JP7075193B2 - 排泄物検出装置 - Google Patents

排泄物検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7075193B2
JP7075193B2 JP2017188640A JP2017188640A JP7075193B2 JP 7075193 B2 JP7075193 B2 JP 7075193B2 JP 2017188640 A JP2017188640 A JP 2017188640A JP 2017188640 A JP2017188640 A JP 2017188640A JP 7075193 B2 JP7075193 B2 JP 7075193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
excrement
ground
cup member
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017188640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019062991A (ja
Inventor
孝司 村井
浩之 梅沢
大輔 鈴木
雅人 今
敬太 中野
雅 仲島
洋子 佐藤
泰則 秋葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2017188640A priority Critical patent/JP7075193B2/ja
Priority to PCT/JP2018/035210 priority patent/WO2019065541A1/ja
Publication of JP2019062991A publication Critical patent/JP2019062991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7075193B2 publication Critical patent/JP7075193B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/44Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/44Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
    • A61F5/451Genital or anal receptacles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

本発明は、排泄物検出装置に係り、特に排泄物の検出漏れを抑制した排泄物検出装置に関する。
寝たきり患者や老人等の排泄物の処理は介護人にとって大きな負担となっている。そこで、下記の特許文献1に記載のように、オムツ型のカップ部材で受け止めた排泄物を排泄物収容器に吸引すると共に、排泄部位を温水で洗浄可能とした排泄物処理装置が提案されている。
上記の排泄物処理装置においては、小便(尿)検知センサとして設けられた一対の電極と、大便検知センサとして設けられた赤外線の発光部及び受光部の検出結果に応じて、排泄物が便(大便)か尿かを判定し、判定結果に応じたモードで洗浄処理を実行している。
特開2008-43501号公報
しかしながら、上記の従来技術では、電極は尿の検出に特化し、尿が溜まりやすい汚物貯留空間に設けられているため、電極による排泄物の検出エリアは極めて限られていた。
そのため、上記の従来技術では、排泄物の量や、排泄物の溜まっている場所によっては、排泄物を検出できないことがある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、排泄物の検出漏れを抑制できる排泄物検出装置を提供することにある。
上記課題は、本発明に係る排泄物検出装置によれば、排泄部位を覆うカップ部材と、前記カップ部材の中に排泄された排泄物を検出する制御装置と、を備え、前記カップ部材は、前記排泄物を受ける受け部と、前記受け部に設けられたセンサ部と、を有し、前記センサ部は、前記受け部の中心部に設けられ、第1電極及び第1グランド電極を含む第1電極部と、前記第1電極部の外側に設けられ、第2電極及び第2グランド電極を含む第2電極部と、を有し、前記制御装置は、前記センサ部に接続する接続部と、前記接続部を介して、前記第1グランド電極及び前記第2グランド電極が共に接続されるグランド線と、を有し、前記第1電極及び前記第2電極と、前記グランド線との導通状態に基づいて、前記排泄物の有無を判定することとし、前記第2電極部は、複数の前記第2電極及び複数の前記第2グランド電極を有し、前記複数の前記第2電極と、前記複数の前記第2グランド電極とは、前記第1電極部を取り囲む位置に設けられ、前記第2電極部において、前記第2電極と前記第2グランド電極とは、交互に配置されることにより解決される。
上記の排泄物検出装置によれば、第1電極と第2電極のいずれかと、第1グランド電極と第2グランド電極のいずれかが導通することにより排泄物が検出される。これにより、排泄物を受ける受け部の広い範囲で排泄物を検出することができる。
すなわち、上記の排泄物検出装置によれば、排泄物の検出漏れを抑制できる。
また、受け部の中心付近に位置する排泄物を検出することができる。これにより、受け部で受けた排泄物を検出しやすくなる。
また、受け部の中心より外側に位置する排泄物を検出することができる。これにより、受け部の周辺に流れやすい尿を検出しやすくなる。
また、排泄物の検出領域を、受け部の中心部、中心部の周囲、及び中心部から放射状に延びる領域にそれぞれ設けることができる。これにより、受け部の広い範囲で排泄物を検出することができる。
また、受け部の中心部の周囲に検出領域をバランス良く配置できる。これにより、受け部の中心部の周囲における排泄物の検出漏れを抑制できる。
また上記課題は、本発明に係る排泄物検出装置によれば、排泄部位を覆うカップ部材と、前記カップ部材の中に排泄された排泄物を検出する制御装置と、を備え、前記カップ部材は、前記排泄物を受ける受け部と、前記受け部に設けられたセンサ部と、を有し、前記センサ部は、前記受け部の中心部に設けられ、第1電極及び第1グランド電極を含む第1電極部と、前記第1電極部の外側に設けられ、第2電極及び第2グランド電極を含む第2電極部と、を有し、前記制御装置は、前記センサ部に接続する接続部と、前記接続部を介して、前記第1グランド電極及び前記第2グランド電極が共に接続されるグランド線と、を有し、前記第1電極及び前記第2電極と、前記グランド線との導通状態に基づいて、前記排泄物の有無を判定することとし、前記第2電極部は、複数の前記第2電極及び複数の前記第2グランド電極を有し、前記複数の前記第2電極と、前記複数の前記第2グランド電極とは、前記第1電極部を環状に取り囲む位置に設けられ、前記受け部において前記排泄物の検出領域を、前記受け部の中心部に位置する領域及び中心部を環状に取り囲む領域にそれぞれ形成することによっても解決される。
上記の排泄物検出装置において、前記第2電極部において、前記第2電極と前記第2グランド電極とは、交互に配置されると好適である。
こうすることで、受け部の中心部の周囲に検出領域をバランス良く配置できる。これにより、受け部の中心部の周囲における排泄物の検出漏れを抑制できる。
上記の排泄物検出装置において、前記複数の前記第2電極を接続した第1接続線と、前記複数の前記第2グランド電極を接続した第2接続線は、上面視において交差していると好適である。
こうすることで、受け部の中心部近傍における排泄物の検出領域の数を増やすことができる。これにより、受け部の中心部近傍における排泄物の検出漏れを抑制できる。
上記の排泄物検出装置において、前記第1接続線と前記第2接続線で囲まれた領域の中に前記第1電極部が配置されると好適である。
こうすることで、受け部の中心部から放射状に延びる検出領域を適度に分散させて配置できる。これにより、受け部の中心部近傍における排泄物の検出漏れを抑制できる。
本発明によれば、排泄物の検出漏れを抑制できる。
