JP5265412B2 - 音場制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音場制御装置に関わり、特に、入力信号を音響空間に放射する複数のスピーカ、前記複数のスピーカから放射された音声を集音する複数のマイクロホンを備え、各マイクロホンの出力信号に基づいて音場の音圧分布を制御する音場制御装置に関する。
一般に音響空間では、壁などによって反射波や定在波などが発生し、音波が相互干渉することによって、音響伝達特性が複雑に乱れる。特に、ガラスのような音が反射しやすいもので囲まれている車室内のような狭い空間では、反射波や定在波の影響が大きいため、音響伝達特性の乱れが音の聴取に与える影響は大きい。このような音響伝達特性の乱れを補正する技術としては、適応等化システムが知られている。適応等化システムによれば、任意の制御点で所定の音場空間を実現することができる。
図5は、オーディオ装置に適用される適応等化システムのブロック図である(特許文献1参照)。オーディオソース100は、ラジオチューナやCDプレイヤ等から構成されており、オーディオ信号u(n)を出力する。目標応答設定部116は、目標応答特性(インパルスレスポンス)Hが設定されており、オーディオソース100から出力されるオーディオ信号u(n)が入力されて、これに対応する目標応答信号d1(n)を出力する。マイクロホン106は、車室内音響空間の聴取位置(制御点)に設置されており、この観測点における音を検出して音楽信号d1′(n)を出力する。演算部107は、マイクロホン106から出力される音楽信号d1′(n)と目標応答設定部116から出力される目標応答信号d1(n)との誤差を演算して誤差信号e1(n)を出力する。適応信号処理装置101は、誤差信号e(n)のパワーが最小となるように信号y(n)を発生する。スピーカ104は、この適応信号処理装置101から出力される信号y(n)に応じた音を車室内音響空間に放射する。
目標応答設定部116の目標応答特性Hは、再現したい音場空間に対応する特性が設定されている。例えば、適応フィルタのタップ数の半分程度に相当する遅延時間をtとしたときに、この遅延時間tを有し、全オーディオ周波数帯域でフラットな特性(ゲイン1の特性)が設定されている。なお、この遅延時間tは音響系の逆特性を適応フィルタが精度良く近似するためのものであり、このような目標応答特性を有する目標応答設定部116は、FIR(Finite Impulse Response )型のデジタルフィルタの遅延時間tに対応するタップの係数を1に設定し、それ以外のタップの係数を0に設定することにより実現することができる。
適応信号処理装置101は、オーディオ信号u(n)が参照信号として入力されるとともに、上述した演算部107から出力される誤差信号e1(n)が入力されており、誤差信号e1(n)のパワーが最小となるように適応信号処理を行って信号y(n)を出力する。適応信号処理装置101は、LMS(Least Mean Square )アルゴリズム処理部122と、FIR型のデジタルフィルタ構成の適応フィルタ102と、オーディオ信号u(n)にスピーカ104から聴取位置までの音響伝搬系の伝搬特性(伝達特性)Cを畳み込んで適応信号処理に用いる参照信号を生成する信号処理フィルタ120aとを有している。
LMSアルゴリズム処理部122は、聴取位置における誤差信号e1(n)と信号処理フィルタ120aから出力される参照信号とが入力されており、これらの信号を用いて聴取位置における音楽信号d1′(n)が目標応答信号d1(n)と等しくなるように、LMSアルゴリズムを用いて次式
W(n+1)=W(n)+2μ・u(n)・C・e1(n)
により適応フィルタ102のタップ係数ベクトルWを設定する。適応フィルタ102は、設定されたタップ係数ベクトルWを用いてオーディオ信号u(n)に対してデジタルフィルタ処理を施して信号y(n)を出力する。
このような適応処理によって誤差信号e(n)のパワーが最小となるように適応フィルタ102のタップ係数ベクトルWが収束すれば、目標応答設定部116に設定した目標応答特性Hを有する空間で音楽を聴取した場合と同様の音楽の聴取が可能となる。
