、可動板8(弁体)には第1の付勢部材11によるセット力F01の力が作用している。そして、スリーブ7が変位し、被係合部材9が引き上げられスリーブ7の変位xが0から100%になる、すなわち弁体の開度が100%になるまでに可動板8に作用する力は次のようになる。弁体の開度が100%になるまでに可動板8には、スリーブ7の変位xによる第1の付勢部材11の付勢力F1(x)と、付勢力F1(x)とは反対方向の電動機1による直線駆動力Fmが働く。そして、電動機1を制御することにより可動板8は所望の位置で静止する。なお、弁体は弁座から離れているので弁体には付勢力は作用しない。
次に、弁体の通常の閉弁動作における、可動板8に作用する力について説明する。スリーブ7の変位が0~100%の任意の位置にある状態、すなわち弁体がある開度で開弁している状態から弁体を閉鎖させるには、電動機1を駆動し、スリーブ7を下方へ移動させる。スリーブ7の変位xにともない、第1の付勢部材11による付勢力F1(x)は減少し、可動板8に作用する力も減少する。なお、弁体の閉弁方向の動作を加速するアクティブな閉弁駆動においては、電動機1の回転駆動力を高めることにより弁体の閉弁方向の動作を加速することができる。そして、この回転駆動力は変換機構3で直線駆動力Fmへと変換され、高められた直線駆動力Fmがスリーブ7と第2の付勢部材12を介して可動板8に伝えられる。
次に、弁体の緊急時の閉動作における、可動板8に作用する力について説明する。スリーブ7の変位が0~100%の任意の位置にある状態、すなわち弁体がある開度で開弁している状態から弁体が急閉鎖する場合には、第1の付勢部材11による付勢力F1(x)が作用している可動板8が第1の方向へ急速に移動し、弁体を急閉鎖させる。しかしながら、可動板8の移動に起因してスリーブ7も下方(第1方向)へ変位し、スリーブ7の変位は複数のボール5を介してネジ部4を回転させる回転力に変換され、ネジ部4の回転にともない電動機1のシャフト2Aが回転させられる。図3(C)に示されるように、弁体が閉鎖しているにもかかわらず、電動機1を含む回転イナーシャによってスリーブ7が変位0の位置を越えて、可動板8に対して相対的に変位-xで変位(第1の方向に変位)する。このスリーブ7の変位-xにより、第2の付勢部材12が圧縮され、第2の付勢部材12の付勢力F2(x)が第1の付勢部材11によるセット力F01の力に加えて可動板8(弁体)に作用することになる。
本発明の実施例1の弁開閉用電動アクチュエータ100は、上記のように弁体が閉鎖している状態において、スリーブ7が変位0の位置を越えて可動板8に対して相対的に変位することが可能である。スリーブ7が相対変位し、第2の付勢部材12が圧縮されることにより、電動機1を含む回転イナーシャによる衝撃荷重が緩和され、弁体の急閉鎖による電動機1、変換機構3、弁体を含む構成部材の破損を防止する効果が得られる。もしスリーブ7の相対変位と第2の付勢部材12による衝撃荷重の緩和機構を備えていない場合には、弁体に非常に大きな衝撃荷重が作用し、構成部材が破損、あるいは望ましくないレベルの疲労が蓄積してしまう恐れがある。しかしながら、本発明の実施例1によれば、高い耐久性と信頼性を兼ね備えたフェイルセーフ機能を担保する弁開閉用電動アクチュエータ100を提供することができる。
実施例1では、例えば第1の付勢部材11としてはコイルバネ、第2の付勢部材12としては皿バネが用いられるが、本発明はこれに限定されるものではなく、輪バネ、竹の子バネなどあらゆる弾性エネルギーを蓄積することができるバネ要素を用いることができる。そして、これらのバネ要素によっても同様の効果を得ることができる。
また、図4に示すように、第2の付勢部材12のバネ剛性は、第1の付勢部材11のバネ剛性より大きくなっている。この大きいバネ剛性は、弁体の通常の開閉動作において、第2の付勢部材12がほぼ全く収縮しないような大きなセット荷重を与え、かつフェイルセーフ時の衝撃荷重による収縮量を抑えるように設定されている。このように大きなバネ剛性を設定することにより、第2の付勢部材12の撓み、リバウンドが防止される。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2の弁開閉用電動アクチュエータ200について、図5(A)~(C)を参照して説明する。図中において、実施例1で説明した部材と同じ部材については同一の符号を用いて記載し、それらの詳細な説明は省略する。
