JP7074643B2 - 吻合補助具の本体部、および吻合補助具 - Google Patents

吻合補助具の本体部、および吻合補助具 Download PDF

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Description

本発明は、吻合補助具の本体部、および当該本体部を有する吻合補助具に関する。
臓器移植などの各種の手術において、血管同士を吻合して接続する場合がある。血管同士を吻合する方法として、例えば、三角吻合と呼ばれる吻合方法が知られている。三角吻合では、吻合する2つの血管のそれぞれの3点を引っ張り、各血管の縫合断面を三角形状とし、各辺を縫い合わせる。
また、臓器移植等の手術において、いずれかの血管にカテーテルを挿入し、送液を行った状態で2つの血管の縫合を行う場合がある。送液用の従来のカテーテルについては、例えば、特許文献1に記載されている。
特開平9-70438号公報
特許文献1に記載のバルーンカテーテルなど、従来の多くのカテーテルは、血管に挿入されるカテーテル本体の外周面が円筒状である。このため、血管の内壁が当該外周面に吸い付くと、3点を引っ張って三角吻合を行いにくい。
また、カテーテルの挿入の有無に拘わらず、三角吻合を行うためには、2つの血管の3点にかけた縫合糸を、それぞれ引っ張った状態にしておく必要がある。このため、各縫合糸を押える手や器具が術野の周辺に配置されるため、手術の作業性が低下する虞がある。すると、手術に要する時間がかかり、血管および当該血管に繋がる臓器へのダメージを低減させるのが困難となる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、血管吻合術における作業性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、吻合補助具の本体部であって、所定の進行方向に延び、前記吻合補助具の使用時にその一部が血管に挿入される吻合補助部を有し、前記吻合補助部は、前記進行方向に直交する平面における断面が、前記進行方向に沿って一端から他端まで、形および大きさが同じ一定形状であり、かつ、前記断面において周方向の隣接する領域よりも径方向の外側へ突出するとともに前記進行方向に沿って延びる突出部を3つ有し、前記突出部は、周方向に均等に配置される
本願の第発明は、第発明の本体部であって、前記吻合補助部の前記断面は、正三角形である。
本願の第発明は、第1発明または第2発明の本体部であって、先端側から後端側に向かって順に、直線状に延びる第1直線状部と、曲線状に屈曲する屈曲部と、直線状に延びる第2直線状部と、を有する。
本願の第発明は、第発明の本体部であって、前記屈曲部において、前記本体部の前記進行方向が90°以上180°以下の角度で変化する。
本願の第発明は、第1発明ないし第発明のいずれかの本体部であって、前記吻合補助部は、可撓性を有する。
本願の第発明は、第1発明ないし第発明のいずれかの本体部であって、前記吻合補助部は、その表面に表面処理がなされている。
本願の第発明は、第1発明ないし第発明のいずれかの本体部であって、前記進行方向に沿って配置され、前記先端に配置された第1開口と後端に配置された第2開口とをつなぐ内腔部をさらに有する。
本願の第発明は、第発明の本体部であって、前記内腔部は、前記進行方向に直交する平面における断面が円形である。
本願の第発明は、第1発明ないし第発明のいずれかの本体部と、前記本体部の先端に配置される挿入部と、を有する、吻合補助具である。
本願の第1発明から第発明によれば、突出部が血管の内壁に当たる。これにより、血管の内壁のうち、突出部に当たる箇所以外の部分は本体部に吸い付きにくい。その結果、当該部分を縫合しやすい。すなわち、血管吻合術の作業性を向上できる。特に、突出部が3つかつ等配であることにより、三角吻合術を行いやすい。また、突出部が等配であることにより、血管に対する吻合補助具の挿入方向を誤った場合であっても、挿入方向の調整を行いやすい。
特に、本願の第発明および第発明によれば、屈曲部により進行方向が変更されることにより、血管に挿入されていない部分が手術の邪魔にならない。したがって、血管吻合術の作業性を向上できる。