ところで、上述した適応等化システムは、制御点においては目標応答特性Hと同様の伝達特性で音楽を聴取することが可能となるが、制御点以外の特性については保証していない。このため、適応等化システムによって音響空間内の多くの位置で理想的な音楽の聴取を行おうとすると、制御点を多く設定し、これに対応して多くのスピーカ、マイクロホンが必要になる。図6は適応等化アルゴリズムにしたがって複数の制御点(多点)の特性を目標応答特性にする多点適応等化システムのブロック図であり、図5と同一部分には同一番号を付し、オーディオソース、スピーカ、マイクロホンなどは省略している。多点制御のため各部は各点に対応する信号を出力するように構成されている。
多点適応等化システムでは、制御音源としてのスピーカやマイクロホンを多く設置する必要があり、しかも適応フィルタ102の数も多くなり、回路規模や演算量の増大を招く問題がある。
そこで、少ないスピーカおよび適応フィルタによって音響空間全体にわたって伝達特性を補正することができるモード制御アルゴリズムに従った音場制御装置が提案されている(特許文献2)。この音場制御装置は、音響空間内の所定位置に複数のスピーカと複数のマイクロホンを設置し、各マイクロホンの出力信号に基づいて音圧分布をモード分解し、各モードのモード振幅が所定の値になるように制御する。すなわち、各モードのモード振幅を制御することにより、聴取位置が移動したときに音圧が大きく変化するようなモードの影響を少なくし、あるいは、打ち消すことができるため、特に制御点(聴取位置)を増やすことなく、少ないスピーカや適応フィルタによって音響空間全体にわたって伝達特性を補正し、平坦な音圧分布を実現する。
図7は、モードの振幅状態を示す図であり、(A)は0次モードの振幅状態、(B)は1次モードの振幅状態、(C)は2次モードの振幅状態、(D)は3次モードの振幅状態である。図8においてaで示すように、0次モードでは、音響空間の全体において同位相で振動するため、聴取位置に関係なく同じ音圧レベルでオーディオ音声の聴取が可能となる。しかし、1次モードではb、b′で示すように、その聴取位置によって音圧レベルが大きく変動する。したがって、音響空間に放射される音声内の1次モード成分が大きい場合には、これを小さくしたり、打ち消したりすることにより、聴取位置を移動させた場合であっても音響特性がほぼ均一な音場を実現することができる。また、2次以上の各モードについても同様であり、2次以上の次数成分が大きい場合には、その成分を小さくし、あるいは、打ち消すような制御を行う。なお、図8においてSPKは音源であるスピーカ、STF、STRは前座席、後座席である。
図9はモード制御アルゴリズムによる音場制御の説明図である。
音響空間のモードを制御するためには、音圧分布のモード分解を行う必要がある。図9に示すような内部にM個の音源(スピーカ)2を有する両端が閉じた一次元音場1の波動方程式は、以下に示す(1)式で与えられる。なお、一次元音場とは、音圧が所定の軸方向xのみに応じて変化する音場をいう。
Figure 0005265412
ここで、xはマイクロホンの位置を、ωは角周波数を、p(x,ω)は音圧を、qm はm番目のスピーカへの入力信号を、lm はm番目のスピーカの位置を、Mは全スピーカ数を、ξn′は第n′モードの壁面での減衰比を、N′は全モード数を、Lは音場の長さを、ωn′(=n′πc0 /L)は音場の固有各周波数を、ρ0 は空気密度を、c0 は音速を、δ(n′)はn′=0の時1でn′≠0の時0となるクロネッカのデルタ関数をそれぞれ示している。
また、(1)式において、
Figure 0005265412
Figure 0005265412
であり、an′(ω)は第n′モードの振幅であり、ψn′(x)は第n′モードの固有関数を示している。上述した(1)式において、p(x,ω)は一次元音場内におけるマイクロホンの距離xにおける音圧であるから、一次元音場内のK個の点(x1 ,x2 ,…,xK )にマイクロホンを設置した場合の各マイクロホンでの音圧p(x,ω)は、以下のマトリクス表記で表される。
Figure 0005265412
ここで、
Figure 0005265412
である。(4)式を、モード固有関数Ψを用いて書き直すと、
Figure 0005265412
となる。(6)式の両辺に固有マトリクス(モード固有関数)の逆行列(逆モード固有関数)Ψ-1を左からかけることにより、以下の(7)式が得られる。
Figure 0005265412
