JP7077894B2 - タイヤ - Google Patents

タイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP7077894B2
JP7077894B2 JP2018177770A JP2018177770A JP7077894B2 JP 7077894 B2 JP7077894 B2 JP 7077894B2 JP 2018177770 A JP2018177770 A JP 2018177770A JP 2018177770 A JP2018177770 A JP 2018177770A JP 7077894 B2 JP7077894 B2 JP 7077894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
shoulder
sipe
main groove
land portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018177770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020049955A (ja
Inventor
龍太 木寅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2018177770A priority Critical patent/JP7077894B2/ja
Priority to EP19174272.5A priority patent/EP3575111B1/en
Priority to US16/414,240 priority patent/US11312183B2/en
Priority to CN201910409387.9A priority patent/CN110549796B/zh
Publication of JP2020049955A publication Critical patent/JP2020049955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7077894B2 publication Critical patent/JP7077894B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、タイヤに関し、詳しくは、車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤに関する。
下記特許文献1には、車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤが提案されている。特許文献1のタイヤは、ミドル陸部に配されたサイプを規定することにより、操縦安定性及びノイズ性能の向上を期待している。
特開2016-199118号公報
特許文献1のタイヤは、ドライ路面においてさらなる操縦安定性の向上が求められていた。また、特許文献1のタイヤは、氷雪上性能の向上も求められていた。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、優れた操縦安定性及び氷雪上性能を発揮し得るタイヤを提供することを主たる課題としている。
本発明は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、車両装着時に車両の外側に位置する第1トレッド接地端と、前記第1トレッド接地端とタイヤ赤道との間でタイヤ周方向に連続して延びる第1ショルダー主溝と、前記第1ショルダー主溝のタイヤ赤道側でタイヤ周方向に連続して延びるクラウン主溝と、前記第1トレッド接地端と前記第1ショルダー主溝との間に区分された第1ショルダー陸部と、前記第1ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間に区分された第1ミドル陸部とを含み、前記第1ミドル陸部には、タイヤ周方向に連続して延びる第1周方向サイプが設けられ、前記第1ショルダー陸部には、前記第1トレッド接地端から前記第1ショルダー主溝まで延びる複数の第1ショルダーサイプが設けられ、前記第1ショルダーサイプの少なくとも1本は、屈曲部を有し、前記屈曲部は、第1方向に凸に屈曲する第1屈曲部と、第1方向と反対向きに凸に屈曲する第2屈曲部とを含む。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ショルダーサイプは、前記第1屈曲部と前記第2屈曲部との間の縦成分を有し、前記縦成分は、タイヤ周方向に対して30°未満の角度で配されているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部は、前記第1ショルダー陸部のタイヤ軸方向の中心よりもタイヤ軸方向内側に設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ショルダー陸部には、前記第1トレッド接地端から延びかつ前記第1ショルダー陸部内で途切れる複数の第1ショルダー横溝が設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記複数の第1ショルダー横溝は、それぞれ、タイヤ軸方向に対して0~10°の角度で配されているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第2屈曲部は、前記