JP7073117B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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Description
まず、図1を参照して、第1の実施形態のシステムを構成する表示制御装置100、及び、外部表示装置120のハードウェア構成について説明する。図1は、表示制御装置100、及び、外部表示装置120の構成の一例を示す図である。
表示制御装置100は、入力端子101と画像処理回路102と画像メモリ103とストリームバッファ104と通信部105とメモリ106と操作部107と表示部108とCPU109と撮像素子110とを有する。また、表示制御装置100は、媒体制御部111と不揮発性メモリ112とを有する。また、表示制御装置100は、表示制御装置100の各部を接続するバス113を有する。表示制御装置100として、撮像装置であるデジタルカメラにより実現した例について説明するが、PDA(携帯情報端末)やスマートフォン、タブレット端末等の電子機器により実現してもよい。
画像処理回路102は、入力端子101が受信した画像や撮像素子110が撮像した画像に対して、色情報の変換等の定められた画像処理を施す。
画像メモリ103は、画像処理回路102で画像処理される対象の画像データや画像処理回路102で画像処理された画像データを、表示用及び記憶処理用に一時的に記憶する。
ストリームバッファ104は、一時記憶用のメモリである。CPU109の制御により、画像メモリ103に記憶された画像データがストリームバッファ104に一時的に記憶される。ストリームバッファ104に記憶された画像データは、CPU109の制御により、ファイル化されて媒体制御部111を介して、表示制御装置100に接続したメモリカード114に記憶される。また、ストリームバッファ104に記憶された画像データは、表示用データにされて表示部108より表示されたり、通信部105を介して外部表示装置120へ送信されたりする。
メモリ106は、撮像素子110で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部108の画像表示用メモリ、CPU109の作業領域等として使用される。
操作部107は、表示制御装置100に対するユーザの操作を受け付ける。操作部107は、表示制御装置100の筐体に取り付けられたボタンやスイッチ、及び、表示部108と一体化されたタッチパネルを含む。
表示部108は、TFT液晶(薄膜トランジスタ液晶)等のディスプレイであり、画像等を表示する。表示部108は、第1の表示部の一例である。
撮像素子110は、CPU109の制御により、光学像を電気信号に変換する。撮像素子110として、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)が使われる。撮像素子110は、撮像部の一例である。
媒体制御部111は、メモリカード114等の記憶媒体へのデータの書き込みや記憶媒体からのデータの読み込みを行う。
不揮発性メモリ112は、電気的に消去・記憶可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ112は、CPU109で実行されるプログラム等を記憶する。不揮発性メモリ112は、記憶媒体の一例である。
表示制御装置100の各種の設定は、CPU109が即座に画像処理回路102等へ伝えることで即座に反映される場合もあり、メモリ106に一次保存されてから反映される場合もある。
画像処理回路121は、画像データに対して、色情報の変換等の定められた画像処理を施す。
画像メモリ122は、画像処理回路121で画像処理される対象の画像データや画像処理回路121で画像処理された画像データを、表示用及び記憶処理用に一時的に記憶する。
通信部123は、CPU126の制御により、表示制御装置100等の外部装置との通信を行う。通信部123が行う通信は、HDMI接続等の有線の通信でもよく、WiFi等の無線の通信でもよい。
表示部125は、TFT液晶等のディスプレイであり、画像等を表示する。表示部125は、第2の表示部の一例である。
CPU126は、外部表示装置120の全体を制御する。CPU126が、不揮発性メモリ128に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、外部表示装置120の各種の機能や処理が実現される。
メモリ127は、表示部125の画像表示用メモリ、CPU126の作業領域等として使用される。
