JP7073135B2 - 制御装置、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する画像形成装置および当該画像形成装置の制御技術に関する。
近年、商業印刷分野において、印刷対象となる用紙を搬送経路上に循環させて、用紙の表面への印刷と用紙の裏面への印刷とを交互に行い、両面印刷を高速に行うことができる交互循環方式の画像形成装置が普及している。このような交互循環方式の画像形成装置は、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合、両面印刷と片面印刷とを切り替えるタイミングで、両面印刷用の搬送経路と片面印刷用の搬送経路とを切り替える。このとき、印刷方式が切り替わる前に搬送経路上に存在していた用紙への印刷が完了するのを待って、搬送経路を切り替えて給紙が行われる。
両面印刷と片面印刷とが頻繁に切り替わる場合、搬送経路も頻繁に切り替わるため、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理のスループットが低下してしまう場合がある。特許文献1に開示される技術は、交互循環方式の画像形成装置において、印刷対象となる用紙を一律で両面印刷用の搬送経路上に循環させることにより、搬送経路の切り替えによるオーバーヘッドを抑制している。なお、特許文献1の画像形成装置では、印刷対象となる用紙の表面または裏面いずれかの面への印刷を省略する(白紙として出力する)ことにより、片面印刷が実現される。
特開2012-042672号公報
しかしながら、特許文献1に開示される画像形成装置は、印刷対象となる用紙を一律で両面印刷用の搬送経路に循環させていたため、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理のスループットが却って低下してしまう場合があった。
本発明における画像形成装置の制御技術は、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合、印刷処理のスループットを向上させることを目的とする。
本発明の制御装置は、記録媒体の搬送経路を、前記記録媒体の片面に印刷を行う片面印刷用の搬送経路と、前記記録媒体の両面に印刷を行う両面印刷用の循環搬送経路とのいずれかに切り替え可能な画像形成装置を制御する制御装置であって、着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であり、かつ、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷である場合、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満であるか否かを判定する判定手段と、片面印刷または両面印刷のいずれかを示す印刷設定及び、前記判定手段による判定の結果に基づいて、印刷方式を片面印刷または両面印刷のいずれかに決定する決定手段と、前記決定された印刷方式に応じて、前記画像形成装置における前記記録媒体の搬送経路の切り替え動作を制御する制御手段と、を有し、前記決定手段は、前記着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であっても、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であり、かつ、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満であると判定された場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式を両面印刷に決定し、し、前記着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であって、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であって、かつ、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満でないと判定された場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式を片面印刷に決定することを特徴とする。
本発明における画像形成装置の制御技術によれば、片面印刷と両面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合、印刷処理のスループットを向上させることができる。
実施形態における画像形成装置の構成例を示す断面図である。 従来技術における給紙順序例を示す模式図である。 図3(a)は従来技術における給紙順序例を示す模式図である。図3(b)は特許文献1における給紙順序例を示す模式図である。 図4(a)は従来技術における給紙順序例を示す模式図である。図4(b)は特許文献1における給紙順序例を示す模式図である。 実施形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施形態における画像形成装置の機能構成例を示す図である。 実施形態1における印刷処理手順例を示すフローチャートである。 図8(a)は実施形態1における印刷ジョブリストの具体例を示す図である。図8(b)実施形態1における印刷設定の具体例を示す図である。図8(c)実施形態1における印刷方式の具体例を示す図である。 実施形態1における印刷方式の決定手順例を示すフローチャートである。 実施形態1における制御技術の効果について説明する図である。 実施形態2における印刷ページリストの具体例を示す模式図である。 実施形態2における印刷方法の決定手順例を示すフローチャートである。 実施形態2における制御技術の効果について説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成はあくまで例示であり、本発明の範囲を必ずしもそれらに限定する趣旨のものではない。また、本実施形態において「画像形成装置」とは、印刷機能に特化した専用機に限らず、印刷機能とその他の機能を複合した複合機や、記録媒体上に画像やパターンを形成する製造装置なども含むものとする。また、「印刷」についても、記録媒体上に画像やパターンを形成することを含むものとする。
図1は本実施形態における画像形成装置100の構成例を示す断面図である。画像形成装置100は、カット紙(L版,A4,A3などの所定の大きさに切り揃えられた用紙)に画像を形成(印刷)する。画像形成装置100は、A3給紙トレイ101と、A4給紙トレイ102と、L版給紙トレイ103と、用紙搬送用の回転ローラ104と、印刷ヘッド105と、センサ106と、スキャナユニット107とを備える。ただし、給紙トレイが収容可能な用紙のサイズは上記のみに限定されない。さらに、画像形成装置100は、インクタンク108と、乾燥ユニット109と、循環判定ユニット110と、用紙反転ユニット111と、表示ユニット112と、操作ユニット113と、制御ユニット114とを備え、これらは装置の筐体内に配置されている。表示ユニット112の構成と、操作ユニット113の構成とは後述する。制御ユニット114は、後述のコントローラ504と、画像処理部507と、各種I/Oインターフェースとを含み、画像形成装置100の動作を統括的に制御する。
以下、図1を参照して、給紙トレイ101~103から引き出された用紙が、画像形成装置100内を搬送される態様について説明する。
回転ローラ104が動作することにより、給紙トレイ101~103から引き出された用紙は矢印a方向(以下、矢印は省略して単に「a方向」のように記す)に搬送され、その後b方向に進行する。なお、用紙搬送用の回転ローラは、搬送経路全体に配置されており、モータ制御により用紙を所定の場所に搬送することができる。また、給紙トレイは3段構成に限定するものではなく、3段構成以外とすることもできる。