排泄物吸引装置の外観を示す図である。 排泄物吸引装置のカップ部材をユーザが装着した状態を示す図である。 排泄物吸引装置の装置本体、排泄物収容器及びカートリッジタンクを示す図である。 排泄物吸引装置の内部構造を模式的に示す図である。 カップ部材の外観を示す図である。 カップ部材の上面図である。 カップ部材に設けられるセンサ部の構成を模式的に示す図である。 コントローラの構成を模式的に示す図である。 センサ部による排泄物の検出領域を示す図である。 センサ部による排泄物の検出領域を示す図である。 センサ部による排泄物の検出領域を示す図である。 センサ部による排泄物の検出領域を示す図である。
以下、図1乃至図12を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る排泄物検出装置としての排泄物吸引装置1について説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
また、以降の説明中、「高さ方向」とは、排泄物吸引装置1の高さ方向であり、排泄物吸引装置1を水平面に置いたときの鉛直方向に相当する。また、「奥行方向」とは、排泄物吸引装置1の奥行方向であり、具体的には、後述するハウジング31の長手方向に相当する。そして、「奥行方向」において排泄物を吸引する吸引ホース51が取り付けられている側を手前側、その反対側を奥側とする。
[本実施形態に係る排泄物吸引装置1の構成]
以下、本実施形態に係る排泄物吸引装置1の構成について図1乃至図12を参照しながら説明する。図1乃至図12の各図の概要は以下の通りである。
図1は、排泄物吸引装置1の外観を示す図である。
図2は、排泄物吸引装置1のカップ部材10をユーザが装着した状態を示す図である。
図3は、排泄物吸引装置1の装置本体、排泄物収容器20及びカートリッジタンク61を示す図である。
図4は、排泄物吸引装置1の内部構造を模式的に示す図である。
図5は、カップ部材10の外観を示す図である。
図6は、カップ部材10の上面図である。
図7は、カップ部材10に設けられるセンサ部15の構成を模式的に示す図である。
図8は、コントローラ80の構成を模式的に示す図である。
図9は、センサ部15による排泄物の検出領域を示す図である。
図10は、センサ部15による排泄物の検出領域を示す図である。
図11は、センサ部15による排泄物の検出領域を示す図である。
図12は、センサ部15による排泄物の検出領域を示す図である。
排泄物吸引装置1は、図1に示す外観をなしており、歩行困難な患者や寝たきりの高齢者(以下、ユーザU)の排泄物の処理に利用される。
図1及び図2に示されるように、排泄物吸引装置1は、ユーザUがオムツPの上から装着するカップ部材10、装置本体30、カップ部材10及び装置本体30を接続する吸引ホース51、洗浄水ホース52、エア返送ホース53及び信号伝送ケーブル54を備える。
図2に示すように、ユーザUは、排泄部位EにオムツPを装着した上から、カップ部材10を装着する。そして、ユーザUは、例えば仰向きや、若干上体を起こした状態で排泄する。その後、排泄物吸引装置1は、カップ部材10内の排泄物を検知すると、排泄物の吸引、排泄部位Eの洗浄を実行する。なお、上記の排泄物とは、便(大便)や尿のうち少なくとも一方を含むものである。
吸引ホース51は、排泄物吸引用のホースである。吸引ホース51の一端部(カップ部材10に接続されている側の端部)は、カップ部材10の底壁を貫通しており、カップ部材10の底壁とユーザの股間部との間の空間に臨んでいる。吸引ホース51の他端部(カップ部材10に接続されている側とは反対側の端部)は、排泄物収容器20に接続されている。カップ部材10が底壁にて受けた排泄物Dは、排泄物吸引装置1によって吸引される際に吸引ホース51の内部を通って排泄物収容器20まで搬送される。
洗浄水ホース52は、洗浄水供給用のホースである。洗浄水ホース52は、図4に示す洗浄部60から供給されてくる洗浄水の流路をなしている。洗浄水ホース52の一端部(カップ部材10に接続されている側の端部)は、カップ部材10を貫通しており、カップ部材10とユーザの股間部(具体的には、股間部中、腹側よりも背側に位置する部分)との間の空間に臨んでいる。したがって、洗浄部60から洗浄水が供給されると、洗浄水がユーザの身体中、カップ部材10があてがわれている部位、すなわち、股間部に向けて洗浄水ホース52内を流れる。そして、最終的に洗浄水ホース52の一端側開口(具体的には洗浄水用ノズル25)から噴出する。
なお、ユーザの身体に向けて噴出した洗浄水は、排泄物Dと同様、カップ部材10に受けられて吸引ホース51を通じて吸引されて排泄物収容器20まで搬送される。
エア返送ホース53は、空気返送用のホースである。エア返送ホース53は、吸引ホース51を通じて排泄物Dや洗浄水を吸引する際に、これらと一緒に吸引されたカップ部材10内の空気を再びカップ部材10内に返送するための流路を構成している。エア返送ホース53の一端部(カップ部材10に接続されている側の端部)は、カップ部材10を貫通しており、カップ部材10とユーザの股間部(具体的には、股間部中、腹側よりも背側に位置する部分)との間の空間に臨んでいる。排泄物Dや洗浄水と共に吸引された空気は、排泄物吸引装置1内部を通過した後に、洗浄水がユーザの身体中、カップ部材10があてがわれている部位、すなわち、股間部に向けてエア返送ホース53の内部を流れる。そして、最終的にエア返送ホース53の一端側開口から放出される。
つまり、カップ部材10内の空気は、カップ部材10内部と排泄物吸引装置1の装置本体30内部との間で循環することになる。これにより、排便時の臭気をカップ部材10内部及び排泄物吸引装置1の装置本体30内部に留めておき、当該臭気が外部に漂うのを極力抑えることが可能となる。
また、信号伝送ケーブル54は、カップ部材10内の物体を検出するセンサ部15からの検出信号を排泄物吸引装置1の装置本体30側に送出するための伝送路である。なお、上記の「物体」とは例えば排泄物である。
そして、センサ部15からの検出信号は、信号伝送ケーブル54を介して排泄物吸引装置1の動作を制御するコントローラ80に入力される。具体的には、信号伝送ケーブル54のコネクタ54Aが、コントローラ80の接続部84に接続されることにより、信号伝送ケーブル54とコントローラ80とが通信可能に接続される。
[カップ部材10の構成]
ここで、排泄物吸引装置1のカップ部材10の構成、及びカップ部材10内の排泄物の検出処理について詳細に説明する。
図5に示されるように、カップ部材10は、ユーザUの排泄部位Eを覆う第1カバー部材11と、ユーザUの臀部のうち背中側に位置する部分にあてがわれる第2カバー部材12を有する。第2カバー部材12は、第1カバー部材11の後端から略垂直に立ち上がる方向に延出し、カップ部材10は側面視において略L字の外形形状をなす。
第1カバー部材11は、カップ部材10内に排泄された排泄物を受ける受け部11aと、受け部11aに排泄物を誘導する誘導部11bを有する。そして、受け部11aと誘導部11bの周囲には、受け部11aと誘導部11bから垂直に立ち上がり、カップ部材10の装着時に人体に密着する壁部11cが形成されている。これにより、カップ部材10の装着時に、人体、受け部11a、誘導部11b及び壁部11cによる閉空間(以下、排泄物貯留空間)が形成される。この排泄物貯留空間には、ユーザの排泄物が一時的に溜められる。
[センサ部15の構成]
ここで、図6及び図7を参照しながら、カップ部材10に設けられるセンサ部15の構成について説明する。センサ部15は、カップ部材10のうち、排泄物を受ける受け部11aに設けられる。そして、本実施形態では、センサ部15は、第1電極部15Aと、第2電極部15Bとを有する。
図6に示されるように、第1電極部15Aは、受け部11aの中心部に設けられる。ここで、上記の「受け部11aの中心部」とは、受け部11aにおいてユーザUの排泄部位Eに対向する位置である。なお、この場合の排泄部位Eとは、例えばユーザUの肛門である。
また、「受け部11aの中心部」は、周囲に対して僅かに盛り上がっており、これにより、カップ部材10で受けた流体物(例えば尿)については「受け部11aの中心部」の周囲に流れやすくなっている。
第1電極部15Aは、第1電極16及び第1グランド電極17を含み、主に受け部11aの中心部で受けた排泄物を検出する。
第1電極16は、検出電極であり、以下ではプラス極とする。
第1グランド電極17は、基準電位となる電極であり、以下ではマイナス極とする。
