JP7074277B2 - 光モジュールの試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信システムで用いられる光モジュールの試験方法に関するものである。
光通信の分野では、受信した光信号を複数の波長の光に分離して複数の受光部に入力させる光モジュールが用いられる。例えば、下記特許文献1に記載の受光装置は、受信した光信号を波長分離フィルタを用いて波長分離し、波長分離された複数の光をレンズアレイを用いて受光部に結合させる。また、下記特許文献2に記載の光送受信モジュールは、一体の光合分波器を内蔵し、複数の波長の光を合波して送信するとともに、複数の波長が合波された光を分波して受信する。
特開2010-160218号公報 特開2009-105106号公報
一般に、上述した特許文献1,2等に記載の光モジュールにおいては、受信する光信号に含まれる複数の波長毎に試験光を入力することにより動作確認試験が行われる。そのため、複数の波長の光を照射可能な光源を用意する必要があり、試験用設備の構成が複雑化する。また、複数の波長の試験光の入力ごとに対応する受光部の特性評価を行う必要があり、試験工程が増大する。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、試験用設備の構成を複雑化させることなく、少ない工数で動作確認が可能な光モジュールの試験方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一側面にかかる光モジュールの試験方法は、信号光を電気信号に変換する複数の受光素子と、入力信号光を複数の波長帯域の信号光に分岐して複数の波長帯域の信号光を複数の受光素子のそれぞれに入射させる光分波器とを備える光モジュールの試験方法であって、複数の波長帯域の信号光とは所定波長離れた波長帯域の試験光を光分波器から複数のバンドパスフィルタ素子に入射させ、複数のバンドパスフィルタ素子それぞれに対応した複数の受光素子それぞれに試験光を入力し、かつ、複数の受光素子から出力されたそれぞれの電気信号を取得し、それぞれの電気信号を基に、複数の受光素子ごとの変換特性値を取得する。
本発明の一側面によれば、試験用設備の構成を複雑化させることなく、少ない工数で動作確認を行うことができる。
本発明の実施形態にかかる試験方法の対象である光受信モジュール10を側面から見た断面図である。 図1の光分波器31の概略構成及びその機能を説明するための平面図である。 図1の受光素子34とプリアンプ回路35との接続構成を示す概略構成図である。 本実施形態の光モジュールの試験方法を実施するための試験システムの構成を示す図である。 本実施形態の光モジュールの試験方法の手順を示すフローチャートである。
本発明の一側面に係る光モジュールの試験方法は、信号光を電気信号に変換する複数の受光素子と、入力信号光を複数の波長帯域の信号光に分岐して複数の波長帯域の信号光を複数の受光素子のそれぞれに入射させるフィルタ素子とを備える光モジュールの試験方法であって、複数の波長帯域とは異なる波長帯域の試験光をフィルタ素子に入射させ、試験光の入力に応じて複数の受光素子から出力されたそれぞれの電気信号を取得し、それぞれの電気信号を基に、複数の受光素子ごとの変換特性値を取得する。
かかる光モジュールの試験方法によれば、入力信号光に含まれる複数の波長成分とは異なる波長帯域の試験光を用いて複数の受光素子からの電気信号が取得され、それらの電気信号を基に複数の受光素子の変換特性値が取得される。これにより、複数の波長帯域の試験光毎の特性評価が不要にされるので、試験用設備の構成を複雑化させることなく、少ない工数で複数の受光素子の動作確認が可能とされる。
上記光モジュールの試験方法においては、1300nm帯の波長帯域の信号光を複数の受光素子に入射させるフィルタ素子を用い、試験光として1550nm帯の光をフィルタ素子に入射させていてもよい。この場合、試験光をフィルタ素子を介して複数の受光素子に効率的に入射させることができる。その結果、複数の受光素子の特性評価を効率的に実行できる。
また、変換特性値としてトランスインピーダンス利得を取得してもよい。こうすれば、複数の受光素子とそれらの後段に接続された回路部とを含めた特性評価が一度に実現できる。
また、試験光として複数の波長帯域の中心波長から200nm以上離れた中心波長の波長帯域の光を入射させてもよい。この場合、試験光をフィルタ素子を介して複数の受光素子にさらに効率的に入射させることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一側面にかかる光モジュールの試験方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(光モジュールの構成)
まず、本実施形態の対象となる光モジュールの構成について説明する。