特に、本願の第発明によれば、吻合補助部が可撓性を有することにより、血管を傷つけにくい。また、手術中に、吻合補助具を所望の位置に動かしやすい。
特に、本願の第発明によれば、吻合補助部に表面処理がなされていることにより、手術針が本体部に引っ掛かったり刺さったりしにくい。これにより、手術作業性が向上する。
特に、本願の第発明によれば、吻合補助具を介して血管内に灌流液等の液体を供給または吸引できる。
特に、本願の第発明によれば、内腔部内における液体の流路抵抗が大きくなるのが抑制される。
第1実施形態に係るカテーテル接続部材の斜視図である。 第1実施形態に係るカテーテル接続部材の側面図である。 第1実施形態に係るカテーテル接続部材の本体部の断面図である。 血管吻合術の一例の流れを示したフローチャートである。 血管吻合術の一例の様子を示した図である。 血管吻合術の一例の様子を示した図である。 血管吻合術の一例の様子を示した図である。 血管吻合術の一例の様子を示した図である。 変形例に係るカテーテル接続部材の本体部の断面図である。 変形例に係るカテーテル接続部材の本体部の断面図である。 変形例に係るカテーテル接続部材の本体部の断面図である。 変形例に係るカテーテル接続部材の本体部の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1-1.カテーテル接続部材の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るカテーテル接続部材1の斜視図である。図2は、カテーテル接続部材1の側面図である。図3は、カテーテル接続部材1の本体部2の断面図である。本実施形態のカテーテル接続部材1は、カテーテルの先端に取り付けられ、ドナー臓器の血管に挿入される部材である。カテーテル接続部材1は、血管吻合術において、手術の作業性を向上させるための吻合補助具としての役割を果たす。
図1および図2に示すように、カテーテル接続部材1は、本体部2と、挿入部3と、基端部4とを有する。
本体部2は、所定の進行方向に延びる管状の部位である。ここで、本体部2の進行方向を示す軸を進行軸9と称する。挿入部3および基端部4も、当該進行軸9に沿って配置される。本体部2の進行軸9に直交する平面における断面は、略一定形状である。図3に示すように、本実施形態の本体部2の断面は、略正三角形である。
本体部2の断面は、三角形の角部に相当する3つの突出部51と、突出部51間を直線状に繋ぐ3つの辺部52とを有する。突出部51は、進行軸9に直交する断面において、外側へ突出する。また、突出部51は、本体部2の進行方向に沿って延びる。すなわち、突出部51は、進行軸9に沿って延びる。具体的には、3つの突出部51は、第1角部511、第2角部512および第3角部513を含む。また、3つの辺部52は、第1角部511に対向する第1辺521と、第2角部512に対向する第2辺522と、第3角部513に対向する第3辺523とを含む。このように、本体部2は、その全体が、突出部51を備え、進行方向に直交する平面における断面が略一定形状の吻合補助部を構成する。
図2に示すように、本体部2の進行軸9は、先端側から後端側に向かって順に、直線状に延びる部位と、曲線状に屈曲する部位と、直線状に延びる部位とを有する。これにより、本体部2は、先端側から後端側に向かって順に、直施状に延びる第1直線状部21と、曲線状に屈曲する屈曲部22と、直線状に延びる第2直線状部23とを有する。
本実施形態では、屈曲部22において、第1角部511が最も内側に配置される。このため、屈曲部22において、第1辺521が最も外側に配置される。本実施形態では、屈曲部22において、本体部2の進行方向が約120°変化している。
挿入部3は、本体部2の先端に配置される。挿入部3は、先端側から基端側へ向かって順に、第1テーパ部31、第1円筒部32、第2円筒部33、第3円筒部34および第2テーパ部35を有する。挿入部3は、吻合術を行う際に、吻合する2つの血管の一方に挿入される。
第1テーパ部31の外周面は、先端から次第にその外径が拡がる円錐面である。これにより、挿入部3を先端側から血管に挿入する際に、血管に負担をかけることなく挿入しやすい。