給紙トレイ101~103から引き出された用紙は搬送経路を進み、印刷ヘッド105と対向する位置まで搬送される。印刷ヘッド105は、複数色(本実施形態では3色)分の独立したインクジェットヘッドが用紙の搬送方向に沿って保持されている。用紙の搬送に同期して印刷ヘッド105からインクが吐出されることにより、用紙上に画像が形成される。インクタンク108は各色のインクを独立して貯蔵する。インクタンク108と印刷ヘッド105とは、各色のインクごとにチューブを介して接続され、インクタンク108から印刷ヘッド105に各色のインクが供給される。印刷ヘッド105には、b方向に沿って各色のラインヘッドが設けられている。各色のラインヘッドは、継ぎ目無く単一のノズルチップで形成されていてもよいし、1列または千鳥配列された複数のノズルチップで形成されていてもよい。本実施形態のラインヘッドは、所謂フルマルチヘッドであり、用紙の最大幅をカバーする範囲にノズルが配置されている。インクジェット方式には、発熱素子方式、ピエゾ素子方式、静電素子方式、MEMS素子方式など、種々の方式を採用することができる。なお、本実施形態の画像形成装置100はインクジェット方式のプリンタに限定されず、サーマルプリンタ(昇華型、熱転写型など)、ドットインパクトプリンタ、LEDプリンタ、レーザープリンタなど、他の方式のプリンタであってもよい。
画像が形成された用紙はスキャナユニット107と対向する位置まで搬送される。スキャナユニット107は、用紙に形成された画像の欠損や色ズレなどを検出することにより、画像形成装置100が印刷を正常に行うことができるか否かを確認することができる。また、本実施形態のスキャナユニット107は、現在対向している印刷面の裏面を読み取り、表面と裏面との印刷位置のズレなども検出することができる。
スキャナユニット107を通過した用紙はc方向に搬送されて乾燥ユニット109に到達する。乾燥ユニット109では、インクが付与された用紙を短時間で乾燥させるために、乾燥ユニット109を通過する用紙が温風で乾燥される。
乾燥ユニット109を通過した用紙は、循環判定ユニット110まで搬送される。循環判定ユニット110は、循環判定ユニット110を通過する用紙を循環させるか否かを判定する。例えば、両面印刷の対象となる用紙の表面が、循環判定ユニット110と対向して通過する場合、循環判定ユニット110は、用紙を循環させる必要があると判定してd方向に搬送する。一方、片面印刷の対象となる用紙および両面印刷の対象となる用紙の裏面が、循環判定ユニット110と対向して通過する場合、循環判定ユニット110は、用紙を循環させる必要がないと判定してf方向に搬送する。
用紙が循環される場合、循環判定ユニット110を通過した用紙はd方向に進行し、用紙反転ユニット111まで搬送される。用紙反転ユニット111は、用紙反転ユニット111を通過する用紙の表裏を反転させる。用紙の表裏を反転させる手法は、スイッチバック方式や搬送経路を緩やかにひねる方式などが知られている。スイッチバック方式では用紙が一旦停止されるのに対して、搬送経路をひねる方式では用紙の搬送速度を保つことができ、搬送経路をひねる方式の方がより高速な印刷に適している。
用紙反転ユニット111を通過した用紙はe方向に進行し、センサ106まで搬送される。なお、センサ106と対向する位置に到達した時点で、用紙は表裏が反転された状態となっている。センサ106は、用紙がセンサ106と対向する位置を通過しているか否かを検出することができる。センサ106と対向する位置を通過した用紙は、再度、印刷ヘッド105~循環判定ユニット110が設けられている搬送経路に搬送される。
以上説明した通り、図1に示されるb-c-d-e-bは循環する搬送経路(以下「循環搬送経路」と記す)を構成し、画像形成装置100は、用紙が搬送経路を1周するごとに用紙の表面と裏面とが入れ替わるように制御することができる。本実施形態において、循環搬送経路上に同時に存在することができる用紙の最大数を循環可能枚数という。循環可能枚数は用紙のサイズおよび搬送経路の長さに依存する。例えば、A3サイズの用紙について循環可能枚数が3枚である場合、A3サイズの用紙を搬送経路b-c-d-e-b上で最大3枚同時に搬送することができる。このとき、A3サイズより小さなA4サイズの用紙を搬送させた場合、循環可能枚数は3枚よりも多くなる。一般的に、このような交互循環方式の画像形成装置では、搬送経路上を循環している用紙と、新たに搬送経路に供給される用紙とが衝突することを回避するために、循環可能枚数は奇数の整数となる。
e方向から搬送された用紙は、給紙トレイ101~103から新たに供給された用紙と同様に、印刷ヘッド105、スキャナユニット107、乾燥ユニット109を通過し、用紙に画像が形成される。その後、用紙は、循環判定ユニット110まで搬送される。循環判定ユニット110は、片面印刷の対象となる用紙および既に片面に印刷されている用紙については、用紙を循環させる必要がないと判定してf方向に搬送する。
図2は、従来の交互循環印刷方式の画像形成装置において、搬送経路に供給される用紙の順序を示す給紙順序例を示す模式図である。図2(a)~(d)の各模式図において、各矩形は、搬送経路に用紙が供給されていることを表しており、「表面」に対応する行における矩形は表面印刷用の給紙を、「裏面」に対応する行における矩形は裏面印刷用の給紙をそれぞれ表している。また、「1周目」「2周目」「3周目」「4周目」・・・それぞれに対応する列は、循環搬送経路において同時に搬送可能な用紙の最大枚数、すなわち循環可能枚数ごとの区切りを表している。そして、白色で表現されている矩形は、両面印刷の対象となる給紙であることを示し、網掛けで表現されている矩形は、片面印刷の対象となる給紙であることをそれぞれ示している。これら印刷対象となる用紙の1面を1ページと定義し、各矩形内にはページ枚数を示す数値が表されている。
図2(a)には、両面5ページ(表面5ページ+裏面5ページの合計10ページ)分の印刷を行う場合の給紙順序が示される。交互循環印刷方式の画像形成装置において両面印刷が行われる場合、搬送経路に循環される用紙と、給紙トレイ101~103から新たに供給される用紙とが衝突しないように、用紙1枚分の給紙間隔が空けられる必要がある。さらに、表面1ページ目の給紙202が行われた後、循環可能枚数-1枚分の給紙間隔を空けてから、裏面1ページ目の給紙203が行われているとともに、給紙203は、後続する表面3ページ目の給紙と表面4ページ目の給紙との間にて行われている。
図2(b)には、片面5ページ(表面5ページ)分の印刷を行う場合の給紙順序が示される。交互循環印刷方式の画像形成装置において片面印刷が行われる場合、用紙の衝突を考慮する必要がないため、給紙間隔が空けられていない。
次に、従来の交互循環印刷方式の画像形成装置において、両面5ページ分の両面印刷と、片面5ページ分の片面印刷とを連続して行った場合の給紙順序を図2(c)に示す。図2(c)に示される通り、両面印刷の表面5ページ目の給紙の後、片面印刷の表面1ページ目の給紙が直ちに行われると、両面印刷の裏面3ページ目の給紙と、片面印刷の表面1ページ目の給紙との衝突204が発生していることが分かる。そのため、従来の交互循環印刷方式の画像形成装置は、両面印刷と片面印刷とを連続して行う場合、両面印刷の全ページの給紙が完了するのを待って、片面印刷の表面1ページ目の給紙が行われる。
図2(d)には、両面印刷の裏面5ページ目の給紙が行われた後、片面印刷の表面1ページ目の給紙が行われている様子が模式的に示されている。
再び図1に戻り、以下f方向に搬送された用紙の帰趨について説明する。
f方向に搬送された用紙は、仕分けユニット115に搬送される。仕分けユニット115は、用紙の種別をセンサで確認つつ予め指定されたトレイに用紙を積載する。本実施形態の画像形成装置100は、排紙トレイ116と廃棄トレイ117とを有しており、印刷ジョブ単位や部単位で印刷された用紙を、主に排紙トレイ116に積載する。なお、用紙を排紙する単位は、印刷ジョブ単位や部単位に限定されるものではなく、1つのジョブ単位や1つの部単位であっても、途中から別のトレイに排紙させてもよい。排紙トレイ116には、良好に印刷された用紙が排紙される。廃棄トレイ117には、メンテナンスで使用された用紙や、低品質で印刷されてしまった用紙が排紙される。仕分けユニット115は、h方向に用紙を搬送するか、g方向に用紙を搬送するかを切り替える。また、排紙トレイは1段構成に限定されず、2段以上の構成としてもよい。
次に、特許文献1に開示される給紙技術の課題について詳細に説明する。
図3(a)は従来の交互循環印刷方式の画像形成装置において、5ページ分の両面印刷と、3ページ分の片面印刷と、5ページ分の両面印刷とを連続して行った場合における給紙順序例を示す模式図である。図3(a)に示される通り、両面印刷の裏面5ページ目の給紙が完了するのを待って、片面印刷の表面1ページ目の給紙が行われていることが分かる。この結果、給紙空き302,303が発生してしまい、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理を行う場合において、スループットが低下してしまっている。
