JP7079691B2 - 版下原価管理装置、版下原価管理方法、および、版下原価管理プログラム - Google Patents

版下原価管理装置、版下原価管理方法、および、版下原価管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、版下原価管理装置、版下原価管理方法、および、版下原価管理プログラムに関する。
特許文献1には、一回の販売分に対して、仕入原価に応じてトータルで原価割れを起こさないような価格設定をする構成が開示されている。
特許第3746784号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、予め増版して販売することが予定されている商品に対して、第二版以降の商品に対して最初から版下原価を計上することを想定した価格設定ができなかったという課題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、第二版以降の増版が予定されている場合に、それら増版数に応じて、原価を留保しておき、増版時の製作原価に算入して原価管理を行うことができる版下原価管理装置、版下原価管理方法、および、版下原価管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る版下原価管理装置は、記憶部と制御部とを備えた版下原価管理装置であって、前記記憶部は、商品の在庫原価単価および在庫数量を含む在庫管理データを記憶する在庫管理記憶手段と、前記商品の初版製作時に増版が予定され、且つ、版下原価を原価に含む製作前商品の在庫予定数量を含む版下管理データを記憶する版下管理記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記商品の初版数量、および、前記製作前商品の増版数量を取得し、前記増版数量を前記在庫予定数量として前記版下管理記憶手段に登録する数量取得手段と、前記商品の版下費用額、ならびに、前記初版数量および前記増版数量に基づいて、前記商品の版下原価単価を取得する版下原価取得手段と、前記商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、前記製作数量、前記製作費用額、前記版下原価単価、および/または、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データに基づいて、製作原価単価を取得する製作原価取得手段と、前記商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データ、および、前記版下管理記憶手段に記憶された前記版下管理データを更新する在庫更新手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記制御部は、初版の前記商品が製作された場合、前記版下原価単価、ならびに、前記初版の商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記初版の商品の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成する在庫投入仕訳手段と、前記初版の商品が製作された場合、前記版下原価単価、および、前記製作前商品の前記在庫予定数量に基づいて、前記製作前商品への版下原価設定に係る仕掛仕訳データを作成する仕掛仕訳手段と、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記制御部は、増版の前記商品が製作された場合、前記版下原価単価、ならびに、前記増版の商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記増版の商品の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成する在庫投入仕訳手段、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記制御部は、前記商品の売上が計上された場合、当該商品の売上原価に係る売上仕訳データを作成する売上仕訳手段、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記製作原価取得手段は、前記商品が製作された場合、当該商品の前記製作数量および前記製作費用額を取得し、前記製作数量、前記製作費用額、前記版下原価単価、および/または、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データに基づいて、月次総平均、最終仕入単価または標準原価単価である前記製作原価単価を取得することを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記製作原価取得手段は、前記商品が製作された場合、当該商品の前記製作数量および前記製作費用額を取得し、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫原価単価と前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量との積に、前記製作数量と前記版下原価単価との積および前記製作費用額の和を加えた値を被除数として、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量と前記製作数量との和を除数とする場合の商を前記月次総平均である前記製作原価単価として取得することを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記製作原価取得手段は、前記商品が製作され、且つ、前記在庫予定数量が0の場合、当該商品の前記製作数量および前記製作費用額を取得し、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫原価単価と前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量との積に、前記製作費用額を加えた値を被除数として、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量と前記製作数量との和を除数とする場合の商を前記月次総平均である