第1円筒部32、第2円筒部33および第3円筒部34は、第1テーパ部31よりも後端側に配置される。第1円筒部32および第3円筒部34は、いずれも第1テーパ部31の最外径と同じ外径を有する円筒状の外周面を有する。これにより、挿入部3を血管内に挿入した際に、血管の内壁が、第1円筒部32および第3円筒部34の外周面に密着しやすい。
また、第2円筒部33は、第1円筒部32および第3円筒部34よりも外径が小さい円筒状の外周面を有する。このため、第2円筒部33において血管を結紮すると、結紮部が進行軸9方向にずれにくい。なお、結紮箇所は第2円筒部33に限られない。例えば、第2テーパ部35のやや後端側であって、本体部2の先端側端部付近において血管を結紮してもよい。
本実施形態では、外径が同一の第1円筒部32と第3円筒部34との間に、外径の小さい第2円筒部33が配置されている。しかしながら、当該部位が、外径が略一定の単一の円筒部で構成されていてもよい。挿入部3が円筒状の外周面を有する円筒部を有することにより、当該部位において血管を挿入部に対して結紮しやすい。
第2テーパ部35は、第3円筒部の後端から本体部2へ向かって次第に縮径する外周面を有する。挿入部3が後端側にもテーパ部を有することにより、挿入部3を血管から引き抜く際に、血管に負担をかけることなく引き抜きやすい。
基端部4は、本体部2の後端に配置される。基端部4は、円筒状の外周面を有する。カテーテル接続部材1をカテーテルと接続する場合、基端部4がカテーテルとの接続部となる。なお、カテーテル接続部材1の接続先は、カテーテルに限られない。カテーテル接続部材1は、フィッティング、コネクタ、またはカテーテル以外のチューブ等に接続されてもよい。
カテーテル接続部材1は、先端から後端まで進行軸9に沿って延びる内腔部10を有する。カテーテル接続部材1の先端、すなわち、挿入部3の先端には、第1開口11が設けられている。また、カテーテル接続部材1の後端、すなわち、基端部4の後端には、第2開口12が設けられている。内腔部10は、第1開口11と第2開口12との間で、カテーテル接続部材1の内部を貫通する。すなわち、内腔部10は、第1開口11と第2開口12とをつなぐ。
したがって、基端部4がカテーテルと接続されると、当該カテーテルのルーメンは、第2開口12および内腔部10を介して、第1開口11と連通する。これにより、カテーテルおよびカテーテル接続部材1を介して、血管内に灌流液等の液体を供給したり、血管内から液体を吸引したりできる。
なお、カテーテル接続部材1自体をカテーテルとして用いてもよい。すなわち、カテーテル接続部材1の後端が直接、灌流液等の液体の供給源や、液体の吸引機構と接続されてもよい。この場合も、カテーテル接続部材1を介して、血管内に灌流液等の液体を供給したり、血管内から液体を吸引したりできる。
本実施形態の内腔部10は、図3に示すように、進行軸9に直交する平面における断面が円形である。また、内腔部10の断面形状は、第1開口11から第2開口12に至るまで、略一定である。これにより、内腔部10内における液体の流路抵抗が大きくなるのが抑制されている。
本実施形態のカテーテル接続部材1は、一体に成型されている。すなわち、本体部2、挿入部3および基端部4が一部材として成型されている。なお、本体部2、挿入部3および基端部4はそれぞれ別部材で構成されてもよい。
また、本実施形態では、本体部2が可撓性を有する。可撓性を有する本体部2は、例えば、可撓性の樹脂、ゴム、または、エラストマーにより形成される。可撓性の樹脂としては、具体的には、医療用シリコン樹脂等のシリコン樹脂、エポキシ樹脂等が用いられる。これにより、カテーテル接続部材1を血管に挿入した状態でカテーテル接続部材1を動かした場合であっても、血管を傷つけにくい。また、手術中にカテーテル接続部材1を所望の位置に動かしやすい。
なお、本体部2は、可撓性を有さない構成であってもよい。その場合、本体部2は、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ステンレス、チタン等で形成されてもよい。
カテーテル接続部材1の使用時には、挿入部3の全部と、本体部2の少なくとも一部が血管に挿入される。そして、本体部2が血管の吻合箇所に配置される位置で、カテーテル接続部材1が挿入された血管と、他の血管との吻合が行われる。なお、カテーテル接続部材1は、主に、2つの血管の端端吻合、端側吻合、側端吻合および側側吻合において連続縫合を行う場合に用いられる。