なお、第1電極16及び第1グランド電極17には、ステンレス鋼、チタン等の金属を用いることとしてよい。また、第1電極16及び第1グランド電極17には、金、白金等のメッキ加工を施して腐食耐性を強化してもよい。
本実施形態では、第1電極16及び第1グランド電極17を、排泄物吸引口13と洗浄水用ノズル25と並ぶ方向に配置しているが、第1電極16と第1グランド電極17の配置はこれに限定されるものではない。
また、第1電極部15Aは、第1電極16と第1グランド電極17を一対としているが、第1電極16と第1グランド電極17のペアが複数あってもよい。また、第1電極16に対して複数の第1グランド電極17を設けてもよい。逆に、第1グランド電極17に対して複数の第1電極16を設けてもよい。
第2電極部15Bは、第1電極部15Aの外側に設けられ、主に受け部11aの外周近傍で受けた排泄物を検出する。ここで、上記の「受け部11aの外周近傍」とは、受け部11aから立ち上がる壁の近傍の領域である。
具体的には、第2電極部15Bは、第1電極部15Aを取り囲む環状領域に形成される。
より具体的に説明すると、第2電極部15Bは、複数の第2電極18(第2電極18a、第2電極18b、第2電極18c)と、複数の第2グランド電極19(第2グランド電極19a、第2グランド電極19b、第2グランド電極19c)を含む。そして、第2電極18及び第2グランド電極19は、第1電極部15Aを取り囲む位置に設けられる。
なお、以下において第2電極18a~第2電極18cの任意の1つについて説明する場合には第2電極18と表記する。同様に、第2グランド電極19a~第2グランド電極19cの任意の1つについて説明する場合には第2グランド電極19と表記する。
上記の第2電極18は、検出電極であり、以下ではプラス極とする。
上記の第2グランド電極19は、基準電位となる電極であり、以下ではマイナス極とする。
第2電極18及び第2グランド電極19には、ステンレス鋼、チタン等の金属を用いることとしてよい。また、第2電極18及び第2グランド電極19には、金、白金等のメッキ加工を施して腐食しにくくしてもよい。
ここで、図7に示されるように、第2電極18a、第2電極18b及び第2電極18cは、第1接続線L1により電気的に接続される。なお、第1接続線L1は、受け部11aの表面より下方に埋設される。そして、第1接続線L1の第2電極18aは、信号伝送ケーブル54を通る第2電極配線Ca2に接続されている。
また、図7に示されるように、第2グランド電極19a、第2グランド電極19b及び第2グランド電極19cは、第2接続線L2により電気的に接続される。なお、第2接続線L2は、受け部11aの表面より下方に埋設される。そして、第2接続線L2の第2グランド電極19aは、信号伝送ケーブル54を通る第2グランド電極配線Cb2に接続されている。
図7に示されるように、第1接続線L1と第2接続線L2とは、受け部11aを上面から見た上面視において交差している。
具体的には、第1接続線L1は第2電極18bを中心とした右側に凸の山形状をなす。一方で、第2接続線L2は第2グランド電極19cを中心とした左側に凸の山形状をなす。
そして、第1電極部15Aは、上面視において第1接続線L1と第2接続線L2が交差し、両者によって囲まれるひし形の領域Rに配置されている。
なお、第1接続線L1と第2接続線L2とは接しておらず、両者は電気的には非接続である。
また、図7に示されるように、第2電極部15Bに関し、第2電極18と第2グランド電極19とは交互に配置されている。具体的には、第2電極18a、第2グランド電極19a、第2電極18b、第2グランド電極19b、第2電極18c、第2グランド電極19cの順に時計回りに配置されている。
なお、第2電極18a及び第2グランド電極19aのペア、第2電極18b及び第2グランド電極19bのペア、第2電極18c及び第2グランド電極19cのペアはそれぞれ、受け部11aの中心部に対して略120度ずつ回転させた位置に配置されている。
以上が受け部11aに設けられるセンサ部15の構成である。
[コントローラ80の構成]
次に、図8を参照しながら、カップ部材10の中に排泄された排泄物を検出する制御装置としてのコントローラ80の構成について説明する。
具体的には、コントローラ80は、センサ部15により検出される信号に基づいて、カップ部材10の中に排泄された排泄物を検出する機能を有する。
図8に示されるように、コントローラ80は、ハードウェアとして、プロセッサ81、記憶装置82、入出力インターフェース83、接続部84及び検出回路90を備える。
プロセッサ81は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。そして、プロセッサ81は、記憶装置82に記憶されるプログラムやデータに基づいて各種の演算処理を実行する。
具体的には、プロセッサ81は、ブロア41、ポンプ63等の動作を制御する。
記憶装置82は、例えばメモリ、磁気ディスク装置を含み構成され、各種のプログラムやデータを記憶するほか、プロセッサ81のワークメモリとしても機能する。なお、記憶装置82には、フラッシュメモリ、光学ディスク等の情報記憶媒体が含まれていてもよい。
入出力インターフェース83は、信号の伝送ケーブルを介して接続されるブロア41、ポンプ63、操作部34等のデバイスと通信する。なお、入出力インターフェース83と、ブロア41、ポンプ63、及び操作部34のそれぞれとは、各々専用の通信ケーブルにより接続されることとしてよい。
なお、操作部34は、装置本体30の上部に設けられており、複数のボタンと、表示部を備え、排泄物吸引装置1の各種処理(洗浄、換気、吸引等)の実行及び停止の操作を受け付ける。
接続部84は、センサ部15と通信可能に接続するためのインターフェースである。すなわち、検出回路90は、接続部84を介してセンサ部15からの信号を受信可能である。
具体的には、接続部84は、カップ部材10の信号伝送ケーブル54のコネクタ54Aと接続することで、センサ部15と通信可能に接続される。
より具体的には、検出回路90は、第1電極配線Ca1、第2電極配線Ca2、第1グランド電極配線Cb1、及び第2グランド電極19を介してセンサ部15と接続する。
ここで、第1電極配線Ca1は、第1電極16と接続する配線である。第2電極配線Ca2は、第2電極18(第2電極18a)と接続する配線である。第1グランド電極配線Cb1は、第1グランド電極17と接続する配線である。そして、第2グランド電極配線Cb2は、第2グランド電極19(第2グランド電極19a)と接続する配線である。
ここで、第1グランド電極配線Cb1及び第2グランド電極配線Cb2は、検出回路90内の共通のグランド線に接続されている。
そして、検出回路90は、センサ部15の第1電極16及び第2電極18と、第1グランド電極17及び第2グランド電極19が共に接続するグランド線との導通状態に基づいて、カップ部材10内の排泄物の有無を判定する。
具体的には、検出回路90は、第1電極16と第1グランド電極17が、排泄物等の導体により接続された導通状態にある場合に、カップ部材10の受け部11aの上に排泄物があると判定する。
また、検出回路90は、第1電極16と第2グランド電極19が、排泄物等の導体により接続された導通状態にある場合に、カップ部材10の受け部11aの上に排泄物があると判定する。
また、検出回路90は、第2電極18と第2グランド電極19が、排泄物等の導体により接続された導通状態にある場合に、カップ部材10の受け部11aの上に排泄物があると判定する。
また、検出回路90は、第2電極18と第1グランド電極17が、排泄物等の導体により接続された導通状態にある場合に、カップ部材10の受け部11aの上に排泄物があると判定する。
上記の「導通状態」とは、例えば第1の電極(プラス極)と第2の電極(マイナス極)との間に所定値以上の電流が流れる状態である。
なお、プラス極とマイナス極が洗浄水を導体として接続された場合にも電流が流れるが、排泄物は洗浄水よりも塩度が高い(電解質が多い)ため、排泄物を導体として接続された場合の方が、電気伝導率が高くなり、その結果電流値が大きくなる。そこで、第1の電極と第2の電極に流れる電流値を適切な閾値と比較することにより、これらの電極に接しているものが排泄物であるか洗浄水であるかを識別可能である。
具体的には、検出回路90は、第1電極16及び第2電極18のいずれかと、第1グランド電極17及び第2グランド電極19のいずれかとの間に流れる電流値が所定の閾値以上である場合に、カップ部材10の中に排泄物があると判定する。なお、上記の所定の閾値は、実験結果等に基づいて予め設定されることとしてよい。