前記製作原価単価として取得することを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記在庫更新手段は、前記商品の前記製作原価単価を更新後の在庫原価単価として、且つ、前記製作数量と前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量との和を更新後の在庫数量として、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データを更新し、前記版下管理記憶手段に記憶された前記在庫予定数量から前記製作数量を差し引いた値を更新後の在庫予定数量として、前記版下管理記憶手段に記憶された前記版下管理データを更新することを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記在庫管理データは、前記商品の商品コードを含み、前記版下管理データは、前記製作前商品の識別子として前記商品コードを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理装置において、前記商品は、音楽、映像もしくはソフトウェアの記録媒体、レコード、キャラクタグッズ、写真、または、チケットであることを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理方法は、記憶部と制御部とを備えた版下原価管理装置に実行させるための版下原価管理方法であって、前記記憶部は、商品の在庫原価単価および在庫数量を含む在庫管理データを記憶する在庫管理記憶手段と、前記商品の初版製作時に増版が予定され、且つ、版下原価を原価に含む製作前商品の在庫予定数量を含む版下管理データを記憶する版下管理記憶手段と、を備え、前記制御部で実行させる、前記商品の初版数量、および、前記製作前商品の増版数量を取得し、前記増版数量を前記在庫予定数量として前記版下管理記憶手段に登録する数量取得ステップと、前記商品の版下費用額、ならびに、前記初版数量および前記増版数量に基づいて、前記商品の版下原価単価を取得する版下原価取得ステップと、前記商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、前記製作数量、前記製作費用額、前記版下原価単価、および/または、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データに基づいて、製作原価単価を取得する製作原価取得ステップと、前記商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データ、および、前記版下管理記憶手段に記憶された前記版下管理データを更新する在庫更新ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る版下原価管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた版下原価管理装置に実行させるための版下原価管理プログラムであって、前記記憶部は、商品の在庫原価単価および在庫数量を含む在庫管理データを記憶する在庫管理記憶手段と、前記商品の初版製作時に増版が予定され、且つ、版下原価を原価に含む製作前商品の在庫予定数量を含む版下管理データを記憶する版下管理記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記商品の初版数量、および、前記製作前商品の増版数量を取得し、前記増版数量を前記在庫予定数量として前記版下管理記憶手段に登録する数量取得ステップと、前記商品の版下費用額、ならびに、前記初版数量および前記増版数量に基づいて、前記商品の版下原価単価を取得する版下原価取得ステップと、前記商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、前記製作数量、前記製作費用額、前記版下原価単価、および/または、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データに基づいて、製作原価単価を取得する製作原価取得ステップと、前記商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データ、および、前記版下管理記憶手段に記憶された前記版下管理データを更新する在庫更新ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、書籍等の実在庫数と版下想定冊数とをシステム管理できるという効果を奏する。また、本発明によれば、実物を管理する倉庫で実在庫原価単価を管理・算出し、版下原価管理用の倉庫で版下原価単価を管理・算出できるという効果を奏する。また、本発明によれば、書籍等の版下想定冊数が変更になった場合、または、印刷版毎の冊数が変更された場合、投入原価または売価を可変に調整できるという効果を奏する。また、本発明によれば、書籍等の初版と増刷との版下原価を加味した単価計算を、標準的な在庫管理の仕組みの中ですることができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態における原価設定の一例を示す図である。 図2は、本実施形態における版下原価管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態における版下原価管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態における版下原価管理の一例を示すモデル図である。 図5は、本実施形態における版下原価管理処理の一例を示すフロー図である。 図6は、本実施形態における版下原価管理処理の一例を示すフロー図である。 図7は、本実施形態における版下原価管理処理の一例を示すフロー図である。 図8は、本実施形態における版下原価管理処理の一例を示すフロー図である。 図9は、本実施形態における版下原価管理処理の一例を示すフロー図である。 図10は、本実施形態における版下原価管理処理の一例を示すフロー図である。 図11は、本実施形態における版下原価管理処理の一例を示すフロー図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、図1を参照して、本発明の概要を説明する。図1は、本実施形態における原価設定の一例を示す図である。
