JP7072166B2 - 有害動物の自動捕獲装置 - Google Patents

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Description

本発明は有害動物の自動捕獲装置に係り、殊更有害動物の警戒心を解くことによって、その群れて行動する目的の大きな個体だけを、確実に捕獲できるように工夫したものである。
本発明の出願人は特許文献1に記載の特許発明を実施して、現在までに相当の成果を収めることができた。
この特許発明に係る有害動物の捕獲装置では、箱罠(C)の内部へ侵入した有害動物(A)を焦電型赤外線センサー(4)が検知した時、その検知出力信号に基いて別な反射型光電スイッチ(5)を起動させ、その光電スイッチ(5)からの投光を上記有害動物(A)へ当てて、その有害動物(A)との距離を測定することにより検知した個体の大きさが、予め設定された目的の大きさ以上である時に、その光電スイッチ(5)の検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(制御部)(6)が、箱罠(C)の開閉扉用トリガー(2)を解放して、その出入り口(1)の閉扉状態に作動制御するようになっている。
特許第5696997号公報
ところが、上記特許発明の構成では餌付けにより折角箱罠(C)の内部へ誘導させた有害動物(A)に対して、反射型光電スイッチ(5)からの投光を照射するようになっているため、その投光を有害動物(A)が言わば本能的に感知して、警戒心を昂めることになり、それ以上箱罠(C)の内奥部へ侵入することを躊躇したり、その箱罠(C)から外部へ退出したりして、二度と近づかなくなることが起り、その後の捕獲成果が低下してしまうのである。
他方、同じく上記特許発明の構成では反射型光電スイッチ(5)の検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(6)が、箱罠(C)の開閉扉用トリガー(2)を解放すべく作動制御する働きを、ユーザーが人為的に遮断(制止)することはできないため、自分の都合上箱罠(C)の設置現場へ出向けない時には、有害動物(A)が捕獲されてしまうと、却って困る事態になる。
その予防法としては電源スイッチ(38)をオフ操作し、箱罠(C)の出入口(1)を閉扉した不使用状態に保っておくほかない。このような無益の事態はこの種自動捕獲装置の言わば宿命として発生するのである。
本発明はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では箱罠と、その出入口の昇降可能な開閉扉と、その開閉扉を上記箱罠の出入口から上昇した開扉状態に仮り止め保持するトリガーと、そのトリガーを解放して上記出入口の閉扉状態に作動制御するマイクロコントローラーと、上記箱罠に対する有害動物の侵入状態を検知する焦電型赤外線センサーと、その侵入した有害動物へ上記箱罠の上面から投光することにより、その有害動物までの距離を測定する反射型フォトセンサーとを備え、
上記焦電型赤外線センサーが有害動物の侵入状態を検知した出力信号に基き、上記反射型フォトセンサーを起動させ、そのフォトセンサーからの投光を上記有害動物へ当てて、その有害動物までの距離を測定することにより検知した有害動物の個体が、予め設定された大きさ以上であるときに、そのフォトセンサーの検知出力信号に基いて上記マイクロコントローラーが開閉扉のトリガーを解放すべく作動制御する有害動物の自動捕獲装置において、
そのマイクロコントローラーが上記反射型フォトセンサーの検知出力信号を受けて、開閉扉のトリガーを解放すべく作動制御する有害動物の捕獲モードのほかに、上記フォトセンサーの検知出力信号を受けても、そのマイクロコントローラーが開閉扉のトリガーを解放すべく作動制御しない有害動物の餌付けモードを設けて、
その捕獲モードと餌付けモードとを操作板上にあるモード切替えスイッチの切替え操作により、その餌付けモードの運用中において有害動物を上記反射型フォトセンサーからの投光に慣れさせるように定め、
その餌付けモードの運用中には上記マイクロコントローラーが反射型フォトセンサーから有害動物における大きな個体の検知出力信号を受けた回数や時刻など餌付け状態のデータだけを、そのマイクロコントローラーのメモリに格納すると共に、
そのデータをユーザーが読み出し確認すべく、操作板上の餌付け状態確認ボタンを押せば、上記反射型フォトセンサーによって有害動物における大きな個体が検知されていた場合だけ、マイクロコントローラーの餌付け状態表示ランプが点灯するように定めたことを特徴とする。
また、請求項2では反射型フォトセンサーを有害動物の侵入方向に沿い並列する前後一対として、しかもその前後相互間隔距離が有害動物における捕獲したい個体の大きさに応じて予め長く又は短く設定された間隔距離として、箱罠の上面に固定設置し、
焦電型赤外線センサーが有害動物の侵入状態を検知した出力信号に基いて起動される両反射型フォトセンサーが、その起動中に同時に反応して何れも有害動物への投光により有害動物までの距離を測定したとき、これにより検知された有害動物の個体をその胴長さが上記両反射型フォトセンサーの前後相互間隔距離よりも長い大きな個体であるとみなすように定めたことを特徴とする。
