JP7072442B2 - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7072442B2
JP7072442B2 JP2018101416A JP2018101416A JP7072442B2 JP 7072442 B2 JP7072442 B2 JP 7072442B2 JP 2018101416 A JP2018101416 A JP 2018101416A JP 2018101416 A JP2018101416 A JP 2018101416A JP 7072442 B2 JP7072442 B2 JP 7072442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
unit
tlv
stream
identifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018101416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019208099A (ja
Inventor
崇 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018101416A priority Critical patent/JP7072442B2/ja
Publication of JP2019208099A publication Critical patent/JP2019208099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7072442B2 publication Critical patent/JP7072442B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本願明細書に開示される技術は、デジタル放送を受信する放送受信装置に関するものである。
次世代のテレビジョン放送サービスとして、高度広帯域衛星デジタル放送の試験放送が開始されている。高度広帯域衛星デジタル放送では、映像、音声、データコンテンツおよび字幕などのコンポーネントがMPEG Media Transport(以下、MMTと称す)方式で多重化され、さらに、MMT Protocol(以下、MMTPと称す)パケット化されて伝送される。
MMTPパケットはさらに、IPパケット化されて伝送される。放送伝送路においては、IPパケットはさらに、Type Length Value(以下、TLVと称す)パケット化されて伝送される。
高度広帯域衛星デジタル放送では、メディアデータを伝送する仕組みに加えて、さらに2つの制御情報が設けられている。1つは、放送番組の構成などを示す制御情報であるMMT-Service Information(以下、MMT-SIと称す)であり、もう1つは、サービス選局に必要な情報、または、IPアドレスとサービスとの対応情報などを示すTLV-Service Information(以下、TLV-SIと称す)である。
MMT-SIは、MMTの制御メッセージ形式であり、MMTPパケット化されて伝送される。一方で、TLV-SIは、TLVパケットの制御信号であり、TLVパケット化されて伝送される。
TLVストリームは、放送伝送路における伝送単位であり、TLV_stream_idと呼ばれる識別子によって識別されるTLVパケットの系列である。
このような高度広帯域衛星デジタル放送を受信する放送受信装置は、購入設置時にデフォルトTLVと呼ばれる特定のTLV_stream_idで識別されるTLVストリームを選局して、サービス選局に必要な情報を取得する。そして、当該情報に基づいてサービスリストを生成し、さらに、放送受信装置に備えられる不揮発性メモリに当該サービスリストを保持する。
このデフォルトTLVは、あらかじめデフォルトTLVを伝送するための中継器と、対応するTLV_stream_idとを定めておくものである。そのため、サービス選局に必要な情報が取得されていない状態であっても、当該中継器がデジタル放送信号を伝送する周波数において、デフォルトTLVに対応するTLV_stream_idを選局することによって、デフォルトTLVを受信することができる。
従来の高度広帯域衛星デジタル放送を受信する放送受信装置においては、放送衛星などが機能しない場合などを考慮して、別の中継器からデフォルトTLVを伝送することができるように、デフォルトTLVを受信するための周波数を手動で変更することができるものがあった(たとえば、非特許文献1参照)。
一般社団法人電波産業会、「ARIB標準規格 高度広帯域衛星デジタル放送運用規定 規格番号 ARIB STD-B39 1.6版」、平成30年1月22日改定、2-11頁、2-29頁、インターネット<URL:https://www.arib.or.jp/kikaku/kikaku_hoso/std-b39.html>
しかしながら、従来の放送受信装置では、デフォルトTLVを受信するための周波数を手動で変更することができるように構成されているため、ユーザーが誤ってデフォルトTLVを受信するための周波数を変更してしまうと、変更された周波数ではデフォルトTLVおよび対応するTLV_stream_idが伝送されておらず、結果として、サービス選局に必要な情報を取得することができなくなってしまうという問題があった。
本願明細書に開示される技術は、以上に記載されたような問題を解決するためになされたものであり、ユーザーが誤ってデフォルトTLVを受信するための周波数を変更してしまった場合であっても、サービス選局に必要な情報を取得することができる技術を提供することを目的とするものである。
本願明細書に開示される技術の第1の態様は、デジタル放送を受信する放送受信装置であり、前記デジタル放送の放送ストリームを受信するための周波数を設定する周波数設定部と、前記放送ストリームを識別するための識別子を指定する識別子指定部と、前記周波数および前記識別子に基づいて選局された前記放送ストリームから、前記放送ストリームに多重化され、かつ、サービス選局に必要な情報であるサービス情報を取得するサービス情報取得部と、前記サービス情報取得部において、前記サービス情報が取得されたか否かを判定する判定部と、前記サービス情報に基づいてサービスリストを生成する生成部とを備え、前記判定部において前記サービス情報が取得されなかったと判定された場合、前記サービス情報取得部は、いずれか一方が変更された前記周波数および前記識別子に基づいて選局された前記放送ストリームから、再度前記サービス情報を取得し、前記周波数設定部は、デフォルト放送ストリームが伝送される周波数であるデフォルト周波数と、ユーザーによって設定された周波数とを設定可能である
本願明細書に開示される技術の第1の態様によれば、ユーザーが誤って周波数を変更してしまったとしても、いずれか一方が変更された周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、再度サービス情報を取得することができる。そのため、ユーザーの利便性が向上する。

本願明細書に開示される技術に関する目的と、特徴と、局面と、利点とは、以下に示される詳細な説明と添付図面とによって、さらに明白となる。