本体部2が血管に挿入されると、本体部2の突出部51が血管の内部から外側へ向かって血管を押し広げる。これにより、当該血管がつぶれて血管の内壁同士がくっついてしまうことを抑制できる。本体部2の太さが血管に対して細すぎると、このように血管を押し広げることが困難になる。一方で、本体部2が血管に対して太すぎると、突出部51と接触する箇所において血管に大きな負荷がかかるとともに、突出部51と接触していない箇所においても本体部2と血管とが密着し、吻合がしにくくなる虞がある。そこで、進行軸9に直交する平面における断面において、本体部2の外接円の直径は、カテーテル接続部材1が挿入される血管の生体内における自然流動状態における血管径(直径)の6割以上8割以下であることが好ましい。当該範囲において、突出部51が適切に血管を押し広げることができるとともに、突出部51と接触していない箇所においても本体部2とカテーテル接続部材1とが密着することを抑制できる。
なお、カテーテル接続部材1の少なくとも一部が可撓性を有する場合、当該部位の硬度は、少なくとも、カテーテル接続部材1が挿入される血管の硬度よりも大きいことが好ましい。具体的には、本体部2は、JIS K 6253の規格においてA 50以上D 80未満であることが好ましい。本体部2の硬度が当該範囲であれば、本体部2を血管内に挿入した場合に、突出部51により血管の内側から血管を広げることができ、かつ、血管吻合中にカテーテル接続部材1を動かしやすい。
<1-2.血管吻合術の流れ>
続いて、カテーテル接続部材1を用いた血管吻合術の流れについて、図4~図8を参照しつつ説明する。図4は、カテーテル接続部材1を用いた血管吻合術の一例の流れを示したフローチャートである。図5~図8は、血管吻合術の一例の様子を示した図である。図5~図8には、それぞれ、上段に血管吻合術の様子を示した写真が、下段に当該写真の要部を示した図が示されている。
図4に示す血管吻合術は、ドナー臓器の第1血管81を、レシピエントの第2血管82と吻合するための手術である。
図4に示すように、予め、レシピエントの第2血管82は、鉗子等により閉塞されている(ステップS101)。一方、ドナー臓器には、第1血管81に挿入されたカテーテル接続部材1と、カテーテル接続部材1に接続するカテーテルとを介して、灌流液が供給されている。カテーテル接続部材1が第1血管81に挿入され、灌流が行われている状態で、ドナー臓器が移植位置に配置される(ステップS102)。このとき、第1血管81には、カテーテル接続部材81の挿入部3、本体部2の第1直線状部21、および本体部2の屈曲部22の一部が挿入されている。第1血管81は、カテーテル接続部材1の挿入部3に結紮されている。
この状態において、第1血管81の形状は、カテーテル接続部材1の本体部2の外周面に沿って断面略正三角形となっている。このとき、第1血管81の内壁には、第1角部511と接する箇所P1、第2角部512と接触する箇所P2、および、第3角部513と接する箇所P3に、外側に向かって拡げる方向の力が強くかかっている。このため、第1血管81の内壁のうち、第1辺521、第2辺522および第3辺523に対向する部位には、大きな張力は発生せず、本体部2の外周面に吸い付く力も比較的小さい。このため、第1血管81にカテーテル接続部材1が挿入されていると、第1血管81のうち、各突出部51同士の間の部分に手術針を掛けやすい。
本実施形態では、図5に示すように、第1血管81の吻合箇所である端部と第2血管82の吻合箇所である端部とが所定の場所に配置された状態において、第1直線状部21の第1角部511が上側に位置する。これにより、第1血管81から外部へと延びる本体部2は、屈曲部22において上方へと屈曲する。そして、第2直線状部23が第1血管81の上方に配置される。
このように、本体部2が屈曲部22を有することにより、カテーテル接続部材1のうち、第1血管81外に配置される部分が第1血管81と第2血管82との吻合箇所となる箇所P2から箇所P3にかけての部位の上に延びない。これにより、血管吻合術の邪魔になりにくい。したがって、血管吻合術の作業効率が向上する。