第1屈曲部よりもタイヤ軸方向外側に配され、前記第1ショルダー横溝のタイヤ軸方向の内端と前記第2屈曲部と間のタイヤ軸方向の距離は、前記第1ショルダー主溝の溝幅よりも小さいのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ミドル陸部には、前記第1ショルダー主溝から延び、前記第1ミドル陸部内で途切れる複数の第1ミドルサイプと、前記クラウン主溝から延び、前記第1ミドル陸部内で途切れる複数の第2ミドルサイプとが設けられ、前記第2ミドルサイプの合計本数は、前記第1ミドルサイプの合計本数よりも多いのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ミドルサイプは、前記第1ショルダー主溝を介して前記第1ショルダーサイプと連続する位置に設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ミドルサイプと前記第1ショルダー主溝との連通部には、面取り部が設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記面取り部は、前記第1ミドル陸部の踏面上のエッジ、前記第1ショルダー主溝の溝壁上のエッジ、及び、前記第1ミドルサイプのサイプ壁上のエッジで囲まれた傾斜面を含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記トレッド部は、タイヤ赤道上に配されたクラウン陸部を含み、前記クラウン陸部は、溝及びサイプが配されていないプレーンリブであるのが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部は、車両装着時に車両の外側に位置する第1トレッド接地端と、前記第1トレッド接地端とタイヤ赤道との間でタイヤ周方向に連続して延びる第1ショルダー主溝と、前記第1ショルダー主溝のタイヤ赤道側でタイヤ周方向に連続して延びるクラウン主溝と、前記第1トレッド接地端と前記第1ショルダー主溝との間に区分された第1ショルダー陸部と、前記第1ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間に区分された第1ミドル陸部とを含む。
第1ミドル陸部には、タイヤ周方向に連続して延びる第1周方向サイプが設けられている。第1周方向サイプは、第1ミドル陸部のタイヤ周方向の剛性を維持しつつ、そのエッジによって氷雪上走行時にタイヤ軸方向の摩擦力を提供するため、氷雪上性能が向上する。
第1ショルダー陸部には、第1トレッド接地端から第1ショルダー主溝まで延びる複数の第1ショルダーサイプが設けられている。第1ショルダーサイプの少なくとも1本は、屈曲部を有し、屈曲部は、第1方向に凸に屈曲する第1屈曲部と、第1方向と反対向きに凸に屈曲する第2屈曲部とを含む。
第1ショルダーサイプは、第1屈曲部及び第2屈曲部のエッジによって多方向に摩擦力を発揮し、氷雪上性能を高めることができる。また、第1屈曲部及び第2屈曲部は、第1ショルダー陸部の踏面に接地圧が作用したとき、互いに向き合うサイプ壁が噛み合う。このため、第1ショルダーサイプを境界とした第1ショルダー陸部のせん断変形が抑制され、ドライ路面での操縦安定性が高められる。
本発明のタイヤの一実施形態を示すトレッド部の展開図である。 図1のトレッド部の断面図である。 図1の外側ショルダー陸部の拡大図である。 図1の外側ミドル陸部及び内側ミドル陸部の拡大図である。 (a)は、図4のA-A線断面図であり、(b)は、図4のB-B線断面図である。 図1の内側ショルダー陸部の拡大図である。 本発明の他の実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 比較例のタイヤのトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に用いられるが、これに限られない。
本実施形態のタイヤ1は、車両への装着の向きが指定された非対称のトレッドパターンを具える。車両への装着の向きは、例えば、サイドウォール部(図示せず)に文字等で表示される。
トレッド部2は、タイヤ赤道Cの一方側の第1トレッド接地端と、タイヤ赤道Cの他方側の第2トレッド接地端とを含んでいる。
第1トレッド接地端及び第2トレッド接地端とは、正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷しかつキャンバー角0゜で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側のトレッド接地端を意味している。ここで、正規状態とは、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤの各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。タイヤが乗用車用である場合、正規内圧は、例えば、180kPaである。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。タイヤが乗用車用の場合、正規荷重は、例えば、前記荷重の88%に相当する荷重である。
本実施形態では、第1トレッド接地端は、車両装着時に車両の外側に位置する外側トレッド接地端TE1として用いられる。第2トレッド接地端は、車両装着時に車両の内側に位置する内側トレッド接地端TE2として用いられる。