不揮発性メモリ128は、電気的に消去・記憶可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ128は、CPU126で実行されるプログラム等を記憶する。不揮発性メモリ128は、記憶媒体の一例である。
S201において、表示制御装置100のCPU109は、撮像素子110から画像データを取得して、ストリームバッファ104に記憶する。S201で取得する画像データが、ライブビュー画像となる。
S202において、CPU109は、外部表示装置120と通信接続しているか否かを判定する。CPU109は、通信部105が有線で外部表示装置120と接続していて外部表示装置120と通信できる状態の場合、又は、通信部105が無線で外部表示装置120と通信できる状態の場合に、外部表示装置120と通信接続していると判定する。CPU109は、外部表示装置120と通信接続していると判定した場合、処理をS203に進め、外部表示装置120と通信接続していないと判定した場合、処理をS206に進める。
S204において、CPU109は、S203で外部表示装置120用に処理した画像データを外部表示装置120に出力する。より具体的には、CPU109は、通信部105を制御して、S203で外部表示装置120用に処理した画像データを、外部表示装置120に送信する。外部表示装置120のCPU126は、通信部123を介して表示制御装置100から画像データを受信して、受信した画像データを用いて、表示部125に画像を表示するよう制御する。
S206において、CPU109は、表示制御装置100での表示用にS201で取得した画像データを処理する。より具体的には、CPU109は、画像処理回路102を制御して、後に説明する図6のS604、又は、図8のS810で反映された画像処理の設定に対応する画像処理を、S201でストリームバッファ104に記憶した画像データに対して行う。こうして、CPU109は、表示制御装置100用に画像処理する。
S208において、表示部108は、S207で送られた画像データを表示する。
S209において、CPU109は、操作部107を介したユーザの指示等に基づいて、画像表示処理を継続するか否かを判定する。CPU109は、画像表示処理を継続すると判定した場合、処理をS201に進め、画像表示処理を継続しないと判定した場合、図2の処理を終了する。
図2の画像表示処理によって、表示制御装置100、及び、外部表示装置120の少なくとも何れかにライブビュー画像が表示される。
図3(a)は、表示制御装置100が外部表示装置120と通信接続しておらず、表示制御装置100の表示部108のみに画像が表示されている状態を示す。
図3(b)は、表示制御装置100が、第1の外部表示装置120aと有線で通信接続しており、図2のS202で外部表示装置120と通信接続していると判定され、S205で二画面表示の設定がされていないと判定された場合の例を示す。第1の外部表示装置120aは、外部表示装置120の1つであるディスプレイである。図3(b)は、表示制御装置100の表示部108には画像が表示されず、第1の外部表示装置120aの表示部125に画像が表示されている状態を示す。
図3(d)は、表示制御装置100が、第2の外部表示装置120bと無線で通信接続しており、S202で外部表示装置120と通信接続していると判定され、S205で二画面表示の設定がされていると判定された場合の例を示す。第2の外部表示装置120bは、外部表示装置120の1つであるスマートフォンである。図3(d)は、表示制御装置100の表示部108、及び、第2の外部表示装置120bの表示部125に画像が表示されている状態を示す。図3(d)では、表示制御装置100が、中継装置であるアクセスポイント300を介して、第2の外部表示装置120bと無線で通信できる状態になっている。
S401において、表示制御装置100のCPU109は、表示制御装置100の操作部107に対する操作に基づいてクイックメニューボタン、メニューボタン、及び、再生ボタンの何れかの選択を検出する。CPU109は、これらのボタンの選択を検出しない場合、S401でこれらのボタンの選択を検出するまで待機する。後に説明するように、クイックメニューボタンは、表示部108に表示されるオブジェクトである。CPU109は、操作部107のタッチパネルを介して、このオブジェクトの選択を検出する。クイックメニューボタン、メニューボタン、及び、再生ボタンは、表示制御装置100の設定が変更される可能性があるモードに移行するためのボタンである。