(7)式より、各マイクロホンでの音圧p(xk,ω)から各モードの振幅an′(ω)を求めることができる。以上の手順によって音圧分布のモード分解が行われる。
図10は、モード分解手法を適用して構成したモード分解部の構成図である。同図に示すモード分解部10は、M個のスピーカ2、K個のマイクロホン4、マイクロホン4の音圧からN個のモード振幅を導出するモード分解フィルタ6を備えている。M個のスピーカ2に信号q1 〜qM が入力されて、音響系Cの一次元音場に音が放射された場合の各マイクロホン4における音圧p1 〜pK は、それぞれ(4)式で与えられる。モード分解フィルタ6は、これらの音圧p1〜pK が入力され、(7)式によってモード0からモードN−1のモード振幅a0 〜aN-1 を算出して出力する。以上では、一次元音場の場合のモード制御について説明したが、2次元音場、3次元音場の場合も同様に考えることができる。
図11はモード制御アルゴリズムによる音場制御装置の概略構成図であり、音場制御装置はモード分解フィルタを備え、かつ、時間領域で動作するLMSアルゴリズムによって制御される適応フィルタを備えている。すなわち、音場制御装置は、タップ数がIのM個の適応フィルタを含む制御用フィルタ102と、M個のスピーカ104と、K個のマイクロホン106と、マイクロホン106の各音圧pからN′個のモード振幅を導出するモード分解手段としてのモード分割フィルタ108と、目標とするモード振幅に対する各モード振幅の誤差を算出するN′個の演算部110と、各モードの誤差に重み付けを行うN′個のモード領域誤差重み付け部112と、モード領域の誤差を時間領域の誤差に変換する領域変換フィルタ114とを備えている。
m番目の制御用フィルタ102の出力信号ym (n)は、入力信号u(n)と制御用フィルタ102の係数wm との畳み込みとして、以下の(8)式のように表される。
Figure 0005265412
この出力信号ym (n)がm番目のスピーカ104に入力されて、音響系Cの一次元音場に音が放射され、各マイクロホン106に取り込まれる。k番目のマイクロホン106における音圧pk (n)は、次式で与えられる。
Figure 0005265412
ここで、ckm(j)はm番目のスピーカ104からk番目のマイクロホン106までの音響系Cのjタップ目の係数を、wm (i)はm番目の制御用フィルタ102のiタップ目の係数をそれぞれ示している。(9)式を行列表現で書き直すと、
Figure 0005265412
となる。モード振幅a(n)は、(10)式で得られたマイクロホン106における音圧p(n)に対して、(7)式と同様の手法でモード分解を行うことにより求めることができる。すなわち、モード分割フィルタ108は、
Figure 0005265412
で与えられる演算によってモード振幅a(n)を導出する。
一方、目標応答設定部(後述する)から出力されるk番目の目標インパルス応答の出力dk (n)は、以下の(12)式で与えられる。
Figure 0005265412
ここで、hk (s)はk番目の目標インパルス応答のsタップ目の係数を示している。(12)式を行列表現で書き直すと、
Figure 0005265412
目標応答のモード振幅d′(n)は、(13)式で得られた目標応答信号d(n)に対して(7)式と同様の手法でモード分解を行うことにより求めることができる。したがって、目標応答のモード振幅d′(n)は、
Figure 0005265412
モード領域における誤差e′(n)は、(14)式で与えられる目標応答のモード振幅d′(n)から(11)式で与えられるモード振幅a(n)を引くことによって求めることができる。したがって、演算部110は、
Figure 0005265412
で与えられる演算によって、モード領域における誤差e′(n)を導出する。
次に、モード領域誤差重み付け部112は、制御するモードを選択するためにモード領域の誤差e′(n)(e′0 (n)〜e′N-1 (n))に対して、重み付け係数B(b0 〜bN′-1)による重み付けを行う。領域変換フィルタ114は、この重み付けされたモード領域の誤差にモード固有関数Ψをかけて時間領域の誤差e(n)を算出する。モード領域の誤差e′(n)に対する重み付けと、重み付けされたモード領域の誤差から時間領域の誤差への変換は、