以下、図8に基づいて、検出回路90の構成の具体例について説明する。
図8に示されるように、検出回路90は、センサ回路91、グランド回路92、駆動信号生成回路93、出力信号生成回路94、整流回路95、及び比較回路96を備える。
センサ回路91は、接続部84を介して、第1電極配線Ca1及び第2電極配線Ca2と接続している。すなわち、センサ回路91は、第1電極16及び第2電極18と接続している。
グランド回路92は、接続部84を介して、第1グランド電極配線Cb1と第2グランド電極配線Cb2と接続している。すなわち、グランド回路92は、第1グランド電極17及び第2グランド電極19と接続している。
なお、グランド回路92は、グランド線(基準電位配線)を有し、第1グランド電極配線Cb1及び第2グランド電極配線Cb2は、グランド回路92において共通のグランド線に接続されている。
駆動信号生成回路93は、所定間隔で間欠的にパルス信号を出力する。そして、駆動信号生成回路93から出力されるパルス信号は、出力信号生成回路94に入力される。
出力信号生成回路94は、センサ回路91とグランド回路92に接続する。そして、出力信号生成回路94は、駆動信号生成回路93から入力されたパルス信号に、プラス電極(第1電極16及び第2電極18)とマイナス電極(第1グランド電極17及び第2グランド電極19)との間を流れる電流の波形を合成した検出信号を、整流回路95に出力する。
このように、出力信号生成回路94は、プラス電極とマイナス電極の間を流れる電流を増幅する増幅器として機能する。
整流回路95は、出力信号生成回路94から入力される検出信号(電圧信号)を整流して、比較回路に出力する。
比較回路96は、整流回路95から入力された検出信号を、閾値電圧と比較し、その比較結果を出力する。一例としては、比較回路96は、検出信号が閾値電圧よりも大きい場合にはハイレベル信号を出力する。一方、比較回路96は、検出信号が閾値電圧以下の場合にはローレベル信号を出力する。
プロセッサ81は、比較回路96からハイレベル信号が出力された場合には、第1カバー部材11内に排泄物があると判定する。一方で、プロセッサ81は、比較回路96からローレベル信号が出力された場合には、第1カバー部材11内に排泄物がないと判定する。
そして、プロセッサ81は、排泄物があると判定した場合には、ブロア41、ポンプ63等を動作させて、排泄物の吸引、排泄部位の洗浄処理を実行する。
なお、以上の例においては、検出回路90がプラス電極とマイナス電極の間の電流値を検出値として、導体としての排泄物の有無を検出することとしたが、検出値は電流値に限られない。例えば、「検出値」は、インピーダンス(抵抗値)、電気伝導率、アドミタンス等を用いてもよい。
「検出領域の説明」
ここで、図9乃至図12を参照しながら、受け部11aにおけるセンサ部15の検出領域について説明する。なお、図9乃至図12に示す検出領域はあくまで模式的なものであり、排泄物が実際に検出可能な領域を厳密に示すものではない。
まず、図9に示されるように、センサ部15は、受け部11aの検出領域A1~検出領域A7において排泄物を検出可能である。
検出領域A1は、第1電極16と第1グランド電極17による検出領域である。このように、排泄物吸引装置1では、検出領域A1を設けることで、受け部11aの中心部で受けた排泄物を検出することができる。
検出領域A2は、第2電極18aと第2グランド電極19aによる検出領域である。
検出領域A3は、第2電極18bと第2グランド電極19aによる検出領域である。
検出領域A4は、第2電極18bと第2グランド電極19bによる検出領域である。
検出領域A5は、第2電極18cと第2グランド電極19bによる検出領域である。
検出領域A6は、第2電極18cと第2グランド電極19cによる検出領域である。
検出領域A7は、第2電極18aと第2グランド電極19cによる検出領域である。
上記の検出領域A2~検出領域A7は、検出領域A1の周囲に設けられる。このように、排泄物吸引装置1では、受け部11aの中心部の周囲に検出領域A2~検出領域A7を設けることで、受け部11aの外周部近傍で受けた排泄物を検出することができる。
なお、ユーザUの体勢によっては、受け部11aにおいて排泄物がいずれかの方向に偏ることがあるが、検出領域A2~検出領域A7を環状に設けることで、ユーザUの体勢によらず、排泄物を確実に検出可能となる。
また、図10に示されるように、センサ部15は、受け部11aの検出領域A8~検出領域A10において排泄物を検出可能である。
検出領域A8は、第1電極16と第2グランド電極19aによる検出領域である。
検出領域A9は、第1電極16と第2グランド電極19bによる検出領域である。
検出領域A10は、第1電極16と第2グランド電極19cによる検出領域である。
また、図11に示されるように、センサ部15は、受け部11aの検出領域A11~検出領域A13において排泄物を検出可能である。
検出領域A11は、第2電極18aと第1グランド電極17による検出領域である。
検出領域A12は、第2電極18bと第1グランド電極17による検出領域である。
検出領域A13は、第2電極18cと第1グランド電極17による検出領域である。
また、図12に示されるように、センサ部15は、受け部11aの検出領域A14~検出領域A16において排泄物を検出可能である。
検出領域A14は、第2電極18aと第2グランド電極19bによる検出領域である。
検出領域A12は、第2電極18bと第2グランド電極19cによる検出領域である。
検出領域A13は、第2電極18cと第2グランド電極19aによる検出領域である。
仮に第1グランド電極17と第2グランド電極19を別々のグランド線に接続した場合には、センサ部15は検出領域A1~検出領域A7のみにおいて排泄物が検出可能である。
一方で、本実施形態に係る排泄物吸引装置1では、センサ部15の第1グランド電極17と第2グランド電極19を共通のグランド線に接続したことにより、検出領域A1~検出領域A7に加えて、検出領域A8~検出領域A16においても排泄物の検出が可能となる。
これにより、受け部11aの中心部に配される第1電極部15Aと、外縁部に配される第2電極部15Bとの間においても排泄物の検出が可能となり、排泄物の検出漏れの可能性を低減できる。
以上がセンサ部15及びコントローラ80による排泄物の検出処理である。
そして、センサ部15により排泄物が検出された場合に、排泄物吸引装置1では、洗浄処理と、排泄物の吸引処理の動作を開始する。以下、排泄物吸引装置1に設けられた、洗浄処理と吸引処理を実現する構成について説明する。
図4に示されるように、カップ部材10の壁部11cには洗浄水用ノズル25が設けられており、洗浄水用ノズル25には洗浄水ホース52が接続されている。そして、洗浄水ホース52を介して排泄物吸引装置1の装置本体30側から供給される洗浄水を、洗浄水用ノズル25からユーザUの(股間、陰部)やその周辺(臀部等)に掛けて、排泄部位Eやその周囲に付着した排泄物を洗い流す。
なお、洗浄水用ノズル25は、壁部11cに沿って複数箇所設けられていることとしてよい。
また、図5及び図6に示されるように、第1カバー部材11の誘導部11bにおいて、受け部11aとの接続部近傍には、排泄物吸引口13が形成されている。この排泄物吸引口13には、排泄物を吸引するための吸引ホース51が接続されている。
そして、排泄物吸引装置1は、排泄物貯留空間に溜められた排泄物を、吸引ホース51を通じて排泄物吸引装置1の装置本体30側に吸引すると共に、排泄後のユーザの排泄部位Eやその周辺に、洗浄水用ノズル14や洗浄水用ノズル25から洗浄水を掛ける。ここで、排泄物を含む汚水は、排泄物貯留空間に一時的に溜められた後に、排泄物吸引口13及び吸引ホース51を通じて、排泄物吸引装置1内にセットされた排泄物収容器20内に吸引されて、排泄物収容器20に溜められる。
また、カップ部材10の受け部11aの外縁周辺部には、エア返送ホース53から送られるエアを吹き出すエア吹出口が設けられている。このエア吹出口は、吸引ホース51を通じて汚水と共に吸引した空気を循環させてカップ部材10に戻す通気口である。そして、排泄部位Eの洗浄水による洗浄完了後に、エア吹出口からのエアの吹き出しを所定時間継続することで、カップ部材10と排泄部位Eの間の空間の換気を実行する。