トレッド部2は、外側トレッド接地端TE1(第1トレッド接地端)の側をタイヤ周方向に連続してのびる外側ショルダー主溝5(第1ショルダー主溝)と、内側トレッド接地端TE2(第2トレッド接地端)の側をタイヤ周方向に連続してのびる内側ショルダー主溝6(第2ショルダー主溝)と、外側ショルダー主溝5と内側ショルダー主溝6との間をタイヤ周方向に連続してのびる少なくとも1本のクラウン主溝3とを含む。本実施形態では、クラウン主溝3は、タイヤ赤道C上をのびる1本の主溝である。クラウン主溝3は、例えば、タイヤ赤道Cを挟む様に2本設けられても良い。本実施形態の外側ショルダー主溝5、内側ショルダー主溝6及びクラウン主溝3は、直線状にのびる形態であるが、ジグザグ状にのびる形態であってもよい。
クラウン主溝3の幅W3及びショルダー主溝5、6の幅W5、W6は、慣例に従って種々定めることができる。例えば、本実施形態の乗用車用の空気入りタイヤでは、幅W3、W5及びW6は、トレッド接地幅TWの4.0%~8.5%が望ましい。
トレッド接地幅TWとは、正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷しかつキャンバー角0゜で平面に接地させたときのトレッド接地端TE1、TE2間のタイヤ軸方向の距離である。
上記幅W3、W5及びW6がトレッド接地幅TWの4.0%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。一方、上記幅W3、W5及びW6がトレッド接地幅TWの8.5%を超える場合、トレッド部2のゴムボリュームが低下し、耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。
図2は、図1のトレッド部2の断面図である。図2に示されるように、クラウン主溝3の深さD3及びショルダー主溝5、6の深さD5、D6は、慣例に従って種々定めることができる。本実施形態の乗用車用空気入りタイヤの場合、上記深さD3、D5及びD6は、5~10mmが望ましい。
上記深さD3、D5及びD6が5mm未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。一方、上記D3、D5及びD6が10mmを超える場合、トレッド部2の剛性が不足し、操縦安定性能に影響を及ぼすおそれがある。
図1に示されるように、トレッド部2は、クラウン主溝3と外側ショルダー主溝5との間の外側ミドル陸部11(第1ミドル陸部)を有する。トレッド部2は、外側ショルダー主溝5と外側トレッド接地端TE1の間の外側ショルダー陸部13(第1ショルダー陸部)を有する。トレッド部2は、クラウン主溝3と内側ショルダー主溝6との間の内側ミドル陸部12(第2ミドル陸部)を有する。トレッド部2は、内側ショルダー主溝6と内側トレッド接地端TE2の間の内側ショルダー陸部14(第2ショルダー陸部)を有する。
外側ミドル陸部11には、タイヤ周方向に連続して延びる第1周方向サイプ33が設けられている。「サイプ」とは、幅が2mm以下(好ましくは1.5mm以下)の切り込みであり、タイヤに正規荷重を負荷した接地条件すなわち、踏面での高い接地圧により閉塞する。さらに望ましい態様では、第1周方向サイプ33の幅は、0.5mm~1.0mmである。
本実施形態の第1周方向サイプ33は、直線状にのびる形態であるが、ジグザグ状にのびる形態であってもよい。第1周方向サイプ33は、例えば、外側ミドル陸部11のタイヤ軸方向の内端から、外側ミドル陸部11のタイヤ軸方向長さの45%~55%の位置に配されているのが望ましい。
第1周方向サイプ33は、外側ミドル陸部11のタイヤ周方向の剛性を維持しつつ、そのエッジによって氷雪上走行時にタイヤ軸方向の摩擦力を提供するため、氷雪上性能が向上する。なお、外側ミドル陸部11のさらに詳細な構成は、後述される。
図3は、外側ショルダー陸部13を示している。外側ショルダー陸部13には、外側トレッド接地端TE1から外側ショルダー主溝5まで延びる複数の第1ショルダーサイプ51が形成されている。このような第1ショルダーサイプ51によって、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃が緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
第1ショルダーサイプ51の少なくとも1本は、小さい半径で屈曲しながらタイヤ軸方向に延びる屈曲部54を有している。屈曲部54の曲率半径は、例えば、1mm以下である。
屈曲部54は、第1方向に凸に屈曲する第1屈曲部54aと、第1方向と反対向きに凸に屈曲する第2屈曲部54bとを含む。本実施形態では、第2屈曲部54bが第1屈曲部54aよりもタイヤ軸方向外側に配されている。
第1ショルダーサイプ51は、第1屈曲部54a及び第2屈曲部54bのエッジによって多方向に摩擦力を発揮し、氷雪上性能を高めることができる。また、第1屈曲部54a及び第2屈曲部54bは、外側ショルダー陸部13の踏面に接地圧が作用したとき、互いに向き合うサイプ壁が噛み合う。このため、第1ショルダーサイプ51を境界とした外側ショルダー陸部13のせん断変形が抑制され、ドライ路面での操縦安定性が高められる。
第1屈曲部54a及び第2屈曲部54bは、外側ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の中心よりもタイヤ軸方向内側に設けられているのが望ましい。これにより、第1屈曲部54a及び第2屈曲部54bに大きな接地圧が作用し易くなり、氷雪上性能がより高められる。