Figure 0005265412
ここで、時間領域における誤差ベクトルe(n)の瞬時パワーe(n)T e(n)をフィルタ係数wで偏微分することによって誤差特性曲面の勾配ベクトルの瞬時推定値を求めると、
Figure 0005265412
となる。したがって、制御用フィルタ102の係数の更新は、次式によって行われる。
Figure 0005265412
ここで、μはLMSアルゴリズムのステップサイズパラメータである。
図12は、第1の音場制御装置の全体構成を示す図である。同図に示すように、音場制御装置100は、タップ数Iの個の適応フィルタを含む制御用フィルタ102、M個のスピーカ104、K個のマイクロホン106、モード分割フィルタ108、N′個の演算部110、N′個のモード領域誤差重み付け部112、領域変換フィルタ114、目標応答設定部116、モード分割フィルタ118、フィルタードx部120、LMSアルゴリズム処理部122を備えている。制御用フィルタ102、スピーカ104、マイクロホン106、モード分割フィルタ108、演算部110、モード領域誤差重み付け部112、領域変換フィルタ114は、それぞれ図11で説明した動作を行う。
目標応答設定部116は、再現したい音場空間に対応する特性(目標応答特性H)、例えば制御用フィルタ102を構成するフィルタのタップ数の半分程度の遅延時間を有する特性が設定されている。モード分割フィルタ118は、目標応答設定部116から出力される目標応答信号からN′個のモード振幅を導出して、演算部110に出力する。
フィルタードx部120は、入力信号u(n)から参照信号を作成するためのフィルタである。具体的には、フィルタードx部120は、上述したC、Ψ−1、B、Ψの各特性を有するフィルタ120a〜120dを直列接続して構成されている。LMSアルゴリズム処理部122は、領域変換フィルタ114から出力される時間領域の誤差信号e(n)及びフィルタードx部120から出力される参照信号に基づいて、上述した(18)式にしたがって制御用フィルタ102を構成する適応フィルタのフィルタ係数を調整する。図13は図12の簡略表現図である。
以上のように音圧分布をモード分解して、振幅の大きいモード、すなわち音響空間の伝達特性に悪影響を与えるモードを制御することにより、音響空間全体の伝達特性を補正することが可能となる。なお、以上は一般的にN′個のモードを対象とした例であるが、対象モードを0次と1次のようにN′=2とすれば、Ψは2×2のマトリックスになる。低次になるほどモード振幅が大きくなるから、低次のモードのみを制御することによってほぼ目的とする音響特性を実現することができ、しかも処理量を減らすことができる。
特開11−167383号公報 特許3539855号
モード制御アルゴリズムによる音場制御システムは、原理的に制御用マイクロホンの数だけの音響空間モード(定在波)を制御することができる。しかし、システム構成を小型化及び処理量を減少するために少ない数のマイクロホンを使用する。このように、マイクロホンの使用本数が少ない場合において、オーディオ信号の周波数によってマイクロホンの数より多い音響空間モード(定在波)が存在すると、該音響空間モード(定在波)を抑制することが不可能になり制御性能が悪化する問題が発生する。
例えば、車室内の音圧特性は、複数の音響空間モードのうち1次空間モードが支配的であるため、マイクロホン数を2としてこれら0次空間モードと1次空間モードを制御するようにしている。図14は、マイクロホン数を2とした場合においてモード制御を実現する車室内音響空間の説明図であり、車両CARの車室内に2つのスピーカSPKi(i=1,2)、2つのマイクロホンMICi(i=1,2)が設けられている。前後方向の長さ2.048m(メートル)を16等分して分割点に番号1、2、3、・・・17を割り振ったとき、マイクロホンMIC1は分割点4の所定高さの聴取点位置に配置され、マイクロホンMIC2は分割点14の所定高さの聴取点位置に配置されている。SPK1は車両前方に設けられ、SPK2は車両後方に設けられている。FGLはフロントガラス、RGLはリアガラス、STFは前座席、STRは後座席である。
