JP7077052B2 - ドアベル - Google Patents

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Description

本発明は、ドアベルに関する。
遠隔配置されるコンピューティング・デバイスと無線通信できるドアベルを用いて、第1の無線ネットワークを検出し、その後、ドアベルと遠隔配置されるコンピューティング・デバイスとの間における第2の無線ネットワークを作ることにより、第2の無線ネットワークを介して、ドアベルとコンピューティング・デバイスが直接通信できるようにする方法が知られている(特許文献1参照)。
米国特許第9094584号明細書 米国特許第8872915号明細書 米国特許第9237318号明細書 米国特許第8144183号明細書 米国特許第9432638号明細書 米国特許第9485478号明細書 米国特許第9516284号明細書
このようなドアベルにおいては、呼び出し機能が作動する度に、その呼出全てが居住者に通知される。とりわけ、特許文献1のように、ドアベルとコンピューティング・デバイスが直接通信できるようになると、居住者は必要以上に呼び出し通知を受けることになり、煩わしさに耐えない。
本発明は、不要な呼び出し通知を制限することが可能なドアベルを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るドアベルは、
来訪者を撮像するカメラと、
前記来訪者が居住者を呼び出すために押下される呼出ボタンと、
前記カメラが撮像した画像を分析する映像処理部と、
前記居住者の端末への通知を行わない条件を記憶するための条件記憶部と、
前記居住者を呼び出すか否かの判断をする判断部と、
前記居住者へ呼出を通知する呼出通知部と、を備え、
前記映像処理部は、来訪者により前記呼出ボタンが押下されると、前記カメラにより撮像された画像を分析するよう構成され、
前記判断部は、前記映像処理部による分析結果に基づいて、不審者度数を算出し、前記不審者度数と前記条件記憶部に記憶された条件とを比較して、前記居住者を呼び出すか否かの判断をするよう構成され、
前記判断部が、前記居住者を呼び出さないと判断した場合、前記呼出通知部は前記呼出を前記居住者に通知しない。
上記構成によれば、不審者の可能性の高い来訪者からの呼び出しについては居住者に通知されないため、不要な呼び出し通知の数を減らすことができる。
このように、上記構成によれば、不要な呼び出し通知を減らすことが可能なドアベルを提供することができる。
また、本発明の一態様に係るドアベルにおいて、
前記ドアベルは、前記カメラが撮像した画像及び前記判断部が算出した不審者度数を保存する保存部をさらに有しており、
前記判断部は、さらに、前記映像処理部による分析結果と、前記保存部に保存された前記画像及び前記不審者度数とを比較して、前記居住者を呼び出すか否かの判断をする。
上記構成によれば、不審者か否かの判断の精度がより高まり、不審者である可能性が高い来訪者からの呼び出し通知数は減少する。
このように、上記構成によれば、必要以上に呼び出しに応じなくて済むドアベルを提供することができる。
また、本発明の一態様に係るドアベルにおいて、
前記条件は前記居住者の前記端末から送られた前記呼出を許可する来訪者又は前記呼出を許可しない来訪者に関する情報を含み、
前記映像処理部は、前記条件記憶部に記憶された条件に基づいて、前記カメラが撮像した画像を分析する。
上記構成によれば、映像処理部は、居住者の端末から送られた情報に基づき、来訪者が不審者か否かを分析する。このため、居住者は自身の意向に沿った設定で、映像処理部に、不審者か否かの分析をさせることができる。
このように、上記構成によれば、必要以上に呼び出しに応じなくて済むドアベルを提供することができる。
また、本発明の一態様に係るドアベルにおいて、
前記条件は、不審者の行動傾向に関する情報を含み、
前記映像処理部は、前記条件記憶部に記憶された不審者の行動傾向に基づいて、前記カメラにより検出された前記来訪者の動作を分析する。
