JP7079440B2 - 知育玩具 - Google Patents

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Description

本発明は、知育玩具に関する。
そろばんは日本古来の計算のための優れた道具である。現代においても、集中力や暗算能力、記憶力などの能力を伸ばし、早期に数の概念を把握させるための優れた教育器材として子供の学習に用いられている。また、手指の動かし方を学習させることで計算技術のみならず、脳を活性化させる効果があることが知られている。
しかし、5歳以下の幼児はそろばんがうまく使えないことが多い。その原因の一つは、そろばんの珠が小さく滑りやすい点にある。そろばんに習熟すれば、そろばんの珠の適度な滑りやすさは高速な演算のために役立つが、手指の運動がまだ発達していない幼児の場合、滑りやすく小さいそろばんの珠は誤操作を生みやすく、計算練習に不向きであった。
例えば、特許文献1では、タブレット型多機能端末を利用したそろばん学習装置が開示されている。これによれば画面に表示されたそろばんの珠をタッチすることで、ユーザにそろばんの操作を学習させることができる。
特開2012-256036号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。上記従来技術では、タッチやスワイプによって画面上に表示された珠を動かすため、手指の発達が未熟な幼児等の場合、珠の操作が上手くいかず、誤操作が生じてしまう。また、珠を動かすためにタッチなどを用いると、手指に負荷がかからず、手指の運動能力の発達を促すことができない。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、そろばんに習熟していないユーザでも操作しやすい知育玩具を提供し、そろばんの運珠及び運指、並びに数の概念を好適に習得させることを目的とする。
本発明は、例えば、知育玩具であって、把持部と係合部とを有する複数の珠と、前記珠を支持するための支持部、及び前記係合部と係合して前記珠の移動を制限する制限部、を有する保持部と、を備えるそろばん部と、前記複数の珠の配置を読み取って数値に変換する検出部と、前記数値に関連付けて出力部への出力を制御する制御部と、を備え、前記制限部は、さらに、前記支持部に沿った前記珠の移動に負荷を与えることを特徴とする。
本発明によれば、そろばんに習熟していないユーザでも容易に操作することができ、そろばんの運珠及び運指、並びに数の概念を好適に習得することができる。
一実施形態に係る知育玩具の構成を示す図である。 一実施形態に係る知育玩具のそろばん部の構成を示す図である。 一実施形態に係る知育玩具の出力部に表示される画面を示す図である。 一実施形態に係る知育玩具の構成を示す図である。 一実施形態に係る知育玩具の出力部に表示される画面を示す図である。 一実施形態に係る知育玩具のそろばん部の構成を示す図である。 一実施形態に係る知育玩具のそろばん部のリセットトリガの動作を示す図である。
以下では、本発明の種々の実施形態について添付の図面を参照して説明する。なお、各実施形態は本発明の一例であって、本発明を限定する意図はない。また、各実施形態は可能な範囲で互いに組み合わせて実施することができる。また、以下で説明される複数のモジュールで実現される機能が1つのモジュールで実現されてもよく、逆に1つのモジュールで実現される機能が複数のモジュールに分割されて実現されてもよい。
<第1の実施形態>
以下では、図1を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。なお、以下で説明するそろばん部を有する知育玩具の構成は、本発明に適用されうる一例を示すものであり、本発明を限定する意図はない。
本実施形態に従う知育玩具100は、そろばん部101、検出部102、制御部103、及び出力部104を含む。そろばん部101は、そろばん型の操作部であり、好適には幼児でも扱える形状の操作部分を有する。
ここで、図2を参照して、本実施形態に係るそろばん部101の一例を詳細に説明する。そろばん部101は、少なくとも1つの珠200及び保持部210を含む、そろばんに類似した構成を含みうる。本実施形態において、珠200は、そろばんの五珠及び一珠に対応する、少なくとも5つの珠200がそろばん部101に含まれてよい。珠200は、珠200を移動させるためにユーザによって摘持又は把持される把持部201と、後述する固定部212に係合されることで珠200を滑りにくくし、珠200の移動に負荷を与えるための係合部202とを含んで構成される。なお、図2では、珠200の上部(縦線部分)が把持部201であり、珠200の底部側の側面(斜線部分)が係合部202である。しかし、縦線部分と斜線部分は理解を容易にするために図示したものであり、把持部および係合部の位置、大きさ、範囲などを限定するものではない。また、珠200の形状によって把持部201と係合部202は複数あってもよい。