実施の形態に関する、放送受信装置の概念的な構成の例をさらに具体的に示す図である。 ユーザーによって設定されたデフォルトTLVを受信するための周波数で何らかのTLVストリームが伝送されていることを確認することができる、周波数情報設定画面の構成の例を示す図である。 実施の形態に関する、購入設置時の処理におけるサービスリスト生成処理の例を示すフローチャートである。 図1に例示される放送受信装置の制御部を実際に運用する場合のハードウェア構成を概略的に例示する図である。 図1に例示される放送受信装置の制御部を実際に運用する場合のハードウェア構成を概略的に例示する図である。 実施の形態に関する、放送受信装置の構成の例を概念的に示す図である。
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。
なお、図面は概略的に示されるものであり、説明の便宜のため、適宜、構成の省略、または、構成の簡略化がなされるものである。また、異なる図面にそれぞれ示される構成などの大きさおよび位置の相互関係は、必ずしも正確に記載されるものではなく、適宜変更され得るものである。また、断面図ではない平面図などの図面においても、実施の形態の内容を理解することを容易にするために、ハッチングが付される場合がある。
また、以下に示される説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称と機能とについても同様のものとする。したがって、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
<実施の形態>
以下、本実施の形態に関する放送受信装置について説明する。
<放送受信装置の構成について>
図6は、本実施の形態に関する放送受信装置の構成の例を概念的に示す図である。
図6に例示されるように放送受信装置160は、制御部150を備える。そして、制御部150は、周波数設定部153と、識別子指定部154と、サービス情報取得部152と、判定部163と、生成部155とを備える。
周波数設定部153は、デジタル放送の放送ストリームを受信するための周波数を設定する。識別子指定部154は、放送ストリームを識別するための識別子を指定する。
サービス情報取得部152は、周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、放送ストリームに多重化され、かつ、サービス選局に必要な情報であるサービス情報を取得する。判定部163は、サービス情報取得部152において、サービス情報が取得されたか否かを判定する。
生成部155は、サービス情報に基づいてサービスリストを生成する。そして、判定部163においてサービス情報が取得されなかったと判定された場合、サービス情報取得部152は、いずれか一方が変更された周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、再度サービス情報を取得する。
図1は、本実施の形態に関する放送受信装置の概念的な構成の例をさらに具体的に示す図である。本実施の形態では、具体例として、高度広帯域衛星デジタル放送の放送受信装置について説明する。
図1に例が示されるように、放送受信装置60は、チューナー部10と、復調部20と、データ分離部30と、制御部50と、映像復号部70と、音声復号部71と、グラフィックス重畳部80と、映像出力部90と、音声出力部91とを備える。
また、制御部50は、制御プログラムおよび各種設定データを保存する不揮発性メモリと、データ処理を行うための一時記憶メモリと、制御プログラムに基づいて処理を行うCPUとを主に備える。制御機能の観点から見た場合には、制御部50は、選局部51と、周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームからサービス情報を取得するサービス情報取得部52と、デジタル放送の放送ストリームを受信するための周波数を設定する周波数情報設定部53と、サービスリスト生成部54と、ユーザーインターフェイス部55と、グラフィックス表示部56とを備える。
ここで、サービス情報取得部52は、サービス情報取得部152に対応する。また、周波数情報設定部53は、周波数設定部153に対応する。
また、サービスリスト生成部54は、サービス情報に基づいてサービスリストを生成する。サービスリスト生成部54は、放送ストリームを識別するための識別子を指定する選局要求部201と、放送ストリームを識別するための識別子を指定する選局要求部202と、サービス情報取得部52においてサービス情報が取得されたか否かを判定するチャンネル情報取得可否判定部203とを備える。また、選局部51は、TMCC情報取得部204を備える。
ここで、選局要求部201および選局要求部202は、識別子指定部154に対応する。また、チャンネル情報取得可否判定部203は、判定部163に対応する。また、サービスリスト生成部54におけるサービスリストを生成する機能は、生成部155に対応する。
以下においては、サービス選局に必要な情報が多重化されたあらかじめ定められた放送ストリームをデフォルトTLVと称し、放送ストリームを識別するための識別子をTLV_stream_idと称し、放送伝送装置を中継器と称して説明する場合がある。
本実施の形態に関する放送受信装置において、チューナー部10は、放送波(ここでは、図示しない)を受信する。チューナー部10は、選局部51に制御されることによって、選局対象の周波数を選択し、さらに、当該周波数で伝送されるデジタル放送信号を出力する。なお、出力されたデジタル放送信号は、復調部20に入力される。
復調部20は、選局部51に制御されることによって、伝送路符号化されたデジタル放送信号の誤り訂正処理および復調処理を行う。そして、復調部20は、選局部51によって設定された選局対象のTLV_stream_idに対応するTLVストリームを出力する。なお、出力された当該TLVストリームは、データ分離部30に入力される。
データ分離部30は、TLVストリームを映像データおよび音声データなどの各種データに分離する。分離された映像データは、映像復号部70に入力されて復号される。また、分離された音声データは、音声復号部71に入力されて復号される。
映像復号部70において復号された映像信号は、グラフィックス重畳部80へ入力される。そして、当該映像信号は、グラフィックス表示部56が生成するグラフィックスを重畳して、映像出力部90を介して、たとえば、映像表示装置(ここでは、図示しない)に出力される。
また、音声復号部71において復号された音声信号は、音声出力部91を介して、たとえば、音声出力装置(ここでは、図示しない)に出力される。
上記のデータ分離部30は、TLVストリームをパケット分離する。これによってTLVストリームは、TLVパケットの制御情報と、その他のデータとに分離される。なお、TLVパケットの制御情報には、TLV-SIが含まれる。
また、データ分離部30は、TLV-SIをテーブルごとに分離するテーブルIDフィルターを備える。
そして、制御部50におけるサービス情報取得部52は、データ分離部30のテーブルIDフィルターにおいてテーブルごとに分離されたTLV-SIのうち、必要な情報を格納しているTLV-SIテーブルを取得する。
これによって、サービス情報取得部52は、サービス選局に必要な情報として、たとえば、TLV-NIT(network information table)をデータ分離部30から取得することができる。
なお、TLV-NITは、変調周波数その他伝送路の情報とサービスとを関連付ける情報を伝送する伝送制御信号である。
本実施の形態に関する放送受信装置は、サービス選局に必要な情報を取得するため、たとえば、リモートコントローラなどのユーザーインターフェイス機器(ここでは、図示しない)からの制御信号を、制御信号入力部(ここでは、図示しない)によって受信する。