図3(b)は特許文献1に開示される交互循環印刷方式の画像形成装置において、5ページ分の両面印刷と、3ページ分の片面印刷と、5ページ分の両面印刷とを連続して行った場合における給紙順序例を示す模式図である。なお、図3(b)において、破線で囲まれている矩形は、片面印刷の裏面ページとして給紙されていることを表している。図3(b)に示される通り、両面印刷の表面5ページ目の給紙が行われた後、1枚分の給紙間隔を空けて、片面印刷の表面1ページ目の給紙304が行われている。そして、片面印刷の表面1ページ目の給紙304が行われた後、循環可能枚数-1枚分の給紙間隔(4枚分)を空けてから、片面印刷の裏面1ページ目の給紙305が行われていることが分かる。この結果、図3(a)の給紙順序と比較して、図3(b)の給紙順序は、両面印刷と片面印刷とが切り替わるタイミングにおいて給紙空き302,303の発生を抑制することができる。なお、片面印刷の裏面ページとして給紙された場合、用紙の印刷面への印刷処理は行われずに白紙で排紙トレイ116に出力される。
図4(a)は従来の交互循環印刷方式の画像形成装置において、5ページ分の両面印刷と、6ページ分の片面印刷と、5ページ分の両面印刷とを連続して行った場合における給紙順序例を示す模式図である。一方、図4(b)は特許文献1に開示される交互循環印刷方式の画像形成装置において、5ページ分の両面印刷と、6ページ分の片面印刷と、5ページ分の両面印刷とを連続して行った場合における給紙順序例を示す模式図である。図4(b)に示される通り、片面印刷の対象となるページ枚数が多くなるほど、裏面ページとして処理する処理オーバーヘッドが増加してしまうことが分かる。この結果、図4(b)の給紙順序では、両面印刷と片面印刷とが切り替わるタイミングにおいて給紙空きを抑制することができるものの、両面印刷と片面印刷とが混在する印刷処理のスループットが却って低下してしまうことになる。
以上説明した通り、交互循環印刷方式の画像形成装置において、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合、印刷処理のスループットは片面印刷の対象となるページ枚数に依存する。そのため、特許文献1に開示される給紙技術が常に優位性を有しているとは限らない。本実施形態では、交互循環印刷方式の画像形成装置において、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合に、片面印刷の対象となるページを一定条件下で両面印刷の対象として扱うことにより、印刷処理のスループットの向上を図っている。
図5は本実施形態における画像形成装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。画像形成装置100は、コントローラ504と、表示ユニット112と、操作ユニット113と、通信部505と、補助記憶部506と、画像処理部507と、エンジン制御部508と、スキャナ制御部509とを備える。画像形成装置100における各ブロックは、システムバス510によって接続されている。本実施形態では、CPU501と、ROM502と、RAM503とは、コントローラ504に搭載される。
CPU501は、画像形成装置100全体を制御する中央演算ユニットである。ROM502は、後述の印刷処理を実現するために用いられる制御プログラムや各種データを記憶する不揮発性の記憶装置である。RAM503は、制御プログラムが展開されたり、印刷ジョブから抽出された画像データなどが記憶される揮発性の記憶装置である。本実施形態では、CPU501と、ROM502と、RAM503とは、画像形成装置100の制御装置であるコントローラ504に搭載される。
表示ユニット112はLCD(Liquid Crystal Display)などの表示パネルを有し、主にCPU501が実行する処理に応じて画像やテキストなどがこの表示パネルに表示される。また、表示ユニット112は、タッチスクリーン機能を有していてもよく、その場合は、表示ユニット112を介して入力を受け付けたユーザ指示を、操作ユニット113への入力として扱うことも可能である。操作ユニット113は、例えば画像形成装置100に設けられた操作ボタンによって構成され、ユーザ指示を受け付けることができる。通信部505は、情報処理装置であるPC511から送出された印刷ジョブを受け付ける。補助記憶部506は、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶装置であり、RAM503と同様に印刷ジョブから抽出された画像データなどが記憶される。主記憶領域として用いられるRAM503と、補助記憶領域として用いられる補助記憶部506とは、以下総称して「記憶領域」とも記す。画像処理部507は、印刷ジョブから抽出された画像データに対して各種の画像処理を行う。画像処理部507は、画像データの色空間(例えばYCbCr)から、標準的なRGB色空間(例えばsRGB)に変換する色空間変換の他、解像度変換、画像解析、画像補正など、様々な画像処理を必要に応じて実行する。これら画像処理の結果得られた印刷データは記憶領域に記憶される。
エンジン制御部508は、CPU501の制御下で、印刷エンジンを駆動して印刷データを用紙に印刷させる。より詳細には、エンジン制御部508は、印刷ヘッドにインクを吐出させたり、印刷ヘッドがインクを吐出するタイミングを調整したり、印刷ヘッドの駆動状態を取得したりする。これらのような印刷エンジンの駆動制御により、印刷ヘッドからインクを吐出させて用紙上に画像を形成させる。また、エンジン制御部508は、印刷エンジンの駆動の他、回転ローラ104の駆動も制御して、用紙を適切な速度で搬送および停止させる。また、エンジン制御部508は、循環判定ユニット110を制御して、用紙の搬送経路を、片面印刷用の搬送経路と両面印刷用の循環搬送経路とのいずれかに切り替える。スキャナ制御部509は、CPU501の制御下で、CCD、CISなどのイメージセンサを制御することにより記録媒体上の画像を読み取り、RGBのアナログ輝度データを取得する。
PC511は、画像形成装置100の外部に接続される情報処理装置であって、画像形成装置100に画像データを供給する。PC511は、印刷対象となる画像データを作成する情報処理装置であってもよいし、記録媒体に形成された画像を読み取る読み取り装置であってもよい。PC511と画像形成装置100とは、通信部505を介して印刷ジョブ、画像データ、コマンド、ステータス信号などを相互にやり取りすることができる。なお、画像形成装置100のハードウェア構成は上記に限定されず、各制御ブロックがCPU、ASIC、電子回路などを有して制御を行ってもよい。
図6は本実施形態における画像形成装置100(コントローラ504)の機能構成例を示すブロック図である。以下、本実施形態における画像形成装置100の機能構成について説明する。
入力制御部601は、操作ユニット113を介してユーザ指示を受け付けることができる。通信制御部602は、PC511から送出された印刷ジョブを、通信部505を介して受信する。設定情報抽出部603は、通信制御部602が受信した印刷ジョブから画像データを抽出して記憶領域に保存する。さらに、設定情報抽出部603は、通信制御部602が受信した印刷ジョブから設定情報を抽出してリストに登録する。印刷方式決定部604は、設定情報抽出部603が抽出したリストを参照して、印刷ジョブごとに(またはページごとに)印刷方式を決定する。そして、印刷方式決定部604は、各印刷ジョブについて(各ページについて)決定した印刷方式IDをリストに登録する。デバイス制御部605は、入力制御部601が受け付けたユーザからの印刷指示と、印刷方式決定部604によって決定された印刷方式とに基づいて、エンジン制御部508に印刷処理を実行させる。また、デバイス制御部605は、入力制御部601が受け付けたユーザからの読み取り指示に基づいて、スキャナ制御部509に原稿の読み取り処理を実行させる。
[実施形態1]
本実施形態では、画像形成装置100の循環可能枚数が5枚であり、PC511から受信した印刷ジョブに含まれる印刷設定に基づいて、印刷ジョブ単位で片面印刷を行うか両面印刷を行うかを決定するユースケースについて説明する。
図7は本実施形態における印刷処理手順を示すフローチャートである。図7に示されるフローチャートの処理は、CPU501がROM502に記憶されているプログラムコードをRAM503に展開し実行することにより行われる。また、エンジン制御部508がASICなどの電子回路によって構成され、このASICなどの電子回路がプログラムコードを実行することにより行われてもよい。これらは図7以降のフローチャートについても同様である。
