JP7071647B2 - 音像定位装置、音像定位方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
本技術は、音像定位装置、音像定位方法、およびプログラムに関し、特に、スピーカ本体ではなく任意の位置に仮想的な音源を生成する演出効果をもつ音響再生技術に関する。
近年、パブリックビューイングや家庭において、スピーカを複数配置した再生方式が広まっている。また3D映像・ワイド映像などの映像技術が広まるとともに、音響に関してもスピーカ本体ではなく任意の位置に仮想的な音源を生成することで、より高い臨場感の感じられる再生を実現する取り組みが行われている。特に、超音波を利用した鋭い指向性を持つスピーカや、通常のスピーカを複数並べて構成したスピーカアレイを用いた指向性制御により、音の指向性を制御し、音を壁面に反射させることで仮想的なスピーカを形成するといったことが行われている。一般的に、超音波スピーカは超音波を可聴音に復調しているため、復調の際に歪みが発生することで音質を劣化させ、特に高音域の再生が困難となる。音楽など様々なコンテンツを再生することを考えると、高音質、かつ広い周波数帯域での再生が可能な指向性再生が求められる。
(指向性制御技術)
以下、指向性制御技術について説明する。指向性制御技術は、スピーカを複数個並べたスピーカアレイの周囲に制御点を配置し、スピーカから制御点までの伝達の特性を基に、各スピーカの振幅、位相を制御するフィルタを設計し、当該フィルタを入力信号に適用することで、スピーカから強く音が伝播する方向、または音が伝播しない方向を制御する技術である。
以下、指向性制御技術について説明する。指向性制御技術は、スピーカを複数個並べたスピーカアレイの周囲に制御点を配置し、スピーカから制御点までの伝達の特性を基に、各スピーカの振幅、位相を制御するフィルタを設計し、当該フィルタを入力信号に適用することで、スピーカから強く音が伝播する方向、または音が伝播しない方向を制御する技術である。
代表的な手法として、最小二乗法による指向性制御のフィルタ設計がある。図7に最小二乗法による指向性制御のフィルタ設計を説明するための観測系を示す。各スピーカに対応する指向性制御のフィルタを格納したベクトルをw(ω)=[w1(ω),w2(ω),…,wL(ω)]Tとし、各制御点で観測される信号をdO(ω)=[dO
1(ω),dO
2(ω),…,dO
M(ω)]Tとすると、信号dO(ω)は以下のように表される。
(反射板を用いた指向性制御技術)
音の反射を用いて仮想的なスピーカを作り出す音響再生技術に対して、特許文献1に基づく手法は、指向性スピーカからの放射音と反射板からの反射音の総和が任意の点で最大になるように指向性を制御し、局所再生を実現している。
音の反射を用いて仮想的なスピーカを作り出す音響再生技術に対して、特許文献1に基づく手法は、指向性スピーカからの放射音と反射板からの反射音の総和が任意の点で最大になるように指向性を制御し、局所再生を実現している。
(罰則項によるフィルタゲイン抑圧)
音の指向性を制御するフィルタを設計する際に、フィルタからの出力音源に影響を与えるフィルタゲインが含まれた形でフィルタが算出される。ここで、ある角周波数ωにおけるl番目のスピーカに対応するフィルタゲインFl gain(ω)は以下のように定義する。
音の指向性を制御するフィルタを設計する際に、フィルタからの出力音源に影響を与えるフィルタゲインが含まれた形でフィルタが算出される。ここで、ある角周波数ωにおけるl番目のスピーカに対応するフィルタゲインFl gain(ω)は以下のように定義する。
最小二乗法による指向性制御のフィルタを例に、罰則項が用いられた際の指向性制御のフィルタを考える。式(3)の目的関数Jに罰則項を用いると、以下のようになる。
(指向性制御と音の壁面反射を用いた音像定位システム)
図8に音の指向性の反射を用いた音像定位のイメージ図を示す。図8中の符号100はスピーカアレイ、符号101は仮想的なスピーカ、符号102は天井や壁、符号103は直接音、符号104は反射音、符号105は受聴点を示している。非特許文献2に基づく方法は、正多面体スピーカの指向性再生により、図8のように天井に音を反射させることで上方への音像定位を実現している。その際、正規化マッチドフィルタを用いて広い周波数帯域であり、かつ音質を保持した指向性を形成している。
図8に音の指向性の反射を用いた音像定位のイメージ図を示す。図8中の符号100はスピーカアレイ、符号101は仮想的なスピーカ、符号102は天井や壁、符号103は直接音、符号104は反射音、符号105は受聴点を示している。非特許文献2に基づく方法は、正多面体スピーカの指向性再生により、図8のように天井に音を反射させることで上方への音像定位を実現している。その際、正規化マッチドフィルタを用いて広い周波数帯域であり、かつ音質を保持した指向性を形成している。
図9に正規化マッチドフィルタを設計する際の観測系を示す。正規化マッチドフィルタは、入力音響信号がスピーカから放射され、目標とした任意の制御点にて観測されるとき、観測される信号と入力音響信号とが一致するフィルタを与えることにより得られる。したがって、正規化マッチドフィルタにおけるl番目のスピーカに与える駆動信号Wl(ω)は、周波数領域で以下の式で設計できる。
また非特許文献2では、上方への音像の定位に関して、壁面からの反射音とスピーカからの直接音との間に5dBよりも大きい音圧差があれば反射音方向に音像が定位することを実験的に確認している。
Marinus M. Boone,Wan-Ho Cho,Jeong-Guon Ih, "Design of a Highly Directional Endfire Loudspeaker Array", Journal of the Audio Engineering Society 57.5 (2009): 309-325.
