JP7079474B2 - 殺菌装置及び殺菌方法 - Google Patents
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Description
したがって、プリフォームの状態で殺菌処理が行われても、プリフォームからボトルに成型される工程あるいはその取扱い過程において菌の付着等が懸念される。
また、この殺菌装置を、プリフォームではなく面積の大きいボトルに適用する場合、十分な殺菌処理を行うには時間を要し、生産性が低下する虞がある。
したがって、この光源支持体をプリフォームの開口に対して挿脱する際には、干渉しないように操作する必要がある。その結果、殺菌処理の円滑な操作が妨げられ、殺菌処理の迅速化には限界がある。また、個々の光源の発熱が大きいため、冷却機構を必要としており、構造の複雑化を招いている。
この構成によれば、支持駆動機構を駆動して、筒面状光源を容器の開口部から内部に挿入し、筒面状光源を発光させて容器の内壁面に向けて紫外線を照射することにより、容器に対して変形や劣化を生じさせることなく、殺菌処理を施すことができる。
ここでは、発光源が紫外線を放射状に発光する筒面状光源として形成されているため、殺菌処理の対象物として、樹脂製のボトル、ガラス製の容器、金属製の容器等、小径の開口部を有する種々の容器を適用することができる。
特に、筒面状光源が容器の深さ方向の全域をカバーするため、挿入完了後に即座に発光させることで、殺菌処理の高速化、生産性の向上等を達成することができる。
また、深紫外線を照射することにより、極短時間(例えば、0.5秒~2分程度)の照射で確実に殺菌処理を施すことができ、電力の使用量を抑制して低コスト化等を達成することができる。
さらに、筒面状光源が、容器の深さ方向の全域に亘る長さに形成された円柱状の保持部材と、平板状に形成され放射状に紫外線を発光するべく保持部材の外周面に巻き付けて固定された面状光源により形成されているため、面状光源だけを湾曲させて筒状に形成したものに比べて、構造をより堅固にして耐久性を高めることができ、又、筒面状光源を容器に挿入する際に先端側の振れ等を防止でき、容器に対して筒面状光源をより高精度に位置決めすることができる。
この構成によれば、フレキシブル基板上に、適宜絶縁層を介して薄膜電極及び複数の放電チューブを積層した平面をなす面状光源を準備し、この面状光源を適宜筒状に変形させて筒面状光源を形成することができる。
特に、円柱状の保持部材の外周面に対して、フレキシブル基板が接するように面状光源を巻き付けて接着剤等により固着させることで、容易に筒面状光源を形成することができる。
この構成によれば、複数の容器に対して、同時に殺菌処理を施すことができる。それ故に、生産性をさらに向上させることができる。
この構成によれば、筒面状光源により容器の内側から紫外線を照射して殺菌処理を施すと共に、外部面状光源により容器の外側から紫外線を照射して殺菌処理を施すことができる。
これにより、殺菌処理をより確実に行うことができる。
この構成によれば、フレキシブル基板上に、適宜絶縁層を介して薄膜電極及び複数の放電チューブを積層した平面をなす面状光源を、容器に対向させるように配置することで、容器の外側から紫外線を照射する構造を得ることができる。
ここで、放電チューブの伸長方向は、容器の深さ方向に限るものではなく、種々の方向に方向付けて面状光源を形成することができる。
この構成によれば、外部面状光源を平面状に形成した場合は、直線的に配列された複数の容器に対向させるように外部面状光源を配置することができる。また、外部面状光源を湾曲面状に形成した場合は、環状に配列された複数の容器に対向させるように外部面状光源を配置することができる。
また、外部面状光源を平板又は湾曲板に張り付けて平板状に又は湾曲面状に形成した場合は、外部面状光源をより堅固に形成でき、所定の位置に確実に設置することができる。
この構成によれば、回転機構により容器を回転させることにより、外部面状光源から発せられる紫外線を容器の外壁に斑無く照射することができる。
この構成によれば、挿入工程において筒面状光源を容器の開口部から内部に挿入し、その後、発光工程において筒面状光源を発光させて容器の内壁面に向けて紫外線を照射することにより、容器に対して変形や劣化を生じさせることなく、殺菌処理を施すことができる。