制御信号入力部に入力された制御信号は、制御部50におけるユーザーインターフェイス部55に入力される。このようにして、ユーザーの操作に基づく制御を行うことができる。
購入設置時(すなわち、放送受診装置を最初に設置および設定する際)の処理は、工場出荷状態の放送受信装置が最初に起動されたときに自動的に開始してもよいし、ユーザーインターフェイス機器からの制御信号によって開始してもよい。
図3は、本実施の形態に関する、購入設置時の処理におけるサービスリスト生成処理の例を示すフローチャートである。
まず、選局要求部201は選局を要求する(ステップST1)。具体的には、サービスリスト生成部54の選局要求部201は、周波数情報設定部53に格納されている、デフォルトTLVを伝送する中継器に対応する周波数としてあらかじめ定められた周波数(すなわち、デフォルト周波数)と、デフォルトTLVに対応するTLV_stream_id(すなわち、デフォルトTLV_stream_id)とに基づく選局を、選局部51に要求する。
これによって、チューナー部10で周波数同期されたデジタル放送信号は、復調部20へ入力され、復調部20において当該デジタル放送信号に対して誤り訂正処理および復調処理が行われた後、TLVストリーム1000としてデータ分離部30に入力される。
次に、サービスリスト生成部54は、TLVストリーム1000からサービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得する(ステップST2)。具体的には、サービスリスト生成部54は、サービス情報取得部52に対し、TLVストリーム1000からのサービス選局に必要な情報の取得を要求する。そして、サービス情報取得部52は、データ分離部30に入力されたTLVストリーム1000から、サービス選局に必要な情報を取得する。
ここで、サービス選局に必要な情報としてTLVストリーム1000からTLV-NITを取得する場合には、データ分離部30はテーブルIDフィルターの機能を有するため、サービス情報取得部52は、TLV-NITのテーブルIDを指定して、データ分離部30にフィルター要求を行う。そして、データ分離部30は、当該テーブルIDに対応するTLV-SIテーブルをTLV-NITとしてサービス情報取得部52に提供する。このようにして、サービス情報取得部52は、TLVストリーム1000から、サービス選局に必要な情報を取得することができる。
次に、サービスリスト生成部54は、TLVストリーム1000からサービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができたか否かを判定する(ステップST3)。具体的には、チャンネル情報取得可否判定部203によって、サービス選局に必要な情報、たとえば、TLV-NITが取得することができたか否かを判定する。
これは、サービス情報取得部52が、データ分離部30におけるTLVストリーム1000から所望の情報を取得することができたか否かによって判定する。取得することができなかったとする判定は、サービス情報取得部52が、たとえば、TLV-NITの最大再送周期の2倍の時間を経過しても取得することができなかった場合に行うことができる。また、チューナー部10または復調部20が非同期状態であるときは、所望の情報を取得することができないと判定することができる。
サービス選局に必要な情報が取得することができた場合は、サービスリスト生成部54は、サービスリストを生成する(ステップST7)。一方で、サービス選局に必要な情報が取得することができなかった場合は、サービスリスト生成部54の選局要求部202が、再び選局を要求する(ステップST4)。
ここで、選局要求部201の要求によって、デフォルトTLVに対応するデフォルトTLV_stream_idが適切に選局された場合は、データ分離部30からサービス選局に必要な情報を取得することができる。そのため、高度広帯域衛星デジタル放送を選局するためのサービスリストを生成することができる。
一方で、非特許文献1などによると、デフォルトTLVを受信するための周波数を手動で変更することができるようにすることが求められている。これは、たとえば、周波数情報設定部53に格納された周波数を、Graphical User Interface(以下、GUIと称す)などによって変更することが想定される。
このように、デフォルトTLVを受信するための周波数を手動で変更する場合、デフォルトTLVを伝送している周波数とは異なる周波数が、デフォルトTLVを受信するための周波数として設定されることとなる。
そのため、上記の周波数変更がなされた状態で選局要求部201の要求によって選局する場合、そもそも当該周波数でデジタル放送信号が送出されていない、または、当該周波数で伝送されるデジタル放送信号にはデフォルトTLVおよび対応するデフォルトTLV_stream_idが含まれていない、といった事態が生じ得る。
そのような場合には、選局対象のTLVストリーム1000をデータ分離部30に入力することができないため、サービスリスト生成部54が、サービス情報取得部52を介してサービス選局に必要な情報を取得することができない。
そこで、本実施の形態に関する放送受信装置のサービスリスト生成処理においては、このようにTLVストリームからサービス選局に必要な情報を取得することができなかった場合に、さらに、選局要求部202の要求で選局する(ステップST4)。
具体的には、サービスリスト生成部54の選局要求部202は、選局要求部201の要求によって選局された周波数およびTLV_stream_idとは、いずれか一方が異なる組み合わせの周波数およびTLV_stream_idを用いる選局を、選局部51に要求する。
さらに、サービスリスト生成部54は、選局要求部202の要求によって選局した結果データ分離部30に入力されるTLVストリーム1001から、サービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得する(ステップST5)。
そして、サービスリスト生成部54は、TLVストリーム1001からサービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができたか否かを判定する(ステップST6)。
なお、ステップST5およびステップST6は、ステップST2およびステップST3と処理対象となるTLVストリームが異なるだけでその他の動作は同様であるため、具体的な説明は割愛する。
上記の動作の例として、たとえば、周波数情報設定部53には、ユーザーによって設定されたデフォルトTLVを受信するための周波数のほかに、デフォルトTLVを伝送する中継器に対応するあらかじめ定められたデフォルト周波数が格納されている。
そして、選局要求部202の要求によって、選局要求部201の要求で既に選択された、ユーザーによって設定されたデフォルトTLVを受信するための周波数ではなく、デフォルト周波数を選択する。
このように選局要求部202が動作することによって、デフォルトTLVを伝送する中継器が変更されていない場合にユーザーが誤ってデフォルトTLVを受信するための周波数を変更してしまったとしても、サービスリスト生成部54は、選局要求部202の要求によってデフォルト周波数で受信されるTLVストリーム1001から、サービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができる。
そして、サービスリスト生成部54は、TLVストリーム1000またはTLVストリーム1001からサービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができた場合、サービスリストを生成する(ステップST7)。なお、TLVストリーム1001からもサービス選局に必要な情報を取得することができなかった場合は、処理を終了する。