次に、排泄物の吸引と洗浄とを実行するための、排泄物吸引装置1の装置本体30に備えられる構成について主に図1、図3、及び図4を参照しながら説明する。
装置本体30は、排泄物吸引装置1の主要部分であり、図1に示すように略直方体形状をなしている。なお、本実施形態に係る装置本体30は、例えばユーザの介護者(補助者)によって運搬可能なサイズとなっている。ただし、装置本体30のサイズについては任意に設定可能である。
図3及び図4に示すように、装置本体30は、その内部に排泄物収容器20を格納し、排泄物収容器20内を減圧することでカップ部材10内の排泄物Dを排泄物収容器20内に吸引する。より詳しく説明すると、装置本体30が排泄物収容器20内を減圧すると、これに伴って、排泄物収容器20に接続された吸引ホース51内、及び、吸引ホース51の末端部に連通する排泄物貯留空間(カップ部材10とユーザの股間部との間の空間)が減圧される。これにより、装置本体30は、カップ部材10が受けた排泄物Dを、吸引ホース51を通じて排泄物収容器20内に吸引する。このとき、装置本体30は、カップ部材10内で噴出された洗浄水、及び、カップ部材10内に返送された空気と共に排泄物Dを吸引する。
装置本体30は、図3及び図4に示すように、ケース部としてのケースユニット35と、吸引部40と、洗浄部60とを有する。これらの各ユニットは、装置本体30のハウジング31内に収納されている。以下、排泄物吸引装置1の各構成機器のうち、ケースユニット35、吸引部40、洗浄部60及び排泄物収容器20について説明する。
ケースユニット35は、例えば合成樹脂(一例としてABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合合成樹脂))製の有底箱状の容器であり、その内部に排泄物収容器20を収めることが可能である。ケースユニット35は、上端に開口部を有する。すなわち、ケースユニット35内の排泄物収容器20は、ケースユニット35の上端の開口部から取り出すことが可能である。なお、本実施形態において、ケースユニット35は、排泄物収容器20全体を収容するために幾分深底となっており、排泄物収容器20の高さよりも若干大きい高さを有している。
また、ケースユニット35は、図3に示すように、横長なハウジング31の内部のうち、奥行方向(すなわち、ハウジング31の長手方向)における手前側に位置する空間に配置されている。より詳しく説明すると、ハウジング31の上壁(ハウジング上壁31a)のうち、奥行方向の手前側に位置する部分には略方形状の開口部が設けられている。ケースユニット35は、当該開口部からハウジング31内に挿入されることで、ハウジング31の内部中、奥行方向の手前側に配置されるようになる。なお、本実施形態において、奥行方向の「手前側」とは、ケースユニット35が配置される側に対応し、「奥側」とは、ケースユニット35が配置される側とは反対側に対応する。
また、ケースユニット35が有する側壁のうち、奥行方向において奥側の端部に位置する側壁には、図3及び図4に示すように、矩形状の吸気口36が形成されている。この吸気口36は、奥側の端部に位置するケースユニット35の側壁の上側部分に設けられている。更に、図3及び図4に示すように、ケースユニット35の内部において、吸気口36と排泄物収容器20との間のスペースには、吸引フィルタ37が設置されている。吸引フィルタ37は、幾分の厚みを有するパネル状の部材である。
そして、吸引フィルタ37は、ケースユニット35に取り付けられた状態では吸気口36を覆っている。これにより、ケースユニット35内の空気が吸気口36を通過する直前で空気中の異物等が吸引フィルタ37によって捕捉されるようになる。
また、図1及び図3に示すように、ケースユニット35には、ケースユニット35の上端開口を塞ぐ蓋部(以下、第1蓋部32)が取り付けられている。この第1蓋部32は、ハウジング上壁31aの一部を構成し、ヒンジ機構によって開閉自在な状態で設けられている。本実施形態では、図3に示すように、第1蓋部32において奥側に位置する端部を持ち上げることで第1蓋部32が開く。
一方、第1蓋部32が閉じた状態では、ケースユニット35の上端開口が完全に塞がれる。かかる状態においてケースユニット35内に排泄物収容器20が入っている場合、第1蓋部32は、ケースユニット35内の排泄物収容器20を上方から覆うようになる。
また、第1蓋部32において手前側に位置する端部には、吸引ホース51の端部と係合する円筒状のコネクタ32aが形成されている。そして、コネクタ32aは、第1蓋部32の裏面側(すなわちケースユニット35)にも突出している。ケースユニット35に排泄物収容器20を収容した状態で、第1蓋部32を閉めると、コネクタ32aの下端部が排泄物収容器20の第1吸引口20bの内に嵌まり込む。
これにより、カップ部材10、吸引ホース51、コネクタ32a、第1吸引口20bを通じた排泄物Dの吸引路が形成される。
吸引部40は、ケースユニット35を減圧するためにケースユニット35内の空気を吸引すると共に、吸引した空気を、エア返送ホース53を通じてカップ部材10内に排出(返送)する機構である。具体的には、吸引部40は、ブロア41、ブロア41を収容するケースであるブロアケーシング43を備える。ブロアケーシング43は、空気の流入側として吸気口36を介してケースユニット35と接続されている。そして、ブロアケーシング43は、空気の循環用の流出側としてエア返送ホース53と接続され、空気の排気側として排気用ホース55と接続されている。
ブロア41は、図4に示される制御電源70からの駆動電力の供給を受けると共に、コントローラ80により動作を制御される。
例えば、ブロア41は、出力(換言すると、単位時間における吸気量)を調整することが可能である。一例としては、ブロア41は、強モード、中モード、弱モード等の複数の出力モードで動作可能とする。そして、吸引部40の出力モードは、排泄物の吸引、洗浄、洗浄前の冷水パージ、換気等の処理に応じて適宜設定される。
ブロア41が動作すると、ケースユニット35内の空気が吸気口36を通じて吸引部40に吸引される。なお、本実施形態において、吸引部40は、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められている状態にあるときに限り作動することとする。
また、吸引部40によって吸い込まれた空気の大部分は、エア返送ホース53を通じてカップ部材10に向けて返送される。より具体的に説明すると、エア返送ホース53は、ハウジング上壁31aを貫通してハウジング31内に進入している。また、図4に示すように、エア返送ホース53の端部(カップ部材10と接続している側とは反対の端部)は、ブロアケーシング43に繋ぎ込まれている。そして、ブロア41がケースユニット35内から吸引した空気をブロアケーシング43内で排出すると、その空気は、不図示の脱臭装置を経由した後、エア返送ホース53を通じてカップ部材10に返送されるようになる。
なお、本実施形態では、オムツP内に空気をスムーズに返送するために、ブロア41が吸引した空気の一部を、排気用ホース55及び脱臭装置56を通じて大気に放出している。これにより、カップ部材10内からの空気吸引量とカップ部材10への空気返送量との間に差が生じ、結果として、カップ部材10内へ空気が返送され易くなっている。
洗浄部60は、洗浄水供給部に相当し、カップ部材10に洗浄水を供給する機構である。本実施形態において、洗浄部60は、温水を生成し、生成した温水を洗浄水として供給する。洗浄部60は、図4に示されるように、カートリッジタンク61、温水タンク62及びポンプ63によって構成されている。
カートリッジタンク61は、洗浄水の原水を溜めておくタンクであり、装置本体30に対して着脱自在である。具体的に説明すると、ハウジング31内において、奥側の端部に位置する部分(すなわち、ケースユニット35とは反対側に位置する端部)には、箱状の容器であるタンクケーシング38が配置されている。タンクケーシング38は、その内部にカートリッジタンク61を収めることが可能である。また、タンクケーシング38は、上端に開口端を有する。すなわち、タンクケーシング38内のカートリッジタンク61は、タンクケーシング38の上端開口から取り出すことが可能である。なお、本実施形態において、タンクケーシング38は、カートリッジタンク61全体を収容するのに十分な深さを有している。