特に、筒面状光源を容器に挿入するだけで、容器の深さ方向の全域をカバーするため、殺菌処理の高速化、生産性の向上等を達成することができる。
また、深紫外線を照射することにより、極短時間(例えば、0.5秒~2分程度)の照射で確実に殺菌処理を施すことができ、電力の使用量を抑制して低コスト化等を達成することができる。
さらに、筒面状光源が、容器の深さ方向の全域に亘る長さに形成された円柱状の保持部材と、平板状に形成され放射状に紫外線を発光するべく保持部材の外周面に巻き付けて固定された面状光源により形成されているため、面状光源だけを湾曲させて筒状に形成したものに比べて、構造をより堅固にして耐久性を高めることができ、又、筒面状光源を容器に挿入する際に先端側の振れ等を防止でき、容器に対して筒面状光源をより高精度に位置決めすることができる。
この構成によれば、複数の容器に対して、同時に殺菌処理を施すことができる。それ故に、生産性をさらに向上させることができる。
この構成によれば、第2発光工程により容器の外側から紫外線を照射して殺菌処理を施すことができる。これにより、容器の内側及び外側に対して同時に殺菌処理を施すことができる。
この構成によれば、回転工程により容器を回転させることで、外部面状光源から発せられる紫外線を容器の外壁に斑無く照射することができる。
この実施形態に係る殺菌装置は、図1に示すように、搬送コンベアC上をトレイTに載置された状態で移動する容器Pの内部を殺菌処理するものである。
搬送コンベアCは、トレイT上に載置された容器Pの脱落を防止するべく、吸盤、ガイド溝、ガイド壁、あるいは容器Pの首部を把持する把持機構等を適宜備えていてもよい。
尚、保持ロッド11aの直径は、容器Pの開口部P1の口径に応じて、適宜選択され得るものであり、面状光源12を巻き付けた状態においてその外輪郭が容器Pの開口部P1から容易に挿入され得る寸法に設定される。
例えば、連結ロッド11bは、その内部において配線12eを通す貫通路を備えていてもよい。
そして、面状光源12は、図4及び図5に示すように、フレキシブル基板12a、フレキシブル基板12a上に積層された一対の薄膜電極12b,12b、薄膜電極12b,12b上に積層された絶縁層12c、絶縁層12c上に接合して配列された複数の放電チューブ12d、一対の電極12b,12bに接続された配線12eを備えている。
そして、一対の薄膜電極12b,12bは、縦方向(軸線S方向)において所定の隙間をおいて平行に配列され、フレキシブル基板12a上に積層されている。
ここでは、一対の薄膜電極12b,12bが設けられているが、放電チューブ12dが比較的長い場合は、二対以上の薄膜電極が設けられてもよい。
また、この積層状態において、一対の薄膜電極12b,12bの一方は、複数の放電チューブ12dの一端側領域に隣接し、一対の薄膜電極12b,12bの他方は、複数の放電チューブ12dの他端側領域に隣接するように配置される。
また、放電チューブ12dは、内部において、紫外線蛍光体を備えると共に、例えばネオン及びキセノンを混合した放電ガスが注入された後に封止されている。
蛍光体としては、UV-Cバンド(200nm~280nm)、特に、殺菌効果を高めるには、中心波長258nm、半値幅50nm程度の深紫外線を発光する蛍光体が好ましい。
続いて、面状光源12が、放電チューブ12dを保持部材11の軸線S方向に沿わせつつフレキシブル基板12aを保持ロッド部11aの外周面に巻き付けるように湾曲させて、接着等の手法により保持部材11に固定される。
すなわち、開口部P1から容器Pの内部に挿入され得る外輪郭でかつ容器Pの深さ方向の略全域に亘る長さに形成されて放射状に紫外線を発光する筒面状光源10が得られる。
特に、深紫外線を照射することにより、極短時間(例えば、0.5秒~2分程度)の照射で確実に殺菌処理を施すことができ、電力の使用量を抑制して低コスト化等を達成することができる。
さらに、筒面状光源10が、円柱状の保持部材11の外周面に面状光源12を巻き付けることにより形成されているため、構造をより堅固にして耐久性を高めることができ、又、筒面状光源10を容器Pに挿入する際に先端側の振れ等を防止でき、容器Pに対して筒面状光源10をより高精度に位置決めすることができる。