かかる車室内音響空間においてモード制御システムの場合、周波数75Hzのオーディオ信号が入力すると、モード制御後の音圧分布特性は図15の実線で示すようになり、周波数153Hzのオーディオ信号が入力すると、図16の実線で示すようになる。なお、一点差線はモード制御の場合と同一のスピーカ、マイクロホン配置において多点適応制御したときの特性であり、点線は何らの音場制御をしないときの特性である。
これらの図を参照すると、75Hzのような1次のみの音響空間モードの強い周波数では、モード制御により該1次の音響空間モードを抑制することができる。このため、音圧分布が、何らの制御しない場合や多点適応制御(multi point control)の場合と比べて、より平坦になり改善効果が見られる。多点適応制御の特性は、何らの制御しない場合の特性が右方向にシフトしただけで改善は見られない。
一方,153Hzのような1次と2次の音響空間モードの両方が同程度あるような周波数になると、2次の音響空間モードを抑制できなくなり、結果的に音圧分布はフラットにならず、多点適応制御の場合に比べて悪くなる。すなわち、マイクロホンが2本しかないシステムでは2つのモード(0次と1次)しか制御できず、2次の音響空間モードを抑制することは不可能であり、このため、2次の音響空間モードが残り、結果的に音圧分布はフラットにならない。なお、多点適応制御の場合には、モード制御の場合に比べて良好な特性が得られている。
以上より、従来のモード制御アルゴリズムによる音場制御システムは、制御用のマイクロホンが少ないと、周波数により音圧分布特性が良い場合と悪い場合があり、トータル的にフラットな良好な音場を形成することができない問題があった。
以上から本発明の目的は、制御用のマイクロホンが少ない場合であっても、モード制御アルゴリズムのみによる場合に比べて良好な音場を形成できるようにすることである。
本発明は、入力信号を音響空間に放射する複数のスピーカ、前記複数のスピーカから放射された音声を集音する複数のマイクロホンを備え、各マイクロホンの出力信号に基づいて音場の音圧分布を制御する音場制御装置であり、周波数領域においてモード制御アルゴリズムにしたがって、音場の音圧分布をモード分解し、各モードのモード振幅が所定の値になるように制御するモード制御アルゴリズム実行部、周波数領域において適応等化アルゴリズムにしたがって、各マイクロホン位置において目標応答特性を有する空間と同等の音場を形成するよう制御する適応等化アルゴリズム実行部、離散的な周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムのどちらのアルゴリズムにより制御したほうが良好な音場を形成できるかの情報を保存する保存部、該情報に基づいて周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムの処理結果を選択する選択部、周波数領域の処理結果を時間領域に変換してスピーカに入力する変換部を備えている。
本発明によれば、離散的な周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムのどちらのアルゴリズムにより制御したほうが良好な音場を形成できるかの情報を保存しておき、この情報に基づいて周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムの処理結果を選択し、周波数毎の各アルゴリズムの処理結果を時間領域に変換してスピーカに入力するようにしたから、制御用のマイクロホンが少ない場合であっても、モード制御アルゴリズムのみによる場合に比べて良好な音場を形成することができる。
本発明の音場制御装置の概略説明図である。 本発明の音場制御装置のブロック構成図である。 良好なアルゴリズムの決定方法の説明図である。 周波数毎の良好なアルゴリズム決定装置の構成図である。 オーディオ装置に適用される適応等化システムの構成を示す図である。 適応等化アルゴリズムにしたがって複数の制御点(多点)の特性を目標応答特性にする多点適応等化システムのブロック図である。 モード説明図である。 車室内におけるモードの振幅状態を示す図である。 モード制御アルゴリズムによる音場制御の説明図である。 モード分解手法を適用して構成したモード分解部の構成図である。 モード制御アルゴリズムによる音場制御装置の概略構成図である。 モード制御アルゴリズムによる音場制御装置の全体構成を示す図である。 図12の簡略表現図である。 モード制御を実現する車室内音響空間の説明図である。 周波数75Hzのオーディオ信号が入力したときのモード制御後の音圧分布特性である。 周波数153Hz のオーディオ信号が入力したときのモード制御後の音圧分布特性である。