外側ショルダー主溝5の溝縁から第1屈曲部54aまでのタイヤ軸方向の距離L5は、外側ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の長さL4の0.10~0.25倍であるのが望ましい。また、第1屈曲部54aから第2屈曲部54bまでのタイヤ軸方向の距離L6は外側ショルダー主溝5の溝幅W5(図1に示され、以下、同様である。)よりも小さいのが望ましい。具体的には、前記距離L6は、外側ショルダー主溝5の溝幅W5の0.15~0.30倍であるのが望ましい。これにより、サイプ壁同士が噛み合ったとき、外側ショルダー陸部13の剛性が効果的に高められる。
第1ショルダーサイプ51は、第1屈曲部54aと第2屈曲部54bとの間の縦成分56を有している。縦成分56は、例えば、タイヤ周方向に対して30°未満の角度で配されているのが望ましい。また、縦成分56の長さは、例えば、3.0~7.0mmであるのが望ましい。このような縦成分56は、タイヤ軸方向の摩擦力を提供し、氷雪路での横滑りを抑制することができる。
本実施形態の第1屈曲部54a及び第2屈曲部54bには、例えば、タイヤ軸方向に対して10°未満の角度で延びる横成分57が連なっている。このような横成分57は、氷雪路でのトラクションを高めるのに役立つ。
各第1ショルダーサイプ51は、深サイプ52と、深サイプ52よりも深さの小さい浅サイプ53とを含んでいる。深サイプ52は、外側トレッド接地端TE1からタイヤ軸方向の内方にのび、外側ショルダー陸部13に内端52iを有する。浅サイプ53は、深サイプ52の内端52iと外側ショルダー主溝5とをつなぐ。このような深サイプ52及び浅サイプ53によって、外側ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の内方でのタイヤ周方向の剛性が容易に確保されるので、優れた操縦安定性能が得られる。本実施形態では、浅サイプ53に、上述の第1屈曲部54a及び第2屈曲部54bが構成されている。
浅サイプ53の幅は、例えば、0.5~1.0mmであるのが望ましい。浅サイプ53の深さは、例えば、0.5~3.0mmであるのが望ましい。
本実施形態では、浅サイプ53の幅は、深サイプ52の幅よりも大きい。浅サイプ53は、深サイプ52のタイヤ半径方向の外側領域を包含し、深サイプ52に沿って外側トレッド接地端TE1まで延出されている。これにより、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃がより一層緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
本実施形態の深サイプ52は、タイヤ軸方向に対して例えば、5~20°の角度で傾斜し、湾曲しながらのびている。
深サイプ52は、大きい半径で湾曲しながらタイヤ軸方向にのびる湾曲部51aを有している。湾曲部51aの曲率半径は、例えば、75mm以上である。湾曲部51aによって、深サイプ52のタイヤ軸方向成分とタイヤ周方向成分とが緩やかに変化し、コーナリング時の過渡特性に優れた操縦安定性能が得られる。
外側ショルダー陸部13には、外側トレッド接地端TE1から延び外側ショルダー陸部13内で途切れる外側ショルダー横溝(第1ショルダー横溝)55が形成されている。外側ショルダー横溝55は、外側ショルダー陸部13に内端55iを有している。外側ショルダー横溝55は、タイヤ周方向に隣り合う第1ショルダーサイプ51の間に配されている。外側ショルダー横溝55は、第1ショルダーサイプ51に沿ってのびている。外側ショルダー横溝55によって、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃が緩和され、タイヤの乗り心地性能が高められる。
複数の外側ショルダー横溝55のそれぞれは、例えば、タイヤ軸方向に対して0~10°の角度で配されているのが望ましい。
外側ショルダー横溝55のタイヤ軸方向長さL1は、深サイプ52のタイヤ軸方向長さL2よりも大きいのが望ましい。このような外側ショルダー横溝55によって、路面から外側ショルダー陸部13に入力される衝撃がより一層緩和され、タイヤの乗り心地性能が高められる。
外側ショルダー横溝55の内端55iと第2屈曲部54bとの間のタイヤ軸方向の距離L7は、外側ショルダー主溝5の溝幅W5よりも小さいのが望ましく、より望ましくは前記溝幅W5の0.50倍よりも小さいのが望ましい。具体的には、前記距離L7は、前記溝幅W5の0.25~0.35倍である。これにより、外側ショルダー横溝55の内端55i付近のゴムの変形が、第1屈曲部54a及び第2屈曲部54bのサイプ壁が噛み合うことで抑制され、前記内端55i付近の偏摩耗が抑制される。
外側ショルダー横溝55の内端55iから外側ショルダー主溝5までのタイヤ軸方向の長さL3は、外側ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の長さL4の0.10~0.30倍であるのが望ましい。このような外側ショルダー横溝55は、操縦安定性と氷雪上性能とをバランス良く高めることができる。