更に、請求項3では餌付けモードの運用中にマイクロコントローラーがメモリに格納した餌付け状態のデータを、ユーザーがそのマイクロコントローラーのメモリから読み出し確認すべく、操作板上の餌付け状態確認ボタンを押さなければ、捕獲モードの運用を行うことができないように設定したことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、冒頭に挙げた従来技術の課題を確実に改良できる効果がある。
つまり、ユーザーが自動捕獲装置の餌付けモードを選択して、その餌付けモードでの運用を行うことにより、箱罠(檻)の内部へ侵入した有害動物を、反射型フォトセンサーからの投光に慣れさせて、その捕獲上有効な餌付け状態を得られ、目的とする大きな個体の捕獲成果を向上できるのである。
また、ユーザーが自分の日程の都合上箱罠の設置現場へ出向くことができないような場合、自動捕獲装置の電源スイッチをオフして、その箱罠の出入口を閉扉した無益な不使用状態に保たず、その間には餌付けモードでの運用を何回も続行することにより、有害動物を反射型フォトセンサーからの投光に慣れた餌付け状態として、その捕獲成果の向上に役立てることができるほか、ユーザーにとっても便利良く使える効果がある。
更に、餌付けモードでの運用中にマイクロコントローラーが反射型フォトセンサーの検知出力信号を受けた回数や時刻など餌付け状態のデータを、そのコントローラーのメモリに格納するようになっているため、これを読み出すことによって、有害動物における大きな個体の出没やその他の現場状況を知得して、その捕獲に役立てることができ、特にユーザーが箱罠の設置現場へ出向けない日程であるような場合に、著しく有益である。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、有害動物の侵入方向に沿って並列する前後一対の反射型フォトセンサーにより、その有害動物の大きさ(胴長さ)を正確に測定・検知することができ、箱罠の内部に残る餌の堆積量に起因して、その大きさ(背丈)の検知精度が低下するおそれはない。
請求項3の構成を採用するならば、請求項1の構成に伴う上記効果の更なる向上と安定性を得られる。
本発明に係る自動捕獲装置の第1実施形態を示す全体概略斜面図である。 図1の要部を拡大して示す側断面図である。 図2の3-3線に沿う拡大断面図である。 箱罠の閉扉状態を示す図2に対応する側断面図である。 図1の自動捕獲装置の電気配線系統を示すブロック図である。 トリガーの変形実施形態を示す図1に対応する概略側面図である。 図1の捕獲作用を示すフローチャートである。 図7に対応する大きな有害動物の検知作用を示す説明図である。 餌付け/捕獲モードを示すフローチャートである。 本発明に係る自動捕獲装置の第2実施形態を示す図1に対応する全体概略斜面図である。 図10の要部を拡大して示す側断面図である。 図10の自動捕獲装置の電気配線系統を示すブロック図である。 トリガーの変形実施形態を示す図10に対応する概略側面図である。 図10の捕獲作用を示すフローチャートである。 図14に対応する大きな有害動物の検知作用を示す説明図である。 図10の餌付け/捕獲モードを示すフローチャートである。
以下、図面に基いて本発明の実施形態を詳述すると、その第1実施形態の自動捕獲装置は図1~5のような1個の出入口(1)を有する堅牢な箱罠(檻)(T)と、その出入口(1)を昇降する開閉扉(D)と、その開閉扉(D)を出入口(1)から上昇した開扉状態に仮り止め保持するトリガー(2)と、そのトリガー(2)を解放して、上記開閉扉(D)を出入口(1)の閉扉状態に落下させるアクチュエーター(3)と、上記箱罠(T)に対する有害動物(A)の侵入状態を検知する1個の焦電型赤外線センサー(4)と、その赤外線センサー(4)が有害動物(A)の侵入状態を検知した出力信号に基いて起動されることにより、その有害動物(A)における個体の大きさ(サイズ)を検知する反射型フォトセンサー(5)と、そのフォトセンサー(5)の検知した個体が予め設定された大きさ以上であるときに、そのフォトセンサー(5)の検知出力信号に基いて上記アクチュエーター(3)を、そのトリガー(2)が解放することとなるように作動制御するためのマイクロコントローラー(制御装置又は電気制御回路基板)(7)とを備えており、有害動物(A)の目的とする大きな個体だけを自ずと確実に捕獲でき、小さな個体(幼獣)を誤って捕獲しないようになっている。
上記マイクロコントローラー(7)とこれに接続配線されたアクチュエーター(3)、焦電型赤外線センサー(4)、反射型フォトセンサー(5)並びにその他の後述する電装品は、共通する1個の制御ボックス(C)に内蔵設置されている。
上記主要な構成部材のうち、先ず箱罠(檻)(T)はフラットバーやアングル形鋼、チャンネル形鋼、鉄筋などの強固な縁取り骨材(9)から、鹿や猪、熊、その他の各種有害動物(A)を自由に受け入れることができる大きさのほぼ直方体(例えば幅:約1m×長さ:約2m×高さ:約1m)に枠組み一体化されており、その前面(正面)の出入口(1)を除く5面(背後面と上下両面並びに左右両側面)が、悉く金属格子や金網(ワイヤーラス)、メタルラス、その他の交錯線条材(10)から、内部全体の透視できる形態に作成されている。