把持部201は、楕円体、角を丸く加工した直方体、面取りした直方体、又はそろばんと類似した円錐を2つ合わせた菱形形状、の一部と略同一であってもよい。また、把持部201及び係合部202はそれぞれ複数あってもよい。本実施形態においては、珠200は2つの係合部202を備え、支持部211を軸に珠200が回転する際に係合部202が保持部210に接するようにそろばん部101が構成される。これにより、珠200が支持部211を軸に回転することを制限でき、珠200の操作性、例えば掴みやすさをさらに向上させることが可能になる。つまり、幼児であっても容易に珠200を摘持又は把持して操作することができる。例えば、そろばんの珠のように、係合部202を備えないような円形である場合には、支持部211を軸に回転可能な構成となるため、幼児にとっては操作する際に滑ってしまい非常に扱いづらいものとなってしまう。この係合部202と保持部210との構成は支持部211を軸とした珠200の回転動作を制限する制限部の一例となる。
保持部210は、珠200を移動可能に支持する支持部211と、珠200を固定状態又は半固定状態にし、珠200の移動に負荷を与えるための固定部212を備える。本実施形態において、支持部211はそろばんの串と類似した形状で、珠200が備える貫通孔を通り、珠200の移動方向を制限するように珠200を支持する棒状部材である。また、支持部211は複数あってもよく、例えば珠200が2つの貫通孔を備える場合、2つの支持部211がそれぞれの貫通孔を平行に通るようにそろばん部101が構成されてよい。これにより、支持部211は、珠200の移動方向を軸に珠200が回転することを妨げるように機能することができ、さらには、1つの支持部211の場合と比較して、軸に沿って珠200を移動させる際の負荷を高めることができる。つまり、ユーザ(幼児)に一定の力を要求するため、ユーザの手指の発達を促すことができ、誤操作等による珠200の移動を低減することもできる。
固定部212は、ユーザによって珠200の移動に負荷を与え、珠200が滑らないよう機能する。ここで固定部212は、珠200の移動を制限する制限部の一例である。固定部212は、例えば、金属やプラスチックなどからなる弾性体で構成されてよい。本実施形態においては、固定部212は金属バネによって構成され、保持部210の内側側面に設けられる。しかしながら固定部212は保持部210の内側底面に配されてもよい。これにより、例えば、ユーザが知育玩具100を振る、又は傾斜がある場所に知育玩具100を置くといった状況においても、珠200がそろばんの珠のように容易に移動することを防ぐことが可能になる。また、ユーザが珠200を移動させるために力を加える必要があるため、ユーザの手指の発達を促すことができる。
また、係合部202又は固定部212においては、珠200が移動する際に音が鳴る仕組みを設けてもよい。例えば金属バネによって構成される固定部212が、反動などにより珠200の移動の際に保持部210に勢いよく衝突することで音が鳴るように構成してもよい。これにより、ユーザが意図しない珠200の移動にユーザが気づくことができ、操作性を向上させることができる。或いは、固定部212が保持部210に衝突したことを検知して、後述する出力部104のスピーカによって所定の音を出力するようにしてもよい。
図1の説明に戻る。検出部102は、そろばん部101の複数の珠200の配置を読み取り、読み取った配置又は配置に対応する数値に変換し、変換した数値に関連付けられたデータを制御部103に送信する。検出部102は、定期的に又は制御部103から検出命令を受け取り、珠200の配置を読み取ってもよいし、珠200の配置が変更されたタイミングでそろばん部101がトリガ信号を検出部102に送ってもよい。例えば、検出部102はカメラを備え、定期的に珠200の配置をキャプチャし、画像解析によって当該配置を解析してもよい。或いは、検出部102は赤外線センサを備え、珠200が珠の配置の境界線上を横切った際に、検出部102が珠200の移動が起きたことを検出して配置を判断してもよい。また、検出部102は感圧センサを備えてもよく、例えばそろばん部101の保持部210の内側底面で珠200の重さを検出し、センサの出力、例えば、感圧デバイスのX、Y座標が所定量を超えて変化したことをトリガにするなどして珠200の配置を判断してもよい。さらに、珠200又は保持部210は導電性を有する素材からなり、検出部102は、抵抗、電圧、又は電流を含む電気特性に基づき珠200の配置を判断してもよい。