また、図3に示すように、タンクケーシング38には、タンクケーシング38の上端開口を塞ぐ第2蓋部33が取り付けられている。第2蓋部33は、ハウジング上壁31aの一部として構成され、ヒンジ機構によって開閉自在な状態で設けられている。本実施形態では、図3に示すように、第2蓋部33において奥側に位置する端部を持ち上げることで第2蓋部33が開く。一方、第2蓋部33が閉じた状態では、タンクケーシング38の上端開口が完全に塞がれ、タンクケーシング38内のカートリッジタンク61の上方が第2蓋部33によって覆われるようになる。
また、カートリッジタンク61の上部には水補給用のキャップが設けられており、下部には、タンクケーシング38内に収容された際に、タンクケーシング38に給水するための弁機構が設けられている。そして、タンクケーシング38に給水された水は、一度、ポンプ63に一旦受けられた後、ポンプ63から温水タンク62に送られる。
図4に示されるように、温水タンク62は、ポンプ63から受け取った水の温度を調整(具体的には加温)して温水を生成し、その温水を洗浄水として圧送する。そして、温水タンク62が有する洗浄水の吐出口には、洗浄水ホース52の端部(カップ部材10に接続されている側とは反対側の端部)が接続されている。これにより、温水タンク62から吐出された洗浄水は、洗浄水ホース52内を流れ、最終的にカップ部材10の洗浄水用ノズル25から噴出する。
なお、本実施形態に係るポンプ63は、洗浄水の供給量を調整することが可能であり、例えば、排泄物Dの種類や洗浄開始時からの経過時間に応じて適宜供給量を変更することが可能である。
排泄物収容器20は、吸引ホース51を通じて吸引された排泄物D及び洗浄水を収容する中空容器である。本実施形態に係る排泄物収容器20は、例えば、合成樹脂製(一例としてABS、PP、PVC製)の容器であり、図3に示すように縦長直方体形状をなしている。排泄物収容器20は、通常、ケースユニット35内に収められた状態で利用される。また、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められている状態では、排泄物収容器20の内部空間と、ケースユニット35の内部スペース(具体的には、ケースユニット35内の、排泄物収容器20の外側に位置する空間)が連通している。
そして、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められている状態でブロア41が作動してケースユニット35内の空気を吸引すると、排泄物収容器20内の空気が第2吸引口20cから排出される。そして、排泄物収容器20内の空気がケースユニット35内の空気と共にブロア41によって吸引されるようになる。この結果、排泄物収容器20内が減圧される。
なお、図4に示すように、第2吸引口20cを覆う位置に除塵・脱臭フィルタ23が取り付けられている。除塵・脱臭フィルタ23は、サイズが第2吸引口20cよりも一回り大きいフィルタである。例えば、除塵・脱臭フィルタ23は、矩形シート状のフィルタとしてもよいし、形状は特に限定されない。排泄物収容器20内の空気が第2吸引口20cを通過する際、当該空気中の排泄物Dの成分を除塵・脱臭フィルタ23によって捕捉する。
また、排泄物収容器20の上部において、第2吸引口20cが形成されている端部とは反対側の端部には略長円状の貫通孔(以下、第1吸引口20b)が設けられている。この第1吸引口20bは、排泄物Dや洗浄水を排泄物収容器20内に吸引するために形成されたものである。また、第1吸引口20bには、図4に示すように、吸引ホース51の端部(カップ部材10に接続されている側とは反対側の端部)が入り込む。
また、本実施形態では、第1蓋部32の開閉操作により、排泄物収容器20に対する吸引ホース51及びコネクタ32aの挿抜を簡単に行うことが可能としている。また、このように構成することで、吸引ホース51の端部を排泄物収容器20から抜く際にホース端部に過度な力が掛かり難い。この結果、ホース端部を抜く際にホース端部に過度な力が掛かるために排泄物Dがホース端部の開口から飛び散ってケースユニット35内を汚してしまうような事態を回避することが可能となる。
そして、第1蓋部32が閉じて吸引ホース51の端部が排泄物収容器20内に至った状態でブロア41がケースユニット35内の空気を吸引すると、排泄物収容器20内が減圧される。この際、カップ部材10上に排泄物Dが載っていると、排泄物Dが吸引されて吸引ホース51内を移動し排泄物収容器20内まで搬送される。また、洗浄部60からカップ部材10に洗浄水が供給されると、洗浄水も吸引ホース51を通じて排泄物収容器20内へ吸引される。
具体的に説明すると、吸引された排泄物Dや洗浄水は、排泄物収容器20内に入り込んでいる吸引ホース51の端部の先端開口を通過すると、排泄物収容器20内で自重落下して同タンク内に溜まっていく。一方、排泄物Dや洗浄水と共に吸引された空気は、排泄物収容器20で排泄物Dや洗浄水から分離し、排泄物収容器20の第2吸引口20cからタンク外へ排出されてブロア41に吸い込まれる。
排泄物収容器20は、その内部に所定量以上の排泄物や洗浄水が溜まった段階でケースユニット35から取り外される。すなわち、排泄物収容器20は、ケースユニット35に対して着脱可能である。より詳しく説明すると、閉じた状態の第1蓋部32を開くことにより、吸引ホース51の端部が排泄物収容器20から抜け、ケースユニット35の上端開口が開放される。その後、排泄物収容器20の取っ手20aを把持しながら排泄物収容器20を上方に持ち上げると、排泄物収容器20がケースユニット35から取り外すことができる。
以上説明したように、排泄物吸引装置1によればユーザUの排泄物を検出し、検出した排泄物を吸引して処理することができる。また、排泄物吸引装置1によれば、排泄物を検出した場合に、ユーザUの排泄部位Eを洗浄することで、排泄部位Eを清潔に保つことができる。
[その他の実施形態]
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、コントローラ80にカップ部材10内の排泄物を検出する検出回路90を設けることとしたが、カップ部材10内に検出回路90を設けるようにしてもよい。
この場合には、カップ部材10が「排泄物検出装置」となる。
また、センサ部15の第1電極部15Aの電極数、電極配置は、上記の実施形態に示した例に限定されない。同様に、センサ部15の第2電極部15Bの電極数、電極配置は、上記の実施形態に示した例に限定されない。
また、センサ部15は、第1電極部15Aと第2電極部15Bに加えて、温度センサ、赤外線センサ等の他のセンサを更に有していてもよい。
[排泄物吸引装置1により奏される効果]
排泄物吸引装置1(排泄物検出装置)によれば、センサ部15の第1電極16と第2電極18のいずれかと、センサ部15の第1グランド電極17と第2グランド電極19のいずれかが導通することにより排泄物が検出される。これにより、排泄物吸引装置1によれば、排泄物を受ける受け部11aの広い範囲で排泄物を検出することができる。
すなわち、排泄物吸引装置1によれば、排泄物の検出漏れを抑制できる。
また、排泄物吸引装置1では、第1電極部15Aは、受け部11aの中心部に設けられる。
こうすることで、受け部11aの中心付近に位置する排泄物を検出することができる。これにより、排泄物吸引装置1によれば、受け部11aで受けた排泄物を検出しやすくなる。
また、排泄物吸引装置1では、第2電極部15Bは、第1電極部15Aの外側に設けられる。
こうすることで、受け部11aの中心より外側に位置する排泄物を検出することができる。これにより、排泄物吸引装置1によれば、受け部11aの周辺に流れやすい尿を検出しやすくなる。
また、排泄物吸引装置1において、第2電極部15Bは、複数の第2電極18及び複数の第2グランド電極19を有し、複数の第2電極18と、複数の第2グランド電極19とは、第1電極部15Aを取り囲む位置に設けられる。
こうすることで、排泄物の検出領域を、受け部11aの中心部、中心部の周囲、及び中心部から放射状に延びる領域にそれぞれ設けることができる。これにより、受け部11aの広い範囲で排泄物を検出することができる。
また、排泄物吸引装置1では、複数の第2電極18を接続した第1接続線L1と、複数の第2グランド電極19を接続した第2接続線L2は、上面視において交差している。