図4は、外側ミドル陸部11及び内側ミドル陸部12を示している。外側ミドル陸部11には、外側ショルダー主溝5から延び、外側ミドル陸部11内で途切れる複数の第1ミドルサイプ31と、クラウン主溝3から延び、外側ミドル陸部11内で途切れる複数の第2ミドルサイプ32とが形成されている。第1ミドルサイプ31及び第2ミドルサイプ32は、それぞれ、第1周方向サイプ33に達することなく外側ミドル陸部11内で途切れている。すなわち、本実施形態の第1周方向サイプ33は、第1ミドルサイプ31の内端31iと第2ミドルサイプ32の外端32oとの間を延びている。第1ミドルサイプ31及び第2ミドルサイプ32は、外側ミドル陸部11の剛性を維持しつつ、氷雪上性能を高めるのに役立つ。
本実施形態の第1ミドルサイプ31及び第2ミドルサイプ32は、例えば、略同一の曲率で湾曲しながら延びているのが望ましい。本実施形態の第1ミドルサイプ31は、タイヤ軸方向に対して僅かに傾斜している。第2ミドルサイプ32は、第1ミドルサイプ31と同じ向きに傾斜している。望ましい態様では、第2ミドルサイプ32は、タイヤ軸方向に対して第1ミドルサイプ31よりも大きい角度で傾斜している。
図1に示されるように、第1ミドルサイプ31は、前記外側ショルダー主溝5を介して第1ショルダーサイプ51と連続する位置に設けられているのが望ましい。なお、この態様は、一方のサイプを仮想延長した領域と、他方のサイプを仮想延長した領域との外側ショルダー主溝5内におけるタイヤ周方向の最小のずれ量が2.0mm以下である態様を含む。このような第1ミドルサイプ31は、第1ショルダーサイプ51とともに適度に開き易くなり、氷雪路でのトラクションをさらに高めることができる。
図4に示されるように、外側ミドル陸部11に設けられた第2ミドルサイプ32の合計本数は、外側ミドル陸部11に設けられた第1ミドルサイプ31の数よりも多いのが望ましい。これにより、旋回時の操舵の手応えがリニアになり、優れた操縦安定性が発揮される。また、第2ミドルサイプ32によって、外側ミドル陸部11の剛性が適度に緩和し、ノイズ性能及び乗り心地性能も高められる。
第2ミドルサイプ32の合計本数は、第1ミドルサイプ31の合計本数の2倍以上が望ましい。換言すると、第2ミドルサイプ32のピッチは、第1ミドルサイプ31のピッチの1/2以下が望ましい。このような第2ミドルサイプ32及び第1ミドルサイプ31によって、操縦安定性と氷雪上性能とがバランス良く高められる。
本実施形態の第2ミドルサイプ32は、第1周方向サイプ33を挟んで第1ミドルサイプ31から滑らかに連なる第2ミドルサイプ32Aを含んでいる。「滑らかに連なる」とは、少なくとも、第1ミドルサイプ31と第2ミドルサイプ32Aとが、タイヤ軸方向に対して同じ向きに傾斜し、第1ミドルサイプ31をタイヤ軸方向の内方に延長した仮想線と第2ミドルサイプ32Aをタイヤ軸方向の外方に延長した仮想線とが第1周方向サイプ33内で重なり合う又はタイヤ周方向に僅かにずれる位置関係にあることをいう。このタイヤ周方向のずれ量は、例えば、2mm以下が望ましい。このような位置関係にある第1ミドルサイプ31及び第2ミドルサイプ32Aによって、外側ミドル陸部11の剛性分布に連続性が生じ、路面から外側ミドル陸部11に入力される衝撃が穏やかに緩和され、乗り心地性能が高められる。
図5(a)は、第1ミドルサイプ31及び第2ミドルサイプ32のA-A線断面を示している。第1ミドルサイプ31は、深底部31Bと浅底部31Cとを有している。深底部31Bと浅底部31Cとによって、第1ミドルサイプ31は、階段状に形成される。第1ミドルサイプ31の浅底部31Cは、深底部31Bよりもタイヤ軸方向の外方に位置されている。
第2ミドルサイプ32は、深底部32Bと浅底部32Cとを有している。深底部32Bと浅底部32Cとによって、第2ミドルサイプ32は、階段状に形成される。第2ミドルサイプ32の浅底部32Cは、深底部32Bよりもタイヤ軸方向の内方に位置されている。これにより、外側ミドル陸部11のクラウン主溝3近傍でのタイヤ周方向の剛性が高められ、操縦安定性能が向上する。
第2ミドルサイプ32の最大の深さは、第1ミドルサイプ31の最大の深さよりも大きいのが望ましい。このような第2ミドルサイプ32は、氷雪路で大きな摩擦力を提供できる。
浅底部32Cは、クラウン主溝3からタイヤ軸方向の外方に、一定の深さでのびている。浅底部32Cの深さは、深底部32Bの最大の深さの30%~60%が望ましい。このような第2ミドルサイプ32によって外側ミドル陸部11の剛性分布が最適化され、乗り心地性能と操縦安定性能がバランスよく向上する。
図4に示されるように、内側ミドル陸部12には、内側ショルダー主溝6からタイヤ軸方向の内方にのびる第3ミドルサイプ41と、クラウン主溝3からタイヤ軸方向の外方にのびる第4ミドルサイプ42とが形成されている。第3ミドルサイプ41及び第4ミドルサイプ42は、内側ミドル陸部12の剛性を維持しつつ、氷雪上性能を高めることができる。
本実施形態の第3ミドルサイプ41及び第4ミドルサイプ42は、タイヤ軸方向に対して第1ミドルサイプ31と同一の向きに傾斜し、略同一の曲率で湾曲しながらのびている。
第3ミドルサイプ41は内側ミドル陸部12に内端41iを有し、第4ミドルサイプ42は、内側ミドル陸部12に外端42oを有する。これにより、内側ミドル陸部12のタイヤ周方向での連続性が維持され、その高い剛性によって優れた操縦安定性能が得られる。
本実施形態では、内側ミドル陸部12に設けられた第4ミドルサイプ42の合計本数と内側ミドル陸部12に設けられた第3ミドルサイプ41の合計本数とが等しいことが望ましい。より具体的には、第4ミドルサイプ42のピッチと第3ミドルサイプ41のピッチとが等しいことが望ましい。また、本実施形態では、内側ミドル陸部12に設けられた第4ミドルサイプ42の合計本数は、外側ミドル陸部11に設けられた第2ミドルサイプ32の合計本数と等しい。これにより、操縦安定性及び氷雪上性能がバランス良く高められる。
