JP2018170077A - 蓄電装置 - Google Patents

蓄電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018170077A
JP2018170077A JP2017064304A JP2017064304A JP2018170077A JP 2018170077 A JP2018170077 A JP 2018170077A JP 2017064304 A JP2017064304 A JP 2017064304A JP 2017064304 A JP2017064304 A JP 2017064304A JP 2018170077 A JP2018170077 A JP 2018170077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
storage device
power storage
housing
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017064304A
Other languages
English (en)
Inventor
龍也 鎌田
Tatsuya Kamata
龍也 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Maxell Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maxell Holdings Ltd filed Critical Maxell Holdings Ltd
Priority to JP2017064304A priority Critical patent/JP2018170077A/ja
Publication of JP2018170077A publication Critical patent/JP2018170077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】移動可能に構成された筐体を備えた蓄電装置において、機能が損なわれることなく、レイアウトの自由度を向上可能な構成を実現する。【解決手段】蓄電装置1は、蓄電池3と、外部から入力された交流電力を直流電力に変換して蓄電池3に出力する一方、蓄電池3から出力された直流電力を交流電力に変換する電力変換部4と、蓄電池3及び電力変換部4が収容された筐体2と、を備える。筐体2は、下方に突出するように筐体2の下側に取り付けられた車輪を有する。筐体2を上方から見て、筐体2が最外方に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池及び電力変換部を備えた蓄電装置に関する。
蓄電池及び電力変換部を備えた蓄電装置が知られている。このような蓄電装置は、例えば、停電時などにUPS(無停電電源装置)として用いられる。このような蓄電装置として、例えば特許文献1には、可搬型の筐体内に、リチウムイオン二次電池などの蓄電池と、該蓄電池を充電する充電器と、前記蓄電池の直流電力を変換する変換部と、装置全体を制御する操作部とを備えた保守支援装置が開示されている。
前記特許文献1に開示されている保守支援装置では、蓄電池、充電器、変換部及び操作部が収容された筐体の下部に、キャスターが設けられている。これにより、保守支援装置を容易に搬送及び設置することができる。
特開2013−192283号公報
ところで、上述の特許文献1に開示されている保守支援装置のように、筐体が車輪を有する場合、蓄電装置の設置時またはレイアウト変更時などに、筐体が他の設置物等に接触する可能性がある。蓄電装置が筐体から外方に突出した部品を有する場合には、前記部品が前記他の設置物等に接触する可能性がある。そうすると、前記部品が損傷を受けたり、誤動作したりする可能性がある。この場合には、前記蓄電装置の機能が損なわれる可能性がある。
また、前記筐体における前記部品の取り付け位置によって、前記蓄電装置のレイアウトが制約を受ける場合がある。すなわち、前記蓄電装置を配置する際に、前記部品の機能が損なわれないように前記蓄電装置を配置する必要がある。
本発明の目的は、移動可能に構成された筐体を備えた蓄電装置において、機能が損なわれることなく、レイアウトの自由度を向上可能な構成を実現することにある。
本発明の一実施形態に係る蓄電装置は、蓄電池と、外部から入力された交流電力を直流電力に変換して前記蓄電池に出力する一方、前記蓄電池から出力された直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、前記蓄電池及び前記電力変換部が収容された筐体と、を備える。前記筐体は、下方に突出するように前記筐体の下側に取り付けられた車輪を有する。前記筐体を上方から見て、前記筐体が最外方に位置する(第1の構成)。
上述の構成により、移動可能な筐体を有する蓄電装置において、前記筐体を上方から見て、前記筐体が最外方に位置する。すなわち、上述の蓄電装置は、前記筐体を上方から見て、前記筐体から外方に突出する部品がなく、前記蓄電装置の最外方に前記筐体が位置する。
これにより、前記蓄電装置を移動させる際に該蓄電装置が他の設置物等と接触した場合でも、該他の設置物等に対して前記蓄電装置の前記筐体が接触する。よって、前記蓄電装置に設けられた部品が前記他の設置物等に接触することを防止できる。
また、前記蓄電装置は前記筐体から外方に突出する部品がないため、前記蓄電装置の部品と他の設置物等とが干渉することを防止できる。これにより、前記蓄電装置のレイアウトの自由度を向上できる。
したがって、上述の構成により、前記蓄電装置の機能が損なわれることなく、前記蓄電装置のレイアウトの自由度を向上できる。
前記第1の構成において、前記蓄電装置は、前記筐体の前面側に設けられた入力操作部をさらに備える。前記入力操作部は、前記筐体の前面よりも背面側に配置されている(第2の構成)。
これにより、入力操作部が蓄電装置の筐体から外方に突出することを防止できる。よって、前記蓄電装置を移動させる際に、前記入力操作部が他の設置物等と接触して損傷を受けることを防止できる。したがって、前記蓄電装置の機能が損なわれることを防止できる。
また、前記入力操作部は前記蓄電装置の前記筐体から外方に突出していないため、前記入力操作部が他の設置物等と干渉することを防止できる。よって、前記蓄電装置のレイアウトの自由度を向上できる。
前記第1または第2の構成において、前記蓄電装置は、前記電力変換部を冷却するための冷却ファンをさらに備える。前記冷却ファンは、前記筐体の内方に配置されている(第3の構成)。
これにより、電力変換部を冷却するための冷却ファンが、蓄電装置の筐体から外方に突出することを防止できる。よって、前記蓄電装置を移動させる際に、前記冷却ファンが他の設置物等と接触して損傷を受けることを防止できる。したがって、前記蓄電装置の機能が損なわれることを防止できる。