こうすることで、受け部11aの中心部近傍における排泄物の検出領域の数を増やすことができる。これにより、受け部11aの中心部近傍における排泄物の検出漏れを抑制できる。
また、排泄物吸引装置1では、第1接続線L1と第2接続線L2で囲まれた領域Rの中に第1電極部15Aが配置される。
こうすることで、受け部11aの中心部から放射状に延びる検出領域を適度に分散させて配置できる。これにより、受け部11aの中心部近傍における排泄物の検出漏れを抑制できる。
また、排泄物吸引装置1では、第2電極部15Bにおいて、第2電極18と第2グランド電極19とは、交互に配置される。
こうすることで、受け部11aの中心部の周囲に形成される検出領域をバランス良く配置できる。これにより、受け部11aの中心部の周囲における排泄物の検出漏れを抑制できる。
1 排泄物吸引装置(排泄物検出装置)
10 カップ部材
11 第1カバー部材
11a 受け部
11b 誘導部
11c 壁部
12 第2カバー部材
13 排泄物吸引口
14 洗浄水用ノズル
15 センサ部
15A 第1電極部
15B 第2電極部
16 第1電極
17 第1グランド電極
18 第2電極
18a 第2電極
18b 第2電極
18c 第2電極
19 第2グランド電極
19a 第2グランド電極
19b 第2グランド電極
19c 第2グランド電極
20 排泄物収容器(収容器)
20a 取っ手
20b 第1吸引口
20c 第2吸引口
23 除塵・脱臭フィルタ
25 洗浄水用ノズル
30 装置本体
31 ハウジング
31a ハウジング上壁
32 第1蓋部
32a コネクタ
33 第2蓋部
34 操作部
35 ケースユニット
36 吸気口
37 吸引フィルタ
38 タンクケーシング
40 吸引部
41 ブロア
43 ブロアケーシング
51 吸引ホース
52 洗浄水ホース
53 エア返送ホース
54 信号伝送ケーブル
54A コネクタ
55 排気用ホース
56 脱臭装置
60 洗浄部
61 カートリッジタンク
62 温水タンク
63 ポンプ
70 制御電源
80 コントローラ(制御装置)
81 プロセッサ
82 記憶装置
83 入出力インターフェース
84 接続部
90 検出回路
91 センサ回路
92 グランド回路
93 駆動信号生成回路
94 出力信号生成回路
95 整流回路
96 比較回路
A1 検出領域
A2 検出領域
A3 検出領域
A4 検出領域
A5 検出領域
A6 検出領域
A7 検出領域
A8 検出領域
A9 検出領域
A10 検出領域
A11 検出領域
A12 検出領域
A13 検出領域
A14 検出領域
A15 検出領域
A16 検出領域
Ca1 第1電極配線
Ca2 第2電極配線
Cb1 第1グランド電極配線
Cb2 第2グランド電極配線
D 排泄物
E 排泄部位
L1 第1接続線
L2 第2接続線
P オムツ
R 領域
U ユーザ

Claims (5)

  1. 排泄部位を覆うカップ部材と、
    前記カップ部材の中に排泄された排泄物を検出する制御装置と、を備え、
    前記カップ部材は、
    前記排泄物を受ける受け部と、
    前記受け部に設けられたセンサ部と、を有し、
    前記センサ部は、
    前記受け部の中心部に設けられ、第1電極及び第1グランド電極を含む第1電極部と、
    前記第1電極部の外側に設けられ、第2電極及び第2グランド電極を含む第2電極部と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記センサ部に接続する接続部と、
    前記接続部を介して、前記第1グランド電極及び前記第2グランド電極が共に接続されるグランド線と、を有し、
    前記第1電極及び前記第2電極と、前記グランド線との導通状態に基づいて、前記排泄物の有無を判定することとし、
    前記第2電極部は、複数の前記第2電極及び複数の前記第2グランド電極を有し、
    前記複数の前記第2電極と、前記複数の前記第2グランド電極とは、前記第1電極部を取り囲む位置に設けられ、
    前記第2電極部において、前記第2電極と前記第2グランド電極とは、交互に配置されることを特徴とする排泄物検出装置。
  2. 排泄部位を覆うカップ部材と、
    前記カップ部材の中に排泄された排泄物を検出する制御装置と、を備え、
    前記カップ部材は、
    前記排泄物を受ける受け部と、
    前記受け部に設けられたセンサ部と、を有し、
    前記センサ部は、
    前記受け部の中心部に設けられ、第1電極及び第1グランド電極を含む第1電極部と、
    前記第1電極部の外側に設けられ、第2電極及び第2グランド電極を含む第2電極部と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記センサ部に接続する接続部と、
    前記接続部を介して、前記第1グランド電極及び前記第2グランド電極が共に接続されるグランド線と、を有し、
    前記第1電極及び前記第2電極と、前記グランド線との導通状態に基づいて、前記排泄物の有無を判定することとし、
    前記第2電極部は、複数の前記第2電極及び複数の前記第2グランド電極を有し、
    前記複数の前記第2電極と、前記複数の前記第2グランド電極とは、前記第1電極部を環状に取り囲む位置に設けられ、
    前記受け部において前記排泄物の検出領域を、前記受け部の中心部に位置する領域及び中心部を環状に取り囲む領域にそれぞれ形成することを特徴とする排泄物検出装置。
  3. 前記第2電極部において、前記第2電極と前記第2グランド電極とは、交互に配置されることを特徴とする請求項2に記載の排泄物検出装置。
  4. 前記複数の前記第2電極を接続した第1接続線と、前記複数の前記第2グランド電極を接続した第2接続線は、上面視において交差していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排泄物検出装置。
  5. 前記第1接続線と前記第2接続線で囲まれた領域の中に前記第1電極部が配置されることを特徴とする請求項4に記載の排泄物検出装置。
JP2017188640A 2017-09-28 2017-09-28 排泄物検出装置 Active JP7075193B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017188640A JP7075193B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 排泄物検出装置
PCT/JP2018/035210 WO2019065541A1 (ja) 2017-09-28 2018-09-21 排泄物検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017188640A JP7075193B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 排泄物検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019062991A JP2019062991A (ja) 2019-04-25
JP7075193B2 true JP7075193B2 (ja) 2022-05-25

Family

ID=65903321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017188640A Active JP7075193B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 排泄物検出装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7075193B2 (ja)
WO (1) WO2019065541A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11806266B2 (en) 2014-03-19 2023-11-07 Purewick Corporation Apparatus and methods for receiving discharged urine
US10973678B2 (en) 2016-07-27 2021-04-13 Purewick Corporation Apparatus and methods for receiving discharged urine
