JP7075712B2 - シート型リチウムイオン電池およびシート型リチウムイオン電池用電極端子 - Google Patents

シート型リチウムイオン電池およびシート型リチウムイオン電池用電極端子 Download PDF

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Description

本発明は、シート型リチウムイオン電池およびシート型リチウムイオン電池用電極端子に関する。
リチウムイオン電池は、一般的に、携帯電話やノートパソコン等の小型携帯機器の電源として使用されている。また、最近では小型携帯機器以外に、電気自動車や電力貯蔵等の電源としてもリチウムイオン電池は使用され始めている。
現在市販されているリチウムイオン電池には、可燃性の有機溶媒を含む電解液が使用されている。一方、電解液を固体電解質に変えて、電池を全固体化したリチウムイオン電池(以下、全固体型リチウムイオン電池とも呼ぶ。)は、電池内に可燃性の有機溶媒を用いないので、安全装置の簡素化が図れ、製造コストや生産性に優れると考えられている。
リチウムイオン電池は、正極層と、電解質層と、負極層と、をこの順に積層することにより構成された発電要素を有している。リチウムイオン電池としては、ラミネートフィルムからなる外装体に発電要素が封入された構造のものがある。
特許文献1には、表裏一対の外装体の間に発電要素を挟み込み、かつ、一対の外装体の周縁部どうしをシールしてシール部を形成することにより、発電要素を一対の外装体の間に封入したシート構造のリチウムイオン二次電池が記載されている。
特許文献1のリチウムイオン二次電池は、発電要素の正極層に対して電気的に接続された正極端子と、発電要素の負極層に対して電気的に接続された負極端子と、を有している。
これらの電極端子は、それぞれ、シール部における一対の外装体どうしの間隙を通して、リチウムイオン二次電池の内部から外部に亘って配置され、かつ、外方に向けて突出している。
特開2015-103370号公報
本発明者らの検討によれば、特許文献1に記載されたリチウムイオン二次電池のような、一対の電極端子が電池の一端に配置されているシート型リチウムイオン電池は、一対の電極端子が電子機器側の端子の極性に合うようにソケットに差し込むか、あるいは電子機器側の端子の極性と合うように注意して電子機器に挿入しなければならず、使い勝手が悪いことを知見した。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、使い勝手に優れたシート型のリチウムイオン電池を提供するものである。
本発明によれば、
正極層と、リチウムイオン伝導性を有する電解質層と、負極層と、がこの順に積層されることにより構成された発電素子を1つ以上含む電池本体と、
上記電池本体が封入されている外装体と、
上記電池本体と電気的に接続され、上記外装体に設けられ、かつ、少なくとも一部が上記外装体の外面側に露出している電極端子と、
を備えるシート状のリチウムイオン電池であって、
上記電極端子は極性が異なる第1の電極端子および第2の電極端子を含み、
上記第1の電極端子および上記第2の電極端子は、シート状の当該リチウムイオン電池が表裏反転しても上記電極端子の極性が電子機器の端子の極性と整合するように構成されており、
上記外装体の折り曲げられた部分からなる当該リチウムイオン電池の第1面の一端部Aには、上記第1の電極端子の一部分、上記第2の電極端子の一部分および上記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられており、
上記外装体の折り曲げられた部分からなり、当該リチウムイオン電池の上記第1面の上記一端部Aと対向する位置にある、当該リチウムイオン電池の第2面の一端部Bには、上記第1の電極端子の一部分、上記第2の電極端子の一部分および上記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられており、
上記電子機器の端子は正極端子と負極端子が互いに隣り合う位置に配置されているシート型リチウムイオン電池が提供される。
さらに本発明によれば、
正極層と、リチウムイオン伝導性を有する電解質層と、負極層と、がこの順に積層されることにより構成された発電素子を1つ以上含む電池本体と、
上記電池本体が封入されている外装体と、
上記電池本体と電気的に接続され、上記外装体に設けられ、かつ、少なくとも一部が上記外装体の外面側に露出している電極端子と、
を備えるシート状のリチウムイオン電池に使用される上記電極端子であって、
極性が異なる第1の電極端子および第2の電極端子を備え、
上記第1の電極端子および上記第2の電極端子は、シート状の上記リチウムイオン電池が表裏反転しても上記電極端子の極性が電子機器の端子の極性と整合するように構成されており、