図1に示すように、従来は、書籍、音楽レコード、CD、DVD、キャラクタの商品グッズ、販売用ソフトウェア、写真や映像の販売、または、球場などの年間予約席等の製作時に発生する執筆料および原稿料等の費用全てを、初版分のみに原価として投入していた。このように、従来は、初版に全ての原価を乗せてしまうことで、売価が上がってしまうため、初版の売上冊数の減少につながり、増刷も難しくなっていた。また、従来は、初版と増版との原価差が大きくなるため、初版と増版との価格差が開いてしまい、柔軟な価格設定が難しくなっていた。
そこで、図1に示すように、本実施形態においては、第2版以降の増版が予定されている場合、それら増版数に応じて、版下原価を留保しておき、増版時の製作原価に算入して、以降の販売時の売上原価として計上している。また、本実施形態においては、一般的な商品、倉庫、および、原価管理機能の中で、版下原価をシステム管理しつつ、仕訳連携し財務諸表上にも反映させている。なお、本実施形態においては、初版と増版との原価差が小さくなるため、増版毎の柔軟な価格設定に繋げることも可能としている。
また、従来、書籍等の増版ごとに商品コードを分けると、一つのタイトルでの売上分析等の集計、および、実際の書籍等の出荷作業等が煩雑になるデメリットがあったため、本実施形態においては、一つのタイトルにおいて、増版ごとに商品コードを分けるのではなく、同一商品コードとして管理することで、特別なシステム要件を必要とせずに、同一商品であり、且つ、版が異なる商品であっても、版下管理での製品原価計算が可能となり、商品管理や売上分析等の業務を行いやすくしている。
また、従来、初版製作時に版下原価が費用として発生しているため、それらを仕訳計上しつつ財務諸表上に反映する必要があるが、一方で、版下として予定されている増版分は、実際には現物がなく、実際の在庫原価とは分けて管理する必要があったため、本実施形態においては、実際の在庫管理倉庫とは別に、版下管理用の仮想倉庫を設定することで、製作済みの商品原価と版下原価とを明確に区別することで、増版数の変更および増版時の発生費用を、製作済みの商品原価と分けてリアルタイムに把握しやすくしている。
また、従来、初版製作時には、第2版を100冊と見込んでいたが、実際には第2版を70冊および第3版を30冊として、第2版だけ製作が行われるケースがあったため、本実施形態においては、版下管理用倉庫から在庫管理倉庫への移動登録によって増版管理を行うことで、書籍等の売上原価を月次総平均等により算出している場合、在庫として残っている初版の製作原価と、第2版で増刷された70冊の製作原価との両方を加味し、1冊あたりの売上原価を算出して、当月の書籍売上数に応じた売上原価を計上するようにしている。
[2.構成]
本実施形態に係る版下原価管理装置100の構成の一例について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態における版下原価管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
版下原価管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、版下原価管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
版下原価管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。版下原価管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、版下原価管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、版下原価管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、商品マスタ106aと、倉庫マスタ106bと、在庫管理ファイル106cと、版下管理ファイル106dとを備えている。
商品マスタ106aは、商品を設定したマスタである。ここで、商品マスタ106aは、商品コード、および/または、商品名等を設定してもよい。また、商品は、音楽、映像もしくはソフトウェアの記録媒体、レコード、キャラクタグッズ、写真、または、チケット等であってもよい。
倉庫マスタ106bは、商品の保管先である在庫保管倉庫、および/または、製作前商品の仮想の保管先である、版下原価用の版下管理倉庫を設定したマスタである。ここで、倉庫マスタ106bは、倉庫コード、倉庫名、および/または、保管された商品の単価算出区分等を設定してもよい。ここで、単価算出区分は、月次総平均、最終仕入単価、または、標準原価単価等であってもよい。
在庫管理ファイル106cは、商品の在庫管理データを記憶する。ここで、在庫管理ファイル106cは、商品の在庫原価単価および在庫数量を含む在庫管理データを記憶していてもよい。また、在庫管理データは、倉庫コード、倉庫名、商品コード、商品名、在庫単価(在庫原価単価)、在庫数量、および/または、在庫金額(在庫総額)等を含んでいてもよい。
版下管理ファイル106dは、商品の初版製作時に増版が予定され、且つ、版下原価を原価に含む製作前商品の版下管理データを記憶する。ここで、版下管理ファイル106dは、商品の初版製作時に増版が予定され、且つ、版下原価を原価に含む製作前商品の在庫予定数量を含む版下管理データを記憶してもよい。また、版下管理データは、倉庫コード、倉庫名、商品コード、商品名、在庫単価(版下原価単価)、在庫予定数量、および/または、在庫金額(在庫総額)等を含んでいてもよい。また、版下管理データは、製作前商品の識別子として商品の商品コードを含んでいてもよい。すなわち、商品と製作前商品との商品コードは、同一であってもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、版下原価管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、数量取得部102aと、版下原価取得部102bと、製作原価取得部102cと、在庫更新部102dと、在庫投入仕訳部102eと、仕掛仕訳部102fと、売上仕訳部102gとを備えている。