また、前記冷却ファンは前記蓄電装置の前記筐体から外方に突出していないため、前記冷却ファンが他の設置物等と干渉することを防止できる。よって、前記蓄電装置のレイアウトの自由度を向上できる。
前記第3の構成において、前記筐体は、前記冷却ファンを収納するファンカバーを有する。前記ファンカバーには、複数の方向に開口する通気口が設けられている(第4の構成)。
これにより、冷却ファンを覆うファンカバーの内部と筐体の外部とを、通気口によって接続することができる。よって、前記冷却ファンによって、前記筐体の内部に空気を流すことができる。
しかも、前記通気口は、前記ファンカバーに複数の方向に開口するように設けられている。よって、前記蓄電装置の配置によっていずれかの通気口が塞がれた場合でも、残りの通気口は開口した状態である。これにより、前記冷却ファンによって残りの通気口を介して前記筐体内に空気を流すことができる。したがって、前記蓄電装置のレイアウトの影響を受けることなく、前記冷却ファンの機能を確保できる。すなわち、上述の構成により、前記冷却ファンの機能が損なわれることなく、前記蓄電装置のレイアウトの自由度を向上できる。
前記第4の構成において、前記通気口は、前記ファンカバーの上方、後方、左方、右方に向かって開口する(第5の構成)。
これにより、蓄電装置の配置によって、ファンカバーの上方、後方、左方、右方に開口する通気口のうちいずれかが閉塞された場合でも、残りの通気口を介して冷却ファンによって筐体内に空気を流すことができる。すなわち、ファンカバーの側方または後方が壁などによって塞がれている場合でも、塞がれていない他の通気口を介して冷却ファンによって筐体内に空気を流すことができる。よって、前記冷却ファンの機能が損なわれることなく、前記蓄電装置のレイアウトの自由度を向上できる。
前記第4または第5の構成において、前記蓄電装置は、外部の通信装置と無線で信号の送受信を行う無線通信部をさらに備える。前記筐体には、前記ファンカバーによってファン空間部が形成されている。前記無線通信部は、前記ファン空間部内に配置されている(第6の構成)。
上述の構成により、蓄電装置は、無線通信部によって外部の通信装置と無線で信号の送受信を行うことができる。これにより、外部から前記蓄電装置を制御することが可能になる。
そして、前記無線通信部を、ファンカバーによって形成されるファン空間部内に配置することにより、前記無線通信部が露出することを防止できる。これにより、蓄電装置を移動させた際に、前記無線通信部が他の設置物等に接触して損傷を受けることを防止できる。
前記第3から第6の構成のうちいずれか一つの構成において、前記冷却ファンは、前記筐体の背面側に設けられている(第7の構成)。
本発明の一実施形態に係る蓄電装置によれば、車輪を有する筐体を上方から見て、該筐体が最外方に位置する。これにより、蓄電装置の機能が損なわれることなく、蓄電装置のレイアウトの自由度を向上できる。
図1は、実施形態に係る蓄電装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、蓄電装置の扉部を開いた状態を示す斜視図である。 図3は、蓄電装置の扉部を開いた状態を前面側から見た図である。 図4は、蓄電装置を後方から見た斜視図である。 図5は、背面カバーを取り外した状態の蓄電装置を後方から見た斜視図である。 図6は、蓄電装置の主要な部品を分解して示す分解斜視図である。 図7は、蓄電装置の左側面図である。 図8は、図7におけるVIII−VIII線断面図である。 図9は、下部構造体を斜め上方から見た斜視図である。 図10は、下部構造体を斜め下方から見た斜視図である。 図11は、図3におけるXI−XI線断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
なお、以下の説明において、蓄電装置1の入力操作部6側を、前面側といい、蓄電装置1の冷却ファン7側を、背面側という。また、蓄電装置1を入力操作部6側から見て、蓄電装置1の右方を右側といい、蓄電装置1の左方を左側という。蓄電装置1は、筐体2の車輪Wが下側に位置する状態で設置されるため、その設置状態における蓄電装置1の上下方向を、単に上下方向という。また、蓄電装置1の前面側から背面側に向かう方向及び背面側から前面側に向かう方向を、前後方向という。さらに、蓄電装置1の右側から左側に向かう方向及び左側から右側に向かう方向を、左右方向という。
また、以下の説明において、“固定”、“接続”及び“取り付ける”等(以下、固定等)の表現は、部材同士が直接、固定等されている場合だけでなく、他の部材を介して固定等されている場合も含む。すなわち、以下の説明において、固定等の表現には、部材同士の直接的及び間接的な固定等の意味が含まれる。
(蓄電装置)
図1は、本発明の実施形態に係る筐体2を備えた蓄電装置1の概略構成を示す斜視図である。この蓄電装置1は、外部電源から電力が供給される平常時には前記外部電源から蓄電池3に充電する一方、前記外部電源からの電力供給が停止された非常時には蓄電池3から電力を外部に供給可能に構成されている。蓄電装置1は、例えば、UPS(無停電電源装置)として利用可能である。蓄電装置1は、直方体状であり、例えばオフィスの机やキャビネット等と並べて配置可能な大きさを有する。
蓄電装置1は、筐体2と、蓄電池3と、電力変換部4と、入力操作部6と、冷却ファン7(図5参照)と、電源接続部8(図3参照)と、無線通信部9(図5参照)とを備える。筐体2は、直方体状である。筐体2は、蓄電池3及び電力変換部4を覆う筐体本体10と、冷却ファン7を覆う背面カバー50(ファンカバー)とを有する。背面カバー50は、筐体本体10の背面側に配置されている。よって、筐体本体10の一部が蓄電装置1の前面を構成し、背面カバー50の一部が蓄電装置1の背面を構成する。筐体2の詳しい構成については、後述する。
蓄電池3は、例えば電極体がラミネートフィルム外装体によって覆われたラミネート形の二次電電池を複数、有する。蓄電池3は、後述の電力変換部4によって、蓄電池3に対する充電及び蓄電池3からの電力供給が制御される。蓄電池3は、一般的な構成の蓄電池と同様なので、詳しい説明を省略する。蓄電池3は、筐体2内の下側に配置される。
電力変換部4は、外部電源から供給された交流電力を直流電力に変換して蓄電池3に対して出力する一方、蓄電池3から出力された直流電力を交流電力に変換して出力する。
