JP7074962B2 - ロボットの教示システム - Google Patents
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Description
詳細制御モードにおいて作業者が操作ロボットを操作した場合、力加減によっては操作ロボットの姿勢が変化することが予想される。このとき、操作ロボットの姿勢を変化したままにすると、対象ロボットの姿勢と乖離していることから、例えば手先の位置関係が操作ロボットと対象ロボットとで異なることで操作時に違和感を覚えたり、操作ロボット側で所望の方向に力を加えても、対象ロボット側では方向が微妙にずれたりするおそれがある。
そこで、操作ロボットの姿勢と対象ロボットの姿勢とを一致させることにより、操作時に違和感を覚えたり、対象ロボットが意図しない方向に移動したりするおそれを低減することができる。
これにより、作業者の操作により操作ロボットが行き過ぎた位置まで移動しても、その位置から対象ロボットの姿勢に一致するように移動するため、姿勢を一致させるのに要する時間を短縮することができる。
これにより、若干の時間は掛かるものの、基準位置からの姿勢の変化を作業者が目視にて確認することができるため、操作ロボットの姿勢の変化を観察することにより、所望の調整が行われたか否かを容易に把握することができる。なお、詳細制御モードでは微調整を行うことから、操作ロボットの姿勢が大きく変化することは少ないと考えられるため、実質的には時間的な無駄はごく僅かであると予想され、教示作業に大きく影響することは無いと考えられる。
これにより、操作ロボットの姿勢が変化した後に対象ロボットの姿勢が制御されるようになり、作業者は、対象ロボットの姿勢の変化を目視にて確認することができ、所望の微調整が行われたか否かを容易に把握することができる。また、操作ロボットの姿勢の制御と対象ロボットの姿勢の制御とを個別に確認できるため、正しい距離や方向への制御が行われているか否かも確認することができる。
この場合、作業者が操作ロボットに力を加えている状態で、操作ロボットの姿勢が変化することになる。これにより、操作ロボットの姿勢変化によっていわゆるクリック感のように制御が行われていることを作業者が感覚的に把握することができ、微小距離で位置決めを行う際に、正しく微調整が行われていることを把握することができる。また、操作ロボットと対象ロボットとがほぼ同時期に姿勢が制御されるため、教示作業全体として見た場合において、作業時間の短縮化を図ることもできる。
これにより、例えば詳細制御モードに切り替えた時点での姿勢と目標姿勢とのずれが若干大きく、動作単位での制御を複数回実施する必要がある場合であっても、力を加え続けることにより制御回数を増加させることができる。したがって、操作性を向上させることができるとともに、ロボットから手を離す必要が無いことから入力方向が変わってしまうおそれを低減することもできる。
ロボットの姿勢を例えば最小分解能だけ制御したい場合等には、ロボットに触れたままの状態で意図せずに力が加わってしまうおそれがある。そのため、検出された外力が閾値を超えている時間に関わらず動作単位での制御回数を1回とすることにより、ロボットに触れたままであっても意図しない姿勢の制御が行われることを防止できる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図1から図6を参照しながら説明する。
ロボットの教示は、基本的には通過する位置(以下、教示点と称する)を設定することによって行われる。しかし、対象ロボット1のように複数の関節部を備えるロボットの場合、前述したように、不慣れな作業者にとってはティーチングペンダントを用いて教示することが困難になったり、大きなロボットでは作業性が悪くなったりする問題がある。
そこで、教示システム100では、以下のようにして、作業者が手動により教示する場合であってもロボットの動作単位レベルでの位置決めを行うことができるようにしている。
手法B:最後に検出した外力の方向を入力方向とする。
手法C:複数回検出した外力の方向を平均化して入力方向とする。
手法D:検出した外力の方向をある程度の分解能を持たせて区分けしてヒストグラムを作成し、最も投票数が多かった方向を入力方向とする。
手法E:検出した外力が最も大きかった方向を入力方向とする。
手法F:検出した外力を操作ロボット11のXYZ方向とXYZ軸回転方向とに分解し、それぞれの最も入力時間の長かった方向を入力方向とする。
教示システム100は、対象ロボット1と、操作ロボット11と、操作ロボット11に加わる外力の大きさおよび方向を検出する検出部19bと、上記した直接制御モードおよび詳細制御モードを切り替え可能であり、操作ロボット11に対する作業者の操作に基づいた対象ロボット1の姿勢の制御を行う制御部19aと、を備える。
さらに、対象ロボット1については、必ずしもダイレクトティーチング機能に対応している必要はなく、より広範囲のロボットに適用することができる。
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、詳細制御モードにおいて操作ロボット11の姿勢と対象ロボット1の姿勢とを一致させる際の複数の態様について説明する。