図5(A)は、弁体が閉じている通常の閉弁状態を示し、図5(B)は弁体の開弁状態を示す。実施例2の弁開閉用電動アクチュエータ200は、実施例1の構成に加えて、弁体側固定板20Bに固定された支持部材24と、第2の付勢部材22の所定の位置に配置された係止部材25を更に備える。支持部材24は、少なくとも1つ備えられているが、実施例2では2つの支持部材24が備えられ、それぞれが可動板28を貫通して弁体側固定板20Bに固定されている。ここで、第2の付勢部材22は、係止部材25により2つの部分に分けられることになるが、係止部材25より電動機1側の第2の付勢部材22の部分による付勢力をF2A、係止部材25より弁体側の第2の付勢部材22の部分による付勢力をF2Bとする。そして、図5(A)に示す弁体が閉じている状態においては、支持部材24と係止部材25はわずかな隙間Δxを有して配置されている。また、図5(B)に示すように、弁体が開いている状態においては、支持部材24と係止部材25は完全に離間している。よって、弁体の閉弁→開弁→通常の閉弁の動作は実施例1と同じである。
次に、電動機1の電源を喪失した際、電源が故障した際、又は異常検知による自動あるいは手動トリガによって、弁体を急速に閉弁する緊急遮断時の動作について説明する。実施例1と同様に、通常の閉弁動作においては、電動機1を制御することにより弁体を閉弁させている。一方、例えば電動機1が電源を喪失した際などの緊急時には、弁体を一刻も早く閉鎖する必要がある。実施例2では、実施例1と同様に、可動板28は第1の付勢部材21により第1の方向へ急速に移動し、弁体が急速に閉弁できるので、信頼性の高いフェイルセーフ機能を実現している。そして、図5(A)、図5(C)では、いずれも弁体は閉弁しているが、図5(C)に示すように、スリーブ27は電動機1から離れる方向へ変位-x2で変位する。このスリーブ27の相対的な変位が生じるメカニズムは、実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
本発明の実施例2の弁開閉用電動アクチュエータ200では、緊急時のような急速に弁体が第1の方向へ移動して着座した際において、実施例1と同様に変換機構23(スリーブ27)が可動板28に対して相対的に変位することができる。実施例2では、わずかな隙間Δxを有して配置された支持部材24と係止部材25が備えられており、まずスリーブ27がわずかな隙間Δxに相当する変位で相対的に変位し、係止部材25が支持部材24に当接した際の作用について説明する。当接までのスリーブ27の相対的な変位は、第2の付勢部材22を第1の方向へ圧縮し、図5(C)に示すように第2の付勢部材22の弁体側の部分には付勢力F2B(Δx)が生じる。この生じた付勢力F2B(Δx)は、大きな回転イナーシャを直動質量に換算した等価質量の一部に相当するものとして可動板28に作用する。このスリーブ27の相対変位のメカニズムと支持部材24及び係止部材25の構成によって回転イナーシャに起因する著しく大きな衝撃荷重の一部が緩和されて弁体に作用する。次に、係止部材25が支持部材24に当接した後のスリーブ27の相対的に変位による衝撃荷重の緩和について説明する。図5(C)は、弁体が急速に閉弁した際において変換機構23が相対的に変位するとともに、係止部材25が支持部材24に当接した状態を示している。係止部材25が支持部材24に当接しても、スリーブ27は電動機1から離れる方向へ変位-x2で変位し、係止部材25より電動機1側の第2の付勢部材22の部分が第1の方向へ圧縮されることになる。そして、係止部材25より電動機1側の第2の付勢部材22の部分には付勢力F2A(x2-Δx)が生じる。この生じた付勢力F2A(x2-Δx)は、大きな回転イナーシャを直動質量に換算した等価質量の残りの部分に相当するものとして係止部材25を介して支持部材24に作用し、支持部材24によって筐体20へ逃される。実施例2では、衝撃荷重を第2の付勢部材22だけではなく支持部材24を介して筐体20を構成する弁体側固定板20Bへ逃す構成をとっているので弁体の負荷が緩和される。すなわち、係止部材25が支持部材24に当接するまでは、衝撃荷重の一部が緩和されて弁体にほぼ付勢力F2B(Δx)で作用する。そして、係止部材25が支持部材24に当接した後は、衝撃荷重の残りの部分F2A(x2-Δx)-F2B(Δx)が支持部材24を介して弁体側固定板20Bへ逃される。スリーブ27の相対変位のメカニズムと支持部材24及び係止部材25によって回転イナーシャに起因する著しく大きな衝撃荷重を緩和し、電動機1、変換機構23、弁体を含む構成部材の破損、あるいは望ましくないレベルの疲労蓄積を防止することができる。