制御部103は、ROM(不図示)等に格納されたプログラムをRAM(不図示)等と協働して実行し、検出部102及び出力部104を制御するための制御回路であってよい。制御部103は、検出部102が読み取った配置又は配置に対応する数値に関連付けられたデータを受信し、受信したデータに基づき出力部104に出力する画面を制御する。
出力部104は、ディスプレイなどで構成され、そろばん部101の珠200の配置に関連付けられた数字をユーザが容易に把握できるようにフィードバックする機能を有する。ここで、図3を参照して、出力部104に出力される画面の一例について説明する。例えば、そろばん部101の珠200が図3の(A)に示すように配置されている場合、検出部102によって珠200の配置に対応する数値が「5」であることが読み取られ、数値に関連付けられたデータが制御部103に伝達される。検出部102からデータを受信した制御部103は、「5」に関連付けられた表示を出力部104に行うよう制御する。例えば、図3(A)では、出力部104にキャラクター(人物)が5人表示される。
続いて、図3の(B)に示すように、そろばん部101の珠200がユーザによって操作された場合を考慮する。この場合、検出部102は、珠200の配置に対応する数値が「6」に増えたと判断し、数値に関連付けられたデータを制御部103に伝達する。データを受信した制御部103は、増減に対応して1人のキャラクターが新たに登場するように出力部104を制御する。その際、制御部103は、新たに登場させる人物を表示画面上部から落下するように(スライドインするように)、アニメーション表示してもよい。これにより、ユーザは自身の操作に応じた表示画面の変化を容易に把握することができる。一方、ユーザ操作に応じて人物を減らす場合には、表示画面外にスライドアウトするように、アニメーション表示してもよい。さらに、出力部104はスピーカを備えてもよく、検出部102が検出した数値が変化した場合、制御部103はスピーカから配置の変化、即ち、珠200の移動に対応する音声を再生するよう出力部104を制御してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、知育玩具100は、滑りにくい珠200を備えるそろばん部101を備える。これにより、ユーザの手指の発達を促すことができる。
また、本実施形態によれば、知育玩具100は、珠200の移動に応じて出力を変えるよう制御部103が出力部104を制御する。これにより、ユーザが珠200を移動させた場合に出力部104を通じてフィードバックを得ることができ、数の概念や、珠と数との関係を、ユーザが学習することが可能となる。
また、本実施形態によれば、知育玩具100は、ユーザによって保持しやすい珠200を備える。これにより、珠200の操作性を向上させ、手指が発達していないユーザでもそろばんの学習ができる。
また、本実施形態によれば、知育玩具100は、珠200の移動によってそろばん部101又は出力部104から音が鳴るよう構成される。これにより、音を通じて珠200の移動をユーザにフィードバックすることができ、そろばん部101の操作性を向上させ、ユーザの学習効率を高めることができる。
<第2の実施形態>
以下では、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、知育玩具100は選択部401を有し、制御部103は選択部401で選択された単位に関連付けられた表示を出力部104に出力するよう制御する。なお、上記第1の実施形態に係る知育玩具100と同様のハードウェア構成は同一の参照符号を付して説明を省略し、異なる点のみを説明する。
図4に本実施形態に係る知育玩具100を示す。知育玩具100は選択部401を備える。選択部401は、出力部104の表示を切り替えるためのスイッチである。選択部401は、ユーザにとって身近なもの、例えばリンゴ、コップ、人、車などのアイテム群から1つを選択することができ、選択されたアイテムを制御部103に伝える。選択部401は、ダイヤルスイッチなどの物理的機構で実現されてもよい。または、選択部401はタッチパネル式の入力デバイスを備える出力部104と一体に形成されてもよい。即ち、当該入力デバイスの液晶表示部にアイテムを選択するための選択部、例えば、アイコン等を表示し、当該選択部が操作(タッチ)されることによってアイテムを選択してもよい。