数量取得部102aは、商品の初版数量、および、製作前商品の増版数量を取得する。ここで、数量取得部102aは、増版数量を在庫予定数量として版下管理ファイル106dに登録(格納)してもよい。
版下原価取得部102bは、商品の版下原価単価を取得する。ここで、版下原価取得部102bは、商品の版下費用額、ならびに、初版数量および増版数量に基づいて、商品の版下原価単価を取得してもよい。また、版下原価取得部102bは、版下原価単価を(製作前商品の在庫単価として)版下管理ファイル106dに登録(格納)してもよい。
製作原価取得部102cは、製作原価単価を取得する。ここで、製作原価取得部102cは、商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、製作数量、製作費用額、版下原価単価、および/または、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫管理データに基づいて、製作原価単価を取得してもよい。また、製作原価取得部102cは、商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、製作数量、製作費用額、版下原価単価、および/または、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫管理データに基づいて、月次総平均、最終仕入単価または標準原価単価である製作原価単価を取得してもよい。また、製作原価取得部102cは、商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫原価単価と在庫管理ファイル106cに記憶された在庫数量との積に、製作数量と版下原価単価との積および製作費用額の和を加えた値を被除数として、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫数量と製作数量との和を除数とする場合の商を月次総平均である製作原価単価として取得してもよい。また、製作原価取得部102cは、商品が製作され、且つ、在庫予定数量が0の場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫原価単価と在庫管理ファイル106cに記憶された在庫数量との積に、製作費用額を加えた値を被除数として、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫数量と製作数量との和を除数とする場合の商を月次総平均である製作原価単価として取得してもよい。また、製作原価取得部102cは、製作原価単価を(商品の在庫単価として)在庫管理ファイル106cに登録(格納)してもよい。
在庫更新部102dは、商品の製作原価単価および製作数量に基づいて、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫管理データ、および、版下管理ファイル106dに記憶された版下管理データを更新する。ここで、在庫更新部102dは、商品の製作原価単価を更新後の在庫原価単価として、且つ、製作数量と在庫管理ファイル106cに記憶された在庫数量との和を更新後の在庫数量として、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫管理データを更新し、版下管理ファイル106dに記憶された在庫予定数量から製作数量を差し引いた値を更新後の在庫予定数量として、版下管理ファイル106dに記憶された版下管理データを更新してもよい。
在庫投入仕訳部102eは、初版の商品の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成する。ここで、在庫投入仕訳部102eは、初版の商品が製作された場合、版下原価単価、ならびに、初版の商品の製作原価単価および製作数量に基づいて、初版の商品の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成してもよい。また、在庫投入仕訳部102eは、増版の商品が製作された場合、版下原価単価、ならびに、増版の商品の製作原価単価および製作数量に基づいて、増版の商品の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成してもよい。また、在庫投入仕訳部102eは、在庫投入仕訳データを在庫管理ファイル106cに格納してもよい。
仕掛仕訳部102fは、製作前商品への版下原価設定に係る仕掛仕訳データを作成する。ここで、仕掛仕訳部102fは、初版の商品が製作された場合、版下原価単価、および、製作前商品の在庫予定数量に基づいて、製作前商品への版下原価設定に係る仕掛仕訳データを作成してもよい。また、仕掛仕訳部102fは、仕掛仕訳データを版下管理ファイル106dに格納してもよい。
売上仕訳部102gは、商品の売上が計上された場合、当該商品の売上原価に係る売上仕訳データを作成する。ここで、売上仕訳部102gは、売上仕訳データを在庫管理ファイル106cに格納してもよい。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図3から図11を参照して説明する。
[版下原価管理処理]
ここで、図3から図11を参照して、本実施形態における版下原価管理処理の一例について説明する。図3は、本実施形態における版下原価管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、数量取得部102aは、ユーザにより入力装置112を介して入力された、商品の初版数量、および、商品の増版が予定され且つ版下原価を原価に含む製作前商品の増版数量を取得し、増版数量を在庫予定数量として版下管理ファイル106dに登録する(ステップSA-1)。
そして、版下原価取得部102bは、ユーザにより入力装置112を介して入力された商品の版下費用額、ならびに、数量取得部102aにより取得された初版数量および増版数量に基づいて、商品の版下原価単価を取得し、版下原価単価を製作前商品の在庫単価として版下管理ファイル106dに登録する(ステップSA-2)。
そして、製作原価取得部102cは、商品が製作された場合、ユーザにより入力装置112を介して入力された、当該商品の製作数量および製作費用額を取得する(ステップSA-3)。