S701において、通信制御部602は、PC511から送出された印刷ジョブを、通信部505を介して受信する。
S702において、設定情報抽出部603は、S701で受信した印刷ジョブから画像データを抽出して記憶領域に保存する。さらに、設定情報抽出部603は、S701で受信した印刷ジョブから設定情報を抽出してリストに登録する。本実施形態において、設定情報には少なくとも、ページ枚数と、印刷ジョブを片面印刷で印刷するか両面印刷で印刷するかを示す設定情報とが含まれる。
図8(a)は設定情報が登録された印刷ジョブリスト801の具体例を示す図である。本実施形態の印刷ジョブリスト801には、ページ枚数と、印刷設定IDと、印刷方式IDとが、印刷ジョブごとに対応付けて登録される。なお、印刷ジョブリスト801は記憶領域に保存される。通信制御部602は、設定情報をリストに登録する際に、印刷ジョブごとにジョブ番号を割り当てる。印刷方式決定部604は、このジョブ番号を参照することにより、印刷ジョブリスト801におけるページ枚数や印刷設定IDがいずれの印刷ジョブに対応するかだけではなく、通信制御部602が印刷ジョブを受信した順番も一意に識別することができる。本実施形態では、図8(a)に示されるように、最初のジョブ番号を「001」として、以後昇順にジョブ番号が割り当てられる。印刷ジョブリスト801において、ページ枚数は、印刷対象となるページの枚数を示す情報である。印刷設定IDは、図8(b)のテーブルに示されるように、両面印刷と片面印刷とにそれぞれ割り振られた識別子である。なお、図8(b)に示されるテーブルも記憶領域に保存される。印刷方式IDの説明は後述する。
S703において、入力制御部601は、ユーザからの印刷指示を、操作ユニット113を介して受け付ける。本実施形態では、入力制御部601は、操作ユニット113を介して印刷指示を受け付けているが、通信制御部602が、PC511が送出した印刷指示を、通信部505を介して受け付けてもよい。
S704において、印刷方式決定部604は、印刷ジョブリスト801を参照して、印刷ジョブごとに印刷方式を決定する。そして、印刷方式決定部604は、各印刷ジョブについて決定した印刷方式IDを印刷ジョブリスト801に登録する。印刷方式IDは、図8(c)のテーブルに示されるように、両面印刷扱いと片面印刷扱いとにそれぞれ割り振られた識別子である。デバイス制御部605は、この印刷方式IDを参照することにより、各印刷ジョブを両面印刷で印刷処理を行うか、片面印刷で印刷処理を行うかを識別することができる。なお、図8(c)に示されるテーブルも記憶領域に保存される。印刷方式の決定手順(S704)の詳細については後述する。
S705において、デバイス制御部605は、印刷ジョブリスト801を参照して、印刷処理の対象となる印刷ジョブに対応する印刷方式IDを取得し、取得した印刷方式IDに応じた印刷手法で印刷処理を実行する。本実施形態では、印刷処理(S705)が実行される前に印刷ジョブリスト801に登録されている印刷ジョブを対象に印刷方式が決定(S704)されるが、印刷処理の実行中に新たに登録された印刷ジョブを対象に印刷方式が決定されてもよい。
次に、本実施形態における印刷方式の決定手順例を図9のフローチャートを参照して説明する。本実施形態では、印刷ジョブリスト801に示される7つの印刷ジョブの印刷方式を決定する場合のユースケースについて説明する。なお、図9のフローチャートにおける各ステップは、印刷方式決定部604によって実行される。S902~S912のループが印刷ジョブの数(本実施形態では7)分繰り返されるため、重複する部分については説明を簡略化ないし省略する。
S901において、印刷ジョブリスト801が参照され、印刷ジョブリスト801の先頭に登録されている印刷ジョブのジョブ番号(ジョブ番号:001)が取得される。
S902において、着目印刷ジョブが選択される。最初のループでは、「ジョブ番号:001」の印刷ジョブが着目印刷ジョブとして選択される。
S903において、印刷ジョブリスト801が参照され、着目印刷ジョブの印刷設定IDが取得される。そして、取得された印刷設定IDに基づいて、着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であるか否かが判定される。印刷設定が片面印刷である場合(S903:YES)はS904に移行する。印刷設定が両面印刷である場合(S903:NO)はS908に移行する。
最初のループでは、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:001)の印刷設定IDは「1」であるため(S903:YES)、S904に移行する。
S904において、印刷ジョブリスト801が参照され、着目印刷ジョブの直前に登録されている印刷ジョブの印刷設定IDが取得される。そして、取得された印刷設定IDに基づいて、着目印刷ジョブの直前に登録されている印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であるか否かが判定される。印刷設定が片面印刷である場合(S904:NO)はS909に移行する。印刷設定が両面印刷である場合(S904:YES)はS905に移行する。
最初のループでは、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:001)の直前に登録されている印刷ジョブは存在しないため(S904:NO)、S909に移行する。
S909において、着目印刷ジョブの直前に登録されている印刷ジョブが存在するか否かが判定される。印刷ジョブが存在する場合(S909:YES)はS910に移行する。印刷ジョブが存在しない場合(S909:NO)はS911に移行する。
最初のループでは、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:001)の直前に登録されている印刷ジョブは存在しないため(S909:NO)、S911に移行する。
S911において、着目印刷ジョブの印刷方式が片面印刷扱いに設定される。具体的には、着目印刷ジョブに対応する印刷方式IDとして「1」が印刷ジョブリスト801に登録される。
最初のループでは、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:001)に対応する印刷方式IDとして「1」が印刷ジョブリスト801に登録される。
S912において、印刷ジョブリスト801に登録されている全ての印刷ジョブについて処理が完了したか否かが判定される。全ての印刷ジョブについて処理が完了した場合(S912:YES)は再び図7のフローチャートに戻る。全ての印刷ジョブについて処理が完了していない場合(S912:NO)は再びS902に戻る。
最初のループでは、印刷ジョブリスト801に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号002~007)については処理が完了していないため、再びS902に戻る。
次に、2回目のループで行われる処理について説明する。
S902において、「ジョブ番号:002」の印刷ジョブが着目印刷ジョブとして選択される。
S903において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:002)の印刷設定IDは「2」であるため(S903:NO)、S908に移行する。
S908において、着目印刷ジョブの印刷方式が両面印刷扱いに設定される。具体的には、着目印刷ジョブに対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ジョブリスト801に登録される。
2回目のループでは、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:002)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ジョブリスト801に登録される。
S912において、印刷ジョブリスト801に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号003~007)については処理が完了していないため、再びS902に戻る。
次に、3回目のループで行われる処理について説明する。
S902において、「ジョブ番号:003」の印刷ジョブが着目印刷ジョブとして選択される。
S903において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:003)の印刷設定IDは「1」であるため(S903:YES)、S904に移行する。