また、電力変換部4は、外部電源から交流電力が供給される平常時には、該交流電力を直流電力に変換して、該直流電力を蓄電池3に充電する。一方、電力変換部4は、前記外部電源からの交流電力の供給が停止された非常時には、蓄電池3から直流電力を出力させるとともに、該直流電力を交流電力に変換して出力する。電力変換部4は、後述の入力操作部6に対する操作に応じて、動作する。電力変換部4は、筐体2内に、蓄電池3の上方に配置される。電力変換部4は、後述する電源接続部8に図示しない配線によって電気的に接続されている。電力変換部4は、電源接続部8を介して、外部電源または外部の装置と電力の授受を行う。
入力操作部6は、蓄電装置1の主電源スイッチ72や、電力変換部4を制御するための操作スイッチ73等を有する。入力操作部6は、蓄電装置1の駆動に関する操作が入力された際に、電力変換部4に対して信号を出力する。入力操作部6は、筐体2の前面側の上部に設けられている。また、詳しくは後述するように、入力操作部6は、筐体2の前方(外方)に突出しないように、筐体2に設けられている。
図2は、後述の扉部41を開いた状態の蓄電装置1の斜視図である。電源接続部8は、図2に示すように、外部電源に繋がる電源コード101及び外部の装置に電力を供給するための電力供給コード102が接続可能に構成されている。上述のとおり、電源接続部8は、筐体本体10の内部で、電力変換部4に図示しない配線によって電気的に接続されている。電源接続部8は、外部電源から蓄電装置1に電力を供給する際の電源コード101の接続部であり、蓄電装置1から外部に電力を供給する際の電力供給コード102の接続部である。すなわち、電源接続部8は、受給電用の接続部である。
図3は、後述の扉部41を開いた状態の蓄電装置1を前面側から見た図である。電源接続部8は、図2及び図3に示すように、筐体本体10の内部で且つ前面側に配置されている。具体的には、電源接続部8は、筐体本体10の後述する扉部41によって前面側を覆われた前側空間部28内に配置されている。なお、後述するように、電源接続部8は、筐体本体10の前側フレーム13に設けられている。
電源接続部8は、電源コード101が接続される入力接続部8aと、電力供給コード102が接続される出力接続部8bとを有する。本実施形態では、電源接続部8は、出力接続部8bを2つ有する。入力接続部8a及び出力接続部8bは、後述の扉部41よりも背面側(筐体2の内方)の位置に、蓄電装置1の左右方向に並んで配置されている。
冷却ファン7は、電力変換部4を冷却する。詳しくは、冷却ファン7は、筐体2の内部の空間から、空気を蓄電装置1の背面側に吐出する。図4及び図5に示すように、冷却ファン7は、筐体本体10の背面側(後述の背面ケーシングカバー17)に設けられている。図4は、蓄電装置1を後方から見た斜視図である。図5は、筐体2において、背面カバー50を取り外した状態を示す斜視図である。なお、特に図示しないが、冷却ファン7には、電力変換部4から直流電力が供給される。
図4及び図5に示すように、冷却ファン7は、吐出側を背面カバー50(ファンカバー)によって覆われている。すなわち、冷却ファン7は、筐体2の内方に配置されている。これにより、冷却ファン7が露出することを防止できる。したがって、蓄電装置1を移動させた際に冷却ファン7が他の設置物等に接触することを防止できる。これにより、蓄電装置1の移動によって冷却ファン7が損傷を受けることを防止できる。また、上述のように冷却ファン7を背面カバー50によって覆うことにより、蓄電装置1の美観を向上できるとともに、人が冷却ファン7に触れることを防止できる。
背面カバー50には、後述するように、複数の通気口52a,53a,54a,55aが設けられている。これにより、背面カバー50によって覆われた冷却ファン7から吐出された空気が筐体2の外部に流れる通路を確保することができる。よって、冷却ファン7によって筐体2内に空気を流すことができる。
無線通信部9は、電力変換部4と図示しない外部の通信装置との間で通信を行う場合に用いられる通信装置である。図5に示すように、無線通信部9は、冷却ファン7と並んで、筐体本体10の背面側に配置されている。本実施形態では、冷却ファン7は、筐体本体10の左側に設けられ、無線通信部9は、筐体本体10の右側に配置されている。なお、図5において、符号9aは無線通信部9のアンテナである。
図4及び図5に示すように、無線通信部9は、冷却ファン7とともに背面カバー50によって覆われている。すなわち、無線通信部9は、背面カバー50によって形成された後側空間部51内に配置されている。これにより、無線通信部9が露出することを防止できる。したがって、蓄電装置1を移動させた際に無線通信部9が他の設置物等に接触することを防止できる。これにより、蓄電装置1の移動によって無線通信部9が損傷を受けることを防止できる。また、上述のように無線通信部9を背面カバー50によって覆うことにより、蓄電装置1の美観を向上できるとともに、人が無線通信部9に触れることを防止できる。
無線通信部9は、電力変換部4から直流電力が供給される。詳しくは、筐体本体10の背面側に設けられ且つ電力変換部4と電気的に接続された背面側電源接続部81(図5参照)に、無線通信部9の図示しない電源コードを接続することにより、電力変換部4から無線通信部9に対して直流電力が供給される。
また、無線通信部9と電力変換部4とは、図示しないネットワークケーブルによって信号の授受可能に接続されている。詳しくは、筐体本体10の背面側に設けられ且つ電力変換部4と信号の授受可能に接続されたケーブル接続部82(図5参照)に、前記ネットワークケーブルを接続することにより、無線通信部9と電力変換部4とが通信可能に接続されている。
背面側電源接続部81及びケーブル接続部82も、背面カバー50によって覆われている。そのため、無線通信部9と電力変換部4とを接続する電源コード及びネットワークケーブルも、背面カバー50内に収容される。よって、電源コード及びネットワークケーブルが露出することを防止できる。これにより、蓄電装置1の美観を向上できるとともに、蓄電装置1が移動した際に、電源コード及びネットワークケーブルが他の設置物等に引っ掛かることを防止できる。
(筐体)
次に、筐体2の構成を、図1から図10を用いて詳細に説明する。図6は、筐体2の分解斜視図である。図7は、蓄電装置1の左側面図である。図8は、図7におけるVIII−VIII線断面図である。図9は、下部構造体を斜め上方から見た斜視図である。図10は、下部構造体を斜め下方から見た斜視図である。
筐体2は、内部に、蓄電池3及び電力変換部4を収容可能な空間部2aを有する直方体状である。既述のように、筐体2は、筐体本体10と、背面カバー50とを備える。筐体本体10は、直方体状であり、内部に空間部2aを有する。
図6に示すように、筐体本体10は、ケーシング11と、下部構造体30と、扉部41と、車輪W(例えば図3及び図7参照)とを有する。ケーシング11は、下部構造体30上に固定されている。車輪Wは、下部構造体30の下側に取り付けられている(図7、図8及び図10参照)。図2及び図3に示すように、扉部41は、筐体本体10の前面側に開閉可能に配置されている。