これまでは、係止部材25が第2の付勢部材22の所定の位置に配置されている形態を説明したが、第2の付勢部材22は、係止部材25を挟んで上下に別体の付勢部材を構成する形態であっても良い。第2の付勢部材22における係止部材25から弁体側の付勢部材を下側付勢部材22B、係止部材25から電動機1側の付勢部材を上側付勢部材22Aとする。下側付勢部材22Bは、衝撃荷重が作用した際に、多少の取り付け誤差(数mm程度)を許容しつつ、支持部材24が確実に係止部材25に当接して電動機1を含む回転イナーシャによる衝撃荷重を逃すために不可欠である。もし仮に、下側付勢部材22Bを備えない場合、非常に微細なストローク単位(数百分の1ミリ~数十分の1ミリ程度)での取付け調整が必要となり、現実的ではない。なぜなら、支持部材24の位置が少しでも低すぎると係止部材25と支持部材24が当接せず、衝撃荷重の一部を逃すことができなくなってしまう。一方、支持部材24の位置が少しでも高すぎると弁体の閉弁位置において弁体を底上げした状態になってしまい、弁体の閉鎖機能を果たさなくなってしまうためである。
係止部材25による第2の付勢部材22の下側付勢部材22Bと上側付勢部材22Aの設定で留意する点を以下に列挙する。まず、下側付勢部材22Bのバネ剛性は、支持部材24の取付け位置の調整を容易にするための数mm単位のたわみを発揮できる程度のバネ剛性に設定すればよい点が挙げられる。次に、上側付勢部材22Aは電動機1を含む回転イナーシャによる衝撃荷重の緩衝効果を発揮する部分であり、上側付勢部材22Aのバネ剛性は、衝撃荷重をどこまで緩和するかと、相対変位をどこまで許容するかという要求を満たすように設定する点が挙げられる。上側付勢部材22Aで緩和された衝撃荷重が、支持部材24の係止部材25への当接後に支持部材24を介して筐体20に逃されることとなる。
なお、第2の付勢部材22の下側付勢部材22Bと上側付勢部材22Aとして同じ形状の皿ばねを直列に積層するような場合は、図5(A)に示すように、係止部材25の位置は第2の付勢部材22の全体の長さのほぼ半分より下側に位置する。また、支持部材24は、可動板28を貫通するように少なくとも1つ備えられたストッパ部材である。そして、係止部材25は、支持部材24に係止するワッシャ部材であるが、本発明はこれらに限定されるものではなく、支持、係止できる機構であれば同様の効果を得ることができる。また、支持部材24を固定するのは弁体側固定板20Bではなく、他の固定部材でもよい。
本発明の実施例2の弁開閉用電動アクチュエータ200においては、衝撃荷重を第2の付勢部材22が緩和し、支持部材24が緩和された衝撃荷重を筐体20に逃すことにより、弁体の損傷、あるいは望ましくないレベルの疲労蓄積を防止することができる。そして、弁開閉用電動アクチュエータ200の上部構造の耐久性が弁体よりも大きい場合には、あえて係止部材25より上側の上側付勢部材22Aの剛性を大きくし(=クッション性能を下げ)、スリーブ27の相対変位を減らすことが可能となる。ただし、上側付勢部材22Aの剛性が大きすぎると、そもそものクッション効果が失われてしまうので、バランスを取る必要がある。
本発明の実施例2の弁開閉用電動アクチュエータ200は、上記のように弁体が閉鎖している状態において、スリーブ27が変位0の位置を越えて可動板28に対して相対的に変位することが可能である。スリーブ27が相対変位し、第2の付勢部材22が圧縮されることにより、電動機1を含む回転イナーシャによる衝撃荷重が第2の付勢部材22により緩和される。更に、緩和された衝撃荷重が支持部材24によって筐体20へ逃されるので、電動機1、変換機構23、弁体を含む構成部材の破損、あるいは望ましくないレベルの疲労蓄積を防止する効果が得られる。したがって、本発明の実施例2によれば、高い耐久性と信頼性を兼ね揃えたフェイルセーフ機能を担保する弁開閉用電動アクチュエータ200を提供することができる。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3の弁開閉用電動アクチュエータ300について、図6(A)~(C)を参照して説明する。図中において、実施例1で説明した部材と同じ部材については同一の符号を用いて記載し、それらの詳細な説明は省略する。