そして、製作原価取得部102cは、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫管理データに基づいて、商品の在庫数量が残っているか否かを判定する(ステップSA-4)。
そして、製作原価取得部102cは、商品の在庫数量が残っていないと判定した場合(ステップSA-4:No)、処理をステップSA-5に移行させる。
そして、製作原価取得部102cは、製作数量と版下原価単価との積および製作費用額の和を被除数として、製作数量を除数とする場合の商を月次総平均である製作原価単価として取得し(ステップSA-5)、処理をステップSA-7に移行させる。
一方、製作原価取得部102cは、商品の在庫数量が残っていると判定した場合(ステップSA-4:Yes)、処理をステップSA-6に移行させる。
そして、製作原価取得部102cは、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫原価単価と在庫管理ファイル106cに記憶された在庫数量との積に、製作数量と版下原価単価との積および製作費用額の和を加えた値を被除数として、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫数量と製作数量との和を除数とする場合の商を月次総平均である製作原価単価として取得し(ステップSA-6)。
そして、在庫更新部102dは、製作原価取得部102cにより取得された商品の製作原価単価を更新後の在庫原価単価として、且つ、製作数量と在庫管理ファイル106cに記憶された在庫数量との和を更新後の在庫数量として、在庫管理ファイル106cに記憶された在庫管理データを更新し、版下管理ファイル106dに記憶された在庫予定数量から製作数量を差し引いた値を更新後の在庫予定数量として、版下管理ファイル106dに記憶された版下管理データを更新する(ステップSA-7)。
そして、在庫更新部102dは、版下管理ファイル106dに記憶された版下管理データに基づいて、製作前商品の在庫予定数量が残っているか否かを判定する(ステップSA-8)。
そして、在庫更新部102dは、製作前商品の在庫予定数量が残っていると判定した場合(ステップSA-8:Yes)、処理をステップSA-3に移行させる。
一方、在庫更新部102dは、製作前商品の在庫予定数量が残っていなと判定した場合(ステップSA-8:No)、処理を終了する。
ここで、図4を参照して、本実施形態における版下原価管理の一例について説明する。図4は、本実施形態における版下原価管理の一例を示すモデル図である。
図4に示すように、本実施形態においては、書籍の初版製作時に第3版までの増版が予定され、且つ、執筆料等の版下費用(版下原価)を初版から第3版までの原価に含む版下管理を設定した場合、(1)初版印刷時の書籍の実倉庫(在庫管理倉庫)への在庫投入による実在庫(初版)の在庫管理、および、(2)第2版および第3版の想定冊数までの版下原価の製作前商品の仮想倉庫(版下管理倉庫)への在庫投入による想定在庫(第2版および第3版)の版下管理を開始する。そして、図4に示すように、(3)第2版または第3版の印刷による在庫管理倉庫への在庫投入による実在庫の在庫管理、および、版下管理倉庫からのマイナス在庫入力による想定在庫の版下管理を実行する。そして、図4に示すように、(4)版下原価を原価に含む第3版までが全て印刷されてなくなった場合、版下管理を終了し、増刷想定冊数以降の増版(第4版)の在庫投入による実在庫の在庫管理を実行する。
また、図5から図11を参照して、本実施形態における版下原価管理処理の具体例について説明する。図5から図11は、本実施形態における版下原価管理処理の一例を示すフロー図である。
図5に示すように、本実施形態においては、新規書籍製作決定時に、ユーザによりマスタメンテ画面にて設定入力がされた場合、商品を商品マスタ106aに登録し(ステップSB-1)、実際の在庫管理倉庫および版下原価用の仮想の版下管理倉庫の倉庫コード、倉庫名、および/または、保管された商品の単価算出区分を倉庫マスタ106bに登録する(ステップSB-2)。
そして、図6に示すように、本実施形態においては、書籍の初版製作時に、初版が在庫管理倉庫に在庫投入され、ユーザにより初版書籍の移動入力がされた場合、印刷に掛かった費用で初版原価(在庫原価)を在庫管理ファイル106cに登録し、初版の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成する(ステップSB-3)。そして、図6に示すように、本実施形態においては、3月2日の翌日にユーザにより在庫照会画面が参照された場合、前日の移動結果が反映されて、在庫投入された書籍の在庫数量および在庫金額を含む在庫管理データを提示する(ステップSB-4)。
そして、図7に示すように、本実施形態においては、書籍の初版製作時と同時(第2版の版下原価管理時)に、ユーザにより製作前商品の移動入力がされた場合、製作前商品を版下管理倉庫に(仮想的に)投入し、第2版以降の執筆料等の版下原価を版下管理ファイル106dに登録し、製作前商品への版下原価設定に係る仕掛仕訳データを作成する(ステップSB-5)。
そして、図8に示すように、本実施形態においては、初版の書籍が売れた際に、ユーザにより売上入力がされた場合、売上計上と伴に、在庫原価の計上を行い、初版の売上原価に係る売上仕訳データを作成する(ステップSB-6)。
そして、図9に示すように、本実施形態においては、3月5日の翌日以降にユーザにより在庫照会画面が参照された場合、前々日の売上結果が反映された在庫数量および在庫金額を含む在庫管理データ、ならびに、製作前商品の版下管理データを提示する(ステップSB-7)。このように、本実施形態においては、製作済み原価と版下原価とを区別して管理できる。
そして、図10に示すように、本実施形態においては、第2版の製作が決まり、第2版製作時に、増版分が在庫投入され、ユーザにより第2版書籍の移動入力がされた場合、版下管理データに含まれる版下原価を取り崩しつつ、増版の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成する(ステップSB-8)。すなわち、本実施形態においては、版下管理データに含まれる版下原価を第2版製作時に取り消すことで版下管理データを更新し、版下原価に増版時の印刷費等を加えた第2版の製作原価を計上することで在庫管理データを更新している。このように、本実施形態においては、第2版の印刷時に第2版の想定冊数から実際冊数を変更することができる(なお、版下管理倉庫の数量で繰り越される)。ここで、図9に示すように、本実施形態においては、在庫金額と版下原価とを加味した、月次総平均である在庫原価単価を算出することができる。