アクチュエータ22は、支柱21に固定され、昇降ロッド23に対して昇降駆動力を及ぼすものである。アクチュエータ22の機構としては、昇降駆動力を発生させるものであればよく、例えば、油圧ピストン機構、ラック及びピニオン機構、電磁ソレノイド機構等が適用され、又、その他種々の手法を採用することができる。
把持アーム24は、昇降ロッド23の上端部に固定されて水平方向に伸長し、その先端領域において保持部材11の連結ロッド11bを着脱自在に把持するように形成されている。
例えば、オン-オフ制御により、オン時に、筒面状光源10が下降させられて容器P内に挿入され、オフ時に、筒面状光源10が上昇させられて容器Pから離脱される。
一般的には、コンピュータを内蔵して、自動制御が行われるようになっている。
尚、制御盤30の構成及び配置形態は、一例であって、これに限るものではなく、その他の構成及び配置形態を採用することができる。
先ず、搬送コンベアCにより送られてきた処理対象となる容器Pが所定の処理位置に至ると、所定の検知信号に基づき、搬送コンベアCが停止する。
続いて、制御盤30が制御信号を発して、支持駆動機構20のアクチュエータ22が下降駆動される。これにより、筒面状光源10が、開口部P1から容器Pの内部に挿入される(挿入工程)。
これにより、容器Pの内壁面に直接紫外線が照射され、殺菌処理が施される。
ここで、筒面状光源10による紫外線の照射時間は、約0.5秒~2分程度の範囲であり、消費電力を低減でき、又、紫外線を照射するだけであるため、容器Pに変形や劣化を及ぼすこともない。
これにより、筒面状光源10が、開口部P1から容器Pの外部に抜き取られる(抜き取り工程)。
その後、搬送コンベアCが作動して、処理済みの容器Pは、下流側に搬送される。
以下、搬送コンベアCにより搬送される複数の容器Pに対して、順次同様の殺菌処理が施される。
すなわち、紫外線の照射では、そのエネルギの大部分が細菌細胞内のDNAに光化学反応を起こすために費やされるため、容器Pのエネルギ吸収は軽微であり、発熱等による容器Pの変形や素材の劣化等を生じることはない。
また、筒面状光源10が容器Pの深さ方向の略全域をカバーするため、挿入完了後に即座に発光させることで、殺菌処理の高速化、生産性の向上等を達成することができる。
すなわち、低消費電流、高出力の深紫外線(UV-C)光源を使用することで、省エネルギ化、低コスト化を達成することができる。
さらに、深紫外線と大気中の酸素との光化学反応により、若干量のオゾンが生成されるものの、オゾン自体に殺菌効果があり、又、再び酸素に分解されるため、安全性への影響もなく、殺菌効果を得ることができる。
すなわち、この実施形態に係る殺菌装置は、図6に示すように、二列の搬送コンベアC,C上をトレイTに載置された状態で移動する複数の容器Pの内部及び外部を殺菌処理するものである。
尚、この実施形態では、二列の搬送コンベアC,Cを示したが、一列の搬送コンベアC上において、二列に並んで複数の容器Pが搬送される構成であってもよい。
複数の把持アーム24´は、搬送される複数の容器Pのピッチと等間隔に配置されて、一つの昇降ロッド23により昇降されるようになっている。
そして、上記構成をなす支持駆動機構20´は、二つの搬送コンベアC,Cに隣接して二つ配置されている。
例えば、オン-オフ制御により、オン時に、複数の筒面状光源10が下降させられて複数の容器P内に同時に挿入され、オフ時に、複数の筒面状光源10が上昇させられて複数の容器Pから同時に離脱される。
尚、一つの支持駆動機構20´で、二つの搬送コンベアC,C上に載置された複数の容器Pに対応する把持アーム24´を備えていてもよい。
外部面状光源40は、略矩形の保持基板41の両面においてそれぞれ平面状の面状光源12´,12´が設けられたものである。
保持基板41は、面状光源12´を保持し得る平面を画定するものであり、樹脂材料や金属材料等により形成されている。
一方、ラック53が他方向に移動すると、複数の歯車51及び支持ロッド52が同時に他方向に回転し、対応する複数の容器Pが他方向に回転させられるようになっている。