図6(A)は、弁体が閉じている通常の閉弁状態を示し、図6(B)は弁体の開弁状態を示す。実施例3の弁開閉用電動アクチュエータ300は、実施例1の構成に加えて、一方をスリーブ37の電動機1側の端部37cに固定され、他方を可動板38の固定部38cに固定されたダンパ要素36を更に備える。ダンパ要素36は、スリーブ37と可動板38の間に備えられているので、図6(A)に示す弁体が閉じている状態、及び図6(B)に示す弁体が開いている状態においては、ダンパ要素36の減衰機能は作用しない。よって、弁体の閉弁→開弁→通常の閉弁の動作は実施例1と同じである。
次に、電動機1の電源を喪失した際、電源が故障した際、又は異常検知による自動あるいは手動トリガによって、弁体を急速に閉弁する緊急遮断時の動作について説明する。実施例1と同様に、通常の動作においては、電動機1を制御することにより弁体を閉弁させている。一方、例えば電動機1が電源を喪失した際などの緊急時には、弁体を一刻も早く閉鎖する必要がある。実施例3では、実施例1と同様に、可動板38は第1の付勢部材31により第1の方向へ急速に移動し、弁体が急速に閉弁できるので、信頼性の高いフェイルセーフ機能を実現している。そして、図6(A)、図6(C)では、いずれも弁体は閉弁しているが、図6(C)に示すように、スリーブ37は電動機1から離れる方向へ変位-x3で変位する。このスリーブ37の相対的な変位が生じるメカニズムは、実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
本発明の実施例3の弁開閉用電動アクチュエータ300では、緊急時のような急速に弁体が第1の方向へ移動して着座した際において、実施例1と同様に変換機構33(スリーブ37)が可動板38に対して相対的に変位することができる。しかしながら、変換機構33が相対変位することによって、第2の付勢部材32が自らの弾性によってリバウンドを繰り返す場合がある。図6(C)は、弁体が急速に閉弁した際において変換機構33が相対的に変位するとともに、ダンパ要素36が減衰力を発揮する状態を示している。実施例1と同様に、このスリーブ37の相対的な変位-x3は、第2の付勢部材32を第1の方向へ圧縮し、第2の付勢部材32には付勢力F2(x3)が生じる。この生じた付勢力F2(x3) は、大きな回転イナーシャを直動質量に換算した等価質量に相当するものとして可動板38に作用する。しかしながら、スリーブ37の相対変位のメカニズムによって回転イナーシャに起因する著しく大きな衝撃荷重を緩和し、電動機1、変換機構33、弁体を含むこれら構成部材の破損、あるいは望ましくないレベルの疲労蓄積を防止することができる。更に、ダンパ要素36による減衰力が第2の付勢部材32のリバウンドを抑制することができ、通常の閉弁状態をより早く実現できる。
実施例3では、例えばダンパ要素36は、オイルダンパが用いられるが、本発明はこれに限定されるものではなく、減衰効果が得られれば同様の効果を得ることができる。
本発明の実施例3の弁開閉用電動アクチュエータ300は、上記の実施例1の効果に加えて、ダンパ要素36による減衰力が第2の付勢部材32のリバウンドを抑制することができ、通常の閉弁状態をより早く実現できるという優れた効果が得られる。したがって、本発明の実施例3によれば、高い耐久性と信頼性を兼ね揃えたフェイルセーフ機能を担保する弁開閉用電動アクチュエータ300を提供することができる。なお、第2の付勢部材32として、円錐面を持つ内輪と外輪とを交互に積み重ねて構成された輪バネが用いられてもよく、輪バネが用いられる場合、輪バネ自身が同時に輪バネのリバウンドを抑制するダンパ要素としての役目も果たし、同様の効果を発揮する。また、ダンパ要素36を備えず輪バネのみを備えてもよく、輪バネとダンパ要素36の両方を備えていてもよい。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4の弁開閉用電動アクチュエータ400について、図7(A)~(C)を参照して説明する。図中において、実施例1で説明した部材と同じ部材については同一の符号を用いて記載し、それらの詳細な説明は省略する。