S904において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:003)の直前に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号:002)の印刷設定IDは「2」であるため(S904:YES)、S905に移行する。
S905において、印刷ジョブリスト801が参照され、着目印刷ジョブ以降で片面印刷される連続するページ枚数(以下「連続する片面ページ枚数」と記す)が取得される。より詳細には、着目印刷ジョブ以降で印刷設定IDが「1」に設定されている連続するページ枚数が取得される。
3回目のループでは、連続する片面ページ枚数として「7」が取得される。
S906において、印刷ジョブリスト801が参照され、着目印刷ジョブより後に、印刷設定が両面印刷である印刷ジョブが登録されているか否かが判定される。両面印刷の印刷ジョブが登録されている場合(S906:YES)はS907に移行する。両面印刷の印刷ジョブが登録されていない場合(S906:NO)はS911に移行する。
3回目のループでは、印刷ジョブ(ジョブ番号:004)の印刷設定IDが「2」であるので、両面印刷の印刷ジョブが登録されている(S906:YES)と判定され、S907に移行する。
S907において、S905で取得された連続する片面ページ枚数が、両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる用紙の最大数未満であるか(すなわち循環可能枚数未満であるか)否かが判定される。循環可能枚数未満の場合(S907:YES)はS908に移行する。循環可能枚数以上の場合(S907:NO)はS911に移行する。
本実施形態では、画像形成装置100の循環可能枚数は「5」である。また、3回目のループでは、連続する片面ページ枚数は「7」であるため(S907:NO)、S911に移行する。
S911において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:003)に対応する印刷方式IDとして「1」が印刷ジョブリスト801に登録される。
S912において、印刷ジョブリスト801に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号004~007)については処理が完了していないため、再びS902に戻る。
次に、4回目のループで行われる処理について説明する。
S902において、「ジョブ番号:004」の印刷ジョブが着目印刷ジョブとして選択される。
S903において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:004)の印刷設定IDは「2」であるため(S903:NO)、S908に移行する。
S908において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:004)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ジョブリスト801に登録される。
S912において、印刷ジョブリスト801に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号005~007)については処理が完了していないため、再びS902に戻る。
次に、5回目のループで行われる処理について説明する。
S902において、「ジョブ番号:005」の印刷ジョブが着目印刷ジョブとして選択される。
S903において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:005)の印刷設定IDは「1」であるため(S903:YES)、S904に移行する。
S904において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:005)の直前に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号:004)の印刷設定IDは「2」であるため(S904:YES)、S905に移行する。
S905において、印刷ジョブリスト801が参照され、連続する片面ページ枚数として「4」が取得される。
S906において、印刷ジョブリスト801が参照され、印刷ジョブ(ジョブ番号:007)の印刷設定IDが「2」であるので、両面印刷の印刷ジョブが登録されている(S906:YES)と判定され、S907に移行する。
S907において、循環可能枚数は「5」であり、連続する片面ページ枚数は「4」であるため(S907:YES)、S908に移行する。
S908において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:005)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ジョブリスト801に登録される。
S912において、印刷ジョブリスト801に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号006~007)については処理が完了していないため、再びS902に戻る。
次に、6回目のループで行われる処理について説明する。
S902において、「ジョブ番号:006」の印刷ジョブが着目印刷ジョブとして選択される。
S903において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:006)の印刷設定IDは「1」であるため(S903:YES)、S904に移行する。
S904において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:006)の直前に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号:005)の印刷設定IDは「1」であるため(S904:NO)、S909に移行する。
S909において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:006)の直前に印刷ジョブ(ジョブ番号:005)が登録されているため(S909:YES)、S910に移行する。
S910において、印刷ジョブリスト801が参照され、着目印刷ジョブの直前に登録されている印刷ジョブの印刷方式IDが取得される。そして、取得された印刷方式IDに基づいて、着目印刷ジョブの直前に登録されている印刷ジョブの印刷方式が片面印刷扱いであるか否かが判定される。片面印刷扱いである場合(S910:YES)はS911に移行する。両面印刷扱いである場合(S910:NO)はS908に移行する。
6回目のループでは、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:006)の直前に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号:005)の印刷方式は両面印刷扱いであるため(S910:NO)、S908に移行する。
S908において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:006)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ジョブリスト801に登録される。
S912において、印刷ジョブリスト801に登録されている印刷ジョブ(ジョブ番号:007)については処理が完了していないため、再びS902に戻る。
次に、7回目のループで行われる処理について説明する。
S902において、「ジョブ番号:007」の印刷ジョブが着目印刷ジョブとして選択される。
S903において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:007)の印刷設定IDは「2」であるため(S903:NO)、S908に移行する。
S908において、着目印刷ジョブ(ジョブ番号:007)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ジョブリスト801に登録される。
S912において、印刷ジョブリスト801に登録されている全ての印刷ジョブについて処理が完了しているため(S912:YES)再び図7のフローチャートに戻る。
次に、本実施形態における制御技術の効果について詳細に説明する。