次に、図5を参照して、出力部104に出力される表示の一例を説明する。図5の(A)に示すように、例えば選択部401で「車」が選択されており、検出部102で読み取った珠200の配置が「2」を示す場合、制御部103は出力部104が2台の車を表示するよう制御してもよい。また、制御部103は「2台(にだい)」という単位を示す文字列とともに数値を出力部104が表示するよう制御してもよい。さらに、出力部104はスピーカを備えてよく、そのような場合、制御部103は例えばエンジン音やクラクション音のような、車に関連付けられた音を鳴らすよう出力部104を制御してもよい。また、制御部103は、スピーカから、クラクション音の前後に、「車が2台」という音声を流すよう出力部104を制御してもよい。
続いて、図5の(B)に示すように、選択部401で「人」が選択されており、検出部102が読み取った珠200の配置が「5」を示す場合、制御部103は出力部104にキャラクターを5人表示してもよい。また、制御部103は、「5人(ごにん)」という単位を示す文字列とともに数値を出力部104に表示させてもよい。さらに、出力部104がスピーカを備える場合、例えば人の歓声や、挨拶など、選択されたアイテムである、人に関連付けられた音声を流すよう制御部103が制御してよい。
また、選択部401で選択されるアイテムが変更された場合、それに対応して音声を流すように制御部103が出力部104を制御してよい。例えば、検出部102で読み取った珠200の配置が「5」を示し、選択部401で選択されるアイテムが「車」から「人」に変更された場合、制御部103は、画面上に新たに5人のキャラクターが登場するよう出力部104を制御してもよい。即ち、制御部103は、図5の(A)を表示している際に、選択部401が「車」から「人」に変更された場合には、図5の(B)に示す表示に出力部104を制御する。
以上説明したように、本実施形態によれば、知育玩具は出力部104に表示するアイテムを選択するための選択部401を備える。これにより、ユーザへの出力に変化をつけ、ユーザへの興味を引き付けることが可能になる。また、ユーザが選択した単位での数の数え方を学習することもできる。
<第3の実施形態>
以下では、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、知育玩具100のそろばん部101は、隣接する珠200の把持部201が移動方向601に一定以上の間隔を空けるように形成された珠200を備える。上記第1又は第2の実施形態に係る知育玩具100と同様のハードウェア構成は同一の参照符号を付して説明を省略し、異なる点のみを説明する。また、本実施形態は、上記第1及び第2の実施形態と組み合わせて実施することができる。
図6に本実施形態に係る珠200及び保持部210の一例を示す。本実施形態における珠200は、実施形態1と同様の把持部201と、底面に波型構造の係合部202を有する基台600(図6の斜線部分)とを含む。本実施形態における保持部210は、支持部かつ固定部として機能する波型の構造を含む。基台600の移動方向601の長さは限定されないが、複数の珠200が移動方向601で隣接した場合にも、複数の把持部201の間に一定以上の距離を確保する大きさであることが望ましい。例えば、隣接する2つの珠200の把持部201の移動方向601が前後2cm以上離間するよう珠200が形成されてよい。これにより、ユーザが把持部201を摘持又は把持しやすいよう複数の把持部201を隔離することができ、珠200の操作性を向上させることができる。
また、例えば、珠200を支持する支持部としてレール等が保持部210の内壁602に配されてもよい。さらに、固定部が図6の矢印603の方向に移動可能とすることで、保持部210との距離を変更可能であってよい。これにより、係合部202と固定部とが接する面積を変えることができ、珠200を移動させるために必要な力を変更可能となる。これにより、ユーザの手指の筋力に合わせて珠200の移動に必要な力を変更可能となる。
なお、珠200を移動させるために必要な力を変化させるために、係合部202と固定部との間の係合力を変化させることができれば、必ずしも係合部202と固定部との距離を変化させなくてもよい。例えば、係合部202と固定部とが、金属板とコイルとからなり、コイルに電流を流すことで電磁石として機能させて係合部202と固定部との間の係合力を生むよう構成されてもよい。この場合、コイルに流す電流量を変化させることで係合力を変化させることができる。