態様Aの場合、教示システム100は、現在の操作ロボット11の姿勢を直接的に対象ロボット1の姿勢に一致させる。つまり、操作ロボット11の姿勢を、動作単位での制御が行われた状態の対象ロボット1の姿勢に一致させる。
この場合、1回の制御が完了したことが明示的に作業者に示されること、また、余計な経路を通らずに直接的に対象ロボット1の姿勢に一致させることができることから、短時間で一致させることができる。
態様Bでは、教示システム100は、現在の操作ロボット11の姿勢を、外力が検出される前の姿勢に一旦戻した後に、対象ロボット1の姿勢に一致させる。つまり、外力が検出される前の操作ロボット11の姿勢を基準姿勢として、対象ロボット1の姿勢を一旦基準姿勢に戻した後に対象ロボット1の姿勢に一致させる。
態様Cでは、教示システム100は、操作ロボット11の姿勢を外力に基づく制御が行われと仮定した状態における対象ロボット1の姿勢に一致させた後に、対象ロボット1の姿勢を制御する。この態様Cは、図4のステップS26、S27の処理を、ステップS22とステップS24との間に実行する流れに相当する。なお、対象ロボット1の姿勢を制御するまでの間には若干の待機時間を設けることができる。
態様Dでは、教示システム100は、外力が閾値を超えている最中に、操作ロボット11の姿勢を対象ロボット1の姿勢に一致させる。この態様Dは、図4のステップS26、S27の処理を、ステップS22とS23のループ中に挿入した流れに相当する。
以下、第3実施形態について、図7および図8を参照しながら説明する。第3実施形態では、対象ロボット1を直接制御モードと詳細制御モードとで制御することにより、対象ロボット1単体での教示を可能にしている点において第1実施形態と異なっている。なお、教示作業の主な流れは第1実施形態と共通するので、図2、図4および図5も参照しながら説明する。
教示システム100は、対象ロボット1と、対象ロボット1に加わる外力の大きさおよび方向を検出する検出部9bと、対象ロボット1を作業者の操作に応じて直接的に教示点を設定する直接制御モード、および、検出部9bで検出した外力の大きさが予め設定されている閾値を超えた場合に、予め設定されている動作単位で検出した外力の方向に対象ロボット1の姿勢を制御する詳細制御モードを切り替えて、作業者の操作に基づいて対象ロボット1を教示する制御部9aと、を備える。
本発明は、各実施形態にて例示したものに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変形あるいは拡張することができる。
Claims (7)
- 教示する対象である対象ロボットと、
作業者による手動での操作によって姿勢を変更可能に設けられている操作ロボットと、
前記操作ロボットに加わる外力の大きさおよび方向を検出する検出部と、
作業者が操作した前記操作ロボットの姿勢に一致するように前記対象ロボットの姿勢を制御する直接制御モードと、前記検出部で検出した外力の大きさが予め設定されている閾値を超えた場合に、検出した外力の方向に予め設定されている動作単位で前記対象ロボットの姿勢を制御する詳細制御モードとを切り替え、前記操作ロボットに対する作業者の操作に基づいて前記対象ロボットを教示する処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記詳細制御モードにおいて、検出された外力が前記閾値を超えている時間に関わらず、前記動作単位での制御回数を1回とするロボットの教示システム。 - 教示する対象である対象ロボットと、
前記対象ロボットに加わる外力の大きさおよび方向を検出する検出部と、
前記対象ロボットを作業者の操作に応じて直接的に教示点を設定する直接制御モードと、前記検出部で検出した外力の大きさが予め設定されている閾値を超えた場合に、予め設定されている動作単位で検出した外力の方向に前記対象ロボットの姿勢を制御する詳細制御モードとを切り替えて、作業者の操作に基づいて前記対象ロボットを教示する処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記詳細制御モードにおいて、検出された外力が前記閾値を超えている時間に関わらず、前記動作単位での制御回数を1回とするロボットの教示システム。 - 前記制御部は、前記詳細制御モードにおいて、前記操作ロボットの姿勢と前記対象ロボットの姿勢とが乖離している場合、前記操作ロボットの姿勢と前記対象ロボットの姿勢とを一致させる請求項1または2記載のロボットの教示システム。
- 前記制御部は、前記操作ロボットの姿勢を、外力に基づく姿勢の制御が行われた前記対象ロボットの姿勢に一致させる請求項3記載のロボットの教示システム。
- 前記制御部は、前記操作ロボットの姿勢を、外力が検出される前の姿勢に一旦戻した後に、前記対象ロボットの姿勢に一致させる請求項3記載のロボットの教示システム。
- 前記制御部は、前記操作ロボットの姿勢を、外力に基づく姿勢の制御が行われたと仮定した状態の前記対象ロボットの姿勢に一致させた後に、前記対象ロボットの姿勢を制御する請求項3記載のロボットの教示システム。
- 前記制御部は、外力が前記閾値を超えている最中に、前記操作ロボットの姿勢を前記対象ロボットの姿勢に一致させることを特徴とする請求項3記載のロボットの教示システム。
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