図10(b)は特許文献1に開示される制御技術において、印刷ジョブリスト801に登録されている一連の印刷ジョブが実行された場合における給紙順序例を示す模式図である。図10(b)に示される通り、ジョブ番号003の印刷ジョブについては、両面印刷の表面5ページ目の給紙(ジョブ番号:002)が行われた後、1枚分の給紙間隔を空けて、片面印刷の表面1ページ目の給紙1003が行われている。そして、片面印刷の表面1ページ目の給紙1003が行われた後、循環可能枚数-1枚分の給紙間隔(4枚分)を空けてから、片面印刷の裏面1ページ目の給紙1004が行われている。つまり、片面印刷が設定されている印刷ジョブについても、一律で両面印刷の対象として取り扱われていることが分かる。
図10(a)は本実施形態において、印刷ジョブリスト801に登録されている一連の印刷ジョブを実行した場合における給紙順序例を示す模式図である。図10(a)に示される通り、ジョブ番号003の印刷ジョブについては、両面印刷の裏面5ページ目の給紙(ジョブ番号:002)が行われた後、給紙間隔を空けることなく表面1ページ目の給紙1001~表面7ページ目の給紙1002が行われている。つまり、片面印刷が設定されている印刷ジョブについて、連続する片面ページ枚数に応じて片面印刷の対象として取り扱うか、両面印刷の対象として取り扱うかが決定される。かかる構成により、従来手法(図10(b))よりも本実施形態の手法(図10(a))の方が、印刷処理のスループットが向上していることが分かる。
以上説明した通り、本実施形態の制御技術によれば、交互循環印刷方式の画像形成装置において、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合、循環可能枚数と連続する片面ページ枚数とに基づいて印刷方式を決定する。そのため、本実施形態の制御技術は、片面印刷と両面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合、印刷処理のスループットを向上させることができる。
[実施形態2]
本実施形態では、画像形成装置100の循環可能枚数が5枚であり、PC511から受信した印刷ジョブに含まれる印刷設定に基づいて、印刷ページ単位で片面印刷を行うか両面印刷を行うかを決定するユースケースについて説明する。
なお、実施形態1と共通する部分については説明を簡略化ないし省略し、以下では本実施形態に特有な点を中心に説明する。
以下、本実施形態における印刷処理手順について説明する。
S702において、設定情報抽出部603は、S701で受信した印刷ジョブから設定情報を抽出してリストに登録する。本実施形態において、設定情報には少なくとも、ページごとに片面印刷で印刷するか両面印刷で印刷するかを示す設定情報が含まれる。
図11は設定情報が登録された印刷ページリスト1101具体例を示す図である。本実施形態の印刷ページリスト1101には、印刷設定IDおよび印刷方式IDが、ページごとに対応付けて登録されている。なお、印刷ページリスト1101は記憶領域に保存される。本実施形態では、図11に示されるように、最初のページ番号を「01」として、以後昇順にページ番号が割り当てられる。
次に、本実施形態における印刷方式の決定手順例を図12のフローチャートを参照して説明する。本実施形態では、印刷ページリスト1101に示される6ページ分の印刷方式を決定する場合のユースケースについて説明する。なお、図12のフローチャートにおける各ステップは、印刷方式決定部604によって実行される。S1202~S1212のループがページ枚数(本実施形態では6)分繰り返されるため、重複する部分については説明を簡略化ないし省略する。
S1201において、印刷ページリスト1101が参照され、印刷ページリスト1101の先頭に登録されているページ番号(ページ番号:01)が取得される。
S1202において、着目印刷ページが選択される。最初のループでは、「ページ番号:01」の印刷ページが着目印刷ページとして選択される。
S1203において、印刷ページリスト1101が参照され、着目印刷ページの印刷設定IDが取得される。そして、取得された印刷設定IDに基づいて、着目印刷ページの印刷設定が片面印刷であるか否かが判定される。印刷設定が片面印刷である場合(S1203:YES)はS1204に移行する。印刷設定が両面印刷である場合(S1203:NO)はS1208に移行する。
最初のループでは、着目印刷ページ(ページ番号:01)の印刷設定IDは「1」であるため(S1203:YES)、S1204に移行する。
S1204において、印刷ページリスト1101が参照され、着目印刷ページの直前に登録されている印刷ページの印刷設定IDが取得される。そして、取得された印刷設定IDに基づいて、着目印刷ページの直前に登録されている印刷ページの印刷設定が両面印刷であるか否かが判定される。印刷設定が片面印刷である場合(S1204:NO)はS1209に移行する。印刷設定が両面印刷である場合(S1204:YES)はS1205に移行する。
最初のループでは、着目印刷ページ(ページ番号:01)の直前に登録されている印刷ページは存在しないため(S1204:NO)、S1209に移行する。
S1209において、着目印刷ページの直前に登録されている印刷ページが存在するか否かが判定される。着目印刷ページの直前に登録されている印刷ページが存在する場合(S1209:YES)はS1210に移行する。着目印刷ページの直前に登録されている印刷ページが存在しない場合(S1209:NO)はS1211に移行する。
最初のループでは、着目印刷ページ(ページ番号:01)の直前に登録されている印刷ページは存在しないため(S1209:NO)、S1211に移行する。
S1211において、着目印刷ページの印刷方式が片面印刷扱いに設定される。具体的には、着目印刷ページに対応する印刷方式IDとして「1」が印刷ページリスト1101に登録される。
最初のループでは、着目印刷ページ(ページ番号:01)に対応する印刷方式IDとして「1」が印刷ページリスト1101に登録される。
S1212において、印刷ページリスト1101に登録されている全ての印刷ページについて処理が完了したか否かが判定される。全ての印刷ページについて処理が完了した場合(S1212:YES)は再び図7のフローチャートに戻る。全ての印刷ページについて処理が完了していない場合(S1212:NO)は再びS1202に戻る。
最初のループでは、印刷ページリスト1101に登録されている印刷ページ(ページ番号02~06)については処理が完了していないため、再びS1202に戻る。
次に、2回目のループで行われる処理について説明する。
S1202において、「ページ番号:02」の印刷ページが着目印刷ページとして選択される。
S1203において、着目印刷ページ(ページ番号:02)の印刷設定IDは「2」であるため(S1203:NO)、S1208に移行する。
S1208において、着目印刷ページの印刷方式が両面印刷扱いに設定される。具体的には、着目印刷ページに対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ページリスト1101に登録される。
2回目のループでは、着目印刷ページ(ページ番号:02)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ページリスト1101に登録される。
S1212において、印刷ページリスト1101に登録されている印刷ページ(ページ番号03~06)については処理が完了していないため、再びS1202に戻る。
次に、3回目のループで行われる処理について説明する。
S1202において、「ページ番号:03」の印刷ページが着目印刷ページとして選択される。
S1203において、着目印刷ページ(ページ番号:03)の印刷設定IDは「1」であるため(S1203:YES)、S1204に移行する。
S1204において、着目印刷ページ(ページ番号:03)の直前に登録されている印刷ページ(ページ番号:02)の印刷設定IDは「2」であるため(S1204:YES)、S1205に移行する。
S1205において、印刷ページリスト1101が参照され、着目印刷ページ以降で片面印刷される連続するページ枚数が取得(以下「連続する片面ページ枚数」と記す)される。より詳細には、着目印刷ページ以降で印刷設定IDが「1」に設定されている連続するページ枚数が取得される。
3回目のループでは、連続する片面ページ枚数として「2」が取得される。
S1206において、印刷ページリスト1101が参照され、着目印刷ページより後に、印刷設定が両面印刷である印刷ページが登録されているか否かが判定される。両面印刷の印刷ページが登録されている場合(S1206:YES)はS1207に移行する。両面印刷の印刷ページが登録されていない場合(S1206:NO)はS1211に移行する。