S403において、CPU109は、メモリ106や不揮発性メモリ112を参照して、二画面表示の設定になっているか否かを判定する。CPU109は、二画面表示の設定になっていると判定した場合、処理をS404に進める。二画面表示の設定になっていない場合、図3(b)のように外部表示装置120でのみ画像が表示されるので表示制御装置100に対する設定を即座に外部表示装置120での表示に反映させてもよい。このため、CPU109は、二画面表示の設定になっていないと判定した場合、図4の処理を終了する。
S404において、CPU109は、表示制御装置100の表示部108に、図5に示す設定反映ボタン510を表示するよう制御する。設定反映ボタン510は、表示部108に表示されるオブジェクトであり、表示制御装置100に対する設定を、外部表示装置120での表示に反映させるためのボタンである。
図5(a)は、ユーザがクイックメニューボタン、メニューボタン、及び、再生ボタンの何れかを選択する前の、表示制御装置100の表示部108の画像表示の一例を示す。図5(a)では、表示部108に撮像素子110で撮像された画像データを用いたライブビュー画像が表示されている。
図5(b)、(c)は、クイックメニューボタンが押下された場合に、CPU109の制御により表示部108に表示されるクイックメニュー画面500を示す。クイックメニュー画面500では、ライブビュー画像に重畳されたクイックメニュー501が表示される。図5(d)、(e)は、メニューボタンが押下された場合に、CPU109の制御により表示部108に表示されるメニュー画面520を示す。クイックメニュー画面500、及び、メニュー画面520は、それぞれ、設定画面の一例である。図5(f)、(g)は、再生ボタンが押下された場合に、CPU109の制御により表示部108に表示される再生画面530を示す。クイックメニュー501は、設定用のオブジェクトの一例である。
図5(c)、(e)、(g)は、表示制御装置100、及び、外部表示装置120の両方で表示されている二画面表示の場合の例であり、図4の処理により、設定反映ボタン510が表示部108に表示される。したがって、図5(c)のクイックメニュー501、図5(e)のメニュー画面520、図5(f)の再生画面530に設定反映ボタン510が追加表示される。
このように、二画面表示の場合にのみ、表示制御装置100の表示部108に設定反映ボタン510が表示される。ユーザは、表示制御装置100の設定を変更後、設定反映ボタン510を選択することで、表示制御装置100の設定を、外部表示装置120で表示する画像データに反映することができる。
S601において、表示制御装置100のCPU109は、ユーザによるクイックメニューボタン700の選択を受け付ける。クイックメニューボタン700は、図7(a)に示すように、表示制御装置100の表示部108に表示されたオブジェクトである。
S603において、CPU109は、操作部107のタッチパネルを介して、表示制御装置100の画像処理の設定を受け付ける。S603の処理は、第1の受付け処理の一例である。画像処理として、モノクロやセピア、彩度強調画像の色変換、複数画像のレイアウト、ホワイトバランス補正、ノイズ除去、その他自動で画像を好ましい色や輝度に補正する処理等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ただし、S604では、CPU109は、S603で受け付けた設定を外部表示装置120への表示には反映させない。よって、図2のS203において、CPU109は、S603で受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理を、外部表示装置120に表示させる画像データに対して行わない。したがって、例えば、外部表示装置120の表示部125には、図7(c)の画面709に示すように、S603で設定を受け付ける前の設定に対応する画像処理が行われたライブビュー画像が表示される。画面706に表示されるライブビュー画像は、第2の画像の一例である。
S606において、CPU109は、S603で受け付けた設定を外部表示装置120への表示に反映させる。これにより、図2のS203において、CPU109は、画像処理回路102を制御して、外部表示装置120用に、S603で受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理を、外部表示装置120に表示させる画像データに対して行う。そして、CPU109は、外部表示装置120用に処理した画像データを、外部表示装置120に出力。こうして、CPU109は、例えば、図7(c)の画面710に示すように、S603で受け付けた設定に対応する画像処理が行われたライブビュー画像を含む画面を表示部125に表示させる。画面710に表示されるライブビュー画像は、第3の画像の一例である。このとき、CPU109は、表示制御装置100の表示部108の設定反映ボタン510を、図7(b)の画面707に示すように、選択されたことが分かるように、色を変更する等により、画面706とは異なる表示にする。S606の処理は、S603で受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理が行われていない画像の代わりに、この画像処理が行われた画像を表示部125に表示するよう制御する処理の一例である。