上述の通り、本実施形態のカテーテル接続部材1では、屈曲部22において、本体部2の進行方向が約120°変化している。このように、屈曲部22において、本体部2の進行方向が90°以上180°以下の角度で変化することが好ましい。このようにすれば、第2直線状部23や基端部4が第1血管81と第2血管82との吻合箇所に重なりにくくなる。なお、本体部2が可撓性を有していれば、屈曲部22を有していなくても、上方へと曲げることは可能である。
第1血管81の吻合箇所と第2血管82の吻合箇所とが所定の位置に配置されると、第1血管81および第2血管82の2点を糸で繋ぐ(ステップS103)。具体的には、第1血管81のうちの第2角部512に対向する箇所P2と、第2血管82の対応する箇所に手術針をかけて、縫合糸で繋ぐ。また、第1血管81のうちの第3角部513に対向する箇所P3と、第2血管82の対応する箇所に手術針をかけて、縫合糸で繋ぐ。
次に、箇所P2と箇所P3との間の部位を縫合する(ステップS104)。すなわち、第1血管81の本体部2の第1辺521に対向する部位と、第2血管82の対応する部位とを縫合する。このとき、図5に示すように、本体部2を第1角部511の方向(すなわち上方)へと引っ張りながら、箇所P2と箇所P3との間を連続縫合する。
ステップS104において、本体部2を第1角部511の方向に引っ張ることにより、第1血管81および第2血管82の後壁(箇所P2と箇所P3との間)周辺の視野が広がる。これにより、第1血管81および第2血管82の後壁を、内側(内膜側)から縫合することができる。
臓器移植では、血管吻合の際に血管の外側(外膜側)から吻合することが一般的である。しかしながら、肝臓移植における肝上部下大動脈の血管吻合等のように、吻合のための縫い代が短い場合、後壁側を縫合するために血管を反転させることが困難である。このため、血管の後壁を、内側から縫合する必要がある。血管を内側から縫合する場合、血管を外側から縫合する場合と比べて、血管内膜を傷つけないように慎重に縫合を行う必要がある。また、後壁を縫合する際に、血管の前壁側に手術針が引っ掛からないように気をつけなければならない。このため、縫合箇所周辺の視野を十分に確保することが必要となる。この場合に、血管の前壁側をピンセット等で引っ張って視野を確保すると、前壁側の血管が損傷する虞がある。
そこで、図5に示すように、カテーテル接続部材1を用いれば、本体部2を第1角部511の方向に引っ張ることにより、第1血管81の前壁を上方に引っ張れば、第1血管81および第2血管の後壁周辺の視野を広くすることができる。この場合、本体部2が血管の内側の広い範囲に接触しつつ上方へと引っ張るため、ピンセット等で血管を引っ張る場合と比べて、血管の損傷を大幅に抑制できる。
続いて、図6に示すように、箇所P1と箇所P2との間の部位を縫合する(ステップS105)。すなわち、第1血管81の本体部2の第2辺522に対向する部位と、第2血管82の対応する部位とを縫合する。このとき、本体部2を第2角部512の方向へと引っ張ることにより、第2辺522の周囲を縫合しやすい。
ステップS105において、箇所P2から箇所P1までの部位(第1血管81および第2血管82の左壁)を、外側から連続縫合する。この際に、第1血管81は、第1角部511に接触する箇所P1と、第2角部512に接触する箇所P2によって外側へ押し広げられているため、箇所P1と箇所P2との間においては、第1血管81が本体部2に吸い付きにくい状態である。したがって、箇所P2から箇所P1までの部位において、第1血管81および第2血管82の外側から手術針をかけやすい。
その後、残った箇所P1と箇所P3との間の部位に手術針をかけて、縫合糸をかける(ステップS106)。すなわち、第1血管81の本体部2の第3辺523に対向する部位と、第2血管82の対応する部位との間に縫合糸をかける。
ステップS106において、箇所P1から箇所P3までの部位(第1血管81および第2血管82の右壁)の一部を、箇所P1側から箇所P3へ向かう方向へ、外側から連続縫合する。このとき、縫合糸を締めずに、緩めた状態としておく。