図7(A)は、弁体が閉じている通常の閉弁状態を示し、図7(B)は弁体の開弁状態を示す。実施例4の弁開閉用電動アクチュエータ400は、実施例1の構成に加えて、実施例2の構成である支持部材44と係止部材45を備え、実施例3の構成であるダンパ要素46を更に備える。支持部材44と係止部材45の構成は、実施例2で説明したとおりであるので、その説明を省略する。また、ダンパ要素46の構成は、実施例3で説明したとおりであるので、その説明を省略する。ここで、第2の付勢部材42は、係止部材45により2つの部分に分けられることになるが、係止部材45より電動機1側の第2の付勢部材42の部分による付勢力をF2A、係止部材45より弁体側の第2の付勢部材42の部分による付勢力をF2Bとする。そして、図7(A)に示す弁体が閉じている状態においては、支持部材44と係止部材45はわずかな隙間Δxを有して配置されている。また、図7(B)に示すように、弁体が開いている状態においては、支持部材44と係止部材45は完全に離間している。また、図7(A)、図7(B)の状態においては、ダンパ要素46は機能しない。よって、弁体の閉弁→開弁→通常の閉弁の動作は実施例1と同じである。
次に、電動機1の電源を喪失した際、電源が故障した際、又は異常検知による自動あるいは手動トリガによって、弁体を急速に閉弁する緊急遮断時の動作について説明する。実施例1と同様に、通常の閉弁動作においては、電動機1を制御することにより弁体を閉弁させている。一方、例えば電動機1が電源を喪失した際などの緊急時には、弁体を一刻も早く閉鎖する必要がある。実施例4では、実施例1と同様に、可動板48は第1の付勢部材41により第1の方向へ急速に移動し、弁体が急速に閉弁できるので、信頼性の高いフェイルセーフ機能を実現している。そして、図7(A)、図7(C)では、いずれも弁体は閉弁しているが、図7(C)に示すように、スリーブ47は電動機1から離れる方向へ変位-x4で変位する。このスリーブ47の相対的な変位が生じるメカニズムは、実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
本発明の実施例4の弁開閉用電動アクチュエータ400では、緊急時のような急速に弁体が第1の方向へ移動して着座した際において、実施例1と同様に変換機構43(スリーブ47)が可動板48に対して相対的に変位することができる。実施例4では、わずかな隙間Δxを有して配置された支持部材44と係止部材45が備えられており、まずスリーブ47がわずかな隙間Δxに相当する変位で相対的に変位し、係止部材45が支持部材44に当接した際の作用について説明する。当接までのスリーブ47の相対的な変位は、第2の付勢部材42を第1の方向へ圧縮し、図7(C)に示すように第2の付勢部材42弁体側の部分には付勢力F2B(Δx)が生じる。この生じた付勢力F2B(Δx)は、大きな回転イナーシャを直動質量に換算した等価質量の一部に相当するものとして可動板48に作用する。このスリーブ47の相対変位のメカニズムと支持部材44及び係止部材45の構成によって回転イナーシャに起因する著しく大きな衝撃荷重の一部が緩和されて弁体に作用する。次に、係止部材45が支持部材44に当接した後のスリーブ47の相対的な変位による衝撃荷重の緩和について説明する。図7(C)は、弁体が急速に閉弁した際において変換機構43が相対的に変位するとともに、係止部材45が支持部材44に当接し、更にダンパ要素46が減衰力を発揮している状態を示している。係止部材45が支持部材44に当接しても、スリーブ47は電動機1から離れる方向へ変位-x4で変位し、係止部材45より電動機1側の第2の付勢部材42の部分が第1の方向へ圧縮されることになる。そして、係止部材45より電動機1側の第2の付勢部材42の部分には付勢力F2A(x4-Δx)が生じる。この生じた付勢力F2A(x4-Δx)は、大きな回転イナーシャを直動質量に換算した等価質量の残りの部分に相当するものとして係止部材45を介して支持部材44に作用し、支持部材44によって筐体40へ逃される。実施例4では、衝撃荷重を第2の付勢部材42だけではなく支持部材44を介して筐体40を構成する弁体側固定板40Bへ逃す構成をとっているので弁体の負荷が緩和される。