上記構成によれば、映像処理部は、条件記憶部に記憶された不審者の行動傾向に基づき、来訪者の動作を分析する。このため、不審者の可能性の高い来訪者からの呼び出しについては居住者に通知されなくなる。
このように、上記構成によれば、不要な呼び出し通知を減らすことが可能なドアベルを提供することができる。
また、本発明の一態様に係るドアベルにおいて、
前記ドアベルは、Wi-Fiルータを介してネットワークと接続可能であり、前記ネットワークを介して、居住者に関連付られた移動通信端末と通信可能であり、前記移動通信端末へ前記呼出を通知する。
上記構成によれば、例えば、居住者が遠隔地にいる場合であっても、呼び出し通知を確認することができる。
このように、上記構成によれば、遠隔地にいても必要な呼び出し通知確認することが可能なドアベルを提供することができる。
本発明によれば、不要な呼び出し通知を制限することが可能なドアベルを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るシステム模式図である。 本発明の一実施形態に係るドアベルの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るドアベルを用いた場合における、居住者を呼び出すまでの流れを示すフロー図である。 居住者への呼出を行わない条件を設定する様子を表した図である。 (a)は、来訪者が、呼出ボタンを押下した時の様子を示す図である。(b)は、来訪者が、呼出ボタンを押下した後、ドアベルに対して後ろ向きに進んでいる様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るドアベルシステム1を示している。図1に示すように、ドアベルシステム1は、ドアベル2(Wi-Fiドアベル2とも呼ぶ。)と、サーバ3と、移動通信端末4(端末4とも呼ぶ。)と、を有している。ドアベル2と移動通信端末4は、ネットワーク5を介して、サーバ3と通信可能である。ドアベル2及び移動通信端末4とネットワーク5を中継する通信機器としては、例えば、ルータ20(Wi-Fiルータ20とも呼ぶ。)が用いられ得る。また、移動通信端末4としては、例えば、ノートPC、タブレット端末、スマートフォン等の電子機器が利用され得る。
サーバ3は、記憶部(図示せず)を有している。当該記憶部は、ドアベル2のユーザ(居住者)や来訪者に関する情報、ドアベル2の位置情報等を記憶可能である。
移動通信端末4は、表示部6と、発光部(図示せず)と、発振部(図示せず)と、を有している。表示部6は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のタッチスクリーン型のディスプレイであって、画像(操作画像や二次元コード等)を表示するように構成されている。発光部は、赤外線等の可視光線を射出可能である。当該可視光線は、可視光通信に用いられ得る。発振部は、超音波を発振可能である。当該超音波は、超音波通信に用いられ得る。
移動通信端末4は、ドアベル2とサーバ3を接続可能にするためのパスワード情報を表示部6に表示させ、又は送信することができる。パスワード情報の表示形式は二次元コード、音声パスワードとして読み上げられるための文字等であって、送信形式としては、可視光線通信、超音波通信等である。
また、ユーザは、ドアベル2の初期設定用のアプリケーションをダウンロードした移動通信端末4及びネットワーク5を介して、来訪者の受け入れ可否の条件設定の登録やドアベル2の位置情報をサーバ3に登録することができる。
図2は、ドアベル2の機能ブロック図である。図2に示すように、ドアベル2は、制御部7と、通信IF(インターフェース)8と、カメラ9と、操作部10と、マイク12と、スピーカ13と、人感センサ14と、映像処理部15と、音声認識部17と、光線検出部18と、超音波検出部19と、記憶部21と、人工知能部22と、条件記憶部23と、判断部24と、呼出通知部25と、保存部26と、モーションセンサ27と、接触認識部29と、GPS(Global Positioning System)(図示せず)を有している。これらはバス11を介して互いに通信可能に接続されている。