また、CPU109は、設定反映ボタン510の選択を受け付けた場合、表示制御装置100の画像処理の設定を表示制御装置100での表示に反映させる。よって、ユーザが画像処理の設定の調整を終了して画像処理の設定が固まった後に、この設定が外部表示装置120で表示に反映されることになる。したがって、ユーザが意図する画像が外部表示装置120で表示されることになり、ユーザの利便性が向上する。
次に、第2の実施形態のシステムを構成する表示制御装置100、及び、外部表示装置120について説明する。第2の実施形態の表示制御装置100、及び、外部表示装置120の構成は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態に特有の点について、図8、9を参照して説明する。図8は、設定変更処理の一例を示すフローチャートである。図9は、表示制御装置100、及び、外部表示装置120の画像表示の一例を示す図である。図9(a)に示すように、図2の画像表示処理が実行されることで、設定変更処理の前には、表示制御装置100の表示部108、及び、外部表示装置120の表示部125に、ライブビュー画像が表示されており、二画面表示の状態になっているものとする。図9(b)は、表示制御装置100の表示部108に表示される画面を示し、図9(c)は、外部表示装置120の表示部125に表示される画面を示す。また、設定変更処理の実行中にも図2の画像表示処理が実行されて、ライブビュー画像が更新される。
S802において、CPU109は、表示制御装置100の表示部108へのライブビュー画像の表示を停止するよう制御する。この制御により、図2の画像表示処理では、表示部108に画像を表示する処理が停止する。
S803において、CPU109は、表示制御装置100の表示部108にメニュー画面を表示するよう制御する。CPU109は、二画面表示の状態になっているため、図4の設定反映ボタン出現処理により、表示部108に設定反映ボタン510を表示するよう制御する。
一方、S802、S803の処理が行われている間、表示制御装置100はライブユー画像を継続して外部表示装置120に送信する。このため、図9(c)の画面909、画面910に示すように、外部表示装置120の表示部125には、ライブビュー画像の表示が継続する。
S805において、CPU109は、メニュー画面を介しての、操作部107に対するユーザの操作に基づいて、表示制御装置100の画像処理の設定の決定を受け付ける。S804やS805でCPU109が受け付ける操作は、変更操作の一例である。
S806において、CPU109は、S805で決定された表示制御装置100の画像処理の設定の情報をメモリ106に記憶する。
S807において、CPU109は、操作部107のタッチパネルを介して設定反映ボタン510が選択されたか否かを判定する。CPU109は、設定反映ボタン510が選択されたと判定した場合、処理をS808に進め、設定反映ボタン510が選択されていないと判定した場合、処理をS809に進める。S807でCPU109が受け付ける操作は、画像処理の設定を確定させる確定操作の一例である。
S810において、CPU109は、S806でメモリ106に記憶した画像処理の設定の情報を読み出す。そして、CPU109は、読み出した設定の情報に基づいて、S805で決定された設定を表示制御装置100の表示部108への表示に反映させる。
S811において、CPU109は、メニュー画面を閉じて、表示制御装置100の表示部108へのライブビュー画像の表示を再開するよう制御する。この制御により、図2の画像表示処理では、表示部108に画像を表示する処理が再開する。S810で、S805で決定された設定を表示制御装置100の表示部108への表示に反映されている。このため、図2のS206において、CPU109は、画像処理回路102を制御して、表示制御装置100用に、S805で決定された設定に対応する画像処理を、表示制御装置100に表示させる画像データに対して行う。そして、CPU109は、表示制御装置100用に処理した画像データを、表示制御装置100の表示部108に表示するよう制御する。そして、CPU109は、図9(b)の画面908に示すように、S805で決定された画像処理の設定に対応する画像処理が行われたライブビュー画像を含む画面を表示部108に表示させる。この際に、S807で設定反映ボタン510が選択されたと判定された場合は、S805で決定された画像処理の設定が外部表示装置120への表示に反映されている。したがって、外部表示装置120の表示部125には、図9(c)の画面912に示すように、表示制御装置100の表示部108に表示される画面908と同じ画面が表示される。