上記外装体の折り曲げられた部分からなる上記リチウムイオン電池の第1面の一端部Aに、上記第1の電極端子の一部分、上記第2の電極端子の一部分および上記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられるように構成されており、
上記外装体の折り曲げられた部分からなり、上記リチウムイオン電池の上記第1面の上記一端部Aと対向する位置にある、上記リチウムイオン電池の第2面の一端部Bに、上記第1の電極端子の一部分、上記第2の電極端子の一部分および上記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられるように構成されており、
上記電子機器の端子は正極端子と負極端子が互いに隣り合う位置に配置されているシート型リチウムイオン電池用電極端子が提供される。
本発明によれば、使い勝手に優れたシート型のリチウムイオン電池を提供することができる。
本発明に係る実施形態のシート型リチウムイオン電池およびシート型リチウムイオン電池用の電極端子の構造の一例を模式的に示した平面図である。 本発明に係る実施形態の電極端子が形成された外装体の構造の一例を模式的に示した平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。図は概略図であり、実際の寸法比率とは一致していない。
図1は、本発明に係る実施形態のシート型リチウムイオン電池100およびシート型リチウムイオン電池用の電極端子50の構造の一例を模式的に示した平面図である。本実施形態に係るシート型リチウムイオン電池100はリチウムイオン二次電池であるが、リチウムイオン一次電池であってもよい。
本実施形態に係るシート型リチウムイオン電池100は、正極層と、リチウムイオン伝導性を有する電解質層と、負極層と、がこの順に積層されることにより構成された発電素子を1つ以上含む電池本体10と、電池本体10が封入されている外装体20と、電池本体10と電気的に接続され、かつ、少なくとも一部が外装体20の外面側に露出している電極端子50と、を備えている。
そして、図1に示すように、電極端子50は極性が異なる第1の電極端子50aおよび第2の電極端子50bを含み、第1の電極端子50aおよび第2の電極端子50bは、シート型リチウムイオン電池100が表裏反転しても電極端子50の極性が電子機器200の端子201、203の極性と整合するように構成されている。
こうした構成とすることで、シート型リチウムイオン電池の裏表を気にすることなく、電子機器の端子にシート型リチウムイオン電池を挿入する、あるいは接触させることができ、シート型リチウムイオン電池の使い勝手を向上させることができる。
電極端子50は極性が異なる第1の電極端子50aおよび第2の電極端子50bを備え、第1の電極端子50aおよび第2の電極端子50bの一方が正極端子であり、他方が負極端子である。図1では、第1の電極端子50aが負極端子であり、第2の電極端子50bが正極端子である例を示している。
正極端子は電池本体10の一端側の正極層に対して電気的に接続し、負極端子は、電池本体10の他端側の負極層に対して電気的に接続している。
本実施形態に係る電極端子50において、第1の電極端子50aおよび第2の電極端子50bの構成としては、例えば、図1に示すような以下のような構成が挙げられる。
シート型リチウムイオン電池100の第1面100aの一端部A(20A)には、第1の電極端子50aの一部分、第2の電極端子50bの一部分および第1の電極端子50aの一部分がこの順番に設けられており、シート型リチウムイオン電池100の第1面100aの一端部A(20A)と対向する位置にある、シート型リチウムイオン電池100の第2面100bの一端部B(20B)には、第1の電極端子50aの一部分、第2の電極端子50bの一部分および第1の電極端子50aの一部分がこの順番に設けられている。
このような構成とすることで、図1に示すように、シート型リチウムイオン電池100が表裏反転しても、負極端子である第1の電極端子50aが電子機器200の負極端子である端子201に接続でき、正極端子である第2の電極端子50bが電子機器200の正極端子である端子203に接続できる。すなわち、シート型リチウムイオン電池100が表裏反転しても、電極端子50が電子機器200の端子201、203の極性と整合することができる。
なお、図1では、端子201が負極端子であり、端子203が正極端子である例を示している。
また、図1に示すように、シート型リチウムイオン電池100の第1面100aに設けられた第1の電極端子50aは平面視において凹形状であり、第2の電極端子50bの一部分が第1の電極端子50aの上記凹形状の凹部の内側に位置している構成が好ましい。
こうすることで、一つの第1の電極端子50aにより、第1の電極端子50aの一部分、第2の電極端子50bの一部分および第1の電極端子50aの一部分がこの順番に設けられた構造とすることができ、シート型リチウムイオン電池100をより単純な構造とすることができる。