図5(b)は、第3ミドルサイプ41及び第4ミドルサイプ42のB-B線断面を示している。第3ミドルサイプ41は、深底部41Bと浅底部41Cとを有している。第4ミドルサイプ42は、深底部42Bと浅底部42Cとを有している。これらには、上述した第2ミドルサイプ32の深底部32B及び浅底部32Cの構成を適用することができる。
第3ミドルサイプ41の最大の深さ、及び、第4ミドルサイプ42の最大の深さは、例えば、第1ミドルサイプ31の最大の深さよりも大きいのが望ましい。望ましい態様では、第2ミドルサイプ32、第3ミドルサイプ41及び第4ミドルサイプ42について、最大の深さが等しい。これにより、優れた操縦安定性を発揮することができる。
図4に示されるように、内側ミドル陸部12には、タイヤ周方向に連続してのびる第2周方向サイプ43が設けられていてもよい。第2周方向サイプ43は、第3ミドルサイプ41の内端41iと第4ミドルサイプ42の外端42oとの間をのびている。本実施形態の第2周方向サイプ43は、直線状にのびる形態であるが、ジグザグ状にのびる形態であってもよい。第2周方向サイプ43は、内側ミドル陸部12のタイヤ軸方向の内端から、内側ミドル陸部12のタイヤ軸方向長さの45%~55%の位置に配されているのが望ましい。このような第2周方向サイプ43によって路面から内側ミドル陸部12に入力される衝撃が緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
第1周方向サイプ33と同様に、第2周方向サイプ43の幅は、0.5mm~1.0mmが望ましい。
図6は、内側ショルダー陸部14を示している。内側ショルダー陸部14には、内側トレッド接地端TE2からタイヤ軸方向の内方にのびる複数の第2ショルダーサイプ61が形成されている。第2ショルダーサイプ61は、内側ショルダー陸部14に内端61iを有する。内側ショルダー陸部14に配された第2ショルダーサイプ61の合計本数は、外側ショルダー陸部13に配された第1ショルダーサイプ51の合計本数と等しい。このような第2ショルダーサイプ61によって、路面から内側ショルダー陸部14に入力される衝撃が緩和され、タイヤのノイズ性能及び乗り心地性能が高められる。
本実施形態の第2ショルダーサイプ61は、タイヤ軸方向に対して第1ミドルサイプ31とは、逆向きに傾斜し、湾曲しながらのびている。
各第2ショルダーサイプ61は、深サイプ62と、深サイプ62よりも深さの小さい浅サイプ63とを含んでいる。深サイプ62は、内側トレッド接地端TE2からタイヤ軸方向の内方にのび、内端61iに達する。浅サイプ63の幅は、深サイプ62の幅よりも大きい。浅サイプ63は、深サイプ62のタイヤ半径方向の外側領域を包含し、深サイプ62に沿って内側トレッド接地端TE2からタイヤ軸方向の内方にのび、内端61iに達する。
内側ショルダー陸部14には、内側トレッド接地端TE2からタイヤ軸方向の内方にのびる内側ショルダー横溝(第2ショルダー横溝)65が形成されている。内側ショルダー横溝65は、内側ショルダー陸部14に内端65iを有している。内側ショルダー横溝65は、タイヤ周方向に隣り合う第2ショルダーサイプ61の間に配されている。内側ショルダー横溝65は、第2ショルダーサイプ61に沿ってのびている。内側ショルダー横溝65によって、路面から内側ショルダー陸部14に入力される衝撃が緩和され、タイヤの乗り心地性能が高められる。
内側ショルダー陸部14には、内側ショルダー主溝6からタイヤ軸方向の外方にのびる第3ショルダーサイプ66が形成されている。第3ショルダーサイプ66は、内側ショルダー横溝65の内端65i又はその近傍で内側ショルダー横溝65に連通している。第3ショルダーサイプ66によって、路面から内側ショルダー陸部14に入力される衝撃がより一層緩和される。
図7には、本発明の他の実施形態のタイヤ1のトレッド部2の展開図が示されている。図7において、上述の実施形態と共通する要素には、同一の符号が付されており、ここでの説明は省略されている。
図7に示される実施形態では、タイヤ赤道Cを挟むように配された2本のクラウン主溝3と、これらの間に区分され、タイヤ赤道C上に配されたクラウン陸部15とを含んでいる。
クラウン陸部15は、例えば、溝及びサイプが配されていないプレーンリブであるのが望ましい。このようなクラウン陸部15は、ドライ路面での操縦安定性を効果的に高める。
この実施形態では、第1ミドルサイプ31と外側ショルダー主溝5との連通部には、面取り部35が設けられている。面取り部35は、外側ミドル陸部11の踏面上のエッジ、外側ショルダー主溝5の溝壁上のエッジ、及び、第1ミドルサイプ31のサイプ壁上のエッジで囲まれた傾斜面を含む。このような面取り部35は、路面から外側ミドル陸部11に入力される衝撃を緩和し、ノイズ性能及び乗り心地性能を高めるのに役立つ。
以上、本発明のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1の基本パターンを有するサイズ215/60R16のタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図8に示されるように、各ミドル陸部aに周方向サイプが配されたおらず、かつ、第1ショルダーサイプbが屈曲部を具えていないタイヤが試作された。比較例のタイヤは、上述の構成を除き、図1に示されるパターンと実質的に同じ構成を具えている。各テストタイヤの操縦安定性及び氷雪上性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:16×7.0J