そして、上記構成をなす回転機構50は、二つの搬送コンベアC,Cに対応させて二つ配置されている。
先ず、搬送コンベアCにより送られてきた処理対象となる複数の容器Pが所定の処理位置に至ると、所定の検知信号に基づき、搬送コンベアCが停止する。
続いて、制御盤30が制御信号を発して、支持駆動機構20´のアクチュエータ22が下降駆動される。これにより、複数の筒面状光源10が、対応する複数の容器Pの内部に挿入される(挿入工程)。
これにより、複数の容器Pの内壁面に直接紫外線が照射され、殺菌処理が施される。
ここで、複数の筒面状光源10による紫外線の照射時間は、約0.5秒~2分程度の範囲であり、消費電力を低減でき、又、紫外線を照射するだけであるため、容器Pに変形や劣化を及ぼすこともない。
これにより、複数の容器Pの外壁面に直接紫外線が照射され、殺菌処理が施される。
ここで、外部面状光源40による紫外線の照射時間は、約0.5秒~2分程度の範囲であり、消費電力を低減でき、又、紫外線を照射するだけであるため、容器Pに変形や劣化を及ぼすこともない。
このように、複数の容器Pを回転させることで、外部面状光源40から発せられる紫外線を複数の容器Pの外壁面に斑無く照射することができる。
これにより、複数の筒面状光源10が、複数の容器Pの外部に抜き取られる(抜き取り工程)。
その後、搬送コンベアCが作動して、処理済みの複数の容器Pは、下流側に搬送される。以下、搬送コンベアCにより搬送される複数の容器Pに対して、順次同様の殺菌処理が施される。
また、複数の筒面状光源10により複数の容器Pの内側から紫外線を照射して殺菌処理を施すと共に、外部面状光源40により複数の容器Pの外側から紫外線を照射して殺菌処理を施すことができるため、殺菌処理をより確実に行うことができる。
特に、深紫外線を照射することにより、極短時間(例えば、0.5秒~2分程度)の照射で確実に殺菌処理を施すことができ、電力の使用量を抑制して低コスト化等を達成することができる。すなわち、低消費電流、高出力の深紫外線(UV-C)光源を使用することで、省エネルギ化、低コスト化を達成することができる。
この実施形態においては、搬送コンベアC´が湾曲して配置されている。そして、殺菌処理エリアAにおいて、前述の複数の筒面状光源10が湾曲状に配列されると共に、二つの外部面状光源40´,40´´が搬送コンベアC´に隣接して設置されている。
外部面状光源40´´は、搬送コンベアC´上を移動する複数の容器Pの外壁面に対向するように凸状をなす湾曲面状に形成され、複数の容器Pに対して紫外線を照射し得るようになっている。
この実施形態でも、前述同様に、複数の容器Pに対して同時に殺菌処理を施すことができ、生産性を向上させることができる。
また、複数の筒面状光源10により複数の容器Pの内側から紫外線を照射して殺菌処理を施すと共に、外部面状光源40´,40´´により複数の容器Pの外側から紫外線を照射して殺菌処理を施すことができるため、殺菌処理をより確実に行うことができる。
以下に、面状光源による殺菌効果をサンプルで確認した実験結果を示す。
[面状光源]
面状光源として、80mm×60mmの矩形状で、中心波長258nm、半値幅50nm、出力200mWの深紫外線を発光する面状光源を使用した。
[殺菌処理の対象物]
処理の対象物として、指標菌(枯草菌;Bacillus Pumilus)104個をPETシートに摂取したサンプルシートを使用した。
[実験手法]
サンプルシートを面状光源の前方25cmに正対させて、深紫外線(UV-C)を5秒、10秒、15秒、20秒間、照射した。
この時の深紫外線の照射強度は、2.5mW/cm2であった。
照射後のサンプルを、それぞれ培養した結果、15秒及び20秒の照射サンプルでは、いずれも指標菌の増殖は認められず、十分な殺菌処理行われたことが分かった。
このことは、指標菌(枯草菌;Bacillus Pumilus)の99.99%殺菌に必要な深紫外線量が48mW・s/cm2(mJ/cm2)であることから、15秒間照射時の37.5mW・s/cm2(mJ/cm2)では線量以上の効果が得られていることになる。
これは、深紫外線が中心波長258nm、半値幅50nmで、細菌類の殺菌に最も効果の高い波長成分が含まれていることに起因すると考えられる。