制御部7は、ドアベル2の各部の動作を制御するための制御部であり、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含む少なくとも一つのマイクロコントローラと、トランジスタ等のアクティブ素子およびパッシブ素子を含むその他電子回路を含んでもよい。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)および/またはTPU(Tensor Processing Unit)である。CPUは、複数のCPUコアによって構成されてもよい。CPUは、例えば、人感センサ14が来訪者を検知すると、カメラ9が来訪者の撮像を開始するように制御する。GPUは、複数のGPUコアによって構成されてもよい。メモリは、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)を含む。ROMには、ドアベル制御プログラムが記憶されてもよい。RAMには、ドアベル制御プログラムが一時的に記憶されてもよい。プロセッサは、記憶装置またはROMに記憶されたドアベル制御プログラムから指定されたプログラムをRAM上に展開し、RAMとの協働で各種処理を実行するように構成されてもよい。
また、制御部7は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programammable Gate Array)等の集積回路(ハードウェア資源)によって構成されてもよい。さらに、制御部7は、少なくとも一つのマイクロコントローラと集積回路との組み合わせによって構成されてもよい。
制御部7は、後述する光線検出部18や超音波検出部19から受信した信号が、ドアベル2がネットワーク5と接続可能な状態になるためのパスワード情報を含んでいる場合、当該信号からパスワード情報を認識し、その認識したパスワード情報を通信IF8に伝達する。
通信IF8は、ルータ20を介して、ネットワーク5への接続を可能にする装置あるいはインターフェースである。通信IF8を介して、ドアベル2は、ネットワーク5に接続されたサーバ3と適宜に通信することができる。
通信IF8は、送受信機能を有している。送信機能に着目すれば、通信IF8は、例えば、ドアベル2の位置情報を、ネットワーク5を介してサーバ3に送信する送信手段の一例として機能する。
また、受信機能に着目すれば、通信IF8は、例えば、ドアベル2の位置情報を、ネットワーク5を介してサーバ3から受信する受信手段の一例として機能する。
カメラ9は、ドアベル2の前方を含む周囲を撮影する。カメラ9の撮像範囲に来訪者が存在している場合、カメラ9は、その来訪者を撮影する。さらに、カメラ9は、二次元コードの読み取りも可能である。また、マイク12は、ドアベル2の周辺の来訪者の声等の音声を捉える。スピーカ13は、ユーザの端末、例えば、インターホン親機のマイクで捉えられたユーザの声等の音声を発する。
操作部10は、来訪者の各種入力操作を受け付ける。各種入力操作には、例えば、ユーザの呼出等が含まれる。
人感センサ14は、赤外線等により、来訪者を検知するように構成されている。人感センサ14は、来訪者を検知すると、来訪者がドアベル2に接近していることを制御部7に伝達する。
映像処理部15は、制御部7に備わっているプロセッサと同様のプロセッサにより構成され得る。映像処理部15は、カメラ9が撮像や読み込み等をしたデータを処理して、処理結果を通信IF8に伝達する。映像処理部15は、カメラ9が撮像した画像を分析するためのソフトウェアを備えている。映像処理部15は、来訪者により、操作部10の呼出ボタンが押下されると、後述する条件記憶部23に記憶された条件に基づいてカメラ9により撮像された画像を分析することも可能である。
音声認識部17は、制御部7に備わっているプロセッサと同様のプロセッサにより構成され得る。音声認識部17は、マイク12が捉えた声等の音声データを受信する。受信した音声データが、例えば、ドアベル2がネットワーク5と接続可能な状態になるためのパスワード情報に関するものであった場合、音声認識部17は、受信した音声データからパスワード情報を認識し、その認識したパスワード情報を通信IF8に伝達する。