タイヤ内圧:前輪210kPa、後輪200kPa
テスト車両:4輪駆動車、排気量1500cc
タイヤ装着位置:全輪
<操縦安定性>
上記テスト車両でドライ路面を走行したときの操縦安定性が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、操縦安定性が優れていることを示す。
<氷雪上性能>
上記テスト車両で、雪及び氷を含んだ氷雪路面上を走行したときのハンドル応答性、発進、制動感、グリップ等の性能が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、優れた氷雪上性能を有していることを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0007077894000001
テストの結果、実施例のタイヤは、優れた操縦安定性及び氷雪上性能を発揮していることが確認できた。
2 トレッド部
3 クラウン主溝
5 外側ショルダー主溝(第1ショルダー主溝)
11 外側ミドル陸部(第1ミドル陸部)
13 外側ショルダー陸部(第1ショルダー陸部)
33 第1周方向サイプ
51 第1ショルダーサイプ
54 屈曲部
54a 第1屈曲部
54b 第2屈曲部
C タイヤ赤道
TE1 外側トレッド接地端(第1トレッド接地端)

Claims (11)

  1. 車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、
    車両装着時に車両の外側に位置する第1トレッド接地端と、
    前記第1トレッド接地端とタイヤ赤道との間でタイヤ周方向に連続して延びる第1ショルダー主溝と、
    前記第1ショルダー主溝のタイヤ赤道側でタイヤ周方向に連続して延びるクラウン主溝と、
    前記第1トレッド接地端と前記第1ショルダー主溝との間に区分された第1ショルダー陸部と、
    前記第1ショルダー主溝と前記クラウン主溝との間に区分された第1ミドル陸部とを含み、
    前記第1ミドル陸部には、タイヤ周方向に連続して延びる第1周方向サイプが設けられ、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1トレッド接地端から前記第1ショルダー主溝まで延びる複数の第1ショルダーサイプが設けられ、
    前記第1ショルダーサイプの少なくとも1本は、屈曲部を有し、
    前記屈曲部は、第1方向に凸に屈曲する第1屈曲部と、第1方向と反対向きに凸に屈曲する第2屈曲部とを含む、
    タイヤ。
  2. 前記第1ショルダーサイプは、前記第1屈曲部と前記第2屈曲部との間の縦成分を有し、
    前記縦成分は、タイヤ周方向に対して30°未満の角度で配されている、請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部は、前記第1ショルダー陸部のタイヤ軸方向の中心よりもタイヤ軸方向内側に設けられている、請求項1又は2記載のタイヤ。
  4. 前記第1ショルダー陸部には、前記第1トレッド接地端から延びかつ前記第1ショルダー陸部内で途切れる複数の第1ショルダー横溝が設けられている、請求項1ないし3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 前記複数の第1ショルダー横溝は、それぞれ、タイヤ軸方向に対して0~10°の角度で配されている、請求項4記載のタイヤ。
  6. 前記第2屈曲部は、前記第1屈曲部よりもタイヤ軸方向外側に配され、
    前記第1ショルダー横溝のタイヤ軸方向の内端と前記第2屈曲部と間のタイヤ軸方向の距離は、前記第1ショルダー主溝の溝幅よりも小さい、請求項4又は5記載のタイヤ。
  7. 前記第1ミドル陸部には、
    前記第1ショルダー主溝から延び、前記第1ミドル陸部内で途切れる複数の第1ミドルサイプと、
    前記クラウン主溝から延び、前記第1ミドル陸部内で途切れる複数の第2ミドルサイプとが設けられ、
    前記第2ミドルサイプの合計本数は、前記第1ミドルサイプの合計本数よりも多い、請求項1ないし6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 前記第1ミドルサイプは、前記第1ショルダー主溝を介して前記第1ショルダーサイプと連続する位置に設けられている、請求項7記載のタイヤ。
  9. 前記第1ミドルサイプと前記第1ショルダー主溝との連通部には、面取り部が設けられている、請求項7又は8記載のタイヤ。
  10. 前記面取り部は、前記第1ミドル陸部の踏面上のエッジ、前記第1ショルダー主溝の溝壁上のエッジ、及び、前記第1ミドルサイプのサイプ壁上のエッジで囲まれた傾斜面を含む、請求項9記載のタイヤ。
  11. 前記トレッド部は、タイヤ赤道上に配されたクラウン陸部を含み、
    前記クラウン陸部は、溝及びサイプが配されていないプレーンリブである、請求項1ないし10のいずれかに記載のタイヤ。
JP2018177770A 2018-05-31 2018-09-21 タイヤ Active JP7077894B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018177770A JP7077894B2 (ja) 2018-09-21 2018-09-21 タイヤ