3回目のループでは、印刷ページ(ページ番号:05)の印刷設定IDが「2」であるので、両面印刷の印刷ページが登録されている(S1206:YES)と判定され、S1207に移行する。
S1207において、S1205で取得された連続する片面ページ枚数が、両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる用紙の最大数未満であるか(すなわち循環可能枚数未満であるか)否かが判定される。循環可能枚数未満の場合(S1207:YES)はS1208に移行する。循環可能枚数以上の場合(S1207:NO)はS1211に移行する。
本実施形態では、画像形成装置100の循環可能枚数は「5」である。また、3回目のループでは、連続する片面ページ枚数は「2」であるため(S1207:YES)、S1208に移行する。
S1208において、着目印刷ページの印刷方式が両面印刷扱いに設定される。具体的には、着目印刷ページに対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ページリスト1101に登録される。
3回目のループでは、着目印刷ページ(ページ番号:03)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ページリスト1101に登録される。
S1212において、印刷ページリスト1101に登録されている印刷ページ(ページ番号04~06)については処理が完了していないため、再びS1202に戻る。
次に、4回目のループで行われる処理について説明する。
S1202において、「ページ番号:04」のページが着目印刷ページとして選択される。
S1203において、着目印刷ページ(ページ番号:04)の印刷設定IDは「1」であるため(S1203:YES)、S1204に移行する。
S1204において、着目印刷ページ(ページ番号:04)の直前に登録されている印刷ページ(ページ番号:03)の印刷設定IDは「1」であるため(S1204:NO)、S1209に移行する。
S1209において、着目印刷ページ(ページ番号:04)の直前に印刷ページ(ページ番号:03)が登録されているため(S1209:YES)、S1210に移行する。
S1210において、印刷ページリスト1101が参照され、着目印刷ページの直前に登録されている印刷ページの印刷方式IDが取得される。そして、取得された印刷方式IDに基づいて、着目印刷ページの直前に登録されている印刷ページの印刷方式が片面印刷扱いであるか否かが判定される。印刷方式が片面印刷扱いである場合(S1210:YES)はS1211に移行する。印刷方式が両面印刷扱いである場合(S1210:NO)はS1208に移行する。
4回目のループでは、着目印刷ページ(ページ番号:04)の直前に登録されている印刷ページ(ページ番号:03)の印刷方式は両面印刷扱いであるため(S1210:NO)、S1208に移行する。
S1208において、着目印刷ページ(ページ番号:04)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ページリスト1101に登録される。
S1212において、印刷ページリスト1101に登録されている印刷ページ(ページ番号:05~06)については処理が完了していないため、再びS1202に戻る。
次に、5回目のループで行われる処理について説明する。
S1202において、「ページ番号:05」の印刷ページが着目印刷ページとして選択される。
S1203において、着目印刷ページ(ページ番号:05)の印刷設定IDは「2」であるため(S1203:NO)、S1208に移行する。
S1208において、着目印刷ページ(ページ番号:05)に対応する印刷方式IDとして「2」が印刷ページリスト1101に登録される。
S1212において、印刷ページリスト1101に登録されている印刷ページ(ページ番号06)については処理が完了していないため、再びS1202に戻る。
次に、6回目のループで行われる処理について説明する。
S1202において、「ページ番号:06」の印刷ページが着目印刷ページとして選択される。
S1203において、着目印刷ページ(ページ番号:06)の印刷設定IDは「1」であるため(S1203:YES)、S1204に移行する。
S1204において、着目印刷ページ(ページ番号:06)の直前に登録されている印刷ページ(ページ番号:05)の印刷設定IDは「2」であるため(S1204:YES)、S1205に移行する。
S1205において、印刷ページリスト1101が参照され、連続する片面ページ枚数として「1」が取得される。
S1206において、印刷ページリスト1101が参照され、着目印刷ページ(ページ番号:06)より後に登録されている印刷ページは存在しないので(S1206:NO)、S1211に移行する。
S1211において、着目印刷ページ(ページ番号:06)に対応する印刷方式IDとして「1」が印刷ページリスト1101に登録される。
S1212において、印刷ページリスト1101に登録されている全ての印刷ページについて処理が完了しているため(S1212:YES)再び図7のフローチャートに戻る。
次に、本実施形態における制御技術の効果について詳細に説明する。
図13(b)は特許文献1に開示される制御技術において、印刷ページリスト1101に登録されている一連の印刷ページに対して印刷処理が実行された場合における給紙順序例を示す模式図である。図13(b)に示される通り、ページ番号03,04,06の表面印刷ページは、直前の表面印刷ページの給紙が行われた後、1枚分の給紙間隔を空けて給紙が行われている。そして、ページ番号01,03,04,06の表面印刷ページの給紙が行われた後、循環可能枚数-1枚分の給紙間隔(4枚分)を空けてから、ページ番号01,03,04,06の裏面印刷ページの給紙が行われている。つまり、片面印刷が設定されている印刷ページについても、一律で両面印刷の対象として取り扱われていることが分かる。
図13(a)は本実施形態において、印刷ページリスト1101に登録されている一連の印刷ページに対して印刷処理が実行された場合における給紙順序例を示す模式図である。図13(a)に示される通り、ページ番号01の表面印刷ページの給紙が行われた後、給紙間隔を空けることなく、ページ番号02の表面印刷ページの給紙が行われている。同様に、ページ番号05の裏面印刷ページの給紙が行われた後、給紙間隔を空けることなく、ページ番号06の表面印刷ページの給紙が行われている。つまり、片面印刷が設定されている印刷ページについて、連続する片面ページ枚数に応じて片面印刷の対象として取り扱うか、両面印刷の対象として取り扱うかが決定される。かかる構成により、従来手法(図13(b))よりも本実施形態の手法(図13(a))の方が、印刷処理のスループットが向上していることが分かる。
以上説明した通り、本実施形態の制御技術によれば、交互循環印刷方式の画像形成装置において、両面印刷と片面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合、循環可能枚数と連続する片面ページ枚数とに基づいて印刷方式を決定する。そして、本実施形態の制御技術では、印刷ページ単位で片面印刷と両面印刷とが混在する一連の印刷処理を実行する場合であっても、印刷処理のスループットを向上させることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100・・画像形成装置
504・・コントローラ
508・・エンジン制御部
603・・設定情報抽出部
604・・印刷方式決定部
605・・デバイス制御部

Claims (10)

  1. 記録媒体の搬送経路を、前記記録媒体の片面に印刷を行う片面印刷用の搬送経路と、前記記録媒体の両面に印刷を行う両面印刷用の循環搬送経路とのいずれかに切り替え可能な画像形成装置を制御する制御装置であって、
    着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であり、かつ、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷である場合、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満であるか否かを判定する判定手段と、