なお、図6において、珠200の係合部202は、5つの凸部からなる波型構造として図示されているが、係合部202は基台600の底面の一部のみを構成し、例えば基台600の底面が1つの凸部と平面とを有してもよい。また、図6では保持部210及び係合部202が波型構造を備えるよう図示したが、複数の珠200の把持部201の間隔を設けるように、所定の位置に珠200を配置できる構造であればよい。例えば係合部202又は保持部210はタイヤを用いて実現されてもよい。また、保持部210及び係合部202は多段階で固定されるスライドレールで構成されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、知育玩具は、隣接する複数の珠200の把持部201が移動方向で2cm以上離間するよう形成された珠200を備える。これにより、隣接する珠200の把持部201同士が密着することなく一定の空間を設けることができ、幼児でも珠200を掴み、珠200を移動させるための力を加えることが容易に操作でき、操作性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、知育玩具100は、係合部202と固定部212との間の係合力を変化させることができる。これにより、珠200を動かすために必要な力を、ユーザの筋力に合わせることができ、ユーザの手指の微細運動の発達を促すことができる。
<第4の実施形態>
以下では、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態では、知育玩具100のそろばん部101は、複数の珠200の全てをそれぞれの所定の位置に移動させるリセットトリガ701(リセット部)を備える。なお、上記第1、第2、又は第3の実施形態に係る知育玩具100と同様のハードウェア構成は同一の参照符号を付して説明を省略し、異なる点のみを説明する。なお、本実施形態は、上記第1乃至第3の実施形態と組み合わせて実施することができる。
本実施形態に係る知育玩具100のそろばん部101は、複数の珠200をそれぞれの所定の位置に移動させるためにユーザによって操作される、板状部材からなる2つのリセットトリガ701を備える。2つのリセットトリガ701は、そろばんの梁に相当する位置に設けられる。図7の(A)は、リセットトリガ701が動作する前のそろばん部101を示す。それぞれのリセットトリガ701は、支持部211を通すための貫通孔を有し、支持部211の軸と平行に、図7(A)の矢印の向きに移動することができる。一方のリセットトリガ701はそろばんの五珠に対応する珠200を、他方のリセットトリガ701はそろばんの一珠に対応する珠200をそれぞれの所定の配置に移動させるために用いられる。
図7の(B)は、リセットトリガ701の動作中の図である。それぞれのリセットトリガ701が珠200を支持部211の軸方向と平行な向きに押すことで、珠200を所定の位置に移動させることができる。また、リセットトリガ701は、固定部212と連動し、例えば固定部212が珠200の移動の妨げにならないように固定部212を移動させてもよい。これにより、珠200がスムーズに所定の位置に移動させることができる。
また、リセットトリガ701は、珠200を所定の位置に移動させた後、図7(C)に示すように初期位置に戻る。固定部212がリセットトリガ701と連動している場合、固定部212は図7(A)と同じ位置に戻ってよい。
なお、2つのリセットトリガ701は同時に動作する必要はなく、別々に操作可能な構成としてもよいし、リセットトリガ701は1つであってもよい。また、本実施形態ではリセットトリガ701が固定部212と連動するものとしているが、リセットトリガ701とは別に、固定部212が珠200の移動を妨げない状態に遷移させるトリガが設けられてもよい。また、リセットトリガ701は支持部211と一体に形成されてもよい。加えて、本実施形態においてリセットトリガ701は板状部材によって実現されているが、珠200を所定の位置に移動できる態様であればよい。例えば、磁力によって珠200又は固定部212を動かしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、知育玩具100のそろばん部101は、複数の珠200をそれぞれの所定の位置に移動させるリセットトリガ701を備える。これにより、そろばんの珠の初期配置を理解していない幼児であっても、珠200を初期位置に配置することができ、容易に学習することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、固定部212は、支持部211と一体に形成されてもよい。図2において、支持部211上であって、珠200のとりうる配置の境界に、弾性部材からなる突起を配することで支持部211と一体に構成されてもよい。これにより、そろばん部101の内側底面にスペースを確保することが容易となり、検出部102を内側底面に配置するなど設計の自由度が高まるほか、少ない部品数で知育玩具100を提供することができ、知育玩具100の低コスト化につながりうる。