Hiroo Sakamoto, Yoichi Haneda, "Sound Localization of Beamforming-Controlled Reflecte Sound from Ceiling in Presence of Direct Sound", in 144th Audio Engineering Society Convension paper 9949, 2018, May.
非特許文献2によると、壁面からの反射音とスピーカからの直接音の差が5dBより大きい場合、上方への音像の定位が可能であることが確認されている。そのため、スピーカからの直接音を抑圧しつつ、高音質、かつ広い周波数帯域からなる指向性のある音を形成する必要がある。しかし、従来の一般的な手法を用いた指向性制御では実現が困難である。
非特許文献2に記載の手法では、高音質であり、かつ広い周波数帯域を用いた指向性再生を実現している。しかし、この手法は意図して指向性を設計している手法ではないため、指向性を形成することは可能ではあるが、任意の指向特性を与えることができないという課題がある。
広い周波数帯域に対して指向性制御のフィルタを設計する場合、フィルタを設計することは可能ではあるが、低域のフィルタゲインが大きくなるため再生することが困難なフィルタが計算される。それに対して非特許文献1は、フィルタゲインを抑圧する罰則項を用いることでフィルタゲインを抑圧している。罰則項の重みである正則化パラメータは、周波数ごとの所望の指向特性の再現度とフィルタゲインの大きさを基に、実験的に全ての周波数に対して同じ値を用いている。全周波数で同じ正則化パラメータを用いる場合、周波数ごとに最適なパラメータを与えられないという課題がある。また、各周波数ごとに正則化パラメータを決定する場合、用いる周波数の数だけ設定する必要があり実験的に設定するのは困難である。加えて、所望の指向特性の再現性とフィルタゲインの大きさはトレードオフの関係であるため、最適なパラメータを設定するのが困難であるといった課題がある。
本発明は、上述した従来の技術に鑑み、仮想的なスピーカが広い周波数を取り扱え、かつ高音質な再生が可能になる音像定位装置、音像定位方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
第1の態様に係る発明は、音像定位装置であって、所望の指向特性から指向性制御フィルタを算出する指向性制御フィルタ設計部と、前記指向性制御フィルタ設計部により算出された指向性制御フィルタに対し補正を行うフィルタ係数補正部と、入力音響信号と前記フィルタ係数補正部により補正された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算部とを有し、前記指向性制御フィルタ設計部、および前記フィルタ係数補正部により、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出すことを要旨とする。
第2の態様に係る発明は、第1の態様に係る発明において、前記フィルタ係数補正部は、各周波数におけるフィルタ係数の絶対値であるフィルタゲインが一定となるように算出することを要旨とする。
第3の態様に係る発明は、音像定位装置であって、所望の指向特性から目的関数を設定する目的関数設定部と、線形、または非線形制約を設定する制約設定部と、前記目的関数設定部により設定された目的関数、および前記制約設定部により設定された制約から最適なフィルタ係数を算出する最適化部と、入力音響信号と前記最適化部により算出された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算部とを有し、前記目的関数設定部、前記制約設定部、および前記最適化部により、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出すことを要旨とする。
第4の態様に係る発明は、第3の態様に係る発明において、前記制約設定部は、各周波数におけるフィルタゲインの値が一定となるような制約、および所望の指向特性から指向特性に関する制約のうちの少なくとも1つを設定することを要旨とする。
第5の態様に係る発明は、音像定位方法であって、所望の指向特性から指向性制御フィルタを算出する指向性制御フィルタ設計ステップと、前記指向性制御フィルタ設計ステップで算出された指向性制御フィルタに対し補正を行うフィルタ係数補正ステップと、入力音響信号と前記フィルタ係数補正ステップで補正された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算ステップとを有し、前記指向性制御フィルタ設計ステップ、および前記フィルタ係数補正ステップで、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出すことを要旨とする。