音声認識部17は、マイク12を介して捉えられた来訪者の音声データが、居住者を呼び出すための音声、例えば、「ごめんください。阿部様いらっしゃいますか。」というような音声に関する音声データであるかどうかを認識することができる。音声認識部17は、居住者を呼び出すための音声データを認識した場合、呼出通知部25又は制御部7に呼出があったことを示す検出信号を送信する。
さらに、音声認識部17は、受信した音声データが居住者を呼び出すための音声に関するデータであった場合、受信した音声データを人工知能部22に伝達することもできる。
光線検出部18は、検出センサを備えている。光線検出部18は、例えば、移動通信端末4から射出された光線(例えば、可視光光線)を検出する。光線検出部18は、検出された光線を信号に変換し、当該信号を制御部7に送信する。
超音波検出部19は、超音波マイクを有している。超音波検出部19は、例えば、移動通信端末4から射出された超音波を検出する。超音波検出部19は、検出された超音波を信号に変換し、当該信号を制御部7に送信する。
記憶部21は、人物に関するデータが記憶されている。人物に関するデータとは、個人を特定するのに有用なデータである。例えば、氏名、性別、年齢、身長、音声、身体的特徴等に関する画像、動画等がこれに当たる。例えば、ユーザがネットワーク5を介して、移動通信端末4から記憶部21に画像データを送ることで、記憶部21は画像データを記憶することができる。
人工知能部22は、プロセッサ、メモリ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)等のハードウェア構成要素を有している。また、人工知能部22は、一般的に人工知能エンジンと呼ばれるソフトウェアを有している。
人工知能部22は、過去に蓄積された複数のデータや学習済みモデルを蓄積可能である。また、人工知能部22は、ニューラルネットワークやディープラーニング等のフレームワークによる機械学習も可能である。
このため、人工知能部22は、例えば、単語、イントネーション、会話の文法等の会話に関する情報を記憶することができる。マイク12が捉えた来訪者の音声を分析し、その意味内容を解釈することができる。そして、人工知能部22は、音声認識部17又は人工知能部22によって解釈された意味内容に基づき、適切なメッセージを生成する。当該メッセージは、音声データとしてスピーカ13に送信される。このように、人工知能部22は、来訪者と対話可能である。
人工知能部22は、映像処理部15によって処理された画像データやマイク12を介して音声認識部17が認識した音声データと、記憶部21に記録されたデータとの一致度を数値化(照合)することができる。
照合にあたり、ユーザは、対応付けができたかできなかったのかの基準を人工知能部22に学習又は記憶させることができる。当該基準としては、例えば、上述した数値化された一致度が所定の閾値以上であれば、その来訪者からの呼出をユーザの端末4に通知するといった基準である。
人工知能部22は、映像処理部15によって処理された画像データや、マイク12を介して音声認識部17が認識した音声データと、記憶部21に記録されたデータとを照合する。映像処理部15によって処理された画像データや、マイク12を介して音声認識部17が受信した音声データと、記憶部21に記録されたデータとの一致度が、所定の閾値以上である場合、その来訪者からの呼出は、ユーザの端末4に通知される。
条件記憶部23は、ユーザの端末4への通知を行わない条件を記憶するためのメモリを有している。当該条件は、ユーザが、自身の端末4を介して設定する。当該条件は、呼び出しを許可する来訪者又は呼び出しを許可しない来訪者に関する情報である。呼び出しを許可しない来訪者とは、端末4への通知を行わないよう、ユーザが予め設定した者や、端末4への通知を行うよう、ユーザが予め条件記憶部23に記憶させた条件を満たさない者をいう。来訪者が不審者であるか否かの判断基準には、例えば、来訪者がキョロキョロしているか否かといった基準を含んでも良い。また、条件記憶部23は、後述する不審者度数に基づいて、ユーザへの端末4への通知を行うか否かを判断するための閾値を記憶可能である。なお、条件記憶部23に記憶される閾値は、ユーザが任意に設定できる。