そして、灌流液を第1開口11から供給しつつ、カテーテル接続部材1を第1血管81から引き抜く(ステップS107)。ステップS107において、カテーテル接続部材1を引き抜いた直後の様子が図7に示されている。その後間もなく、箇所P1と箇所P3との間に掛けた縫合糸を締める(ステップS108)。ステップS108において、縫合糸を締めている過程の様子が図8に示されている。箇所P1から箇所P3までのうちで縫合されずに残っている部分がある場合は、当該部分を引き続き連続縫合する。これにより、箇所P1と箇所P3との間が縫合される。以上により、第1血管81と第2血管82の全周が縫合され、第1血管81と第2血管82との吻合が完了する。
最後に、鉗子等を取り外して、レシピエントの第2血管82の血流を回復する(ステップS109)。これにより、第1血管81と第2血管82との間で血流が生じる。
このように、ステップS104において、第1血管81の第1辺521に対向する部位を縫合する際には、第1角部511の方向に本体部2を引っ張ることにより、縫合箇所となる後壁がカテーテル接続部材1および前壁から引き離される。同様に、ステップS105において、第1血管81の第2辺522に対向する部位を縫合する際には、第2角部512の方向に本体部2を引っ張ることにより、縫合箇所となる左壁がカテーテル接続部材1から引き離される。また、ステップS106において、第2血管81の第3辺523に対向する部位に縫合糸を掛ける際には、第3角部513の方向に本体部2を引っ張ることにより、縫合箇所となる右壁がカテーテル接続部材1から引き離される。このため、第1血管81と第2血管とを縫合しやすくなる。すなわち、従来の三角吻合術に比べて、手術の作業性が向上する。
本実施形態では、従来の三角吻合術と同様に、第1血管81と第2血管82とを3つの縫合領域に分けて縫合を行う。このとき、第1血管81の各部位が突出部51間に配置されるため、当該部位に手術針をかけやすい。このため、吻合を行う第1血管81に灌流液を供給または吸引するカテーテルを接続させた状態であっても、手術の作業性が低下しにくい。
また、3つの突出部51間に形成された3つの縫合領域はそれぞれ、血管の全周の約1/3の長さを有する。したがって、血管の全周の約1/3という比較的長い領域を連続縫合することができる。連続縫合できる領域が細かく分かれていて多数となると、縫合糸の結紮箇所が増え、血管吻合時間が長くなるという問題が生じる。このため、突出部51の数が2つ、3つまたは4つであることが好ましい。このようにすれば、各縫合領域を、血管の全周の約1/4以上の比較的長い領域を連続縫合することができる。その結果、血管吻合時間を短縮することができる。従来の三角吻合による血管吻合術では、血管吻合時間は約15分である。一方、カテーテル接続部材1を吻合補助具として用いた血管吻合術では、血管吻合時間を約5分に短縮できる。
また、このように第1血管81に灌流液を供給しながら血管吻合術を行うことにより、ドナー臓器の虚血時間を短縮できる。なお、カテーテルを接続させずに行う従来の三角吻合による血管吻合術では、ドナー臓器の虚血時間は血管吻合時間と同じ約15分である。一方、カテーテル接続部材1を吻合補助具として用いた血管吻合術では、灌流液を供給しながら血管吻合術を行えるため、ドナー臓器の虚血時間を、血管吻合時間の約5分よりもさらに短縮できる。
また、従来の血管吻合術では、血管内に気泡が混入するのを抑制するために、最後の部位を縫合する直前に注射器等により生理食塩水等の液体を血管内に供給する必要がある。一方、本実施形態では、ステップS107において、第1血管81に灌流液を供給しつつカテーテル接続部材1を引き抜いてすぐに、ステップS108において最後の部位を縫合できる。このため、注射器等により血管内に液体を供給する工程を省略できる。したがって、手術の作業性が向上する。
本実施形態では、本体部2の断面は、正三角形である。なお、本発明において「正三角形」とは、「略正三角形」を含む。本実施形態のカテーテル接続部材1においては、具体的には、3つの突出部51である第1角部511、第2角部512および第3角部513が丸みを帯びた略正三角形である。この3つの突出部51は、周方向に均等に配置される。なお、ここで、「周方向」とは、進行軸9を中心とする円の円周に沿う方向をいう。突出部51が均等に配置されることにより、血管に対するカテーテル接続部材1の挿入方向を誤った場合であっても、挿入方向の調整を行いやすい。