第6の態様に係る発明は、音像定位方法であって、所望の指向特性から目的関数を設定する目的関数設定ステップと、線形、または非線形制約を設定する制約設定ステップと、前記目的関数設定ステップで設定された目的関数、および前記制約設定ステップで設定された制約から最適なフィルタ係数を算出する最適化ステップと、入力音響信号と前記最適化ステップで算出された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算ステップとを有し、前記目的関数設定ステップ、前記制約設定ステップ、および前記最適化ステップで、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出すことを要旨とする。
第7の態様に係る発明は、第1または第2の態様に係る音像定位装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであることを要旨とする。
第8の態様に係る発明は、第3または第4の態様に係る音像定位装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであることを要旨とする。
本発明によれば、仮想的なスピーカが広い周波数を取り扱え、かつ高音質な再生が可能になる音像定位装置、音像定位方法、およびプログラムを提供することが可能である。
以下、図面を用いて発明を実施するための最適な実施形態を説明する。
(概要)
上記で述べた通り、一般的な手法による指向性制御を用いて音響ビームを生成し、これを壁面に反射させ仮想的なスピーカを生成することは、周波数帯域、および音質の面で困難である。仮想的に生成するスピーカが一つのスピーカとして広い周波数を取り扱え、かつ高音質である必要がある。
上記で述べた通り、一般的な手法による指向性制御を用いて音響ビームを生成し、これを壁面に反射させ仮想的なスピーカを生成することは、周波数帯域、および音質の面で困難である。仮想的に生成するスピーカが一つのスピーカとして広い周波数を取り扱え、かつ高音質である必要がある。
本発明の実施形態では、非特許文献1のように罰則項を用いてフィルタゲインを抑圧するのではなく、非特許文献2のように全ての周波数帯域でフィルタゲインが等しくなるように拘束しつつ、所望の指向特性を生成可能な指向性制御のフィルタを設計し、図8のように壁面の反射を用いて仮想的なスピーカを生成する。
(実施形態1)
実施形態1では、最小二乗法のような手法により設計した指向性制御のフィルタに対して、フィルタゲインを拘束する補正を用いることで、広い周波数を取り扱え、かつ高音質な再生を可能とする指向性再生を実現する例である。
実施形態1では、最小二乗法のような手法により設計した指向性制御のフィルタに対して、フィルタゲインを拘束する補正を用いることで、広い周波数を取り扱え、かつ高音質な再生を可能とする指向性再生を実現する例である。
図1は、実施形態1における音像定位装置10の構成図であり、図2は、その動作を示すフローチャートである。実施形態1における音像定位装置10は、反射音による音像定位装置10であって、指向性制御フィルタ設計部11と、フィルタ係数補正部12と、畳み込み演算部13とを有する。もちろん、音像定位装置10は、その他の構成要素を有してもよい。例えば、図8に示される指向性制御フィルタを有してもよい。
指向性制御フィルタ設計部11は、入力した所望の指向特性から、基本となる指向性制御のフィルタを算出する(図2、ステップS11→S12)。ここで、所望の指向特性は式(1)のベクトルdに対応し、基本となる指向性制御フィルタは式(1)のベクトルwに対応する。この時、入力する所望の指向特性はスピーカとは特に関係なく、制御点に対応するものであり、本装置の外部で任意に設定される(例として、後述の図3、図4。制御点が10度刻みに円状にスピーカの周囲に36点ある場合、所望特性dは36行1列のベクトルになる)。基本となる指向性制御フィルタの算出に用いる手法は、基本となる指向性制御フィルタを用いた時に観測点で観測される指向特性と所望の指向特性との誤差が最小化される手法であればなんでも良いが、例えば最小二乗法などを用いることができる。
フィルタ係数補正部12は、入力した基本となる指向性制御のフィルタから、補正された指向性制御フィルタを算出する(図2、ステップS13)。フィルタ係数補正部12は、基本となる指向性制御フィルタに対し、各周波数におけるフィルタ係数の絶対値であるフィルタゲインが一定となるような補正を行い、補正された指向性制御フィルタを算出する。例えば、基本となる指向性制御フィルタのある周波数に着目し、それに対応するフィルタ係数を当該フィルタ係数の絶対値で除した上で事前に定めた定数で乗算する。この処理を着目する全ての周波数に対して実施することで、各周波数におけるフィルタゲインを一定にすることができる。
畳み込み演算部13は、入力した入力音響信号と、補正された指向性制御フィルタから出力音響信号を算出する(図2、ステップS14)。畳み込み演算部13は、入力音響信号に対して指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する。
出力音響信号をスピーカアレイから再生することにより、所望の指向特性に対応する音響信号を再生することができる。
(指向特性の設定方法)