そして、図10に示すように、本実施形態においては、5月1日の翌日にユーザにより在庫照会画面が参照された場合、前日の移動結果が反映された在庫数量および在庫金額を含む在庫管理データ、ならびに、製作前商品の版下管理データを提示する(ステップSB-9)。
そして、図11に示すように、本実施形態においては、在庫が初版・第2版からなる書籍が売れた際に、ユーザにより売上入力がされた場合、売上計上と伴に、在庫原価の計上を行い、初版・第2版からなる在庫の売上原価に係る売上仕訳データを作成する(ステップSB-10)。このように、本実施形態においては、出荷・売上作業としては版を意識せずに、同一商品コードにて処理できる。また、本実施形態においては、版下原価を加味した在庫原価で売上原価の仕訳計上ができる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、版下原価管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、版下原価管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて版下原価管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、版下原価管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、版下原価管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、版下原価管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、図書製作販売業、CD・DVD作製販売業またはグッズ作製販売業等の業界において有用である。
100 版下原価管理装置
102 制御部
102a 数量取得部
102b 版下原価取得部
102c 製作原価取得部
102d 在庫更新部
102e 在庫投入仕訳部
102f 仕掛仕訳部
102g 売上仕訳部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品マスタ
106b 倉庫マスタ
106c 在庫管理ファイル
106d 版下管理ファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (12)

  1. 記憶部と制御部とを備えた版下原価管理装置であって、
    前記記憶部は、
    商品の在庫原価単価および在庫数量を含む在庫管理データを記憶する在庫管理記憶手段と、
    前記商品の初版製作時に増版が予定され、且つ、版下原価を原価に含む製作前商品の在庫予定数量を含む版下管理データを記憶する版下管理記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記商品の初版数量、および、前記製作前商品の増版数量を取得し、前記増版数量を前記在庫予定数量として前記版下管理記憶手段に登録する数量取得手段と、
    前記商品の版下費用額、ならびに、前記初版数量および前記増版数量に基づいて、前記商品の版下原価単価を取得する版下原価取得手段と、
    前記商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、前記製作数量、前記製作費用額、前記版下原価単価、および/または、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データに基づいて、製作原価単価を取得する製作原価取得手段と、
    前記商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データ、および、前記版下管理記憶手段に記憶された前記版下管理データを更新する在庫更新手段と、
    を備えたことを特徴とする版下原価管理装置。
  2. 前記制御部は、
    初版の前記商品が製作された場合、前記版下原価単価、ならびに、前記初版の商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記初版の商品の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成する在庫投入仕訳手段と、
    前記初版の商品が製作された場合、前記版下原価単価、および、前記製作前商品の前記在庫予定数量に基づいて、前記製作前商品への版下原価設定に係る仕掛仕訳データを作成する仕掛仕訳手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の版下原価管理装置。
  3. 前記制御部は、
    増版の前記商品が製作された場合、前記版下原価単価、ならびに、前記増版の商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記増版の商品の在庫投入に係る在庫投入仕訳データを作成する在庫投入仕訳手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の版下原価管理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記商品の売上が計上された場合、当該商品の売上原価に係る売上仕訳データを作成する売上仕訳手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の版下原価管理装置。
  5. 前記製作原価取得手段は、
    前記商品が製作された場合、当該商品の前記製作数量および前記製作費用額を取得し、前記製作数量、前記製作費用額、前記版下原価単価、および/または、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データに基づいて、月次総平均、最終仕入単価または標準原価単価である前記製作原価単価を取得することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の版下原価管理装置。