図1は、光受信モジュール10を側面から見た断面図である。この光受信モジュール10は、光ファイバが接続されるレセプタクル部11と受光素子等の光学部品等が収容されるパッケージ部12と、外部回路との電気的接続のための端子部13とを備えて構成される。パッケージ部12は、熱伝導性の高い金属材料が矩形状の箱型に形成されたものであり、内部に後述する受光素子等の光学部品等を密封状態で搭載して構成される。端子部13は、例えば、複数のセラミック基板を積層して形成され、パッケージ部12のパッケージ筐体20の端部に嵌め込まれた状態で設けられ、そのパッケージ筐体20の反対側の端部には外部と電気的に接続するための電極が形成されている。
パッケージ部12の内部には、位置決めブロック40が固定されている。この位置決めブロック40に、レセプタクル部11を経由して光ファイバからパッケージ部12内に入射された入力信号光を異なる波長帯域の複数の信号光に分岐する光分波器(フィルタ素子)31と、この分岐された複数の信号光(以下、「分波信号光」という)を反射させるプリズム等で形成された反射器32と、この反射器32で反射された複数の分波信号光を図示しないレンズを介してそれぞれ受光するフォトダイオード等の受光素子34とが搭載されている。光分波器31による信号光の分岐数及び受光素子34の個数は特定数には限定されないが、本実施形態では4つとされている。さらに、パッケージ部12の内部には、複数の受光素子34に隣接してプリアンプ回路35が収容されている。このプリアンプ回路35は、複数の受光素子34及び端子部13に電気的に接続され、それぞれの受光素子34から出力された電流信号(電気信号)を電圧信号に変換して端子部13を介して外部に出力する。
図2は、光分波器31の概略構成及びその機能を説明するための平面図である。図2に示す光分波器31は、受光素子34である4つのフォトダイオード(以下、「PD」という。)34a,34b,34c,34dに対して4つの波長帯域の分波信号光のそれぞれを分岐して入射させる機能を有する。具体的には、光分波器31は、入力信号光Lの入射面41に沿って配置されたミラー42と、4つの分波信号光L2a,L2b,L2c,L2dの出射面43に沿って配置された4つのバンドパスフィルタ44a,44b,44c,44dとを備えて構成される。
バンドパスフィルタ44aは、入力信号光Lの入射光路上に配置され、入力信号光Lのうちの第1の波長帯域λの分波信号光L2aを透過させて出射面43から出力させ、入力信号光Lのうちの第1の波長帯域λ以外の成分の信号光L1aを入射面41上のミラー42に向けて反射させる。バンドパスフィルタ44bは、ミラー42によって反射された信号光L1aの光路上に配置され、信号光L1aのうちの第2の波長帯域λの分波信号光L2bを透過させて出射面43から出力させ、信号光L1aのうちの第2の波長帯域λ以外の成分の信号光L1bを入射面41上のミラー42に向けて反射させる。バンドパスフィルタ44cは、ミラー42によって反射された信号光L1bの光路上に配置され、信号光L1bのうちの第3の波長帯域λの分波信号光L2cを透過させて出射面43から出力させ、信号光L1bのうちの第3の波長帯域λ以外の成分の信号光L1cを入射面41上のミラー42に向けて反射させる。バンドパスフィルタ44dは、ミラー42によって反射された信号光L1cの光路上に配置され、信号光L1cのうちの第4の波長帯域λの分波信号光L2dを透過させて出射面43から出力させる。バンドパスフィルタ44a,44b,44c,44dを透過した分波信号光L2a,L2b,L2c,L2dは、それぞれ、反射器32及び図示しないレンズを介してPD34a,34b,34c,34dに入射する。
上記構成の光分波器31によって入力信号光Lから分岐された分波信号光L2a,L2b,L2c,L2dは、それぞれ、PD34a,34b,34c,34dによって受光されて電流信号(電気信号)に変換される。ここで、光分波器31における分岐可能な波長帯域λ,λ、λ、λに関する特性値、及びPD34a,34b,34c,34dにおける受光可能な波長帯域λ,λ、λ、λに関する特性値は、光通信に使用される波長帯に応じて様々な値に設定され得る。例えば、都市間を結ぶ基幹系の光通信ネットワーク用では1550nm帯の波長帯に設定され、この基幹系から枝分かれした支線系の光通信ネットワーク用では、1300nm帯の波長帯に設定される。支線系の光通信ネットワークの規格としては、LAN-WDM(Wavelength Division Multiplexing)とCWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing)の2つの規格が存在し、それらの規格に応じて波長帯域λ,λ,λ,λに関する特性値が設定される。例えば、LAN-WDMの規格に対応して、波長帯域λが1294.53nm~1296.59nmの範囲を含むように設定され、波長帯域λが1299.02nm~1301.09nmの範囲を含むように設定され、波長帯域λが1303.54nm~1305.63nmの範囲を含むように設定され、波長帯域λが1308.09nm~1310.19nmの範囲を含むように設定される。CWDMの規格に対応した構成の場合は、波長帯域λが1264.5nm~1277.5nmの範囲を含むように設定され、波長帯域λが1284.5nm~1297.5nmの範囲を含むように設定され、波長帯域λが1304.5nm~1317.5nmの範囲を含むように設定され、波長帯域λが1324.5nm~1337.5nmの範囲を含むように設定される。