(A)本発明の音場制御装置の概略
図1は本発明の音場制御装置の概略説明図である。
FFT部11は時間領域のオーディオ信号u(t)を周波数領域のオーディオ信号u(f)に変換してモード制御アルゴリズム実行部12と適応等化アルゴリズム実行部13に入力する。
モード制御アルゴリズム実行部12は、図13に示す時間領域の音場制御装置を周波数領域で実行できるように変形した構成を備えており、周波数領域においてモード制御アルゴリズムにしたがって各モードのモード振幅が所定の値になるように制御する。なお、周波数領域におけるモード制御アルゴリズムでは次式
Figure 0005265412
にしたがってLMSにより制御用フィルタの係数を制御する。なお、(19)式は(18)式の時間領域に応じた係数更新アルゴリズムであり、fは、f0,f1,f2,・・・・、fN-1であり、それぞれの周波数毎に制御用フィルタ係数を計算する。
適応等化アルゴリズム実行部13は、図6に示す時間領域の多点適応等化システムを周波数領域で実行できるように変形した構成を備えており、周波数領域において適応等化アルゴリズムを実行し、各マイクロホン位置において目標応答特性を有する空間と同等の音場を形成するよう制御する。なお、周波数領域における適応等化アルゴリズムでは次式
Figure 0005265412
にしたがってLMSにより制御用フィルタの係数を制御する。なお、fは、f0,f1,f2,・・・・、fN-1であり、それぞれの周波数毎に制御用フィルタ係数を計算する。
保存部14は、前もって、離散的な周波数毎に、モード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムのどちらで制御したほうが良好な音場、すなわちフラットな音場を形成できるか調べ、周波数毎に良好な特性を示すアルゴリズムを選択するためのデータを保存している。
選択部15は保存部14に保存されている保存情報に基づいて周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムの一方の処理結果を選択してIFFT部16に入力し、IFFT部16は入力された周波数領域のオーディオ信号を時間領域のオーディオ信号に変換してスピーカ17に入力する。
以上のように、本発明によれば、モード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムを併用して周波数毎に良好なアルゴリズムの処理結果を選択して周波数領域のオーディオ信号を時間領域のオーディオ信号に変換してスピーカに入力するようにしたからモード制御アルゴリズムのみによる場合に比べて良好な音場を形成することができる。
(B)実施例
図2は本発明の音場制御装置の実施例ブロック構成図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。なお、車室内音響空間は図14に示すように車両CARの車室内に2つのスピーカSPKi(i=1,2)、2つのマイクロホンMICi(i=1,2)が設けられているものとする。
音場制御装置は、図1で説明したFFT部11、モード制御アルゴリズム実行部12、適応等化アルゴリズム実行部13、保存部14、選択部15、IFFT部16を備え、その他にFFT部11の出力信号の複素共役を演算して出力する複素共役演算部21、マイクロホン(図示せず)の出力信号を周波数領域に変換するFFT部22を備えている。
選択部15は、2つのスイッチ部15a、15bを備え、保存部14の保存情報を用いて周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムの一方の処理結果を選択してLMSアルゴリズム処理部122に入力する。LMSアルゴリズム処理部122は同様に保存情報に基づいて周波数毎に(19)式あるいは(20)式の演算を行なって制御フィルタ102の係数を決定し、制御フィルタ102は周波数領域のオーディオ信号u(f)に該決定されたフィルタ係数を乗算し、乗算結果をIFFT部16に入力する。IFFT部16は入力された周波数領域のオーディオ信号を時間領域のオーディオ信号に変換してスピーカSPKi(i=1,2)(図14)に入力する。