  6. 前記製作原価取得手段は、
    前記商品が製作された場合、当該商品の前記製作数量および前記製作費用額を取得し、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫原価単価と前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量との積に、前記製作数量と前記版下原価単価との積および前記製作費用額の和を加えた値を被除数として、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量と前記製作数量との和を除数とする場合の商を前記月次総平均である前記製作原価単価として取得することを特徴とする請求項5に記載の版下原価管理装置。
  7. 前記製作原価取得手段は、
    前記商品が製作され、且つ、前記在庫予定数量が0の場合、当該商品の前記製作数量および前記製作費用額を取得し、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫原価単価と前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量との積に、前記製作費用額を加えた値を被除数として、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量と前記製作数量との和を除数とする場合の商を前記月次総平均である前記製作原価単価として取得することを特徴とする請求項5に記載の版下原価管理装置。
  8. 前記在庫更新手段は、
    前記商品の前記製作原価単価を更新後の在庫原価単価として、且つ、前記製作数量と前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫数量との和を更新後の在庫数量として、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データを更新し、前記版下管理記憶手段に記憶された前記在庫予定数量から前記製作数量を差し引いた値を更新後の在庫予定数量として、前記版下管理記憶手段に記憶された前記版下管理データを更新することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の版下原価管理装置。
  9. 前記在庫管理データは、
    前記商品の商品コードを含み、
    前記版下管理データは、
    前記製作前商品の識別子として前記商品コードを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の版下原価管理装置。
  10. 前記商品は、
    音楽、映像もしくはソフトウェアの記録媒体、レコード、キャラクタグッズ、写真、または、チケットであることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の版下原価管理装置。
  11. 記憶部と制御部とを備えた版下原価管理装置に実行させるための版下原価管理方法であって、
    前記記憶部は、
    商品の在庫原価単価および在庫数量を含む在庫管理データを記憶する在庫管理記憶手段と、
    前記商品の初版製作時に増版が予定され、且つ、版下原価を原価に含む製作前商品の在庫予定数量を含む版下管理データを記憶する版下管理記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部で実行させる、
    前記商品の初版数量、および、前記製作前商品の増版数量を取得し、前記増版数量を前記在庫予定数量として前記版下管理記憶手段に登録する数量取得ステップと、
    前記商品の版下費用額、ならびに、前記初版数量および前記増版数量に基づいて、前記商品の版下原価単価を取得する版下原価取得ステップと、
    前記商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、前記製作数量、前記製作費用額、前記版下原価単価、および/または、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データに基づいて、製作原価単価を取得する製作原価取得ステップと、
    前記商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データ、および、前記版下管理記憶手段に記憶された前記版下管理データを更新する在庫更新ステップと、
    を含むことを特徴とする版下原価管理方法。
  12. 記憶部と制御部とを備えた版下原価管理装置に実行させるための版下原価管理プログラムであって、
    前記記憶部は、
    商品の在庫原価単価および在庫数量を含む在庫管理データを記憶する在庫管理記憶手段と、
    前記商品の初版製作時に増版が予定され、且つ、版下原価を原価に含む製作前商品の在庫予定数量を含む版下管理データを記憶する版下管理記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部において、
    前記商品の初版数量、および、前記製作前商品の増版数量を取得し、前記増版数量を前記在庫予定数量として前記版下管理記憶手段に登録する数量取得ステップと、
    前記商品の版下費用額、ならびに、前記初版数量および前記増版数量に基づいて、前記商品の版下原価単価を取得する版下原価取得ステップと、
    前記商品が製作された場合、当該商品の製作数量および製作費用額を取得し、前記製作数量、前記製作費用額、前記版下原価単価、および/または、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データに基づいて、製作原価単価を取得する製作原価取得ステップと、
    前記商品の前記製作原価単価および前記製作数量に基づいて、前記在庫管理記憶手段に記憶された前記在庫管理データ、および、前記版下管理記憶手段に記憶された前記版下管理データを更新する在庫更新ステップと、
    を実行させるための版下原価管理プログラム。
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