(11)は上記箱罠(T)の出入口(1)を形作る左右一対の背高い昇降ガイド支柱(開口枠)であって、好ましくは向かい合う溝レール(12)を有するチャンネル形鋼から成り、これに沿って出入口(1)の開閉扉(D)が昇降し得るようになっている。その開閉扉(D)も金属格子やメタルラスなどの交錯線条材(13)と、その周囲の矩形な縁取り骨材(14)とから作成されている。
上記開閉扉(D)は自重落下式であって、その出入口(1)の開扉状態(上昇状態)を示した図1、2から明白なように、一定の長さを有する扉吊持ワイヤー(15)の切り離し端部(基端部)が、上記開閉扉(D)の下端中央部に取り付け固定されていると共に、その開閉扉(D)の下端中央部から箱罠(T)の上面に沿って後方へ引き出された扉吊持ワイヤー(15)の半折り中間部(先端部)が下向きの係止フック(16)として、丸棒材から成るストッパー(17)の円周面へ巻き掛け状態に係止されている。
そのストッパー(17)は前後方向に沿って延在する一定長さのピン形状をなし、図1、2のように箱罠(T)の上面へ内側から当てがわれて、その上面の交錯線条材(10)と係止した状態にあるが、その状態のままでは扉吊持ワイヤー(15)を介して、開閉扉(D)の重量を受担するため、そのワイヤー(15)との係止状態を到底維持することができず、飛散してしまうことになる。
この事態を防ぐための上記トリガー(2)は、図1、2のような左右方向に沿って延在する一定長さの板材や棒材から成り、箱罠(T)の上面へやはり内側から上記ストッパー(17)と平面視での交叉(好ましくは直交)する関係状態に当てがわれて、そのストッパー(17)を上方から押え付け拘束することにより、上記開閉扉(D)を図1、2のような箱罠(T)の出入口(1)から上昇した開扉状態に仮り止め保持する。
つまり、上記扉吊持ワイヤー(15)の先端部へ係脱自在に係止されるストッパー(17)と、そのストッパー(17)を上方から押え付け拘束するトリガー(2)とによって、上記開閉扉(D)が昇降し得る人工的な仕掛けを形作っており、そのトリガー(2)をアクチュエーター(3)によって前後方向へ進退(移動)させるようになっているのである。但し、その場合ストッパー(17)は飛散しないように、これを扉吊持ワイヤー(15)の先端部へ予め取り付け一体化しておいても良い。
上記トリガー(2)のアクチュエーター(3)は図示実施形態の場合、バッテリ(18)を直流電源として回転駆動されるモーターから成り、そのモーター出力軸(19)上のリール(20)に巻き付けられる索条(紐やロープ、ワイヤーなど)(21)の先端部が、上記トリガー(2)に取り付け固定されている。
そのトリガー(2)をアクチュエーター(モーター)(3)によって、図4のように引き戻し後退させれば、上記扉吊持ワイヤー(15)の先端部にあるストッパー(17)と、トリガー(2)との係止状態が解除されることになるため、上記開閉扉(D)が自重によって瞬時に落下し、その箱罠(T)における出入口(1)の閉扉状態を得られる。
図1~5では一定長さの板材や棒材から成るトリガー(2)を、アクチュエーター(モーター)(3)の回転によって進退(移動)させているが、図6の変形実施形態に示すような上記扉吊持ワイヤー(15)の先端部に取り付けられた鉄やニッケル、フェライトなどの磁性体(22)と、上記制御ボックス(C)に固定支持された電磁ホルダー(23)とから成る電子トリガー(マグネット式仕掛け)(24)を採用し、そのバッテリ(18)から給電されていない状態において磁力を発生する電磁ホルダー(23)が、磁性体(22)を吸着することにより、上記出入口(1)の開閉扉(D)を上昇させた開扉状態に仮り止め保持すると共に、上記電磁ホルダー(23)へ給電すれば、そのホルダー(23)は磁力を発生せず、上記吸着力が解除されることにより、開閉扉(D)は瞬時に落下して、その出入口(1)を閉扉状態に保つように定めても良い。
先に一言した制御ボックス(C)は、防錆処理した金属製又は高強度な合成樹脂製のボックス本体(25)とその開閉蓋(26)とから成り、上記箱罠(T)の上面へ図1~4のように、外側から取り付け固定されるようになっている。その制御ボックス(C)の大きさは一例として、幅:約13cm×長さ:約23cm×高さ:約11cmのほぼ直方体であり、約1kgの重量を有する。
この点、図示実施形態のボックス本体(25)は断面ほぼU字形の合成樹脂成形品であり、これに同じ合成樹脂から成形された断面ほぼ倒立U字形の開閉蓋(26)が、一対の水平なヒンジ(蝶番)(27)を介して、起伏的な回動自在に枢着されているが、その内部の防水状態に保たれるならば、上記制御ボックス(C)のボックス本体(25)とその開閉蓋(26)とを着脱自在(分離可能)に組み立てても良い。
そして、上記ボックス本体(25)の底面を図2~4に示す如く、内側から複数の短いボルト(28)によって、枕木(29)へ取り付け固定する。他方、上記箱罠(T)の上面へ内側から座金(30)を水平に当てがうと共に、上記枕木(29)をやはりボックス本体(25)の内側から複数の長いボルト(31)によって、上記座金(30)のネジ孔(32)へ螺合締結するのである。