また、例えば検出部102は、保持部210の固定部212と一体に形成され、珠200の配置の代わりに珠200の移動を読み取り、読み取った珠200の移動又は移動に関連付けられた数値を制御部103に伝えてもよい。例えば、プッシュボタンが検出部102及び固定部212の機能を実現するために用いられてよい。これにより、少ない部品数で知育玩具100を提供することができ、知育玩具100の低コスト化につながりうる。
また、珠200の配置、及び選択部401で選択されたアイテムが同一の場合であっても、出力部104に出力される表示が異なってもよい。例えば図5(A)のように、珠200の配置が「2」を示し、選択部401で「車」が選択されている場合、出力部104に表示される車種若しくは車の移動方向、又は再生される音声が、時間経過に従い、又は疑似ランダム的に変化するよう制御部103が出力部104を制御してもよい。また、制御部103は複数の画面パターンを有し、そのうちの1つの画面パターンを出力部104に表示するよう制御してもよい。これにより、ユーザの興味を長く引き付けることができる。
100:知育玩具、101:そろばん部、102:検出部、103:制御部、104:出力部

Claims (11)

  1. 知育玩具であって、
    把持部と係合部とを有する複数の珠と、
    前記珠を支持するための支持部、及び前記係合部と係合して前記珠の移動を制限する制限部、を有する保持部と、
    を備えるそろばん部と、
    前記複数の珠の配置を読み取って数値に変換する検出部と、
    前記数値に関連付けて出力部への出力を制御する制御部と、
    を備え
    前記制限部は、さらに、前記支持部に沿った前記珠の移動に負荷を与えることを特徴とする知育玩具。
  2. 前記制限部は、前記支持部を軸とした前記珠の回転動作を制限することを特徴とする請求項1に記載の知育玩具。
  3. 前記把持部は、楕円体、角を丸く加工した直方体、面取りした直方体、又はそろばんと類似した円錐を2つ合わせた菱形形状、の一部と略同一であることを特徴とする請求項1または2に記載の知育玩具。
  4. 複数の前記珠の何れかの配置が変わる際に、前記珠、前記保持部、又は前記出力部によって音が鳴るよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の知育玩具。
  5. 前記出力部に出力する数値の単位を選択するための選択部をさらに備え、
    前記制御部は、前記選択部によって選択された単位に関連付けて前記出力部の表示を制御することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の知育玩具。
  6. 前記制限部は波型の構造を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の知育玩具。
  7. 隣接するよう配置された前記複数の珠の各把持部が、移動方向で前後2cm以上離間するように形成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の知育玩具。
  8. 前記そろばん部は、前記制限部と前記係合部との間の距離を変更可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の知育玩具。
  9. 前記制御部は、さらに、前記珠の配置が同一の場合に前記出力部に表示する複数の画面パターンを有し、前記出力部が前記複数の画面パターンの内の1つを表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の知育玩具。
  10. 前記複数の珠をそれぞれの所定の配置に移動させるように、前記珠または前記保持部を動作させるリセット部を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の知育玩具。
  11. 前記検出部は、感圧センサ又は赤外線センサによって前記珠の配置を読み取ることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の知育玩具。
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