サービスリストの生成に関して、具体的には、たとえば、TLV-NITに含まれるサービスリスト記述子から当該ネットワークで伝送されるサービスリストを生成する。本実施の形態に関する放送受信装置は、このサービスリストに基づき、サービス選局を行うことができる。なお、サービス選局の詳細は割愛する。
このように構成されることによって、あらかじめ定められたサービス選局に必要な情報が多重化された放送ストリームとしてのデフォルトTLVを伝送する周波数が変更されていない場合に、ユーザーが誤ってデフォルトTLVを受信するための周波数を変更してしまったとしても、選局要求部202の要求によって、選局要求部201の要求で既に選局された周波数および放送ストリームを識別するための識別子としてのTLV_stream_idとは、いずれか一方が異なる組み合わせの周波数およびTLV_stream_idを用いる選局を行うことができる。
そして、選局要求部202の要求によって受信された放送ストリームとしてのTLVストリーム1001から、サービス選局に必要な情報を取得することができる。よって、ユーザーの利便性が向上する。
また、たとえば、ユーザーによって設定されたデフォルトTLVを受信するための周波数では、そもそもデジタル放送信号が送出されていない可能性もある。デジタル放送信号が送出されていない周波数を選局した場合、サービスリスト生成部54は、サービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができなくなってしまう。
しかしながら、ユーザーによって設定されたデフォルトTLVを受信するための周波数で何らかのTLVストリーム(すなわち、デフォルトTLVとは異なるTLV_stream_idで識別されるTLVストリーム)が伝送されていれば、サービスリスト生成部54は、当該TLVストリームに含まれるデフォルトTLV_stream_idとは異なるTLV_stream_idを選択することによって、サービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができる。
言い換えれば、サービスリスト生成部54が、より確実にサービス選局に必要な情報を取得することができるようにするためには、ユーザーによって設定されたデフォルトTLVを受信するための周波数においてデフォルトTLVとは異なるTLVストリームが伝送されており、かつ、選局要求部202の要求が、ユーザーによって設定された周波数と当該周波数で伝送されるTLVストリームおよび対応するTLV_stream_idのうち、選局要求部201の要求で既に選択されたデフォルトTLV_stream_idとは異なるTLV_stream_idを選択するものであればよい。
図2は、ユーザーによって設定されたデフォルトTLVを受信するための周波数において、何らかのTLVストリームが伝送されていることを確認することができる、周波数情報設定画面の構成の例を示す図である。
図2に例が示されるように、周波数情報設定画面100には、デフォルトTLVを受信するための周波数情報を表示する周波数情報表示領域101と、周波数情報表示領域101に表示されている周波数情報の受信状態を表示する受信状態表示領域102とが表示されている。
このように構成された周波数情報設定画面100は、グラフィックス表示部56で生成される。そして、生成された周波数情報設定画面100は、グラフィックス重畳部80で映像データに重畳されて、映像出力部90から出力される。そして、当該映像は、映像表示装置(ここでは、図示しない)にGUIとして表示される。
図2に例が示される周波数情報表示領域101は、周波数の選択を兼ねており、周波数情報表示領域101において選択された周波数でのアンテナ受信レベルが、受信状態表示領域102に表示される。
このように構成されることによって、ユーザーは、デフォルトTLVを受信するための周波数を変更する際に、変更後の周波数においてデジタル放送信号が送出され、かつ、何らかのTLVストリームおよび対応するTLV_stream_idが伝送されていることを確認した上で、周波数を変更することができる。
このように構成することによって、選局要求部201の要求で選択された周波数とTLV_stream_idとの組み合わせで、サービス選局に必要な情報を取得することができなかった場合でも、選局要求部201の要求で選択された周波数には、何らかのTLVストリームおよび対応するTLV_stream_idが伝送されていることを周波数情報設定画面100を用いて確認することができる。
そして、選局要求部202の要求では、選局要求部201の要求で選択された周波数に含まれるTLVストリームおよび対応するTLV_stream_idのうち、選局要求部201の要求で選択されたTLV_stream_idとは異なるTLV_stream_idを選択することによって、サービスリスト生成部54が、当該TLV_stream_idに対応するTLVストリームに含まれるサービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができる。
選局要求部202の要求によって選択するTLV_stream_idをこのように定めることによって、ユーザーが誤って設定した周波数において伝送されているTLVストリームのうち、デフォルトTLVとは異なるTLV_stream_idに対応するTLVストリームを受信することが可能となる。これによって、サービスリスト生成部54が、当該TLVストリームからサービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができる。
このように構成することによって、あらかじめ定められたサービス選局に必要な情報が多重化された放送ストリームを伝送する周波数が変更されていない場合に、ユーザーがあらかじめ定められたサービス選局に必要な情報が多重化された放送ストリームを受信するための周波数を変更する場合であっても、何らかの放送ストリームを受信することが可能な周波数を確認して、周波数を変更することができる。
さらに、選局要求部202の要求で、当該周波数で伝送されているあらかじめ定められたサービス選局に必要な情報が多重化された放送ストリームの識別子とは別の識別子で伝送されている放送ストリームを選局することによって、当該放送ストリームからサービス選局に必要な情報を取得することができる。そのため、ユーザーの利便性が向上するという効果がある。
また、たとえば、選局要求部201の要求によって選択された周波数で、何らかのTLVストリームおよび対応するTLV_stream_idが伝送されているものの、デフォルトTLVおよび対応するTLV_stream_idが伝送されていないため、サービスリスト生成部54が、サービス選局に必要な情報を取得することができないことも考えられる。
そこで、選局要求部202は、周波数情報設定部53によって設定された周波数情報から特定される中継器における、相対ストリーム番号が最も小さいものを選択することが考えられる。
たとえば、TLV_stream_idは16ビットの値である。そのうち、ビット15、ビット14、ビット13およびビット12は、network_idの下位4ビットが割り付けられる。また、ビット8、ビット7、ビット6、ビット5およびビット4は、当該TLVストリームが伝送される中継器の番号が割り付けられる。また、ビット3は、ゼロが割り付けられる。また、ビット2、ビット1およびビット0は、同一中継器で伝送されるTLVストリームに対し、そのTLVストリーム内に含まれる放送事業者に与えられたスロット番号(原則として、相対ストリーム番号と同じ値)の最も小さいものから値が割り付けられる。