図6に示すように、ケーシング11は、フレーム12と、前側フレーム13と、前面ケーシングカバー14と、一対の側面ケーシングカバー15と、上面ケーシングカバー16と、背面ケーシングカバー17(ファンカバー)とを備える。
フレーム12は、蓄電池3及び電力変換部4を支持する。具体的には、フレーム12は、上下方向に延びる4本のフレーム柱部21と、フレーム柱部21同士を連結する複数の連結フレーム22とを備える。このように4本のフレーム柱部21を複数の連結フレーム22によって連結することにより、蓄電池3及び電力変換部4を支持可能な剛性を有するフレーム12を構成することができる。フレーム12には、蓄電池3及び電力変換部4が、下から、蓄電池3及び電力変換部4の順に、配置されている。
前側フレーム13は、フレーム12の前面側に固定されている。前側フレーム13は、一対のサイドフレーム25と、上部連結フレーム26と、下部連結フレーム27とを備える。
一対のサイドフレーム25は、蓄電装置1の左右方向に対向して配置されている。上部連結フレーム26は、一対のサイドフレーム25をそれらの上部で連結する。下部連結フレーム27は、一対のサイドフレーム25をそれらの下部で連結する。
図7に示すように、上部連結フレーム26は、下部に、上方に向かうほど前面側に位置する斜面部26aを有する。斜面部26aには、電源接続部8が設けられている。よって、電源接続部8は、入力接続部8a及び出力接続部8bのそれぞれの図示しない挿入口が、前方且つ斜め下方に向かって開口している。
図6に示すように、上部連結フレーム26と、一対のサイドフレーム25と、下部連結フレーム27とによって、前側空間部28が構成される。
前面ケーシングカバー14は、フレーム12の上部の前面側及び前側フレーム13の上部の前面側を覆う平板状の部材である。前面ケーシングカバー14は、フレーム12及び前側フレーム13にボルト等によって固定されている。前面ケーシングカバー14には、入力操作部6を露出させるための開口14aと、空気の流入部14bとが設けられている。流入部14bは、フレーム12内の電力変換部4が配置された空間に繋がっている。これにより、冷却ファン7によって、流入部14bから流入した空気は、フレーム12内の電力変換部4が配置された空間を流れる。よって、電力変換部4を冷却することができる。
一対の側面ケーシングカバー15は、フレーム12の左右両側を覆う平板状の部材である。一対の側面ケーシングカバー15は、フレーム12にボルト等によって固定されている。すなわち、側面ケーシングカバー15は、蓄電池3及び電力変換部4を支持するフレーム12を覆っている。さらに換言すれば、側面ケーシングカバー15は、蓄電池3及び電力変換部4を覆っている。
一対の側面ケーシングカバー15の下部は、後述する下部構造体30にネジ37によって連結されている。なお、一対の側面ケーシングカバー15の上部には、把持部15aが設けられている。
図7及び図8に示すように、一対の側面ケーシングカバー15の下端は、側方から見て、車輪Wの回転中心Pよりも下方に位置する。これにより、車輪Wが露出することを防止できる。しかも、車輪Wを側面ケーシングカバー15によって覆うことにより、車輪Wによる異物の巻き込みを防止できる。よって、蓄電装置1の美観及び安全性を向上できる。
図6に示すように、上面ケーシングカバー16は、フレーム12の上側を覆う平板状の部材である。
背面ケーシングカバー17は、フレーム12の背面側を覆う平板状の部材である。背面ケーシングカバー17には、冷却ファン7が設けられている。また、背面ケーシングカバー17上には、無線通信部9が取り付けられている。本実施形態では、冷却ファン7は、背面ケーシングカバー17の左側に設けられ、無線通信部9は、平面ケーシングカバー17の右側に配置されている。背面ケーシングカバー17は、空間部2aと後側空間部51(ファン空間部)とを区画する。なお、冷却ファン7は、吸込み側が筐体本体10の空間部2a側に位置し、吐出側が背面カバー50の後側空間部51側に位置するように、背面ケーシングカバー17に設けられている。
図5に示すように、背面ケーシングカバー17の上部には、背面側電源接続部81及びケーブル接続部82が設けられている。背面側電源接続部81及びケーブル接続部82は、電力変換部4に接続されている。これにより、背面側電源接続部81には、電力変換部4から直流電力が供給される。また、ケーブル接続部82と電力変換部4との間で信号の伝達が可能である。背面側電源接続部81には、無線通信部9の図示しない電源コードが接続される。ケーブル接続部82には、無線通信部9の図示しないネットワークケーブルが接続される。
上述のように背面ケーシングカバー17に背面側電源接続部81及びケーブル接続部82が設けられていることにより、背面ケーシングカバー17に取り付けられた無線通信部9だけでなく、電源コード及びネットワークケーブルも、背面カバー50によって覆うことができる。
下部構造体30は、筐体2の下側に位置し、ケーシング11及び背面カバー50を支持する。ケーシング11のフレーム12は、下部構造体30上に位置し、下部構造体30に固定されている。すなわち、蓄電池3及び電力変換部4は、下部構造体30によって支持されている。
図5及び図6に示すように、下部構造体30は、ケーシング11よりも背面側に突出している。下部構造体30においてケーシング11よりも背面側に突出した部分に背面カバー50が取り付けられている。
図9及び図10に示すように、下部構造体30は、板状部材によって構成されていて、平面視で長方形状である。下部構造体30を筐体2の下側に配置することにより、蓄電装置1の重心を低くすることができる。よって、蓄電装置1を安定して搬送及び設置することができる。
下部構造体30は、平板状の下部構造体本体部33と、下部構造体本体部33の外周側に、平板を厚み方向(下方向)に折り曲げることによって形成された補強部31,32とを有する。具体的には、下部構造体30の左右両側には、それぞれ、補強部31が設けられている。一方、下部構造体30の前面側及び背面側には、それぞれ、補強部32が設けられている。すなわち、平面視で下部構造体30の4辺にそれぞれ補強部31,32が設けられている。
補強部31,32は、それぞれ、下方に向かって延びている。補強部31の下端は、補強部32の下端よりも下方に位置する。
これにより、下部構造体30は、補強部31,32によって外周側の剛性が向上する。特に、補強部31,32は、下部構造体30の厚み方向、すなわち下方に向かって延びているため、補強部31,32の上下方向の剛性は、左右方向の剛性よりも高い。よって、下部構造体30に補強部31,32を設けることにより、下部構造体30の上下方向の剛性を向上できる。