そうすれば、上記短いボルト(28)と長いボルト(31)との何れも、ボックス本体(25)の内側からでなければ、工具を使って回動操作することができないため、その閉蓋された制御ボックス(C)を、箱罠(T)へ盗難のおそれがない状態に固定維持することができることとなる。(33)は上記ボックス本体(25)とその開閉蓋(26)との閉合片(34)へ、抜き差し自在に差し込み貫通された南京錠などの錠前であり、これによる施錠も盗難防止に役立つ。
但し、上記座金(30)のネジ孔(32)に対する長いボルト(31)の螺合締結に代えて、そのボックス本体(25)の枕木(29)を箱罠(T)の上面における交錯線条材(10)へ、図外の結束線材などによって巻き付け固定しても良く、その箱罠(T)への取り付け固定手段は適当に選定することができる。
上記制御ボックス(C)の就中ボックス本体(25)には図2~4から明白なように、上記トリガー(2)のアクチュエーター(モーター)(3)を初め、その直流電源のバッテリ(18)、マイクロコントローラー(制御装置又は電気制御回路基板)(7)、操作板(35)、焦電型赤外線センサー(4)並びに反射型フォトセンサー(5)が内蔵設置されている。
その場合、図示実施形態の操作板(35)は倒立L字形の金属板から成り、その水平板片(35a)の下面(裏側)にマイクロコントローラー(7)が付属一体化されていると共に、同じく金属板の垂直板片(35b)に面ファスナー(36)などの固定具を介して、上記バッテリ(18)が着脱自在に貼り付けられている。
(37)は上記ボックス本体(25)内の底面に固定設置された取付台盤であって、合板や合成樹脂板などの電気絶縁材から成り、これに上記トリガー(2)のアクチュエーター(モーター)(3)や操作板(35)、焦電型赤外線センサー(4)、反射型フォトセンサー(5)が取り付けられている。
その反射型フォトセンサー(5)は図8のような投光部(5a)と受光部(5b)とを備えた反射型(好ましくは反射ミラーの不要な直接/拡散反射型)のフォトセンサー(光電スイッチ)として、焦電型赤外線センサー(4)と同じく上記取付台盤(37)へ下向き状態に埋設されている。(38)(39)はその赤外線センサー(4)とフォトセンサー(5)に対応位置する一対の光透過孔であり、上記ボックス本体(25)の底面に開口分布されている。(40)は上記バッテリ(18)を受け持つクッション座である。
また、上記操作板(35)には図5のブロック図に示すような動作時間を設定する1日/昼/夜切替えロータリスイッチ(ダイヤル)(41)や、後述する餌付け/捕獲モード切替えスイッチ(42)、餌付け状態確認ボタン(43)が並列設置されている。
他方、上記制御ボックス(C)のボックス本体(25)には外部から操作できる電源スイッチ(44)と、照度センサー(明暗センサー)(45)並びに餌付け状態表示ランプ(LED)(46)などが並列設置されている。その電源スイッチ(44)と上記焦電型赤外線センサー(4)並びに反射型フォトセンサー(5)は、図5のブロック図に示す如く、すべてマイクロコントローラー(7)に接続配線されているが、その電気配線は図示省略してある。尚、照度センサー(45)はその照度(明るさ)を検知した出力信号に基いて、上記ロータリスイッチ(41)における夜の操作状態を自ずとスイッチオンさせるものである。
上記焦電型赤外線センサー(4)は有害動物(A)の動き(受光する熱線量の変化)に反応して、その箱罠(T)に対する有害動物(A)の侵入状態(箱罠内に侵入した有害動物の存在)を検知するものであり、図示の実施形態ではこれを箱罠(T)の上面に固定設置しているが、箱罠(T)の囲い壁面や出入口(1)の付近に固定設置しても良く、また箱罠(T)から離れた適当な個所に据え付けてもさしつかえない。
更に、上記マイクロコントローラー(7)はCPU(47)とその動作プログラムを記憶したROM(48)、CPU(47)のワークメモリとして機能するRAM(49)並びに不揮発性メモリ(50)などを内蔵した集積回路であり、その不揮発性メモリ(50)へデータ書き込みやこれからのデータ読み出しが、CPU(47)によって行われるようになっている。
その場合、ユーザーは上記操作板(35)の餌付け状態確認ボタン(43)を押して、不揮発性メモリ(50)に書き込まれている餌付け状態のデータ(マイクロコントローラーが反射型フォトセンサーから有害動物の大きな個体検知出力信号を受けた回数や時刻などのデータ)を読み出して確認することができ、そうすれば餌付け状態表示ランプ(LED)(46)が点灯する。尚、上記餌付け状態のデータはこれを不揮発性メモリ(50)に代えて、バッテリ(18)でバックアップされたRAM(49)へ書き込み格納するようにしても良い。
上記焦電型赤外線センサー(4)が図7のフローチャートに示す如く、箱罠(T)に対する有害動物(A)の侵入状態(箱罠内へ侵入した有害動物の存在)を検知すると、その出力信号を受けた上記マイクロコントローラー(7)の就中CPU(47)が、反射型フォトセンサー(5)を起動(スイッチオン)するようになっている。
そして、その反射型フォトセンサー(5)は図8のように箱罠(T)の上面から上記有害動物(A)に投光し、その反射光を受けることにより、有害動物(A)までの距離(Y)を測定して、その個体の大きさ(サイズ)(背丈)を検知する。