判断部24は、制御部7に備わっているプロセッサと同様のプロセッサにより構成され得る。判断部24は、映像処理部15による分析結果に基づいて、不審者度数を算出することができる。不審者度数は、例えば、設定された判断基準に対する、該当する判断基準の数を、百分率を用いて算出される。本実施形態では、この方法を用いて不審者度数を算定する。
判断部24は、判断部24が算出した不審者度数と、条件記憶部23に記憶された閾値とを比較する。比較した結果に基づき、判断部24は、居住者を呼び出すか否かの判断をする。
また、判断部24は、後述する保存部26に保存されている、撮像画像及び不審者度数と、映像処理部15による分析結果とを比較し、その比較結果も利用して、居住者を呼び出すか否かの判断をすることもできる。
判断部24は、モーションセンサ27から出力された検知信号に基づいて、来訪者がモーションセンサ27に向かって接近しているかどうかの判断を行うことができる。例えば、来訪者がモーションセンサ27に向かって前進していることを示す検知信号が出力された場合、判断部24は、来訪者がモーションセンサ27に向かって接近していると判断する。判断部24によってなされた判断結果は、制御部7へ伝達される。
呼出通知部25は、来訪者からの呼出があったことをユーザに通知する。呼出通知部25は、操作部10の呼出ボタンが押下されることにより、ユーザの端末4に通知してもよいし、判断部24又は制御部7などからの指令に基づいて、ユーザの端末4に通知してもよい。
保存部26は、画像データや数値データ等が保存可能なメモリを有している。保存部26は、カメラ9が撮像した画像及び判断部24が算出した不審者度数を保存する手段である。
モーションセンサ27は、赤外線、マイクロ波、ミリ波等を用い、来訪者の動作を連続的に検知するように構成されている。モーションセンサ27は、人感センサ14が来訪者を検知した信号に基づいて起動する。モーションセンサ27が来訪者の動作を検知すると、モーションセンサ27は、検知結果としての検知信号を判断部24へ出力する。
接触認識部29は、例えば、圧力センサなどにより構成されており、所定の圧力負荷を検出した場合に、呼出通知部25又は制御部7に検出信号を送信する。すなわち、来訪者が接触認識部29に対してノックをすると、接触認識部29は呼出通知部25又は制御部7に検出信号を送信する。
図3から図5を参照して、来訪者が来てから居住者を呼び出すまでの流れを説明する。
図3は、本発明の一実施例に係るドアベル2を用いた場合における、居住者を呼び出すまでの流れを示すフロー図である。初めに、居住者は、端末4に呼出条件を入力する(ステップS1)。本実施例でいう呼出条件とは、居住者に呼出を通知しない条件を意味する。本実施例では、居住者は、来訪者が不審者であるか否かの判断基準及び閾値を設定する。当該判断基準としては、一般に、不審者が取る傾向にある行動が用いられる。例えば、キョロキョロする動作は、いわゆる空き巣犯が一般にとりがちな行動であり、また、ドアベル2に対して後ろ向きに進む動作は、いわゆるピンポンダッシュのような悪戯をする者がとりがちな行動であるので、これらを基準に設定することが考えられる。また、閾値は、0%から100%までの任意の数値である。
図4は、居住者への呼出を行わない条件を設定する様子を表した図である。居住者は、呼出条件を端末4で設定する。居住者は予め、専用アプリケーションを端末4にダウンロードし、専用アプリケーションを起動させることで、判断基準及び閾値の設定画面が端末4上に表示される。本実施例では、不審者が取りやすい行動が一覧になって端末4上に表示されている。居住者は、設定したい条件があれば、その設定条件候補の左側に配置されたボックスにチェックを入れていく。これにより、呼出条件が設定される。尚、設定条件の候補は適宜追加することが可能である。また、本実施形態では、チェックボックス形式で呼出条件を設定する例を用いて説明したが、これに限られない。例えば、呼出条件を自由に記述する形式も考えられる。また、閾値の設定は、0%から100%までの数値を所定の箇所に入力することにより、行われている。本実施例では、閾値を、50%に設定している。