また、CPU109は、表示制御装置100、及び、外部表示装置120にライブビュー画像を表示させている場合に、表示制御装置100の画像処理の設定を受け付けると、表示制御装置100での表示に設定を反映させる。そして、CPU109は、外部表示装置120での表示には設定を反映させない。よって、表示制御装置100は、外部表示装置120の表示に影響されずに、設定が変更されることになる。したがって、画像処理の設定が固まっておらず、ユーザが画像処理の設定を調整している段階の画像等、ユーザが意図しない画像が外部表示装置120で表示されることが回避できる。このため、ユーザの利便性が向上する。
また、CPU109は、設定反映ボタン510の選択を受け付けた場合、表示制御装置100の画像処理の設定を表示制御装置100での表示に反映させる。よって、ユーザが画像処理の設定の調整を終了して画像処理の設定が固まった後に、この設定が外部表示装置120で表示に反映されることになる。したがって、ユーザが意図する画像が外部表示装置120で表示されることになり、ユーザの利便性が向上する。
次に、第3の実施形態のシステムを構成する表示制御装置100、及び、外部表示装置120について説明する。第3の実施形態の表示制御装置100、及び、外部表示装置120の構成は、第1の実施形態と同様である。第3の実施形態に特有の点について、図10、11を参照して説明する。図10は、再生動作処理の一例を示すフローチャートである。図11は、表示制御装置100、及び、外部表示装置120の画像表示の一例を示す図である。図2の画像表示処理が開始することで、本実施形態の再生動画処理の前には、表示制御装置100の表示部108には図11(b)の画面1105のようにライブビュー画像が表示されている。また、外部表示装置120の表示部125には図11(c)の画面1108のようにライブビュー画像が表示されている。このように、本実施形態の再生動画処理の前は、二画面表示の状態になっているものとする。図11(b)は、表示制御装置100の表示部108に表示される画面を示し、図11(c)は、外部表示装置120の表示部125に表示される画面を示す。画面1105に表示される画像、及び、画面1108に表示される画像は、第1の画像の一例である。
S1002において、CPU109は、ライブビュー設定の設定情報をメモリ106に記憶する。
S1003において、CPU109は、表示制御装置100の表示部108へのライブビュー画像の表示を停止するよう制御する。
S1005において、CPU109は、操作部107に対するユーザの操作に基づいて、再生画面に表示する画像を、例えばメモリカード114から選択する。CPU109は、媒体制御部111を制御することでメモリカード114からデータを読み出す。
S1001、及び、S1005でCPU109が受け付ける操作は、第1の操作の一例である。S1001、及び、S1005の処理は、第1の受付処理の一例である。
S1007において、CPU109は、外部表示装置120に再生画面を出力するよう制御する。より具体的には、CPU109は、通信部105を介して再生画面の情報を外部表示装置120に送信する。外部表示装置120のCPU126は、通信部123を介して表示制御装置100から再生画面の情報を受信して、受信した画像データを用いて、表示部125に再生画面を表示するよう制御する。
より具体的には、CPU109は、表示制御装置100が同期モードの場合、第1の再生処理を開始する。第1の再生処理では、CPU109は、S1005で選択された画像の、表示制御装置100の表示部108に表示された再生画面での再生を開始するよう制御する。また、第1の再生処理では、CPU109は、S1005で選択された画像の、通信部105を介した外部表示装置120への送信を開始するよう制御する。外部表示装置120のCPU126は、通信部123を介した表示制御装置100からの画像データの受信を開始し、受信した画像データを用いての表示部125への画像の表示を開始するよう制御する。