モード制御アルゴリズム実行部12および適応等化アルゴリズム実行部13は、図6および図13に示す構成要素のうち共通化可能な部分を共通化して構成されており、適応フィルタ(制御フィルタ)102、目標応答設定部116、信号処理フィルタ120a、LMSアルゴリズム処理部122が共通化されている。なお、図2において、図6および図13と同一部分には同一符号を付している。スイッチ部15a、15bが所定周波数について端子B側の信号を選択することにより、図2の音場制御装置は該周波数についてモード制御アルゴリズム実行部12として動作し、端子A側の信号を選択することにより、該周波数について適応等化アルゴリズム実行部13として動作する。
・動作
図2の音場制御装置において、スイッチ15a、15bは保存部14の保存情報に基づいて周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムの一方の処理結果を選択して出力するように切り替えられている。
FFT部11は時間領域のオーディオ信号u(t)を周波数領域のオーディオ信号u(f)に変換して出力する。FFT部11以降の図2の音場制御装置は、スイッチ15a、15bによりモード制御アルゴリズムの処理結果(入力端子B側信号)が選択された周波数については、モード制御アルゴリズム実行部12として動作し、適応等化アルゴリズムの処理結果(入力端子A側信号)が選択された周波数については、適応等化アルゴリズム実行部12として動作する。
このため、制御フィルタ102は、スイッチ15a、15bによりモード制御アルゴリズムの処理結果が選択された周波数については、モード制御アルゴリズムの処理結果であるオーディオ信号を出力し、スイッチ15a、15bにより適応等化アルゴリズムの処理結果が選択された周波数については、適応等化アルゴリズムの処理結果であるオーディオ信号を出力する。
IFFT部16は、入力された周波数領域のオーディオ信号を時間領域のオーディオ信号に変換してスピーカSPKi(i=1,2)に入力して車室内に音を出力する。車室内の適所に配置されたマイクロホンMICi(i=1,2) (図14)による検出信号はFFT 22に入力され、ここで周波数領域の検出信号に変換される。
以後、モード制御アルゴリズムあるいは適応等化アルゴリズムにしたがった処理が行われ、スイッチ15a、15bに各処理結果が入力され、該スイッチ15a、15bにより所定の処理結果が選択されて上記制御が繰り返される。
以上より、周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムのうち良好な音場を形成できるアルゴリズムの処理結果を選択するようにしたから、一方のアルゴリズム単独で音場を形成する場合に比べて良好な音場を形成することが可能となった。
(C)良好なアルゴリズムの決定方法
車室内の実際の音圧分布と、モード空間周波数を用いて模擬した車室内の音響空間における音圧分布との差(誤差パワー)e2はモード空間周波数により調整することができる。この場合、実際の音圧分布において一次モードが他のモードのレベルより大きければ、図3(A)に示すように、一次モードのモード空間周波数Fn1においてのみ誤差パワーが小さくなる。しかし、実際の音圧分布において一次モードに加えて他のモード(例えば2次モード)のレベルが大きいと、図3(B)に示すように該一次モードのモード空間周波数Fn1および2次モードのモード空間周波数Fn2において誤差パワーが小さくなる。
モード制御アルゴリズムではマイクロホンが2つの場合、0次モードと1次モードを制御できるが、2次モードを抑制制御することができない。したがって、図3(A)に示すように、最小ピーク点が1つの場合には、モード制御アルゴリズムにより良好な音場を形成できるが、最小ピーク点が2つ以上の場合には、良好な音場を形成できず、適応等化アルゴリズムの方が良好な音場を形成することができる。そこで、最小ピーク点が1つの場合には、モード制御アルゴリズムを選択し、最小ピーク点が2つ以上の場合には、適応等化アルゴリズムを選択する。