また、図1に示すように、シート型リチウムイオン電池100の第2面100bに設けられた第2の電極端子50bは平面視において凸形状であり、第2の電極端子50bの凸形状の凸部が、2つの第1の電極端子50aの一部分の間に位置していてもよい。
本実施形態に係る電池本体10は、発電素子を2つ以上積層させることにより、バイポーラ型リチウムイオン電池とすることもできる。
発電素子は、例えば、正極層、電解質層および負極層をこの順に積層し、これらをプレス成形等によって互いに一体化することにより、薄板状に形成されている。
発電素子の平面形状は、任意の形状とすることができる。例えば、円形であってもよいし、その他の形状(例えば矩形状等)であってもよい。
本実施形態に係る外装体20は、少なくとも金属層を有するラミネートフィルムにより構成されていることが好ましい。金属層は水蒸気バリア性に優れるため、金属層を有するラミネートフィルムにより外装体20を構成することにより、シート型リチウムイオン電池100の内部に水分が浸入することを防止することができる。
本実施形態に係る金属層を有するラミネートフィルムは、金属層の少なくとも一方の面に樹脂層をさらに有していてもよい。これにより、金属層を有するラミネートフィルムにヒートシール性を付与することができる。
上記金属層を構成する金属は、特に限定されないが、例えば、ステンレス(SUS)、アルミニウム、銅等を用いることができる。
上記樹脂層を構成する樹脂材料は、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を用いることができる。
本実施形態の場合、外装体20は、例えば、その内部に電池本体10を真空パックしたものであり、外装体20の内部は陰圧となっている。
すなわち、外装体20の間に電池本体10が配置された状態で、外装体20の周縁部どうしがシール(ヒートシール等)されることにより、外装体20の間に電池本体10が封入されている。
本実施形態に係るシート型リチウムイオン電池100において、電極端子50の少なくとも一部分は、外装体20に埋め込まれていることが好ましい。こうすることで、シート型リチウムイオン電池100の全体の厚みをより薄くすることができる。
本実施形態に係るシート型リチウムイオン電池100において、厚みが最大の部分の厚さは、1.0mm以下であることが好ましく、0.5mm以下であることがさらに好ましい。
ここで、本実施形態のような薄型のシート型リチウムイオン電池100は、スマートホンやタブレット、家電リモコン等の各種の通信端末機器に容易に搭載できる他、スマートキーやICカードのような極めて薄型の通信端末機器にも搭載可能となることが期待できる。
次に、電池本体10の各構成要素の例を説明する。
(正極層)
正極層は特に限定されず、リチウムイオン電池に一般的に用いられている正極を使用することができる。正極層は、通常、正極活物質層と、正極集電体と、を含む。
正極層は特に限定されないが、一般的に公知の方法に準じて製造することができる。例えば、正極活物質を含む正極活物質層を正極集電体上に形成することにより得ることができる。
正極層の厚みや密度は、電池の使用用途等に応じて適宜決定されるため特に限定されず、一般的に公知の情報に準じて設定することができる。
正極集電体としては、特に限定されず、リチウムイオン電池に一般的に用いられているものを使用でき、例えば、銅箔、銅合金箔、ニッケル箔、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔、ステンレス鋼箔、炭素シート等が挙げられる。価格や入手容易性、電気化学的安定性等の観点から、正極集電体としてはアルミニウム箔が好ましい。
正極活物質層は特に限定されないが、正極活物質以外の成分として、例えば、固体電解質材料、バインダー、導電助剤等から選択される一種または二種以上の材料を含んでもよい。
正極活物質層中の各種材料の配合割合は、電池の使用用途等に応じて、適宜決定されるため特に限定されず、一般的に公知の情報に準じて設定することができる。
本実施形態に係る正極活物質としては特に限定されず、リチウムイオン電池の正極に使用可能な一般的に公知の正極活物質を用いることができる。例えば、リチウムコバルト酸化物(LiCoO)、リチウムニッケル酸化物(LiNiO)、リチウムマンガン酸化物(LiMn)、固溶体酸化物(LiMnO-LiMO(M=Co、Ni等))、リチウム-マンガン-ニッケル酸化物(LiNi1/3Mn1/3Co1/3)、オリビン型リチウムリン酸化物(LiFePO)等の複合酸化物;ポリアニリン、ポリピロール等の導電性高分子;LiS、CuS、Li-Cu-S化合物、TiS、FeS、MoS、Li-Mo-S化合物、Li-Ti-S化合物、Li-V-S化合物等の硫化物系正極活物質;硫黄を含浸したアセチレンブラック、硫黄を含浸した多孔質炭素、硫黄と炭素の混合粉等の硫黄を活物質とした材料;等を用いることができる。これらの正極活物質は1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの中でも、より高い放電容量密度を有し、かつ、サイクル特性により優れる観点から、硫化物系正極活物質が好ましく、Li-Mo-S化合物、LiTiS化合物、LiS化合物から選択される一種または二種以上がより好ましい。