EP19174272.5A EP3575111B1 (en) 2018-05-31 2019-05-14 Pneumatic tyre
US16/414,240 US11312183B2 (en) 2018-05-31 2019-05-16 Pneumatic tyre
CN201910409387.9A CN110549796B (zh) 2018-05-31 2019-05-16 轮胎

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018177770A JP7077894B2 (ja) 2018-09-21 2018-09-21 タイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020049955A JP2020049955A (ja) 2020-04-02
JP7077894B2 true JP7077894B2 (ja) 2022-05-31

Family

ID=69995303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018177770A Active JP7077894B2 (ja) 2018-05-31 2018-09-21 タイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7077894B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115107420B (zh) * 2022-07-29 2024-03-08 大陆马牌轮胎(中国)有限公司 一种花纹具有排水功能的轮胎

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151289A (ja) 2013-03-29 2013-08-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2017218042A (ja) 2016-06-08 2017-12-14 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6561752B2 (ja) * 2015-10-09 2019-08-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP6790663B2 (ja) * 2016-09-26 2020-11-25 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151289A (ja) 2013-03-29 2013-08-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2017218042A (ja) 2016-06-08 2017-12-14 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020049955A (ja) 2020-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107813661B (zh) 充气轮胎
JP5480868B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6900758B2 (ja) タイヤ
JP5321093B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP2752309B1 (en) Pneumatic tire
JP6891624B2 (ja) タイヤ
US10710416B2 (en) Pneumatic tire
JP6699270B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6885170B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7035769B2 (ja) タイヤ
JP7035808B2 (ja) タイヤ
JP6819110B2 (ja) タイヤ
JP6759929B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6988349B2 (ja) タイヤ
WO2017187740A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP7095370B2 (ja) タイヤ
KR20180001438A (ko) 타이어
JP7095371B2 (ja) タイヤ
JP7069995B2 (ja) タイヤ
CN110549796A (zh) 轮胎
JP5282479B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7400429B2 (ja) タイヤ
JP2013039871A (ja) 空気入りタイヤ
JP7077894B2 (ja) タイヤ
JP7310314B2 (ja) タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7077894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150