たとえば、TLV_stream_idのビット2、ビット1およびビット0をゼロとすることで、当該中継器から伝送されるTLVストリームのうちの相対ストリーム番号が最も小さいものをTLV_stream_idを特定することができる。
選局要求部202の要求によって選択するTLV_stream_idをこのように定めることによって、ユーザーが誤って設定した周波数で伝送されているTLVストリームおよび対応するTLV_stream_idのうち、デフォルトTLVとは異なるTLV_stream_idに対応するTLVストリームを受信することが可能となる。これによって、サービスリスト生成部54が、サービス選局に必要な情報をサービス情報取得部52を介して取得することができる。
このように構成されることによって、あらかじめ定められたサービス選局に必要な情報が多重化された放送ストリームとしてのデフォルトTLVを伝送する中継器としての放送伝送装置が変更されていない場合に、ユーザーが誤って周波数を変更してしまったとしても、選局要求部202の要求によって、選局要求部201の要求で既に選局された周波数において伝送されている、デフォルトTLVとは異なる放送ストリームとしてのTLVストリームを受信することができる。よって、サービスリスト生成部54は、当該TLVストリームからサービス選局に必要な情報を取得することができる。そのため、ユーザーの利便性が向上する。
また、上記の、選局中の周波数で伝送されるTLVストリームに対応するTLV_stream_idは、周波数ごとの放送ストリームに関する情報であるTMCC情報から取得することもできる。たとえば、選局部51にTMCC情報取得部204を備えることによって、選局要求部202は、選局部51に備えるTMCC情報取得部204が取得した、変調波の伝送制御に関する信号の情報であるtransmission & multiplexing configuration control(すなわち、TMCC)情報に基づき、選局中の周波数で伝送される全てのTLVストリームに含まれるTLV_stream_idを特定することができる。
なお、TMCC情報は、チューナー部10で周波数同期されたデジタル放送信号が、復調部20において復調処理されて取得される。
選局要求部202の要求によって選択するTLV_stream_idをこのように定めることによって、ユーザーが誤って設定した周波数において伝送されているTLVストリームのうち、デフォルトTLVとは異なるTLV_stream_idに対応するTLVストリームを受信することが可能となる。これによって、サービスリスト生成部54は、サービス選局に必要な情報を取得することができる。
このように構成されることによって、あらかじめ定められたサービス選局に必要な情報が多重化された放送ストリームとしてのデフォルトTLVを伝送する周波数が変更されていない場合に、ユーザーが誤って周波数を変更してしまったとしても、選局要求部202の要求によって、選局要求部201の要求で既に選択された周波数において伝送されている、デフォルトTLVとは異なるTLVストリームに対応するTLV_stream_idをTMCC情報から取得することができる。そして、選局要求部202の要求によって、より確実に対応するTLVストリームを受信することができる。そのため、サービスリスト生成部54は、より確実にサービス選局に必要な情報を取得することができるようになり、ユーザーの利便性が向上する。
以上では、放送受信装置の具体例として、高度広帯域衛星デジタル放送を受信する装置が説明されたが、高度広帯域衛星デジタル放送の場合に限られず、サービス選局に必要な情報が多重化された放送ストリームを伝送する周波数および当該放送ストリームを識別するための情報があらかじめ定められており、購入設置時に、サービス選局に必要な情報を当該放送ストリームから取得してサービスリストを生成することによってサービス選局が可能となる放送であれば、他の放送受信装置にも適用可能である。
<放送受信装置のハードウェア構成について>
図4および図5は、図1に例示される放送受信装置の制御部を実際に運用する場合のハードウェア構成を概略的に例示する図である。
なお、図4および図5に例示されるハードウェア構成は、図1に例示される構成とは数などが整合しない場合があるが、これは図1に例示される構成が概念的な単位を示すものであることに起因する。
よって、少なくとも、図1に例示される1つの構成が、図4および図5に例示される複数のハードウェア構成から成る場合と、図1に例示される1つの構成が、図4および図5に例示されるハードウェア構成の一部に対応する場合と、さらには、図1に例示される複数の構成が、図4および図5に例示される1つのハードウェア構成に備えられる場合とが想定され得る。
また、図4および図5に例示されるハードウェア構成は、図1に例示される放送受信装置の概念的な構成を具体化して例示するものである。したがって、図4および図5には、図1に例示される放送受信装置の概念的な構成に対応するハードウェア構成に加えて、新たなハードウェア構成が追加される場合があるが、新たに追加されるそれらのハードウェア構成が備えられない場合であっても、本実施の形態に関する放送受信装置は成立し得る。
図4では、図1中の制御部50を実現するためのハードウェア構成として、演算を行う処理回路102Aと、情報を記憶することができる記憶装置103とが示される。
図5では、図1中の制御部50を実現するためのハードウェア構成として、演算を行う処理回路102Bが示される。
記憶装置103は、たとえば、ハードディスクドライブ(Hard disk drive、すなわちHDD)、ランダムアクセスメモリー(random access memory、すなわちRAM)、リードオンリーメモリー(read only memory、すなわちROM)、フラッシュメモリー、erasable programmable read only memory(EPROM)およびelectrically erasable programmable read-only memory(EEPROM)などの、揮発性または不揮発性の半導体メモリー、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクまたはDVDなどを含むメモリー(記憶媒体)、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
処理回路102Aは、記憶装置103、外部のCD-ROM、外部のDVD-ROM、または、外部のフラッシュメモリーなどに格納されたプログラムを実行するものであってもよい。すなわち、たとえば、中央演算処理装置(central processing unit、すなわちCPU)、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュ―タ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor、すなわちDSP)であってもよい。
処理回路102Aが記憶装置103、外部のCD-ROM、外部のDVD-ROM、または、外部のフラッシュメモリーなどに格納されたプログラムを実行するものである場合、制御部50は、記憶装置103に格納されたプログラムが処理回路102Aによって実行されるソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。なお、制御部50の機能は、たとえば、複数の処理回路が連携することによって実現されてもよい。
ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、記憶装置103に記憶されるものであってもよい。その場合、処理回路102Aは、記憶装置103に格納されたプログラムを読み出して実行することによって、上記の機能を実現する。すなわち、記憶装置103は、処理回路102Aに実行されることによって、上記の機能が結果的に実現されるプログラムを記憶するものであってもよい。
また、処理回路102Bは、専用のハードウェアであってもよい。すなわち、たとえば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、集積回路(application specific integrated circuit、すなわちASIC)、field-programmable gate array(FPGA)またはこれらを組み合わせた回路であってもよい。
処理回路102Bが専用のハードウェアである場合、制御部50は、処理回路102Bが動作することにより実現される。なお、制御部50の機能は、別々の回路で実現されてもよいし、単一の回路で実現されてもよい。
なお、制御部50の機能は、一部が記憶装置103に格納されたプログラムを実行するものである処理回路102Aにおいて実現され、一部が専用のハードウェアである処理回路102Bにおいて実現されてもよい。
<以上に記載された実施の形態によって生じる効果について>
次に、以上に記載された実施の形態によって生じる効果の例を示す。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態に例が示された具体的な構成に基づいて当該効果が記載されるが、同様の効果が生じる範囲で、本願明細書に例が示される他の具体的な構成と置き換えられてもよい。
以上に記載された実施の形態によれば、デジタル放送を受信する放送受信装置は、周波数設定部153と、識別子指定部154と、サービス情報取得部152と、判定部163と、生成部155とを備える。ここで、周波数設定部153は、たとえば、周波数情報設定部53に対応するものである。また、識別子指定部154は、たとえば、選局要求部201および選局要求部202のうちの少なくとも一方に対応するものである。また、判定部163は、たとえば、チャンネル情報取得可否判定部203に対応するものである。また、生成部155は、たとえば、サービスリスト生成部54におけるサービスリストを生成する機能に対応するものである。周波数情報設定部53は、デジタル放送の放送ストリームを受信するための周波数を設定する。選局要求部201および選局要求部202は、放送ストリームを識別するための識別子を指定する。サービス情報取得部52は、周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、サービス情報を取得する。ここで、サービス情報とは、放送ストリームに多重化される情報であり、かつ、サービス選局に必要な情報である。チャンネル情報取得可否判定部203は、サービス情報取得部52において、サービス情報が取得されたか否かを判定する。サービスリスト生成部54は、サービス情報に基づいてサービスリストを生成する。そして、チャンネル情報取得可否判定部203においてサービス情報が取得されなかったと判定された場合、サービス情報取得部52は、いずれか一方が変更された周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、再度サービス情報を取得する。
また、以上に記載された実施の形態によれば、放送受信装置は、プログラムを実行する処理回路102Aと、実行されるプログラムを記憶する記憶装置103とを備える。そして、処理回路102Aがプログラムを実行することによって、以下の動作が実現される。
すなわち、デジタル放送の放送ストリームを受信するための周波数が設定される。また、放送ストリームを識別するための識別子が指定される。そして、周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、サービス情報が取得される。そして、サービス情報が取得されたか否かが判定される。そして、サービス情報に基づいてサービスリストが生成される。ここで、サービス情報が取得されなかったと判定された場合、いずれか一方が変更された周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、再度サービス情報が取得される。
また、以上に記載された実施の形態によれば、放送受信装置は、専用のハードウェアである処理回路102Bを備える。そして、専用のハードウェアである処理回路102Bは、以下の動作を行う。
すなわち、専用のハードウェアである処理回路102Bは、デジタル放送の放送ストリームを受信するための周波数を設定する。また、放送ストリームを識別するための識別子を指定する。そして、周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、サービス情報を取得する。そして、サービス情報が取得されたか否かを判定する。そして、サービス情報に基づいてサービスリストを生成する。ここで、サービス情報が取得されなかったと判定された場合、いずれか一方が変更された周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、再度サービス情報を取得する。
このような構成によれば、デフォルトTLVおよび対応するTLV_stream_idを伝送する周波数が変更されていない場合に、ユーザーが誤って周波数を変更してしまったとしても、いずれか一方が変更された周波数および識別子に基づいて選局された放送ストリームから、再度サービス情報を取得することができる。そのため、ユーザーの利便性が向上する。
なお、これらの構成以外の本願明細書に例が示される他の構成については適宜省略することができる。すなわち、少なくともこれらの構成を備えていれば、以上に記載された効果を生じさせることができる。
しかしながら、本願明細書に例が示される他の構成のうちの少なくとも1つを、以上に記載された構成に適宜追加した場合、すなわち、以上に記載された構成としては言及されなかった本願明細書に例が示される他の構成が適宜追加された場合であっても、同様の効果を生じさせることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、周波数情報設定部53は、デフォルト放送ストリームが伝送される周波数であるデフォルト周波数と、ユーザーによって設定された周波数とを設定可能である。このような構成によれば、ユーザーが誤って周波数を変更した場合であっても、デフォルト周波数に設定周波数を戻すことができるため、デフォルト周波数において伝送されるデフォルトTLVを受信することができる。そして、当該デフォルトTLVから、再度サービス情報を取得することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、チャンネル情報取得可否判定部203においてサービス情報が取得されなかったと判定された場合、サービス情報取得部52は、デフォルト周波数に変更された周波数に基づいて選局された放送ストリームから、再度サービス情報を取得する。このような構成によれば、ユーザーが誤って周波数を変更した場合であっても、デフォルト周波数に設定周波数を戻した上で対応するTLV_stream_idで識別されるTLVストリームを受信することができる。