つまり、測定した距離(Y)が短かければ、上記箱罠(T)の底面又は地面(GL)からの背丈が高い大きな個体であることを意味するため、その捕獲したい大きさの最小数値を予め設定しておくことにより、これよりも大きな目的の個体だけを確実に捕獲することができる。
その場合、捕獲したい大きさの目標数値を例えば有害動物の種別などに応じて、予め大小調整した状態に正しく設定しておいたとしても、使用中箱罠(T)の内部に餌の残りが堆積すると、それだけ地面(GL)が次第に盛り上がって、その設定された目標数値が狂う(変化する)ため、目標数値よりも小さい個体を捕獲してしまうおそれがある。
その予防対策として、図7のように反射型フォトセンサー(5)の電源ONした初期動作時に、予め地面(GL)までの距離(H)を自動測定し、その測定した一定距離を不変の設定値(基準値)(H)として確保し、これと反射型フォトセンサー(5)により有害動物(A)までの距離(Y)を測定した数値とを比較して、その捕獲したい個体の大きさを決めることが好ましい。
何れにしても、上記反射型フォトセンサー(5)が予め設定された大きさ(サイズ)以上の個体を検知すると、その出力信号を受けた上記マイクロコントローラー(7)の就中CPU(47)がトリガー(2)のアクチュエーター(モーター)(3)を、そのトリガー(2)の解放するように作動制御して、箱罠(T)の出入口(1)を閉扉状態に保ち、その有害動物(A)の大きな個体を捕獲するのである。
このような捕獲モードの運用では、箱罠(T)の内部へ侵入した有害動物(A)が反射型フォトセンサー(5)からの投光を感知して、その内奥部へ侵入することを躊躇したり、箱罠(T)から外部へ逃げ出したりするおそれがあるため、その有害動物(A)の警戒心を解くために、次の特別な餌付けモードが用意されてもいる。
つまり、上記制御ボックス(C)の操作板(35)上に設置されている餌付け/捕獲モード切替えスイッチ(42)を、上記捕獲モードから餌付けモードへ切り替えて、その餌付けモードでの運用を行うと、図9のフローチャートに示す如く、焦電型赤外線センサー(4)が箱罠(T)に対する有害動物(A)の侵入状態を第1次的に検知し、その検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(7)により起動(スイッチオン)された反射型フォトセンサー(5)が、上記有害動物(A)までの距離(Y)を測定して、その個体が予め設定された大きさ以上であると第2次的に検知しても、そのフォトセンサー(5)の検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(7)の就中CPU(47)は上記アクチュエーター(モーター)(3)を、そのトリガー(2)の解放するように作動制御せず、上記フォトセンサー(5)の検知出力信号を受けた回数や時刻など餌付け状態のデータだけを、その不揮発性メモリ(50)又はRAM(49)へ書き込み格納するようになっている。
尚、上記フォトセンサー(5)の検知した有害動物(A)の個体が、予め設定された大きさ以下である時には、そのメモリ(50)(49)に対するデータの書き込みも行われず、操作板(35)上の1日/昼/夜切替えローリスイッチ(ダイヤル)(41)により予め設定された動作時間中、その有害動物(A)における個体の大きさ検知作用を続行する。
つまり、餌付けモードでの運用中、有害動物(A)としては反射型フォトセンサー(5)の投光を受けるも、上記アクチュエーター(モーター)(3)がトリガー(2)の解放するように作動せず、箱罠(T)の出入口(1)は閉扉状態にならないため、安心して食餌することができ、次第に慣れ親しむこととなる。ユーザーにとっては有害動物(A)の捕獲上有効な餌付け状態を得られるのである。
そこで、ユーザーは自分の好都合な日時に、上記箱罠(T)が据え付けられた現地へ行き、その制御ボックス(C)の操作板(35)上に並ぶ餌付け状態確認ボタン(43)を押して、マイクロコントローラー(7)の不揮発性メモリ(50)又はRAM(49)に書き込み記憶されている上記データを読み出す。
そうすれば、有害動物(A)における目的の大きな個体が上記反射型フォトセンサー(5)によって検知されていた場合、マイクロコントローラー(7)の餌付け状態表示ランプ(LED)(46)が点灯するため、ユーザーとしてはこれに基き、上記餌付け/捕獲モード切替えスイッチ(42)を捕獲モードへ切り替えて、引き続き捕獲モードでの運用を行えば良い。
但し、上記餌付け状態表示ランプ(LED)(46)が点灯しても、すぐに捕獲モードへ切り替えず、餌付けモードでの運用を繰り返し行っても勿論良い。このような餌付けモードでの運用繰り返しは、ユーザーの都合や希望などに応じて決めることができるため、著しく便利である。
尚、餌付け状態表示ランプ(LED)(46)が点灯しない時には、その箱罠(T)の据え付け現地には予め設定された動作時間中、有害動物(A)の大きな個体が居なかったことを意味するため、そのままに言わば放置して、上記餌付けモードでの運用を続行する。