当該判断基準及び閾値は、ネットワーク5を介して条件記憶部23に伝達される。判断基準及び閾値が条件記憶部23に伝達されると、ドアベル2は待機状態になる。
来訪者が呼出ボタンを押下すると(ステップS2)、カメラ9が起動し、来訪者の撮像を開始する(ステップS3)。
カメラ9による来訪者の撮像が開始されると、撮像された画像が映像処理部15に送信される。映像処理部15は、分析用ソフトウェアを用いて、カメラ9により撮像された画像を分析する。画像分析にあたっては、ステップS1において、居住者が予め設定した判断基準に照らして行われる。
図5は、来訪者が、呼出ボタンを押下した時の様子を示す図である。図5に示すように、呼出ボタンが押下されると、カメラ9は、来訪者の全身又は一部分の撮像を開始する。その後、カメラ9は、来訪者を連続的に撮像する。カメラ9が連続的に来訪者を撮像した画像は、映像処理部15に送信され、画像分析される。
判断部24は、映像処理部15が行った分析結果に基づいて、不審者度数を算出する(ステップS4)。本動作例においては、設定された判断基準に対する、該当する判断基準の数を、百分率を用いて算出する方法で、不審者度数を算出している。
図5を用いて、具体的に説明する。図5の(a)は、呼出ボタンを押下した後、来訪者がキョロキョロしている様子を示す図である。また、図5の(b)は、来訪者が、呼出ボタンを押下した後、ドアベル2に対して後ろ向きに進んでいる様子を示す図である。図5に示すように、この来訪者は呼出ボタンを押下した後、ドアベル2に対して後ろ向きに進んでおり、キョロキョロしている。本実施例においては、不審者行動条件の設定として、「キョロキョロしている」ことと、「顔を隠している」ことと、「後ろ向きに進んでいる」ことが選択されている。図5に示す来訪者は、キョロキョロしており、かつドアベル2に対して後ろ向きに進んでいるので、判断部24は不審者度数67%(小数点繰り上げ)と算出する。
不審者度数が算出されると、閾値との比較が行われる(ステップS5)。
ステップS5では、算出された不審者度数とステップS1において、居住者が予め設定した閾値を比較する。不審者度数が閾値を超えている場合、判断部24は、来訪者は不審者であると判断するので、呼出通知部25は、来訪者からの呼出を居住者に通知しない(ステップS6)。反対に、不審者度数が閾値以下である場合、呼出通知部25は、来訪者からの呼出を居住者に通知する(ステップS7)。
本実施例における不審者度数は67%なので、閾値(50%)を超えている。従って、判断部24は、本実施例における来訪者は不審者であると判断するので、呼出通知部25は、上述の通り、居住者への通知は行わない。
その後、カメラ9が撮像した画像及び判断部24が算出した不審者度数を、保存部26に保存するかどうかの判断がなされる(ステップS8)。撮像画像及び不審者度数を保存部26に保存するか否かの設定は、図4に示されるように、端末4上に表示された設定画面の下部に配置されたボックスにチェックを入れることで設定できる。撮像画像及び不審者度数を保存部26に保存するように設定されている場合、撮像画像及び不審者度数は保存部26に保存される。
撮像画像及び不審者度数を保存部26に保存すると、判断部24は、次回以降に、当該来訪者が訪ねてきた時にも、映像処理部15による分析結果と、保存部26に保存された撮像画像及び不審者度数とを比較し、その比較結果も利用して、居住者を呼び出すか否かの判断をする(ステップS9)。
一方、撮像画像及び不審者度数を保存部26に保存するように設定されていない場合、判断部24は、算出した不審者度数と、条件記憶部23に記憶された閾値とを比較するのみである。
尚、カメラ9が撮像した画像及び判断部24が算出した不審者度数を保存部26に保存するかどうかは、ユーザが予め設定することができる。また、当該設定は、適宜変更することができる。