ここで、Li-Mo-S化合物は構成元素としてLi、Mo、およびSを含んでいるものであり、通常は原料であるモリブデン硫化物および硫化リチウムをメカノケミカル処理等の混合粉砕することにより得ることができる。
また、Li-Ti-S化合物は構成元素としてLi、Ti、およびSを含んでいるものであり、通常は原料であるチタン硫化物と硫化リチウムをメカノケミカル処理等の混合粉砕することにより得ることができる。
Li-V-S化合物は構成元素としてLi、V、およびSを含んでいるものであり、通常は原料であるバナジウム硫化物と硫化リチウムをメカノケミカル処理等の混合粉砕することにより得ることができる。
上記固体電解質材料としては特に限定されないが、一般的にリチウムイオン電池に用いられるものを用いることができる。例えば、硫化物系固体電解質材料、酸化物系固体電解質材料、その他のリチウム系無機固体電解質材料等の無機系固体電解質材料;ポリマー電解質等の有機系固体電解質材料を挙げることができる。これらの中でも、硫化物系固体電解質材料が好ましい。これにより、正極活物質との界面抵抗がより一層低下し、出力特性に優れたリチウムイオン電池にすることができる。
上記硫化物系固体電解質材料としては、例えば、LiS-P材料、LiS-SiS材料、LiS-GeS材料、LiS-Al材料、LiS-SiS-LiPO材料、LiS-P-GeS材料、LiS-LiO-P-SiS材料、LiS-GeS-P-SiS材料、LiS-SnS-P-SiS材料等が挙げられる。これらは、一種単独で使用してもよいし、二種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、リチウムイオン伝導性に優れ、かつ広い電圧範囲で分解等を起こさない安定性を有する点から、LiS-P材料が好ましい。ここで、例えば、LiS-P材料とは、少なくともLiS(硫化リチウム)とPとを含む混合物をメカノケミカル処理等の混合粉砕することにより得られる材料を意味する。
上記酸化物系固体電解質材料としては、例えば、LiTi(PO、LiZr(PO、LiGe(PO等のNASICON型、(La0.5+xLi0.5-3x)TiO等のペロブスカイト型等が挙げられる。
その他のリチウム系無機固体電解質材料としては、例えば、LiPON、LiNbO、LiTaO、LiPO、LiPO4-x(xは0<x≦1)、LiN、LiI、LISICON等が挙げられる。さらに、これらの無機固体電解質の結晶を析出させて得られるガラスセラミックスも固体電解質材料として用いることができる。
上記有機系固体電解質材料としては、例えば、ドライポリマー電解質、ゲル電解質等のポリマー電解質を用いることができる。
ポリマー電解質としては、一般的にリチウムイオン電池に用いられるものを用いることができる。
上記導電助剤としてはリチウムイオン電池に使用可能な通常の導電助剤であれば特に限定されないが、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛等のグラファイト類;アセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック類;炭素繊維、金属繊維等の導電性繊維類;アルミニウム粉等の金属粉末類;酸化亜鉛ウィスカー、導電性チタン酸カリウムウィスカー等の導電性ウィスカー類;酸化チタン等の導電性金属酸化物;フェニレン誘導体等の有機導電性材料;等が挙げられる。これらの導電助剤は1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの中でも、粒子径が小さく、価格が安いカーボンブラック類が好ましい。
上記バインダーとしては、ポリマー電解質およびそれ以外のバインダーを使用できる。ポリマー電解質の中でも、ドライポリマー電解質が好ましい。また、ポリマー電解質とそれ以外のバインダーとを組み合わせて使用してもよい。
ポリマー電解質以外のバインダーとしては、リチウムイオン電池で一般的に使用されるバインダーであれば特に限定されないが、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アラミド樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ヘキシル、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸ヘキシル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン、ポリエーテル、ポリエーテルサルフォン、ポリヘキサフルオロプロピレン、スチレンブタジエンゴム、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。これらのバインダーは1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