図3に、明確に作りたい指向性の形状(指向特性)が決まっている場合を示す。ここでは、M個の制御点をもつ観測系を考える。例えば、制御点が10度刻みに円状にスピーカの周囲に36点ある場合、所望特性dは36行1列のベクトルになる。このような場合、図3に示すように、d(ω)=[d1,d2,d3,…,dM-2,dM-1,dM]Tが所望の指向特性になる。
図3に、明確に作りたい指向性の形状(指向特性)が決まっている場合を示す。ここでは、M個の制御点をもつ観測系を考える。例えば、制御点が10度刻みに円状にスピーカの周囲に36点ある場合、所望特性dは36行1列のベクトルになる。このような場合、図3に示すように、d(ω)=[d1,d2,d3,…,dM-2,dM-1,dM]Tが所望の指向特性になる。
図4に、明確に作りたい指向性の形状(指向特性)が決まっていない場合を示す。ここでは、「制御点1に聴かせたい人がいて、制御点2に聴かせたくない人がいる」というように、満たしてほしい条件はあるものとする。このような場合、制御点1で観測される音圧と、制御点2で観測される音圧との差を最大化(制御点1>制御点2)したいというのも所望の指向特性に入る。すなわち、この条件がモデル化されたものが所望の指向特性になる。
以上説明したように、実施形態1における音像定位装置10は、所望の指向特性から指向性制御フィルタを算出する指向性制御フィルタ設計部11と、指向性制御フィルタ設計部11により算出された指向性制御フィルタに対し補正を行うフィルタ係数補正部12と、入力音響信号とフィルタ係数補正部12により補正された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算部13とを有する。そして、指向性制御フィルタ設計部11、およびフィルタ係数補正部12により、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出す。これにより、仮想的なスピーカが広い周波数を取り扱え、かつ高音質な再生が可能になる音像定位装置10を提供することが可能である。
また、フィルタ係数補正部12は、各周波数におけるフィルタ係数の絶対値であるフィルタゲインが一定となるように算出するのが望ましい。これにより、所望の指向性再生を実現することが可能である。
なお、ここでは、「音響ビームを壁面、または天井に反射させる」と表現しているが、「壁面、または天井」の意味は広く解するものする。すなわち、「壁面、または天井」には、壁面や天井と同様、音響ビームを反射するその他のものが含まれる。
(実施形態2)
以下、実施形態2について説明する。なお、以下の説明では、実施形態1と異なる点を中心に説明することとし、実施形態1と同様の点については詳しい説明を省略する。
以下、実施形態2について説明する。なお、以下の説明では、実施形態1と異なる点を中心に説明することとし、実施形態1と同様の点については詳しい説明を省略する。
実施形態2では、目的関数として所望の指向特性を形成する関数を与え、制約としてフィルタゲインを一定の値に拘束する非線形等式制約を与える最適化問題を解きフィルタを設計することにより、所望の指向性再生を実現する例である。
図5は、実施形態2における音像定位装置20の構成図であり、図6は、その動作を示すフローチャートである。実施形態2における音像定位装置20は、目的関数設定部21と、制約設定部22と、最適化部23と、畳み込み演算部24とを有する。
目的関数設定部21は、入力した所望の指向特性から目的関数を設定する(図6、ステップS21→S22)。代表的な例として、式(3)で表される所望の指向特性dと制御点にて観測される指向特性dOとの誤差の二乗和である最小二乗誤差などを用いることができる。実施形態1と同様、所望の指向特性は装置外で設定される。
制約設定部22は、フィルタゲインに関する制約を設定する(図6、ステップS23)。加えて、入力した所望の指向特性から指向特性に関する制約を追加して設定することも可能である(図6、ステップS21→S23)。フィルタゲインに関する制約として、実施形態1と同様に各周波数におけるフィルタゲインの値を一定にする制約を与える。指向特性に関する制約の例として、目標方向以外への音の放射を抑圧する制約や、目標方向の周波数応答を一定にする制約などを用いることができる。
最適化部23は、入力した目的関数、制約の下、最適化を解くことで指向性制御のフィルタを算出する(図6、ステップS24)。最小二乗法を例に、フィルタゲイン、および目標方向の周波数応答を拘束した最適化問題を以下に示す。
畳み込み演算部24は実施形態1と同様なので省略する(図6、ステップS25)。
以上説明したように、実施形態2における音像定位装置20は、所望の指向特性から目的関数を設定する目的関数設定部21と、線形、または非線形制約を設定する制約設定部22と、目的関数設定部21により設定された目的関数、および制約設定部22により設定された制約から最適なフィルタ係数を算出する最適化部23と、入力音響信号と最適化部23により算出された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算部24とを有する。そして、目的関数設定部21、制約設定部22、および最適化部23により、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出す。これにより、仮想的なスピーカが広い周波数を取り扱え、かつ高音質な再生が可能になる音像定位装置20を提供することが可能である。