ところで、従来、居住者は、ドアベル2の呼出ボタンが押下される度に、呼出通知を受けていた。しかし、呼出の中には、誤って呼出ボタンが押下されたことにより生じた呼出や、いわゆるピンポンダッシュのような悪戯より生じた呼出もあるため、全ての呼出を居住者に通知するのは煩わしさに耐えない。
上記構成によれば、不審者の可能性の高い来訪者からの呼び出しについては居住者に通知されないため、不要な呼び出し通知の数を減らすことができる。
このように、上記構成によれば、不要な呼び出し通知を減らすことが可能なドアベル2を提供することができる。
また、上記構成によれば、映像処理部15は、居住者の端末4から送られた情報に基づき、来訪者が不審者か否かを分析する。このため、居住者は自身の意向に沿った設定で、映像処理部15に、不審者か否かの分析をさせることができる。
このように、上記構成によれば、必要以上に呼び出しに応じなくて済むドアベル2を提供することができる。
ドアベル2は、ネットワーク5を介して、居住者に関連付られた端末4と通信可能であり、端末4へ呼出を通知するように構成されている。このため、例えば、居住者が遠隔地にいる場合であっても、呼び出し通知を確認することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1:ドアベルシステム、2:ドアベル、3:サーバ、4:移動通信端末、5:ネットワーク、6:表示部、7:制御部、8:通信IF、9:カメラ、10:操作部、12:マイク、13:スピーカ、14:人感センサ、15:映像処理部、17:音声認識部、18:光線検出部、19:超音波検出部、20:ルータ、21:記憶部、22:人工知能部、23:条件記憶部、24:判断部、25:呼出通知部、26:保存部、27:モーションセンサ、29:接触認識部

Claims (4)

  1. 来訪者を撮像するカメラと、
    前記来訪者が居住者を呼び出すために押下される呼出ボタンと、
    前記カメラが撮像した画像を分析する映像処理部と、
    前記居住者の端末への通知を行わない条件であって、不審者の行動傾向に基づく複数の判断基準を含む前記条件を記憶するための条件記憶部と、
    前記居住者を呼び出すか否かの判断をする判断部と、
    前記居住者へ呼出を通知する呼出通知部と、を備え、
    前記映像処理部は、来訪者により前記呼出ボタンが押下されると、前記カメラにより撮像された画像を分析するよう構成され、
    前記映像処理部は、前記条件記憶部に記憶された前記条件に含まれる前記判断基準に基づいて、前記カメラにより検出された前記来訪者の動作を分析し、
    前記判断部は、前記映像処理部による分析結果に基づいて、複数の前記判断基準のうち該当する前記判断基準の割合である不審者度数を算出し、前記不審者度数と前記条件記憶部に記憶された条件とを比較して、前記居住者を呼び出すか否かの判断をするよう構成され、
    前記判断部が、前記居住者を呼び出さないと判断した場合、前記呼出通知部は前記呼出を前記居住者に通知しない、ドアベル。
  2. 前記ドアベルは、前記カメラが撮像した画像及び前記判断部が算出した不審者度数を保存する保存部をさらに有しており、
    前記判断部は、さらに、前記映像処理部による分析結果と、前記保存部に保存された前記画像及び前記不審者度数とを比較して、前記居住者を呼び出すか否かの判断をする、請求項1に記載のドアベル。
  3. 前記条件は前記居住者の前記端末から送られた前記呼出を許可する来訪者又は前記呼出を許可しない来訪者に関する情報を含み、
    前記映像処理部は、前記条件記憶部に記憶された条件に基づいて、前記カメラが撮像した画像を分析する、請求項1に記載のドアベル。
  4. 前記ドアベルは、Wi-Fiルータを介してネットワークと接続可能であり、前記ネットワークを介して、居住者に関連付られた移動通信端末と通信可能であり、前記移動通信端末へ前記呼出を通知する、請求項1からのいずれか一項に記載のドアベル。
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