(負極層)
負極層は特に限定されず、リチウムイオン電池に一般的に用いられている負極を使用することができる。負極層は、通常、負極活物質層と、負極集電体と、を含む。
負極層は特に限定されないが、一般的に公知の方法に準じて製造することができる。例えば、負極活物質を含む負極活物質層を負極集電体上に形成することにより得ることができる。
負極層の厚みや密度は、電池の使用用途等に応じて適宜決定されるため特に限定されず、一般的に公知の情報に準じて設定することができる。
負極集電体としては、特に限定されず、リチウムイオン電池に一般的に用いられているものを使用でき、例えば、銅箔、銅合金箔、ニッケル箔、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔、ステンレス鋼箔、炭素シート等が挙げられる。価格や入手容易性、電気化学的安定性等の観点から、負極集電体としては銅箔が好ましい。
負極活物質層は特に限定されないが、負極活物質以外の成分として、例えば、固体電解質材料、バインダー、導電助剤等から選択される一種または二種以上の材料を含んでもよい。固体電解質材料、バインダーおよび導電助剤の具体例としては、前述した正極活物質層で挙げたものと同様のものを挙げることができる。
負極活物質層中の各種材料の配合割合は、電池の使用用途等に応じて、適宜決定されるため特に限定されず、一般的に公知の情報に準じて設定することができる。
上記負極活物質としては特に限定されず、リチウムイオン電池の負極に使用可能な一般的に公知の負極活物質を用いることができる。例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、樹脂炭、炭素繊維、活性炭、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素質材料;スズ、スズ合金、シリコン、シリコン合金、ガリウム、ガリウム合金、インジウム、インジウム合金、アルミニウム、アルミニウム合金等を主体とした金属系材料;ポリアセン、ポリアセチレン、ポリピロール等の導電性ポリマー;金属リチウム;リチウムチタン複合酸化物(例えばLiTi12);Li-Si合金、Li-Sn合金、Li-Al合金、Li-Ga合金、Li-Mg合金、Li-In合金等のリチウム合金;等が挙げられる。これらの負極活物質は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
負極活物質の形状としては、例えば微粒子状や箔状を挙げることができる。
(電解質層)
電解質層は、正極層と負極層との間に介在するように配置される層である。電解質層としては、多孔性セパレーターに非水電解液を含浸させたものや、固体電解質材料を含む固体電解質層が挙げられる。
本実施形態の多孔性セパレーターとしては正極層と負極層を電気的に絶縁させ、リチウムイオンを透過する機能を有するものであれば特に限定されないが、例えば、多孔性膜を用いることができる。
多孔性膜としては微多孔性高分子フィルムが好適に使用され、材質としてポリオレフィン、ポリイミド、ポリフッ化ビニリデン、ポリエステル等が挙げられる。特に、多孔性ポリオレフィンフィルムが好ましく、具体的には多孔性ポリエチレンフィルム、多孔性ポリプロピレンフィルム等が挙げられる。
本実施形態の非水電解液とは、電解質を溶媒に溶解させたものである。
上記電解質としては、公知のリチウム塩がいずれも使用でき、活物質の種類に応じて選択すればよい。例えば、LiClO、LiBF、LiPF、LiCFSO、LiCFCO、LiAsF、LiSbF、LiB10Cl10、LiAlCl、LiCl、LiBr、LiB(C、CFSOLi、CHSOLi、LiCFSO、LiCSO、Li(CFSON、低級脂肪酸カルボン酸リチウム等が挙げられる。
上記電解質を溶解する溶媒としては、電解質を溶解させる液体として通常用いられるものであれば特に限定されず、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ビニレンカーボネート(VC)等のカーボネート類;γ-ブチロラクトン、γ-バレロラクトン等のラクトン類;トリメトキシメタン、1,2-ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、2-エトキシエタン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン等のエーテル類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類;1,3-ジオキソラン、4-メチル-1,3-ジオキソラン等のオキソラン類;アセトニトリル、ニトロメタン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド等の含窒素類;ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル等の有機酸エステル類;リン酸トリエステルやジグライム類;トリグライム類;スルホラン、メチルスルホラン等のスルホラン類;3-メチル-2-オキサゾリジノン等のオキサゾリジノン類;1,3-プロパンスルトン、1,4-ブタンスルトン、ナフタスルトン等のスルトン類;等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本実施形態に係る固体電解質層は固体電解質材料により構成された層である。