次に、図10~16は本発明の第2実施形態を示しており、これでは箱罠(檻)(T)の上面へ第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)を、有害動物(A)の侵入方向(F)に沿い並列する前後一対として固定設置している。
そして、焦電型赤外線センサー(4)がやはり有害動物(A)の侵入状態を検知した出力信号に基いて第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)を起動(スイッチオン)させ、その起動中に両反射型フォトセンサー(5)(6)が同時に反応して、その何れも有害動物(A)への投光により有害動物(A)までの距離(Y1)(Y2)を各々測定したときには、これにより検知された有害動物(A)が、上記第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)の前後相互間隔距離(L)よりも胴長さの長い大きな個体であるとみなして、その両反射型フォトセンサー(5)(6)からの検知出力信号を受けた上記マイクロコントローラー(7)の就中CPU(47)がトリガー(2)のアクチュエーター(モーター)(3)を、そのトリガー(2)の解放するように作動制御し、やはり目的とする大きな個体だけを捕獲できるようになっている。
第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)は何れも上記第1実施形態の反射型フォトセンサー(5)と同じものであり、その第1反射型フォトセンサー(5)は図11から明白なように、上記制御ボックス(C)内の取付台盤(37)へ焦電型赤外線センサー(4)と同じく下向き状態に埋設されている。
これに対して、第2反射型フォトセンサー(6)は上記制御ボックス(C)と別個なセンサーボックス(S)内の取付台盤(37a)へ、やはり下向き状態に埋設されている。そのセンサーボックス(S)も上記制御ボックス(C)とほぼ同じ構成として、ボックス本体(25a)とその開閉蓋(26a)とから比較的小型のほぼ直方体に作成されており、そのボックス本体(25a)の底面が上記箱罠(T)の上面へ、やはた盗難のおそれがない状態に取り付け固定されている
尚、そのセンサーボックス(S)内の第2反射型フォトセンサー(6)が図12のブロック図に示す如く、上記制御ボックス(C)内の第1反射型フォトセンサー(5)やマイクロコントローラー(7)などと電気的に接続配線されていることは言うまでもない。(8)は上記制御ボックス(C)とセンサーボックス(S)との前後相互間を電気的に接続する適当な長さのケーブルである。
何れにしても、上記第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)は図10~13のように、その各別な制御ボックス(C)とセンサーボックス(S)を介して箱罠(T)の上面へ、その箱罠(T)の出入口(1)から侵入する有害動物(A)の侵入方向(前後方向)(F)に沿い並列する前後一対として固定設置されており、その何れも有害動物(A)へ投光して、有害動物(A)までの距離(Y1)(Y2)を各々測定することにより、その有害動物(A)の大きさ(サイズ)を検知するようになっている。
但し、その有害動物(A)における個体の大きさは上記第1実施形態と異なり、その背丈の高さによって検知(決定)せず、前後一対の第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)が同時に反応して、有害動物(A)からの反射光を受けることにより、その胴長さの長短によって検知(決定)するようになっている。
つまり、箱罠(T)内に餌の残りが堆積すると、それだけ地面(又は箱罠の底面)(GL)が次第に盛り上がることになる結果、有害動物(A)の背丈によって捕獲目標とする個体の大きさを設定すると、その設定数値が狂う(変化する)ため、上記第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)の前後相互間隔距離(L)を有害動物(A)の種別やその捕獲したい個体の大きさ(胴長さ)などに応じて、予め長く又は短く設定しておくことにより、その両反射型フォトセンサー(5)(6)が同時に反応して、有害動物(A)からの反射光を受ければ、これによって検知された有害動物(A)は、上記前後相互間隔距離(L)よりも長い胴長さを備えた目標の大きな個体であるとみなすのである。
更に言えば、第2実施形態の場合図14、15から明白なように、第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)の電源ONした初期動作時に、予め地面(GL)までの距離(H)を自動測定し、その測定した一定距離(H)を言わば不変の測定値(基準値)(H)として確保しておくのであり、そうすれば第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)により有害動物(A)までの距離(Y1)(Y2)を測定した数値は、必ずその設定値(基準値)(H)以下となるため、上記両反射型フォトセンサー(5)(6)の同時反応により有害動物(A)の捕獲すべき大きさ(胴長さ)を検知した結果に基いて、その捕獲すべき個体の大きさを決めることができる。