図10に示すように、下部構造体本体部33の下側には、補強梁34,35が設けられている。補強梁34は、下部構造体本体部33の下面上に、前後方向に延びるように設けられている。補強梁35は、下部構造体本体部33の下面上に、左右方向に延びるように設けられている。これにより、下部構造体30の剛性を向上できる。
下部構造体本体部33の下側には、複数(本実施形態では4つ)の車輪Wが設けられている。車輪Wは、下部構造体本体部33の下面に、ボルト等によって固定されている。車輪Wの下端は、下部構造体30及び側面ケーシングカバー15の下端よりも下方に位置する(図7及び図8参照)。すなわち、車輪Wは、側面ケーシングカバー15の下端よりも下方に突出している。これにより、蓄電装置1は、車輪Wによって移動可能に構成されている。
図9及び図10に示すように、下部構造体本体部33の下側の四隅には、支持固定部61が設けられている。支持固定部61は、下部構造体30に対して上下方向に進退可能に構成されている。詳しくは、図10に示すように、支持固定部61は、円盤状の支持部61aと、支持部61aの厚み方向(上下方向)に延びるネジ部61bと、ナット61cとを有する、いわゆるレベルフットである。
よって、蓄電装置1を所定の位置に配置した状態で、ナット61cをレンチ等によって回転させて、支持固定部61の支持部61aの下端を車輪Wの下端よりも下方に位置付けることにより、支持固定部61によって蓄電装置1を支持することができる。これにより、蓄電装置1を所定位置で固定することができる。しかも、下部構造体30の四隅に設けられた支持固定部61の高さを調整することにより、蓄電装置1の高さ調整及び水平調整を行うことができる。
図1及び図7に示すように、下部構造体30は、ケーシング11によって覆われている。具体的には、下部構造体30は、側面ケーシングカバー15、背面カバー50及び扉部41によって覆われている。下部構造体30の補強部31は、側面ケーシングカバー15及び背面カバー50のそれぞれの下部にネジ37によって連結されている。下部構造体30の補強部31を、側面ケーシングカバー15の下部に接続することにより、側面ケーシングカバー15の剛性を向上できる。よって、例えば側面ケーシングカバー15の把持部15aを把持して蓄電装置1を持ち上げた場合でも、側面ケーシングカバー15が損傷を受けることを防止できる。
なお、図7及び図8に示すように、補強部31の下端は、側面視で、車輪Wの回転中心Pよりも下方に位置する。これにより、側面ケーシングカバー15によって車輪Wを覆いつつ、側面ケーシングカバー15の下端部の剛性を向上できる。
図6及び図7に示すように、下部構造体30の前面側の補強部32は、一対の側面ケーシングカバー15及び前側フレーム13のサイドフレーム25の前端(前面側の端部)よりも背面側に位置する。すなわち、下部構造体30は、前面側が扉部41に対して背面側に所定距離、離間するように配置されている。これにより、後述するように、筐体本体10の前面側に位置する扉部41と下部構造体30の前面側との間にコード収容空間部36が形成される。なお、前記所定距離は、下部構造体30の前面側と扉部41との間に、電源コード101及び電力供給コード102の一部を収容可能な距離である。
扉部41は、下部構造体30及び前側フレーム13の前面側を覆う平板状の部材である。図2及び図3に示すように、扉部41は、一対の側面ケーシングカバー15のうち一方の側面ケーシングカバー15に、開閉可能に取り付けられている。すなわち、扉部41は、左右方向に開閉するようにケーシング11に取り付けられている。
扉部41と前側フレーム13とによって、前側空間部28が区画される。すなわち、前側空間部28は、扉部41の背面側に位置する。既述のとおり、前側空間部28には、電源接続部8が配置されている。よって、電源接続部8に接続される電源コード101及び電力供給コード102の一部も前側空間部28内に収容される。したがって、電源接続部8、電源コード101及び電力供給コード102は、扉部41によって覆われて露出しないため、蓄電装置1の美観を向上できるとともに、安全性を向上できる。
図2及び図3に示すように、扉部41は、背面(前側空間部28に面する面)に、収納部42を有する。収納部42は、例えば、蓄電装置1の取扱説明書等を収納可能に構成されている。収納部42は、前側空間部28内に突出するように前側空間部28に対応して設けられている。これにより、前側空間部28のスペースを有効利用することができる。
図7に示すように、扉部41と下部構造体30の前面側の補強部32との間には、コード収容空間部36が形成されている。コード収容空間部36は、下部構造体30の前面側に、蓄電装置1の左右方向の一方側から他方側まで形成されている。
コード収容空間部36には、電源接続部8に接続された電源コード101及び電力供給コード102の一部が収容される。これにより、扉部41を閉めた状態で、電源コード101及び電力供給コード102を筐体2の外方に引き出すことができる。すなわち、コード収容空間部36内に電源コード101及び電力供給コード102の一部を収容することにより、蓄電装置1の下側から電源コード101及び電力供給コード102を引き出すことができる。よって、蓄電装置1に接続された電源コード101及び電力供給コード102によって人が躓くことを防止できる。したがって、蓄電装置1の安全性を向上できる。
(入力操作部)
入力操作部6の構成を図3及び図11を用いて説明する。図11は、図3におけるXI−XI線断面図である。
入力操作部6は、基板71(図11参照)と、主電源スイッチ72と、操作スイッチ73と、表示部74と、操作部カバー75とを有する。主電源スイッチ72、操作スイッチ73及び表示部74は、基板71上に設けられている。基板71は、図示しない配線によって電力変換部4と電気的に接続されている。
主電源スイッチ72は、蓄電装置1の主電源のオン及びオフを行うためのスイッチである。操作スイッチ73は、蓄電装置1の電力変換部4を制御するためのスイッチである。表示部74は、蓄電装置1の主電源のオンまたはオフ、蓄電池3の充電状態などを表示する。操作部カバー75は、平板状の部材によって構成されている。なお、基板71、主電源スイッチ72、操作スイッチ73、表示部74及び操作部カバー75の構成は、従来の構成と同様なので、詳しい説明を省略する。
図11に示すように、基板71は、前面側を操作部カバー75によって覆われている。主電源スイッチ72及び操作スイッチ73は、操作部カバー75に設けられた貫通穴を貫通していて、操作部カバー75よりも突出している。主電源スイッチ72における突出方向の先端部分は、主電源スイッチ72の誤操作を防止するために、スイッチカバー72aによって覆われている。なお、特に図示しないが、操作部カバー75は、表示部74による各種状態の表示が可能なように構成されている。