固体電解質層は特に限定されず、全固体型リチウムイオン電池に一般的に用いられている固体電解質層を使用することができる。固体電解質層は特に限定されないが、一般的に公知の方法に準じて製造することができる。
固体電解質層を構成する固体電解質材料としては、リチウムイオン伝導性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、前述した正極活物質層で挙げたものと同様のものを挙げることができる。これらの中でも、硫化物系固体電解質材料が好ましい。これにより、固体電解質材料間の界面抵抗がより一層低下し、出力特性に優れたリチウムイオン電池にすることができる。
本実施形態に係る固体電解質層における固体電解質材料の含有量は、所望の絶縁性が得られる割合であれば特に限定されるものではないが、例えば、10体積%以上100体積%以下の範囲内、中でも、50体積%以上100体積%以下の範囲内であることが好ましい。
また、本実施形態の固体電解質層は、バインダーを含有していてもよい。バインダーを含有することにより、可撓性を有する固体電解質層を得ることができる。バインダーとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素含有結着材を挙げることができる。
固体電解質層の厚みや密度は、電池の使用用途等に応じて適宜決定されるため特に限定されず、一般的に公知の情報に準じて設定することができる。
電池本体10は電解質層として、上述した固体電解質層を用いることによって全固体型リチウムイオン電池とすることができる。全固体型リチウムイオン電池は、電池内に可燃性の有機溶媒を用いないので、安全装置の簡素化が図れ、製造コストや生産性、安全性に優れる。
[シート型リチウムイオン電池の製造方法]
本実施形態に係るシート型リチウムイオン電池100は、電極端子50が形成されたシート状の外装体20で電池本体10を封入することにより作製することができる。例えば、図2に示すように、一方の面の中心部に凹形状の第1の電極端子50aと凸形状の第2の電極端子50bが形成された外装体20を準備する。ここで外装体20の他方の面には開口部を設け、電池本体10との接続部位を設ける。
次いで、電池本体10をこの外装体20で挟み込む。この際、図2に示す中心線C1で折り曲げることで、凹形状の第1の電極端子50aと凸形状の第2の電極端子50bが図1に示すように外装体20の両面に形成される。そして、外装体20の端部をヒートシールして電池本体10を封入することにより、図1に示すシート型リチウムイオン電池100を得ることができる。
ここで、凹形状の第1の電極端子50aおよび凸形状の第2の電極端子50bは、例えば、凹形状および凸形状に切り出した金属箔を、図2に示すように、外装体20の表面に貼り付ける、あるいは外装体20の内部に埋め込むことにより形成することができる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
以下、参考形態の例を付記する。
1.
正極層と、リチウムイオン伝導性を有する電解質層と、負極層と、がこの順に積層されることにより構成された発電素子を1つ以上含む電池本体と、
前記電池本体が封入されている外装体と、
前記電池本体と電気的に接続され、かつ、少なくとも一部が前記外装体の外面側に露出している電極端子と、
を備えるシート状のリチウムイオン電池であって、
前記電極端子は極性が異なる第1の電極端子および第2の電極端子を含み、
前記第1の電極端子および前記第2の電極端子は、シート状の当該リチウムイオン電池が表裏反転しても前記電極端子の極性が電子機器の端子の極性と整合するように構成されているシート型リチウムイオン電池。
2.
1.に記載のシート型リチウムイオン電池において、
当該リチウムイオン電池の第1面の一端部Aには、前記第1の電極端子の一部分、前記第2の電極端子の一部分および前記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられており、
当該リチウムイオン電池の前記第1面の前記一端部Aと対向する位置にある、当該リチウムイオン電池の第2面の一端部Bには、前記第1の電極端子の一部分、前記第2の電極端子の一部分および前記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられているシート型リチウムイオン電池。
3.