本実施形態では、本体部2の全体が、突出部51を備え、進行軸9に直交する平面における断面が略一定形状の吻合補助部を構成する。しかしながら、本発明はこれに限られない。本体部2の一部のみが突出部を備える吻合補助部を構成してもよい。例えば、本体部2のうち、第1直線状部21のみが突出部51を有する吻合補助部であって、その他の部位は外周面が円筒状であってもよい。また、本体部2のうち、第1直線状部21および屈曲部22のみが突出部51を有する吻合補助部であってもよい。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
図9は、一変形例に係るカテーテル接続部材1Aの本体部2Aの断面図である。図9の例のカテーテル接続部材1Aでは、本体部2Aが、周方向に等間隔に配置された3つの突出部51を有する。このカテーテル接続部材1Aでは、周方向に隣り合う2つの突出部51Aの間の辺部52Aが直線状ではなく、内側に向かって凹む曲線状である。このため、本体部2Aの外周に血管が配置された場合、直線状の辺部に比べて、さらに辺部52Aに血管が吸い付きにくい。したがって、血管吻合術を行う際に、作業性がより向上する。
図10は、他の変形例に係るカテーテル接続部材1Bの本体部2Bの断面図である。図10の例のカテーテル接続部材1Bでは、3つの突出部51Bのうちの1つである第1角部511Bの形状が、他の2つの突出部51Bである第2角部512Bおよび第3角部513Bの形状と異なる。このように、各突出部の形状は、必ずしも同一でなくてもよい。
図11は、他の変形例に係るカテーテル接続部材1Cの本体部2Cの断面図である。図11の例のカテーテル接続部材1Cは、本体部2Cの断面形状が長方形である。本体部2Cは、4つの突出部51Cと、直線状の4つの辺部52Cとを有する。4つの辺部52Cは、2つの長辺部531Cと2つの短辺部532Cとを含む。
このようなカテーテル接続部材1Cを血管内に挿入すると、血管の内壁には、各突出部51Cと接する箇所に、外側に向かって拡げる方向の力が強くかかる。このため、血管のうち、辺部52Cと対向する部位には、大きな張力は発生せず、本体部2Cの外周面に吸い付く力も比較的小さい。特に、血管のうち、長辺部531Cと対向する部位では、本体部2の外周面に吸い付く力が小さい。このため、カテーテル接続部材1Cを用いて血管吻合術を行う際に、長辺部531Cに対向する部分を縫合しやすい。すなわち、血管吻合術を行う際に、作業性が向上する。図11の例のように、本体部2Cの有する突出部51Cは4つであってもよい。
なお、4つの突出部を有する本体部の断面形状は、必ずしも長方形でなくてもよい。本体部の断面形状は、例えば、正方形や菱形であってもよい。その場合であっても、突出部同士の間の辺部には、血管の内壁が吸い付きにくい。したがって、辺部に対向する部分を縫合しやすく、血管吻合術の作業性が向上する。
図12は、他の変形例に係るカテーテル接続部材1Dの本体部2Dの断面図である。図12の例のカテーテル接続部材1Dは、本体部2Dの断面形状が楕円形状である。また、本体部2Dは、楕円形状の長径方向に突出する2つの突出部51Dと、曲線状の2つの辺部52Dとを有する。
このようなカテーテル接続部材1Dを血管内に挿入すると、血管の内壁には、各突出部51Dと接する箇所に、外側に向かって拡げる方向の力が強くかかる。このため、血管のうち、辺部52Dと対向する部位には、大きな張力は発生せず、本体部2Dの外周面に吸い付く力も比較的小さい。このため、カテーテル接続部材1Dを用いて血管吻合術を行う際に、辺部52Dに対向する部分を縫合しやすい。すなわち、血管吻合術を行う際に、作業性が向上する。図12の例のように、本体部2Dの有する突出部51Dは2つであってもよい。
また、上記の実施形態では、カテーテル接続部材は、その本体部が、2つの直線状部の間に屈曲部が配置される形状であった。しかしながら、本発明の吻合補助具の本体部の形状は、これに限られない。本体部は、例えば、直線状部のみから構成されてもよいし、1つの直線状部と、1つの屈曲部とから構成されてもよい。また、本体部は、全体的に緩やかに屈曲する湾曲部のみから構成されてもよい。本体部が挿入される血管の手術時の配置等により、適宜本体部の形状は変更されてよい。