また、CPU109は、表示制御装置100が非同期モードの場合、第2の再生処理を開始する。第2の再生処理では、CPU109は、S1005で選択された画像の、表示制御装置100の表示部108に表示された再生画面での再生を開始するよう制御する。表示制御装置100が非同期モードの場合、CPU109は、ライブビュー画像の、通信部105を介しての外部表示装置120への送信を行う。外部表示装置120のCPU126は、通信部123を介した表示制御装置100からの画像データの受信を開始し、受信した画像データを用いての表示部125へのライブビュー画像の表示をするよう制御する。
S1010において、CPU109は、操作部107に対するユーザの操作を受け付けて、操作部107のタッチパネルを介して設定反映ボタン510が選択されたか否かを判定する。そして、CPU109は、設定反映ボタン510が選択されたと判定した場合、表示制御装置100の動作状態が、同期モードの場合は非同期モードに変更し、非同期モードの場合は同期モードに変更する。次いで、CPU109は、表示制御装置100の動作状態を同期モードから非同期モードに変更したか否かを判定する。CPU109は、同期モードから非同期モードに変更したと判定した場合、処理をS1011に進め、同期モードから非同期モードには変更していないと判定した場合、処理をS1012に進める。
S1011において、CPU109は、S1002でメモリ106に記憶したライブビュー設定の設定情報を読み出す。そして、CPU109は、読み出した設定情報に対応するライブビュー設定を使用して、外部表示装置120の表示部125へのライブビュー画像の表示を再開するよう制御する。より具体的には、CPU109は、読み出した設定情報に対応するライブビュー設定を使用して、ライブビュー画像を、通信部105を介して外部表示装置120に送信する処理を再開する。外部表示装置120のCPU126は、通信部123を介して表示制御装置100からライブビュー画像を受信して、表示部125にライブビュー画像を表示する制御を再開する。
S1013において、CPU109は、S1002でメモリ106に記憶したライブビュー設定の設定情報を読み出す。
S1014において、CPU109は、S1013で読み出した設定情報に対応するライブビュー設定を使用して、表示制御装置100の表示部108へのライブビュー画像の表示を再開するよう制御する。
S1015において、CPU109は、再生画面を外部表示装置120に出力するよう制御しているか否かを判定する。CPU109は、再生画面を外部表示装置120に出力するよう制御していると判定した場合、処理をS1016に進め、再生画面を外部表示装置120に出力するよう制御していないと判定した場合、図10の処理を終了する。
S1016において、CPU109は、外部表示装置120の表示部125へのライブビュー画像の表示を再開するよう制御する。より具体的には、CPU109は、ライブビュー画像を、通信部105を介して外部表示装置120に送信する処理を再開する。外部表示装置120のCPU126は、通信部123を介して表示制御装置100からライブビュー画像を受信して、表示部125にライブビュー画像を表示するよう制御する。
次いで、ユーザが再生ボタン1102を押下してから、設定反映ボタン510を選択しないと、S1008の処理により、表示制御装置100の表示部108には、図11(b)の画面1106に示すように、再生画面が表示される。画面1106では、S1008の処理により画像が再生される。また、外部表示装置120の表示部125には、図11(c)の画面1109に示すように、ライブビュー画像が表示された画面が継続して表示される。図11(a)は、表示制御装置100の表示部108に画面1106が表示され、外部表示装置120の表示部125に画面1109が表示された状態を示す。画面1106に表示される画像は、第2の画像の一例である。
次いで、ユーザが設定反映ボタン510を選択すると、S1008の処理により、表示制御装置100の表示部108には、図11(b)の画面1107に示すように、再生画面が表示される。また、外部表示装置120の表示部125には、図11(c)の画面1110に示すように、再生画面が表示される。画面1107、及び、画面1110では、S1008の処理により画像が再生される。画面1110に表示される画像は、第2の画像の一例である。
また、設定反映ボタン510を用いることで表示制御装置100と外部表示装置120とは同期することができる。CPU109は、設定反映ボタン510の選択を受け付けた場合、表示制御装置100の再生画面に表示させた画像を、外部表示装置120に表示させる。よって、ユーザが意図する画像が外部表示装置120に表示することができる。したがって、ユーザの利便性が向上する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