図3及び図11に示すように、入力操作部6は、前面ケーシングカバー14の開口14aにおいて、主電源スイッチ72、操作スイッチ73、表示部74及び操作部カバー75が露出するように、蓄電装置1の前面側に配置されている。すなわち、入力操作部6は、主電源スイッチ72及び操作スイッチ73を蓄電装置1の前面側から操作可能なように、蓄電装置1の筐体2に設けられている。
詳しくは、入力操作部6は、筐体2のフレーム12の上部で且つ前面側に、操作部カバー75が前面側に位置するように固定されている。よって、主電源スイッチ72及び操作スイッチ73は、操作部カバー75よりも前面側に突出している。
入力操作部6は、基板71上に設けられた各部品のうち、基板71の厚み方向に最も突出した部品が、前面ケーシングカバー14よりも背面側に位置するように、筐体2に設けられている。すなわち、入力操作部6は、筐体2の前面の一部を構成する前面ケーシングカバー14よりも背面側に配置されている。本実施形態では、前記厚み方向に最も突出した部品は、主電源スイッチ72である。よって、入力操作部6は、主電源スイッチ72を覆うスイッチカバー72aが前面ケーシングカバー14よりも背面側に位置するように、筐体2に設けられている。
上述の構成により、入力操作部6は、前面ケーシングカバー14よりも前面側に突出しない。よって、蓄電装置1を移動させた際に、入力操作部6が他の設置物等に接触することを防止できる。したがって、蓄電装置1を移動させた際に、入力操作部6が損傷を受けたり、誤動作したりすることを防止できる。
(背面カバー)
次に、背面カバー50(ファンカバー)の構成について、図2、図4及び図6を用いて説明する。
図2、図4及び図6に示すように、背面カバー50は、筐体本体10の背面側を覆っている。具体的には、背面カバー50は、上側に位置する上面カバー板52と、右側に位置する右側面カバー板53と、左側に位置する左側面カバー板54と、背面側に位置する背面カバー板55とを有する。上面カバー板52、右側面カバー板53、左側面カバー板54及び背面カバー板55が接続されることにより、背面カバー50が形成される。
背面カバー50が筐体本体10の背面側に位置付けられた状態で、右側面カバー板53及び左側面カバー板54のそれぞれの下部は、下部構造体30に固定されている。これにより、背面カバー50を筐体本体10の背面側に固定することができる。
上述のように背面カバー50を筐体本体10の背面側に取り付けることにより、筐体本体10の背面に、後側空間部51(ファン空間部)が形成される。後側空間部51内には、筐体本体10の背面ケーシングカバー17に設けられた冷却ファン7及び無線通信部9が配置される。これにより、冷却ファン7及び無線通信部9が露出することを防止できる。
したがって、蓄電装置1を移動させた際に冷却ファン7及び無線通信部9が他の設置物等に接触することを防止できる。これにより、蓄電装置1の移動によって冷却ファン7及び無線通信部9が損傷を受けることを防止できる。また、上述のように冷却ファン7及び無線通信部9を背面カバー50によって覆うことにより、蓄電装置1の美観を向上できるとともに、人が冷却ファン7及び無線通信部9に触れることを防止できる。
なお、既述のように、無線通信部9の電源コード及びネットワークケーブルは、後側空間部51内で、背面ケーシングカバー17に設けられた背面側電源接続部81及びケーブル接続部82に接続される。これにより、前記電源コード及び前記ネットワークケーブルが、露出することを防止できる。よって、蓄電装置1の美観を向上できるとともに、蓄電装置1を移動させた際に前記電源コード及び前記ネットワークケーブルが他の設置物等に引っ掛かることを防止できる。
図2、図4及び図6に示すように、上面カバー板52、右側面カバー板53、左側面カバー板54及び背面カバー板55には、それぞれ通気口52a,53a,54a,55aが設けられている。すなわち、背面カバー50には、上方、右方、左方及び後方の4方向に開口する通気口52a,53a,54a,55aが設けられている。
通気口52a,53a,54a,55aは、それぞれ、スリット状の開口形状を有する。詳しくは、上面カバー板52に設けられた通気口52a及び背面カバー板55に設けられた通気口55aは、左右方向に延びるスリット状の開口形状を有する。右側面カバー板53に設けられた通気口53a及び左側面カバー板54に設けられた通気口54aは、前後方向に延びるスリット状の開口形状を有する。これにより、通気口52a,53a,54a,55aから後側空間部51内に異物等が入ることを抑制できる。なお、通気口52a,53a,54a,55aは、少なくとも一部がスリット状以外の開口形状であってもよい。また、通気口52a,53a,54a,55aのスリットが延びる方向は、どの方向であってもよい。
上述のように背面カバー50に設けられた通気口52a,53a,54a,55aは、冷却ファン7によって空気が吐出される際の空気の通路(出口)になる。よって、冷却ファン7によって、蓄電装置1の筐体本体10内に空気を流して電力変換装置4を冷却することができる。
しかも、上述のように、背面カバー50に4方向に開口する通気口52a,53a,54a,55aを設けることにより、蓄電装置1が例えば壁の近くに設置されて右側面カバー板53の通気口53a、左側面カバー54の通気口54a及び背面カバー板55の通気口55aのいずれかが塞がれた場合でも、残りの通気口によって、空気の通路を確保できる。すなわち、上述の構成により、蓄電装置1のレイアウトに関係なく、冷却ファン7によって筐体本体10内に空気を流すことができる。よって、蓄電装置1の機能を損なうことなく、蓄電装置1のレイアウトの自由度を向上できる。
また、上述のように背面カバー50に通気口52a,53a,54a,55aを設けることにより、無線通信部9が外部の通信装置と無線通信を行う際に、電波が通気口52a,53a,54a,55aを通過する。これにより、無線通信部9が背面カバー50によって覆われた状態でも、無線通信部9は外部の通信装置との間で無線通信を行うことができる。
以上の構成により、蓄電装置1において、筐体2を上方から見て、筐体2が最外方に位置する。すなわち、蓄電装置1は、筐体2内に各構成部品が収容されていて、筐体2から外方に突出する部品がない。これにより、蓄電装置1を移動させた際に、蓄電装置1の部品が他の設置物等と接触して損傷を受けたり誤動作したりすることを防止できる。しかも、蓄電装置1のレイアウトによって、蓄電装置1の部品の機能が行われることを防止できる。したがって、蓄電装置1の機能を損なうことなく、蓄電装置1のレイアウトの自由度を向上できる。
特に、入力操作部6を筐体2の前面よりも背面側に配置することにより、蓄電装置1を移動させる際に、入力操作部6が他の設置物等と接触して故障したり誤動作したりすることを防止できる。