すなわち、係止部材45が支持部材44に当接するまでは、衝撃荷重の一部が緩和されて弁体にほぼ付勢力F2B(Δx)で作用する。そして、係止部材45が支持部材44に当接した後は、衝撃荷重の残りの部分が緩和されてF2A(x4-Δx)-F2B(Δx)が支持部材44を介して弁体側固定板40Bへ逃される。スリーブ47の相対変位のメカニズムと支持部材44及び係止部材45によって回転イナーシャに起因する著しく大きな衝撃荷重が緩和し、電動機1、変換機構43、弁体を含む構成部材の破損、あるいは望ましくないレベルの疲労蓄積を防止することができる。更にダンパ要素46による減衰力が第2の付勢部材42のリバウンドを抑制することができ、通常の閉弁状態をより早く実現できる。
本発明の実施例4の弁開閉用電動アクチュエータ400は、上記の実施例2と実施例3の両方の効果を備える。したがって、本発明の実施例4によれば、高い耐久性と信頼性を兼ね揃えたフェイルセーフ機能を担保する弁開閉用電動アクチュエータ400を提供することができる。
(応用例)
次に、本発明の弁開閉用電動アクチュエータ100の変換機構3の相対変位を慣らし運転に応用した応用例について説明する。図8A、図8Bは、変換機構3の相対変位による慣らし運転を示す断面図である。
特に寒冷地などにおいて、長時間稼働を停止していた弁開閉用電動アクチュエータ100を起動(コールドスタート)する際は、潤滑用のグリースが低温のため、そして、グリース内の増ちょう剤のなす微視的網目構造のためグリースが高い粘度となることがある。この高い粘度は弁開閉用電動アクチュエータ100の駆動時の動作やフェイルセーフ機能による弁閉時の動作を大幅に遅延させるという問題がある。このような動作遅延を防ぐには、グリースが潤滑する部材をヒータなどの追加的な加温装置によって積極的に暖めることも考えられるが、追加的なコストやスペースなどの問題が発生し得る。そこで、加温装置の追加をすることが無く、又は加温装置を低出力化しても十分なコールドスタートを可能とする手段として、変換機構3のスリーブ7の相対変位の範囲における往復駆動により、弁体の閉弁状態に影響を与えず慣らし運転を行うことが有用である。
この往復駆動を行うためには、変換機構3のスリーブ7が可動板8に対して相対変位できることを活かし、弁体が閉鎖している(弁閉力を保ったままの)状態で、電動機1の駆動トルクによりスリーブ7を意図的に相対移動の可動域7Lにおいて往復運動させる。特に、図8Bに示すように、スリーブ7を意図的に下向きに動かし、その後、相対変位の絶対値が常にゼロよりも大きい範囲で往復運動を繰り返す。スリーブ7の往復運動によって、グリースを含むボールネジ機構又はローラーネジ機構、及びボールベアリング2Bなどを運動させ、潤滑用のグリースを撹拌し流動性を高める、慣らし運転が可能である。
次に、慣らし運転を行う慣らし運転モードについて図9を参照して説明する。図9は、慣らし運転モードを示す電動機1の周期運転グラフである。横軸は時間を示し、縦軸はスリーブ7の変位xを示す。スリーブ7の変位xが正の範囲においてはスリーブ7が弁体を開閉させる動作を行い、変位xが負の範囲においてはスリーブ7が相対変位を行う。慣らし運転は、まず弁体の閉弁状態において、動作(1)電動機1により閉弁方向に直線駆動力Fmを与える、動作(2)電動機1の直線駆動力Fmを緩める、の動作を繰り返す。動作(1)は、すなわち、電動機1を駆動し直線駆動力Fmにより第2の付勢部材12の付勢力F2xに抗ってスリーブ7を閉弁方向(下方向)に変位させる動作である。そして、動作(2)は、電動機1の直線駆動力Fmを緩めて、第2の付勢部材12の付勢力F2xによりスリーブ7を閉弁とは逆方向(上方向)に変位させる動作である。電動機1を周期的に駆動することにより、この動作(1)、(2)を繰り返して、変換機構3及びボールベアリング2Bなどの内部のグリースの流動性を高める。
慣らし運転モードは、弁開閉用電動アクチュエータ100の使用条件、使用される地域などの条件に応じて弁開閉用電動アクチュエータ100を駆動する駆動方法によって実行される。この慣らし運転を行うことによって、コールドスタート後における通常の動作の応答時間、及びフェイルセーフ動作時間が大幅に短縮されるという優れた効果が得られる。結果として信頼性の高いフェイルセーフ機能を担保する弁開閉用電動アクチュエータ100を提供することができる。また、慣らし運転は実施例2~4の弁開閉用電動アクチュエータにも応用ができることはいうまでも無い。