そして、当該TLVストリームから、再度サービス情報を取得することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、選局要求部201および選局要求部202は、デフォルト放送ストリームを識別するためのデフォルト識別子を指定可能である。そして、チャンネル情報取得可否判定部203においてサービス情報が取得されなかったと判定された場合、サービス情報取得部52は、デフォルト識別子とは異なる識別子に変更された識別子に基づいて選局された放送ストリームから、再度サービス情報を取得する。このような構成によれば、ユーザーが誤って周波数を変更した場合であっても、変更された周波数において、デフォルトTLVに対応するTLV_stream_idとは異なるTLV_stream_idで識別されるTLVストリームを受信することができる。そして、当該TLVストリームから、再度サービス情報を取得することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、デフォルト識別子とは異なる識別子に変更された識別子は、周波数から特定される放送受信装置60における相対ストリーム番号のうち、最も小さい番号に対応する放送ストリームの識別子である。このような構成によれば、ユーザーが誤って周波数を変更した場合であっても、変更された周波数において、デフォルトTLVに対応するTLV_stream_idとは異なる、相対ストリーム番号の最も小さい番号に対応するTLVストリームを受信することができる。そして、当該TLVストリームから、再度サービス情報を取得することができる。なお、相対ストリーム番号は、その周波数帯において小さい順に割り当てられる番号であるため、相対ストリーム番号の最も小さい番号に対応するTLVストリームを選択することによって、TLVストリームを受信する確度が高まる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、放送受信装置は、周波数における放送ストリームに関するTMCC情報を取得するTMCC情報取得部204を備える。そして、デフォルト識別子とは異なる識別子に変更された識別子は、TMCC情報に基づいて特定される放送ストリームの識別子である。このような構成によれば、ユーザーが誤って周波数を変更した場合であっても、変更された周波数において、デフォルトTLVに対応するTLV_stream_idとは異なるTLV_stream_idで識別されるTLVストリームをTMCC情報に基づいて特定することができる。そして、当該TLVストリームから、再度サービス情報を取得することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、周波数情報設定部53は、周波数表示部と、受信状態表示部とを備える。ここで、周波数表示部は、たとえば、周波数情報表示領域101に対応するものである。また、受信状態表示部は、たとえば、受信状態表示領域102に対応するものである。周波数情報表示領域101は、放送ストリームを受信するための周波数を表示する。受信状態表示領域102は、周波数情報表示領域101に表示された周波数の受信状態を表示する。このような構成によれば、ユーザーは、デフォルトTLVを受信するための周波数を変更する際に、変更後の周波数においてデジタル放送信号が送出され、かつ、何らかのTLVストリームおよび対応するTLV_stream_idが伝送されていることを確認した上で、周波数を変更することができる。
<以上に記載された実施の形態における変形例について>
以上に記載された実施の形態では、それぞれの構成要素の寸法、形状、相対的配置関係または実施の条件などについても記載する場合があるが、これらはすべての局面においてひとつの例であって、本願明細書に記載されたものに限られることはないものとする。
したがって、例が示されていない無数の変形例、および、均等物が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。たとえば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
また、矛盾が生じない限り、以上に記載された実施の形態において「1つ」備えられるものとして記載された構成要素は、「1つ以上」備えられていてもよいものとする。
さらに、以上に記載された実施の形態におけるそれぞれの構成要素は概念的な単位であって、本願明細書に開示される技術の範囲内には、1つの構成要素が複数の構造物から成る場合と、1つの構成要素がある構造物の一部に対応する場合と、さらには、複数の構成要素が1つの構造物に備えられる場合とを含むものとする。
また、以上に記載された実施の形態におけるそれぞれの構成要素には、同一の機能を発揮する限り、他の構造または形状を有する構造物が含まれるものとする。
また、本願明細書における説明は、本技術に関するすべての目的のために参照され、いずれも、従来技術であると認めるものではない。
また、以上に記載された実施の形態で記載されたそれぞれの構成要素は、ソフトウェアまたはファームウェアとしても、それと対応するハードウェアとしても想定され、その双方の概念において、それぞれの構成要素は「部」または「処理回路」などと称される。
10 チューナー部、20 復調部、30 データ分離部、50,150 制御部、51 選局部、52,152 サービス情報取得部、53 周波数情報設定部、54 サービスリスト生成部、55 ユーザーインターフェイス部、56 グラフィックス表示部、60,160 放送受信装置、70 映像復号部、71 音声復号部、80 グラフィックス重畳部、90 映像出力部、91 音声出力部、100 周波数情報設定画面、101 周波数情報表示領域、102 受信状態表示領域、102A,102B 処理回路、103 記憶装置、153 周波数設定部、154 識別子指定部、155 生成部、163 判定部、201,202 選局要求部、203 チャンネル情報取得可否判定部、204 TMCC情報取得部、1000,1001 TLVストリーム。

Claims (6)

  1. デジタル放送を受信する放送受信装置であり、
    前記デジタル放送の放送ストリームを受信するための周波数を設定する周波数設定部と、
    前記放送ストリームを識別するための識別子を指定する識別子指定部と、
    前記周波数および前記識別子に基づいて選局された前記放送ストリームから、前記放送ストリームに多重化され、かつ、サービス選局に必要な情報であるサービス情報を取得するサービス情報取得部と、
    前記サービス情報取得部において、前記サービス情報が取得されたか否かを判定する判定部と、
    前記サービス情報に基づいてサービスリストを生成する生成部とを備え、
    前記判定部において前記サービス情報が取得されなかったと判定された場合、前記サービス情報取得部は、いずれか一方が変更された前記周波数および前記識別子に基づいて選局された前記放送ストリームから、再度前記サービス情報を取得し、
    前記周波数設定部は、デフォルト放送ストリームが伝送される周波数であるデフォルト周波数と、ユーザーによって設定された周波数とを設定可能である、
    放送受信装置。
  2. 前記判定部において前記サービス情報が取得されなかったと判定された場合、前記サービス情報取得部は、前記デフォルト周波数に変更された前記周波数に基づいて選局された前記放送ストリームから、再度前記サービス情報を取得する、
    請求項に記載の放送受信装置。
  3. 前記識別子指定部は、デフォルト放送ストリームを識別するためのデフォルト識別子を指定可能であり、