また、冷却ファン7を背面カバー50によって覆うことにより、蓄電装置1を移動させる際に、冷却ファン7が他の設置物等と接触することを防止できる。しかも、背面カバー50に4方向に開口する通気口52a,53a,54a,55aを設けることにより、蓄電装置1のレイアウトによって通気口52a,53a,54a,55aの一部が塞がれた場合でも、残りの通気口によって冷却ファン7による空気の通路を確保できる。よって、冷却ファン7の機能を損なうことなく、蓄電装置1のレイアウトの自由度を向上できる。
さらに、背面カバー50によって、無線通信部9も覆うことにより、蓄電装置1を移動させる際に、無線通信部9が他の設置物等と接触することを防止できる。
なお、本実施形態では、筐体2から外方に突出しない部品の一例として、入力操作部6、冷却ファン7及び無線通信部9について説明した。しかしながら、蓄電装置2の他の部品も同様に、筐体2から外方に突出しないように配置される。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記実施形態では、筐体2は、筐体本体10と背面カバー50とを有する。しかしながら、筐体本体と背面カバーとが一体であってもよい。また、筐体本体10の構成は、上述の実施形態の構成に限らず、どのような構成であってもよい。
前記実施形態では、無線通信部9は、背面カバー50によって覆われている。しかしながら、無線通信部9は筐体2の外に配置されてもよいし、蓄電装置1が無線通信部9を有していなくてもよい。
前記実施形態では、蓄電装置1は、冷却ファン7を有する。しかしながら、蓄電装置は、冷却ファンを有していなくてもよい。また、冷却ファン7は、吸込み側が背面カバー50の後側空間部51側に位置し、吐出側が筐体本体10の空間部2a側に位置するように、背面ケーシングカバー17に設けられていてもよい。
前記実施形態では、背面カバー50には、4方向に開口する通気口52a,53a,54a,55aが設けられている。しかしながら、通気口は、背面カバー50に複数の方向に開口して設けられていればよい。また、通気口は、複数の方向に開口していれば、上方、後方、左方、右方以外の方向に開口していてもよい。
前記実施形態では、筐体2の空間部2a内に、下から順に、蓄電池3及び電力変換部4が配置されている。しかしながら、蓄電池3及び電力変換部4は、筐体2の空間部2a内にどのように配置されていてもよい。
前記実施形態では、筐体2は直方体状である。しかしながら、筐体は、移動可能で且つ安定して配置可能な形状であれば、どのような形状であってもよい。また、筐体の構成も、前記実施形態の構成には限定されない。
前記実施形態では、下部構造体30の下側には、4つの車輪Wが設けられている。しかしながら、車輪の数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、複数の車輪の一部を、筐体2を支える脚部にしてもよい。
本発明は、移動可能に構成された筐体を備えた蓄電装置に利用可能である。
1 蓄電装置
2 筐体
2a 空間部
3 蓄電池
4 電力変換部
6 入力操作部
7 冷却ファン
9 無線通信部
10 筐体本体
11 ケーシング
12 フレーム
14 前面ケーシングカバー
14a 開口
14b 流入部
17 背面ケーシングカバー
50 背面カバー(ファンカバー)
51 後側空間部(ファン空間部)
52 上面カバー板
52a、53a、54a、55a 通気口
53 右側面カバー板
54 左側面カバー板
55 背面カバー板
71 基板
72 主電源スイッチ
72a スイッチカバー
73 操作スイッチ
74 表示部
75 操作部カバー
81 背面側電源接続部
82 ケーブル接続部
W 車輪

Claims (7)

  1. 蓄電池と、
    外部から入力された交流電力を直流電力に変換して前記蓄電池に出力する一方、前記蓄電池から出力された直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、
    前記蓄電池及び前記電力変換部が収容された筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、下方に突出するように前記筐体の下側に取り付けられた車輪を有し、
    前記筐体を上方から見て、前記筐体が最外方に位置する、蓄電装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置において、
    前記筐体の前面側に設けられた入力操作部をさらに備え、
    前記入力操作部は、前記筐体の前面よりも背面側に配置されている、蓄電装置。
  3. 請求項1または2に記載の蓄電装置において、
    前記電力変換部を冷却するための冷却ファンをさらに備え、
    前記冷却ファンは、前記筐体の内方に配置されている、蓄電装置。
  4. 請求項3に記載の蓄電装置において、
    前記筐体は、前記冷却ファンを収納するファンカバーを有し、
    前記ファンカバーには、複数の方向に開口する通気口が設けられている、蓄電装置。
  5. 請求項4に記載の蓄電装置において、
    前記通気口は、前記ファンカバーの上方、後方、左方、右方に向かって開口する、蓄電装置。
  6. 請求項4または5に記載の蓄電装置において、
    外部の通信装置と無線で信号の送受信を行う無線通信部をさらに備え、
    前記筐体には、前記ファンカバーによってファン空間部が形成され、
    前記無線通信部は、前記ファン空間部内に配置されている、蓄電装置。
  7. 請求項3から6のいずれか一つに記載の蓄電装置において、
    前記冷却ファンは、前記筐体の背面側に設けられている、蓄電装置。
JP2017064304A 2017-03-29 2017-03-29 蓄電装置 Pending JP2018170077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017064304A JP2018170077A (ja) 2017-03-29 2017-03-29 蓄電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017064304A JP2018170077A (ja) 2017-03-29 2017-03-29 蓄電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018170077A true JP2018170077A (ja) 2018-11-01

Family