2.に記載のシート型リチウムイオン電池において、
当該リチウムイオン電池の前記第1面に設けられた前記第1の電極端子は平面視において凹形状であり、前記第2の電極端子の一部分が前記第1の電極端子の前記凹形状の凹部の内側に位置しているシート型リチウムイオン電池。
4.
2.または3.に記載のシート型リチウムイオン電池において、
当該リチウムイオン電池の前記第2面に設けられた前記第2の電極端子は平面視において凸形状であり、前記第2の電極端子の前記凸形状の凸部が、2つの前記第1の電極端子の一部分の間に位置しているシート型リチウムイオン電池。
5.
1.乃至4.いずれか一つに記載のシート型リチウムイオン電池において、
前記電極端子の少なくとも一部分は、前記外装体に埋め込まれているシート型リチウムイオン電池。
6.
1.乃至5.いずれか一つに記載のシート型リチウムイオン電池において、
前記外装体は少なくとも金属層を有するラミネートフィルムを含むシート型リチウムイオン電池。
7.
1.乃至6.いずれか一つに記載のシート型リチウムイオン電池において、
厚みが最大の部分の厚さが1.0mm以下であるシート型リチウムイオン電池。
8.
1.乃至7.のいずれか一つに記載のシート型リチウムイオン電池において、
前記電解質層が固体電解質層であり、
前記電池本体が全固体型リチウムイオン電池であるシート型リチウムイオン電池。
9.
1.乃至8.のいずれか一つに記載のシート型リチウムイオン電池において、
前記電池本体が前記発電素子を2つ以上含むバイポーラ型リチウムイオン電池であるシート型リチウムイオン電池。
10.
正極層と、リチウムイオン伝導性を有する電解質層と、負極層と、がこの順に積層されることにより構成された発電素子を1つ以上含む電池本体と、
前記電池本体が封入されている外装体と、
前記電池本体と電気的に接続され、かつ、少なくとも一部が前記外装体の外面側に露出している電極端子と、
を備えるシート状のリチウムイオン電池に使用される前記電極端子であって、
極性が異なる第1の電極端子および第2の電極端子を備え、
前記第1の電極端子および前記第2の電極端子は、シート状の前記リチウムイオン電池が表裏反転しても前記電極端子の極性が電子機器の端子の極性と整合するように構成されているシート型リチウムイオン電池用電極端子。
11.
10.に記載のシート型リチウムイオン電池用電極端子において、
前記リチウムイオン電池の第1面の一端部Aに、前記第1の電極端子の一部分、前記第2の電極端子の一部分および前記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられるように構成されており、
前記リチウムイオン電池の前記第1面の前記一端部Aと対向する位置にある、前記リチウムイオン電池の第2面の一端部Bに、前記第1の電極端子の一部分、前記第2の電極端子の一部分および前記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられるように構成されているシート型リチウムイオン電池用電極端子。
12.
11.に記載のシート型リチウムイオン電池用電極端子において、
前記リチウムイオン電池の前記第1面に設けられる前記第1の電極端子は平面視において凹形状であり、前記第2の電極端子の一部分が前記第1の電極端子の前記凹形状の凹部の内側に位置しているシート型リチウムイオン電池用電極端子。
13.