例えば、表示制御装置100や外部表示装置120のハードウェア構成として、CPUは複数存在してもよく、複数のCPUが各装置のHDD等に記憶されているプログラムに基づき処理を実行するようにしてもよい。また、表示制御装置100や外部表示装置120のハードウェア構成として、CPUに替えてGPU(Graphics Processing Unit)を用いることとしてもよい。ソフトウェアの一部は、表示制御装置100や外部表示装置120のハードウェアとして実装されてもよい。また、上記の実施形態を任意に組み合わせてもよい。
108 表示部
109 CPU
120 外部表示装置
125 表示部
Claims (4)
- 撮像部と、
前記撮像部により撮影された画像を表示するための表示手段と、
二画面表示が設定されている場合に、前記表示手段に1つの画像を表示するとともに、前記表示手段に表示される画像と同じ1つの画像を外部表示装置に表示させるように制御する制御手段と、
ユーザから画像処理の設定を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段により受け付けた前記画像処理の設定を確定するユーザ操作を受け付ける第2の受付手段と、
を有し、
前記二画面表示が設定されている場合に、前記制御手段は、
表示中の画像に対する画像処理の設定を受け付ける際に、前記表示手段には前記画像に重畳して画像処理の設定を受け付けるためのメニュー画面を表示し、前記外部表示装置には前記メニュー画面を表示せずに画像を表示するように制御し、
前記第1の受付手段により画像処理の設定を受け付けたことに応じて、前記受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理が行われた第1の画像を前記表示手段に表示すると共に、前記受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理が行われていない第2の画像を前記外部表示装置に表示するように制御し、
前記第1の受付手段により受け付けた前記画像処理の設定を確定する操作を前記第2の受付手段により受け付けたことに応じて、前記第1の受付手段により受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理が行われた第3の画像を前記外部表示装置に表示するように制御する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記第1の画像、前記第2の画像、及び、前記第3の画像は、前記撮像部によって撮像されたライブビュー画像である請求項1記載の撮像装置。
- 撮像部と、前記撮像部により撮影された画像を表示するための表示手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
二画面表示が設定されている場合に、前記表示手段に1つの画像を表示するとともに、前記表示手段に表示される画像と同じ1つの画像を外部表示装置に表示させるように制御する制御ステップと、
ユーザから画像処理の設定を受け付ける第1の受付ステップと、
前記第1の受付ステップにおいて受け付けた前記画像処理の設定を確定するユーザ操作を受け付ける第2の受付ステップと、
を含み、
前記二画面表示が設定されている場合に、前記制御ステップは、
表示中の画像に対する画像処理の設定を受け付ける際に、前記表示手段には前記画像に重畳して画像処理の設定を受け付けるためのメニュー画面を表示し、前記外部表示装置には前記メニュー画面を表示せずに画像を表示するように制御し、
前記第1の受付ステップにおいて画像処理の設定を受け付けたことに応じて、前記受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理が行われた第1の画像を前記表示手段に表示すると共に、前記受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理が行われていない第2の画像を前記外部表示装置に表示するように制御し、
前記第1の受付ステップにおいて受け付けた前記画像処理の設定を確定する操作を前記第2の受付ステップにおいて受け付けたことに応じて、前記第1の受付ステップにおいて受け付けた画像処理の設定に対応する画像処理が行われた第3の画像を前記外部表示装置に表示するように制御する、
ことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1又は2記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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