ID=64017969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017064304A Pending JP2018170077A (ja) 2017-03-29 2017-03-29 蓄電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018170077A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020054136A1 (ja) 2018-09-11 2020-03-19 日本ムーグ株式会社 弁開閉用電動アクチュエータ及び弁開閉用電動アクチュエータの駆動方法
JP2020191728A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 本田技研工業株式会社 充電給電装置
JP2021068681A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 京セラ株式会社 電気機器用ケース及び蓄電装置
JP7028493B1 (ja) 2021-07-19 2022-03-02 Aqua Power Energy株式会社 金属空気電池

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013089317A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Sanyo Electric Co Ltd 蓄電池ユニット、表示システム
JP2013206795A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 電源装置、バッテリ、及びバッテリ交換方法
JP2013206619A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 蓄電装置
JP3194265U (ja) * 2014-07-04 2014-11-13 東可資通股▲分▼有限公司 移動式システムラック
JP2016177912A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 オートモーティブエナジーサプライ株式会社 ポータブル電源装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013089317A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Sanyo Electric Co Ltd 蓄電池ユニット、表示システム
JP2013206619A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 蓄電装置
JP2013206795A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 電源装置、バッテリ、及びバッテリ交換方法
JP3194265U (ja) * 2014-07-04 2014-11-13 東可資通股▲分▼有限公司 移動式システムラック
JP2016177912A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 オートモーティブエナジーサプライ株式会社 ポータブル電源装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020054136A1 (ja) 2018-09-11 2020-03-19 日本ムーグ株式会社 弁開閉用電動アクチュエータ及び弁開閉用電動アクチュエータの駆動方法
JP2020191728A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 本田技研工業株式会社 充電給電装置
JP7341722B2 (ja) 2019-05-21 2023-09-11 本田技研工業株式会社 充電給電装置
JP2021068681A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 京セラ株式会社 電気機器用ケース及び蓄電装置
JP7257932B2 (ja) 2019-10-28 2023-04-14 京セラ株式会社 電気機器用ケース及び蓄電装置
JP7028493B1 (ja) 2021-07-19 2022-03-02 Aqua Power Energy株式会社 金属空気電池
JP2023014792A (ja) * 2021-07-19 2023-01-31 Aqua Power Energy株式会社 金属空気電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018170077A (ja) 蓄電装置
US7769489B2 (en) Robot control device and robot system
JP5316536B2 (ja) 電子装置
CN201887512U (zh) 一种锂电池的抽屉式直流电源柜
JP6065980B2 (ja) ケーブルダクト内蔵型電気機器
US9596776B2 (en) Electrical apparatus
JP2018170076A (ja) 蓄電装置
CN105990875B (zh) 携带型电源装置
JP2012255817A (ja) 表示システム
JPH10210683A (ja) 無停電電源装置
JP2017098374A (ja) 収納盤、蓄電装置、及び蓄電システム
JP2018152219A (ja) 蓄電装置
JP2015159052A (ja) 電源装置
WO2013054686A1 (ja) 蓄電装置、及び表示システム
JP2018152971A (ja) 蓄電装置
KR102492836B1 (ko) 디스플레이 모듈 및 그를 갖는 디스플레이 장치
WO2003105549A1 (en) Control unit for an industrial process controller system and an industrial process controller system comprising such a control unit
US20090262513A1 (en) Support frame for supporting a control panel
JP2012190876A (ja) 制御盤
JP6629517B2 (ja) 什器
JP3104190U (ja) 無線機器収容局舎
TWI688856B (zh) 具冗餘供電架構的atx規格電源供應器
CN209868590U (zh) 巡检机器人及其底座
JP2023122841A (ja) 電動扉開閉装置
CN214227893U (zh) 一种民用电源

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20170605

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210309