また、上記の実施形態では、カテーテル接続部材はエラストマーのみで形成されていた。しかしながら、本発明の吻合補助具は、吻合補助部である本体部2の表面に表面処理がなされていてもよい。表面処理として、例えば、塗膜コーティング、シリコン系薄膜コーティング、テフロン(登録商標)薄膜コーティング、低摩擦化表面化学処理などの表面の摩擦力を低減させる表面滑性処理や、表面の硬度を上げる表面硬化処理等をおこなうことができる。表面滑性処理を行った場合、本体部2の表面と手術針との間の摩擦係数を低減できる。したがって、手術針が本体部2の表面に引っ掛かるのが抑制される。また、表面硬化処理を行った場合、本体部2の表面に手術針が刺さることを抑制できる。その結果、血管吻合術における作業性が向上する。
また、上記の実施形態および変形例では、吻合補助具として、カテーテルのルーメンと接続される内腔を有するカテーテル接続部材が用いられた。しかしながら、内腔を有しない吻合補助具を血管吻合術に使用してもよい。この場合であっても、一般的な三角吻合術に比べて、作業性を向上させ、手術時間を短縮できる。したがって、臓器移植において、阻血状態となる時間を短縮できる。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1,1A,1B,1C,1D カテーテル接続部材
2,2A,2B,2C,2D 本体部
3 挿入部
9 進行軸
10 内腔部
11 第1開口
12 第2開口
21 第1直線状部
22 屈曲部
23 第2直線状部
31 第1テーパ部
32 第1円筒部
33 第2円筒部
34 第3円筒部
35 第2テーパ部
51,51A,51B,51C,51D 突出部
52,52A,52C,52D 辺部

Claims (9)

  1. 吻合補助具の本体部であって、
    所定の進行方向に延び、前記吻合補助具の使用時にその一部が血管に挿入される吻合補助部
    を有し、
    前記吻合補助部は、
    前記進行方向に直交する平面における断面が、前記進行方向に沿って一端から他端まで、形および大きさが同じ一定形状であり、かつ、
    前記断面において周方向の隣接する領域よりも径方向の外側へ突出するとともに前記進行方向に沿って延びる突出部を3つ有し、
    前記突出部は、周方向に均等に配置される、本体部。
  2. 請求項1に記載の本体部であって、
    前記吻合補助部の前記断面は、正三角形である、本体部。
  3. 請求項1または請求項2に記載の本体部であって、
    先端側から後端側に向かって順に、
    直線状に延びる第1直線状部と、
    曲線状に屈曲する屈曲部と、
    直線状に延びる第2直線状部と、
    を有する、本体部。
  4. 請求項3に記載の本体部であって、
    前記屈曲部において、前記本体部の前記進行方向が90°以上180°以下の角度で変化する、本体部。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の本体部であって、
    前記吻合補助部は、可撓性を有する、本体部。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の本体部であって、
    前記吻合補助部は、その表面に表面処理がなされている、本体部。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の本体部であって、
    前記進行方向に沿って配置される内腔部
    をさらに有する、本体部。
  8. 請求項7に記載の本体部であって、
    前記内腔部は、前記進行方向に直交する平面における断面が円形である、本体部。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の本体部と、
    前記本体部の先端に配置される挿入部と、
    を有する、吻合補助具。
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