すなわち、本発明に係る面状光源により、殺菌処理を確実に行うことができることを示すものである。
P1 開口部
S 軸線
10 筒面状光源
11 保持部材
12,12´ 面状光源
12a フレキシブル基板
12b 薄膜電極
12d 放電チューブ
20,20´ 支持駆動機構
40,40´,40´´ 外部面状光源
50 回転機構
Claims (11)
- 開口部を有する容器に紫外線を照射して殺菌処理を施す殺菌装置であって、
前記開口部から前記容器の内部に挿入され得る外輪郭でかつ前記容器の深さ方向の全域に亘る長さに形成されて放射状に紫外線を発光する筒面状光源と、
前記筒面状光源を前記容器に対して進退自在に支持及び駆動する支持駆動機構と、
を備え、
前記筒面状光源は、前記容器の深さ方向の全域に亘る長さに形成された円柱状の保持部材と、平板状に形成され放射状に紫外線を発光するべく前記保持部材の外周面に巻き付けて固定された面状光源を含み、
前記支持駆動機構は、前記保持部材を介して前記筒面状光源を支持している、
ことを特徴とする殺菌装置。 - 前記面状光源は、前記容器の深さ方向に長尺で周方向に隣接して配列された複数の放電チューブと、前記複数の放電チューブの一端側領域及び他端側領域にそれぞれ隣接するように配置された少なくとも一対の薄膜電極と、前記複数の放電チューブ及び一対の薄膜電極を保持するフレキシブル基板と、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の殺菌装置。 - 前記支持駆動機構は、複数の容器に対応させるべく、前記筒面状光源を複数配列させた状態で支持及び駆動するように形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の殺菌装置。 - 前記容器の外側から紫外線を照射する外部面状光源を含む、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載の殺菌装置。 - 前記外部面状光源は、所定方向に長尺で互いに隣接して配列された複数の放電チューブと、前記複数の放電チューブの一端側領域及び他端側領域にそれぞれ隣接するように配置された少なくとも一対の薄膜電極と、前記複数の放電チューブ及び一対の薄膜電極を保持するフレキシブル基板と、を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の殺菌装置。 - 前記外部面状光源は、前記容器を複数配列した状態で、前記複数の容器の外壁面に対向するように平面状に又は湾曲面状に形成されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の殺菌装置。 - 前記容器を前記筒面状光源の軸線回りに回転させる回転機構を含む、
ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一つに記載の殺菌装置。 - 開口部を有する容器に紫外線を照射して殺菌処理を施す殺菌方法であって、
前記開口部から前記容器の内部に挿入され得る外輪郭でかつ前記容器の深さ方向の全域に亘る長さに形成された円柱状の保持部材及び平板状に形成され放射状に紫外線を発光するべく前記保持部材の外周面に巻き付けて固定された面状光源を含み放射状に紫外線を発光する筒面状光源を、前記容器の内部に挿入する挿入工程と、
前記挿入工程の後に、前記筒面状光源に電力を供給して紫外線を発光させる発光工程と、を含む、
ことを特徴とする殺菌方法。 - 前記挿入工程及び発光工程は、複数の容器に対して同時に施される、
ことを特徴とする請求項8に記載の殺菌方法。 - 前記挿入工程の後に、前記容器の外側から対向する外部面状光源に電力を供給して紫外線を発光させる第2発光工程を含む、
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の殺菌方法。 - 前記第2発光工程と同時に、前記容器を前記筒面状光源の軸線回りに回転させる回転工程を含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の殺菌方法。
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