    片面印刷または両面印刷のいずれかを示す印刷設定及び、前記判定手段による判定の結果に基づいて、印刷方式を片面印刷または両面印刷のいずれかに決定する決定手段と、
    前記決定された印刷方式に応じて、前記画像形成装置における前記記録媒体の搬送経路の切り替え動作を制御する制御手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であっても、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であり、かつ、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満であると判定された場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式を両面印刷に決定し、前記着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であって、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であって、かつ、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満でないと判定された場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式を片面印刷に決定する
    ことを特徴とする制御装置。
  2. さらに、前記決定手段は、前記直前の印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であっても、当該直前の印刷ジョブの印刷方式が両面印刷である場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式を両面印刷に決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 入力を受け付けた前記印刷ジョブに含まれる前記ページ枚数と、前記印刷設定と、前記決定手段によって決定された前記印刷方式とが、前記印刷ジョブごとに対応付けられた印刷ジョブリストを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記決定手段は、着目印刷ページの印刷設定が片面印刷であっても、前記着目印刷ページの直前の印刷ページの印刷設定が両面印刷であり、かつ、前記着目印刷ページ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満である場合、前記着目印刷ページの印刷方式を両面印刷に決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. さらに、前記決定手段は、前記直前の印刷ページの印刷設定が片面印刷であっても、当該直前の印刷ページの印刷方式が両面印刷である場合、前記着目印刷ページの印刷方式を両面印刷に決定することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 入力を受け付けた前記印刷ジョブに含まれる前記印刷設定と、前記決定手段によって決定された前記印刷方式とが、前記印刷ページごとに対応付けられた印刷ページリストを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項4または5に記載の制御装置。
  7. 記録媒体の搬送経路を、前記記録媒体の片面に印刷を行う片面印刷用の搬送経路と、前記記録媒体の両面に印刷を行う両面印刷用の循環搬送経路とのいずれかに切り替え可能な画像形成装置であって、
    着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であり、かつ、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷である場合、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満であるか否かを判定する判定手段と、
    片面印刷または両面印刷のいずれかを示す印刷設定及び、前記判定手段による判定の結果に基づいて、印刷方式を片面印刷または両面印刷のいずれかに決定する決定手段と、
    前記決定された印刷方式に応じて、前記記録媒体の搬送経路を、前記片面印刷用の搬送経路と、前記両面印刷用の循環搬送経路とのいずれかに切り替える切り替え手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であっても、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であり、かつ、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満であると判定された場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式を両面印刷に決定し、前記着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であって、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であって、かつ、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満でないと判定された場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式を片面印刷に決定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記決定手段は、着目印刷ページの印刷設定が片面印刷であっても、前記着目印刷ページの直前の印刷ページの印刷設定が両面印刷であり、かつ、前記着目印刷ページ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満である場合、前記着目印刷ページの印刷方式を両面印刷に決定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 記録媒体の搬送経路を、前記記録媒体の片面に印刷を行う片面印刷用の搬送経路と、前記記録媒体の両面に印刷を行う両面印刷用の循環搬送経路とのいずれかに切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、
    着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であり、かつ、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷である場合、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満であるか否かを判定する判定ステップと、
    片面印刷または両面印刷のいずれかを示す印刷設定及び、前記判定ステップによる判定の結果に基づいて、印刷方式を片面印刷または両面印刷のいずれかに決定する決定ステップと、
    前記決定された印刷方式に応じて、前記画像形成装置における前記記録媒体の搬送経路の切り替え動作を制御する制御ステップと、を有し、
    前記決定ステップにおいて、前記着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であっても、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であり、かつ、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満であると判定された場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式が両面印刷に決定され、前記着目印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であって、前記着目印刷ジョブの直前の印刷ジョブの印刷設定が両面印刷であって、かつ、前記着目印刷ジョブ以降で印刷設定が片面印刷である連続するページ枚数が、前記両面印刷用の循環搬送経路において同時に搬送することができる記録媒体の最大数未満でないと判定された場合、前記着目印刷ジョブの印刷方式を片面印刷に決定され
    ことを特徴とする制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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