また、制約設定部22は、各周波数におけるフィルタゲインの値が一定となるような制約、および所望の指向特性から指向特性に関する制約のうちの少なくとも1つを設定するのが望ましい。これにより、所望の指向性再生を実現することが可能である。
なお、本発明は、このような音像定位装置10,20として実現することができるだけでなく、このような音像定位装置10,20が有する特徴的な機能部をステップとする音像定位方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD-ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
10…音像定位装置
11…指向性制御フィルタ設計部
12…フィルタ係数補正部
13…畳み込み演算部
20…音像定位装置
21…目的関数設定部
22…制約設定部
23…最適化部
24…畳み込み演算部
11…指向性制御フィルタ設計部
12…フィルタ係数補正部
13…畳み込み演算部
20…音像定位装置
21…目的関数設定部
22…制約設定部
23…最適化部
24…畳み込み演算部
Claims (8)
- 所望の指向特性から指向性制御フィルタを算出する指向性制御フィルタ設計部と、
前記指向性制御フィルタ設計部により算出された指向性制御フィルタに対し補正を行うフィルタ係数補正部と、
入力音響信号と前記フィルタ係数補正部により補正された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算部とを有し、
前記指向性制御フィルタ設計部、および前記フィルタ係数補正部により、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出すことを特徴とする音像定位装置。 - 前記フィルタ係数補正部は、各周波数におけるフィルタ係数の絶対値であるフィルタゲインが一定となるように算出することを特徴とする請求項1に記載の音像定位装置。
- 所望の指向特性から目的関数を設定する目的関数設定部と、
線形、または非線形制約を設定する制約設定部と、
前記目的関数設定部により設定された目的関数、および前記制約設定部により設定された制約から最適なフィルタ係数を算出する最適化部と、
入力音響信号と前記最適化部により算出された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算部とを有し、
前記目的関数設定部、前記制約設定部、および前記最適化部により、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出すことを特徴とする音像定位装置。 - 前記制約設定部は、各周波数におけるフィルタゲインの値が一定となるような制約、および所望の指向特性から指向特性に関する制約のうちの少なくとも1つを設定することを特徴とする請求項3に記載の音像定位装置。
- 所望の指向特性から指向性制御フィルタを算出する指向性制御フィルタ設計ステップと、
前記指向性制御フィルタ設計ステップで算出された指向性制御フィルタに対し補正を行うフィルタ係数補正ステップと、
入力音響信号と前記フィルタ係数補正ステップで補正された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算ステップとを有し、
前記指向性制御フィルタ設計ステップ、および前記フィルタ係数補正ステップで、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出すことを特徴とする音像定位方法。 - 所望の指向特性から目的関数を設定する目的関数設定ステップと、
線形、または非線形制約を設定する制約設定ステップと、
前記目的関数設定ステップで設定された目的関数、および前記制約設定ステップで設定された制約から最適なフィルタ係数を算出する最適化ステップと、
入力音響信号と前記最適化ステップで算出された指向性制御フィルタを畳み込み、出力音響信号を算出する畳み込み演算ステップとを有し、
前記目的関数設定ステップ、前記制約設定ステップ、および前記最適化ステップで、スピーカアレイを構成する各スピーカに対応するフィルタを算出し、スピーカアレイによる指向性制御を用いて音響ビームを作り出し、その音響ビームを壁面、または天井に反射させることで仮想的な音源を作り出すことを特徴とする音像定位方法。 - 請求項1または2に記載の音像定位装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項3または4に記載の音像定位装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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