図4は周波数毎の良好なアルゴリズムを決定する装置の構成図である。なお、マイクロホン、スピーカは図14に示すように配置されているものとする。かかる車室内における伝達特性を測定するために、各スピーカSPK1,SPK2により同時に所定周波数の測定音を発生する。インパルス応答測定部31は各マイクロホンMIC1,MIC2の検出信号よりインパルス応答IRk(k=1,2)を測定する。伝達特性生成部32は各測定インパルス応答をフーリエ変換して伝達特性Hk(xk、fc)(k=1,2)を得る。xk(k=1,2)はマイクロホン位置座標である。
各マイクロホンにおける伝達特性が求まれば、音圧分布算出部33は次式に従い、モード空間周波数fcでの音圧分布 p(xk,fc) を計算する。Re( )は複素数の実部を意味し、Im( )は虚部を意味する。
Figure 0005265412
但し、モード中心周波数fcは、ユーザーのリスニングポイントの高さでの水平断面の前後寸法をL1、制御したい音響空間モードの前後方向の次数n(n=1)とすれば、次式
Figure 0005265412
により与えられる。
すなわち、音圧分布算出部33は振幅制御すべきモードのモード中心周波数fcにおける前記伝達関数の実数部分及び虚数部分を計算し、該実数部分が正であれば、前記実数部分と虚数部分の二乗の和の平方根を正の音圧として出力し、負であれば前記平方根を負の音圧として出力する
音圧分布模擬部34は、モード空間周波数、その正弦関数及び余弦関数の振幅をパラメータとして一般調和解析により車室内の音響空間における音圧分布を模擬する。すなわち、車室内には図7で説明したように複数の音響空間モード(定在波)が存在し、それらが合成して車室内の所定観測点における音圧となる。このため、車室内の音響特性はモード空間周波数及びその正弦関数、余弦関数を用いて一般調和解析により表現でき、xの位置の音圧p′(x,ω)は一般的に次式
Figure 0005265412
により表現できる。ただし、K はマイクロホン数、xkは各マイクロホン位置、Nは音響空間モード数、Fnは音響空間モードnのモード空間周波数である。
ついで、誤差パワー調整部35は (22a)式で模擬する音圧分布が前記測定した音圧分布p(xk,fc)と同等となるようにモード空間周波数を調整する。すなわち、次式
Figure 0005265412
が最小となるように空間モード周波数Fnを調整する。換言すれば、誤差音圧パワー調整部35は、各マイクロホン位置における実際の音圧と模擬した音圧の差の二乗が最小ピーク値を示す空間モード周波数Fn を求め、最小ピーク点が1つの場合には、モード制御アルゴリズムを選択し、最小ピーク点が2つ以上の場合には、適応等化アルゴリズムを選択するようアルゴリズム選択情報を決定して保存部14に保存する。以後、周波数毎に上記制御を繰り返して離散的周波数毎にアルゴリズム選択情報を保存部14に格納する。
以上本発明によれば、制御用のマイクロホンが少ない場合であっても、モード制御アルゴリズムのみによる場合に比べて良好な音場を形成することができる。
11 FFT部
12 モード制御アルゴリズム実行部
13 適応等化アルゴリズム実行部
14 保存部
15 選択部
16 IFFT部
17 スピーカ

Claims (1)

  1. 入力信号を音響空間に放射する複数のスピーカ、前記複数のスピーカから放射された音声を集音する複数のマイクロホンを備え、各マイクロホンの出力信号に基づいて音場の音圧分布を制御する音場制御装置において、
    周波数領域においてモード制御アルゴリズムにしたがって、音場の音圧分布をモード分解し、各モードのモード振幅が所定の値になるように制御するモード制御アルゴリズム実行部、
    周波数領域において適応等化アルゴリズムにしたがって、各マイクロホン位置において目標応答特性を有する空間と同等の音場を形成するよう制御する適応等化アルゴリズム実行部、
    離散的な周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムのどちらのアルゴリズムにより制御したほうが良好な音場を形成できるかの情報を保存する保存部、
    該情報に基づいて周波数毎にモード制御アルゴリズムと適応等化アルゴリズムの処理結果を選択する選択部、
    周波数領域の処理結果を時間領域に変換してスピーカに入力する変換部、
    を備えたことを特徴とする音場制御装置。
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