そして、その両反射型フォトセンサー(5)(6)の検知出力信号を受けた上記マイクロコントローラー(7)の就中CPU(47)により、トリガー(2)のアクチュエーター(モーター)(3)がそのトリガー(2)を解放(引き戻し後退)すべく作動制御し、上記箱罠(T)における出入口(1)の開閉扉(D)を瞬時に落下させて、その有害動物(A)の目標とする大きな個体だけを捕獲するのである。
このような第2実施形態の捕獲モードでも、反射型フォトセンサー(5)(6)を採用して有害動物(A)へ投光しているため、上記第1実施形態のそれと同等以上の心配があり、その予防に必要な特別の餌付けモードがやはり設けられている。
つまり、上記制御ボックス(C)の操作板(35)上に設置されている餌付け/捕獲モード切替えスイッチ(42)を、上記捕獲モードから餌付けモードへ切り替えて、その餌付けモードでの運用を行うと、図16のフローチャートに示す如く、焦電型赤外線センサー(4)が箱罠(T)に対する有害動物(A)の侵入状態を第1次的に検知し、その検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(7)により起動(スイッチオン)された第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)が、上記有害動物(A)までの距離(Y1)(Y2)を測定して、その個体が予め設定された大きさ以上であると第2次的に検知しても、その両反射型フォトセンサー(5)(6)の検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(7)の就中CPU(47)は上記アクチュエーター(モーター)(3)を、そのトリガー(2)の解放するように作動制御せず、上記両反射型フォトセンサー(5)(6)から有害動物の大きな個体検知出力信号を受けた回数や時刻など餌付け状態のデータだけを、その不揮発性メモリ(50)又はRAM(49)へ書き込み格納するようになっている。
尚、上記両反射型フォトセンサー(5)(6)の検知した有害動物(A)の個体が、予め設定された大きさ以下である時には、そのメモリ(50)(49)に対するデータの書き込みも行われず、操作板(35)上の1日/昼/夜切替えローリスイッチ(ダイヤル)(41)により予め設定された動作時間中、その有害動物(A)における個体の大きさ検知作用を続行する。
つまり、餌付けモードでの運用中、有害動物(A)としては第1、2反射型フォトセンサー(5)(6)の投光を受けるも、上記アクチュエーター(モーター)(3)がトリガー(2)の解放するように作動せず、箱罠(T)の出入口(1)は閉扉状態にならないため、安心して食餌することができ、次第に慣れ親しむこととなる。ユーザーにとっては有害動物(A)の捕獲上有効な餌付け状態を得られるのである。
そこで、ユーザーは自分の捕獲スケジュール(日程)に基いて、上記箱罠(T)が据え付けられた現地へ行き、その制御ボックス(C)の操作板(35)上に並ぶ餌付け状態確認ボタン(43)を押して、マイクロコントローラー(7)の不揮発性メモリ(50)又はRAM(49)に書き込み記憶されている上記データを読み出す。
そうすれば、有害動物(A)における目的の大きな個体が上記両反射型フォトセンサー(5)(6)によって検知されていた場合、マイクロコントローラー(7)の餌付け状態表示ランプ(LED)(46)が点灯するため、ユーザーとしてはこれに基き、上記餌付け/捕獲モード切替えスイッチ(42)を捕獲モードへ切り替えて、引き続き捕獲モードでの運用を行えば良い。
但し、上記餌付け状態表示ランプ(LED)(46)が点灯しても、すぐに捕獲モードへ切り替えず、餌付けモードでの運用を繰り返し行っても勿論良い。その餌付けモードでの運用繰り返しは、ユーザーの都合や希望などに応じて自由に決めることができる。
尚、餌付け状態表示ランプ(LED)(46)が点灯しない時には、その箱罠(T)の据え付け現地には予め設定された動作時間中、有害動物(A)の大きな個体が居なかったことを意味するため、そのままに言わば放置して、上記餌付けモードでの運用を続行する。
上記第1、2実施形態の自動捕獲装置では何れも有害動物(A)の捕獲モードと餌付けモードに、その運用上の優先順序がなく、ユーザーとしてはいつでもモード切替えスイッチ(42)を操作して、その運用モードを希望どおりの自由に切り替えることができる。
例えば、ユーザーが自分の都合上箱罠(T)の据付け現場へ出向くことができない間には、捕獲モードでの運用を行わず、餌付けモードの運用を繰り返して、その運用中有害動物(A)を餌付け状態に慣れさせたり、或いは従来どおりに捕獲モードでの運用だけを行ったりする使い方も可能である。
但し、必ず餌付けモードでの運用を優先するため、その餌付けモードでの運用中にマイクロコントローラー(7)が上記不揮発性メモリ(50)又はRAM(49)に書き込み格納した餌付け状態のデータ(マイクロコントローラーが上記反射型フォトセンサーから有害動物の大きな個体検知出力信号を受けた回数や時刻などの各種データ)を、ユーザーが餌付け状態確認ボタン(43)を押して読み出し確認しなければ、上記モード切替えスイッチ(42)を捕獲モードへ切り替えて、その捕獲モードでの運用を行えない(マイクロコントローラーが上記開閉扉のトリガーを解放すべく作動制御しない)ように設定することが好ましい。