図3は、PD34a,34b,34c,34dとプリアンプ回路35との接続構成を示す概略構成図である。プリアンプ回路35には、PD34a,34b,34c,34dに対応して4つのトランスインピーダンスアンプ(TIA:Trans-Impedance Amplifier)回路45a,45b,45c,45dが内蔵されている。TIA回路45a,45b,45c,45dにおいては、それぞれの入力端子がPD34a,34b,34c,34dのアノードに電気的に接続され、それぞれの出力端子が端子部13に繋がる外部出力用端子46a,46b,46c,46dに電気的に接続されている。さらに、PD34a,34b,34c,34dのそれぞれのカソードは、プリアンプ回路35を経由して端子部13に繋がる電源供給用端子47a,47b,47c,47dに電気的に接続されている。
このような構成により、PD34a,34b,34c,34dのそれぞれにおいては、端子部13を介して電源供給用端子47a,47b,47c,47dに外部から電源電圧が供給されることによりアノード-カソード間に逆バイアスが印加される。また、TIA回路45a,45b,45c,45dそれぞれにおいては、PD34a,34b,34c,34dにおいて分波信号光L2a,L2b,L2c,L2dの受光に応じて生成された電流信号が入力されることにより、その電流信号が電圧信号に変換されて外部出力用端子46a,46b,46c,46d及び端子部13を経由して外部に出力される。
(光モジュールの試験方法)
次に、本実施形態にかかる光モジュールの試験方法の詳細について説明する。図4には、本実施形態の光モジュールの試験方法を実施するための試験システムの構成を示している。この試験システム60は、光源装置61、電圧測定装置62、及び電源装置63を含んでいる。光源装置61は、図示しない光ファイバを介して光受信モジュール10に試験光を入射させる装置である。この光源装置61の生成する試験光の波長帯域は、光受信モジュール10で使用される入力信号光に含まれる波長帯域λ,λ,λ,λとは異なる波長帯域であり、例えば、波長帯域λ,λ,λ,λの中心波長から200nm以上離れた中心波長の波長帯域に設定されることが好適である。さらに具体的には、波長帯域λ,λ,λ,λがLAN-WDM、CWDMの規格に対応した1300nm帯の場合には試験光の波長帯域が1550nm帯の波長帯域であることが好適である例えば、1530~1570nmの波長帯域が用いられる。電圧測定装置62は、光受信モジュール10の端子部13(図1)を介してプリアンプ回路35のTIA回路45a,45b,45c,45dに接続され、TIA回路45a,45b,45c,45dから試験光の入射に応じて出力される電圧信号を測定するための装置である。電源装置63は、端子部13を介して光受信モジュール10内のPD34a,34b,34c,34dに逆バイアス電圧を供給するための装置であり、PD34a,34b,34c,34dのそれぞれのカソード-アノード間に流れる電流も測定可能に構成されている。
以下、上記の試験システム60を用いた光受信モジュール10の試験方法について詳述する。図5は、光受信モジュール10の試験方法の手順を示すフローチャートである。
まず、試験システム60に試験の基準となる光受信モジュールを組み込み、試験対象となる光受信モジュール10の試験時と同じ条件で試験光の入射、TIA回路45a,45b,45c,45dから出力された電圧信号の測定、及びPD34a,34b,34c,34dの出力電流の測定を行う。その結果、コンピュータ装置等の計算機において、PD34a,34b,34c,34d毎の下記の基準値のデータを取得し格納しておく(ステップS01)。
RL:TIA回路45a,45b,45c,45d毎の負荷抵抗[Ω]、
Vref:TIA回路45a,45b,45c,45d毎の出力電圧のゲイン[dBm]、
Iref:TIA回路45a,45b,45c,45d毎の入力電流[mA]
なお、入力電流Irefは、PD34a,34b,34c,34dの出力電流として測定でき、負荷抵抗RLは、TIA回路の出力電圧及び入力電流Irefから決定できる。例えば、入力電流Irefが100μAのときの出力電圧Vrefを測定し、負荷抵抗RLを計算しておくことができる。
次に、試験対象の光受信モジュール10を試験システム60に組み込む(ステップS02)。さらに、試験システム60から光受信モジュール10内の光分波器31への試験光の入射を開始させる。そして、試験光の入射に応じて光受信モジュール10のTIA45a,45b,45c,45dのそれぞれから出力された電圧信号の値、及びPD34a,34b,34c,34dのそれぞれの出力電流の値を取得する(ステップS03)。
その後、計算機を用いて、測定された電圧信号、出力電流、及び格納されている基準値を基に、下記式によりPD34a,34b,34c,34d毎の変換特性値Ztを取得する(ステップS04)。
Zt=RL×10(Vout-Vref)/20×Iref/IR