EP3787569A1 (en) 2018-05-01 2021-03-10 Purewick Corporation Fluid collection devices, systems, and methods
ES2966946T3 (es) 2018-05-01 2024-04-25 Purewick Corp Dispositivos de recogida de fluido, sistemas relacionados y métodos relacionados
JP7093851B2 (ja) 2018-05-01 2022-06-30 ピュアウィック コーポレイション 流体収集衣服
CN110559119B (zh) * 2019-09-10 2022-06-21 佛山市湾区创新设计研究所 一种自动便洁器的工作方法
JP7465675B2 (ja) 2020-02-28 2024-04-11 大和ハウス工業株式会社 排泄物処理装置
USD967409S1 (en) 2020-07-15 2022-10-18 Purewick Corporation Urine collection apparatus cover
US11801186B2 (en) 2020-09-10 2023-10-31 Purewick Corporation Urine storage container handle and lid accessories
JP2023515438A (ja) 2021-01-19 2023-04-13 ピュアウィック コーポレイション 可変流体収集デバイス、システム、及び方法
WO2022182385A1 (en) 2021-02-26 2022-09-01 Purewick Corporation Fluid collection devices having a sump between a tube opening and a barrier, and related systems and methods

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006504976A (ja) 2002-09-23 2006-02-09 シスモア・インコーポレーテッド 流体分布を評価する方法及び装置
WO2008038485A1 (fr) 2006-09-26 2008-04-03 I-Wave Co., Ltd. dispositif d'élimination des déchets humains
US20130018231A1 (en) 2011-07-15 2013-01-17 Hong Ruey-Shyan Diaper having a wetness detector, system thereof and wetness detecting method

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3552997B2 (ja) * 2000-07-04 2004-08-11 花王株式会社 排泄検知装置
JP2006000288A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Kotobuki Giken:Kk 排泄物処理システムおよびオムツ
JP2007307080A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Care Life Japan Kk 自動排泄処理装置及び自動排泄処理方法
JP2009142384A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Heart Full:Kk 排泄物処理装置
GB201022028D0 (en) * 2010-12-23 2011-02-02 Sca Hygiene Prod Ab Tool for analysing liquid discharge data in an absorbent article, an absorbent article adapted for liquid dicharge data collection and a control unit
EP2713973B1 (en) * 2011-06-03 2016-06-22 The Procter and Gamble Company Sensor systems comprising auxiliary articles
US20130233063A1 (en) * 2012-03-08 2013-09-12 Fancheng Wang Sensor for Determining Contact
JP2013208379A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Smile Kaigo Kiki:Kk おむつカップ
JP5368621B2 (ja) * 2012-11-30 2013-12-18 齋藤 恵子 排泄物処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006504976A (ja) 2002-09-23 2006-02-09 シスモア・インコーポレーテッド 流体分布を評価する方法及び装置
WO2008038485A1 (fr) 2006-09-26 2008-04-03 I-Wave Co., Ltd. dispositif d'élimination des déchets humains
US20130018231A1 (en) 2011-07-15 2013-01-17 Hong Ruey-Shyan Diaper having a wetness detector, system thereof and wetness detecting method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019062991A (ja) 2019-04-25
WO2019065541A1 (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7075193B2 (ja) 排泄物検出装置
JP7022524B2 (ja) 排泄物吸引装置及び排泄物判定方法
TWI473927B (zh) Sanitary cleaning device
KR101015717B1 (ko) 배설물 자동처리장치
KR102145998B1 (ko) 양변기용 살균장치
CN107949276A (zh) 模块式宠物排便器清洁装置
JP4643523B2 (ja) 自動排便処理装置
JP2009142384A (ja) 排泄物処理装置
JP2009072374A (ja) 病臥患者用自動排泄物処理装置
JP2008043501A (ja) 自動排便処理装置
JP2008272113A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
KR101499895B1 (ko) 환자용 대소변 처리 장치
JP6028772B2 (ja) 介護用排泄物処理装置
JPH07236593A (ja) 便座装置
KR100795149B1 (ko) 자동 배설물 처리장치
KR100829525B1 (ko) 자동 배변 처리장치
JP6987549B2 (ja) 排泄物吸引装置
CN108852598A (zh) 护理机
KR101871984B1 (ko) 콘택트렌즈 세정장치 및 그 제어방법
JPH1156892A (ja) 排泄物処理装置
KR101544165B1 (ko) 암모니아 제거 기능을 가지는 소변기
JP2005177423A (ja) 電動屎瓶および陰部に装着可能な集尿アタッチメント
JP2009142386A (ja) 排泄物処理装置
CN109024816A (zh) 一种清洁剂用量可调的智能马桶盖
CN109009636A (zh) 护理机器设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7075193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150