11.または12.に記載のシート型リチウムイオン電池用電極端子において、
前記リチウムイオン電池の前記第2面に設けられる前記第2の電極端子は平面視において凸形状であり、前記第2の電極端子の前記凸形状の凸部が、2つの前記第1の電極端子の一部分の間に位置しているシート型リチウムイオン電池用電極端子。
C1 中心線
10 電池本体
20 外装体
20A 第1面の一端部A
20B 第2面の一端部B
50 電極端子
50a 第1の電極端子
50b 第2の電極端子
100 シート型リチウムイオン電池
100a 第1面
100b 第2面
200 電子機器
201 端子
203 端子

Claims (11)

  1. 正極層と、リチウムイオン伝導性を有する電解質層と、負極層と、がこの順に積層されることにより構成された発電素子を1つ以上含む電池本体と、
    前記電池本体が封入されている外装体と、
    前記電池本体と電気的に接続され、前記外装体に設けられ、かつ、少なくとも一部が前記外装体の外面側に露出している電極端子と、
    を備えるシート状のリチウムイオン電池であって、
    前記電極端子は極性が異なる第1の電極端子および第2の電極端子を含み、
    前記第1の電極端子および前記第2の電極端子は、シート状の当該リチウムイオン電池が表裏反転しても前記電極端子の極性が電子機器の端子の極性と整合するように構成されており、
    前記外装体の折り曲げられた部分からなる当該リチウムイオン電池の第1面の一端部Aには、前記第1の電極端子の一部分、前記第2の電極端子の一部分および前記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられており、
    前記外装体の折り曲げられた部分からなり、当該リチウムイオン電池の前記第1面の前記一端部Aと対向する位置にある、当該リチウムイオン電池の第2面の一端部Bには、前記第1の電極端子の一部分、前記第2の電極端子の一部分および前記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられており、
    前記電子機器の端子は正極端子と負極端子が互いに隣り合う位置に配置されているシート型リチウムイオン電池。
  2. 請求項1に記載のシート型リチウムイオン電池において、
    当該リチウムイオン電池の前記第1面に設けられた前記第1の電極端子は平面視において凹形状であり、前記第2の電極端子の一部分が前記第1の電極端子の前記凹形状の凹部の内側に位置しているシート型リチウムイオン電池。
  3. 請求項1または2に記載のシート型リチウムイオン電池において、
    当該リチウムイオン電池の前記第2面に設けられた前記第2の電極端子は平面視において凸形状であり、前記第2の電極端子の前記凸形状の凸部が、2つの前記第1の電極端子の一部分の間に位置しているシート型リチウムイオン電池。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載のシート型リチウムイオン電池において、
    前記電極端子の少なくとも一部分は、前記外装体に埋め込まれているシート型リチウムイオン電池。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載のシート型リチウムイオン電池において、
    前記外装体は少なくとも金属層を有するラミネートフィルムを含むシート型リチウムイオン電池。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載のシート型リチウムイオン電池において、
    厚みが最大の部分の厚さが1.0mm以下であるシート型リチウムイオン電池。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシート型リチウムイオン電池において、
    前記電解質層が固体電解質層であり、
    前記電池本体が全固体型リチウムイオン電池であるシート型リチウムイオン電池。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシート型リチウムイオン電池において、
    前記電池本体が前記発電素子を2つ以上含むバイポーラ型リチウムイオン電池であるシート型リチウムイオン電池。
  9. 正極層と、リチウムイオン伝導性を有する電解質層と、負極層と、がこの順に積層されることにより構成された発電素子を1つ以上含む電池本体と、
    前記電池本体が封入されている外装体と、
    前記電池本体と電気的に接続され、前記外装体に設けられ、かつ、少なくとも一部が前記外装体の外面側に露出している電極端子と、
    を備えるシート状のリチウムイオン電池に使用される前記電極端子であって、
    極性が異なる第1の電極端子および第2の電極端子を備え、
    前記第1の電極端子および前記第2の電極端子は、シート状の前記リチウムイオン電池が表裏反転しても前記電極端子の極性が電子機器の端子の極性と整合するように構成されており、
    前記外装体の折り曲げられた部分からなる前記リチウムイオン電池の第1面の一端部Aに、前記第1の電極端子の一部分、前記第2の電極端子の一部分および前記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられるように構成されており、
    前記外装体の折り曲げられた部分からなり、前記リチウムイオン電池の前記第1面の前記一端部Aと対向する位置にある、前記リチウムイオン電池の第2面の一端部Bに、前記第1の電極端子の一部分、前記第2の電極端子の一部分および前記第1の電極端子の一部分がこの順番に設けられるように構成されており、
    前記電子機器の端子は正極端子と負極端子が互いに隣り合う位置に配置されているシート型リチウムイオン電池用電極端子。
  10. 請求項9に記載のシート型リチウムイオン電池用電極端子において、
    前記リチウムイオン電池の前記第1面に設けられる前記第1の電極端子は平面視において凹形状であり、前記第2の電極端子の一部分が前記第1の電極端子の前記凹形状の凹部の内側に位置しているシート型リチウムイオン電池用電極端子。
  11. 請求項9または10に記載のシート型リチウムイオン電池用電極端子において、
    前記リチウムイオン電池の前記第2面に設けられる前記第2の電極端子は平面視において凸形状であり、前記第2の電極端子の前記凸形状の凸部が、2つの前記第1の電極端子の一部分の間に位置しているシート型リチウムイオン電池用電極端子。
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