ここで、IRは、PD34a,34b,34c,34dの出力電流によって決まるTIA回路45a,45b,45c,45d毎の入力電流[mA]であり、Voutは、TIA回路45a,45b,45c,45d毎の出力電圧のゲイン[dBm]である。この式により、変換特性値ZtとしてTIA回路における入力電流から出力電圧への変換利得であるトランスインピーダンス利得が取得される。最後に、取得したPD34a,34b,34c,34d毎の変換特性値Ztのデータを計算機に格納する(ステップS05)。
以上説明した光モジュールの試験方法によれば、入力信号光に含まれる4つ波長帯域λ,λ,λ,λとは異なる波長帯域の試験光を用いて4つのPD34a,34b,34c,34dの出力電流から変換された電圧信号が取得され、それらの電圧信号を基に4つのPD34a,34b,34c,34d毎の変換特性値が取得される。これにより、複数の波長帯域の試験光毎の特性評価が不要にされるので、試験用設備の構成を複雑化させることなく、少ない工数で複数の受光素子の動作確認が可能とされる。
従来の光モジュールに内蔵される受光素子はPDのみの構成であったが、近年では、高機能化、小型化、集積化の要請により、PDの後段のIC部品およびPDの前段の光学部品を一体化した光モジュールが主流となっている。そのため、光モジュールの特性評価や組み立て後の検査も複雑化しその制約も増加している。例えば、本実施形態の光受信モジュール10のように4波長信号が多重された入力信号光を受信するデバイスは、内部に光分波器を内蔵しており、特定の波長帯域の光のみが分波されPDに入射されるように構成されている。このような構成の光受信モジュールは、既存の試験用設備を用いて特性評価を行うことが困難な場合がある。具体的には、PDの後段のTIA回路の利得を測定する際に、試験用設備に含まれる光源の発光波長を入力信号光に含まれる複数の波長帯域に試験のたびに一致させる必要がある。そのため、試験用設備に波長可変光源等の追加が必要となるほか、波長可変光源からの光を基に変調信号を生成可能なように試験用設備の改造を行う必要がある。その結果、試験用設備の高機能化が要求される。さらには、複数のPD毎の特性評価を行うためには複数の波長帯域の試験光を用いて複数回の特性評価が必要となり、試験工数が増大する傾向にある。
その一方で、本実施形態の試験方法では、入力信号光に含まれる波長帯域から所定波長離れた波長帯域の試験光を光受信モジュール10内の光分波器31に入射させて特性評価を行っている。このような試験光を入射させることにより、光分波器31内のバンドパスフィルタ44a,44b,44c,44dが、入射面41側から入射又は反射された試験光を一度にそれぞれのPD34a,34b,34c,34dに向けて透過させると想定される。これは、バンドパスフィルタ44a,44b,44c,44dが、試験光の波長帯域を透過させる特性を有するためである。具体的には、0dBm以上の光入力パワーに設定すれば光分波器の減衰量が例えば30dB程度であるので数10mAのPD出力電流が得られ、小入力パワー時の特性評価が可能とされる。これにより、本実施形態では、波長可変光源を必要とせず、従来の試験用設備に相当する構成での試験が可能である。さらには、複数の波長帯域の試験光を用いた複数回の特性評価は必要とされず、一度に複数のPD34a,34b,34c,34dに対応した特性の評価が可能である。
また、本実施形態の試験方法においては、1300nm帯の波長帯域の信号光を4つのPD34a,34b,34c,34dに入射させる光分波器31を用い、試験光として1550nm帯の光を光分波器31に入射させている。この場合、試験光を光分波器31を介して4つのPD34a,34b,34c,34dに効率的に入射させることができる。その結果、複数のPDの特性評価を効率的に実行できる。また、変換特性値としてトランスインピーダンス利得を取得しているので、複数のPDとそれらの後段に接続されたTIA回路とを含めた特性評価が一度に実現できる。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
10…光受信モジュール、31…光分波器(フィルタ素子)、34,34a~34d…フォトダイオード(受光素子)、35…プリアンプ回路、44a,44b,44c,44d…バンドパスフィルタ、45a,45b,45c,45d…トランスインピーダンスアンプ回路。

Claims (2)

  1. 複数の出力端から異なる透過波長帯域の出力をなす光分波器と、前記複数の出力端に対応して光結合する複数の受光素子と備える光モジュールの試験方法において、
    前記透過波長帯域の何れとも異なる波長の単一の試験光を前記光モジュールに入力し前記複数の受光素子から出力されたそれぞれの電気信号を取得し、
    前記それぞれの電気信号を基に、前記複数の受光素子ごとの変換特性値を取得する、
    光モジュールの試験方法。
  2. 前記異なる透過波長帯域は、1300nm帯の複数の波長帯域であり、前記試験光は1550nm帯である、
    請求項1記載の光モジュールの試験方法。
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