つまり、操作板(35)上の餌付け状態確認ボタン(43)を押すという特別な操作の必要性により、餌付けモードでの運用を捕獲モードでのそれに優先して、反射型フォトセンサー(5)(6)の投光に対する有害動物(A)の警戒心を解き、箱罠(T)の内部とその餌に慣れさせてから捕獲することにより、その目的とする大きな個体の捕獲成果を向上させる趣旨である。
(1)・・・出入口
(2)・・・トリガー
(3)・・・アクチュエーター(モーター)
(4)・・・焦電型赤外線センサー
(5)・・・(第1)反射型フォトセンサー
(6)・・・第2反射型フォトセンサー
(7)・・・マイクロコントローラー
(11)・・・昇降ガイド支柱(開口枠)
(15)・・・扉吊持ワイヤー
(18)・・・バッテリ
(24)・・・電子トリガー
(25)(25a)・・・ボックス本体
(26)(26a)・・・開閉蓋
(35)・・・操作板
(37)(37a)・・・取付台盤
(38)(39)(39a)・・・光透過孔
(41)・・・ロータリスイッチ(ダイヤル)
(42)・・・餌付け/捕獲モード切替えスイッチ
(43)・・・餌付け状態確認ボタン
(44)・・・電源スイッチ
(45)・・・照度センサー
(46)・・・餌付け状態表示ランプ
(47)・・・CPU
(48)・・・ROM
(49)・・・RAM
(50)・・・不揮発性メモリ
(A)・・・有害動物
(C)・・・制御ボックス
(D)・・・開閉扉
(S)・・・センサーボックス
(T)・・・箱罠(檻)
(F)・・・有害動物の侵入方向(前後方向)
(H)・・・地面までの測定距離(設定値)
(L)・・・第1、2反射型フォトセンサーの前後相互間隔距離
(Y)(Y1)(Y2)・・・有害動物までの測定距離

Claims (3)

  1. 箱罠と、その出入口の昇降可能な開閉扉と、その開閉扉を上記箱罠の出入口から上昇した開扉状態に仮り止め保持するトリガーと、そのトリガーを解放して上記出入口の閉扉状態に作動制御するマイクロコントローラーと、上記箱罠に対する有害動物の侵入状態を検知する焦電型赤外線センサーと、その侵入した有害動物へ上記箱罠の上面から投光することにより、その有害動物までの距離を測定する反射型フォトセンサーとを備え、
    上記焦電型赤外線センサーが有害動物の侵入状態を検知した出力信号に基き、上記反射型フォトセンサーを起動させ、そのフォトセンサーからの投光を上記有害動物へ当てて、その有害動物までの距離を測定することにより検知した有害動物の個体が、予め設定された大きさ以上であるときに、そのフォトセンサーの検知出力信号に基いて上記マイクロコントローラーが開閉扉のトリガーを解放すべく作動制御する有害動物の自動捕獲装置において、
    そのマイクロコントローラーが上記反射型フォトセンサーの検知出力信号を受けて、開閉扉のトリガーを解放すべく作動制御する有害動物の捕獲モードのほかに、上記フォトセンサーの検知出力信号を受けても、そのマイクロコントローラーが開閉扉のトリガーを解放すべく作動制御しない有害動物の餌付けモードを設けて、
    その捕獲モードと餌付けモードとを操作板上にあるモード切替えスイッチの切替え操作により、その餌付けモードの運用中において有害動物を上記反射型フォトセンサーからの投光に慣れさせるように定め、
    その餌付けモードの運用中には上記マイクロコントローラーが反射型フォトセンサーから有害動物における大きな個体の検知出力信号を受けた回数や時刻など餌付け状態のデータだけを、そのマイクロコントローラーのメモリに格納すると共に、
    そのデータをユーザーが読み出し確認すべく、操作板上の餌付け状態確認ボタンを押せば、上記反射型フォトセンサーによって有害動物における大きな個体が検知されていた場合だけ、マイクロコントローラーの餌付け状態表示ランプが点灯するように定めたことを特徴とする有害動物の自動捕獲装置。
  2. 反射型フォトセンサーを有害動物の侵入方向に沿い並列する前後一対として、しかもその前後相互間隔距離が有害動物における捕獲したい個体の大きさに応じて予め長く又は短く設定された間隔距離として、箱罠の上面に固定設置し、
    焦電型赤外線センサーが有害動物の侵入状態を検知した出力信号に基いて起動される両反射型フォトセンサーが、その起動中に同時に反応して何れも有害動物への投光により有害動物までの距離を測定したとき、これにより検知された有害動物の個体をその胴長さが上記両反射型フォトセンサーの前後相互間隔距離よりも長い大きな個体であるとみなすように定めたことを特徴とする請求項1記載の有害動物の自動捕獲装置。
  3. 餌付けモードの運用中にマイクロコントローラーがメモリに格納した餌付け状態のデータを、ユーザーがそのマイクロコントローラーのメモリから読み出し確認すべく、操作板上の餌付け状態確認ボタンを押さなければ、捕獲モードの運用を行うことができないように設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の有害動物の自動捕獲装置。
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