    前記判定部において前記サービス情報が取得されなかったと判定された場合、前記サービス情報取得部は、前記デフォルト識別子とは異なる識別子に変更された前記識別子に基づいて選局された前記放送ストリームから、再度前記サービス情報を取得する、
    請求項1に記載の放送受信装置。
  4. 前記デフォルト識別子とは異なる識別子に変更された前記識別子は、前記周波数から特定される前記放送受信装置における相対ストリーム番号のうち、最も小さい番号に対応する前記放送ストリームの識別子である、
    請求項に記載の放送受信装置。
  5. 前記周波数における前記放送ストリームに関するTMCC情報を取得するTMCC情報取得部をさらに備え、
    前記デフォルト識別子とは異なる識別子に変更された前記識別子は、前記TMCC情報に基づいて特定される前記放送ストリームの識別子である、
    請求項または請求項に記載の放送受信装置。
  6. 前記周波数設定部は、
    前記放送ストリームを受信するための前記周波数を表示する周波数表示部と、
    前記周波数表示部に表示された前記周波数の受信状態を表示する受信状態表示部とを備える、
    請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の放送受信装置。
JP2018101416A 2018-05-28 2018-05-28 放送受信装置 Active JP7072442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018101416A JP7072442B2 (ja) 2018-05-28 2018-05-28 放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018101416A JP7072442B2 (ja) 2018-05-28 2018-05-28 放送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019208099A JP2019208099A (ja) 2019-12-05
JP7072442B2 true JP7072442B2 (ja) 2022-05-20

Family

ID=68768681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018101416A Active JP7072442B2 (ja) 2018-05-28 2018-05-28 放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7072442B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007281746A (ja) 2006-04-05 2007-10-25 Funai Electric Co Ltd テレビジョン放送信号受信装置
JP2016178468A (ja) 2015-03-19 2016-10-06 日立マクセル株式会社 放送受信装置及びコンテンツ出力方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007281746A (ja) 2006-04-05 2007-10-25 Funai Electric Co Ltd テレビジョン放送信号受信装置
JP2016178468A (ja) 2015-03-19 2016-10-06 日立マクセル株式会社 放送受信装置及びコンテンツ出力方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
MMTを用いた8Kスーパーハイビジョン衛星放送のメディアトランスポート方式,NHK技研R&D,NO.150,2015年03月15日,pp.23-34
高度広帯域衛星デジタル放送運用規定(第一分冊),ARIB TR-B39,1.7版,2018年04月12日
高度広帯域衛星デジタル放送運用規定(第三分冊),ARIB TR-B39,1.7版,2018年04月12日

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019208099A (ja) 2019-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11374993B2 (en) Reception device, reception method, transmission device, and transmission method
US9178774B2 (en) Channel hopping scheme for update of data for multiple services across multiple channels
KR102462377B1 (ko) 멀티미디어 콘텐츠를 송수신하는 방법 및 장치
US20240022890A1 (en) Reception apparatus, reception method, transmission apparatus, and transmission method
US11343549B2 (en) Reception apparatus, reception method, transmission apparatus, and transmission method
JP2008022411A (ja) 放送受信装置および放送受信方法
US20230353266A1 (en) Broadcast receiving apparatus and method of processing transmission waves
JP6381465B2 (ja) 受信装置、受信方法、及びプログラム
JP2006345506A (ja) 多重デジタル放送提供装置及び提供方法
US20240048805A1 (en) Display controlling method, time controlling method, time managing method, and broadcast receiving apparatus
JP7072442B2 (ja) 放送受信装置
JP6630570B2 (ja) 受信装置、及び、受信方法
JP6448073B2 (ja) 受信装置、テレビジョン装置、記憶媒体、受信方法、及びプログラム
JP6500956B2 (ja) 受信装置、テレビジョン装置、プログラム、記憶媒体、及び制御方法
JP6415368B2 (ja) 映像再生装置、映像再生方法、及びプログラム
US20240137607A1 (en) Digital broadcast receiving apparatus
JP6644470B2 (ja) 受信装置、受信方法、プログラム及び記憶媒体
JP6234152B2 (ja) 受信装置およびプログラム
JP2007221626A (ja) 放送受信装置およびチャンネルスキャン方法
JP2018029387A (ja) 受信装置およびプログラム
JP2018029388A (ja) 受信装置およびプログラム
JP2016092504A (ja) 受信装置、放送システム、受信方法及びプログラム
JP2008252788A (ja) デジタル放送受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7072442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150