また、各実施例において例示した弁開閉用電動アクチュエータは、非常時に弁体を閉鎖する動作をすることを前提に記載したが、本発明はこれに限定されることはなく、非常時に、弁体を開放する動作をする用途にも適用できることに留意されたい。非常時に弁体を緊急開放する場合には、弁開閉用電動アクチュエータによって、弁体の開放限位置での衝突などによる弁体もしくはその他構成部材の損傷・破損を未然に防止、あるいは疲労蓄積を軽減することが可能である。そして、各実施例と同様の効果を奏することが可能である。
なお、明細書中での説明においては、上下左右などの表現により方向を指定して発明を記載したが、これは明細書に添付した図面の記載に基づいて説明するための便宜的な記載であり、本発明の装置を配置する方向を規定するものではないことに留意されたい。
この出願は2018年9月11日に出願された日本国特許出願第2018-170077号からの優先権を主張するものであり、その内容を引用してこの出願の一部とするものである。
1 電動機
3、23、33、43 変換機構
4 ネジ部(ボールネジ機構)
5 ボール(ボールネジ機構)
6 ナット部(ボールネジ機構)
7、27、37、47 スリーブ
7a 係合部
8、28、38、48 可動板
9 被係合部材
9d 摺動部
10、20、40 筐体
10A 電動機側固定板(筐体)
10B、20B、40B 弁体側固定板(筐体)
10C 本体部(筐体)
11、21、31、41 第1の付勢部材(コイルバネ)
12、22、32、42 第2の付勢部材(皿バネ)
24、44 支持部材(ストッパ部材)
25、45 係止部材(ワッシャ部材)
36、46 ダンパ要素
100、200 弁開閉用電動アクチュエータ
300、400 弁開閉用電動アクチュエータ
Fm 直線駆動力
Δx 隙間

Claims (18)

  1. 弁開閉用電動アクチュエータは、
    電動機と、
    弁体が接続される可動板と、
    前記電動機の回転運動を直線運動に変換する変換機構と、
    前記可動板を第1の方向に付勢する第1の付勢部材と、
    前記変換機構を第2の方向に付勢する第2の付勢部材と、
    を備え、
    前記弁体は、前記変換機構の一部が前記直線運動し前記可動板を前記第2の方向に動かすことにより開き、前記第1の付勢部材が前記可動板を前記第1の方向に付勢することにより閉じ、
    前記電動機のサーボ機構が停止し、前記弁体が閉じている状態において、前記変換機構は前記可動板に対して相対的に変位することができることを特徴とする、弁開閉用電動アクチュエータ。
  2. 弁開閉用電動アクチュエータは、
    電動機と、
    弁体が接続される可動板と、
    前記電動機の回転運動を直線運動に変換する変換機構と、
    前記可動板を第1の方向に付勢する第1の付勢部材と、
    前記変換機構を第2の方向に付勢する第2の付勢部材と、
    を備え、
    前記可動板は摺動部を有する被係合部材を備え、
    前記変換機構は係合部を備え、前記係合部は前記摺動部に摺接するとともに、前記被係合部材に係合し、
    前記第2の付勢部材は、前記変換機構と前記被係合部材との間に配置され、
    前記弁体は、前記変換機構の一部が前記直線運動し前記可動板を前記第2の方向に動かすことにより開き、前記第1の付勢部材が前記可動板を前記第1の方向に付勢することにより閉じ、
    前記弁体が閉じている状態において、前記変換機構は前記可動板に対して相対的に変位することができることを特徴とする、弁開閉用電動アクチュエータ。
  3. 前記変換機構は、ボールネジ機構またはローラーネジ機構とスリーブとから構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  4. 前記可動板は摺動部を有する被係合部材を備え、
    前記スリーブは係合部を備え、前記係合部は前記摺動部に摺接するとともに、前記被係合部材に係合し、前記係合部が前記第2の方向に駆動されることで前記可動板が動き、前記弁体が開くことを特徴とする、請求項3に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  5. 前記電動機の回転駆動力が前記変換機構で直線駆動力へと変換され、前記直線駆動力が前記第2の付勢部材を介して前記可動板に伝わり、前記弁体の閉弁動作を加速することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  6. 前記変換機構は、前記可動板の略中央部の軸線に沿って、前記可動板の運動に対し、相対的に変位することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  7. 前記第2の付勢部材のバネ剛性は、前記第1の付勢部材のバネ剛性より大きいことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  8. 前記第1の付勢部材はコイルバネであり、前記第2の付勢部材は皿バネであり、前記第2の付勢部材は、前記変換機構と前記可動板との間に配置されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  9. 前記第1の方向は、前記弁体が閉じる方向であり、前記第2の方向は、前記弁体が開く方向であることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  10. 前記弁体が開いている状態において、前記電動機の電源を喪失、電源が故障した際、又は異常検知による自動あるいは手動トリガによって、前記弁体を急速に前記第1の方向へ移動させるとともに前記弁体が着座し、前記変換機構が前記可動板に対して相対的に変位することにより前記第2の付勢部材が圧縮され、駆動されていない前記電動機を含む回転イナーシャに起因する衝撃荷重が緩和されることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  11. 筐体に固定された支持部材と、前記第2の付勢部材の所定の位置に配置された係止部材とを更に備え、前記弁体が閉じている状態においては、前記支持部材と前記係止部材とはわずかな隙間を空けて配置されており、前記第2の付勢部材が圧縮されると、前記支持部材と前記係止部材とが当接することを特徴とする、請求項10に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  12. 前記支持部材は、前記可動板を貫通するように少なくとも1つ備えられたストッパ部材であり、前記係止部材は、前記支持部材に当接するワッシャ部材であることを特徴とする、請求項11に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  13. 前記支持部材と前記係止部材とが当接することにより、緩和しきれなかった前記衝撃荷重を前記支持部材と前記係止部材とを介して前記筐体に逃すことで、前記弁体の負荷を緩和することを特徴とする、請求項11又は12に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  14. 前記第2の付勢部材は、輪バネであって前記第2の付勢部材のリバウンドを抑制することを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  15. ダンパ要素を備え、前記ダンパ要素は前記第2の付勢部材のリバウンドを抑制することを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  16. 前記ダンパ要素は、前記変換機構と前記可動板とに接続され、前記変換機構が前記可動板に対して相対的に変位する際に、前記第2の付勢部材のリバウンドを抑制することを特徴とする、請求項15に記載の弁開閉用電動アクチュエータ。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の弁開閉用電動アクチュエータを用いて、前記弁体が閉じている状態において、前記電動機を周期的に駆動することにより前記変換機構を前記可動板に対して相対的に変位させ、前記変換機構の慣らし運転を行う弁開閉用電動アクチュエータの駆動方法。
  18. 前記慣らし運転を行う慣らし運転モードを更に備えることを特徴とする、請求項17に記載の弁開閉用電動アクチュエータの駆動方法。
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